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powered by ブクログフランスの作家ミシェル・ビュッシの長篇ミステリ作品『誰が星の王子さまを殺したのか?(原題:Code 612 Qui a tue le petit prince?)』を読みました。 ミシェル・ビュッシの作品は、3年前に読了した『黒い睡蓮』以来ですね。 -----story------------- 永遠の名作に隠された暗号とは――フランスの鬼才ビュッシが贈る珠玉のミステリー! 「サン=テグジュペリの死の謎を解いてほしい」 カメルーン人の億万長者から依頼を受けた飛行機整備士ヌヴァンと見習い探偵アンディは、世界中に散るサン=テグジュペリの熱烈な信奉者で構成されたクラブ612のメンバーを順番に訪ね、意見を聞くことに。 だが二人が面会したメンバーは、後に次々と不審な死を遂げて……。 フランス・ミステリー界の巨匠が『星の王子さま』の隠された暗号に挑む! ----------------------- 2021年(令和3年)に刊行された作品です。 飛行機整備士ヌヴァンと探偵見習アンディはサン=テグジュペリの死の真相を探る旅に出るが……世界的名著に隠された暗号とは? サン=テグジュペリと『星の王子さま』にまつわる“知識の迷宮”を巡る物語……飛行機整備士ヌヴァン・ル・ファウと探偵社研修生アンディのコンビが、カメルーン人の億万長者オコ・ドロから依頼を受け、〈クラブ612〉の熱狂的なメンバーを訪ね歩きながら、作者の失踪と童話の“死”の謎に迫っていく展開、、、 本作の魅力は、何よりもサン=テグジュペリの人生と『星の王子さま』に関する膨大な蘊蓄……ヌヴァンの操縦するファルコン900で世界を飛び回り、各地のマニアたちが披露する独自の解釈や推理を聞いていく展開は、まるで“文学的スタンプラリー”のようで、読んでいて純粋に愉しかったですね。 一方で、ミステリとしての手応えはやや弱い印象……世界各地を訪ねながら〈クラブ612〉の熱狂的なメンバーのマニアックな推理を聴くのは面白いものの、物語の核となる謎が強固に積み上がっていく感覚は薄く、旅のエピソードが連なるうちに、サスペンスの緊張感が散漫になっていく印象がありました、、、 ミステリとしての構造より、蘊蓄と雰囲気を愉しむタイプの作品なんでしょうね……『星の王子さま』やサン=テグジュペリの背景を知りたい読者には、非常に魅力的な知識の宝庫となる作品だと思います。
0投稿日: 2026.08.20
powered by ブクログ世界中で 知らない人はいないかもしれない『星の王子さま』。高校生の時、アルバイトで初めて手にしたお金で買った大好きな本。 作者のサン・テグジュペリの死については、真相が分かっていないそうです。二人の人物が、「星の王子さまオタク」を名乗る6人を訪ね、物語に登場する人や動物を引き合いに出しながら、謎の解明に挑戦するという作品。 第二次世界大戦でフランスがナチス・ドイツに占領されると、彼はニューヨークへと逃亡。逃亡中にアメリカで書かれた作品が『星の王子さま』なのだと知りました。書き上げたあと、サン・テグジュペリは連合軍の航空部隊に入り、対独 偵察飛行を繰り返したそうです。そして、1944年にコルシカ島の基地を飛び立ったまま消息を絶ったとのこと。墜落機や遺体が見つからず、彼の死は謎に包まれたまま。 こうだったのかもしれない、という推測で終わるのですが、サン・テグジュペリって、生粋の自由人だったに違いない。そんな風に感じました。
50投稿日: 2026.07.06
powered by ブクログ星の王子さまを書いたサン・テグジュペリの死の真相を追い求め世界中を飛び回る。星の王子さまの内容や、サン・テグジュペリ自信の人生や遺品をもとに仮説を立て、こうだったらロマンチックという内容にまとまってた。 星の王子さまの魅力に取り憑かれ、愛し、人生をかけた人たちの物語。
22投稿日: 2026.04.10
powered by ブクログ大満足! 読んだばかりの『注文の多い注文書』を想起させる場面があって、この2冊を続けて読んだのは偶然なのに運命みたいと思った 本を読んでいると、時々こんな風にまったく関係の無い本と本とがパチンと頭の中で嵌ることがあってとっても楽しい
1投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログ2026/1/9読了 1944年7月31日、偵察任務から帰らなかった、サン=テグジュペリに何があったのか? その手掛かりは『星の王子さま』の中にある? そして、秘密結社めいた《クラブ612》なんてものも登場する、J・テイ『時の娘』とD・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』を程よくミックスしたような作品。とは言え、相手は“騙り”のビュッシである。そう思わせておいて、どんな落し穴を掘ってくるか知れたものではないと思いつつ読み進めたのだが……明かされた“真相”には、あまり嵌まらなかった。この辺り、『星の王子さま』への思い入れ具合で、人によって捉え方は変わるのかも知れない。『星の王子さま』の内容を知らずとも、探偵役のヌヴァンとアンディが詳しく説明してくれるが、王子さまが訪れた小惑星の住人に擬えた登場人物たちに、原作を意識したであろう場面も散見され、読んでおくに越したことはなさそう(基本史料は1点だけで、簡単に読破できるのだから、歴史ミステリとしては、破格なまでに親切と言えなくもない?)。
30投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ洋書の同じ人物をいろんな呼び名で呼ぶのは、なかなか慣れない。話が思うように入ってこなかったところもあったけど、星の王子さまの世界観をこわさずに、新しい解釈をもらって興味深かった。サン・テグジュペリさんのことについて、あんまり知らなかったから作者の経歴などを知るのもその本の面白さを深める要素であると感じた。あとがきを読む時に、これからはは、そこまで楽しんで読みたい。
9投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ筒井康隆大先生が昔、乱調文学大辞典という作品の中で、星の王子さまについて、「犯人の息子」といってたような…
8投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ『星の王子さま』 世界で一番翻訳された作品名で、本を読まない人でも『星の王子さま』のタイトルは知ってる人が多いはず!! 私も、子供の頃はキツネやヒツジ、ヘビやゾウが出てきてとっても好きな物語だったし、どこか宮沢賢治さんの銀河鉄道の夜とリンクしたり、とても好きな物語だったけど、徐々にこの物語に違和感を覚えていくようになったのは、サン・テグジュペリの謎の死を知ってから。 多くの人が言うように、この作品はサン・テグジュペリの遺書なのではないのか?? 彼がいなくなってからの『星の王子さま』の発行… ならば、今なおサン・テグジュペリの死体が見つからないのは、『星の王子さま』にそのヒントがあるのではないか?? 『誰が星の王子さまをころしたのか』 サン・テグジュペリ は 星の王子さま なのか… 謎多い物語の真相… あなたの心でこの本を覗いて見てください… あなたの中の『星の王子さま』が変わるかも!?
5投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ「星の王子さま」は読んだことあるけど、 作者のサン=テグジュペリについてはあまりよく知らなかった。 サン=テグジュペリの死(失踪)の謎と「星の王子さま」の王子を誰が殺したのか(死んだのか)を探す、というお話。 事実なのか小説なのか、ファンタジーなのかミステリーなのか、あやふやな感じで不思議な小説。 星の王子さまを久しぶりに読みたくなった。
28投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ鳥取砂丘がね、出てくるのよ! 「豊岡と米子のあいだで」迷子になったら入り込んでしまったという…壮大だな! 「世界で一番翻訳された本」を著者の遺言であったとして謎を解いていく話で、こんなテもあったか。虚実ないまぜの大人のファンタジックミステリーという感じで、特に『王子さま』ファンでなくても興味深く読める。
0投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「星の王子さま」の作者サン=テグジュペリの死(失踪)の謎と「星の王子さま」の王子を誰が殺したのか(死んだのか)を探求していく作品。「星の王子さま」を読む(再読)ことが必須。話は一人一人の登場人物の説を検討、つぶしていく形式であるが、正直、信憑性も説得力も今一つ。 最後の結論こそ一番信憑性も説得力もない。ロマンはあるのかもしれないが、、、。 期待しただけに残念。こういう過去の謎を探求する作品の中で申し訳ないが、一番面白くなかった。
0投稿日: 2025.04.01
