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ミシンと金魚
ミシンと金魚
永井みみ/集英社
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総合評価

121件)
3.9
32
51
27
4
1
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    読まなかったら見えない視点だったので読んで良かった 認知症のおばあちゃんカケイさんの語りで進んでいくストーリー ケアマネジャーの総称みっちゃんが、なんの略なのか考えながら読んでたけど、そういうことだったんだ 自分の将来をカケイさんや、嫁さんに重ねつつ読んだので他人事とは思えなかったし、色々と考えさせられた

    0
    投稿日: 2024.07.25
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    認知症のカケイさんは2年前息子が死んだことは記憶にないが、壮絶な人生はしっかりと覚えている__内容はシビアで気持ちが落ちたけど、カケイさんの語りがユーモアなとこに救われた。最期は、不器用な愛に守られて幸せだったのだと思いたい。読了後の余韻を久しぶりに感じました。

    1
    投稿日: 2024.07.25
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    認知症目線で語られる物語。というフレーズで気になって購入。 読み始めていくと 、あ…苦手かもしれない。。。と後悔しながらも 読み進めてくと、次第に、語り手である、主人公のカケイさんに 引き込まれていく。 認知症であるけれど、観察力は鋭くて、 人との距離感もちゃんと心得ている。りっぱだ! 客観的に見れば、カケイさんの人生は 波乱の一言では語り尽くせないくらい辛い人生だったけれど、 それでも 幸せだったといえる人生。 もしも自分が同じような人生を歩んだとして、 カケイさんと同じように 幸せな人生だったと言えるだろうか。 とふと考えてしまった。 あるいは…… そんな風に思うことで 生きてきた道のりに花を咲かせることができたんじゃないかと思った。

    2
    投稿日: 2024.07.22
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    最近忙しく、読み終わってから感想まで時間が経ってしまったので、感想が書けないが、読んでいる間は楽しかった記憶がある。 読みやすい本だった。

    1
    投稿日: 2024.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『わるいことがおこっても、なんかしらいいことがかならず、ある。おなし分量、かならず、ある。』 最初から最後まで一気読みだった。 亭主が急にいなくなったり、娘が亡くなったり、カケイさんの人生は辛いことばかりだったかもしれないけれど、兄貴や広瀬のばーさんに知らないうちに守られてて、少しでもいい人生だったと思うってくれてたら嬉しい。

    1
    投稿日: 2024.07.18
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    デビュー作にして、すばる文学賞受賞作。「カケイさんは今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」とみっちゃん(ヘルパーさん)に聞かれた認知症の高齢女性・カケイさんの一人語りで進行していくお話。お嫁さんと広瀬のばーさんは最初、厳しい人やなーと思ってたけど読み進めるうちに印象が変わりました。”あたしは、道子にあえて、よかった。”の一文が特にうるっときました…

    1
    投稿日: 2024.07.15
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    ギリギリの所で生きてきて、最後に兄のやさしさにふれて本当によかった。 いろんな事を覚えていられなくなってしまう人の頭の中は、まさにこんな風なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.07.15
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    あくまで一人の個人として高齢者を描く、その視点とリアリティが凄まじい。解説で酒井順子さんが言われているようにこの本は時代を代表する老人文学となると思う。

    0
    投稿日: 2024.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ‣ あたしの手は、表も裏もしわしわのただの手で、ああまだ生きている、今日一日、まだ生きてる。と、ありがたいようなありがたくないような実感が、わく ‣ 当然できるとおもってたことが、しらない間にできなくなってくる。軽々とできるとおもっていたことが、できなくなってる。点ポチの横に、水が、たれる。その水は、涙だ。じっさいは鼻水だけれども、きもちで言えば、立派な、涙、だ ‣ 夜が、くる。一日の最後に、夜が、かならず、めぐってくる。夜は、ありがたい。夜は、手放しで、ありがたい ‣ 手柄話しは、わすれたフリしてしまうのが、一番いい。それが一番、恰好がいい ‣ 殴ってくれてれば、あたしは、ラクになれただろうか。殴ってほしくないときには殴られて、殴ってほしいときには、殴られない。というのは、バツとしては、一等、おもい ‣ 親は、いそがしく仕事してる子どもに、さみしいだなんて、さみしいから会いに来いだなんて、死んでも口にしたらいけない。死んだときにだけ、来てくれれば、それで、いい ‣ ああ。字をやっといて、しみじみ、よかった。あんときのがんばりが、ここで、きっちり、実をむすんだ。むかしの自分にたすけられた ‣ しみじみ、おもう。わるいことがおこっても、なんかしらいいことがかならず、ある。おなし分量、かならず、ある ‣ どん底を味わわなくてはならなくなって、うんとううんと悔やんでも、そん時は、道子が生きていた時は、ちょっとの間だったけど、しあわせだった。うんと、ううんとしあわせだった。あたしには、しあわせな時期が、たしかに、あった ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 認知症を患いながら生きるカケイさんが、自分にとってのしあわせを振り返っていく。 埋もれた記憶を探りながら、壮絶な一生がぽつぽつと語られる。 カケイさんの言葉の一つ一つに胸が詰まる思いがしました。 身体や頭が思うように動かなくなっても、心だけは最後まで動き続ける。 しあわせな時が確かにあったことに気づけるしあわせ。 最後はもうこれだけでいいのかもしれない。 生きることを深く考えさせられる一冊です。出会えて良かった☺️

    2
    投稿日: 2024.07.02
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    カケイさんは認知症。昔のことは鮮明に思い出せる。継母に殴られ、働き先では搾取され…大変なことばかりだった。それでも人生の終盤になって、大切なことに気づく。読んでいて切なかったです。

    0
    投稿日: 2024.06.30
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    ⚫︎感想 認知症のカケイさん視点で書かれた一冊。介護される側の視点や洞察は、著者が元ケアマネだからこそリアリティをもって書けたのだろう。読むのが苦しかったが、目を逸らすことはできない現実感と、幸せな人生だったと呼べる人生にするには、自分で幸せだと思えることを意識して日々送ることが大切だと改めておもった。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 認知症を患うカケイは、「みっちゃん」たちから介護を受けて暮らしてきた。ある時、病院の帰りに「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と、みっちゃんの一人から尋ねられ、カケイは来し方を語り始める。 父から殴られ続け、カケイを産んですぐに死んだ母。お女郎だった継母からは毎日毎日薪で殴られた。兄の勧めで所帯を持つも、息子の健一郎が生まれてすぐに亭主は蒸発。カケイと健一郎、亭主の連れ子だったみのるは置き去りに。やがて、生活のために必死にミシンを踏み続けるカケイの腹が、だんだん膨らみだす。 そして、ある夜明け。カケイは便所で女の赤ん坊を産み落とす。その子、みっちゃんと過ごす日々は、しあわせそのものだった。それなのに――。 暴力と愛情、幸福と絶望、諦念と悔悟……絡まりあう記憶の中から語られる、凄絶な「女の一生」。

    33
    投稿日: 2024.06.30
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    カケイさんの語りはフッと吹き出してしまうユーモアがあっておもしろいおばあちゃん。と思っていたけど、中盤からカケイさんの人生がどんどん明るみになるに連れて一人の女性の人生を知る読書になった。 最終的に、わたしも人生を終える時には一言「しあわせだった」と言えるように自分なりに一生懸命生きたいと思う。 どんな人にも、それなりの背景があってそれは比べるものでなく、唯一無二のものなんだと気づかせてもらった。

    1
    投稿日: 2024.06.29
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    ナツイチの季節。ナツイチフェアの対象文庫で津田健次郎さんの朗読付きのこの本を購入。 よまにゃチャンネルで最初の数ページは津田健次郎さんの朗読で聞くことができる。幸せ、幸せ。 さて小説はというと、「今までの人生を振り返って、幸せでしたか?」と聞かれたカケイさんの記憶の中にあったものは…。 少し認知症のあるカケイさんとヘルパーのみっちゃん、カケイさんの家族、読み進めていけばいくほど辛い。 認知症だけど、本当はわかってる。 辛いことがたくさんあったカケイさんの人生、悪いことがあっても良いことが必ずある。同じ分量必ずある。そう言いながら、カケイさんが最後に見たものは、幸せだといいなと願う。 辛い本でもあり、希望を願う本だった。

    1
    投稿日: 2024.06.25
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    認知症を患っている独り暮らしのカケイは、介護士のみっちゃんから介護を受けて暮らしている。 このみっちゃんからある時「今までの人生を振り返って幸せでしたか?」 と尋ねられ、カケイの視点で生涯を描いた物語。 主人公のカケイさんの文体が認知症を患っているということもあり、 文体が独特なので慣れるまで少し違和感がありましたが、 途中からはこの文体がより自分の口から話しているようで人間味がよく伝わって味わい深かったです。 このカケイさんが語るものはとても残酷て壮絶な人生 だったことばかりが出てきて、重たい気持ちになりました。 けれどそれにめげることなく必死で生きて、 今も不自由な身体になりならがも一日を大切に 生きている姿に胸を打ちました。 今はあまり聞くことがないですが、 幼い頃に私もカケイさんのようにお天道様は見ているから陰ひなたなく生きていくようにと教えられました。 きっとカケイさんもこの教えを守っていきてきたから こんなに頑張ってこれたのだなとも思いました。 カケイさんの中では幾つものみっちゃんが登場し、 そのたびに初めはどのっみっちゃんなのだろうかと思いましたが、 これが認知症の感覚とはこんな感じなのかなと思うと 胸のつまる思いになりました。 けれど最後まで忘れることのないみっちゃんをを思いながら幸せな時があったと言えるものがあっただけでもと 思うと少し救われた気持ちになりました。 年齢を重ねてくるとこのような事柄は他人事とは思えなくなり、 意識しなくても意識してしまうので、 この作品は読めば読むほど深く感じるものという印象でした。 人生の最後にカケイさんのように思えることが出来るのだろうか、 と思うと同時に小さな幸せを探しながら生きていくことを大事にしたいと思えた作品でした。

    1
    投稿日: 2024.06.24
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    カケイさんの壮絶な人生…認知症を患って最近の記憶はすぐ忘れるのに、昔の思い出したくないような記憶だけははっきり覚えてる…でもその中にも一瞬でも幸せな時間は確かにあった…その記憶さえあれば幸せなのか…本当は兄たちに守られていたカケイさん、もうすぐ死を迎える最後の最後に広瀬のばあさんから真相が知れて、幸せな花を見ながら人生の幕を下ろせて良かったんだと思う。

    30
    投稿日: 2024.06.24
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    ナツイチ2024の対象本ということで 初めて手に取りあらすじを読んでなんだか惹かれるものを感じ読んでみました。 文章も読みやすく、ページ数も多くなかったのであっという間に読了。 始めは壮絶な人生にとても苦しくなりました。 途中から幸せな事も語られ始め、辛い人生の中の救われる時間もあり、少しだけど良かったと安心しました。 自分が老いてしまったとき、更には認知症で色々な事を忘れてしまったとき、私は自分の人生のどんな幸せなシーンを覚えているのだろうか。忙しくてとても大変な今だけど、思い出すのは今の子供達の笑顔なのかもしれない。 胸がグッと苦しくなる一冊でした。

    7
    投稿日: 2024.06.24
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    いろんな「みっちゃん」から介護を受けて暮らす認知症を患うカケイの目に映り、脳内に去来する、彼女の人生の物語。一人の女の人生にこんなにも様々な山坂があり、当時は気づきもしなかった事情が内包されているのかと、重たい気持ちになる。と同時に、それでも幸せだったと言えるカケイの気持ちが愛おしくなる。

    0
    投稿日: 2024.06.23
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    認知症のカケイさんの一人語りで物語がすすむ。作者がケアマネさんという事を知って、このリアルさに納得がいった 読むのが辛くなるほどリアルさで、語られる人生は壮絶だった。 認知症の人の考えている事、見ている世界。介護する側の話を見ることはあっても本人側の世界を描ける人がいるという事が衝撃だった。 不器用だけど守っていてくれていたお兄さん、最後に謝ってくれて義理姉。文句言いながらも世話をしてくれた嫁。薬をちゃんと把握して医者に意見してくれたケアマネさん。うん。つべこべ言わずに幸せだったと言える人生だったと思う。

    2
    投稿日: 2024.06.21
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    壮絶な過去を持つ一人の女性。 だけど周りからみたら、介助の必要な認知症のヨレヨレのおばあちゃん。どれほどのものを抱えているのか、外側から窺い知ることはできない。 自分もいつか、つべこべ言わず、幸せだったと潔く答えられる日がくるのだろうか。

    3
    投稿日: 2024.06.12
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    文庫化をきっかけに。 「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と尋ねられたカケイは来し方を語り始める。 カケイの一人称で進んでいく物語。 独特の文体がおばあちゃんに話しかけられてるみたいで心地よく、スラスラ読めた。 カケイが語るのは紛れもない女の壮絶な人生。 親になった今だからこそ、途中からは涙なしでは読めなかった。 私も辛いことがあっても幸せな出来事を忘れないように、いつか幸せな人生だったと胸を張って言えるような日々を過ごしたいなと思った。 ✎︎____________ 親切でもって言ったこっちの方が、バツのわるいおもいをする。世の中そんなふうになっちゃったんだねぇ。(p.6) 手柄話は、わすれたフリしてしまうのが、一番いい。それが一番、格好がいい。(p.75) 殴ってほしくないときには殴られて、殴ってほしいときには、殴られない。というのは、バツとしては、一等、おもい。(p.112) なんかの折に、だれかに、 しあわせだったか?と、聞かれたら、そん時は、 しあわせでした。 と、こたえてやろう。 つべこべ言わず、ひとことで、こたえてやろう。(p.118) しみじみ、おもう。 わるいことがおこっても、なんかしらいいことがかならず、ある。 おなし分量、かならず、ある。(p.153)

    17
    投稿日: 2024.06.05
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    感想 きれいなもの。好きなもの。だけど組み合わせるとどこかシュール。自分の中ではうまく融合してるのに。外に出すとなんだか違和感。なぜだろう。

    0
    投稿日: 2024.06.01