
総合評価
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powered by ブクログ1ラインエッセンス 人間の思考や行動は、私たちが思っている以上に地理に動かされています。それも気づかないうちに。 【この本は結局何を伝えたいのか】 国際政治を理解するには、「その国が善人か悪人か」ではなく、「その国が置かれている地理的条件と、生存するための事情」を見ることが重要。 地政学では特に「海と陸」が重要で、海洋国家と大陸国家では抱える脅威や戦略が大きく異なる。 世界には国家を強制的に守る「世界の警察」が存在しないため、各国は自国の生存を最優先に軍事力や同盟を強化する。 その結果、相手国の防御行動が攻撃準備に見えて緊張が高まる「安全保障のジレンマ」が生まれる。 つまり、国際情勢を理解するには「相手も自分と同じように、自国の生存を守ろうとしている」という視点が重要。 【各章の要点】 ■序章 地政学の基本は「海と陸」。 海洋国家は大陸国家の台頭を抑え、大陸国家は周辺国との勢力争いを繰り返す。特にユーラシア大陸は人口・経済・資源が集中しており、世界の覇権を左右する重要地域。 ■第1章 アメリカ アメリカは世界最強の軍事・経済大国だが、ユーラシア大陸から遠く離れているため、大陸への影響力を維持するには基地や同盟が必要。 アメリカが大陸諸国と同盟を結ぶ大きな目的の一つは、ロシアや中国などの潜在的な覇権国がユーラシア大陸を支配することを防ぎ、勢力均衡を保つこと。 ■第2章 ロシア ロシアは西側に広大な平野が広がり、自然の防壁が少ないため、歴史的に侵攻への不安を抱えてきた。 そのため周辺に緩衝地帯を求める傾向がある。ウクライナやクリミアが重要なのも、地理的・軍事的・海上交通上の意味が大きいため。 また、石油や天然ガスなどの資源も外交上の重要な武器となってきた。 ■第3章 中国 中国は大陸国家でありながら、アメリカのような海洋国家を目指して海洋進出を進めている。 南シナ海は中国の貿易・エネルギー輸送にとって非常に重要な海域であり、台湾も中国の海洋進出を考えるうえで重要な位置にある。 一方、北朝鮮は中国と韓国の間にある緩衝国であり、中国にとっては扱いの難しい存在である。 ■第4章 日本 日本は海洋国家だが、朝鮮半島という「大陸への橋」を持つため、歴史的に朝鮮半島の情勢を強く警戒してきた。 日清・日露戦争なども、朝鮮半島や満州をめぐる勢力均衡と深く関係している。 その後、日本は大陸へ勢力を拡大したが、満州事変などを通じて軍事的負担を増やし、アメリカ・イギリスとの協調を難しくしていった。 【実務で使えるポイント】 ・国際ニュースを見るときは「その国の地理的な弱点は何か?」を考える ・「なぜその国はそんな行動をするのか?」を、生存・安全保障の視点から考える ・相手の軍備増強を「攻撃したいから」と決めつけず、防御目的の可能性も考える ・「安全保障のジレンマ」を意識し、相手から自分の行動がどう見えるかを考える ・国同士の関係を見るときは、感情や歴史だけでなく「距離・地形・海・緩衝地帯・資源」に注目する ・一つの国だけを見るのではなく、周辺国との勢力均衡まで含めて考える ・「善悪」ではなく「相手にも相手の事情がある」という視点を持つ 【まとめ】 地政学とは、国を動かす「地理的な制約」を理解するための地図。 アメリカ、ロシア、中国、日本は、それぞれ強さを持つ一方で、地理的な弱点も抱えている。 国家は自国の生存を守るために行動するため、その行動が他国の不安を生み、安全保障のジレンマにつながる。 戦争を避けるには、相手の意図が分からないことによる「不確実性」を減らすことが重要。だからこそ、外交や対話によって互いの意図を明確にすることに意味がある。 「理想だけで世界を見るのではなく、地理という現実を理解したうえで平和への道を考える」ことが、本書から学べる最大のポイント。
0投稿日: 2026.09.17
powered by ブクログ世界情勢や歴史に関し、地政学の観点から分かりやすく書かれている。生存戦略上、条件の1つにあたる地理だが、不変的なもので尊さを感じた。結論は、話し合いによる相互理解という、ありきたりなものだが、納得感はあるので良い。繰り返し読んでみようと思える本。
0投稿日: 2026.09.11
powered by ブクログ社会系YouTuberの本。を紹介する別のYouTuberのリコメンドから読み始めた。結局のところ、大陸国家と海洋国家のそれぞれの思惑から世界情勢が説明できるという点は、資本主義や社会主義で二分して説明される現代の説明よりも頭に入りやすい。
0投稿日: 2026.09.07
powered by ブクログ地政学についてYouTuberが説いた一冊。 今まで読んだどの地政学の本よりもわかりやすく面白かった。
0投稿日: 2026.09.05
powered by ブクログ現代の社会情勢の理解はもちろんだけれど、ただ流れをなぞるだけだった世界史の理解も深まった1冊。持つべき視点は地政学以外にもたくさんあるが、国々の動きの理由を理解するために地政学が必要な視点だということがよくわかる。
0投稿日: 2026.09.02
powered by ブクログ地政学という言葉は知っていたが、本書を読んで本当の地政学を知った。 勉強のつもりで読んだが、冒頭から引き込まれて、一気に読み進めてしまった。 過去から続く世界の覇権争いには地理的な理由、また国としての弱みの克服から来る欲求である事が深く理解できた。 事あるごとに読み直したい良書。
0投稿日: 2026.08.25
powered by ブクログいやーこれは面白かった!本当に読んでよかった。 もちろん、この本に書かれたことだけを盲信すべきではない。国際情勢の全てを地政学だけで分かるわけではないだろうし、分かったような気になるのが一番望ましくない態度だと思う。 それでも、 この本に書かれていた大陸国家と海洋国家の物の見方の違いなんかはとても腑に落ちるところがあり、非常に勉強になった。 扱われていたのが日米中露英独仏ぐらいだったので、もし続編が出るならインド、ブラジル、イスラエル等をピックアップしてほしい。
13投稿日: 2026.08.19
powered by ブクログ強い国ほど、自由に動けるとは限らない 大国は力があるから好きなように動いている、と思っていました。 しかし本書で印象に残るのは、アメリカもロシアも中国も、それぞれの地理的な弱点や不安に縛られているという見方です。 国の行動を見るとき、「どれだけ強いか」ではなく「何を恐れているか」を考えるようになり、ニュースの見え方が変わりました。
15投稿日: 2026.08.16
powered by ブクログとても興味深く面白かった! 今までプーチンて とてつもない悪党だと思っていたけど ウクライナ侵攻は起こるべくして起こったことなのか? 偏見を持たず 世界の動向に興味を持つことって とても大切なことなのね。
0投稿日: 2026.08.14
powered by ブクログ昨今の国際情勢について、地政学の観点から、とても分かりやすく書かれている。戦争が起きてしまう要因に地理的問題は避けて通れないものであること、戦争が起こらない世の中にしていくためには現実的な事を考えなければならない事を学んだ。
0投稿日: 2026.08.14
powered by ブクログ面白い! 国の至上目標は生き残ることである、という前提に立ち、陸上国家は生き残るために敵を攻め、海洋国家は生き残るために守りを固める。 全てを地政学で説明できるとは思えないけれど、すごく納得感のある説明がなされていて面白かった。 一つ疑問に思ったのは、なぜ世界が一つの統一国家になってはいけないんだろう、ということ。国の至上目標が生き残ることで、他国に侵略される心配があるなら、世界がまとめて一つの国になればそれは達成されるのでは、と思った。 多分、民族の違いや感情的な要因があって、「なってはいけない」というより「なりにくい」構造なんだろうな、となんとなく想像した。
8投稿日: 2026.08.13
powered by ブクログ国と安全保障に関するものです。 アメリカ、中国、ロシア、日本など、大国と言われる国の強さと弱さについて触れ、今のニュースがなぜそうなのか理解させてくれます。 日本は、朝鮮半島の守りが死活問題と言われるほど重要なことが分りました。 とても参考になります。
0投稿日: 2026.07.23
powered by ブクログ既に聞いたことがある話ではあったが復習という意味で非常に勉強になった。地政学について何か学んでみたいと考える初学者にとっては最高の一冊だと思う。文体も読みやすいので、学生さんにも有益だと思う。
0投稿日: 2026.07.06
powered by ブクログこういう視点を持って今のウクライナ情勢や、アメリカとイランの行末を考えることができるということは知らなかった。 アメリカも中国も果たして覇権国になろうとしてはいないのだろうか? つまりこういう視点を得ても、我々から見ればこういう疑念は消えないわけだから、彼の国もその意思を示せば良いんだよな。ロシアも、日本も。 それが簡単にはできないから今の世界情勢が変えられないのだろうけれど。
0投稿日: 2026.06.08
powered by ブクログ返却期限がきてしまい最後まで読めなさそうだけど、すごく面白い。地政学について全く知識がなかったけど読み進められる
0投稿日: 2026.06.05
powered by ブクログhttps://x.com/nobushiromasaki/status/2061611271850733934?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
0投稿日: 2026.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今まで読んだことのないジャンルの本だった。なんでロシアがウクライナを攻撃したのかわからなかったけれど、地政学から見ると意図が見えるのが興味深かった。
0投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログとてもわかりやすい!人生観とまでは言えないが、世界を見る視点を変えてくれる本 よく考えたら当たり前のことだが、どんなに強く見えるものでも弱さを持っている
0投稿日: 2026.05.27
powered by ブクログいつもニュースを見ると「なぜあの国はああいう事をするんだろう? なぜあの国のリーダーはこういうことを言うんだろう?」という疑問が上がった。それがこの本を見てわかった。強いようで弱いアメリカ 歴史の中でたくさん攻められたロシア 各国に攻められ強くなろうと決めた中国 島国から脱したかった日本 色々な国の「意外な一面」を知ることができた。私がこの本で1番印象に残った言葉はこれである 大国はみな不安を抱えている
1投稿日: 2026.05.15
powered by ブクログアメリカ、中国、ロシアが強いという漠然とした印象があったが、この本を読んでそれぞれ弱いところがあり、弱さの裏返しで攻撃的な振る舞いをして強く見えているんだと思った。それぞれ国の立場があり、その国なりの考えがあっての行動でアジア人が白人に勝つのが気に食わないなど、偏見に基づいたものもあるが、それは一部であって、悪意によるものが全てではないのがよくわかった。今の世界はそれぞれの地政学的なバランスによって成り立っていて、それが崩れ始めると戦争が起こるんだろうなと思った。それを踏まえて政治に関わる選挙の投票に臨んで行く必要があると思った。
0投稿日: 2026.05.06
powered by ブクログ序章〜第一章は、以前読んだ地政学の本と重なる内容で、正直また同じタイプの本を選んでしまったかもと思った。 ただ、第二章以降は一気に印象が変わる。知らなかった事例や具体的な歴史背景が多く、読み応えがあった。 これまで教科書やニュースでは断片的にしか理解していなかった戦争や国際関係も、地理と結びつけて考えることで、なぜそうなったのかがよく理解できる。 読みやすさも含めて、こういう内容こそ学校教育やニュースにもっと取り入れてほしいと思った一冊。 簡単に戦争=悪という善悪や理想論だけでなく、相手と自国の事情を踏まえて考えていくことの重要性を感じた。
13投稿日: 2026.05.06
powered by ブクログ戦争にはある種の必然性があるんだなっていうことが分かる本。 日本がなぜ大陸に進出したのか、中国はなぜあれ程強硬なのか、それについての理由が明らかになる。 単純に相手が悪だからではなく、地理と密接に結びついた合理性から争いは起こる。
1投稿日: 2026.05.05
powered by ブクログ大型書店の一画を占めていた『地政学』というものを読んでみようと手に取った。思いのほか面白く、今の世界の状況を極めて明晰に説明していると思った。今日本を戦争に巻き込む可能性が最も高い台湾有事において、アメリカの立場と日本の役割についても納得のいく説明がなされていた。曰く、「台湾有事の成敗を左右するのは日本だ。日本がアメリカに協力すれば、中国に辛勝できるだろうが、双方に大きな犠牲が出るだろう」と。高市首相が改憲を急ぎ、緊急事態条項で国民動員体制確立を急ぐのも理解できる。平和憲法がなければ、NOと言えない日本は今ごろ、トランプのイラン派兵に巻き込まれているのは明白だが、半数以上の日本人が改憲を望んでいるのだから、近い将来自衛隊➕️徴兵された若者達が戦地に送られることは間違いないだろう。中国との話し合いのパイプを潰し続ける現政権と経済大国中国を見下す国民という不運な組み合わせの代償としては大きすぎるように思える。私は決して反日ではない。日本国民の平安と幸福を強く願っている一人として思う。各国の地理は変えようがないが、著者が言うように、地政学は運命論ではない。地理とその弱点強みを十分理解したうえで、賢明な判断をすることが極めて重要という主張に一縷の希望を感じた。
2投稿日: 2026.05.03
powered by ブクログ様々な学者の言葉や思想を引用しながら、アメリカやロシア、中国などの大国が何を考えているかを教えてくれる本。現在の政治の形や、なぜ海外に経済的支援をするのかなど初めて腹落ちする感覚があった。
1投稿日: 2026.04.29
powered by ブクログ本の感想の星基準 ★ ・・・読む気が失せた、途中でやめた ★★ ・・・無理して読み終えた ★★★ ・・・読み終えて、感情が無 ★★★★ ・・・読み終えて、良かったなと思う 設定は良かったが物足りない ★★★★★・・・すごく良かったなと思える この本を読むことで、今起きているロシアとウクライナの戦争や中国の台湾への執着など色々な世界情勢の背景を知ることができた。 各国の土地や周りの土地が、こんなにも大きく影響があるもので重要なものだとは知らなかったのでこの本を読んで良かったと強く思った。 量が多く、内容も重厚だけど、分かりやすい内容だったので楽しみながら、おもしろいと思いながら読み進めることができた。 日本が、アメリカにとっても中国にとってもロシアにとっても重要な意味を持つ国であるということ、 ロシアは強いように見えるが、地政学的に見ると、 平野に囲まれていて攻められやすい土地で、自由に出入りできる港が少ないということで土地としては弱いということ、だからこそ防衛の為に土地を広げる必要があるということ。そう言った、今まで想像すらしてこなかったことを知ることができてよかった
1投稿日: 2026.04.28
powered by ブクログ地理的な要因はどの国にも避けることができない、政治や経済動向で変えることができないもの。過去 そして現在の戦争がなぜ起きるのか、、海洋国家と大陸国家の思惑の違いが戦争を引き起こす。 世界の警察がいない世の中、これからの日本がどうあるべきかも考えるいい本でした 、
11投稿日: 2026.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いつの時代も戦争などが起こる。これは地政学的な影響が大きく含まれている。 今現在問題とされているウクライナとロシアの衝突は、ウクライナがNATOに近づくことでアメリカ、ヨーロッパの支援を得ることへのロシアの警戒心からの戦争だ。 ロシアは力の強いヨーロッパ諸国を警戒、しかしヨーロッパとの間にウクライナという緩衝国があることで、安心感を維持してきた。 このように、強い国同士が近いと警戒感が出て、戦争につながりやすくなる。 そして、本書ではユーラシア大陸全土を侵略する国は世界をも侵略する力を持つと言われている。 その侵略行為を防ぐため、ユーラシア大陸から外れた海洋国家がユーラシア大陸内の力の均衡を崩さないよう配慮している。それが今はアメリカであり、それ以前はイギリスであった。 こうした国と国との力関係は地理的立地など大きく左右する。日本は周囲が海という立地で、長年侵略されることがなかった。それは、近くに韓国という緩衝地帯があったということも多く影響している。 こうした地政学を学ぶことで、大国には大国の地政学的弱点があることを学ぶことができる。 それは、現代のニュースへの理解の一つとなる。
0投稿日: 2026.04.20
powered by ブクログアメリカやロシア、中国を中心とした世界各国の地理的な特徴と、それを理解する事で、各国のこれまでの歴史的な出来事の起きた理由、そしていま現在起きていることの理由が理解する事ができる。
0投稿日: 2026.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界の国々の中で影響力が最も高いとされる、アメリカ・ロシア・中国を中心に解説されている本書。 特に昨今のウクライナについて、なぜロシアはそこまでウクライナにこだわっているのかというのが知識のない人間にも分かりやすく噛み砕いて説明しているため、納得できると共に、ロシア視点で見る面白さも感じた。 アメリカなど世の中が楽観主義の中、ロシアは内陸国としてそこまで割り切れず、緩衝材となる隣接国がNATO加盟国になることで脅威を感じるという。 アメリカもアメリカで、なぜ圧倒的な力があるのに日頃から他の国々へ積極的に介入しているのかというのも、距離的にユーラシア大陸へ挑むのが難しいので、ユーラシア大陸で筆頭してきた国をモグラ叩きするため、また、元々はイギリスが行っていたがイギリスが弱くなったため代わりに、など。 中国と北朝鮮の関係についても、緩衝材として必要なため北朝鮮が崩壊しないように資金や食料を提供し続けるも、どれだけとめても核ミサイルを作るのをやめず、嫌でも他国を刺激する厄介さ。 上記のように、ざっくり説明できるレベルの知識を得られたので、初心者には良心的な本だった。
13投稿日: 2026.04.17
powered by ブクログ今までニュースであらゆる国の動きを見ていて腑に落ちなかった言動が、この本を読んでかなりクリアになった。地政学を全く知らなかったが、人間の行動は大局的には地政学に基づいているものだと良く分かった。もちろんそれに加えて歴史、文化、宗教問題なども深く混ざり合っているからそんなに単純な話ではないが、大まかに理解するにはとても良かった。 本書のまとめにも書いてあるが、単にいい国、悪い国と分けるのではなく、お互いの立場や事情をよく理解することがとても大切だと分かった。 歴史の授業で地政学視点をもっと取り入れてもいいのではないか?と思うくらい良書だった。ぜひ人に勧めたいと思う。
0投稿日: 2026.04.16
powered by ブクログ読みやすい。 大国がこれまでどういった理由から戦争を行ってきたのか、地理的条件や国の領土関係から紐解かれていく過程は面白いし、地政学者がどうやって大国の次の戦略を予想するのか、その手法の一端が分かる。 その仕組み自体は単純だけれども、明確に書かれて初めて気がついた。 自分のためになった。
3投稿日: 2026.04.14
powered by ブクログ良書。 「地政学」についてはほとんど知らなかったが、本書でその重要性が理解できた。 アメリカ、ロシア、中国、日本がなぜ戦争をしてきたのか、またなぜ世界各地で戦争が終わらないかがよくわかった。 世界の戦争、紛争についての視野が広がる一冊。
18投稿日: 2026.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中国やアメリカ、ロシアがどのような思惑で動いているのかがわかって面白かった。生まれが帰れないように地形も変えれ無いんだと思った。
0投稿日: 2026.04.13
powered by ブクログとても勉強になった。ニュースを聞いた時の解像度が上がった。 緩衝国って、もう地形に運命が定められてるじゃないか…。悲しい現実でもあった。争いをなくすにはもう地形を変えるしかない。 でもそれが無理だから頑張って外交をして、バランスをとっている。でも強い国はずっと強い国のまま、強い国の視点で世界は動いていると思う。弱い国の不満が募るのは当然で、争いがなくなるわけがない。
0投稿日: 2026.04.11
powered by ブクログAudibleで読了。聴きながら地図を開き、ああなるほど、こういう地形だからか、と理解しながら読んでいくのはとても楽しい体験だった。実は相手を恐れているから、こうした行動に出ている、というのはとても納得感があり、昨今の情勢の理解の糸口をいただけた。
0投稿日: 2026.03.29
powered by ブクログ地政学で全てが説明できるわけではないし宿命論だと批判されることもある。でも、中国やロシアの脅威、日本の愚かな過去など、地政学で納得できる説明ができることも事実だと思う。 外交も戦争も平和も相手があってのことだ。片方だけが声高に平和を主張したところで、相手にその気がなければ平和になりようがない。日本国憲法第九条は誇らしい理想であることは間違いない。それを大事にしたいし日本が平和であり続けて欲しい。でも第九条があるから万が一の備えをしなくて良いのかというとそうでもない気もする。 本書に書かれている通り、現実があってこその理想だし、理想があってこその現実だ。話し合いも必要だろう。ただ常に理想通りにはならないし、分かり合えないこともあるだろう。もしかしたら傍若無人な振る舞いをされるかもしれない。地政学というレンズで世界の情勢や歴史を見てその理由を地理的要因から理解する。まずはそれが備えになるのではないか。まさに備えあれば憂いなしだ。理想だけを堅持するだけでなく理想を掲げながらも現実を冷静に見るリアリズムが大切だということが本書を読んで思うことだ。
1投稿日: 2026.03.25
powered by ブクログ読むのにすごく時間かかったけど、少しずつ読んだ!面白い! てか、小学校時代から「戦争はだめだ」「戦争をする人間は愚かだ」みたいな教育ばかりうけてたような気がするけど、どういう理屈で人間は戦争をするのかまで、ちゃんと授業で教えてほしかったと思う。 あとカバーを外しても本体がおしゃれなのが、この本すごくよい。(カバー取って読むので、、、)
3投稿日: 2026.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なーーーるほど!! ニュースで知る断片的な情報が繋がった感じ。 理解できない人間を少し理解した感じ。 何事にも理由があるんですなぁ。
0投稿日: 2026.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地理という檻からは逃れられないが地理の宿命を人間の意思で克服することはできるっていう話。 わかりやすくて面白い。 学生時代に地理や歴史の授業の基礎として学んでおきたかった。
0投稿日: 2026.03.17
powered by ブクログ地政学を始めて学ぶ人でも理解しやすい内容で、現代世界の大国であるアメリカ、中国、ロシア、ヨーロッパ(NATO)、日本を地政学の視点で大陸国家・海洋国家として捉えそれぞれの地理的な強み、弱みを様々な文献を引用しながら端的に示し、世界情勢、国家の思惑を地政学視点から理解する一助になった。①勢力均衡②国家間の思惑の不確実性の払拭が平和において必要となる。地政学上、敵対国に不信が募るのは必然である。平和を「理想」で語るのではなく、各国が置かれた地理・政治的な「現実」を見つめ、対話をしていくことが重要。 本書を読む際には、世界地図を広げながら読むと理解がより深まる内容と感じた。 【メモ】 『アメリカはなぜ他国に干渉し続けるのか』 世界平和のためには国家間の勢力均衡が必要となる。ユーラシア大陸は人口・資源ともに多く、その地域で覇権を握ることが世界覇権国家となると言っても過言ではない。アメリカは太平洋、大西洋に囲まれた海洋国家で守りに強く、周辺に脅威となる国家がないため自国の直接的な防衛に費用をかけなくても良い。一方で攻めには弱く、世界を征服する国家=アメリカにとっての脅威になるうる国家が出現しないようにユーラシア大陸での勢力均衡を目指し、各国に基地を配置している。 『ロシアはなぜウクライナを攻めるのか』 地政学上、大陸は攻めることに強く、守りに弱いため、緩衝地帯を広げることで中心部への戦略縦深を確保し続けるジレンマに置かれている。特にロシアは北ヨーロッパ平野という敵国が攻めやすい地形によって領地を奪われてきた歴史がある。 この地政学の視点でウクライナ戦争を捉えると、ロシアとNATOの緩衝地帯であったウクライナがNATOに加盟した場合、国境が接することになり、ロシアにとっては脅威となる。 『地政学上日本の立場はどのようなものか』 日本は海洋国家であるが、朝鮮半島が大陸との「橋」となり、攻められてきた歴史があり課題だった。そのため、徳川の朝鮮出兵など大陸国家になろうとした。 日本はユーラシア大陸の潜在覇権国(中国・ロシア)の海洋進出において、重要な地理状況にあり、大国の勢力を抑える役割を担っている。台湾も同様。
0投稿日: 2026.03.10
powered by ブクログ各大国が有する地政学的リスクを、地理的制約による弱みから分析していて、非常に面白かった。テクノロジーが発展した今日においても地理が及ぼす影響は依然として大きいこと、今の現状を踏まえて対話による擦り合わせを着実に行うことが、平和への近道というところを学ばせてくれた良書。
0投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地政学という視点が、各国の行動原理を探るのにはとても有益。日露戦争と朝鮮戦争の根本は同じ、という指摘にはしびれた。何度か読み返したい良書だと思う。
0投稿日: 2026.03.07
powered by ブクログなぜ戦争が起きるのか、ロシアがウクライナ侵攻をする理由やアメリカがなぜ他の国の戦争に入ってくるのか、日本はどうしたらよいのかが地理から読み取れるのがおもしろかった。 日本は今後どうなっていくのだろうか…不安だ
0投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログ勉強系の本は読むのに時間がかかったが、分かりやすい本でした。 なぜ中国があそこまで軍事強化をしているのか、なぜアメリカは世界中に基地を置いておいて他国と同盟を結ぶのか、その根底にある彼らの思惑がよくわかりました。 ニュースでよく出てくる軍事侵攻の理由がよくわからなかったけど、少しクリアになった気がします。
0投稿日: 2026.02.23
powered by ブクログ2026年7冊目。満足度★★★★★ 最近、いくつか地政学関係の本を読んでいるが、これが一番良かった 入門書としては、とてもよく出来ている 国の安全保障などを考える上でも多くの国民に読んでもらいたい本
0投稿日: 2026.02.21
powered by ブクログすごい。見方が広がった。 なぜアメリカ軍が世界中にいるのか、なぜロシアはウクライナ侵攻を始めたのか… 地理的【弱点】からの視点で、分かりやすく丁寧に書かれていて納得できた。 ポンコツな私は地名の場所を確認しながら読んだから時間はかかった。 戦争は変えられない地理的要因から起こるべくして起こっている。そんな現実を理解しながら、理想をもち続けて平和を目指すことが大切。でも、そもそも何を理想とするのか?どこまで各国が歩み寄れるか?難しい問題だと思った。 ※待てば文庫本が出かもしれないし電子書籍は嵩張らないけど、単行本はデザインが良いから買ってよかった!表紙のタイトルがツルッと加工、カバー外した表紙がかっこいい等高図、中身も文字がたまに緑、などテンションあがる!
0投稿日: 2026.02.13
powered by ブクログ地政学的弱点から各国の弱みを探る視野が、とてもわかりやすかったです。 わかりやすくて、学びも多い分、人間学ばなすぎて虚しくもなる。 国境があって、それぞれの国民がいて、それが周知のことであるのに、そこを侵そうとする感覚が、島国に住む者からすると解りかねる平和ボケの私。 でも、平野で国境を接すると、そういう感覚になるのでしょうね… 自国の権威を守るために、強気に出たり、武装したり、牽制したり… 地政学は本当に有意義で賢い学問だけど、それを盾に自己中に振る舞ってもらっては困る。 この学問を活かして、互いをわかりあう努力をすべき。
30投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログ【何度でも読む必要あり‼︎】 ・「地形」が運命を決める ・この国はなぜこの行動をするのだろうという疑問が、地理に根付くことだったと知り、歴史を学ぶ上で地理は不可欠の意味がよく分かる。大陸国家と海洋国家という視点は引き続き持つ。恐怖の本質である不確実性を避けるための外交。これは国間だけの話ではないなと
1投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログ理想と現実はどちらも必要。 なぜある国は戦争を起こし、領土を奪うのか。なぜある国は各国に軍事基地を作り、世界を監視するのか。 それぞれの国の思惑を地政学という観点から説明すると、ここまで分かりやすいのかと驚いた。 けれども、地政学は国際情勢を覗くひとつのレンズであることを忘れてはいけない気がする。 が、それを差し引いてもコンテンツとして面白すぎる。 中学レベルの歴史知識でも違和感なく読み切れるのでぜひエンタメとしても学問としても楽しみながら読んで欲しい!
8投稿日: 2026.01.24
powered by ブクログ地政学とは、戦争を正当化する学問ではない。 むしろ戦争を避けるために、現実を直視させる学問だと理解した。 地形・距離・資源・海峡・緩衝地帯といった 変えられない条件の上で、国家は行動せざるを得ない。 この制約を無視した理想論は、結果として悲劇を招く。 「戦わずして勝つ」「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」 という古い言葉が、現代でも通用する理由がよく分かる。 地政学は情報戦の根底であり、 対話と抑止によって安全保障のジレンマを軽減するための知性だ。 戦争は最もコストが高く、最も無能な選択肢である。 だからこそ、政府も国民も、 この不変の学問を土台に未来を考えるべきだと感じた。 アメリカ編レビュー アメリカは理想の国でも、悪の覇権国でもない。 地形によって最強に設計された国家だと理解した。 北に友好的なカナダ、 南に限定的な脅威、 東西を大洋に守られた本土。 アメリカは歴史的に、 自国を戦場にしない配置を取り続けてきた。 台湾、沖縄、マラッカ海峡、パナマ運河。 アメリカが重視する地点は、すべて 「支配」ではなく遮断できる場所である。 アメリカは戦争を好む国ではない。 むしろ、戦争を起こさずに主導権を維持する方法を 最も理解している国だと感じた。 ロシア編レビュー ロシアは好戦的だから戦争をするのではない。 そうせざるを得ない地形と歴史に置かれてきた国家だ。 広大で平坦なハートランド、 不凍港の欠如、 長すぎる国境線。 緩衝地帯を失えば安全保障が崩れる構造の中で、 NATOの拡大は「防衛」ではなく「包囲」に見える。 プーチン個人の善悪では説明できない。 ロシアの行動は、 地理が選ばせた選択肢の中にある。 戦争を肯定することなく、 なぜ起きるのかを理解する重要性を突きつけられた章だった。 中国編レビュー 中国は拡張主義だから危険なのではない。 侵略と内乱を繰り返してきた記憶を背負い、 再び弱体化することを極度に恐れる国家だと感じた。 海に出なければ生きられない一方で、 マラッカ海峡や台湾という 「他国に管理されうる喉」を持つ不安。 台湾は感情や理念の問題ではなく、 呼吸と生存の問題だ。 アメリカと似た地形要素を持ちながら、 周辺諸国の密集と外部干渉の多さが、 中国をより神経質にしている。 善悪ではなく、 恐怖と制約の構造で読む必要性を強く感じた。 日本編レビュー 日本は資源も体格も恵まれた国ではない。 それでも生き残り、繁栄してきた理由は明確だった。 海洋国家として、地形に忠実に振る舞ってきたからだ。 海は最大の防御であり、最大の緩衝地帯。 日本が強かった時代は、常に海を味方につけていた。 逆に大陸に深入りした時、日本は自らの強みを失った。 朝鮮半島は「橋」であり、 ロシアの南下をどう防ぐかが日本史の根底にある。 現代においても、日本の役割は 攻めることではなく、戦場を遠ざけ均衡を保つことだ。 日本は弱い国ではない。 地形を知り、使い続けてきた国だと再認識した。 まとめ(読後の結論) 地政学は冷酷な学問ではない。 最も戦争を嫌う人間のための学問だ。 変えられない地形があるからこそ、 変えられる判断の精度を上げなければならない。 相手の恐怖と制約を理解し、 戦争という選択肢を盤面から消す。 戦争はやめたい。 戦争など無能の一手だ。 この本は、 理想を捨てずに現実を見るための、 極めて誠実な一冊だった。
1投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ国際政治における意思決定については、各国の思想によって決まるものだと思っていましたが、地理の条件によって自動的に決まってしまうことを学びました。 大国と言われる国々もそれぞれ弱点があり、そこを突かれないか常に不安がっているという事情を理解できると、国際情勢を見る目が変わると思いました。 MEMO: 中国の国富は東部海岸に集中しているため、第一列島線を緩衝地帯にしなければならない。つまり、台湾をとって緩衝地帯と化すのだ。 中国は日本のアメリカ軍基地がそのままであって欲しい。アメリカが日本から撤退すると、日本が軍備を増強し中国にとって脅威となるからだ。 アメリカが不干渉主義を貫くことはできない。なぜならば、不干渉のままだとユーラシア大陸を制覇し巨大な海軍を擁する国家が現れ、アメリカを攻撃するからである。アメリカは海洋国家として、各国と共同して潜在的覇権国の伸長を阻止するのである。
0投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ表題に「あの国の本当の思惑を見抜く」とありますが、地政学とは国の指導者がどのような弱みや不安を持っているのかを解き明かすものだと理解できました。 「地政学」というと、何か戦争を準備したり、侵略の計画をする学問のようかイメージが私にはありましたが、全く違う。 相手の思惑を見抜くことで、現実に横たわる問題点を共有し、無駄な争いごとを防ぐための学問が地政学なのだと。 この本はとても読みやすく、中国、ロシア、アメリカなどの思惑を理解できました。 近年、ロシアのウクライナ侵攻や中国の南シナ海侵攻、台湾問題、アメリカのベネズエラ大統領逮捕などの私のとらえ方が変わりました。 よい本でした。 ありがとうございました。
0投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ地理の重要性を理解した。 学生時代は、社会科の中で一番学ぶ意義を感じられなかった教科だったが、一国の行動原理の根幹を形作る重要な要素であることを本書を通して理解したので、勉強しなおしたい気持ちに。 地理は歴史、政治、国民性など様々な要素に関連する重要な学問だ。 内容としては、以下が非常に印象深い。 ・大陸国家と海洋国家の行動原理 →大陸国家は領土拡大 →海洋国家は大陸国家の領土拡大を防止 ・アメリカが世界の警察と呼ばれる理由 →大陸国家の台頭を防ぐ ・国家にとって、緩衝地帯が重要である理由 →東欧 →朝鮮半島 →(アメリカにとっては)日本、フィリピン、ハワイ ・戦争の歴史は繰り返す →一次対戦〜ロシア・ウクライナ戦争までの東欧 →白村江の戦い、元寇、朝鮮出兵、日露戦争の朝鮮半島
1投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ地政学について全く知らなかったが、分かりやすく面白かった。日本の政治や世界の政治のことについても簡単なとこから知っていきたい。 本書の特徴は、「強い国」ではなく「各国の弱点」に注目する点にある。 アメリカは海に守られているが、距離が遠いため他国に影響力を及ぼしにくい。ロシアは平坦な地形ゆえに侵略を恐れ、緩衝地帯を求め続ける。中国は大陸国家でありながら海に出にくく、その閉塞感が海洋進出を加速させている。日本は海洋国家として安全だが、資源や周辺国との関係に弱さを抱えている。 こうした分析を通じて、国家は自由に行動しているようで、実は地理という「檻」の中で動かされていると示す。地政学の視点を持てば、ニュースで起きている出来事が偶然や感情ではなく、構造的な必然として理解できるようになる。本書は、国際ニュースを「消費するもの」から「考えるもの」へ変えるための、実践的な教養書。
1投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ世の中に存在する地政学の本。それらの基礎と地政学超入門として書いたと記載がある通り、そもそも世界の大国がどんな行動原理を持ち、それがどれだけ地理に影響されているのかという、根本的な部分を丁寧に書かれていてとても分かりやすい。 ニュースや世の中の、アメリカや中国、ロシアのようなよく話題になる大国に対する強い、怖いイメージを冷静に一歩下がり、なぜ強くて怖くなったのか、またこれらの国の弱い部分に、より大きく焦点を当て、弱い部分があるからこそ強くならなければいけなかった、各国それぞれのジレンマを読み解き俯瞰的に分析しているところがとても現実的で本質的。かつ令和になっても戦争が起こってしまう世界のジレンマや時代的な視点を、読者に現代の事象に合わせて解説して与えてくれる。 その他の地政学の本は、より詳しく歴史の一部の事象をピックアップし深掘りしていく構成が多い分、地政学を理解する前に読み進めてしまった場合に、むしろ偏向的な視点を持ってしまう危険性がある一方、より本質的な点に着目し俯瞰的に全体を見る視点を与えることに重きを置いたこの本は、地政学を学ぼうと考えている人が1冊目に選ぶべき本の一つとなっている。
1投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログとても納得のいく説明で、最近の地政学の本の中で、一番腑に落ちた。第一章は、最強の国アメリカに何故対抗連合ができないのかという疑問に対し、大西洋・太平洋がある事で双方にとって防御有利性が高いため、安全保障のジレンマが生じにくいという点を解説しながら、地政学の基本知識を解説してくれた。 逆にロシアは、平野による脆弱性から戦略縦深や緩衝地帯を長くとらないといけない事情がある。ウクライナ戦争の原因は、アメリカ・NATO側の動きも大いに関与している事も知る事ができ(かと言っておそらくNATO拡大の流れは止めようがなかったのだろうが)、少し広く物を見られるようになったと思う。 3章で中国、4章で日本を取り扱い、今後の日本の取るべき道も地政学的に定まっているのだとわかった。4章では、日本の歴史にも触れており、太平洋戦争末期のフランクリン・ルーズベルトの長期的視野の無さが指摘されており、それも今までにない視点だった(地政学的センスは、F.ルーズベルトより、チャーチルの方が優れていたようで、チャーチルの凄さも再認識した)。
1投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ分かりやすい講義を聞いているような充実感。歴史特に戦争について地理が非常に重要な位置を占める。アメリカ、ロシア、中国、日本を軸に世界の情勢がふにおちた。
1投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログ20年くらい前に地政学という言葉を含むタイトルの本がはやった時に数冊読んだのだが、気味の悪い右翼系の学者の本という印象で、いたたまれなかった、という記憶がある。それに似た本かと思って、読み始めたのだが、この本は、地理的状況がその国の防衛政策や経済政策にどのような影響を与えるかについて、冷静に語っており、読み通すことができた。今年読んだ本の中で特筆するべき名著と思います。 まあ、「万能の教養」という帯の煽り文句は稚拙だけど、それは作者の責任ではない。
1投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログ地理から読み解く国際情勢。読み進めるたびに点と点が線で結ばれて面を成していく。地理歴史は知識として重要だけれども、切り口を持って一連を見渡すのもまた大切なのだと学んだ。今まさに読んでよかったと思う一冊。
1投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ大変面白く読めた。興味のあるところに付箋を貼って行ったら、ハリネズミみたいに付箋だらけになってしまった。 アメリカ、中国、ロシア、日本の4カ国の地理的条件から見た行動原理を解き明かす。 簡単な例で言えば、陸地で隣り合う国は領土問題や戦争になりやすい、山で守られたスイスは防御有利に働き、戦争に巻き込まれにくい、など、各国には与えられた条件がある。 それに応じて、各国は自分の生き残りのためにそれぞれが合理的な行動をとっている。 なぜアメリカは「世界の警察」と言われるくらい全世界に基地を持つのか、なぜロシアはウクライナを攻撃したのか、など…日本人だけの目線では理解できない行動にも、各国ならではの行動原理がある、ということが豊富な資料や地図を使いながら教えてくれる。 結局、他の国にはこういう地理的特徴があるからこう動いて…というのも、相手の立場に立って物事を考えるということだ。 こちらの立場からばかり、「中国は…」と憤るより、余程建設的な態度を提供してくれる地政学を知るのは、今、排他的な気分になっている風潮の中で、大切なことだと思う。
1投稿日: 2025.12.18
powered by ブクログ新しい目線がぶち込まれる感覚が気持ちいい。 つまり勉強してきてないことがバレたとも言える。 ニュースでよくある北朝鮮の問題や靖国参拝の話、中国やロシア、アメリカの基地の話などの背景にあるなんでこうなってるの?が こうだからかもね、になる本でとても面白かった。 これもあくまで視点の一つだとは思うけど。 過去の地政学者すげえええって思ったけど同時に 今の地政学者が何言ってるのか気になるうううともなった。 地政学者っているの!?友達にいないんですけど。
1投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ恒久の平和を願う我らの結論を地理から導き出す面白本。面白い。アメリカにはアメリカのロシアにはロシアの都合がある。今注視されている中国との台湾問題、存立危機問題、焦点がどこにあるかはこれを読めばすぐにわかる!
1投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ地政学について平易に解説した良書。 アメリカ、ロシア、中国、日本の4視点から整理されており、入門書として優れている。
1投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログなぜ戦争が起きるのか。 国際関係について、私は何も知らなかったと実感した。戦争の火種はそこかしこにあって、ひとつ歯車が狂えば攻撃され、国を守るために戦争は起こる。この世界はそんな危ういものだったなんて。
1投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ・地理の宿命を人間の意思で克服することは可能 ・理想を捨てず、現実を見る ---以下要約--- ■ 序章:なぜ今「地政学」を学ぶのか ・国際情勢がますます「地理・地形・資源・陸海・国境」の制約に左右されるようになってきている。 ・特に冷戦終結後、経済成長・グローバル化が強調されたが、最近は安全保障・地政学的要因が再び重要になっている。 ・「地理とは檻である。国という囚人がその檻の中で何をできるかを考えねばならない」――筆者のメタファー。 ・本書の軸として「海/陸」という二元の切り口を用い、国の思惑・行動を地理条件から読み解く。 ■ 第1章:アメリカ ― 強そうで弱い国 ・海洋国家としての優位性(海上交通路の支配・大洋の自在性)を持つが、典型的な“島状”ではなくユーラシア大陸に隣接し、「大陸プレッシャー」に曝される。 ・広大な国土・多様な気候・複数の隣国との関係――それゆえ「万能」ではなく、制約も抱える。つまり強大だが“弱点”も内包している。 ・アメリカの外交・軍事的行動の背後には、海洋国家としての「外圧を防ぐ/外へ拡張する」という構造的ロジックがある。 ■ 第2章:ロシア ― “平野に呪われた”国 ・ロシアは広大な平原(ユーラシア大陸内陸部)を抱えるため、防衛線が長距離化し、外部からの侵入に常に曝されてきた。 ・また、寒冷地域・港が冬季に閉ざされるという地理条件が、外への展開・経済的開放の妨げになっている。 ・このような“陸国家”の構造は、領土拡大・影響圏確保を国家戦略化させ、結果として対抗軸を生みやすい。 ■ 第3章:中国 ― “海洋国家になろうとする大陸国家” ・中国は元来、広大な大陸国家としての地理を背景にしてきたが、21世紀において“海へのアクセス・海洋プレーヤー”になろうとしている。 ・その変化は、隣接海域(南シナ海、東シナ海)および海上交通路支配志向という形で現れており、従来の「大陸国家の論理」と「海洋国家の論理」が混じり合う。 ・これにより、中国の行動解釈には「内部構造(人口・資源・経済) × 外部地理(海洋アクセス・近隣諸国)」という二重レンズが必要となる。 ■ 第4章:日本 ― “大陸国家になろうとした海洋国家” ・日本は典型的な海洋国家:島国で、海洋交通・海洋資源・対外依存度が高い。だが、地政学的に“ユーラシア大陸との橋”としての位置も持つ(=朝鮮半島・台湾海峡を通じて大陸と関わる)。 ・そのため、日本の安全保障・外交戦略には「海洋国家としての強みを保持しつつ、大陸プレッシャーとどう折り合うか」が鍵となる。 ・日本の思惑を読むには、「島国だからこうだ」「大陸だからこうだ」という単純な線引きではなく、交差する位置性を理解することが必要。 ■ 終章:地政学から得られること ・地政学を知ることで、国(あるいは国家群)の行動・意図・限界を「なぜそのように動くか」という構造的な背景から理解できる。 ・単なる「この国は強い/あの国は弱い」というステレオタイプではなく、地理・地形・アクセス・資源・隣国関係など“枠組み”を押さえた分析が可能となる。 ・自分の頭で“なぜこの国がこの選択をしたのか”を考える習慣がつく。地理こそが「選択の枠(檻)」を決めており、その枠を知らずして判断を下すことは危うい。 ・また、国家だけでなく個人や企業、キャリア構築においても、同じような“地理的・構造的制約”の視点を持つことが有効。
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ単純にここに、この国があるからという説明ではなく、だからこういう争いが起きるなど、過去の歴史も含めての説明があるので、他の本屋で売られている地政学書より深く知ることができると感じた。 これをきっかけにYouTubeも見たが、面白くて一気見状態だった。 当時の国のトップはどう考えていたのかの説明も面白かった。 ただの想像ではなく、多くの資料を基に検証しているので説得力がある。
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ面白かった 朝鮮と日本の関係が豊臣秀吉から根深いってことや、大陸国家は隣国に苦しめられてた、遊牧民がパワーバランスに影響していたなど 世界史の知識とつながっていくのが面白い ロシアがウクライナを、中国が台湾の必要性がわかって、ニュースの背景や意味がわかり勉強になった 誰かに話したくなる本でした
1投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ今までの疑問が解消された 世界を見る目が変わる 本当に読んで良かったし、もっと深いものがあるなら読みたい 地政学面白い!
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ全国民必読の書である。 なぜ中国が尖閣諸島の領有権を主張するのか ロシアはなぜウクライナ侵攻したのか 国際ニュースを理解する上で、地政学の考え方を通してわかりやすいガイドとなる本書。 アメリカ、中国、ロシア、日本、それぞれの視点を比較すると、どの国もベースには生存と不安がある、という本質が印象的であった。まずその本質をお互い理解することが、世界平和への第一歩であるように思う。
9投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ地政学の本はこれまでに50冊以上読んできていますが、この本の著者のものは初めてです。Yutubeで地政学の観点からの解説をしている有名な人のようです。この本では、各国(アメリカ、ロシア、中国、日本)について、戦争を起こした理由を解説しています。 日本が、日清戦争・日露戦争で獲得した領土、太平洋戦争で真珠湾攻撃をしたのかも理解できました、それが良いことかどうかは別として。戦後、地政学を学ぶことが禁止されていた理由もわかりました。その国の置かれている地理的な状況によって、国の振る舞うべき内容が異なっていることも理解できました。 以下は気になったポイントです。 ・アメリカはなぜ特別なのか IT に強いから、経済力があるから、民主主義を愛するから、これらを全て凌駕するアメリカの特徴が、2つの大きな海に守られていることである。南北は弱き 隣国に、東西は魚に囲まれている、この特殊な地理的安全性 こそがアメリカの力の源泉である とドイツ 首相 ビスマルクは言った(はしがき) ・世界情勢を動かしているのは 人間の医師だと思いがちであるか、人間の思考や行動は私たちが思っている以上に「地理」に動かされている (はしがき2) ・2000年代の争いの多くは 民族対立や思想 対立 、 特に イスラム過激派との戦いが占めており、領土 や了解といった 恣意的要素はあまり大きな争点ではなかった。それに対して2010年代は、 単位 紛争の数が増えただけでなく、争いの主体が思想から地理へと移った点で それまでと大きく異なる。これはロシアのクリミア侵攻 や中国の海洋進出 をイメージすると良い。必然的に 地理的観点から大国間 争いを考察する地政学に関心が集まる 土台を形成した(p31) ・地政学が誕生した この時期(1904年頃)のイギリスとドイツの関係は、現在のアメリカと中国の関係によく似ている(p32) ・手段とは、目標を達成するための方法 、 目標とは目的を達成するために必要な 結果、目的とは 最終的に実現したいことである。言い換えると手段とは、どのように達成するのか、目標とは何を達成するのか、目的はなぜそれを達成したいかである(p35) ・ 現在の世界ではアメリカに立ち向かう 対抗 連合が存在しない。冷戦が終わってからアメリカは唯一の超大国 として 絶大な勢力を誇っている にもかかわらず世界には複数の国が協力してアメリカを抑えようとする動きが見られない。アメリカに対抗する国々は存在する、 イラン・北朝鮮・ロシア・中国は その最たる例であるが 連合は欠如している、基本的には個別に行動しており 対抗 連合 と呼べるほどの団結はしていない(p53) 反米連合が存在しない理由は、アメリカがそれほど圧倒的に強いわけではないから(p100) ・ 北朝鮮の真の恐ろしさは 軍事力ではなく、行動が予想できないところである 。中国やロシア 北朝鮮が 周辺国に警戒されやすい一因は、この判別性の低さにある(p63) ・攻撃・防御 有利性に影響を与える 地理的要素は 3つ とは、 距離 ・地形・海である。距離が短いほど 移動 が簡単なので攻撃 有利、長いほど 移動が難しいので防御 有利になる。 平野などは移動を促すので 攻撃 有利、山・川・森といった自然的障壁 は移動 を妨げるので防御を有利にする。 陸で接する国を攻めるのは容易なので攻撃 有利、海で隔てられた国を攻めるのは困難なので防御 有利になる(p69) ・ 第二次世界大戦の 開始時、日本軍が次々とヨーロッパ諸国のアジア 植民地に上陸し 各地を制圧できたのは、ヨーロッパ諸国が 本国に戦力を引き上げていたから。戦争後期には 形勢が逆転し 、 米軍は日本占領地域の島々への上陸を成功させた。しかし 米軍が上陸したのは 駐屯する日本軍が自給自足できない 小さな島 ばかりで、仏印・蘭印(ベトンナム、ラオス、カンボジア、インドネシア)マレー、台湾など大きな島や陸地は避けた。上陸した、サイパン島・ペリリュー島・ガダルカナル島・硫黄島では、熾烈な戦いを強いられた、大きな島である沖縄では、投入戦力の4割が戦傷した、死者数もアメリカ史上3番目に上る激戦になった(p83) ・ 第二次世界大戦後にアジア諸国が次々と独立したのは、現地の人々が力をつけていたのに加えて、日本軍が戦時中に 軍事訓練と武器を提供したこともあり ヨーロッパ諸国と戦うことができたからである、戦後の脱植民地化は、ヨーロッパ諸国の倫理観が突然 改善した結果ではなく、海という最強の水 堀が攻撃を不利にした結果であった(p85) ・ ウクライナの NATO 加盟への意欲はロシアの目には 脅威に映った、 ウクライナという 緩衝国が NATO の手に渡ってしまえば、 NATO軍はロシアとの国境沿いに展開できることになる。そこで ロシアはウクライナに経済的・軍事的圧力をかけて NATO 加盟を考え直すように 迫った。2014年と2022年に武力攻撃まで加えた上 へ、クリミア半島や 東部を占拠して ウクライナとは切り離された事実上の緩衝地帯を新たに設けた(p93) ・イギリスやアメリカのような海洋国家 の強さを真に支えるのは 、強い 海軍ではなく「 強い陸軍を必要としない環境」である点 アメリカが持つ最大の武器は海軍ではな「海そのもの」である(p96) ・北大西洋同盟の主軸を構成するのは、アメリカ・イギリス・フランスの三国で、それぞれ 役割がある。 アメリカは、兵力・農業・工業の後方基地、 イギリスは外堀を備えた飛行場 、 フランスは防御の能力を備えた 上陸地点である。ヨーロッパの戦力の役割は、アメリカ本土から 主戦力が到着するまで、ヨーロッパが前途が占領されることを防ぐ点にある(p111) この構想を 東アジアに当てはめると 、 アメリカは後方基地、 日本は 飛行場、韓国は 上陸 拠点になる。自衛隊と韓国軍 、 在日・在韓米軍の真の役割は、個別で洗剤 派遣国に対抗することではなく、アメリカ本土からの出演 力が到着するまで 上陸 拠点を残しておくことである(p112) ・ ロシアでは 、エカチェリーナ2世がロシア人に 崇拝されている、彼女はその治世で 周辺の大国と戦争を行い、西に現在のウクライナからリトアニアに至る 東欧 地域を獲得した、最も偉大な功績と言われるのか。クリミア半島を併合したことである。 これらの領土拡大によりロシアは一気に大国の座を手にした (p139) ロシアがクリミア半島にこだわる理由は、ここが 黒海に出入りする上で重要な会場 交通の要衝(チョークポイント) だからで ある(p169) ・モンゴル帝国 が 5300km 離れた キエフ を攻撃できた理由は、ユーラシア大陸を貫く 広大な平野にあった。 モンゴル軍の騎馬部隊は、この天然の高速道路を 悠々 縦断してきた。ロシア人 たちは北の森林地帯に逃げ込み かろうじて モンゴル軍との直接的な戦闘は避けられた、 モンゴル軍の武器である馬と弓は、 森の中では気に引っかかって使えなかったから、こうしてロシア人 たち は 現在のモスクワ あたりに落ち着いて 200年にわたって モンゴル帝国に服従することになった、ロシア人 たち は この支配体制下の下で徐々に勢力を増していき、1480年には服従を正式に 拒否 して、ようやく モンゴル帝国の支配を抜け出した(p145) ・ 結果的に負けたとはいえ 第一次世界大戦でドイツが一時的にでもハートランド支配を確立したことは大きな脅威であった、そこで二度とドイツがハートランドを支配できないよう、東欧に独立国家群を設けることをマッキンダーは訴えた(p155) ・ ロシアの海洋進出を阻む 地理的障壁 は2つある 、第1の障壁は、 戦略的に重要な海域が分散している、ロシアの海岸は北極海・バルト海 ・黒海・太平洋の4つに分かれている、問題なのは 海軍力を分散して配置しなければならない。第2の障壁が 、北極海 を除いて全て 内海に面している。内海とは、陸地に囲まれ 狭い海峡によって しか 概要とつながっていない海 のことである。オホーツク海 は唯一安全な内海である、この戦略的重要性から、ロシアが日本に北方領土を返還する可能性は、今後もかなり低いと言わざるを得ない(p172) ・アメリカや フランスは、 ロシアをSWIFT(国際決済網) から締め出す 制裁を課すことに賛成したが、ドイツを含む ロシアに天然ガスを依存する国々は反対した。その後 同盟国の反発にあったこともあり ドイツは渋々 この制裁に同意したが、 ロシア国営 ガス会社 ガスプロム 傘下の銀行だけは制裁から除外するように求めた。天然ガス代金の支払いにこの銀行との決済システムが必要だったから 。欧州はウクライナへの支援金 よりも多額の代金をロシアに支払っていた(p182) ・アメリカは1898年のスペインとの戦争に勝って、キューバ・プエルトリコからスペインを排除し それぞれに 海軍基調を設けた、これにより アメリカ東海岸からパナマ運河に至る航路が遮断される危険は緩和された。イギリスの領土はまだカリブ海に残っていたものの、2つの大戦でドイツに対抗するため イギリスは海軍力を自ら本国に引き上げた点同時並行でアメリカが海軍力を急速に強化したため、イギリスはアメリカ 地中海での 制海を失った、 この時以来 アメリカ 地中海はアメリカの独壇場であり続けている(p196) ・ロシアの南下政策も、ヨーロッパ・アジア大陸で 領土拡大 → ヨーロッパ 地中海・アジア 地中海の 制海権確保という流れを取っている、アメリカ・ドイツ・日本・ロシアがどれも同じ法則で勢力を拡大した歴史があるので、 中国も日本と同じように アジア 帯域の支配に乗り出すと、 スパイク スマンは予言した。日本の場合は、1) アジア大陸で 領土拡大、2)アジア 地中海の制海権確保、 仏領インドシナ・英領マレーシア・蘭領インドネシア・米領フィリピンを占領、3)オーストラリアの中立化(オーストラリアへの空襲、 ソロモン諸島の占領)(P198) ・ モンゴル帝国が日本と西欧を 制服できなかった理由の一つは、水にあると言われる。日本に関しては、対馬海峡がモンゴル軍の移動を阻害した。欧州の場合は、単に距離が遠いことや 進行直前の指導者の急死が主要因ですが、西欧の大河が凍結しないのもモンゴル軍の行軍を遅らせた要因の一つであった(P211) ・ マラッカ海峡はアジア 地中海で一番どころか、世界で一番重要な 海峡に間違いない。 ここは 中国の総貿易量の60%と輸入 天然ガスの70%が通る 中国にとってのチョークポイントである。かつて中国は 明の時代に マラッカ海峡を支配していたがこの支配は長続きせず、マラッカは その後 、ポルトガル 続いて オランダ 、イギリスに支配された。 現在 マラッカ 海峡にある シンガポールは中立を保っているものの、どちらかといえばアメリカよりで国内の海軍基地をアメリカ軍艦の補給拠点としては 明け渡している一方 中国にはその権利を与えていない (P234) ・台湾有事の際 中国の潜水艦は宮古海峡を出て、 沖縄の南海域で 来園してくる 米軍 改定を攻撃しなければいけない そのためには 宮古海峡の通行を安全にする必要があるが、現状としてその航路上には尖閣諸島があり ここは日本の支配下にある。 そこで中国は宮古海峡までの道を安全にするため 尖閣諸島を奪わなければならない(P242) ・幕末 より前 日本への脅威は、海か陸のどちらか一方からしか来なかった。 白村江の戦いと元寇は大陸から、朝鮮出兵 は海からの脅威にそれぞれ 対応した結果であった。しかし 幕末には、 ロシアが大陸から、アメリカ・イギリス・フランス などの 欧米列強が海から同時に迫ってきた(P271) ・日露戦争で日本は、幕末 以来の安全保障の課題を全て解決した、 遼東半島を取り戻し 満州を中立地地帯化し、韓国を完全に自らの 戦力圏に組み込んだ。日露戦争後の日本は海からも 陸からも 脅かされない 非常に 理想的な状態を確立した(P282) ・ 日清戦争も 日露戦争も朝鮮 戦争も、 名前が違うだけで本質的には同じ戦争であった。日清戦争では、日本が中国と戦い それをアメリカが支援した、朝鮮戦争では立場が入れ替わり、アメリカが中国と戦い それを日本が支援した(P305) 2025年11月11日読破 2025年11月12日作成
0投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログなるほど。。と、思った。 書かれていること全ての正確性に関して検証する能力は自分にはないが、きっとそうなのだろうと思わされる内容だった。 戦争は起こる。必ず。そして、その発声のメカニズムについてもうなずけた。 理屈はなんとなく理解できたが、対応策については何も出てこない。 だからこそ、今もあちこちで戦争が勃発しているわけで。。 少なくとも、知った上で発言するよう心がけねばと思った。
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログやっぱり地政学はスッゴク面白い。 非常によくまとまっていて素人にも分かりやすい教科書だと思う。 この本は、アメリカ、中国、ロシアという大国三国と日本の4国に焦点をあてて地政学的にその歴史から国家の現状を教示してくれてる。だからどうしてそういう行動になっちゃうのか?ってのが納得感がある。 相手の事がわからないから不安になるというのは最もな事だから、各国との対話っていうのは基本的なことだけどめっちゃ重要なんだな、、髙市さんに期待してます。 私は日本の事が一番わかってなかった汗 豊臣秀吉がなんで朝鮮出兵したんだろうと思ってたんだが、それが今でも遺恨につなかっているのが恐ろしい。マッカーサーの終戦後の行動も最初は懲罰に重きを置いていたが、復興を重視した形に変換したのも地政学な意味があった、、。満州事変、、あーーー何故やっちまった、、、。 これを読むと今のトランプさんの政策は微妙なんだなってワカル。アメリカファースト。それはいいけど今の政策は今だけ良ければになっちまってる。 ウクライナやNATOの東進もみんな恐い。 だが最も恐いのはこの作者の経歴が不明なところかと。この人の書くこと信じていいのか?元々この方を存じ上げないためそう思いながら読み始めました。有名なYouTuberらしいし登録者数もとても多いし、巻末注釈も多いので大丈夫とは思うが、こういう教科書的な良書を書くなら経歴など著者が見える方が読者としては安心と思うのは私だけ?
2投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ『#あの国の本当の思惑を見抜く地政学』 ほぼ日書評 Day942 なかなかに読み応えのある良書。 タイトルに「あの国」等などとあると、時節柄、深読みをされてしまいそうだが、過去から現代までの国家間の紛争を、時の支配者の思惑などといった何とでも言える主観的な観点からではなく、"地政学" の観点で客観的に分析、整理してくれる。 また「おまけ」として、本書のベースとなるマッキンダーに関する解説が20分ほどの動画(Youtubeで視聴可能)で提供されているのも理解の助けとなった。 細かな内容は本書にあたっていただきたいが、例によって、印象に残った箇所をメモしておく。 攻撃と防御どちらが優位か? なぜ米国だけが世界中に基地を置いているのか? なぜ米国を仮想覇権国とした合従連衡がないのか?(逆にアメリカほど強くないロシアや中国に対して、そうした包囲網が形成されるのはなぜか?) そんな問い立てから始まる。 「大陸国家」は "攻撃優位"、領土を広げることしか「戦略縦深」(相手国との間に物理的な距離を取ること)を実現する手立てがない。 「海洋国家」は海が自然の障壁となるため、"防御優位" となる。ゆえに、海軍軍縮(戦艦保有数の制限等)は合意されやすいが、陸軍の縮小は戦勝国が戦敗国に押し付ける形(ベルサイユ条約等)のものくらいしか成立しづらい。 大陸国家間では、急峻な山脈等で隔てられている場合を除き、国境を接する国々の間での領土拡張の争いが、年中行事のようにして続けられる。 英語で3月をMarchというのは、戦争の神Marsが語源だが、古代ローマで3月が(冬の雪解けを待って)戦争を "再開" する月だったため、その名が付いたのも、そんな背景によるものだ。 現代の最強国と思われるアメリカは、実は戦争に強いわけではない。第二次大戦後では29戦中、17勝9敗6分の戦績。中でも主要な戦争に限ると、まともに勝てたのは湾岸戦争のみ(38カ国からなる多国籍軍vsイラク1国のみという圧倒的勢力差のある戦争)で、他はベトナム戦争負け、朝鮮戦争引き分け、アフガンも負け等である。 アメリカは両大洋に挟まれるため、他国から攻め込まれる危険はほとんどないが、他国を支配するにも海を渡って行く必要があり、全世界を相手とする "覇権国" たり得ないのだ。 地政学で考える「大陸」はユーラシア大陸のみ。 そこには覇権国家となり得る大国が常に複数存在する。これを取り囲む島々として、南北米、アフリカ、豪大陸ならびに日本やイギリスを位置付ける。 ユーラシア大陸最大の国家、ロシア。 今日では経済的には超大国の地域にないが、国際的に大きな影響力を持つ。シベリアの天然資源(特に天然ガス)をパイプラインという大陸国家ならではの輸送手段で欧州や日本に輸出している。ただし、その地位を確たるものとするには「戦略縦深」が欠かせず、緩衝地帯としてのウクライナや千島列島を勢力下に置くことを至上命令とする。 北方領土の価値もこの文脈で捉えるべきだ。特に生粋の「大陸国家」であるロシアが海に出る道 として黒海、クリミア半島経由よりも安全な日本海北部の重要性は大きい。 一方で、ここから日本列島を経て沖縄、尖閣、台湾へと続くラインが、中国が「第一列島ライン」と呼ぶものであり、いわば現代の "海に広がる万里の長城" である。 しかし、この長城は現時点では基本的にアメリカ側の支配下にあり、中国はこれを自らの勢力範囲に収めたいと考える。 この中のいくつかの島々に軍用の港や基地等を設置する意図もあるが、同時にこれらの地域には水深の深い海域も多く、そこを押さえることは(核戦力を搭載した)潜水艦による軍事作戦にも極めて有用だ。 終盤の語られる、米CSIS(戦略国際問題研究所)がおこなった中国による台湾侵攻のシミュレーション結果は印象的だ。 大東亜戦争末期、グアムから直接飛行機を飛ばせないため、あれだけの大激戦を経ても硫黄島を支配下に収めたのと同じ理由で、沖縄の基地、その背景となる日米同盟の意義は大きい。 翻って、秀吉の朝鮮出兵も、既に南米のペルーやメキシコの王朝を滅ぼし支配していたスペインやポルトガルが明や日本をその版図に収めようとする意図を牽制したものであり、冒頭にも記したように個人の並外れた征服欲や、ましてや狂気に要因を探るべきではないという。 これは、単に朝鮮を支配下に置くだけでなくその先の明をターゲットに含めていたことが証左となる。つまり朝鮮を支配し、明を西欧列強との緩衝地帯とする目的があったというのだが、中国・九州地方にはキリシタン大名も多く、同時に日本人を奴隷として連れ去ることもあった中での対抗措置として、それが実現していれば大きな抑制効果があったのは間違いないだろう。 また、日露戦争後の朝鮮統治から併合について、いわゆる植民地支配とは異なり、教育や技術支援が行われたことが指摘されることも多いが、これは必ずしも人道的な理由というよりは、朝鮮半島をロシアとの間の緩衝地帯とするために、当時の韓国をある程度の強さを持つ国としておく必要性に迫られてのものであったという。 しかしながら大陸に接しているとはいえ三方を海に囲まれ防御が容易な朝鮮半島を超え、満州まで進出して以降の日本軍は、自らのための「戦略縦深」を形成することはできず、緩衝地帯を求めるためだけに進軍を続けるナポレオンやヒトラーがロシアないしソ連に対して冒した失敗と同じことを繰り返してしまったのだ。 https://amzn.to/43akn44
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地政学の本を初めて読みました。 きっかけは沈黙の艦隊の映画を一緒に見た主人がこちらとリヴィアサンなどを買い始めた為です。 とても読みやすく面白かったです。なぜ中国は尖閣諸島を狙うのか、なぜロシアはウクライナに侵攻したかなど相手の立場になって考えると相手には相手の道理があり戦争するから悪い国と一概に言えないのだと思いました。 作中の偉人が伝えた善い人と悪い人は区別できない。は自分の小さな人間関係でも当てはまるなと思いました。自分自身もお互い理想と現実を知り対話していきたいと思いました。 漫画の国境のない世界を伝えた海江田。現実にならないかなと思いました。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・昔の学者が今起こっている戦争を予想していてすごいと思った(語彙力ない笑) ・海洋国家と大陸国家、安全保障のジレンマ ・積読チャンネルでも紹介されていた
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地政学について何も知らない初心者ですが、わかりやすく書かれていて読み切ることができました。(地図と睨めっこしながらですが…) 何も知らないと理想主義で戦争をする国が悪いという思想になってしまいます。しかし、それぞれの国にそれぞれの考え、不安があり、お互いに考慮する必要があることがわかりました。 注意して読んでいるつもりでも、日本の領土拡大などに関する内容ではそれが正しいことのように感じたり、他国の行動が間違ったことをしていると感じたり、、 相手の視点・状況をよく理解することが必要!そのための各国の弱点や地政学的に重要な土地など、知っておくべき情報が沢山含まれていました。
1投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ昔、近未来が舞台のSFノベルゲームで「かつてこの星には国境というものが引かれていた」なんて言葉があって、未来の世界は国境が無くなって平和になっていくのだろうなと思ったのを思い出した。ありえないことだよなとこの本を読んで改めて思った。 緩衝地帯という概念をよく知らなかったのだけど、地政学において重要な概念なのだろうなと思った。ただ、緩衝地帯といわれる地域にとっては辛いだろうなと思う。 銃が蔓延しているより、薬物が蔓延しているほうが危険という話が、そういうものなのかと驚いた。スイスは銃保有率が高いけど、薬物が蔓延してないから安全な国だそう。そもそも、スイスは銃社会だということを初めて知った。そうだったのか。 日本は海で囲まれてることもあって侵略されにくい地形だそう。自然災害は多いけど、そういう意味では恵まれた地形なのかもしれない。 後、アメリカは決して強くはないという話が面白かった。強くないから、反米連合というのも存在しないらしい。そういうものなのか。 「国境を守るすべはない、それを広げる以外には」という言葉を残したという、ロシア皇帝のエカチェリーナ2世という人を初めて知った。今のロシアの行動原理を象徴する人だそう。クリミア半島を併合したという功績もあったとのことで、プーチンと重なる人物でもあったそう。歴史は繰り返すということなのかな。 ところで、ロシアの歴史って全く習った記憶がないのだけど、自分が忘れてるだけかな…。モンゴル帝国については習った覚えがあるのだけど。 北朝鮮を厄介な隣国と思ってるのは、中国も同じなのか。というより、むしろ中国のほうが厄介と思ってそうだなとこの本を読んで思った。 北朝鮮を経済支援してるそうだけど、中国国内でそれに反発してる人はいないのだろうか。トップが変われば簡単に経済支援を打ち切りそうな気がする。 韓国の反日感情は、てっきり1900年代の日本に併合されて侵略されたことがきっかけだと思ってたけど、それよりずっと前の豊臣秀吉の時代に朝鮮出兵があり、そこから反日的なのだとか。戦国時代にそんなことがあったのか。 この本を読んでみると、織田信長のほうが寛容的なのかもなとさえ思った(むしろ、その反動でクリスチャンが禁じられてきたように思った)。 いろいろ戦争が起こる理由について書いてあったけど、最後には「日本の国益を最大化するためには、粘り強く対話を続けることが最も妥当な手段なのです」と書いてあって、少し安心した。少なくとも、諸外国を攻撃できるような核を保有する自体にはならないでほしいなとは思う。
1投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ世界情勢の見方が変わる一冊でした。 アメリカは世界中に基地を置いていますが、実はそれほど恐れられていないこと。 むしろ、中国やロシアのほうが各国から警戒されていること。 そして、日本やアメリカのように海に囲まれた国が持つ地理的な利点の大きさ——。 本書は、こうした事実を地理的な観点から分かりやすく説明してくれています。 読んで感じたのは、「先制攻撃こそ最大の防御」という考えこそが、戦争の根本的な原因だということです。 ロシアとウクライナの戦争も、この発想から始まったように思います。 ただ、自分はこの考え方を古いものだと感じました。 とはいえ、台湾有事が懸念される今、隣国を完全に信じ切るのも難しいのが現実です。 結局のところ、昔も今も「軍備を強化せざるを得ない」という状況は変わらないのかもしれません。
1投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ国の軍事政策を知る上で地政学が重要な役割を果たしていると理解した。特に緩衝地帯を確保し続けることが平和につながると知ることができた。
10投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ地形が国の運命を決める――「地理」という檻の中で、世界は動いている。 地政学には以前から興味があり、人気のある本ということで手に取りました。 本書では、「国の行動は地理によって制約されている」という視点から、アメリカ・ロシア・中国・日本など各国の思惑を読み解いていきます。 内容としては驚くような新発見というよりも、「そういう理由だったのか」と納得できる説明が多く、非常にわかりやすい印象でした。地理という一見動かない要素が、実は歴史や政治、そして人の意志をも左右しているという考え方には説得力があります。 私はもともと戦略や作戦を考えるのが好きなタイプなので、地政学の思考法が現代のビジネスや組織戦略にも応用できそうだと感じました。国の行動を理解するだけでなく、「地形」という制約の中でどう動くかを考える視点は普遍的です。 一方で、文章だけではイメージが掴みにくい部分もありました。実際の地図や図を見ながら読むと、さらに理解が深まりそうです。地理を「静的な背景」としてではなく、「動的な力」として捉える面白さを改めて感じた一冊でした。
13投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界情勢が不安定な時は地政学の本が多く出典される。それほど土地の制約と戦争は関連があることがよくわかる本。各国の地政学から見た立場がよくわかる。今まで読んだ地政学の本の中で一番好きかも。
4投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ数年前にとあるテレビ番組でシーパワーとランドパワーというワードを初めて聞いてから 地政学について学びたいとずっと思っていた。 私は近代史が好きだが、戦争を始めた国の思惑というのが 地政学を通して理解できるということが分かった。 この本には、世界の覇権を握るアメリカ、中国、ロシアの地政学的観点からの歴史、 日本の歴史について書かれている。 歴史の専門家ではないので素人の説明になるが アメリカが太平洋を重視する理由や、中国が台湾にこだわる理由など。 もともと旧ソ連に興味があった私からするとロシアのパートは知らなかったことを知れた。 ロシアは大国で強いというイメージが先行するが、実は東西南と多くの周辺国と国境を接しているがゆえに脆く常に隣国から攻められる可能性があり、そしてそれに苦戦した過去(遊牧民だったりナポレオンのロシア遠征やスターリングラードの戦い)があったからこそ常に周辺国から攻められるリスクが高いため領土を拡大し続けようとしていること、ウクライナのNATO加入を嫌がる理由が地政学的な観点により納得できた。 シーパワーの国とランドパワーの国はそれぞれ強み・弱みが違う。 例えば、広大な領土を持ったモンゴル帝国は、日本を占領できなかったのは 大嵐が来たからと言われているが、騎馬能力の高いくにが海を越えると その強みが生かされないため。 シーパワーの日本がランドパワーの中国に戦争で勝てなかったも やはり自分の強み以外のところで戦おうとしてその強みが生かされなかったという 風に書かれてあって、地政学観点から歴史をたどるとなんて面白いんだろうと思った。
1投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ新型コロナウィルスやウクライナ問題、トランプ関税等、航空運送事業は様々な世界情勢(疫病、戦争、経済)の影響を受けます。世界各国の諸問題が地政学的にわかりやすく説明されており、世界情勢へ視野を広げる入門書としてお勧めしたい一冊です。
0投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ実際にこの本に記載されていることが本当かどうかはわからないが、内容としては説得力があると感じた。 今までどうしてモンゴル帝国が西は東ヨーロッパ辺りにまでしか行っていないのか。また、なぜ遊牧民が強いのか。よくわからなかったが、その理由がよくわかった。 あと、どんなことにも通じるが、身の丈をわきまえるということや、出る杭は打たれる、あまり恨みを買うようなことはやらない。ということが地政学や歴史の観点からもなるほどと合点がいく内容だった。 おすすめできる本です。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ地理的環境が人間の考え方に大きな影響を与えている。確かにそう(そのような状況)なれば,こう考えちゃいますよねぇ。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ本著は地政学(国や地域の政治・経済・安全保障が、その地理的条件――たとえば地形、資源、隣国との距離や地帯――によって根本的に決定や制約を受ける)を知ることで世界情勢や大陸国家と海洋国家の課題と行動を読み解くことができる入門書である。現代(2025)で今なお続くウクライナやロシアの戦争についても触れており地政学的にどうして戦争が起きるのかを解説する。 地政学とは少なくとも義務教育では習わない。全国を探せばどこかの学校ではカリキュラムの中で教えているところもあるだろう。地政学とは何なのか。何故、小中高で学ばせないのか、地政学の性質として「国家戦略」「軍事・安全保障」などを扱うため、知識が浅い状態で単純化して教えると、偏ったナショナリズムや排外的傾向を助長する危険があるという懸念があるとされている。戦前日本において、地政学が軍事目的で利用された過去があり、第二次世界大戦後はGHQ主導で教育現場から締め出され、現在も「価値中立的・国際協調的立場」を重視する教育方針が続いている事実がある。だが、書店に行けば地政学の本や専門書は多く見られるようになった。学校教育として教えられない理由もあるが、専門家側からの研究の一部として書籍として地政学を展開しているのだろう。地政学を学ぶにあたり多くの知識と分析が必要である。 さて、地政学とは国家間の問題やメリットデメリットだけでは無い。日本国内においても都道府県レベルや町レベルでも地政学的リスクは存在し、メリットデメリット、金融、政治、経済、教育等も存在を含まれている。もっとミクロな話をすると駅周辺だけでも変わってくる。そこにはどういう人が住み、どういう人が営み、どういう経済を回しているのかも紐解くことができるのだ。 土地や場所という力は大きい。同時にリスクもある。私たちは地政学という「地理=運命」ではなく、「地理的条件という客観的背景」を知ることで、現代の国家行動や世界情勢の読み解き方を知り、「地理は国際情勢の“重力”」を分析していく中で感じることで視座が高くなり何故、世界や社会ではどうしてこのようなことが起きているのかを知る手がかりとして知り学ぶことが出来る教養書として良書であるといえよう。
0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログまずは何より説明が分かりやすくて理解できない部分がなかったのが素晴らしいなと思いました。 外交や安全保障などの問題は確かに自国目線で考えることがほとんどですが、どの国もその国特有の問題や弱さを抱えていて、それを解消するための行動が現状の問題に繋がっていると考えれば、他国からの視点が重要になるというのも腑に落ちました。 普段ニュースを見ていると、起きた出来事の説明やそれぞれの国のトップの発言などがほとんどですが、それぞれの国の行動の根っこには地政学が深く関係していることがよくわかり、とても勉強になりました。
7投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログあー、面白すぎる。目から鱗の地政学。 漫画キングダムであった地形の利を活かした戦略とか孫子の教えは、そのまま現代の世界勢力の均衡図にも直結してるという事ですな。
4投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ分かりやすく書こうとされていたとは思うけど、やっぱり興味が湧かない領域の話はすんなり頭に入ってこなかった。
0投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ国際情勢を理解するためにはまず地理を見る必要がある、と腑に落ちた。人間の意志や政策を超えて、地理が国家を動かしていることがよくわかる。地政学への理解が一段深まった。良書!
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ基軸通貨のドルに頼る国とそれ以外の方法で経済を回そうとする国の話。 また、地理がどう国防に影響があるのかを歴史的観点を交えながら、分かりやすく説明をしてくれている。 我が国がドル圏で生き続けるのか?生き続けるためには何をしていかなければならないのか?それを俯瞰的に考えさせてくれる。 残念だったのはほとんどが、北米、EU、中国、ロシアの話になっており、アフリカの視点が無かったことである。 アフリカはロシアと距離感を縮めているので、今後の世界情勢の舵取りに影響が大きいと思う。
7投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログAudible にて読了。読みやすい本であるのだろうが、Audible にて聴くにはやや冗長な部分があったが、総じて世界観がわかりやすくまとめられており、イデオロギーの対立ではない国家間の対立と連帯の構図が伺えた。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログすごく勉強になりました。歴史と関連づけると腑に落ちることばかり。 基本となる考えとしては •世界には海洋国家と大陸国家がある •勢力均衡には一国だけが強くなり過ぎないこと •隣国を恐れ互いに武力増強してしまう安全保障のジレンマがある •攻撃有利性があると戦争になりやすい(攻撃することで自分を守ること、逆は防御有利性) •攻撃、防御の判別性が曖昧だと戦争は起きやすい(行動が予想できない) 以上の考えに地理的な「距離」「地形」「海」が関連して各国の利権であらゆる行動が起こる(絶対悪と考えると戦争になってしまう)。起こす行動の主なものに「戦略縦深」(国の中枢を守るため国境の距離を保つこと)と「緩衝地帯」(国と国と間に第三国をあり、直接国境を接しないようにする地域)を確立すること。 各国、そのために話し合ったり、仲間になったり、喧嘩(戦争)したりしている。 世界が一つの国になれば…と思うのは私だけではないでしょう。
6投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ2025/09/17 2025年12冊目。地政学に興味持っていたので、シンプルに面白かった。読む価値はあると思う。
0投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ海洋国家と大陸国家という地理的特徴に基づいて地政学を説いたもの。聞けばなるほど、そして結論はお互いよく話そう、という普遍的なものだが、シンプルな結論で腹落ちした。
0投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ・世界が不安定になるとき、地政学は求められる ・争いの主体が思想から地理へと変わった ・「超大国の衰退」という地政学の誕生期と現在の類似点
0投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログここ十数年の情勢しか語らない地政学本も多いが、この本はより長期的視点で説明しており、説得力が高く好感が持てる
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログもっと早く読めばよかった。経済的利害や思想対立といった側面だけではよく理解できなかった各国の行動が、地理的要因という側面で見てみるとよく理解できた。 この視点をもって、もう一度、歴史を学びたいと思う。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ最高に面白い本に出会えた。 大陸国家と海洋国家。 ユーラシア大陸を制するものが世界を制する。 それぞれの国がそれぞれの思惑を抱えながら、覇権国家を牽制しつつ世界は、今日も回っている。 あわせてユーチューブも楽しみたい。
7投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログロシアのウクライナ侵攻をきっかけに 地政学の本をいくつか読んだ。 そこに動機があったのかと膝を打つことが たくさんあった。 本書は地政学の最新書。 2025年9月12日の新聞広告で知った。 「地形的に見ると、アメリカもロシアも中国も弱い。 だから、戦争をやめられない。」 このキャッチフレーズは強烈だった。 「近年、『世界情勢を理解したい』という需要が 増えています。 ロシアのウクライナ侵攻、パレスチナ・イスラエル 戦争、中国の台湾・尖閣諸島・南シナ海での 野心的行動など、ニュースで不安定な国際情勢に まつわる話題を見聞きしない日はありません。 国際政治を考える上で、まず見るべきものは 何でしょうか? 歴史、文化、統計、報道どれも重要です。 しかし、本書はそれが『地理』であると考えます。」
0投稿日: 2025.09.13
