Reader Store
介護未満の父に起きたこと(新潮新書)
介護未満の父に起きたこと(新潮新書)
ジェーン・スー/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

69件)
4.0
14
31
15
1
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まだ大丈夫と思っていても、いつか必ずやってくる親の介護問題。介護認定の付かない「介護未満」だが支援は必要という状態が、もしかしたらいちばん大変なのかもしれない。 特に母親が先に亡くなり、生活能力ゼロの父親がひとり残されたら、私たちはどう生きるか問題が待った無しに襲ってくる。 また、本書は娘が割と近くに住んでいて、経済的なサポートも可能という恵まれたケースだが、そうでない場合は… 我が家のケースに当てはめて、色々考えてしまうが、ビジネスライクに支援プランを立て、お互いをプロジェクトメンバーとして取り組もうという姿勢、スマート介護の導入の話は参考になった。

    11
    投稿日: 2025.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    老人以上、介護未満の状態とは家族のみでサポートする必要がある。近い将来我が身にも降りかかるであろうことであり、介護を自分事として捉える良い機会になった。とは言え、本当の介護はもっとさらに大変なのかもしれないが。 愛情と業務を分離し、ケアを共同プロジェクトとして脳内変換するのはとても良い考えだなと思った。

    1
    投稿日: 2025.12.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    暗いと思われる介護を面白おかしく伝えてる。避けては通れぬ親のお世話。そんな心意気で軽い感じで行きたいものだ。

    1
    投稿日: 2025.12.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ジェーンスーさんのポッドキャストはずっと聴いていたし、ドラマも本も読んでいたので、お父様のことは少しは知っていましたが、親はどんどん歳をとってできなくなることが増えるのは当たり前なのだけれど驚きました。スーさん、大変だったねぇと友達目線であっという間に読み終わりました。

    2
    投稿日: 2025.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あくまでも彼女の家の物語で、そこには少しの共感しか見出せず。やはり彼女は短いエッセイの方が向いている。介護という意味で共感ポイントもあったが、同じ話が冗長に繰り返されるのと、さまざまな例えがあまりしっくりこなかったな。

    8
    投稿日: 2025.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お父様の介護にまつわるあれこれを大変丁寧にかつ面白く書いてあり、とても参考になった。もう介護をすることはないが、介護をしてもらう時にも参考にしたい。

    1
    投稿日: 2025.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    エッセイストによる饒舌な新書。 筆者のご父君は介護未満だけれど、介護に関わっている人にも頷きポイントの多い一冊。 個人的な話をすると、我が家は父が認知症で要介護三。キーパーソンは父と同年の妻である私の母。私は普段は別居なので月に2〜4回週末に二泊するというサポート役の立ち位置。それでも本書を読んでいて頷きが止まらなかったし、気になるフレーズを書き留めまくりました。 まず、筆者はかなり冷静で理知的。ドライにサポートを進めようとするんだけれど、きちんと感情もある。「自分から手を出しておいて、感謝が十分でないと傷ついてしまう」とか「孤軍奮闘は効率がいいが、その分ぽっかり心に穴があくのだ」とか、誰しも思うことなんだなと何だかホッとしたりして。 「父が精神的・肉体的に健やかなひとり暮らしを一日でも長く続ける」という彼女の目標は、「両親がなるべく長く穏やかにふたり暮らしを続ける」ことをサポートの目標に掲げる自分と重なるものがあって、とにかく共感の嵐。 四十代以上のすべての人にぜひ読んでほしい一冊。たぶん私は兄にこれをあげると思う。普段実家にノータッチの兄よ、読んでくれ。

    3
    投稿日: 2025.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。間もなく我が身に起こるコトだし、更にもう少ししたら、自分や夫が衰えていく側になるんだと痛感した。宅配便の段ボール箱やペットボトルのふたが開けられなくなる日がくるなんて!

    0
    投稿日: 2025.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    介護未満が長く続くのも実際なかなか大変だと思う。 自分の生活を守りながら親の人生の終わりをいかに快適に、何より自分に後悔のないよう支えていかねばならない。 そしてそれは労力のみならずお金もかかる。 いっそ介護度が上がれば介護保険で、、 いやいや、親にはとにかく健康寿命を意識してもらいたい とか言ってる自分の未来は介護保険さえまともに機能してるかあやしい 心身の健康第一 今回の本はちょっと間延び感があったけど、スーさんのお父さんが元気でいらっしゃるのは幸いだ

    1
    投稿日: 2025.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    数年にわたる出来事を記してるので、要約して書かれているが、それでも長く感じたのは否めない。ただ、実際人がどのように老いていくのか、どのような備えが必要なのかという点は参考になった。最後の結びがとても良かったと思う。

    0
    投稿日: 2025.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    598.4ス 一人暮らしをする高齢の父。要介護まではいかないが、日々できないことが増えていく父を支えた娘の5年間をつづっている。親の介護がくるころの自分を想像し心構えができる本

    0
    投稿日: 2025.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    https://x.com/nobushiromasaki/status/1995090843741687889?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

    0
    投稿日: 2025.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    介護問題がまだまだ先とは言えないものの、どこか他人事のように考えていた。 が、ふと書店でこの本を立ち読みして、介護未満、介護認定は受けないけどちょっとずつ衰えていくという状況というのもあり得るのか…と思って興味を持ち即購入。 ユーモアを交えて書かれているので、面白く読めたが、介護未満の支援自体は試行錯誤とアップデートが必要で大変だなあと思った。 写真をLINEで送ってもらい日々の食事の確認をするなど、介護にネットやITが役立つのが目から鱗。 介護する側だけでなく、される側になるときの心の備えとしてもよい一冊。

    4
    投稿日: 2025.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「成長」ではなく「維持」 すべてはトライアル&エラー 全ての人において同じパターンはないだろうが、情報が頭に入っているのと入ってないのでは初動が違う。 知っていたことも、知らなかったことも、教えてくれた筆者に感謝。 頭の中が整理されたような気がする。 今は介護する側であるが、そのうちにすぐ自分が介護される側になる。 それを踏まえて介護に携わっていかなければならない。

    0
    投稿日: 2025.11.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルにひかれて購入。 親に対して愛情があっても老いてゆく親とどうやって関係を構築していくか?親の老いにどう対処していくのがお互いにいいのか?考えることは色々とあるけれど正解などない。なんて分かっていても考えるのが親の老後。 親との関係の再構築、親との距離感、ただ漠然と考えていたものに色がついたようでした。

    0
    投稿日: 2025.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ●読前#介護未満の父に起きたこと ジェーン・スーさん、著作があるのは知っているが未読。ポッドキャストでも名前をみることはありずっと気になり続けていた。日に日にできないことが増えていく父親の5年間の介護をどう表現されているか興味がわいたので読んでみたい https://amzn.to/45Yhoxh ●読後#介護未満の父に起きたこと 中盤までは、実母の軽い介護と状況が似ていて「そうそう、そんなこともあったなぁ」と思い出を振り返りながら楽しめた。しかし、83歳でガールフレンドができ面倒みてもらえるような父であり、そんな父に起きたことには興味が薄れ後は流し読み https://amzn.to/45Yhoxh ●心に響いたフレーズ&目次 #介護未満の父に起きたこと https://mnkt.jp/blogm/b250820a/

    16
    投稿日: 2025.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    介護未満という状況がまさに自分の父親のことに思えた。 そうか、そういうフェーズなのかと。 当たり前のように老いていく両親から目を逸らしていたけど、自分がジェーン・スーさんみたいに親の健康を願ってモーレツにサポートができるか?と問われて明朗なYesを返せる自信がない。 ただ、お互いが健やかに過ごせるようにと同居しない選択をするということは、何かしらの金銭的なサポートや福祉のサポートに頼ることも必要と学んだ。 ジェーンさんみたいに年老いた親とヘルシーな関係性を作るためには何より親のことをよくわかっていないといけないし、その上で起こりうるトラブルを未然に防ぐ先回りアクションを実行、なんならそれらを全てプロジェクトのタスクとして落として実行していくという発想が面白い。 自分が関われる得意なことに介護も置き換えて考えるといいのかも…そんな斬新な気づき頂きました。 父と娘の関係性って、どの家もこんな感じなのかも。 介護入門みたいな避けていた問題を想起させてもらえた良書。 相変わらずジェーンさん、好きです。 この感じ。

    12
    投稿日: 2025.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=jB9xfsPVHA01PLS1i1UYEQ%3D%3D

    0
    投稿日: 2025.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の文体は好きなのですが、 お父様の態度に呆れ、そちらの方ばかり気になってしまい、読み進めるのを諦めました! 自分では家事を全くしないのに、冷凍食品は食べない、冷めたものには手をつけない等々、家の中の仕事の大変さに無頓着すぎでは?と感じました

    0
    投稿日: 2025.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    他人事ではない。 前期高齢者、後期高齢者世代の親がいる わたしが今知るべき情報がつまっていた。 プロジェクト、フジロックフェスティバルに例えられ、笑い事でない現実と立ち向かうスーさん。 包み隠さず、書いてくださったことに、感謝! 介護未満のバイブルです。

    0
    投稿日: 2025.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子育てと同じで、家族とて「別人格」と割り切って、本人が望む範囲で手助けをする。 しかし、子育てと介護の違いは、目的が「成長」ではなく「維持」になるということ。いくら頑張ったところで、現状維持以外のリターンがなくて、介護する側の気持ちを保つのが難しい。だからこそ決して感情的になりすぎず、ビジネスライクに、お互い機嫌良く向き合う関係を提唱されている。 とはいえ、どこまで手出し口出しをするのかの塩梅が本当に難しいところだし、最低限にしたところで、生活援助の継続は時間的にも経済的にもしんどそうだった。生放送の数分前に救急車手配するってすごすぎ。。わたしには無理だと思ってしまった。あぁ、親の老いも、いつかは来る自分の老いも向き合いたくないな〜泣 ・介護認定されるまで(フレイル)が長い ・あくまで本人の「精神的・肉体的に健やかなひとり暮らし」を維持するプロジェクトに、並列で参加するという意識。お互いが、同じ目的をもってプロジェクトに参加しているという認識を共有 ・3食の写真をLINEで共有 ・Uber eats やヘルパーさんの活用 ・ヘルパーさんは相性がある ・痩せると怪我の深刻度が増す ・老いゆく人にとって「決めること」は負荷の強い作業 ・恒例イベントを作って、筋力・食欲・会話を観察 ・一つ目は身体的虚弱、二つ目は心と認知の虚弱、三つ目は閉じこもりや孤食など社会性の虚弱。どれかひとつにガタがくると、残りの二つも自動的に弱ってくる。三つのバランスがなにより肝 ・鳥とは言え誰かに必要とされている状態が恒常的にあることが、精神を健やかに保っている ・スリッパは履く時に転倒しやすい

    1
    投稿日: 2025.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    “老人以上 介護未満”の82歳の父を  同居していない“独身の一人娘”が仕事しながら 父のケアに奔走した5年間(父➖82〜87歳)の記録である。 母ではなく父が残されるケースだ。 それも昔の男性なので 家事・育児はほとんど妻に任せきりで 仕事に没頭してきた、没頭出来た時代の男性である。 母が残された場合は もう少し事情が違ってくると思う。 仕事をしながらの独身の一人娘にとっては かなりハードルが高い。日本の介護事情は良くなっているとはいえ、それぞれの段階があり、複雑。 お金の問題も。 親子と言えども他人。 ある意味 “父の人生”でもある。 これからは高齢社会。みんなが大なり小なり関わって来る問題だ。他人事ではない。 色々考えさせられました。

    0
    投稿日: 2025.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    よくこの著者のラジオを聴いていて、本を出したというので読んでみた。 一人暮らしの高齢の父親の暮らしを、ビジネスライクにサポートした5年間について書いている。 娘の立場で「大変だなぁ」という感想よりも、父親の立場で、こんなにお金も手間もかけてくれる娘がいて、「本当に幸せな老後だなぁ」という感想を持った。家に出入りして家事をしてくれる女性たちもおり、会食に誘ってくれる人もおり、何と恵まれていることか! 普通はここまでしてくれる娘はいないから、自分で備えなくてはいけない。今の生活をしつつも幸せな老後を迎える準備は大事だが、自分や家族のこととなれば、ビジネスライクに考えられるだろうか?と思う。

    0
    投稿日: 2025.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ここまでちゃんとお父さんのひとり暮らしのサポートをしてるなんて頭が下がる。 民間のヘルパーさんに週3回来てもらったり(月15万)、Uber Eatsで定食や中華やピザを頼んだり、Amazonで必要なものを買い揃えたり。遠隔操作で見守りったりアプリを使ってタクシー呼んでその後の様子もスマホで確認できたりと、今はすごい便利になっているのも驚いた。 高齢になるといかに体重を減らさないようにするかがとても大事なんだね。 ちゃんとタンパク質を摂っているか栄養が偏ってないか、著者もそのことをすごく気にかけていて毎回、食べたメニューの写真を撮ってラインで送ってもらっているみたい。 でも80歳すぎてそのことを忘れず、毎回ちゃんと送れる(スマホの操作も含めて)お父上が素晴らしいね。 驚いたことにガールフレンドたちもいて食事の内容が明らかに豪華(ビーフ・ストロガノフや金目鯛の煮付け,ちらし寿司)になってるとか部屋もトイレもきれいに維持できてるとか(ヘルパーさんが入ってない時期に) さすがだわ。個性の強い人みたいだけど、清潔感でおしゃれ、あと自慢話しはせず、マウントもとろうとしないってとこがモテるにではないかと著者の分析。 文鳥のピーコが逃げてしまったのは可哀想だったね。 また飼ってあげたそうだけど、やっぱ愛でるペットがいるって生きる張り合いになるんだろうなぁ。 このエッセイはお父上が82歳から87歳まで、その間にコロナになったり、脱水症状で救急車で運ばれたり、水頭症の手術をしたり、転倒して鼻と小指を骨折したり(足や大腿骨じゃなくてほんとよかった)と色々あったけど、 今でも現状維持でおひとりで暮らしているご様子。 認知症の兆しもいっさいないみたいだし、この調子で一日でも長く過ごしてもらいたいと娘じゃない私も思ったよ。

    0
    投稿日: 2025.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ありそうでなかった介護未満の両親への対応について触れた本書。 要介護認定や、まだ介護が必要ない方へのサポートである介護予防サービスの存在を知ることができて有り難かった。

    9
    投稿日: 2025.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    親の介護がテーマとのことで、暗くなりそうなところをジェーン・スー節で明るく(?)読みやすくなっていたので、苦にならずに読めた。 結構面白かったけど、実際に自分のケースに当てはまるかというとそれはまた別の問題なので参考になるかどうかは微妙かもしれない。。

    0
    投稿日: 2025.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まさに現在、私の父親も82歳で介護未満。 ただ7歳年下の母も健在なので著者に比べたら、環境的に恵まれているけれど、それでも老々介護をしている、されている両親のことは心配である。 母が75歳なので、自分のことは勿論、持病持ちの父の世話までしている事実が頭では大変だと理解しつつもぼんやりしていたけれど、問題を先送りにせず子どもなりに介入していくフェーズに来ていることを実感した。 シリアスなテーマにも関わらず、テンポ良く、著者の父親の性格が我が父にちょっと似ているところもあり、笑える箇所も多々あり。 時にコミカルでくすっと笑える親子のやり取りにほっこりした。

    1
    投稿日: 2025.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さすが、スーさん、圧巻です。家族を介護する(介護未満だから、介助、かな?)うえでの葛藤、やりきれない思い、罪悪感と怒りがないまぜになった感情に何とも言えず胸が締めつけられるし、ビジネス書を頼りに冷静な問題解決を図っていく姿には感嘆し、憧れる。仕事だったら、万全に準備すれば一定水準の成果が上げられるけど、終わりが見えず、冷静になることが難しい家族との関係性で、思ったような成果は上げられず、かつ重要度がむちゃくちゃ高いプロジェクト、まじでそのストレスたるや、仕事の比ではないよな⋯これに働きながら対応していかなきゃいけないって、無理ゲーだよな、って実感。自分の親ももうすぐ70歳。どうしていくか、今のうちに親と一緒に考えておきたい。と思う一方、個人ではなく社会が来る大介護時代に本腰入れて向き合っていかなきゃなと。最後にはお父様のポジティブ面を書き残すスーさんに、優しさを感じました。

    0
    投稿日: 2025.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは、我が父にも通じるものがあるはず!!と思い読んだ一冊です。 私は父とは離れて暮らしているので、作者のジェーン・スーさんのように父のところに行って大掃除とか、ひと月に一度墓参りで会うとかができません。そして、うちの父は家電しか使っていないので、食事の内容をlineで送ってもらうとかもできません。せいぜいできるのは、土日に電話して生活の様子を聞いたり、今日何を食べるかを聞いたり、電子レンジを信用しない父にも扱えるレトルト食品を送るくらいです。 うちのミックジャガー(父)も体重が落ちました。高齢者あるあるなのでしょうか。私に体重を言ってくるのですが「……私の肉を分けて差し上げたい…」と思う体重に。以前はがっちり体型だったのに。栄養が足りていないのでは?と思い話を聞くとちゃんと肉や魚、たまごを食べている様子。ここでミックジャガーのように近くにお世話をしてくれるガールフレンドがいてくれたら!!と歯噛みをするのです。 救いといえば救いなのは、物があふれている系の汚部屋ではないことでしょうか。確かに父宅もごちゃごちゃしてはいますが、一部分のみ。ちゃんと床が見えるだけよしとします。でも、年末に帰省して拭き掃除をしたら、ほこりがわんさかたまっているのだろうなぁとは思っています。 本当に高齢の親がいる人は読んでおいた方がいい一冊でした。父はなぜ、なにもしないのか?できないのか?謎は深まるばかりです。

    0
    投稿日: 2025.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    老いるとはどういうことか 観念や理屈ではなく、生活するという現実的な視点において。 誰もが無視できない、自分や家族のこととして。 介護とは家族の為より高齢者の為という視点に乏しいのが気になるが、それだって理想論なのだ。 ちなみに、自然と周りから手を差し伸べられる高齢者として、身綺麗にしていることと、自慢話をしないことが挙げられていて、深く頷いた

    0
    投稿日: 2025.10.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは自分の親が80歳前後の人にとって共感しかないわ。しかも父親。この年代の男性は少なからずこの様な生態で老いていると思う。 この本を読んで世の男性たちは(女性も)生活力や清潔の大切さを重く受け取ったら良いよ。 老いて行く人から“老い”を学び、認知のしっかりしているうちは、どう老いるか自分で選択していきたい。

    17
    投稿日: 2025.10.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    介護イコール子どもが見る。ストレスが溜まり良い関係にならないこともある。気長に無理せず最期までを見届ける事ができる関係性はとても大事だ。 今までの介護感が変わった。

    15
    投稿日: 2025.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    251022:ジュンク堂名古屋駅店で購入 251024:読了 部屋を片付けて、食事を記録するシステムを親と作るところがすごい。

    0
    投稿日: 2025.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ジェーン・スーさんというとエッセイストの印象です。ただ、本作のタイトルだけを見るとルポ・ドキュメンタリな雰囲気。 やや癖のある父上の弱りつつある現状とその対処への奮闘を綴ったのが本書であります。介護認定を受けるには元気、でもいつ倒れても・弱ってもおかしくない。そんな親を支える一人娘。父親の資力も多くはなく、娘も自営の一人暮らし。片方が倒れると共倒れとなりかねないなか、筆者は父親の健康な独り暮らしを引き延ばすべく奮闘する。 ・・・ これまで介護に関する類書を少しは読みましたが、この本はもうユーモアあふれるエッセイ、という感じで暗さが余り見受けられません。 むしろ光るワードチョイスで、父親への怒りが笑いへと昇華されます。 親の面倒(汚部屋の片づけ)を「フジロック」になぞらえ、父親は外タレ(ミック・ジャガー)、娘(筆者)はプロモーター。イベントを成功裏に収めるため、我儘なタレントにへいこらしつつ、イベントを終わらせるように奮闘する娘。 また、父の体重が減らぬよう、現状維持を目指すさまを「カーレース」に例えるのも良かった。父親はドライバー、娘(筆者)はメカニック。パフォーマンスは体重の上下、といったところ。パフォーマンスが悪い(体重がへる)時、それはドライバーの責任か、メカニックが悪いのか。もちろん時々で原因は異なりますが、目的はパフォーマンスの向上(この場合は体重維持)。 たとえ話をすることで、感情論に走りがちな親子関係を冷静なめで捉えなおすことができるのでしょう。 ・・・ その他、LINEでの食事状況の確認や、お取り寄せ系の食品で父親の食欲を「釣る」など、フィットするしないは各家庭であろうかとは思いますが、食事のとらせ方としては参考にはなりました。 また、父親の病院のスケジュールを娘のグーグルカレンダーかなんかに入れ、父の家にアレクサみたいなのを導入し、父親のスケジュールを朝に読み上げさせるとか。 持てるテクノロジーを可能な限り使い、一人っ子と一人親の沿革介護を行ううえでのひとつの解となりうる話かと思います。 ・・・ ということでジェーン・スー氏の介護系エッセイでした。 重たくなく、というかむしろ笑いつつ読める良書でした。 親と離れて暮らす方、親御さんが70代80代以降の方にはおすすめ出来る作品かと思います。

    0
    投稿日: 2025.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者はよく知っているけど、今までは年代が違うので考え方がちょっと違うなとあまり接点を感じなかった。 しかし、今回は父親の年齢がほぼ同じということ、介護未満というキーワードでの初読み。 80歳後半からの衰えが、明らかにわが父にシンクロしている。 ビジネスライクな接し方、ナイス!イラっと来るツボもうなずける。 5章をもう少し詳しく知りたい。 そして、これから先のことも・・・ Amazon Echo ShowはじめのITの介護利用、とても参考になった。

    7
    投稿日: 2025.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    介護の前段階にこんなにも大変なことが起こるとは、知らなかったし、分からなかった。 私の親も後期高齢者なので、とても他人事とは思えない。 『「地域包括センター」なるものに連絡する』ことが大事なことが早めに分かって、本当に良かった。今後の参考にしたい。

    14
    投稿日: 2025.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    書店で目にした時から気になるタイトルだな、とは思っていた。その後、順調に売れているみたいだし、書評で目にすることもあったので、それなら是非ってことで入手・読了。要介護認定が出て、その後に受けられるサービスだったりを扱った書は多く存在するけど、実際のところ、ニーズが高いのは本書で扱われるあたりなのではないか、と。加齢とともに確実にやれることが限定されてくる。それに気づいたときにはもうコトが起こってました、ってことが多そうだけど、そうならないための心がけ集、みたいな感じ。健康年齢延伸に打ってつけの書。

    0
    投稿日: 2025.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    母が亡くなり3年。遠方で一人暮らしをしている83歳の父。年のわりにまだまだ元気で凄いなと尊敬するけど、母を亡くしてどんなに辛かったかと思う。母と暮らした一軒家で、元気なうちは過ごしたいという願いが強いようなので、それを尊重してあげたいなと思っている所にこの本に出会った。 これからの父と私に待っている近い未来のために、明るい気持ちで向き合いたいと思えた。

    1
    投稿日: 2025.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    当たり前の事だか、人は生きている限り何時か老いる。 それまで当たり前に出来ていた事が出来なくなり、騙し騙しやっていた生活が、様々な理由で一人では回せなくなる日がやって来る。 この本はラジオパーソナリティでありコラムニストでもあるジェーン・スーさんのコロナ禍を挟む5年間の独り暮らしをされている80代のお父さまの『介護前夜』状態の生活のケアの記録である。 とても読みやすい語り口でサラサラと読めてしまったが、読後高齢の両親がいる私としてはこの本に描かれている事は全く他人事ではなくて今後の参考にはとてもなったけれども、反面『私まだまだ元気で頑張っていかなくちゃ』等、色々深く考え出すと漠然とした不安が湧いてきたりして何とも複雑な気持ちになった。

    0
    投稿日: 2025.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白くて一気読み。親の介護は誰にとっても人ごとでは無い。いきなり介護が必要になるケースばかりではなく、介護未満の状態が多かれ少なかれあるケースが多いわけで、その部分について知る非常に具体的に記されており、知らないこと、驚くことも多々あった。 ただ、母のお墓参りで月に一度会うことができる、お互いに都内に住んでいる、著者が働いており経済力がある、というこの著者のケースは非常に恵まれており、一般化できる話では決してないと思う。かなり離れて住んでいたら月に一度顔を合わせるのも難しいだろうし、地方在住ではウーバーイーツで食事を頼んであげることもできないだろう。その場合、事態はもっと悲惨だろうなと思う。 介護の前にどのような介護未満の状態が来るかということを具体的に知る事ができたのは意義深い。

    0
    投稿日: 2025.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うちは父が今年71、母が68歳。幸い2人とも元気で、この本の内容がピンと来なかったというのが正直なところ。ピンと来て、★5つにしてしまう日が来てしまうのかとドキドキする。。

    0
    投稿日: 2025.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    歳を取っていくと少しずつできないことが増えていく そんな介護までは必要ないが、できなくなっていくことにどうビジネスライクに問題解決を図っていくか、という話 この著者はオーバーザサンといい、このような今まであまり注目されていなかった狭間にスポットライトを当てるのが上手い 制度を知るというよりは今後親世代にこういうことが起こりうるという事象を知る上で良いし、あまりにもエピソードが面白く一気読みをした 後半端折られてしまった85歳以降の話ももう少し詳細に読めればなお良かった 幸いにもまだ自分の親に対して適用しなくても良いのだが、将来に向けてのウォーミングアップとして良い読み物である

    0
    投稿日: 2025.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    要介護状態からの親への関わりについて書かれている本は沢山あるけど、その前段階である自立と要介護の狭間にある親への支援について書かれている本は殆どないんじゃないかな。 正直なところ、親との物理的な距離感や経済的な制約など、ジェーン・スーさんがお父様に行ったような支援通りに行うことは難しいと思う。 だけど、さすがジェーン・スーさんで、親が老いていく過程における鑑識眼は解像度が高い。 親の老いへの気づきにおいて、とても参考になる内容だった。

    7
    投稿日: 2025.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ジェーン・スーさんと私、少し似ているところがあると感じた。 介護しているようで、自分が安心したいからあれこれやってしまうということ。 その通りだと、戒めにしよう。 それにしても、介護に財力は大事だなーと思った。私はジェーン・スーさんのように稼げないから、してあげられることも少ないのが残念。

    0
    投稿日: 2025.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気になってたんです、この本。 図書館にあったのですかさず借りて速読しました! 義父と同じ匂いが。。 私の父では無いので少々角度は違いますが、心の中で思っている事は一緒。笑 ジェーン・スーさんはコラムニストでいらっしゃるので苦労話も笑えます。例えが面白い! 私は自分の祖父母、父、そして義母も見送っているので経験値は豊富な方ですが、人って皆んな均一じゃないからそれぞれ対応を変えなきゃならない。だからその度凹むんです。 なのでその都度心に優しい本を読むのです。 この本は都会にお住まいの一人暮らしの父に対する支援なのであまり参考にならない所はありましたが、スーさんの気持ちに共感でき、アレクサの新しい使い方も学べました笑 介護未満だけど、出来ない事が増えていくのを毎日見守るのって辛いんだよな〜〜〜。 振り切ってくれた方が案外楽な事もある。 悩んだらまた本を読もう! そして新しい情報をインプット!

    10
    投稿日: 2025.10.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今年の夏は、親の老いを実感することが多かった。それも出産以外で入院したことがなく、持病もない、健康診断では体重以外がA判定な母の。人はある時突然要介護になるのではなく、ジワジワ老いていくのだ。そんなジワジワの音が聞こえてきた夏だった。 元々本書を手に取ったのは、大好きなラジオパーソナリティの新刊だったから。だが読み進めるうちに、私にもいる介護未満な親のことを思わずにはいられない内容だった。私は親の自立した生活を、どこまで支えてあげられるだろうか。少なくとも、著者のような手厚い経済的援助は無理なので、その時は自分のできる範囲で出来ることを模索していかなくては。

    4
    投稿日: 2025.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    我が家にも同年代の父がいるので、参考になったし、スーさんのきめ細やかな「介護未満の介護」に感服した。父親とケンカをできるのも、父親の生活に足りないものを買い揃えられるのも、父親の現状認識に努められるのも、父親への関心が高いからだろう。 みんながみんな、親とこんな関係にはなれないけれど、とかく働く「娘」に介護「しごと」が降ってくる日本なので(家の「しごと」は働く「息子」より働く「娘」に集中しがちなのが日本!)、「スマート介護」から学ぶものは大きかった。スーさんお父様、いつまでもお元気で!

    8
    投稿日: 2025.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ジェーン・スー氏の前著で破天荒な父親の世話をする話の本を読んでいた。 その後齢を重ねていく父親の世話をどのようにこなしていったかを赤裸々に描く。 要介護度で言えば介護未満。もっと重篤な高齢者はいっぱいいる。(私が見送った両親も最後期は結構重篤だった)ジェーン・スー氏の父親は介護未満なのだが、 フレイル防止のためにちゃんと食べさせる、汚部屋になりかけた居室をなんとか綺麗に保つ、というような課題を著者は遠隔操作で行う。そのためにまずは行動計画書だ、と計画を書き始めるところ、コンサルタントとしては深く頷ける。 しかし、ジェーン・スー氏の父親は手強い。面倒なことはしない。怒られると思えば、「やった」「できた」と平気で嘘をつく。かといって「写真を撮って送って」と言っても「チェックだな」と察して画像は送られてこない。何もしないで過ごしてきた昭和の男。使えない… 介護は要介護になったら始まる、ということではないことがよくわかる本。

    1
    投稿日: 2025.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    介護未満のお父様とのコミュニケーションや、やったことが淡々と書かれている。親の介護がいつ始まってもおかしくない自分は興味深く読んだ。目新しい情報や取り組みはないけど、有名で裕福だろう著者も、一般人と変わらず悩み、時間を使い、工夫してやってるんだなぁと思えたのは収穫。 それにしてもお父様、80を超えて財産もないのにお世話してくれる女性がいるとは、よほど魅力的な方なんだろうな。

    6
    投稿日: 2025.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いつものスーさんの語りで起きた出来事を書いているエッセイ。介護の知恵や考察というようなモノではない。 一人暮らしの親、しかも中途半端に元気(失礼)だと、それはそれで大変難しい。要介護4の親を施設に入れている身としては、また違う介護の姿を知った。こちらはラジオ帯番組とポッドキャストのリスナーでもあるので、あの時はこんなことになっていたんだな、と思う。

    1
    投稿日: 2025.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おばあちゃんの認知症で介護をある程度してきたし、父が亡くなったこともあり、スーさんの家族としてやれることの整理が上手いことに共感が持てる。 淡白な訳ではなく、自分を守るために干渉する範囲を決めて対応するという心意気が感じる一冊。 サービスを上手く使えるか、これは家で介護をみてきてた者として大事なことだと感じる。

    0
    投稿日: 2025.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    親を案ずる全人類、読んでください。生半可な心配では収まらない、心底シンソコしんそこ案ずる子らよ、あなたの苛立ちと不安と愛の葛藤がここにある。 号泣一歩手前で、絶妙な喩えに吹き出したり、鋭い感情分析ではたと我に返ったり出来る、いつもながらの痛快な筆致。でも、終始一貫お父上の体調に心を砕き、献身的にサポートしている心優しい著者の様子に、「近くの友より遠くのスーさん」ってくらい慰められ、また励まされた。こんな愛情深い人を実生活でもあまり知らない。それでも時にお父上に煙たがられるというのだから、とかく親子は厄介だ。 著者の言う「失敗」にはいちいち心当たりがあって、心配や不安のあまりつい体調について質問攻めにしたり、「良かれと思って」な行動を取ったりしてしまう。幾度となく出てくる「ひとりでは出歩かないで」という切実な娘の言葉、150ページのエピソード、第4章、「おわりに」は号泣一歩手前では止まれず、そのまま嗚咽にダイブしてしまった。そのあと、そうか、みんなやっちまう「失敗」なんだなと自分を許してやった。 自己嫌悪におちいったら、この本をすぐに手に取ろう。あのジェーン・スーですら冷静ではいられない、それが親と介護なのだと自分に言い聞かせるために。

    0
    投稿日: 2025.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まず、一人暮らしのお父様からSOSがあったときに、介護本ではなくビジネス書を参考にし、タスクとして落とし込んで対応した点がとても参考になりました。また、「ドライなマインド」を持つことは、介入しすぎないために重要だと感じます。 一見ドライに見えても、先々を見据えて行動したり、毎日のLINEを欠かさなかったりする姿からは、著者のお父様への深い思いやりが伝わってきました。私自身も、介護未満の一人暮らしの母がいるので、ITを活用した遠隔での見守りなどはぜひ取り入れたいと思います。

    13
    投稿日: 2025.09.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    親の年齢違えどまさしく同じような状況で、たった3ヶ月で疲弊してしまっていた自分を鼓舞できた。リアルに参考になる事もあったのですでに取り入れて実践している事も。親戚の意見よりもよっぽとタメになった。

    2
    投稿日: 2025.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    衝撃のデビュー作『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』からもう十年か! 当時、同じ独身女性として多いに励まされ、笑わされ、そして焦りでちょっぴり背筋が寒くなった『わたプロ』(勝手に略)と、本書にも同じ感情を抱きました。 私はスーさんよりひと回り下。今は両親共に元気だけど、近くに住んでいるわけじゃないし事が起きたら絶対感情に支配されてグダグダな展開になるだろうから早めに対策を講じないと、と思わされました。 新書らしく、思考マップを図解してくれていたり、行政の窓口を具体的に示してくれたりと、サービス心旺盛なスーさま(勝手に様付け)。いつもスーさまは自分の先を行き、向こう岸から的確なアドバイスをくれる。他の著作やOver the Sunからもわかるけど、本当にクレバーな方だなと思う。今後もスーさまとお父さまが健やかに穏やかに生活を送ることができますように。お父さま、文鳥より長生きしてほしい。

    10
    投稿日: 2025.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ジェーン・スーさん、凄いなぁ。お父さんが一人暮らしをするために、色々段取り、ヘルパーさんを派遣して…。 私の北海道の母も、同じくらいの介護度なのかもしれません。経済的にも、埼玉と北海道の距離的にも、私にはそこまでのケアは出来ないです。 お父さんに対して、腹が立ってる点は、共感しかありません。本当に、そう。その状態で、介護保険のヘルパーさんを利用せず、自費でヘルパーさんを雇うのは、普通の経済力では無理。一人暮らしは限界ではと思います。 北海道は、やはり、有料老人ホームの入居費が、埼玉より安いのでしょうね。母が入居して、ホッとしています。

    5
    投稿日: 2025.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    パワフルな友達からお父さんが老いていく話をしてもらってるみたいな感じ。この本の中では、一般的にいう介護が必要な感じのお父さんではなかったけど、自分たちの親が今まさに同じ年代なので、いろんな介護の話を読みたいと思って読んだ。村井理子さんの方が参考になったな。

    0
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったです! 自分の身の周りには介護未満の知り合いがいないので、自分の親や親戚、そして将来の自分の生活を具体的にイメージするきっかけになりました。

    0
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんでもない地味なこと、日常の苦労やコツってなかなか人に聞くことができない。書籍や記事にするにはあまりにもありきたりだから。 でも、モノを書ける人、上手く書ける人が書いてくれると面白く読める。この本はそんな本だった。 介護って聞くと、重く苦しいイメージがあるし、その辛い中にも喜びがあるよ。的な美談にされてるけど、実際はどうなんだというのがよくわかった。 歳を取ってからの親子関係って感情的に入れ込みすぎると子供も親も潰れちゃうのは聞いていたからなんとなくわかってたけど、著者はその感情の入れ込み具合が絶妙。端からみれば、著者も自覚しているとおりドライな親への接し方。でも他人がどう思うかは関係なく、親と子供という個々の閉じた関係の中で失敗していなければそれで良いんだと気づけた。 介護は、口、感情、金、時間をどのような配分と熱量で注いでいくべきかは、親との対話や関係性の中でそれぞれが考えて試行錯誤しないといけない個別具体的なテーマだと思った。 家事代行、ホームヘルパー、宅配弁当、食料品宅配サービス、シニアとのコミュニケーションデバイスなどは今後の更なる高齢化と娘世代の労働率が上がっていけば盛り上がっていくし、盛り上がっていかないといけない分野だと思った。 著者にはこれからもドライでクールにトライしながら頑張ってほしいなと思えます。 私の今後の介護や介護されるときに思い出す本になるだろう。 p.s> 世の介護、介護未満のケアに関わっている皆様、お疲れ様です。尊敬します。

    9
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    男・老人・親・独居という共通点があり気になって読んだ。 心の持ちよう、これから必要であるだろう介護(未満)に使えそうなポイントがいくつかあった。 1人娘ではないが、結局1人で介護するんだろうな…と気持ちが引き締まった気がする。でもまだ先のこと…とまだ私は思っている(笑)

    4
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2025/07/29 ラジオやポッドキャストで聞いてはいたけれど文字で読むと改めてすごいことを曲芸のように行ってる…介護の前にこそ家族の支援が必要。介護認定を受けるまではケアマネに任せられない。お金か手間かどちらかが必要。親の人生がつつがなく送れるようシステムを構築する。トライアンドエラーを繰り返しながらその人にとっての最適解を見つける。感情でなくビジネスの考え方で進める。フジロックにミック・ジャガーを招へいし気持ちよく歌えることだけを考えるように、わかりやすい。そろそろ自分の親に対して腰を上げなければいけない…読みやすくおすすめ。

    2
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相変わらずのスーさんの言語化、問題の分解力、過去の経験をいかしているところが介護未満という状況でも発揮されているなぁとしみじみ思う。合間合間でラジオやPodcastでこぼしてた事情も垣間見えたり。当時はキーッてなったであろうことも文章で昇華できて浮かばれるといいな、と思う。

    0
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    介護する側、される側、であっても、介護における選択を迫られた時、その選択肢の良し悪しよりも「父の人生である」ということを決して忘れてはいけないなと、改めて。 同時に、私の人生も続いていることもまた、忘れちゃならんなと思った。互いに健やかに過ごす、ということを第一に。

    0
    投稿日: 2025.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    介護の読み物として、興味深く読んだ。ここまで、赤裸々に書けることってないだろうから、フォーマルもインフォーマルも駆使して生活を作ってる様子がありありと分かって、有り難いなぁと感謝します。

    1
    投稿日: 2025.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    義母がまさに介護未満の状態でなにかの参考になればと思い読みましたが、結論としてはジェーン・スーさんのように計画的にプロジェクト管理のようにはできないだろうなとなりました。でも切実な話を赤裸々に、だけれども楽しく読ませるのはすごいなと思い読了しました。 ジェーン・スーさんはお名前を知っているくらいだったのだけれど他の著書も読みたくなりました。

    12
    投稿日: 2025.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「介護未満の父に起きたこと」 読了。 母のこれからの参考にと読んだ。 ジェーン・スーさんの奮闘ぶりに、私にこれができるだろうか、と不安になったり、ああその気持ちわかるわかると頷いたり。 そして、あとがきにもあったが、自分の老後のことがとても心配になってきた。

    0
    投稿日: 2025.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Web考える人で連載していたときおもしろく読んでいたのが本にまとまったので入手。つかずはなれず遠隔見守り。

    1
    投稿日: 2025.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    数年前、母が倒れた。早朝に父から連絡をもらって、急遽実家に駆け付け、入院の準備などをしたのだけれど、父が、母のパジャマや下着のありかを聞いても全然知らないのは100歩……いや1000歩くらい譲って許すとして、持ち物を小分けにするジップロックが台所のどこにあるかすら分からないのに辟易した。多分、ジップロックだけじゃなくてサランラップもアルミホイルも、どこに収納されているか知らないと思う。 この人、母の入院中、生活できるんだろうかと一抹の不安は抱えたものの、一応健康な成人男性、買い物できるし、死なないだろ、と思って本人の「できる、大丈夫」を信じることにした。 母はその後無事に退院し、幸いにも大きな後遺症なく元気にしているけれども、「自分は絶対にお父さんよりも長生きして、お父さんが死んでからフリーダムに楽しむ」という人生プランには「そうはいかないかもしれない」と大いに不安を抱いたようで、前にも増して「遊びに連れていけ」という圧が強くなった。脳の病気で倒れた人を、キャンプには連れていけません。無理だって。 とはいえ、私自身(と多分妹も)、父の介護とかとてもじゃないけど無理だし、母に看取ってもらおう、母のことは何とかするからと心の底で期待していたことは事実で、それがそうもいかないかもしれないとちょっと崩れたことに不安を感じたことは否定しない。 そして、右肩上がりの高度成長期からバブルまでをガッツリ生き抜き、日本のホモソーシャルを煮詰めたところにどっぷりと浸かり、何もしてないのになぜか偉そうにしか見えず、本人なりに歩み寄ろうとしているかもしれないけれども店員さんに対して横柄にしか思えない態度をする父が、もしも一人で残されたら、苦労する姿しか思い描けない。 今、ちょっとレストランで食事するだけでも、こっちはストレスなのに、介護スタッフの方と調整して適切な関係を築くとか、無理オブ無理じゃないか。 とはいえ、見捨てられるほどの関係性ではなく、動くのはおそらく自分たちになる。 というなかで、この本がひとつの光明というか、ヒントというか、まぁ、きっとみんなこうやって試行錯誤しながら、どうにかこうにかやっていくんだろうという、道筋になるのは確か。 実際に「何をしたか」というよりも「どんな気持ち、考え方で臨んだか」というあたりを参考にすべきなんだろうな。 私はきちんと目的を紐解いて、それを分解してタスクに落とし込むところをとても苦手としているので、そのあたりは得意とする人に手伝ってもらおうと決心した。 (全部やればいいんでしょ!と馬力で片付けがち。それでは回らないんだということを肝に銘じたい) スーさんのエッセイや本はいろいろと拝見しているので、「生きるとか死ぬとか父親とか」含めて、どこかで一度読んだなと思う内容も多い(重複するのはそれはそう)。最後に加筆されているところは新しい内容で、そこもまた興味深かった。 子どもの保活のときも情報戦だったけれど、親の介護も情報戦なのかとゲンナリする。 保活のときは「区役所に聞きに行くのが結局早かった」という結論だったけれど、介護もそうだったりするんだろうか。 それにしても、「まだ元気」と思っていた親が、ふとした時に足元がおぼつかなくなっていたりして、ギクリとする。今から「いかに健康な状態を維持するか」のプロジェクトは始まってるんだろうな……

    4
    投稿日: 2025.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    発売日に購入して、サクサク読み終わってしまった。 日ごろからスーさん出演のラジオ番組やPodcast番組を聞いているので、読みながら「あ~、そういえばこんな話をしていたね」というエピソードが多々。 介護認定がつく程でもない、でも一人で何もかもはできなくなった親のためにどうしようか。本屋で介護部門ではなくビジネス書を購入して、そこから作戦を立てるスーさんの行動にビックリした。そんなアプローチがあるなんて。 介護というとどうしても家族で何もかもをケアすべきこと、という風潮がある。でも育児とは違って、大人同士のやりとり。どうしたって衝突が生まれてイライラもする、介護者も被介護者も。 私もいずれ、この本に救われる日が来るのだと思う。今回、スーさんの奮闘記を共有してくれてありがとう。

    0
    投稿日: 2025.08.23