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生きる言葉(新潮新書)
生きる言葉(新潮新書)
俵万智/新潮社
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総合評価

247件)
4.4
110
89
27
1
0
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    短歌を軸にして言葉の使い方、変遷などを息子さんのことも含めながら語っている。楽しく読めて、しかも内容は日本語について示唆に富んでいた。

    0
    投稿日: 2026.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何かのTV番組で話題になっていたので衝動買いした本書。著者の俵さんが書いているように、誰もが誰とでもコミュニケーションが取れる現代において、言葉が持つ意味・力・役割をまさに「言葉」で理解することができた。 個人的には「言葉は世界と一対一で対応しているのではなくて、ざっくりとした目印」といフレーズがとてもしっくりきた。それと同時に、世界を表現できる言葉が増えれば増えるほど、自分が見ている世界もまた豊かになると再認識することもできた。

    0
    投稿日: 2026.02.22
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    コラムで紹介された非正規の翼、心にグッときた 「遠くからみてもあなたとわかるのはあなたがあなたしかいないから」/荻原慎一郎

    1
    投稿日: 2026.02.22
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    俵万智さんについて、遠い昔に教科書で詠んだサラダ記念日を知っているくらい。少し前にSNSのポストを見かけた、なんだかとても面白そうな人だという印象を持っていたくらい。 この本は読み進めるのが楽しく、子育ての話も多かったからかすっと入ってきた。そして出てくる短歌に心惹かれ、まんまと(?)私も短歌作ってみたいと思わされたし、気づけば俵万智さんの歌をもっともっと読んでみたくなっている。 歌を詠もうと思うと、歌にしたい状況について深く考える贅沢な時間であるということを身をもって感じることができた。大袈裟かもしれないが、今の自分に新しいものをもたらしてくれた本だった。

    0
    投稿日: 2026.02.21
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    俵万智の人生の楽しみ方が書かれた本。目の付け所や物の見方で同じことでも楽しみ方は変わる そして考えるためには言葉が必要なのだと思う

    0
    投稿日: 2026.02.21
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    語りかけられている感じの文章で、とても読みやすかった。 「光る君へ」の考察は大変面白かった。 あれはまた見たい。いいドラマだった。 クソリプを始め、SNSで使われる「現代の言葉」を日本語の専門家の目線から語られる。 俵万智さん、誹謗中傷の被害者でもあったのは知らなかった。

    0
    投稿日: 2026.02.20
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    「サラダ記念日」で一世を風靡した歌人、俵万智さんが「言葉」を語る。 私もなんだかんだ「言葉」にこだわりがある。 ブログを始めてなんだかんだもうすぐ20年になる。 監査なんていう仕事をしているんで、証憑をどう読み、どう理論づけるかで、 不備があるかどうかを評価する。最後は言葉が決め手になる。 そしてそれを報告書にまとめる。経営者に伝わりやすいよう、言葉を探す。選ぶ。 さらに部下。コミュニケーションに難のある部下と、どうすれば向き合えるか、 彼の言葉から彼の特性と癖を探し出し、受け入れるべきものと修正していくべきものを見極める。 長年寄りそう妻ともそうだ。40年以上、何かにつけ話し合う。 いやまあ話し合う、なんてのは気取った言い方で、言い合う、のほうが正しいか。 いずれにしても「言葉」は大切。 これは誰もが同意してくれることではなかろうか。 (今の政治が言葉を蔑ろにしている、という思いはあるが今はやめておく) 万智さんはご自分の体験談をベースに、言葉について軽妙に語る。 結婚はせずに高齢出産で設けたお子さんとのやり取りは格別に楽しい。 短歌にまつわる話はいわでもがな。 ヒコロヒーさんの著作に対する感想、 故谷川俊太郎さんに「現代詩の敵」と絶賛されたエピソードも楽しい。 しまいにはAIによる短歌づくりにも挑戦。どん欲だ。 ・・・AI。万能ではない。AIに間違った「言葉」を吹き込めば、間違った答えしか 帰ってこない。AIはすごい知能を持ってはいるが、実は馬鹿だ。 我々に寄り添うことはできても、言葉にできていない心中を察することはできない。 ただのコンピュータだ。万智さんもアイデア出しに使っているに過ぎない。 いい新書。 はじめに 1 「コミュ力」という教科はない ヘレン・ケラーの「WATER」  絵本は生身のコミュニケーションツール  自然の中で「めいっぱい遊ぶ」  山奥の全寮制中学  過不足なく気持ちを伝える  言葉の力を鍛えてくれるもの  渋柿を甘くする知恵  スマホなしの中高時代  「みんな仲良く」と言われ続けて 【コラム】10才のひとり旅   2 ダイアローグとモノローグ 「それはでも、あれじゃないか」  つかこうへいさんの稽古場  野田秀樹さんの稽古場  同じ言葉を違う文脈で  「愛の不時着」リ・ジョンヒョクの言葉 【コラム】心の中の音楽を 3 気分のアガる表現 ラップも短歌も言葉のアート  夢中・得意・努力  息子との様々な言葉遊び  相手へのリスペクト  日本語ラップの独自の土壌  句またがり的韻踏み  日本語をリズミカルにする魔法 【コラム】川原繁人先生との出会い   4 言葉が拒まれるとき 思いがけない反応  クソリプに学ぶ  しゃべる家電たち 【コラム】詩が日常にある国 5 言い切りは優しくないのか 何でもハラスメント  マルで終わる日本語  「曖昧表現が好き」という感覚  いろいろな「界隈」  言葉の輪郭を曖昧にする「も」 【コラム】流行語の難しさ 6 子どもの真っすぐな問いに答える 本質を突いてくる質問  【なんで悲しいときに涙が出るの?】【説明できないわからない気持ちがあるのはなんで?】【人間はどうして勉強しなきゃいけないの?】他 【コラム】賢い人って、どういう人? 7 恋する心の言語化、読者への意識 ヒコロヒー『黙って喋って』の魅力  塩梅が大事  どういう状況で読まれるか  言葉のマジック 【コラム】河野裕子の恋の歌 8 言葉がどう伝わるかを目撃するとき 歌会のススメ  読者が参加して完成する  歌うに値する体験 【コラム】「夜の街」から生まれた『ホスト万葉集』 9 和歌ならではの凝縮力と喚起力 最重要のコミュニケーションツール  一生かけての答え合わせ  『枕草子』にみる美意識  『源氏物語』という装置  和泉式部、尋常でない言葉のセンス  「宿ってしまった歌」とは  道長の「あの一首」 【コラム】短歌の現場、言葉探しの旅 10 そこに「心」の種はあるか 1から100より0から1を  万智さんAI AIの優しさにグッときて  やるじゃないか、AI  作品の価値を決めるもの 11 言葉は疑うに値する 「贅沢」を感じられる言葉遣い  谷川俊太郎さんのこと   おわりに

    6
    投稿日: 2026.02.19
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    言葉は完全なものじゃない だからそこ聞き手であれば背景にあることや意図を想像しながら聞くことが必要 語り手であれば語り尽くそうする姿勢で語りすぎないことが必要 育児に関する価値観や実践とその結果も興味深く読めた

    0
    投稿日: 2026.02.18
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    言葉は世の中の全てを表現することはできない。そういう制約があるからこそ、その制約の中で最大限人に伝えるために言葉は存在している。 そして短歌や詩はさらにより狭い制約の中で表現をしようと試みている。そういう観点で見ると詩や短歌っておもしろいものだと思うし、バチっとハマる表現ができたらむちゃくちゃドーパミン出るだろうなと感じた。 詩や短歌をやるかは分からないけど、使う言葉にはこだわりたいと思う1冊だった。

    0
    投稿日: 2026.02.18
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    言葉を紡ぐことを生業とする人たちが、いかに丁寧かつ慎重に言葉を選びながら、瞬間の感情や心が揺れた体験を的確に表現し、伝えてくれようとしているのかがよくわかる本です。

    16
    投稿日: 2026.02.17
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    さらさらと読めます。でもさらさらとは書けないもので、しかもそれが出てしまうものでしょう。それを思えば、類い稀な言葉の人に違いありません。それにしても息子愛が半端ないです。あるいは息子さんも類い稀な言葉の遣い手かもしれません。

    0
    投稿日: 2026.02.17
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    子育てから、世相から、恋愛から、ラップから、果てはクソリプ話 (笑える) まで話が上手い。背景から例えを交えながら、一語一語が適切で無駄がなく(何と言うか語彙表現のピッタリ感)、しかもいろんな視点で語られて論理的で分かりやすい(それでいて優しさがあり)。ずっと心地良く読んでいられる。特に後半/最後はホントに言葉を大切にしているのだなが伝わる。 真髄はもちろん短歌/和歌の解説。スキルのない自分は歌だけでは理解が難しいが、簡潔に今風のカジュアルな言葉で解釈を披露されると、あー、そう読むのかと感心することしきり。伝えたいことをどう表現するかはもちろんだが、31音という少ないリソースにどう収めるかのパズル感もあるのかと奥深さを感じ。一方で(たとえ作者がどう思っていようと)解釈は一つでなくてよいという大らかな世界。 学生時代に感じられたら、もう少し国語を好きになっていただろうに。今からでも遅くないか。

    8
    投稿日: 2026.02.15
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    間違えて乗った汽車が時には目的地に連れて行ってくれる 笑顔であること 幸せであること 正直であること 誇りを持つこと

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    生きる言葉 俵万智 サラダ記念日で有名な俵万智さんの新作 中延の隣町珈琲で講演を聞いた後に購入 言葉を愛し、言葉を信じ続けた俵さん そのような方が綴る著作は非常にわかりやすく、非常に心に通じます 特に息子に関わる記載 私も一人娘がいるので特に心に染み渡ります 俵さんの息子も同じように言葉を本職にしていると聞き 言葉の力はバトンのように引き継がれていくのだと思いました 短歌の未来は明るい 最近は若い人たちも短歌に興味を持ち始めているようなので #俵万智 #生きる言葉 #読書 #読書垢さんと繋がりたい #読書垢

    1
    投稿日: 2026.02.12
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    さすが、言葉のプロ、というのか、長文がスラスラと頭に入る。 活字の並びによどみなく、過不足なく、読み手に対しての愛情を感じる。 そういえば、著者は元国語の先生。こんな先生だったらもっと私は活字にぬまっていたかもしれない。 私は文字を読む時、頭のなかで朗読する声が聴こえるタイプなのだが、今作は、先日あちこちオードリーに出ていらした著者の声を聞いたばかりということもあり、終始彼女の声で再生された。 彼女の声がすごく好みだったので、読書中、すごく心地よかった。

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    久々に一気読み。面白かったし、自分の日常を振り返る機会になった。短歌って面白いんだなぁ。あー今、国語の授業また受け直したい。

    1
    投稿日: 2026.02.09
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    時代と共に使われ方や意味合いの変わる言葉は「生きもの」だと思っていた。それをさらにわかりやすく今の時代に照らし合わせて説いてくれている。「人の心は言葉ではすべてを言い尽くせない」としても、拙い語彙の中から言葉を手探りで紡ぐ努力はしていきたい。

    0
    投稿日: 2026.02.09
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    ・自分の姿を見せずに、安全地帯から石を投げるのは厳に慎むべきだ ・不満というのは、ぶつける相手がいるという大きな幸せのうえにある小さな不幸だ。 ・作品は副産物と思うまで詠むとは心掘り当てること おもしろく読めた。 「言葉が拒まれるとき」のクソリブ8パターンがとってもためになるし、可笑しかった。 自分の中で、衝撃的登場だったのが荒井由実と、俵万智だと思う。夜のクルマのラジオからの情報だったと思う。いまなお、こんなにも楽しませてくれる。よきかな、よきかな。

    0
    投稿日: 2026.02.06
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    本屋で見かけて購入。 言葉から「好き」「面白い」を探すのが、本当に楽しい人なんだろうなぁと思う。 テレビで見かけたときも、相手の話に対して「笑う」よりも「探す」ような顔をしていた。 クソリプ一覧が面白い。 日常会話でやってしまいそうになるので、気を付けなくては。 「自分は、自分は」が強いとクソリプになるんだろうな。 全体的に「○○だからダメ」より「○○だから良い」という話題が多いので、心安らかに読める。

    0
    投稿日: 2026.02.04
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    俵万智さんの書籍はこれが初 とても言葉の使い方がさすがで、面白くもあり、とてもファンになりました。 日本語って素敵な言語だと改めて感じた書籍でした。 言葉って生きるうえで大切な道具であるから、たくさん使って自分の道具をこれからどんどん増やしていけたらいいなと思います。

    0
    投稿日: 2026.02.03
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    この本を読み終えて強く残ったのは、「言葉は考えるための道具ではなく、生きるための感覚なのかもしれない」という感触だった。俵万智が語っているのは、国語教育論でも、子育て論でも、文学論でもあるのに、どれにも完全には回収されない。むしろそのどれでもない場所で、「人はどうやって言葉と一緒に生きていくのか」という、ずっと手前の問いに立ち返らされる。 『生きる言葉』というタイトルは、一見すると抽象的だ。だが読んでいくうちに、これは「美しい言葉」や「正しい言葉」を集めた本ではないことがはっきりする。ここで語られているのは、うまく言えないときの言葉、迷いながら差し出される言葉、あとから意味が立ち上がってくる言葉だ。つまり、「生きてしまったあとに、ようやく言葉になるもの」についての本なのだと思う。 印象的なのは、俵万智が一貫して「言葉を教える立場の人」として振る舞わない点だ。国語教師として、歌人として、親として、豊富な経験を持っているはずなのに、「こうあるべきだ」と断言しない。代わりに差し出されるのは、「私はこう迷った」「私はこう感じた」という、ごく個人的な語りだ。その私的さが、この本を説教から遠ざけている。 たとえば、子どもの問いにどう答えるか、という話。 子どもはときどき、大人が想定していない角度から、核心を突く質問を投げてくる。その問いに対して、賢く返そうとするほど、言葉は空回りする。俵万智は、「正しい答え」を返すよりも、その問いが生まれた場所に一緒に立つことのほうが大事なのだと、静かに示している。答えを与えるより、問いを一度引き受ける。その姿勢そのものが、子どもにとっての「生きる言葉」になるのだ、と。 この本全体を通して感じるのは、言葉が「評価」や「判断」から少し距離を取っていることだ。正しいか、間違っているか。賢いか、未熟か。そうした軸で言葉を扱わない。むしろ、「その言葉が、誰のどんな時間から生まれたのか」「その言葉を使うことで、何が守られ、何がこぼれ落ちるのか」という問いが、何度も繰り返される。 だからこそ、この本は、言葉を使うことに疲れている人ほど沁みる。うまく説明できない。正解っぽい言い方はできるけれど、それが本心かどうかわからない。そんな違和感を抱えたまま生きている人にとって、『生きる言葉』は、「それでもいい」と言ってくれる本だ。 俵万智が大切にしているのは、「賢い言葉」ではなく「誠実な言葉」だと思う。誠実な言葉とは、強い言葉でも、論理的な言葉でもない。自分の中でまだ揺れているものを、揺れたまま差し出す勇気のことだ。その言葉は不完全で、伝わりにくくて、誤解されるかもしれない。でも、それでも口にする価値がある言葉。 この本を読んで、言葉を「道具」としてうまく使おうとする癖が、少しだけ緩んだ。何かを説明するとき、説得するとき、正解に寄せようとするとき。その前に、「これは本当に自分が生きてきた言葉か?」と、一拍置いて考える余白が生まれた。 『生きる言葉』は、読む人の行動を劇的に変える本ではない。明日から饒舌になるわけでも、言葉のセンスが磨かれるわけでもない。けれど、言葉を発する前の「姿勢」が、少し変わる。急がなくていい、うまく言えなくていい、黙っている時間にも意味がある。そう思えるようになる。 そして最後に残るのは、「言葉は生き方の結果なのだ」という感覚だ。どんな言葉を使うかより、どう生きているかのほうが先にある。だから言葉を磨くことは、生き方を磨くことと切り離せない。 派手さはない。でも、長くそばに置いておきたくなる本だ。迷ったとき、言葉が軽く感じられたとき、自分の言葉が信用できなくなったときに、そっと開きたくなる。『生きる言葉』は、読むたびに違う場所を照らす。人生のどの段階で読んでも、きっと何かが引っかかる。そういう、静かに強い一冊だと思う。 #2026年6冊目

    30
    投稿日: 2026.02.03
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    言葉というものは、どんな人が、どんな状況で、どうやって使うのかで、こんなにも様々な効果を発揮するのだなと、改めて言葉の力に感心した。そして、著者が鮮やかに言葉を使いこなす様に圧倒される。 個人的にホスト歌会の話が斬新で興味深かった。なんとなく暴力的で、搾取的なイメージから、なんとなく敬遠していた世界だが、短歌の大会に向けて切磋琢磨するホストたちの様子を想像すると、イメージとのギャップが凄まじくかつ微笑ましく思う。 「光る君へ」に登場する短歌の新しい解釈も面白かった。 とにかくエピソードひとつひとつが面白く、丁寧に描かれている。 俵万智さんの息子さんの目の付け所や、聡い感じ、言語化能力が凄まじく、きちんと親の血を継いでいるなというところも感じられる。

    21
    投稿日: 2026.02.02
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    息子さんとのエピソードがどれもいい。最後、谷川俊太郎さんのことに触れた章がすばらしかった。短歌を詠まない人にもきっと刺さる本です。

    0
    投稿日: 2026.02.02
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    読んでよかった。 本編と大幅にずれにずれた感想だけれど、高階貴子が詠んだ和歌が絶世の恋文すぎて感激した。 学生の頃はきちんと意味を理解できず、死にたいくらい好きって大袈裟〜〜くらいの感想しか持てていなかった気がするけど、色んな経験を積んだ今、まず、死にたいくらい好きと思える人と出会えていることが素直に素敵だなと思う。 人の心は不変で無いことを理解し、受け止めているからこそ、今、この瞬間、この幸せな気持ちと相手への深い愛情を、言葉で表現できる最大限の方法で詠んだ歌だったんだと分かって、なんかとにかく胸に込み上げてくるものがあった。この複雑な心境を31字で表現できるって何事。 自分の語彙力があまりにもなくて悲しい

    0
    投稿日: 2026.02.01
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    言葉について向き合った。 言葉は世界と一対一ではない。 作品は副産物と思うまで詠むとは心を掘り当てること 言葉と向き合って果てしないけど、 みんなが使ってるものだから 共感が生まれやすい。

    0
    投稿日: 2026.02.01
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    友達からおすすめされて読んだ本 さすが言葉に精通した人だなと思う所と、俵万智さんの家族愛や日常が垣間見えて面白かった。 特に和歌のあたりや大河ドラマの「光るの君」の話は言葉をよく知っている人だからこそ出る感想で、私はここまで深読みが出来なかったので、羨ましさとその知識を共有して貰えた嬉しさ、新たな視点があって1番この本で好きな分野だと思った。 結構本を読んでるけど、言葉って重いし深いし怖いし面白い

    0
    投稿日: 2026.01.31
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    俵さんて、日本語への深い深い愛にあふれてる。羨ましいくらいに… A IとかSMSが日常化して、反比例的に言葉を大切に扱うとか、吟味するとか、言葉で伝える努力とか、そういった地道で大切なことがどんどん軽んじられていく気がして憂えていた。 この本は、そんな自分の中のモヤモヤとした不安を見事に言語化してくれただけでなく、今こそ言葉の時代だとして、問題提起をしつつも、言葉の持つ魅力を再発見させてくれる。「AIが1から100を生むのを横目に、自分は0から1を生みたいと思う」が刺さった。 新書をこんなにもワクワクとハマって読んだのは初めてだ。感動を留めたくて言葉を重ねるけど、これも31語で表せたらベストだったかもしれない。

    0
    投稿日: 2026.01.30
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    言葉の取捨選択にはやはり上手い下手が存在するんだと再認識した。うまく言語化できない感情を代弁してくれるような本。全体として話はまとまってるのに、様々な話しに枝分かれしていくのが楽しい。経験が豊富だから書けている、というより生活に対する解像度の高さから文章が豊かなのかも。羨ましい。 小さい頃より短歌が面白く感じた。

    0
    投稿日: 2026.01.29
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    俵万智さんの新刊ということで手に取った。 短歌や和歌はもちろん、舞台、ラップ、子育て、SNS、AIといった様々な観点から言葉の力について綴るエッセイ。 AIと短歌を語る章では俵さんが生成AIを肯定的に捉えていることは意外だった。 いや、元々向日性の高い方なのでそうでもないか? もしくはこの分野に携わる方に配慮して書かれた節もあるかもしれないが。 私自身は生成AIが芸術や文芸分野に参入してくるのをあまり歓迎できないでいる。 著者の仰る通り心を掘り当てることが創作の醍醐味。 だけどやはりそれだけじゃなくて、何かしらの賞を取って世の中に認めてもらうことを目標に切磋琢磨している方もたくさんいるだろう。 文芸分野においてAIが作ったものか人間が作ったものかを証明する術は今のところ、ない。 (長めの小説なら見る人が見ればわかるのかも?) いくらAIが挙げた数多の候補からよしあしを選ぶのは人間の感性とはいえ、AIが提案した文字列をヒントに選ぶことと、0から1を自力で生み出すことは全く違う。 とある川柳コンテストが生成AIと人間の創作物の見分けがつかないという理由で20年の歴史に幕を閉じた。 短歌や俳句の分野はこの先どのようになっていくのだろうか。 生成AIはやはり一つの文化の破壊を招いてしまったと思う。 SNSでよく見る“クソリプ”について考察している4章が面白い。 元ネタは石榴さんという方が分類された代表的なクソリプの8パターンで、それに対するクソっぷりと対応方法を検討しているものだ。 自分も他人様の投稿に無駄な独り言をつけたり家庭事情を申告したり、めちゃめちゃ心当たりがあるのでかなり反省。 マルハラについては若い世代とのギャップを感じた。 平成元年まだ一応若いつもりでいたが句読点がないとなんだかそわそわする私はすっかり中高年世代か。 ネット上で何度か炎上をご経験されていると知りとても驚いた。 彼女の著書を数冊読んだが、俵さんという人はいつも相手の心を慮りながら慎重に言葉を選んでいる印象があるからだ。 私個人的には、移住のことも香害のことも流行語大賞のことも、彼女が批判されるような事ではないだろうと感じている。 流行語大賞のあれは、独身の私でさえブログの存在を知っていたほどだ。 政治の場でも取り上げられ、実際、自分の身近な市でも待機児童は2018年以降4年連続0人を達成している。 ※しかしその市は人気が高まったせいか現在は再び待機児童が発生している。 様々な意味で大きな話題を呼んだ流行語であることは間違いない。よくはないけれど、言うならば負の世界遺産的な。 (そもそも流行語大賞って別にプラスの言葉ばかりじゃないし、賞とは付くものの称える主旨はないような。) “火に油を注いだ”というツイートを遡ってみたが、短い文字数の中で丁寧に言葉を紡がれていて、決して「死ね」という言葉だけを肯定しているわけではないことがよくわかる投稿だった。 だけど、ネット上で怒り悲しんでいる人たちには届かなかった。 まさに言葉の力が及ばなかった実例で、言葉とはなんと頼りないツールなのか。 「死ね」という言葉を使わなければならないほど追い詰められた一人のお母さんに対して、同じ母親として心が動いたのではないかと思う。 そして言葉を扱う人だからこそ、良くも悪くも言葉の持つ力に着目されたのだと思う。 結果、日本を愛する多くの人の気持ちを傷付けることになってしまった。 言葉が悪かったというよりは、心と心がぶつかってしまったケースなのかも。 批判する側の言い分も理解できる点はあった。 しかしながら匿名で罵詈雑言を浴びせたり事務所にまで嫌がらせをする理由には全くならない。 当時のご本人の投稿には批判を超えて中傷めいたリプライが大量にぶら下がっており気が滅入った。 10年近く前の、それも自分ではない人に向けられた無数の言葉は無関係な私の事まで凹ませたのだ。 物心つく前から毎日当たり前に使っている言葉というもの。 時に計り知れない程の大きな力がプラスにもマイナスにも働くことを心に留めつつ、大人として責任を持って扱わなければ。

    0
    投稿日: 2026.01.28
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    活きの良い本。どうせ読むなら今読んだ方が良い本だと思った。じっと集中して読むと、どんどん俵万智さんの声が聞こえてくるようだった。いや、実際、先日の『徹子の部屋』を見てたからってのもあるんだけど。(あの場でこの中のエピソードがいくつか語られてた)ちなみに源一郎さんのラジオでも取り上げられてたはずだけど、そっちはちょっと忘れてしまった、あまりにも前すぎて。あの時はまだ読む予定に入ってなかったからかな。 去年から参加してる読書会で来月の課題になってる本。でなかったら、また後回しにして、図書館の貸し出しが落ち着いた頃にようやく手にしてたかもしれない。 私自身も多少、言葉に関わる仕事をしてるので、あれこれが興味深かった。 しかも、ラップやクソリプ、マルハラについての話など、今を知らないとついていけないところもあるんじゃないのかなとも思った。クソリプについては、この分類からいくと、誰もがどれかに入るような気がした。やってるな、私も。それでもついリプしちゃうのってマズイかな? 読もうか迷ってる人がいるなら、ぜひ早めに読むことをオススメしたい一冊。

    0
    投稿日: 2026.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    端的に言えば、歌人俵万智さんのエッセイ、であります。 その内容は、言葉が基礎にあるものの、AI・SNS・子育て・ラップ等、多方面へ広がる。 恥ずかしながら、どういうわけか、読了ちょい前で涙ぐんでしまいました。どうしてだろ? ・・・ 私たちは、ことばというとても脆弱な基礎の上にコニュニケーションをどうにか成立させています。そんなことばに、限界を見るか可能性を見るかといえば、俵さんは可能性を見ているのだと思います。 それはまさに短歌という制約された状況で、混ぜ込む言葉・省略する言葉を厳選し取捨選択してきた彼女にとっては日常茶飯事かもしれません。 私はこれまで言葉の限界・伝わらない側面に悲観して生きてきましたが、本作を読み、もう少し自ら鍛えねばと反省しました。もうすこし、言葉の可能性を信じてみたくなりました。 気持ちは、工夫して努力させすれば、もっと伝わる・伝えられる、と思いました。 ・・・ ということで俵さんのエッセイでした。 まったくまとまっていませんが、とにかく言葉の大切さと面白さ、そして愛がじんわり伝わってくる作品です。 ブログや書評をしたためる人ならば一読して損はないと思います。

    0
    投稿日: 2026.01.26
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    このブクログもそうですが、 SNSへの投稿やLINEでの対話など 言葉を文字にして発信する機会が 昔に比べて増えたように思います。 しかも、短時間でかなりの量の言葉を。 本書を読んで、言葉を発する時に どれだけその言葉に意を尽くせるかということに もう少し時間をかけてみたいなと 思うようになりました。 しかも、俵さんのように 31文字でとは言わないまでも、 どれだけ少ない言葉で伝えられるかということにも。 表題にもある「生きる言葉」について考える 大切な時間をもつことができました。

    18
    投稿日: 2026.01.26
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    言葉は不完全で疑うべきもの、という考え方が面白い。谷川俊太郎さんにせよ、言葉を扱う方々がそのように言っているのが意外で楽しかった。息子さんの話も微笑ましい。 自分は短歌は全く分からないが、日本語独自の文化で和泉式部の時代から素晴らしい作品があり、日本人として誇らしいと感じた。紹介されていた「滑走路」は興味深い。明日買いに行きます。 俵さんの文章は詩のようで読みやすい。いろいろ著作を読んでみたくなりました。

    3
    投稿日: 2026.01.24
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    楽しみにしてた本でしたが、過去の話とか詩の話とかが多く、興味がわかなかったし読めなかった。読めたのは愛の不時着の話だけ。その箇所は私にとって新しい視点だった。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    前半は子の話題が多くちょっと飽きたが、後半になると全て回収していく伏線のようにも感じ、消化できた。というか良かった。エッセイというジャンルになるのかな?あまりエッセイ好きではなかったのですが、これは違った。ちょっと物語のようでもあった。

    7
    投稿日: 2026.01.23
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    俵万智さんは私の母と同い年であるという事を読了後、母から聞いた。 サラダ記念日の歌の味の”じ”という濁音が気に食わないとは本当に言葉のプロなんだなと思った。 言葉の力を信じているということを節々にかんじました。 最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て 俵万智 最近子供が、ちょうど1つになった。 できることが増えてきている。最後とは知らぬことが、山ほど出てくるのだろうと思うと嬉しさよりも寂しさが大きくなってしまうのは親となったということなのだろう。 私も言葉を信じたいと思う。

    1
    投稿日: 2026.01.22
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    俵万智さんがどんな方なのかあまり知らなくて、Twitterで見かけたことしかなかったしせっかくだし書店で買ってみた。言葉って短歌ってなんだろうっていうのをご本人の経験やそこから感じたこと、詠んだ短歌と合わせて書いてくれていて、俵万智さんの人柄がすごい伝わってきてエッセイみたいだった。 ホスト歌会とかそんなのやってたんだ!ってびっくりした。 私も歌会参加してみたいなー。

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    投稿日: 2026.01.20
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    言葉で100%世界や個々人の内にある気持ちを説明することは不可能だけど、それは人と生きるための共通認識を持つざっくりとした印になる。それをどのように扱うかは私たち次第だけれど、この本は言葉の役割や魅力に危うさ、日本語の持つ特長や楽しさを様々な角度から教えてくれたように感じた。私も短歌を始めたくなった。

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    投稿日: 2026.01.20
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    俵万智のエッセイのようでスラスラ読めた。言葉についていろんな角度から考えることができたし、短歌をもっと読みたいなと思った。思わず相槌を打ってしまうくらい共感できる箇所もあり、生きていく上で短歌は必須なのではとすら思った。いつか詠んでみたいなぁ。

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    投稿日: 2026.01.19
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    さっそく今年ベスト本候補。 やはり非常に文章が美しい。1文1文、1語1語が丁寧に紡がれている感じがして、読んでいて心地が良かった。所々に俵万智の息子の言葉が引用されていたが、面白いほど表現が絶妙で俵万智の息子然としていた。言葉と実際の事象が1対1で対応していないことはなんとなく気づいていたが、それを認識した上でどのような言葉を選ぶべきか、現実との差異を少なくするにはどうするべきか、そういった丁寧な言葉の選択は最近できていない。どうしてもスピード重視になってしまう生活の中で、丁寧に言葉を紡ぐということが疎かになってしまっていることに気づかされた。そんな中で短歌を詠むことは手軽で良いトレーニングだと思った。限られた文字数で自分の感情を最も的確に伝えられる言葉は何かを選択し、言葉の種類や過不足を考えるのは非常に楽しい。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    「生きる言葉」(俵万智) 孫達を見ていたから、赤ん坊が初めて言葉を覚える瞬間のエピソードが記憶に残りました。 「俵万智という表現者の凄みは、誰もが見過ごすような些細な日常を、一瞬にして**「かけがえのないドラマ」**に仕立て上げる力にあります」とわたしも思いました

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    投稿日: 2026.01.19
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    初読。新書と思って読んだらエッセイだった。期待してたのとはちょっと違った。「も」の話が興味深かった。

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    投稿日: 2026.01.18
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    詩を軸に言葉について語っている本作。話題は演劇、ラップ、X(ツイッター)…等々幅広い。 俵万智といえば、教科書に載っている人、或いはサラダ記念日という有名な詩の人というイメージが強いので文化人のお堅い人という印象だったが、本作を読んでガラッとイメージが変わった。文化人でありつつも、大分破天荒な人であり、言葉に対して真摯ではありつつも、常に遊びを忘れずフランクさも持ち合わせている人。 正直詩に関しては全く素人知識なため、紹介されている詩の意味を上手く感じることができなかったが、流石著者は詩人、詩に対する解説(あくまで著者の所感ではあるが)を読み、なるほど、そういうことか!と納得すると同時に詩の解釈の余地の広さを知れた。 消費社会とされる現代、多くの情報量を受け読み解く力を試されている。本作を読み、今一度言葉の一つ一つに向き合うことが大切だと改めて思った。

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    投稿日: 2026.01.17
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    俵万智さんのエッセイやコラムはとても暖かくて包みこんでくれるような優しい言葉で紡がれていれていてとても好きです。ラッパーの方との対談や息子さんとの会話などとても面白かったです。

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    投稿日: 2026.01.15
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    高校の同窓会で久しぶりに会った友人が、最近趣味で短歌集を出したと聞いたことをきっかけに手に取ってみた一冊。 言葉や短歌の話よりも、息子さんとの関係性の話の方が印象に残ったのが正直な感想。 自分が親になる頃、また読みに戻ってきたい、、

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    投稿日: 2026.01.14
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    言葉のプロフェッショナル 俵万智さんの短歌の背景が知れる 抱きしめて確かめている子のかたち心は皮膚にあるという説 →心はどこにあるの?心は脳にあるという説、心臓という説、ハグしてもらうと安心するから皮膚にあるという説。その説を知って生まれた句だそう。 あとがきにあるように、本書は「大好きな日本語と息子」の話だが、そのどちらもが興味深く面白い。日本語を大好きで、日本語の可能性と魅力を知っている人が身近なものを語るとこうも学びが多いのか。 俵さんの息子はかなり特殊な環境で育ったそう。小学校は石垣島の複式学級レベルの小規模校。そこで子どもたちだけで野放図に遊び回った、いつの間にかゲームもしなくなり、息子の言葉から 「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ という短歌ができるほど島の生活を楽しんだそう。中学はこれまた全寮制の中高一貫校。山奥で2か月ごとにルームメイトが変わり、そこでコミュニケーション能力を身につける。さらに中高時代は携帯禁止。スマホから隔離された世界でコミュ力を磨いたそう。幼少期から絵本を読み聞かせされ、かなり偏った環境で育った息子さん、それがバッチリハマったようで、本書の節々から息子さんへの愛が、温かい眼差しが感じられる。子育て本ではないので、こういう子育てがよいというものではないので、悪しからず。 5 言い切りは優しくないのかでは、曖昧表現を好む日本語表現を考察。〇〇界隈も言い切らない日本語の優しさ。ちなみに俵さんは【「も」警察の万智さん】だそうで、ソフトさを出す助詞の「も」を短歌で使うことに厳しい目をお持ち。並列で使う〇〇とかのとかを映画とか見て、というように単独で使うことを90年代には「とか弁」と読んだらしい。この「とか弁」もふんわり表現。なるほどしっくり。このような日本語のおもしろさも本書では味わえる。 言葉で気持ちを100%伝えることはできないが、気持ちを表す目印としては使える。

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    投稿日: 2026.01.10
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    スマホやネットの時代だからこそ言葉の使い方が難しいと感じる昨今。言葉を発しない方が平和に暮らせそうと思ってしまう。でも、言葉無くしては生きていけない。だから言葉を鍛えたいって思った。早速、短歌にチャレンジしてみた。良い感じ。

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    投稿日: 2026.01.09
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    言葉の力を信じたいと思いました。 でも、言葉の力を疑ってもいたいと思いました。 言葉で伝えられることが沢山あるけど、言葉では全てを語り尽くすことはできないから。

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    投稿日: 2026.01.06
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    内容は徒然なるままに書かれていて、オムニバスというか、雑文だったが、そこから拾い上げたいものはいくつかあった。この本を通して、読みたい本や、やってみたいことが見つかるはずだ。 気になった短歌 それまではおやすみいつか砂浜でいっしょに疲れようね靴より 木下龍也 作品は副産物と思うまで詠むとは心掘り当てること 俵万智 最後とは知らぬ最後がすぎてゆくその連続と思う子育て 俵万智

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    投稿日: 2026.01.05
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    読者メモの転記です。 短歌と言葉、日常生活がどのように関連しているか考えさせられる1冊です。 俵万智さんの表現も面白いので、すいすい読み進めることができます。 「歌会」もワークショップとして取り入れてみようかと思います。 - 本の内容 - 演劇→ダイアローグ たった一つの言いたいことのために、言葉を積み重ねていく作業。   短歌→モノローグ たった一つの言いたいことのために、言葉を削っていく作業。 人に伝えようとしているとき、どちらで伝えようとしているのか意識してみることも有効。 「言葉で言わない」ことも大事。 - 「論点をずらす」ことで思いやりとユーモアを表現することもできる - 「愛の不時着」より  「私のこと忘れないでね」 →「空から落ちてきた女を忘れられるか」 - 「間違えて乗った汽車が時には目的地に連れて行ってくれる」(インドのことわざ) - 本業の依頼は断るな(先生の教え) →勘を鈍らせるなというメッセージ - 耳を傾けるべき→外野 × 自分の心の中を流れる音楽 ◎ - プロフェッショナル=「夢中 得意 努力」 むっちゃ夢中とことん得意どこまでも努力できればプロフェッショナル つかうほど増えてゆくものかけるほど子が育つもの答えは言葉 - マルハラが話題の昨今 →「マルで終わるって日本語の優しさでは?」 - 1つしかないのに「〜とか」「〇〇あたり」 「こちらピザトーストになります」 →はっきり言わない方が、まどろっこしいが丁寧な印象 過剰に丁寧=責任逃れのムード・誤解にもつながる - 曖昧表現(〜界隈など) →ちょっとした安心感+後ろめたさの緩和 - 「も」=表現としては曖昧 的確で必要ならOK→基本的には置き換えた方がベター 「が」「は」「の」「を」へ - 遊びのポイント - 「子ども同士で」「自然の中で」「野方図に」 勉強=大人になってから取り戻せる 勉強×遊び=子どもは前に進める - 言葉=世界の目印 →世界の理解、自分の気持ちを表現することに役立つ - 自閉症の方と母とのやりとり 「賢い人ってどんな人?」(母) →「笑顔である事。幸せである事。正直である事。誇りを持つ事。」 - 同じ題でものを書くとき一番やってはいけない事 =大多数が書きそうなことを 大多数が書きそうな理由とともに述べること。 「んん?」と思わせることが大事。 最初に期待値を下げておくことも有効。 - 自分の言葉がどんなふうに人に伝わるかを見ることができる⇒「歌会」 無記名で歌を提出し、感想・意見を述べ合う 「歌会では自分の投票した歌を他の人がどう読んだかに一番注目せよ」(佐々木幸綱)→最も勉強になり、「読む力」をつけられる 一喜一憂する必要はない →何が伝わり、何が伝わらなかったか 何を読み取れて、何を読み取れなかったか - 短歌を通して自分の人生を振り返り、言語化することで何かを乗り越えた、という手ごたえ ⇒これが短歌を詠む意味 この時間が尊いし、その時間も含めて短歌 - 手塚マキ=歌舞伎町界のNO.1ホストを経て複数経営する実業家 - 「お客様のちょっとした一言から、気持ちを汲み取る力、そして短い言葉で的確に伝えられる力」を養うものとして短歌◎。 - 曖昧な言葉で一括りにするとき、抜け落ちてしまう何か。 そこを掬うのが文学の役目。 - 「宿ってしまった歌」の条件 - やむにやまれぬ衝動があること。 - 空想や伝聞ではなく、ゼロから全部手順をたどりついた境地であること。(作り続けていないと、宿るものも宿らない。) - どういうときに短歌が生まれるか 「あらゆる場面で心が揺れた時。アッと思ったら立ち止まって、その揺れを観察。そこから言葉探しの旅が始まる。」 いつ「それ」が訪れるかわからない - AIの発展…人は心から言葉を紡ぐことを目指すべし - AI:1→100、自分:0→1 - 作品=副産物 詠む=心を掘り当てる(川添愛) 適切な濃度の中でこそ言葉は生きる それぞれの器に対する濃さの程良さが大事 - 谷川俊太郎…言葉を疑う人 - 言葉と世界→一対一対応していない・ズレがある ⇒それをどう小さくするかが大事 - 言葉の力=生きる力に直結 心が立ち止まった時、もう歌は始まっている - お互いにせっかちに言葉を投げ合う前に、ほんの少しでも立ち止まることを大事に - 言葉=世界をともに歩く頼もしい相棒

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    投稿日: 2026.01.04
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    こちらも子供新聞の書評で説明文に出そうな本として紹介されていたが(今の子はそんな理由で本を読むのかな。ビジネスマンじゃん)、言葉や日本語についてふと振り返ることができる内容で読みやすかった。 まずは印象論だが…俵万智、黒川伊保子、ヤマザキマリに共通する、この息子への偏愛。なんなのー?というところか(笑)。いやヤマザキマリさんは息子との距離感が心地よいので少し別だが、令和の時代「うちの愚息が」と謙遜しなくてよいのはいいのだが、いい言葉として息子の発言をよく引用しているところに結構びっくりする。これが母娘だったら、自分の人生を投影してはいけない、別の人格として意識しなければという問題意識?が働くと思うのだが、この「息子の母」の突き進む感じ、慣れないなあ(笑) と本題から離れてしまったが、自分も短歌を作ってみたいなあ、言葉を大事に紡いでみたいなあと全編通して思わせてくれる本だった。図書館で永遠に借りられなそうだったので買って読んだがもう一回読めるのが嬉しい。買ってよかった。 途中のコラムで別の作家の作品を紹介するのもよかった。年始に切なくなってしまったのは萩原慎一郎さん。ちょうど同時に読んでいたさわ先生の本にも自死を選んでしまった話が出ていて、若い命が突然絶たれてしまった喪失感、他人から見ればその「滑走路」の先に航路が見えている気がするのにそれを永遠に追えない虚しさを感じた。はぁ… 追記:「生きる言葉」を読み終えて次に手に取った「言語沼」の冒頭から連濁!これぞ引き寄せの法則かと思ったが、先日のTBSラジオ「土曜日のあ」に俵さんと水野さん出てたし、関心事項が重なるのは当たり前か。 ところで俵さんの本の連濁のくだりを読んで思い出したのはスペイン語の似たような現象。「彼にそれを〇〇する」場合に本来は「le lo 〇〇」となるところを「se lo 〇〇」とするのが正しい。教師には「レロって変でしょ。だからセにするのよ」と説明を受けたが、自分も連濁もそんなものかと思っていた(口の形を直さないといけない場合に連濁させて言いやすくなれば濁る、みたいな)。もっと奥が深いのか。ついでにいえばカトリック圏でよくあるMaría なんとかという名前も、次に続くセカンドネームがアから始まる場合(Angela)Mari Angelaとなると言われ、自作の創作で適当につけた登場人物の名前が不自然だとネイティブの皆に指摘されたのを思い出す。そんなこんなのテーマを研究してる人もいるのかな。とりあえず外国語で詩を読む勇気が毛頭なくなる記憶だが、母語のこともこんなにわかっていない私はとりあえずこれから言語沼に飛び込んでから短歌を読んでみようと思う。

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    投稿日: 2026.01.04
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    制約の中に想像力、創造力が発揮される 字数や韻踏み、時間の制約の中で伝える言葉、取り組む仕事の意味を見い出し、表現する

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    投稿日: 2026.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    年初の初読み。味気ない言葉の氾濫で言葉に飢えている人が多いのだろう。『生きる言葉』というタイトル、巧緻な表現の極意をさらす俵万智に引き寄せられたのか、すでに13万部に乗せているという。全体に興味深い章立てで一気に読んでしまった。 まず養育論から入り、子どもは「基本野放し」という村長の主張を支持する。そこにコミュ力が醸成されるという。“言葉の輪郭をあいまいにする「も」”の使い方についても視点がいい。メディアがタイトルなどで安易に使う「も」については辟易している。ホストグループの歌会も興味深い。AI短歌についての考察にも引き込まれた。内容については程々にするとして、挿入の短歌はどれも面白く、サビの利いた著者のコメントには拍手喝さいを贈りたい。 「やや手前味噌で恐縮だが」といった表現にみられるように、著者が随所で臆面もなく成果と自信を強調しているのは頼もしい限りだ。 次は『愛する源氏物語』を手に取っている。

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    投稿日: 2026.01.03
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    全日本人の愛読書にしてほしいくらいよかった。同じ意味でも人を傷つける場面と傷つけない場面があることに気づかせてくれたり、◯◯ハラスメントへの違和感を言語化してくれたり、クソリプを事細かに解説してくれたり。相手の顔が見えなくてもコミュニケーションが取れる現代だからこそ言葉を大事にしたい。 それにしても俵万智さんの息子さん、人間が出来すぎている。

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    投稿日: 2025.12.31
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    言葉で表現することのむずかしさ、楽しさ、奥深さを学ぶ。ホスト万葉集は読んでみよう。後、この人の歌集を、いつか読んだ気もするけど、また読んでみよう。

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    投稿日: 2025.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「言葉」は日常に溢れているけれど、ただやりとりしているだけでなく、いろいろな力を宿してるな改めて感じた。 「クソリプに学ぶ」はとても興味深かったし、面白かった。SNS見ると喧嘩腰の人多いものね…。 「言葉は、受け止める側のコンディションにも左右されるのだ。」の一文はその通りだなと強く響いた。 自分から発する言葉を大事にしたいな。 年末に良い作品を読んだ。

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    投稿日: 2025.12.27
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    面白かった。 色んな内容が書かれていて飽きない。 息子氏の言葉がちょこちょこ出てきて、そこになるほど…となる。 様々な作品が紹介されているので、読んでみようと思う。

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    投稿日: 2025.12.26
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    2025年12月4日のアイドル歌会の現場で、俵万智さんのサイン入りを見て、思わず買った一冊。 60歳を超えられていて、これだけの活動量やいろんな人との関わり合いをみて、凄まじい知的好奇心と体力だなぁ…と言葉以外の部分にも俵さんの凄さを感じた一冊でした。 想いや考えを言葉に出して相手に伝える言語化能力。 シンプルだが、大事なこの能力が飛び抜けた方だなと感じた。 「ゲームはおやつ。(一部、略。) ケーキやチョコレートと同じ。おいしいからって、朝はケーキ、昼はポテチ、夜はチョコレートだったらおおきくなれないし、病気になってしまうよ。誰らゲームも、おやつみたいに分量と時間を決めて、楽しくやろう」

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    投稿日: 2025.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    俵万智さんの『生きる言葉』を読了。日常の何気ない風景や感情を言語化するヒントが詰まった、味わい深い一冊だった。特に心に残った気づきが4点ある。 ​① 言葉は「ざっくりした目印」 「言葉で100%気持ちを説明するのは不可能。言葉は世界と一対一で対応しているわけではなく、ざっくりした目印」という記述にハッとさせられた。名詞でさえモノを完全に表せないのだから、心という見えないものを言い尽くせないのは当然だ。「伝わらなくて当たり前」という前提は、コミュニケーションにおける諦めではなく、むしろ優しさや誠実さにつながるのだと感じた。 ​② ヒコロヒーの筆力と「本物」の魅力 本書で紹介されていたヒコロヒーさんの『黙って喋って』の魅力に触れ、彼女のコラムも読んでみた。そこで語られていた「雑把には裏も表もあってはいけない。性根が雑把であることが真の雑把」という言葉が、職場の「仕事はできないけれど、なぜか憎めない同僚」の魅力と重なり、腑に落ちた。取り繕わない人間らしさが、人を惹きつけるのだ。 ​③ 親の務めは「環境」を整えること 「子どもの成長を願うなら、環境を整えてやるまでが親の務め。過程を覗いたり成果を確認したがるのは、親の欲でしかない」という言葉が、子育て中の身に深く刺さった。書き順を指摘したり、勉強を覗こうとして隠されたりするのは、自分の「安心したい」という欲だったのかもしれない。植物を育てるように、土壌を整えたらあとは信じて待つ。その大切さを学んだ。 ​④ 語られない言葉の重み 30年ぶりに元カレと再会した際の短歌〈「どうだった? 私のいない人生は」聞けず飲み干すミントなんちゃら〉が秀逸だった。「私のいない人生」という重たい問いと、「ミントなんちゃら」という軽い言葉の対比。「なんちゃら」という解像度の低さが、相手への集中や動揺、そして飲み込んだ言葉の切なさをリアルに物語っている。 ​言葉の力を信じつつも、言葉にできない余白も大切にする。そんな、言葉との適切な距離感を教えてくれる良書だった。

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    投稿日: 2025.12.24
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    少しずつ長い時間をかけて読んだ。 あまりに少しずつ読んだので、もっとも印象に残ったのが 「朝ごはん食べましたか」の返事が、午前なら「食べていません」午後なら「食べませんでした」と言う謎。 なぜなんだ? 最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て この短歌を数年前知った時、不覚にも泣いてしまったのが懐かしい。こんな短歌はおそらくAIには詠めないだろな。 俳句か短歌をやるか、どちらにするか、悩んだ時期もあるなと懐かしい。(やらないくせに悩むだけ悩む)で、どちらもやっていない笑 なかなか短歌はハードルが高いです。 優れた鑑賞付きで楽しむものかも。

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    投稿日: 2025.12.22
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    いつか読もうと思ってはいたんだけど、年末ランキングとかでも取り上げられているのを見て、やっぱなるべく早めに、ってことで。著者のことは、めちゃ有名な短歌のいくつかは知っている、という程度なんだけど、本書を読んでいるうち、もっと触れてみたくなった。”踊りつかれて”読後で敏感になっていたこともあり、一番興味深く読んだのは”クソリプ”のくだり。言葉のプロが考えた、言葉の悪意への対処法だけに、しっかり心の止め置きたい内容ばかり。『それにしてもSNSって…』って方向に、どうしてもいってしまうんだけど。

    1
    投稿日: 2025.12.22
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    自分が普段、何気なく読んでいる文章や言葉を、咀嚼することの楽しさ、奥深さを知ることができました。 コラムの賢い人とは?の話が自分には全くない視点で賢い人を表し、さらにそのことがお話として綺麗にまとめられており、最後は少し泣きそうになりました。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    https://x.com/nobushiromasaki/status/2001431199303237788?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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    投稿日: 2025.12.18
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    読み終わった最初の感想は、「なんかいいな」という感じの本です。著者の俵万智さんは歌人として有名ですが、本書に出てくる俵万智さんは、お母さんとして、歌人として、国語の先生として、女性として、いろいろな俵万智さんの人となりが味わえる1冊です。エッセイの部分はとても洗練されているプロフェッショナルな文章で、とてもテンポが良くてわかりやすいし、ところどころ挟まれている短歌はとても趣味が良くて、なんとなくいいなと思わされる構成です。本書は、子育ての体験談から始まり、ネットでの書き込み、源氏物語に至るまで、言葉そのものが持つ曖昧さと、その言葉を使ってわかり合おうとすることについて、とても読まされました。

    13
    投稿日: 2025.12.18
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    いい本だった。大学時代に文系のまま戻るなら、こんな研究やってみたかったな。短歌いいよね。 そして俵万智さんのバックボーンを知って、より興味深くこの本を読めた気がする。面白い方だな。日常生活の解像度がまるで違う。息子さんも健やかないい子すぎて優しい世界だった。 あ、「も」警察に取り締まられそう。 寮の「ことばが足りない」話、そうだよね。自分に圧倒的に足りないところ。コミュニケーションは失敗を重ねて成熟するという(きっとみんなにとっては)当たり前のことを再確認できた。

    18
    投稿日: 2025.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◆「いいね」の元祖?が語る、言葉「界隈」の好エッセイ集 「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」の短歌でおなじみ、 1987年に歌集『サラダ記念日』で一躍時の人となって早40年近く。 その後、自ら切り開いた口語短歌というジャンルをリードし続けてきた言葉の達人は、 言葉の力こそ、生きる力であると言います。 現代は、画像や動画の時代のようでいて、実はSNSの普及により、 文字によるコミュニケーションの比重が増しているからです。 本書は、実体験にもとづき、さまざまな場面での言葉の使われ方を考えた、 気軽に読めるエッセイ集。 以下、印象に残ったフレーズや短歌(〇印)などを、箇条書きでピックアップしてみます。 ・スマホは、コミュニケーションの拙さを増幅する装置(!) 〇「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ ・演劇はダイアローグ、短歌はモノローグ ・ラップも短歌も言葉のアート(共通性が多く、短歌はラップに大いに学べる) 〇むっちゃ夢中とことん得意どこまでも努力できればプロフェッショナル ・言葉は、持たざる者が生きるための最後の武器 ・どんなに当たり障りのないツイートも、拡散されるとクソリプがくるという法則  (クソリプに学ぶその8類型/作ったのは別人で著者が引用) 〇やさしさにひとつ気がつく ×でなく〇で必ず終わる日本語 ・歌会のススメ(自分の発した言葉が、どう人に伝わっているかが確認できる機会) ・平安時代では和歌は最重要のコミュニケーションツールだった ・言葉から言葉を紡ぐならAIもできるが、心から言葉を紡ぐ時、歌は命を持つ  →1から100より0から1を 〇なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き ・谷川俊太郎は俵万智に初対面で「あなたは現代詩の敵です」と言った ・定型を手放すところから出発するのが現代詩、  定型を信じるところから出発したのが現代短歌 ・言葉は疑うに値する/言葉と世界とは絶望的にズレがある(谷川俊太郎) テレビ番組『プレバト!』を始めとする夏井いつきさんの活躍により、 俳句ブームとなったようですが、短歌も、著者の地道な活動のおかげで、 負けず劣らずブームとなっているようです。 本書は、改めて、言葉・短歌・日本語の、面白さ・奥の深さを認識させられた、 万人にお薦めしたい好著です。

    2
    投稿日: 2025.12.16
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    言葉は世界を完全に表現できない、だからこそ真摯に自分の気持ちに立ち返る表現者がいて、自分の気持ちを投影できる読み手がいる。言葉の魅力の様々な面を味わえた

    1
    投稿日: 2025.12.14
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    息子さんが言葉を身につけていくさま、著者とラッパーの対談に息子さんが目を輝かせて付いてきたエピソード、現代あるあるのクソリプ分析などおもしろかった。 著者が関わった「ホスト万葉集」は巻一、巻ニとも読んでいて、著者が短歌の裾野を広げようとしてるのが、しかも楽しんで行っているのが頼もしい。

    5
    投稿日: 2025.12.14
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    [こんな人におすすめ] *『愛の不時着』が好きな人  「大好き!」というほどではないけれど、面白い韓国ドラマだったと感じた人には、ぜひ本書の『愛の不時着』について書かれた章だけでも読んでみてほしいです。登場人物の言葉の選び方について俵万智さんの視点を通して読むことで、ドラマの魅力を改めて実感できるでしょう。本書を読み終える頃には、クリスマス前にもう一度ドラマを観たくなるはずです。 [こんな人は次の機会に] *『チ。―地球の運動について―』に影響を受け、何かしらの知識を吸収したい、学びを得たいという気持ちでいっぱいな人  私自身も「知」を得たい欲にかられながら過ごした一年でした。ただし、本書は新幹線の乗車前に本屋に立ち寄り、旅のお供として選ぶのにぴったりな一冊になります。そのため、強い知的欲求を満たすことは難しいかもしれません。俵万智さんから何かを受け取りたいのであれば、シンプルに歌集をおすすめします。

    8
    投稿日: 2025.12.14
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    言葉と教育という自身と繋がるテーマのためとても興味深い内容だった。それぞれに面白さがあるけれど、「賢いってどういう人?」というコラムに泣いた。ある自閉症の男性が発した賢い人の定義がハッとさせらるもので、その言葉を解説している俵さんの文章も素敵だ。 俵万智さんが国語科教員だったり、結婚せずに子どもを産んでいたりたり、と知らないことがあり、その生き方を知って改めて魅力的な人だなと感じた。

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    寒いねと話しかければ寒いねと 答える人のいるあたたかさ 子供の頃教科書で学んでから今もずっと覚えている歌。たった三十一文字にじんわり温かい愛をのせる俵万智さんのセンスがずっと好きだった。私、俵さんの世界の見方が好きなんだな、と感じた一冊。手が止まらなくてすぐ読了した。 和歌で愛を伝えた時代から現代に至るまで、歌には想いが載るから胸を打つのね。 時を経て心に残るあの歌を 好きな理由が見えた気がした

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    本屋さんのおすすめからなんとなく買いました。 むかし、サラダ記念日に出会った時の事を懐かしく思います。 今回は、言葉、短歌の表現には、その人の生き方、考え方、想い、などなどが詰まっていて、その想いを言葉で表すのは正確にはできないけど、大切な事と思いました。 ヒコロヒーさん、Mummy-Dさんとのお話、大河ドラマ光る君への話など、楽しんで読ませてもらいました。

    5
    投稿日: 2025.12.11
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    ああ、私は俵万智さんが好きなんだ、と実感しました。 万智さんが紡ぎ出す言葉は優しくて、近所のおばちゃんと話しているような感覚になりました。 言葉ってなんで存在するのか、言葉の普遍性について考える時間でした。 世界の物事を「言葉」という「手段」を用いて表現しているだけであって、私たちが想像するものや考えは一つではないことを改めて感じることができました。 だからこそ、言葉は慎重に扱わなければならないし、言葉の持つ可能性や魅力をもっともっと感じたいと思いました。 私は幼い頃に絵本を読んでもらっていたから本が好きだと思っていました。 もちろんそれは事実ですが、それ以上に言葉が好きなんだと気づきました。 言葉を紡ぐことで新しい世界を知れて、新しい価値観に触れられる。 その経験が楽しくて楽しくて仕方がないです。 ある小説で読んだ、「本を読むことは誰でもできることだけど、書くことは誰にでもできることではない」という一文がずっと忘れられずにいます。 私はそっち側(書く側)にはなれないと、ずっと思っていましたが、俵万智さんの最後の言葉を読んで、ちょっとだけ勇気が出ました。 勉強しなくても使える日本語を使って表現しないなんて勿体無い! ちょっとだけチャレンジしてみたいです。

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    投稿日: 2025.12.10
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    言葉の持つ力や魅力を改めて認識させられた本だった。 クソリプの分類の話しと言葉の輪郭を曖昧にする「も」の話しが興味深く、印象に残った。

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    投稿日: 2025.12.10
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    短歌を詠む俵万智が新聞に連載したコラムを含めて書いたものである。和歌がどのようにつくられているのか、さらにそれだけでなく、自分の子どもとの言葉のやり取りもかかれている。短歌の作られる場面についてなかなか知る機会がないので、興味深く読むことができる。

    2
    投稿日: 2025.12.10
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    個人的2025新書大賞!!! SNSが普及し、気軽に簡単に誰かとやり取りができるようになった現代。言葉の持つ魅力、威力、脆さについて、俵さんならではの考察と経験談が柔らかい文体で描かれていて、とっても面白かった!歌人として短歌や言葉と長年向き合っている方だからこそ、言葉に対しての愛がもの凄く伝わってきました¨̮♡掲載されている短歌を読んで、その優しい響きにほろりと感動しちゃった(TT) そしてクソリプの分類図が細かくてめちゃめちゃ笑ったwwクソリプについてここまで詳細に解説と対応方法を述べている新書は初めて( ᵔ̥̥̀ᗢᵔ̥̥́ )読む時は周りにくれぐれも注意です。笑 言葉について、じっくりゆったり俵さんと考えたくなる1冊。自分で買い直してぜひまた読もう!

    1
    投稿日: 2025.12.07
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    AIも短歌を作れるのにびっくり 大学で学ぶのが羨ましいのは本当にそう 大学時代の自分が勿体なさすぎて… 連濁を初めて知った 子どものために自然豊かなところへ移住するのがすごい

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    投稿日: 2025.12.06
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    今年度読んだ本の中で、個人的No. 1です。現代の言葉について、とても大切なことを学ぶことができます。何度も読んで、傍に置いておきたい本です。

    1
    投稿日: 2025.12.03
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    914.6タワラ 多様性の社会で、相手のバックグラウンドも知らないまま始まる言葉の応酬。 お互いに前提としている常識が違うので、理解しあうことは非常に困難であるという。現代短歌の世界で活躍している俵万智氏による、言葉が「生きる言葉」となるために大切なことは何か考えたコラム。

    1
    投稿日: 2025.12.03
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    素直、誠実、まっすぐ、温かい、丁寧、そのような印象を受ける文章。すっとここの奥まで届くような、ずっと隣りにいてほしいような言葉がたくさんありました。 私もこんなふうに言葉を使いたいと自然と思える一冊です。日本語を愛しているんだなぁというのが伝わります。 気持ちをニュートラルに整えたいときに読み直したい本。

    1
    投稿日: 2025.12.03
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    明るく正しい感じがダサく思えて、昔はこの人のことをいいと思わなかった。屈託のなさが浅く見えていた。(なに目線かわからないが) しかし、強度があるんよね。わかりやすいし。 これは、おわりに、にあるようにことばと息子について書かれた本で、愛が詰まってる。そしてやはりわかりやすい。そして面白い。

    13
    投稿日: 2025.12.02
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    ●読前#生きる言葉 帯に記された「言葉の力は、生きる力」をみて読みたいと思った。短歌、俳句、詩などは好みでないので若干の不安はあるが、言葉のプロである歌人が、僕にとって気になる単語の「言葉」と「生きる力」をどう結びつけて考えているのか知りたくなった https://amzn.to/4omqidT ●読後#生きる言葉 やはり言葉が少ない分いろいろな捉え方ができる短歌が好みでない感覚が影響するようで、歌人の考えはすんなり受け入れられないことも多く、最後までモヤモヤを感じながら読了。ただ、息子さんのユニーク考えの言葉には素直に感心した https://amzn.to/4omqidT ●心に響いたフレーズ&目次 #生きる言葉 https://mnkt.jp/blogm/b250417a/

    13
    投稿日: 2025.12.02
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    上手に言葉を使いたいと普段から思っているものの、なかなか納得のいく言葉が出てこなくてモヤモヤすることしょっちゅう。この本は目から鱗がたくさん。こんなふうに言葉が紡げたらなあ。

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初読。スマホがあり、ネットがあり、SNSがあり、AIがあり、言葉の力について揺らいでいる。短歌という限られた文字数を舞台に表現してきた俵万智さんならではの、言葉についての考え方が素直に染み込んでくる。ホストクラブの歌会に参加されているのには驚いたし、その歌の伝えてくる力にも驚いた。その世界にいないと詠めない歌の希少さよ。いろんな人のいろんな短歌を読みたくなった。

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    序盤は、こどもの教育環境を充実させたことへの自慢か?!!と僻みの感情が出てきてしまったけど、言葉の面白さをわかりやすく伝えてくれる本だった。言葉と向き合いたくなり、詩をかいてみたくなった。

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    俵万智さんは、結婚せずに子どもを生み育てることを選んだ。まずそこ。俵万智さんが歌を詠みながら生きてきて、考えたことをつづったエッセイです。短歌を読んでいるのだから、日本の伝統を大事にしているだろうと思うのだが、AIが詠んだ短歌に共感したりとか、現代社会の激しい変化に対応し、アップデートして洗練されていく。本当に素敵だし、生き方そのものに感銘を受けました。 以下抜粋 耳を傾けるべきは外野ではなく、自分の心の中を流れる音楽なのだ つかうほど増えていくもの かけるほど子が育つもの こたえは言葉 「どうだった? 私のいない人生は」聞けず飲み干すミントなんちゃら 【どうしてお母さんとハグすると安心する?】(小2女子からの質問) 抱きしめて確かめている子のかたち心は皮膚にあるという説 賢い人ってどういう人? 「笑顔である事。幸せである事。正直である事。誇りを持つ事。」 作品は副産物と思うまで詠むとは心掘り当てること 人生の予習復習 親といて子といて順に色づく紅葉 「かーかん」にいろんな意味のしっぽあり「かーかんやって」「かーかんちょうだい」 牛丼屋頑張っているきみがいてきみの頑張り時給以上だ 萩原慎一郎 (非正規雇用である自分について多くの歌を詠んだ歌人・この人の歌集を読んでみたいと思った)。 友に送つたメールの返事を待つ二時間 五日は待てた手紙の頃は 村田知子 また、俵万智さんは歌舞伎町のホストと歌を詠む会を催しており、中には歌集を出版するまでになったホストさんもいるとか。とても興味深いです。

    12
    投稿日: 2025.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代の言語文化に対して歌人ならではの分析を行っている点が非常に面白かった。一概に、頭ごなしに否定的ではなく、ほとんどにおいてその言葉を作り上げた意図を見抜き肯定的な意見を残していた点も大人の姿勢として見習いたい。 あれほど役に立たないと嫌煙していた古文にも興味が湧いた。「恋愛について学べる授業は古文だけなんですよ?」という謳い文句があるが、私は別に恋愛などどうでもよかった。だが、俵万智さんが相聞歌についてアツく語っている様子を見ると、果たして面白いのではないだろうか、いや、面白いに違いない、と思えた。 「勉強は大人になってもできるが、遊べるのは子供のうちだけ」という主張に共感した。確かに、子供のうちは他者と遊ぶことで衝突やいさかいが発生し、それによって少しずつ他者との関わり方を学習していったような気がする。もっとも、私は他者との衝突(レスバトルと言った方が正しいが)で勝つことしか考えていないクソガキだったが。自然の中でのびのびと自由に遊ばせるというのは大切なことなのだと、過去の苦い思い出も交えながら身に染みて感じた。俵万智さんが子育てを通して獲得した人生観には、今はまだ分からなくともこれから学ぶべきところが多くあるように思えた。成長してからも、読み返したい1冊。

    1
    投稿日: 2025.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネット、子ども、芝居、ラップ、小説、AI、短歌や和歌など、あらゆる場所での言葉の使い方を考察し、俵さんの実体験と共に語られた一冊。 クソリプの分類からの、喋る家電のクソリプセンサーの話が面白い。「あと三分で洗濯が終わります」だと「洗濯が終わりますだと?この後干すのが大変なんだよ、干して乾かして畳むまでが洗濯なんだよ!」になってしまうリスクがあるので、「あと三分で洗濯ものが取り出せます」なのか。 子どもからの質問に答える章は子育て中の自分には大変勉強になった。特になぜ勉強しないといけないの?に対する答えは、石垣島に移住して子育てをしていたことがある俵さんだからこそ説得力がある。 歌舞伎町のホストたちとの歌会の話の中の「大げさに言えば、おのれの人生で歌うに値するものは何かを問うた。言葉にするということは、その体験をもう一度生き直すということである。」が印象に残った。 他にも、「も」警察、万智さんAIの話、川原繁人さんや谷川俊太郎さんとのやりとりなど、内容盛りだくさんである。 たまに読み返したい好きな文 「五七五七七という小箱に、自分なりの言葉を詰めながら、眺めたり、位置を変えたりしてみる。別の言葉のほうがいいかなと入れ替えたりする。そんなふうに時間をかけて言葉をつむぐ場面が、昨今どんどん少なくなっているのではないだろうか。秒で言葉を届けられる時代だが、だからといって、秒で言葉をつむがなければならないわけではない。」(p234)

    4
    投稿日: 2025.11.29
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    子育てに関するお話がいくつかあり、お子さんを自然に近い場へと送り出したことや、ラップに関する知識や動画、仕事にまつわることを親子でお互いに伝え合ったりと、こんな親子の関係って良いなあと思うエピソードでした。 「デジタルになるべく触れさせないことが1番の英才教育」といったことを本書で述べられており、私は妻にも「俵万智さんが言ってたよ!」と伝えて自分の未就園児の息子たちにも見せるのを控えるようになりました(もともと良くないなとは思ってはいたのですが、これを機に)。これが私にとってこの本から得た「生きる言葉」かもしれません。 別のところでWHOが2歳までの子に見せても良いテレビ等の時間は0時間だ、というような報告を出したことを聞いたところでして、先ほどの言葉は「まさに」だなと感じるところです。

    8
    投稿日: 2025.11.26
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    子どもの相談の答えが素敵です。こんな返事を返したい。 個人的には「光る君へ」で詠まれた短歌の解説に熱くなりました。俵万智さんの解説にこちらも感涙です。

    2
    投稿日: 2025.11.24
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    サラダ記念日 名前は知っていましたが、読んだことないなと思いながら手にした俵万智さんの一冊 一人息子とのやりとりが、なかなか出来た息子さんだなと思うし、俵万智さん自身も息子の言葉に感動したり。子供って、発見の連続なのでしょうね。 SNSなどで言葉が簡単に発信できる時代だからこそ、相手への想像力は大切だと思うし、AIには出来ない世界 子どもの問いに答える中に、勉強が嫌いという話しがあったけど、戦中や戦前の大人にとって、勉強が好きなだけできて羨ましいとか。立場が変われば味方や考え方も変わる物だなと。普通の人はテストで100点だと嬉しいかもしれないけど、著者のお父さんは自分の知っていることしか出なかったから、余り嬉しくないとか。80点なら、新たに自分の知らない20点が増えることとか。なるほど。 ホストの人たちとの短歌のやり取りの時間も見ていて、楽しい。言葉に触れることは、どんな立場でも必要なものなのだなと。 生前の谷川俊太郎さんの贅沢なやりとり。言葉って不安定なものだなと感じずにはいられない。

    3
    投稿日: 2025.11.24
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    10章のAIに短歌を詠ませてみる話と、11章の言葉を贅沢に使うというテーマが特に面白かった。6章くらいまでは、言葉と同じくらい、息子についての話が多いなあと思ったが、最後の谷川さんの言葉を知って納得した。俵万智の中では言葉を語るうえで息子の話は欠かせないんだなーー母になったことのない私にはわからない感覚だけど。 短歌と離れた日常的なトピックから言葉を語るピースを拾い上げていくような語りは、心の揺れを見逃さない俵の作風に通ずるところがあって、この話から飛躍するの?みたいな新鮮さに恐れ入ったりもした。あと、クソリプ分類みたいなことを真面目にやってくれる作家は、俵万智くらいだと思う。 p67 ラッパーのMummy-Dさんについて ・一度ライミング至上主義から距離をとったことで、あらためて韻の面白さに気づけたという。これもまた示唆的なことだ。言葉で表現するからには技術は必要で、ただし技術ばかりを追い求めてしまうと本末転倒になってしまう。そこを自覚したうえで技術を用いるのが最強なのである。 ↑ 就活でちゃんとした文章を書かなければ、と気負いすぎているので自戒として心に留めておきたい p128-129 ・実は言葉で100パーセント気持ちを説明するのは不可能だ。「うれしい」「かなしい」「こわい」というのは気持ちのほんの一部というか目印のようなもので、全部を説明しているわけではない。けれど、なにもないよりはずっと助かる目印だ。 ・説明できないことをわかったうえで、いくつかの目印を集めて、だいたいこんな感じなんですと伝える努力をすることが、自分コミュニケーションだし表現ということ。 p201 ・作品は副産物と思うまで詠むとは心掘り当てること ・AIが小説が流行っても、作家という職はなくならない。私は作品を書く過程で自分の中を掘り下げて、嫌だったこととか楽しかったことが作品の中に何となく出てくるところが面白いので、やはり書いている過程が楽しいんですよね。(川添) p.220 ・言葉の濃度 ・「生ビール買い求めいる君の手をふと見るそしてつくづくと見る」について、手の描写をすればいいというものではない。この歌は、見たものを描きたいのではなく、つい見てしまった視線を描きたいから。 ↑ 歌を読んでいた時はまったく至らなかった解釈で、作者本人に解説されて悔しいけどあっぱれなきもち…

    1
    投稿日: 2025.11.22
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    分かりやすくシンプルで、頭にスルスルと入ってくる文章。クソリプの分類や、子どもたちからの問いに答える章などは、すっきりと言語化できない気持ちをスカッとさせてくれた。 特に息子さんとのコミュニケーションからはたっぷりの愛情が感じられたし、お二人の言葉のやり取りは本当に楽しく時にじーんとくる。 最後とは 知らぬ最後が過ぎてゆく その連続と思う子育て 胸がギュッとなる。 言葉も瞬間も大切にしたい

    14
    投稿日: 2025.11.22
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    もしも、身の回りで起こること全てを、流行り言葉に流されずに、自分の言葉で言い表せることができたなら、もっともっと世の中を見たくなるのかもしれない。あなたの隣にいる人へ、あなたが見ている世界を見せることだってできるのかもしれない。 こんなステキな事はない。 文学とは、そういうものなのかもしれないなあ、と 思える本です。

    4
    投稿日: 2025.11.22
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    正しく言葉を受け取ってもらうことの難しさを考えさせられる一冊。俵万智さんの言葉のやりとりに関する実体験が散りばめてられているのも面白い。あの俵万智さんでも、言葉を尽くしたにも関わらず相手に意図通りに言葉を伝えることができず苦悶されたエピソードが印象的であった。言葉は文字で書き下ろせるものであるが、受け取られるその時はそれぞれの状況や背景から意図せぬ修飾がつくということを忘れてはいけない。また、その状況背景全てを予め理解しておくことは大変に難しいという前提を忘れず、細かな言葉のやり取りの積み重ねを心がけることでそのギャップは小さくすることができるのかもしれない。

    2
    投稿日: 2025.11.21
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    短歌が好きになった。説明できない分からない気持ちがあるのはなんで?という5歳の男の子に対する回答が秀逸すぎる。なんとなく言語化できていないことをどんどん言語化していってる… ありがたや

    3
    投稿日: 2025.11.17
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    学生時代に受けた国語の授業ってほんとにつまらなくて、(現代文は自分なりの解釈は許されないし、古典は時代背景とか何も考えずに暗記してたし、漢文なんて果たして勉強していたのかどうか怪しいし)、とにかくいつもテストで良い点数をとるためだけに、深く考えず勉強してたなと思う。 でも最近、本書も含めて、日本語や言語に関する本を読むようになり、国語の奥深さ、味わい深さみたいなものを感じるようになってきた。ちょっと大人になったのかなぁ。 本書では、ラップから短歌まで幅広いジャンルにおける日本語の魅力を知ることができ、その中でもやはりリズミカルさと、たった31字の制約の中にドラマを秘める短歌にはおおいに心惹かれた。 短歌集とか読んだことないけど、今度覗いてみようかなと思う。

    13
    投稿日: 2025.11.17
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    久しぶりに短歌に触れた気がする。 短歌を読み解く読者に正解はなく様々な捉え方があることが面白く、そして言葉の持つ力に驚かされる。 私もメールなどの文章を考えるとき、フワッとしたニュアンスを使い、相手に強く伝わらないように気を付けることが多々ある。とても頷いてしまい、現代人って生きにくいなと本当に感じる。言葉は凶器にもなり、受けとる側のバックグラウンドによってかなり形を変えるもの。 だからこそ『言葉の力』は偉大なのだなと改めて考えさせられた。

    6
    投稿日: 2025.11.17
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    歌人として有名な俵万智さんが独自の切り口で、短歌からラップからSNSで話題になったフレーズ(保育園落ちた日本死ね、とか)からAIに関するものまで、言葉の考察をする本。飾らない文体で読みやすかったし、折々に挟み込まれる短歌の内容も興味深かった。特に息子さんとの会話がユニークで好き。これはきっと俵さんだからこそ引き出せる表現の魅力なんだろうな。言葉って面白いし、難しいし、不思議。だからこそ大切にしたいなと思う。

    7
    投稿日: 2025.11.15
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    思いがけず光る君へを振り返ることが出来ました。「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば 藤原道長」この歌が読まれてるシーンは、この世はこの夜、月は后、あるいは幼なじみと回し飲みする盃…だってよく、宴の場で即興で詠まれ、口頭で伝えられた。あとから道長の業績をみて、歌に俺様感を与えてられてしまう。歌の味わいは足される情報でずいぶんと変わるものでした。

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    投稿日: 2025.11.15