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月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)
月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)
北村薫、おーなり由子/新潮社
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総合評価

179件)
4.1
62
54
40
2
0
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    なによ、とってもいいじゃない。 絵が描いてある、と思って最後に追加した本だ。 アライグマになっちゃった新井クマさんのところで掴まれる。そのあとじわじわくるおかぁさんの気持ちも、大人びた、自分の意見をはっきり言えるさきちゃんも、とってもいい。大好きになった。 人に勧めたい本でした。 たくさん、何度も読み返したい本になりました。 ¢20 日本語学校バザー2014

    2
    投稿日: 2014.12.22
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    大好きな一冊です。 さきちゃんとお母さんの何でもない日々が可笑しくて可愛らしくてそしてちょびっとだけ切なくて。 すぐに読めてしまうほど短いお話ですが何度でも読み返したくなる本です。

    1
    投稿日: 2014.12.17
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    語り方がとてもやさしい。さきちゃんとお母さんの日常。お母さんのさきちゃんに対する言葉の返し方が好き。お母さんの言葉に対するさきちゃんのかわいらしい反応も好き。

    0
    投稿日: 2014.10.26
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    さきちゃんとお母さんの日常が、綴られています。笑えるところ、泣けるところがあります。挿し絵が、可愛いです。

    0
    投稿日: 2014.10.24
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    さきちゃんとお母さんのお話。作家のお母さんだけあってお話が上手。さそり座のお話とかアライグマになっちゃうクマの話とか印象に残った。2人だからこそ?ではなくてこのお母さんだからこんなに子供と話ができることが素敵だなぁと思う。なかなか会話するってできていない気がする。洪水のニュースでさきちゃんが蛇口をひねってお水をいっぱいだしちゃうところとか、ほんとに子供のやることにも理屈があるんだなぁと。そういう気持をこの本をよんで忘れたくないと思った。

    0
    投稿日: 2014.10.06
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    あえて母子家庭のことを書いていない なぜ父がいないのか、それは読者のそれぞれの想像の中で思い描くしかない さきちゃんとお母さんとの日常を窓から覗いているような感じがした。

    0
    投稿日: 2014.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    十五夜読書にて。再読。 小学三年生のさきちゃんと作家のお母さんの日常を描いた12の物語。 元々好きな作品ではあるのですが、母となった今は以前とは違った目線で物語を愛でています。 母娘の何てことのない日常のようでいて、宝物のような優しいひとときが綴られている。 けれども温もりだけではなく陰も潜ませながら描くあたりが北村さんだなぁと。 「月のー砂漠を♪」のくだりが特にお気に入りで、鯖の味噌煮を作る度にこのフレーズがついつい頭に浮かんでしまう(笑) 息子達の心にもこういう何気ない私との記憶が残ってくれたら良いなと思う。

    1
    投稿日: 2013.12.21
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    自分が小さかった時を思い出して、何だか切なくなってしまった。あっさり読めて、読後感は深々と・・・何度も読み返したい。

    0
    投稿日: 2013.12.10
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    初めて読んだのはさきちゃんと同い年くらいの時です。 大人になって読み返してみたら、当時とは違った切なさを感じました。 お母さんの年に近くなったらまた違った視点で読めるのかな。 大好きな本です。

    1
    投稿日: 2013.10.20
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    母と娘の話。挿絵が沢山有って小学生低学年の国語の教科書を読んでる気分。先に「ひとがた流し」を読んでしまったので、これだけを読んでたら違う感想やったと思う。1番心に残ったのは『猫が飼いたい』。普段は素直でワガママを言わないさきちゃんが、猫を懸命に自転車に乗せようとする場面は胸が熱くなった。近い内に「ひとがた流し」を再読したくなった。

    0
    投稿日: 2013.09.05
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    さきちゃんとお母さんの12のおはなし。 イラストもあるし、絵本みたい♪ 聞きまちがいの話が好き。 連絡帳……あったなぁ! と、懐かしい気分にもなりました。

    1
    投稿日: 2013.09.02
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    すてきな、心がほっこりする本。北村薫さんの童話心(という言葉があるのか?)があふれています。小さな子ども達に読んであげたい。 梨木香歩さんの解説もすてきでした。さすが。。。

    0
    投稿日: 2013.07.14
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    さきちゃんとお母さんの日常が書かれた短編集。 クスッと笑ってしまう二人のやりとりや、お互いを大切に思う気持ちが丁寧に綴られていて、温かい気持ちになる。 ただ優しいだけではなく、さきちゃんを人として育てる事を考えて話をするお母さんが素敵で、考えさせられる。 子供と大人、どちらが読んでも楽しめる本だと思う。

    1
    投稿日: 2013.05.12
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    一組の母親と娘による、日常のほのぼのとした短編集。 挿絵もふんわりした画風でよく合う。 北村さんの小説は短編ミステリーしか読んだことがなかったのですが、 こちらの作品はまた違った雰囲気でした。 解説にもありますが、北村さんの作風はどことなく若い女性っぽいですね(笑)

    0
    投稿日: 2013.04.28
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    お母さんと娘であるさきちゃんの日常を綴った短編集。 さきちゃんの日記を覗いているかのような展開で、2人の掛け合いや発想にほのぼのとしたり、はっとさせられる。母娘の仲睦まじいやり取りを余所に、父が不在であることの切なさも垣間見え一辺倒にはいかない流れはさすが。 年齢を重ねても、いつまでも2人のような柔軟な発想を持っていたいなぁと思う。傍に置いておきたい1冊です。

    6
    投稿日: 2013.03.22
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    とても優しい気持ちになります。母娘の素敵な会話。自分の時はどうだったんだろう。何気なく過ごしてよく覚えていない。娘はそうでも母親は一緒に過ごした日々をどのように覚えているのだろう。心が痛くなる話もあり、何度でも読み直したい。今回は2度目。すべての女性に勧めたい本。男性が読んだ場合はどのような感想になるのであろう?

    0
    投稿日: 2013.02.28
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    盤上の敵で落ち込んだため癒しを求めて再読。 と、思いきやよけいに泣いてしまった。 お母さんとの、日常の何気ないやりとり。 本当に何気ない、明日になったら忘れているようなこと。 でも何年後か、何十年後か、たって懐かしく思い出すのはいつだってそういう記憶たちなのだろう。 そういうことを思うと、4月から親許を離れることもあり、お母さんが「月の砂漠」を歌う場面では涙が止まらなかった。 また、聞き間違いは、もっとも身近な「日常の謎」だと思った。 「さそりの井戸」もいいなあ。 わたしが初めて読んだ北村薫作品であるが、おすすめの本を尋ねられたら必ずあげている本でもあります。 本当に素敵な、宝物の本。

    2
    投稿日: 2013.01.21
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    2人暮らしのさきちゃんとお母さん。 お母さんは物書きの仕事をしているので、普段は家にいます。 寝る前には布団の中で、できたてのお母さんのお話を聞くことができるという、羨ましい環境!! そんな、さきちゃんとお母さんの日常のやり取りが、ほのぼのとしていて、なんともいいのです。 でも、2人暮らしゆえの、ちょっと切ない話しも。 子どもも、こんな風に大人に、親にさえも気を使って生きている…ということを思い出しました。 読み返して気づいたのですが、文庫版の解説を梨木香歩さんが書かれていました。 解説の言葉も、いいのです。 「日常は意識して守護されなければならない。例えばこういう物語で、幸福の在処を再確認する。そういう時代に、私たちは生きている。」 そうなのです。 丁寧に暮らすことを意識していないと、日常はどんどん楽な方へ、愛情をかけるところから遠いところへ流れていってしまう気がします。 だからこそ、さきちゃんのお母さんのように、ユーモアあふれる暖かい愛情を子どもに注げる母親でありたいものです。

    3
    投稿日: 2012.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今でこそ北村さんの作品と言えばベッキーさんベッキーさんと言っている私ですが、実は人生で初めて触れた北村作品はこちら。 中学2年だったかそこらの頃だったかな。 この本はある種絵本のような読みやすく、悪く言えば簡単な(単に読むだけなら小学生でもさくっと読めてしまうような)お話なのですが、それでもあの中学生の頃に読めてよかったなあと思っている一冊です。とある理由から思い出深い一冊にもなっています。 さて、簡単と書きましたが、深く深く読んでいけば色々な視点を持つことが出来る本書。その辺りの詳しいことは梨木さんの解説を読んでいただくとして、そのような審美眼?がなくても、大人も味わい深さを感じることが出来る一冊であると思います。 『さそりの井戸』や『さばの味噌煮』がお気に入り。お母さんが歌う、「月の砂漠をさばさばと~」の歌はどういうメロディーなのだろうと読む度に想像してしまいます。 『連絡帳』は楽しくて良し。連絡帳、というネタに懐かしい子どもの頃を思い出してしまいます。 そして切ない『猫が飼いたい』 このお話を読む度に胸がぎゅうと締め付けられるような気持ちになります。 おーなり由子さんの絵がまた素敵です。 大人も子どもも読める一冊。是非、母娘で。

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    こういう本を読むと、どうやって朗読したら伝わるだろうかとつい考えてしまう。 朗らかに読む、だけではなく、その後ろにちゃんと深みが広がってるような、児童文学の顔をしたお話。 やわらかな挿絵。 「誰か」に読んでほしい本。 これからわたしは多分、自分のためじゃない本を大切に収集していくことになる。

    1
    投稿日: 2012.08.12
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    9歳のさきちゃんと作家のお母さんは二人暮し。毎日を、とても大事に、楽しく積み重ねています。お母さんはふと思います。いつか大きくなった時、今日のことを思い出すかな――。やさしく美しいイラストで贈る、少女とお母さんの12の物語。 北村薫さんの本で初めて読んだのがコレでした。 児童書のような書き方なのに、なにか違う。 大人になってから読まないと分からない、この切なさ。美しさ。 衝撃的でした。 すぐに読めてしまいます。けど、とても私の心に突き刺さった本でした。 北村薫さんの偉大さ、小説家の凄さを知った本です。 大人が書いているのだから、児童書だからといって子供だけが読む物じゃない。書き方が違うだけで、立派な小説。これを読んで知った事です。 なんど繰り返して読んだか分かりません。 とても大好きな本です。

    0
    投稿日: 2012.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学三年生の女の子と、作家の母親のほのぼのとした日常の物語。挿絵もとても暖かみがあって、ほっこりする作品。 北村薫氏の作品は初めてだったのだが、意外なことに、彼は推理小説が多いと知った。この作品は推理のすの字もないけどな。 扱うテーマは、ミステリーの中でも「日常の謎」が多いらしい。 「日常の謎」は、何より殺人が起きないところが平和で良い。 同じようなジャンルでの米澤穂信も好きなので、結構気に入りそうな予感。 早速読んでみよう。

    0
    投稿日: 2012.07.23
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    ちょっと凹んだ時とかオススメ。 ほんわか、まったり、癒されます。でもちゃんと考えさせられる部分もあって、味わい深い短編集です。

    0
    投稿日: 2012.07.07
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    癒される。子供の想像力を失わない大人が描かれていて憧れます。 こどもの心を豊かに育てるヒントになりました。

    0
    投稿日: 2012.06.18
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    病院とか少し待たなきゃいけない時間の間に読めちゃいますし、表現や、お母さんと子供の会話がとっても素敵でした。あと私の大好きな絵本作家さんがところどころイラストを添えてくれているのでそれもお薦めです。

    0
    投稿日: 2012.06.02
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    かつての自分と重ねながら一人娘を優しく見守る作家の母と、そんな母のもとで健やかに育つ九歳の主人公。切なくもおかしな、愛情いっぱいの日々が綴られた12篇のショートストーリー。純粋なこどもと接すると時折感じる、あの物悲しさ。温かい物語の、その周辺には冷たい現実が存在する。

    0
    投稿日: 2012.05.15
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    心が温まる作品だった。お母さんとの掛け合いがとても面白く、ついつい引き込まれてしまうような一冊だった。

    0
    投稿日: 2012.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    春のひだまりのような、お母さんとさきちゃんの日常を描いたお話が12話詰まった本です。 って、北村薫さんって男の方だったんですね…!文庫の写真見るまで女性作家だとばっかり。 男の方でこんな柔らかい親子関係を描けることにもまたびっくり。 ふと子ども時代に戻ってお母さんを偲ぶのも良し。 未来を描いて自分のお母さん像を描くのも良し。 疲れた心に、一冊どうぞ。きっと温まりますよ。

    0
    投稿日: 2012.04.12
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    少女とお母さんの12のお話。優しさといとおしさが伝わってくる物語でした。再読。ずっと読み直したいと思っていたのをやっと読み直すことが出来た。おーなり由子さんの絵がお話ぴったりでかわいい。

    0
    投稿日: 2012.04.11
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    仲の良い母娘のお話し。連作短編集で、どれも楽しく心暖まる内容。二人暮らしでも前向きに生活している様子が、微笑ましくもあり、うらやましくもある。

    0
    投稿日: 2012.03.18
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    小学生のさきちゃんと作家のおかあさんとの日常の一コマを切り出した連続短編集。 北村薫さんの文章はとてもやさしくて、なんだか本当に作家のお母さんが書いているみたい。 子供らしく、感性の鋭いさきちゃんの小さな発見に、私も時折はっとさせられる。 おーなり由子さんの挿絵も、ほんわかした雰囲気をより高めてくれる。 初秋の月夜の、温い風を感じるような作品。

    0
    投稿日: 2012.01.28
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    ものすごく心が癒されるので、疲れてる人にオススメ。 9歳のさきちゃんと作家のお母さん二人のほのぼのとしたやりとりが愛らしく、たまにさきちゃんから投げかけられる非常に深遠な問いに対するお母さんの真摯な答えに涙が出ます。 お母さんに会いたくなりますよ。 この二人は「ひとがた流し」にも成長した姿で登場します。 北村薫さんは男性なのに女性の心を描くのが本当にうまくていつも驚きます。

    0
    投稿日: 2011.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読しました。二度目。☆3。 名前の話がすごく好きで、結果、購入して再度読んだ一冊です。 二度目では、名前の話にはそれ程、心を動かさなかったのですが、表題に関連した「さばのみそ煮」のお話に心がとまりました。ついつい歌ってしまいます。

    0
    投稿日: 2011.11.21
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    ほっこりくすり。 冬の夜の毛布の暖かさのような、 やさしさに包まれて癒される感覚。 読み終わったら、「ひとがた流し」もどうぞ。

    0
    投稿日: 2011.10.14
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    9歳のさきちゃんとお母さんのお話。 おーなり由子さんの絵が優しい雰囲気をさらに増しています。 でも、ただ「優しい」だけの物語ではなく、北村さんの鋭い視線、センスがきらりと光る物語。 梨木さんの解説も良いです。

    0
    投稿日: 2011.10.13
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    素敵なお話だった。 母と娘の可愛らしいやりとりに心が癒される。 でもそれだけじゃなくて、幼い頃にむりやり閉まってしまった感情や、忘れてしまっていた想いを掘り返されて、切なくなった。 さきちゃんやお母さんの言葉や行動に考えさせられる人も多いと思う。 私は「川の蛇口」と「猫が描いたい」できゅんとした。 小さいころの自分の気持ちと、今ならわかる母親の気持ちを考えて。 おーなり由子さんの絵もすてき 梨木香歩さんの解説もよかった 特に「日常の中の上質のエロス」はなるほど~と感心してしまった 他の作品も読んで見たいな*

    0
    投稿日: 2011.09.27
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    易しくて優しい本だった。 普通なら見逃してしまう、だけど決して溢しちゃいけないものを丁寧に拾い上げて煮詰めて乾かして月の粉にしたような、そんな。

    0
    投稿日: 2011.09.01
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    いいお話だね。おーなり由子さんの絵が、なんともぴったり。 さきちゃんとお母さんの、暗黙の了解の中で出来上がっているルールというか・・・ふたりの生活が(理由はわからないけれどお父さんのいない生活)とっても素敵。うちでも似たようなこと、あるんだよと言いたい気分。誰かのことを「△」や「□」や「○」で現したり、物事を「左」と「右」に(政治的でなくてね)分けてみたり。

    0
    投稿日: 2011.06.24
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    とても胸が温かくなった。昔は自分の目の前にも広がっていた風景を思い起こさせる。 特に好きなのは「さそりの井戸」「猫が飼いたい」。さきちゃんのお母さんみたいに、子どもにしっかり向き合って言葉を紡ぐ母親になれたらいいなと思った。

    0
    投稿日: 2011.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この親子大好きだった。お母さんが歌ってくれた、 月の砂漠をさばさばと、鯖の味噌煮がゆきました っていうくだりも。 「山の斜面」っていう言葉が何故か怖かった、っていうの分かる。理由もなく本能的に怖い単語ってある。

    0
    投稿日: 2010.12.24
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    ほのぼの。大人のための児童文学? 北村薫の優しい世界観が好き。 サバの味噌煮を作りたくなった。 (作ったことないけど…)

    0
    投稿日: 2010.10.09
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    再読。「ひとがた流し」を読んで初めてこの話の親子が、あの作品の二人だと知った。 ほのぼのいい話で深いのだが、イマイチ何というか…まあ、趣味の問題だろう。

    0
    投稿日: 2010.08.12
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    母と妹と三人でちんまりとお二階の部屋でムーミンの柄の靴下について話をしている夢をみました。この物語を読みながら寝てしまったときのことです。

    0
    投稿日: 2010.06.26
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    お話をつくるお仕事のお母さんと、さきちゃんの二人の物語。 穏やかな絵本のようなお話。 現実は、こんなにきれいなことばかりじゃない、そうわかっていても。 お母さんのつくるお話が、またとても素敵。

    0
    投稿日: 2010.04.18
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    大好きな本になりました。 お母さんが素敵な人だし、その側で育ったさきちゃんも、素敵に育っていっている。 大人が子どもに影響を与えているだけじゃなく、ちゃんと子どもが大人(お母さん)に影響を与えて、お母さんはきちんとそれを受け止めている。大切なことだけど、誰もが出来ることではないような気がします。 何気ない日常だけれど、さきちゃんとお母さん、文章の言い回しなど、可愛くて、切なくて、愛しく思えるお話です。

    1
    投稿日: 2010.02.20
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    さきちゃんの小学生らしい言葉や音に対する無垢な感覚をバネに広がる、より柔らかく微笑ましい言葉の世界。北村薫がお父さんだったら、きっと幸せだろうなと思わせるような暖かさがそこにはあります。しかし母子の愛情物語だけで終わっているわけではなく、二人の親密な世界に欠けているものもまた重要なテーマとなり、黙して語られている。北村作品を貫くテーマとして、ひとつ「家族」というものがあると思うのですが、小編ながらこの作品は「家族テーマ」の重要なポイントとなるものだと思います。

    0
    投稿日: 2010.01.13
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    大好きな本。何度読んでも泣いてしまいます。(今では表紙を見ただけでも泣ける)でも悲しい涙ではありません。なんというかこれは、美しいものを見たときにあふれ出る、感動の涙。

    0
    投稿日: 2009.12.08
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    とっても優しくて愛らしい話だった。 暴れんぼうのくまさんは、信号を壊して紫にしたり、並んでる杉の木と松の木も結んじゃうらしい。 ほんとうにかわいい! 丁寧な言葉ってこんなに綺麗で愛情に溢れてるんだ。

    1
    投稿日: 2009.12.03
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    タイトルも挿絵もかわいい。 北村さんがデビュー当時性別不詳といわれていたのは、何も名前のせいだけではないんだよなぁ。 だって、この本一見して女性作家っぽいでしょ?ぽいんですよ。装丁だけじゃなくて中身も。 こういうセンスが読者を惑わせたんだろうな。 すごく繊細な感じなんです。そしてあったかい感じ。 ただ、今回は再読なんですが、一度目読んだときとは受けた印象が少し違いました。 最初は児童書のような感覚で手にしたんですね。それで、さきちゃんの目線で読んだ。自分の子供時代を思い出して、重ね合わせて、私も母子家庭だったこともあり尚更共感しやすかったし。 今回は意識していた訳ではないのですが、もう少し引いた視点で見ていたんです。そうするとまた違ったものが見えてきた。 お母さんの気持ちや、母子家庭であることから生まれる二人の間の独特な関係や空気が。これらは、あとがき?からもわかるように意図して描き出されたものなんですよね。敢えて父親のいない家庭での母と子の繋がりを描こうとしたことと、それが作者の想像の域を越えて本当にリアルに描き出されていることが、すごいなぁって。鳥肌ものでした。 いろんな角度からいろんな楽しみ方が出来るのも北村作品の魅力ですね。 そういえば、解説が梨木香歩さんでした。気づかなかった。梨木さんのコメントもまた、いいです。解説を読んで気づかされたこともあって、曲がりなりにも本好きとしては恥ずかしいですが・・・。職業柄当然なんかもしれないけど、読み込み方が鋭くて脱帽。

    0
    投稿日: 2009.11.24
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    小学生でも読めるような絵本のような可愛い本 お話としては素敵だったけど、現実の子育てはこんなに甘くないのだわ

    0
    投稿日: 2009.11.23
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    本を書くのを職業としたお母さんと その娘のほのぼのとしたお話です。 のんびりとした、どこにでもある日常は 絵本のようなそうでないような…。 彼らはとてもよい親子関係を築いていて これから先もこのまま進んで行くのかと。 優しい気持ちにさせてくれます。

    0
    投稿日: 2009.11.07
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    感性の思うままに、自由に思考できるように育てられたさきちゃんは、やっぱり将来はお母さんと同じ物書きになったりするのかな~

    0
    投稿日: 2009.10.11
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    ひとがた流しのいわゆるスピンオフ。 子供の視線で書かれていて、ひとがた流しとはちょっと違って 大変興味深かったです。 子供の目線で書かれた本を読むと 自分が子供の時ってそんなに物事を 深く深く考えていたのかしら?といつもおもいます。

    0
    投稿日: 2009.10.10
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    中学のときに この本のポスターかきました♪ おーなりさんの作品は、こころにあったかいです。 すぐに読めちゃうよ★☆ お昼のきゅうけいとかに読むのにぴったりの本です。

    0
    投稿日: 2009.06.25
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    9歳のさきちゃんと作家のお母さんは二人暮しだが、毎日を、とても大事に、楽しく積み重ねていると二人とも心からお願いした。筆者は「いつか大きくなった時、今日のことを思い出すかな。どんな時もあなたの味方、といってくれる眼差しに見守られてすごす幸福」と思うから、頑張ってきた。そしてかつて自分が通った道をすこやかに歩いてくる娘と、共に生き喜ぶ。やさしく美しいイラストで贈る、少女とお母さんの12の物語だった。本当にいい本だと思う。なぜかというと、そういう母女の感情は濃い感じがあったからだ。もちろん、そのような本はいっぱいがあるが、そんなに詳しい思いではなかった。母女にとって、相手は自分の唯一の家族だ。毎日楽しく生活するのも相手は楽しめることだ。私のお母さんもそんな人間かなぁと思い出した。来日してもう2年で、家族にも会いたくて、本を見て、いろいろ思い出しながら共感した。

    0
    投稿日: 2009.06.11
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    あったかくて、愛があって これって幸福だなってじんわりと思う、 そんなやさしい一冊です。 単純にただただハッピーなのではなくて いろんなことをカバーして、 「幸福」だなって感じられる、そんな日常を描いた作品。 挿し絵も雰囲気がぴったりで もう、大好き。 この本は、何度でも読み返したい。 さきちゃんのその後は「ひとがた流し」でチェック!

    0
    投稿日: 2009.05.25
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    本文より。北村薫は物語の力を信じてるんだと思う。「さきちゃんは思います。ケーキ屋さんの子供は、おうちのケーキが食べられるのかな。お花屋さんの子供は、おうちのお花をかざれるのかな。それは分からないけど、わたしはできたてのお話を聞けるよ。」 2009.04.29 読了 2009.04.29 購入@bookoff

    0
    投稿日: 2009.04.29
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    ふたりぐらしの仲良し親子、作家のお母さんと9才のさきちゃん。北村薫さんらしい優しい筆致で描かれる12の物語。ちょっとせつないお話もあり、特に『猫が飼いたい』では心がきゅっときます。 『さばのみそ煮』では、ごはんを作りながらお母さんの歌う適当な替え歌が秀逸。 「月のー砂漠をさばーさばとーさーばのーみそ煮がゆーきました」 これを「かわいい!」と言えるさきちゃんの心のすこやかさ。

    0
    投稿日: 2009.03.22
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    イラストに惹かれて 買いました。 挿絵も お話も とってもかわいい☆ かわいすぎ。 こんな親子に あこがれますよぅ。

    0
    投稿日: 2008.10.05
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    母と娘で構成されている家庭。 全く悲しさとかは無く、泣ける話でもなく。 ただ淡々と日常を描いています。 このお母さん、すごい!! こういう子育てっていいなって思います。

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    投稿日: 2008.06.17
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    9歳のさきちゃんと作家のお母さんのお話。 ほのぼのとした12の物語から成る連作短編集。 おーなり由子さんの挿絵も可愛い。 おすすめ。

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    投稿日: 2008.05.12
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    さきちゃんのお母さんは、お話を作る人です。 感想:http://tomtomcom.blog73.fc2.com/blog-entry-351.html

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    投稿日: 2008.03.16
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    「月の砂漠をさばさばと、さばの味噌煮がいきました」このフレーズが頭から離れません。 優しくて、ほわほわした可愛い本です。でも、やっぱり作者は北村薫。たまにドキッとする部分もあって、そこがまた面白いです。

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    投稿日: 2008.02.18
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    北村さんとおーなりさんのコンビがストライク過ぎてどうしようかって感じの一冊vv 図書館で借りたんですが自分用に購入予定。

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    投稿日: 2008.01.06
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    すげえーかわええ。母子家庭のなごやかな日常。さきちゃんもかわいいけどお母さんが超かわいい。ってか「月の砂漠をさばさばと サバの味噌煮がゆきました」ってそういう題名か!やわかいなぁ。

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    投稿日: 2007.11.04
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    9歳のさきちゃんと作家のお母さんの、おかしくて、せつなくて、たのしい日々を描く、カラーイラスト40点入りの12の物語。 ほわほわしてて優しい文章。でも時々ちょろっと覗く薄闇。

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    投稿日: 2007.05.14
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    おすすめしてもらって読みました。とても素敵な一冊! さきちゃん(9歳)と作家のお母さんの日常の物語。 ほほえましくてちょっとせつないストーリー。あたたかくて鋭い視点。上質な幸福と仄かな影。 さくっと読めて奥深い味わいの文章。絶妙なバランス感覚に脱帽です。

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    投稿日: 2007.03.05
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    これはねぇ(´▽`) ホッコリさせられます さきちゃんとお母さんの日常 でもやさしさがある本ですね。 ちょっと心のささくれ立ったときにいいかもしれない

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    投稿日: 2007.03.04
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    おーなりさんの絵と北村さんの物語からなる本。 こども向けの児童文学に分類したが、大人にも充分に楽しめる物語であり、双方から視点を変えて深読みできる奥深い作品だと思う。 とにかく優しさに溢れた素敵な作品なので、物語の設定同様お母さんが子供に読み聞かせをするような形で本書を一緒に楽しめたらなぁと思った。 もちろん、北村印の日常ミステリもあり。タイトルからしてミステリアスでしょ?(笑)

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    投稿日: 2007.01.06
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    そうそう、そうなんだよね!と膝を叩いてしまうような、母親と女の子の間にある不思議な絆についての話。読むとすごくスッキリできる。

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    投稿日: 2006.06.16
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    読む人にいろいろ想像を働かせる力があるのが この人の本の良い所 癒されるし、さわやかな気持ちになります …なんとなくpapa told meを思い出した 子ども嫌いでも子どもが好きに思える本かもしれない

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    投稿日: 2006.03.31
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    おかあさんと女の子のほのぼのしたお話です。親子のやり取りがすごく可愛いw何故か家の中に見当たらないんだけど(涙)絶対どこかにおいてあるはず……

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    投稿日: 2006.02.11
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    北村さんの文章とおーなりさんの絵が絶妙!!(>ω<)bぱらぱら見たりしないでゆっくりとじっくりと読んで欲しいなぁ。大人向けの絵本といった感じ。

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    投稿日: 2005.12.09
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    小学生のときに読んだ本です。思わず暖かい気持ちで笑ってしまうような可愛らしい話で、それなのに小さな秘密も話の中に隠されていたりとか。当時とても感激した覚えがあります。

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    投稿日: 2005.10.12
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    あまり難しくなかった作品。北村薫の文章に、絵が一緒になって、絵本のように語り掛けてくる一冊。 すらっと読めた。

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    投稿日: 2005.06.17
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    お母さんがとってもあったかいです。絵本レベルのお話もたくさんあります。それがあるからこそ、お母さんの心の微妙な変化がわかりやすいです。 家族の大切さを思い出す一冊です。

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    投稿日: 2005.06.06
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    ほのぼの童話?子供が日常において見つけるささいなこと。和やかな雰囲気に つつまれた物語りなのであるが、その時々に見られる現実の話し。 続くのかな。「月の〜砂漠を〜、さ-ば〜、さばと〜、さば-の〜みそ煮が〜 ゆ-き〜ました〜」

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    投稿日: 2005.06.05
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    初めて読んだのは、小学校5年生のとき。最近は久々に、ほのぼの系を読みました。日常の幸せを感じずにはいられない。年齢問わずに読んでほしいですが、是非とも、多くの大人の方々に読んでほしいと思いました。

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    投稿日: 2005.04.23
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    かわいい表紙に惹かれて購入しました。 おとぎ話かな?と思ったんですけど、違ったなぁ。 毎日をゆっくりじっくり確実に過ごしている母と子。こんな親子、いいなぁ。ほのぼのとしてて。しあわせを分けてもらった、って感じです。

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    投稿日: 2004.11.13