
係り結びの研究
大野晋/岩波書店
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総合評価
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powered by ブクログ大野晋氏の著書を何冊かまとめ買い。 中学時代に習う「係り結びの法則」。 それをルールとして意識したことはあっても、なぜそのルールが出来たのかを考えることなく現在に至る。 例えば、結びが連体形と已然形の違いって何なのかとか。 「や・か」は「疑問・反語」だけど、両者の語としての違いはどこにあるのかとか。 もっともっと素朴に、なぜ「係り結び」はなくなったのかとか。 こうした疑問を持つ人は少なからずいるわけだけど、こうした疑問に答えてくれる人は少ないように思う。 とても親切で、面白い一冊だった。 見落としがちな点だけれど、言葉は変化しながら現在まで繋がっているものであるということ。 古語が現代語とかけ離れているように感じがちだが、辿ってゆくと、そうか!と変化に突き当たった。 なくなっていった言葉もある。 元の形から変化した言葉もある。 元の形に戻っていった言葉もある。 時間の流れに触れることが出来て、満足。
1投稿日: 2016.07.21
