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カラフル
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阿部暁子/集英社
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総合評価

109件)
4.4
51
43
7
1
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青春物最近読んでないなーと思い購入。 うーん。 ケガでスポーツ断念した少年が、車椅子の少女と出会うことで最終的に世界にはこんなにもカラフルな色で溢れてることに気づく… CLANNADやないかーい! CLANNADにそっくりやないかーい! パクリとは言わないけど。 クラスの本音いいあうシーンあったけど、どんどん趣旨からズレていって急に暴露大会になったのは展開としてよく分からなかった。 しかも、一番差別的な担任が偉そうにその後語っていたけど台本なしであんなに綺麗な言葉を喋れるのか? 私は差別なく、聖人ですよとも言いたげなあのシーンはとっても嫌な気持ちになった。 最後おまけ程度の恋愛シーンはあまりキュンキュンしなかったな。 どんな辛い過去があろうと、皮肉な言い方しかしない彼女の事を私は魅力的に思えなかったし。 主人公も多分イケメンなんだろうな。 陰キャな自分にはできないムーブで、 次々に友達を作っていく。 怪我で挫折して、手を抜いて生きていこうと思っていたわりにはやけに積極的ですね。 一冊の本で、なかなか納得するような青春物を書くのは難しいのだと改めて思いました。

    2
    投稿日: 2024.04.06
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    語彙力なくて情けないけど、一言で言えば、いい話だった。 挫折した元短距離走選手の男子高校生と車いすユーザーの女子高校生。二人のboy meets girlな話だけでなく、時折散りばめられた言葉が胸の奥深くに響いた。 世界はカラフルだ。気が遠くなるほど色んな人がいて、誰もがそれぞれの事情と思惑を抱えて生きているーって、わかっているけど、時として人を傷つけてしまうし、傷ついてしまう。 車いすに利用者を誰々さんは車いすって言わずに、車いすユーザーと言わなきゃならない。当たり前のことも知らなかった。恥ずかしい。 視力が低い人がメガネやコンタクトをするように、足が不自由だから車いすを利用する。もっと、車いすユーザーが生活しやすい世の中になるといいな。 図書館で借りたけど、YA向けに位置付けられているのが勿体無いくらい。中高生だけでなく、大人にも読んでほしい一冊。

    33
    投稿日: 2024.04.06
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    心の中を爽やかな風が吹き抜ける。 前作の『金環日蝕』同様、本作もひったくりの場面から物語はスタートする。 本作の軸となる人物は、車いすユーザーの少女・渡辺六花と怪我がきっかけで陸上を辞めた荒谷伊澄。 同じ高校、同じクラスの新入生となった二人。 気が強い六花と、そんな六花にたじろぐ伊澄の関係が変化していく様子から目が離せない。 青春小説でありながら、人が社会で共生していく為に必要、かつ不可欠な事を伝えてくれる。 自分を大切にしつつ他者の気持ちをわかろうと努力する事、想像する事。 皆が心掛ける事で世界はカラフルに彩られる。

    7
    投稿日: 2024.03.20
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    Amazonの紹介より 高校入学式の朝、荒谷伊澄は駅のホームでひったくり犯を捕まえた。その際に、犯人の前に出て足止めをしようとしたのが、車椅子に乗った少女だった。 その後の事情聴取で判明したのだが、渡辺六花というその少女も、伊澄と同じ高校の新入生だった。 弁が立ち気の強い六花に、伊澄はヤな女だな、と感じたのだが……?夢を追い続けられなくなった少年と少女の挫折と再生の恋物語! 突然の出会いから始まり、何回も会うことで恋が芽生えるといった王道の展開を想像していたのですが、甘く見ていました。 車椅子がゆえの疎外感やそれぞれの立場から思う「普通」、それによる苦悩など、考えさせられる事が多くありました。 自分がその現場にいたとしたら? 周囲はどうサポートすればいいのか? 双方の正直な意見が飛び交うのですが、辛い気持ちになりました。頭ではわかっているけれども、いざ目の前で起きた時、自分だったらと思うと、戸惑ってしまいます。 自分では良いことをしていると思っても、相手はもしかしたら不快な気持ちになるかもしれません。 なあなあで終わらせず、真剣に高校生同士で車椅子について向き合っている描写が印象深く、ピリッとした空気感でしたが、とても読みごたえがありました。 車椅子問題だけでなく、伊澄の苦悩も読みごたえがありました。 ケガを機に打ち込んでいた陸上に魅力を失くし、六花と出会うことで、新たな活力を見つけます。 伊澄のまっすぐさ、それに巻き込まれる六花のなんともいえない関係性が微笑ましかったです。 周りの登場人物も魅力的で、六花との交流を見ていると、仲間って良いなと感じさせてくれます。 六花は六花で、なるべく迷惑をかけないよう、一人で頑張ろうとするのですが、その頑張りようを見ていると、もう少し周りに迷惑をかけてもよいと思ってしまいます。 ただ、同級生や学校など初めてづくしの事柄に戸惑う描写を読んでいると、なかなか上手くはいかないなと思ってしまいます。 このケースだったらどうするのか?内内で考えるのではなく、同様のケースに遭遇したとき、他の地域ではどう対応したのか?色んなアンテナを張ることも大切だなと思いました。 真剣な場面もありましたが、恋の発展⁉も注目な点であり、今後どんな展開になっていくのか楽しみです。 「車椅子」について、知らなかったこともあって、勉強になりました。

    19
    投稿日: 2024.03.20
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    最初から最後まで一気に読めて面白かった!!! 自分のあり方を改めて考えさせられることもあり、 青春の甘酸っぱい感じも好きでした。 ミュージカル好きだけど、 歌やセリフひとつひとつの意味や情景をじっくり考えたりした事がなかったので次見るとき聴く時はこの本のことを思い出して観ようと思った。

    6
    投稿日: 2024.03.16
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    久しぶり青春もので、フフフと思ってよんでいたが、クラスみんなで本音を言うシーンは、私もごく普通に思ってしまってたことだと感じた部分が多かった。

    4
    投稿日: 2024.03.14
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    さてさてさんのレビューから 図書館予約待ちきれず、Amazonぽちっとな (さてさてさんのレビューにはいつも 読みたああい!となりとても困ります(笑)) 後期高齢の婆さんも胸キュンでしたよ 阿部曉子さん、初読みです 読みやすくてすっかりファンになりました モノクロの世界がカラフルに そうなんだあ 〈夢を追い続けられなくなった少年と少女の挫折と再生の恋物語!〉 とありますが 正に再生の物語でした 「車椅子の人」ではなく「車椅子ユーザー」六花と伊澄の恋がまぶしいです ≪ 窓が開く 閉じた窓でも また開くよ ≫

    36
    投稿日: 2024.03.14
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    分かるわ〜、伊澄、分かるわ〜 はい、『金環日蝕』がめちゃめちゃ面白かったので、他にも読もうと思っていた阿部曉子さんですが、そのうちそのうちにと思ってるうちに一年がたち、さてさてさんのレビューで新刊が出てるのを知りました 季節の移り変わりって早いものです さてさてさんの評価も高かったので早速読みましたよ! さてさて、『カラフル』って題名には二つのメタファーが込められてると感じました(覚えた言葉すぐ使いたがる星人) ひとつはもちろん世の中には(文字通り)色々な人がいるってことですよね で、その色々な人の中に障がいを持った人もいるっつー話です そしてこれはこの物語の重要なテーマなんですが、おいちゃんこちらの方はちょっと置いときます こっちはこっちでちゃんと向き合っていくべきなんですが、今それどころじゃないんで一旦置いときます 必ず戻って来ますから!(嘘だな) はい、もうひとつの『カラフル』のメタファーね 『カラフル』に込められたわいが感じる意味ね そりゃあーた恋に落ちた瞬間のことでしょーが!!! もう興奮してビックリマーク3つも使っちゃったわよ! 恋に落ちた瞬間世界がカラフルになるでしょーが! そんなん常識でしょーが! キュンだわー じゃ、そういうことで(置きっぱなし)

    82
    投稿日: 2024.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『パラ・スター』で車いすスポーツのリアルを描いた阿部さんだからこその青春小説。 車いすユーザーの六花と、入学式の日に駅でのひったくり事件を機に知り合った伊澄のふたりの成長小説ではあるのだけど、単なる青春小説で終わらないところが阿部小説の魅力。 担任の態度やクラスメイトの態度や対応にイラっとしながら読んでいくのだけど、そのイラっとする気持ちがそのまま自分へと突き返されていることに気付いて深く内省。 障がい者への対応や、無意識の差別、そこに悪意がないところに難しさがある。その辺りをとてもしっかりと描いていてこの世界に生きる老若男女すべての必読書ではないかと思う。 将来の自分に夢見ていた少年少女が、その夢を失ったとき、その先の長い長い人生をどう生きていくか。 なぜ生まれてきたのか、どうして生きているのか、なんのために生きていくのか。 誰もが手探りで探しているその問いへの答えは多分ずっと見つからない。 それでも今日を生きる。今を生きる。その一秒を紡ぎながら生きていく。 知らないことが誰かを傷つける。良かれと思ってしたことが誰かの可能性を摘む。 だから、知ろう。いろんな人がいる。自分とは違う誰かを知ろう。そう世界はとてもカラフルなのだから。 全然関係ないけど、阿部さんはBUMP OF CHICKENのファンじゃないだろうか、とふと。

    6
    投稿日: 2024.03.03