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六月のぶりぶりぎっちょう
六月のぶりぶりぎっちょう
万城目学/文藝春秋
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総合評価

(203件)
3.6
23
77
80
4
1
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    万城目節炸裂してた 三月の局騒ぎ、六月のぶりぶりぎっちょうの2作 三月の局騒ぎは そんな寮があったら入りたい にょごさんとかいいよね そこでしか通じないとかいい思い出になりそう 六月のぶりぶりぎっちょう こちらは本能寺の変の現代版ミステリー 信長の未練というか 永遠に繰り返される本能寺の変

    10
    投稿日: 2026.09.09
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    1作の長編かと思いきや、先に別の短いお話が1つあっての、ぶりぶりぎっちょうでした。 最初の短いお話は、主人公が大学生の頃の寮生活での不思議な体験を振り返る感じ。 2作目ぶりぶりぎっちょうは、主人公がぶりぶりぎっちょう(これは何なのかは読んでからのお楽しみ)をきっかけに、不思議な世界線の中で本能寺の変の真相に迫って行く感じ。 御所グラウンドの続編なので、同じような種類の話で読みやすかったし、やや日本史好きの私は楽しかったかな。 たぶん、ガッツリ日本史が好きな人は、ファンタジーな感じが入り込めないかも? 御所グラウンドがすごく面白かったし感動したから、それに比べるとやや感動は薄かったので☆3つです!

    0
    投稿日: 2026.08.30
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    『八月の御所グラウンド』に続く万城目ワールド京都編。三月はあけぼの、六月は本能寺の変。 現代と過去、日常と非日常が同じ空間に現れた時、何かが起こる。その何かとは…。 日本史最大のミステリーと呼ばれる本能寺の変の謎を、現代劇に置き換えてみせる手法に驚きました。 清少納言が鴨川デルタで叫び、信長が鴨川河川敷で葉巻を燻らす。 そう、京都ならありえるのです。万城目さんの書く京都なら。

    2
    投稿日: 2026.08.27
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    《想いは、伝えられるうちに》 シリーズ2作目。 「三月の局騒ぎ」 北白川女子寮マンションが舞台の物語。 扉絵が…怖い…(;゚д゚) ゴクリ… 物語と共に「へぇー!そういうことだったの!?」ってなるような薀蓄がたくさん語られていて、読み終えた時には少し賢くなった気分になれたし、ちゃんと物語に絡んでいるから、勉強させられている感なく楽しめた(▭-▭)✧ いつか伝えればいいではなく、伝えられるうちに伝えなきゃね。 最後に前作とのリンクもあって嬉しかった♡ ♥「六月のぶりぶりぎっちょう」 「本能寺の変」の謎に迫る物語。 「本能寺の変」って聞くとなぜか芸人のネタを思い出してしまう私…。 来月刊行予定の今村翔吾さんの新刊の題材も「本能寺の変」なので(切り口は全然違います)そちらを読む前に読めて良かったかも! 日本史の薀蓄がとにかく面白い! 聞香のシーンでは思わず「燻る骨の香り」を思い出したし、前作と世界観が繋がっていて楽しい!♡ 薀蓄に「へぇー!」って思いながら楽しく読んでいたら、急に強めの不思議設定が…! めちゃくちゃ不思議な物語だったけど、終盤は胸にグッときた。 「三月の局騒ぎ」とのリンクも嬉しかった。 こういうテイストの万城目さん、結構好みでした- ̗̀ ෆ( ˶'ᵕ'˶)ෆ ̖́

    95
    投稿日: 2026.08.16
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    続きも読む。 続きは一作目ほどのエモさを感じなかったなぁ。エモくなるには時代が遡りすぎたかも。 2026.8.7 121

    7
    投稿日: 2026.08.07
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    前作に続き京都の不思議な異世界へ誘ってくれる。読んでいると京都って当たり前だけど歴史の世界へ入って行けそうに思えてくる。 三月の局騒ぎ 2000年代初頭が舞台で気持ち的にも若返る。当時さながらの不便さも蘇る。 そんな中、清との出会いが将来を変える。正体が分かるとなるほどとなるけど何か寂しさも感じた。今は何処でどうしてるんだろう。 六月のぶりぶりぎっちょう タイトルがふざけるかと思ったけど意味のあるものだった。 本能寺の変の再現、本当にミステリーが解き明かされるのかと変に期待してしまうほど入り込めた。 ちょっとバタバタ感はあったけど、ヤスケとソフィー先生との関係こそがポイントだったり上手く締まったと思った。 前作とのリンクもあり続きもあるんだよね。

    20
    投稿日: 2026.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    万城目さん節、おもしろい。 三月の局騒ぎがおもしろかった。 春はあけぼのと叫ぶシーンが好き!!!そしてなるほど!と思った。

    0
    投稿日: 2026.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「三月の局騒ぎ」「六月のぶりぶりぎっちょう」の二篇。 「三月の局騒ぎ」 ちょっと独特な女子寮での暮らしが垣間見えて面白かった。 「にょご」の響きもかわいく聞こえてくる。 仲間内でしか通じない言葉とか、学生の頃が懐かしくなった。 テキストサイトも懐かしい。 個人サイトの読み物は、独特の熱量や面白さがあった。 当時のサイトはほぼ閉鎖され、今はもう読めないのが残念だけど、当時の管理者や、触発された読み手が物書きになってるのかもしれないと思うと心躍る。 読後、「十二月の都大路上下(カケ)ル」を読み返したくなった。 「六月のぶりぶりぎっちょう」 万城目さんが書いた「本能寺ホテル」の小説が読めて嬉しかった。 「ぶりぶりぎっちょう」は、疑問の余地なく万城目さんが考えだした言葉だと思っていた。 中盤までは「なんだ? なんだ?」と戸惑いながら読んでいたけれど、種明かし以降、単にミステリー解決ではなく、それぞれの想いが感じられて良かった。 シリーズとして3作目に続いてくれたら嬉しい。

    0
    投稿日: 2026.08.03
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    啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50365359 他校地の本の取り寄せも可能です

    0
    投稿日: 2026.07.31
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    短編2つ。 ぶりぶりぎっちょうの意味もわかった。 そして6月2日。現代版の容姿を借りて本能寺の変の演目開幕。 108冊目読了。

    5
    投稿日: 2026.07.19
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    前作が気に入り、これも同じテイストで京都本大賞と聞いて拝読。確かに京都舞台でしか成り立たないお話。自分的には「三月の局騒ぎ」かな。前作もメインじゃない方が気に入った記憶があります。

    0
    投稿日: 2026.06.30
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    オーディオブックで聴きました。 「三月の局騒ぎ」と表題の2作品。私は断然三月⋯のほうが良かった。 14回生との噂のある年齢不詳の謎の女性キヨ。坊っちゃんに登場するキヨではなく、実はあのキヨ?だったのか。。 やっぱり京都は独特なのだなぁと思う。異世界のストーリーのようだけれど、同じ日本。もし学生時代に京都に閉じ込められていたら、全く違うペルソナに仕上がっていただろう。 六月⋯のほうは、本能寺の変あたりの歴史モノが好きな人には、たまらなくハマると思います。

    4
    投稿日: 2026.06.27
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    発売日に購入しやっと読了。 さすが直木賞作家!と言いたいところですが、やはり万城目ワールド全開! 思えば、高校の時に鴨川ホルモーに出会い、鹿男で奈良に進学。色々浮気もしましたが、万城目学先生大好きです。 内容としては最初はそれこそつまらん。と感じましたが、次第に飲み込まれていく沼。

    6
    投稿日: 2026.06.14
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    あぁ…万城目ワールドだ(*´∀`*)面白くて、不思議で、切ない(--、)「八月の御所グラウンド」ではなく、なぜか「ホルモー六景」が読みたくなった(・_・;)?

    0
    投稿日: 2026.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「八月の御所グラウンド」よりこちらのほうが好きかな。前作を読んで、歴史と京都の話だという心構えがあり、なおかつ清少納言と信長という分かりやすい題材なのも大きいだろうけど。 「三月の局騒ぎ」は、壺の例で藤壺などが出ていたから源氏物語?と思ったが、清少納言だった。ほんとにこんな女子寮があったら楽しそう。 表題作は、まずぶりぶりぎっちょうって何?というところから興味を惹かれる。言葉の響きが我が子たちにウケていた。実際はミステリのような任侠もののような、オカルト?はたまた旅行記?いろいろ入り混じっていて、世界観に入り込むまでに時間がかかるが、このまま進むのか、と見当がつくと読み進めるのが愉快になった。確かに、信長自身なぜ討たれるのかわからないままだったかもしれないと思うと切ないし、後世の私たちがミステリーにするせいで成仏できていたかったら申し訳ないな…。 密室を破ったワープ?はよくわかんなかった。本能寺と同じ…的なことがあった気がするけど、本能寺の構造とかだろうか?

    0
    投稿日: 2026.06.08
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    いいなぁ、京都。歴史が重たく存在していて、その歴史が今に一直線で繋がっていることを肌で感じてしまう。そんな2つの物語。 いいなぁ。すぐに行ける距離に京都はあるのだけれど、だからこそなかなか行かない場所でもある。「何か」をしに行くのではなく、何もなくふらっと京都へ行きたくなった、ワクワクする物語たちでした。

    7
    投稿日: 2026.06.07
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    その日付なんて全然知らなかったけど、今日読めたってのはなにかあるかも、なんて思ってみたくなる。一気読みでした。

    0
    投稿日: 2026.06.02
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    織田信長の無念、皆に憎まれていると思わずにいられない辛さ でも、たくさんの人が信長のことを考えて来た そうだ、みんな大好きだから考えるんだあ 6月2日、私も織田信長に思いを馳せてみよう

    7
    投稿日: 2026.05.15
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    直木賞受賞作の続編。 二作からなる短編集。今回も過去の偉人が顔を出す。 他の作品のことが少し垣間見えるのも楽しい。 「三月の局騒ぎ」が好みでした。

    0
    投稿日: 2026.05.07
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    本能寺の辺があった日に毎年行われる信長の亡霊による根本原因究明のためのシミュレーションに参加させられた学校の先生の物語。謎は謎のままに。

    0
    投稿日: 2026.04.18
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    図書館本  『八月の御所グラウンド』から繋がる本と言っていたので、人気かと思いきやすぐ借りることができてびっくりでした。 私は表題作より、三月の局騒ぎの方が好み。 ちょうど大河ドラマを観ていることもあり、背景がすぐ浮かんできて話がスッと入ってきた。お話自体が短くて残念。もっと局の話を広げて欲しかった。 ぶりぶりぎっちょうは、いきなりある世界に入り込んでいて、頭が追いつかなかった。ずっと滝川になったつもりで読んでました。 日本史史上最大のミステリーは、やっぱりミステリーでした。

    1
    投稿日: 2026.04.05
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    改めて歴史を学びたいと感じた。 一話目みたいな風情を感じるのも、二話目みたいな誰かの無念を想像するのも楽しいな。 戦国時代に詳しくなくて人物名くらいしか思い出せないのが悔しい。 にょごも、ぶりぶりぎっちょうも、インパクトが強すぎる単語で入り込みやすく、読みやすかった。

    81
    投稿日: 2026.03.30
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    第1話「三月の局騒ぎ」の女子寮のストーリーがとても好きでした。 ありそうでいて、なかなか見たことのない設定で「なるほど、そう来るのか」と思いながら楽しく読めました。 第二話の表題作は歴史にまつわる蘊蓄も面白く、読みながら思わず「こういう話こそ教科書に載っていたらいいのに」と思いました。 歴史を学ぶ子どもたちが、もっと興味を持てるきっかけになりそうです。

    1
    投稿日: 2026.03.25
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    『にょご。 私は昔にょごだった』 篇首という言葉を知った本作。 大事な一行目、書き出しはこちら読み手も意識して読み出すものの、その割に心に留まることがあまりなかったが、篇首という言葉を知ったお陰もありとても心に残る1行になった。 そしてこの作品、古い女子寮の少し不思議な話なのだが、主人公が私と同世代で尚且つ私自身の女子寮風景と重なることが多々あり非常に面白かった。 それにしても昔の話の方が色鮮やかに見えるのはなんだろな。 表題作のぶりぶりぎっちょうも面白かった。 主人公に共感出来なかったが、信長には共感した。 不思議な土地の京都なら、信長に会う事もあるかも知れない。 個人的には信長は苦手だが、大河ドラマの豊臣兄弟が終わる頃には好きになってるかも知れない。そしたら信長に好きだよと言ってやる(笑)

    1
    投稿日: 2026.03.18
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    他にも書いてる方がいるけれど、私もタイトルとなってるお話しよりも女子寮を舞台としてるお話しの方が良かったな(もちろん『六月~』がつまらなかった、ということではない)。『にょご』とか『壺』『局』とかそのネーミングがステキ。

    0
    投稿日: 2026.03.07
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    歴史好きとしてはドストライクな時代! 信長にゆかりのある武将の名前がたくさん出てきて、ワクワクしながら読みました。 それにしても「三木」って誰だろう?と考えていたら、最後に解決。そういうことか!と思いました。 戦国豆知識がまた増えました^_^ キヨさんの話も面白かったです。 平安豆知識、いただきました! にょご…どこかで使いたい(笑)

    0
    投稿日: 2026.02.24
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    万城目ワールド?…前半は面白かったけど…後半のは何だか下北のアングラ劇団がやりそうな内容みたいで…知らんけど

    0
    投稿日: 2026.02.19
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    万城目Worldは、本当に心がワクワクする。今、世界の分断が進んでいても、この作品には人の温かみが詰まっています。素晴らしい。

    0
    投稿日: 2026.02.08
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    漢字だと振振毬杖らしい。本能寺の変が何月かなんて気にしたことなかったけど、しっかり覚えた。御所グラウンドと続けて読んだので、世界観にすっと入り込めて楽しかった。

    0
    投稿日: 2026.02.07
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    八月の御所グラウンドに続き、京都を題材とした作品。三月の局騒ぎという短編の方が私は好きだ。この作品では、部屋番号を「局」と言ったり、建物の名前(棟)を「壺」と言ったり、また寮に住む女学生たちを「にょご(女御)」と言ったり。馴染みがない言葉ばかりだが、ここに出てくる女性たちがみんな可愛らしい。特に、デルタの突端に立ってキヨが「春はあけぼのッ」と叫ぶシーン。かわいすぎだろッ。私も叫ばれたいッ!この物語に出てくる女性たちのために青春という言葉はあるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2026.02.04
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    万城目ワールド全開の歴史ファンタジー。 女子寮でのお話と本能寺のお話の二編。 特に女子寮のお話はほぼ同じ年代に学生時代を過ごしたので共感することも多く学生時代に戻ったような気分だった。

    0
    投稿日: 2026.02.02
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    北白川女子寮マンションでは、女御たちの部屋を「局(つぼね)」と呼んだ。 平安時代的に付けられたネーミングセンスは「にょご(寮生)」「壺(中庭)」「御簾(部屋を仕切るすだれ)」などにも及ぶ。 謎に包まれた十二回生のキヨの部屋から見えるらしい、五山の送り火の大文字がとても印象的だ。 二十年もの時が経っても思い出す「キヨ」の存在。彼女は何者だったのか。 書くことへの喜びを思い出させてくれた「キヨ」の正体を知った時、驚きとともに春風が頬をかすめたような気がした。 彼女から勝手に背中を押された気になって、今自分はここにいるという確かさ。 それだけは揺るぎようないの事実であることが、当時を幻と呼べない理由だろう。 「思いを伝えることができるのは、この世に生きている者だけだから」 どれだけ調べてもいまだ消えたままの「キヨ」の言葉が、私の中にもこだました。 日本史史上最大のミステリーと言われる本能寺の変を舞台に繰り広げられる『六月のぶりぶりぎっちょう』もまた素晴らしかった。 歴史✕ミステリー✕ファンダジーからなる故人の想いは、六月二日を繰り返すことで描かれる。 「なぜ織田信長は殺されたのか」その理由を今もなお探し求める彼の姿は、四百年以上経った今を生きる私たちと同じだった。 生きた時代の交わることのない者たちが、現代で出会うことが叶うなら。 不思議とか怖いとかそういった簡単に口をつく言葉だけでは、溢れてくる感情を掬い上げることはできないかもしれない。 亡くなった者、滅びゆく者が現代に残した美しさが目の前を覆う。 過去にタイムスリップするのではない。 時間を遡るのではなく、この世に再現する。 夢なのか幻なのか定かではない、ふわふわと漂う世界の狭間で、今はもう実際に会うことが叶わない人物たちに触れているような近さがこの本にはあり、ロマンがあった。 想いを伝えることができるのは、この世に生きている者だけ。時を経た想いのかたまりこそが歴史なのだ。

    5
    投稿日: 2026.01.21
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    『三月の局騒ぎ』 『六月のぶりぶりぎっちょう』 「ぶりぶりぎっちょう」って平安時代に本当にあった遊びの名前なんですね。万城目さんの造語だと思ってた。 と書いておきながらなんですが、局騒ぎの方が好みでした。 キヨさん、あなたでしたか?!

    11
    投稿日: 2026.01.09
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    万城目学さんの著書は「八月の御所グラウンド」で入門しました とても面白かったのでこの「六月のぶりぶりぎっちょう 」も読ませていただきました 自分の感想では著作を遡る毎に面白さが感じられなくなっています 本作品では最終章が少々諄く感じましたが最後の数ページはとても良かったです にしても全ての著作に必ず過去の幽霊(?)が登場するのでしょうか? 京都に造詣が深いようなので在住の甥っ子に紹介しておきます♪︎

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    すこし難しいし、話の展開が若干無理くりな感じがする。八月の御所グラウンドは良かったけどなあ。次は何月モノになるんだろう?

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    「八月の御所グラウンド」に連なるシリーズ2作目。 「三月の局騒ぎ」「六月のぶりぶりぎっちょう」の2篇。 ”京都の摩訶不思議を詰め込んだ”という紹介文がぴったり。 独特の世界観に浸るのが楽しかった。 (六月の~)別世界に巻き込まれていく時の描写が好き。易者のとこ。 毎回短い方の話はもう少し読んでいたい気分になりますね。 12・8月、3・6月と来たので残りの月も出てほしい!

    1
    投稿日: 2025.12.16
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    奇想天外 「六月のぶりぶり毬杖」本能寺の変再現ホテルに教師が迷い込む。謎は解決せず持越し。主君を思う気持ちが切ない。 「三月の局騒ぎ」学生寮に大御所。キヨの正体は明快。清々しい。

    14
    投稿日: 2025.12.06
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    万城目学さんの『八月の御所グラウンド』の続編。 2話構成で女子寮の話と題名のぶりぶりぎっちょうの話。 ぶりぶりぎっちょうはとは平安時代のおもちゃで槌で鞠を打ち込むような遊びとのこと。 ぶりぶりぎっちょうの話は本能寺の変を現代に甦らせたストーリーで、本作特有の不思議現象がナチュラルに現代に超常現象として溶け込む内容。 どちらの話も読みやすい。

    26
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どちらかといえば表題作ではなく「三月の局騒ぎ」の方が好き。清さんの余韻が何とも言えない空虚感というか、不思議な気分になる。「十二月の都大路上下ル」とつながったようで、どんなふうにこのワールドが広がっていくのか楽しみ。「ぶりぶりぎっちょう」は(たしか「あの本、読みました?」のインタビューで観たけれど)ほんとにいい言葉を見つけられたと思う。

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    織田信長は何故明智光秀に殺されたのか 高校の社会科女教師が迷い込んだのは 現代版 「本能寺の変」?! もう1編の、局話の方が短いけど面白かったかも。 キヨの正体は?? さすがの万城目ワールド全開!

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    万城目学らしい、目を引くタイトル。 ぶりぶりぎっちょうって、何? という疑問に惹かれてページをめくれば、いきなり飛び込んできた文字は「にょご」。 え? にょごって何? これはもう、読むしかない! 「三月の局騒ぎ」 「六月のぶりぶりぎっちょう」 京都を舞台にした、奇妙な2本立ては、いつもの万城目学よりも、ふんわりとしたお話でした。

    1
    投稿日: 2025.11.06
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    万城目学の京都ワールド全開の2篇。表題作は本能寺の変と同じ6/2の京都を舞台に、その謎を解き明かす一大歴史スペクタクル(!?)だが、ぶっ飛び過ぎていてイマイチ。しかし、北白川の女子寮に住み、「女御」と古めかしい呼び名で呼ばれる寮生たちの生活と、謎の寮生「セイ」を描いた「三月の局騒ぎ」は傑作。

    8
    投稿日: 2025.10.30
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    万城目先生の話を読んでみたくてこちらをチョイス。お話が2つ載ってます。「三月の局騒ぎ」に「六月のぶりぶりぎっちょう」 六月の方が圧倒的に長い話ですが、わたしは三月の方が好みでした。三月の方が、先日読んだ「八月の御所グラウンド」にテイストが似てるからかな。 本能寺の変は日本史上、最大のミステリーとも言えますが、この本の中で居酒屋の大将がいってた「誰からも嫌われすぎ」の話がそういう見方もあるのか…と新鮮でした。でも、明らかになっていることと分からないことと共存しているからこそ皆んなが惹きつけられるのかもしれません。

    29
    投稿日: 2025.10.19
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    前作、八月の御所グラウンドと同じく京都を舞台とした歴史に触れたファンタジー。 【三月の局騒ぎ】  今は作家である主人公の、昔にょごだった頃に起こった作家を目指すきっかけが綴られる。 かなり昔から寮の一室に住んでいる不思議でちょっと近寄り難い「キヨ」と主人公が相部屋になってしまう。キヨに完全に無視を決め込まれるなか、ある日のこと。 キヨに『なんで、書くのやめたの』と唐突に質問される。小学生のときネットにあげた文章が中傷されてからぱったりと文章に触れていない主人公はその言葉に戸惑うが…。 にょごにはじまり、局やら壺やらキヨやら…、おそらくそのへん詳しければ序盤には察しがすぐつく人も多いのかも。かくいう私は中盤あたりでした。 【六月のぶりぶりぎっちょう】  歴史の教師をしている主人公が研究発表会に出席するため、同学校の教師ソフィーと京都の大学に向かう。京都へ出るついでにソフィーのために観光案内もかねたものにしながら散策中、怪しい易者につかまり、周りの人物が戦国の歴史上の名前で現れるという不思議な世界に迷いこむ。 これはあまり言うとネタバレしやすいのでこれくらいかな汗。 2話ともエンタメに振った内容で軽快な文章なので楽しく読めます。 私は三月の局騒ぎのほうが好みでした。

    23
    投稿日: 2025.10.16
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    女子寮のお局様が気になる話と本能寺の変の謎に巻き込まれる話。どっちも大変好みで大好き。お局様があのお方で思わずあぁって膝を打つ。せやな、私もその篇首知ってる。本能寺もそんなことになる?って展開が楽しみ。古都ってこういうことありそうでいいよな。

    2
    投稿日: 2025.10.08
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    他の方も書いてらしたけど、私も、ぶりぶりぎっちょうより、局騒ぎの方が良かったです。ぶりぶりぎっちょうは、少しSFっぽい感じがしてしまって…さり気なさが良いのになぁ、と。

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「八月の御所グラウンド」シリーズ第2弾とかいう触れ込みだったと思うので、もうそれはそれは張り切って図書館に予約を入れました。ポチっと。どれくらい待ったでしょう。やっと手元に届きました。 本作、「続編」ではないです。京都を舞台にした、日本史ミステリーという点で、確かに「シリーズ」として同じ括りにしていいな、という感じです。 二つのお話が収録されていて、一つ目の「三月の局騒ぎ」は短いお話で、小品といったところでしょうか。ドカンと衝撃的なことが起こるわけではなく、しっとりとした雰囲気をまとったお話で、印象が弱いかもしれませんが、私は好きでした。この主人公が「八月の御所グラウンド」に収録されている「十二月の都大路上下(カケ)ル」につながっていくところは、読者として「うはっ」と嬉しくなる瞬間ですね。この瞬間がたまらんです。 そして二つ目のお話が表題の「六月のぶりぶりぎっちょう」です。「三月の局騒ぎ」に比べるとだいぶボリュームがありましたが、サクッと読める歴史ミステリーでした。「八月の御所グラウンド」からここまでの4作品で一番「ミステリー」だったと思います。 「ぶりぶりぎっちょう」なんて、さすが万城目さんは変な言葉を考えつくわ~と思っていたら、本当に実在したものだそうです。平安時代から始まり、江戸時代には儀礼化された、木製の杖を使って木製の球を打ち合う遊びだそうです。へぇ~。 そしてこのお話の題材は、歴史に疎い私でももちろん知っている「本能寺の変」。明智光秀がなぜ謀反を起こしたのか、明智光秀がすぐに殺害されてしまっていることなどから、その真相はよくわかっていないまま・・・夜の京都で、真相を知りたいとそこまで強く願ったわけではないのですが、高校の歴史教師である主人公は、6月2日が繰り返される世界へ誘われてしまいます。 これがまた、おっかなびっくりのとんでもない世界でした(←語彙力よ・・・)。ネタバレしたくないので(うまく自分の言葉にできないので)、詳細は書きませんが、最後のところだけ、書かせてください。この世界から元の世界に戻るとき、長持ちが登場します。無事に元の世界に戻れるよう案内してくれたのは森蘭丸。「本能寺の変」で主君信長とともに最期を迎えたと言われているあの蘭丸。長持ち、蘭丸。長持ち、歴史上の人物。長持ち・・・。そうです!「ホルモー六景」の「長持ちの恋」を思い出したでしょう?!これが言いたかっただけなのですが、共感してくださる万城目学ファンはいるはず。 元の世界に戻った主人公の前に、信長が現れます。信長は言います。京都には自分のような往生際の悪い奴がうろうろしていると。「京都ならさもありなん」ですね。私だったら歴史上の誰に会いたいかな~なんて考えてしまいます。 「静」と「動」、少し軽いミステリーと、結構重いミステリー。真逆の物語がとても良いバランスだったと思います。京都の魅力を再度感じながら、過去と現在を楽しめる良質な物語でした。 12月、8月、3月、6月・・・ときました。あと8か月分、京都が舞台の日本史ミステリーが続いたら最高だな、と思いました。

    57
    投稿日: 2025.09.29
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    局の方は、直木賞の世界観を残し、じんわりしてくる。 ぶりぶりの方は、そんな未練もあるのか?という思いを組んだストーリー構成は面白いが、やり過ぎと感じてしまった。さりげなく主役の存在を感じさせる展開の方が、この手のストーリーは適していると思う。織田信長とさりげなさの組み合わせは難しそうだから、主役の選択が残念ということか。

    7
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次 ・三月の局騒ぎ ・六月のぶりぶりぎっちょう 京都で、出会うはずのない人と出会うシリーズ。 『八月の御所グラウンド』に続く第二弾。 「ぶりぶりぎっちょう」とはまた、面妖なものを見つけてきたな、という感じ。 平安時代から続いていた球技というか、子どもの遊びの名前らしいのですが、正直言ってこれは出オチ。 ぶりぶりぎっちょうである必要性はない。 そもそもテーマは本能寺の変だし。 語り手は滝川という高校の日本史教師。 研究発表会のため同僚と京都に来たのだが…。 朝、見覚えのないホテルで目を覚まし、死体を発見してしまい、知り合いがことごとく別人のような言動(堅気じゃないっぽい)を取り、ボス(織田)を殺したのは誰だと騒ぎ、天下の行方を探す。 語り手の滝川、京都案内役のトーキチロー、居酒屋の大将の柴田やお香屋さんの丹羽ときたら、トクさんは徳川でしょう。 で、当然のように明智が殺されたのだが、誰が、何のために…? これは、信長がなぜ殺されたのかを一番知りたがっている人が仕組んだ仕掛けなのだという。 ここから出るためには、だれが何のために、を解き明かさなくてはならない。 が、当然といおうか、作者は真相を解き明かしたりはしない。 その結末のつけ方は、賛否あるだろうと思う。 私なら中身を見てから渡すなあ。←姑息 滝川とトーキチローの抜き打ちテストのやり取りが、テンポよくて笑った。 「墾田永年?」 「私財法」 「三世?」 「一身の法」 「大和四座と言えば?」 「観世・宝生・金剛・金春(こんぱる)」 「五奉行とは誰のこと?」 「前田玄以、浅野長政、石田三成、増田長盛、長束正家」 「護憲三派を古い順に」 「ええと……、立憲政友会、憲政会、革新倶楽部か?」 もはや本能寺の変ではない…。 これ、映像で見たらいろいろ面白いだろうなあと思う。 建築マニアの万城目くんだけあって、建物の様子も結構丁寧に細かく描写してあるし。 しかし私が気に入ったのは、断然『三月の局騒ぎ』だ。 北白川女子寮マンションの、14回生以上と噂される、古参のお局様の正体とは? 語り手が、『坊っちゃん』の清が好き、という軽いミスリードにもかかわらず、キヨの正体は割と早くわかる。 「想いを伝えることができるのは、この世に生きている者だけ、だから」というキヨの言葉がずっしりと胸に堪える。 そして、「私ほど、その篇首(へんしゅ)を知られている者は他に存在しない」という自負。 くうぅ、かっこいい! 座右の書にしたいくらい好きかも。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    万城目さんの本は大好きで何冊も読んで独特の世界観を堪能させていただいているが、今回はなんだかなぁ。 3月の局騒ぎは面白く読めたのが救いだったかな。最後までどうにかこうにか読了できたけれど、本能の変にまつわるエピソードだと気がつくまでが長くて、そのあともイマイチ入り込めず。歴史が苦手だと尚更色褪せてしまったのかも。

    6
    投稿日: 2025.09.16
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    『八月の御所グラウンド』に続き、やっぱり読みやすい...!私の成長なのか万城目さん側のなにかなのか... 歴史は解釈次第なところがロマンであって、答え合わせは誰にもできないけど、当の本人たちは紛れもなくその時間を命がけで生きてるんだよなあ〜まあでも自分だけが読み返すつもりで書いていた日記とかが何百年何千年後かに歴史を紐解く資料に使われていたとしたらたまったもんじゃないね!!蘭丸、愛だなあ "三月の局騒ぎ"大好きだった 時代を経ていてもかつてその場所で生きていた人に出会えるかもしれないと思わせてくれる京都 よすぎる 何度だって言うけど、自分のこれまでをやり直せるなら、やっぱり京都で大学生する人生も歩んでみたい

    2
    投稿日: 2025.09.14
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    万城目さん初めましてでした。 タイトルの『ぶりぶりぎっちょう』が気になって読んでみることにしました。 優しい感じが良かったです。 『三月の局騒ぎ』のほうが話に入っていきやすく、面白かったです。 学生時代に寮生活経験してたので、懐かしさを感じました。 『六月のぶりぶりぎっちょう』は誰もが知っている本能寺の変のミステリーでした。 今までに読んだことのない世界観で印象的でした。 歴史は好きだったけど、深すぎて少し難しかった。

    14
    投稿日: 2025.09.06
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    八月の御所グラウンドに続いて読んだ今作品。 またまた京都が舞台で楽しめましたが、六月のぶりぶりより三月の局騒ぎの方が響きました。 にょごと呼ばれる人たちとか、女子学生寮の雰囲気が良きでした。 坊ちゃんの小説に出てくるキヨさんから、キヨと名のつく人に悪い人はいないって思っちゃう感性とか偏愛ぶりにズキッてきてしまう。1000年経っても日本人に忘れられないフレーズを残すなんて、明治の文豪たちもまだまだ足元に及ばないし何故めいたところも良かったです。 20年前の出来事で娘が駅伝のアンカーって前作繋がりもあったりで・・ それにしても京都は歴史上の人もいまだに現世を彷徨っているようで魅力的な街でした。

    96
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りて、読みました。歴史を知らなくても、ほとんどの人が知っている「本能寺の変」。本能寺の変をテーマにしていて、歴史も少し入っていて、個人的にはとても面白かったです。万城目さんの文章力が素晴らしかったです。

    1
    投稿日: 2025.08.18
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    万城目さんワールドでよかったです。京都はいろんな舞台になる場所だなぁと思う。これからも定期的に読みたいです。

    2
    投稿日: 2025.08.15
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    短編2編 三月の局騒ぎの方が好きだった。 寮生活した事ないし 昔は絶対嫌だと思ってたけど ドライな女子が多ければ悪くないかもと妄想させてくれた。 ぶりぶりぎっちょうの方は かなりテクニカルな設定で魅力もあったけど、 主人公が受け入れるのを抵抗し過ぎてて ちょっと共感しにくかった。

    3
    投稿日: 2025.08.07
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    ぶりぶりぎっちょう、しゅららぼん、とっぴんぱらりのぷう、といった謎めいた呪文のような題名だったり、歴史上の人々が出てきたり、こんな世界線あったら面白いかも、を描いてくれる万城目ワールド。 「三月の局騒ぎ」 京都の女子大生専用寮でのお話。 ホルモーシリーズを読んだときも思ったのだけど、京都で大学生をしたかったなぁ。東京のような大き過ぎない街の中で山も見えて。想像してるぶんには伸び伸び楽しそう。 「六月のぶりぶりぎっちょう」 脳内配役は、 滝川先生→有村架純(彼女わりと汎用性高い…!) ソフィ先生→クリスタルケイ トーキチロー先生→矢本悠馬 丹羽→キムラ緑子 トクさん→YouTuber三木大雲和尚 明智→石橋蓮司 三木→吉沢亮(彼も脳内俳優でよく登用) 織田信長→小栗旬、、でもいいし、う〜ん、市川團十郎白猿かなぁ。 BGMはミスチルの足音です。もちろん(?)

    20
    投稿日: 2025.07.29
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    万城目学が描く、“ありそうで、ありえない”京都 『六月のぶりぶりぎっちょう』は、直木賞を受賞した『八月の御所グラウンド』に続く新作。
読んでいてまず思うのが、「京都ならこういう不思議、ほんとに起こりそう」という感覚です。
万城目さんの描く京都には、どこか現実味があるのに、明らかに普通じゃないことが日常のように紛れこんでいます。 今回も、誰もが知っている「あの人」や「あの人」が登場し、「そう来るか!」と意外な展開に引き込まれます。
タイトルの「ぶりぶりぎっちょう」、初めは万城目さんのユーモアかと思ったのですが、実は歴史ある言葉だそう。
言葉遊びのようで、しっかり裏づけがあるのも、万城目作品の奥深さですね。

    1
    投稿日: 2025.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    八月の御所グラウンドの続きのような万城目作品第一話『三月キヨの局騒ぎ』は、女子大生の若菜が主人公。若菜は女子寮で暮らしていて、寮生は「にょご」と呼ばれる。平安時代の天皇の妃を女御と呼ぶ等平安チックな女子寮。そこで出会った「清=キヨ」という14回生の先輩。すなわち清少納言の誕生だ!第二話『六月のぶりぶりぎっちょう』は、女性教師の滝川が主人公で「本能寺の変」がモチーフ。織田信長を殺した犯人は明智光秀のはず・・・第一話の方が断然に面白い。もっと言うと、第一話だけで良かったのでは?謎が多いキヨ、好きかも。④

    59
    投稿日: 2025.07.12
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    「三月の局騒ぎ」「六月のぶりぶりきっちょう」の中篇2つが入っています。 私は、「三月の局騒ぎ」のほうが好きでしたが、どちらも京都を舞台に歴史上の人物と現代の主人公が交錯していく楽しいお話でした。 「篇首」という言葉もはじめて知りました。 確かに「春はあけぼの…」は、日本でもっとも有名な篇首ですね。 「八月の御所グラウンド」と同じシリーズの第二弾だったとは、知らずに先にこちらを読んでしまいましたが、昔と現代が交錯するシリーズということで話的には、そんなにつながっているわけではないようです。 「八月の御所グラウンド」も早く読んでみたいです。

    1
    投稿日: 2025.07.08
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    万城目学氏が京都を舞台にしたら、面白くないわけがないです。未読の『八月の御所グラウンド』の方が出版が先だったことは残念… でもまぁ、これから読みます‼︎

    22
    投稿日: 2025.07.01
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    今回は京都尽くしかぁ〜。 最初の寮のお話は導入って感じで、めちゃめちゃいいし、もうぶりぶりぎっちょうは、歴史付きとしてはたまらぬ世界観で最高だった。 これどう展開させるんだろうってひやひやしたけど、最後のセリフとか、すごくいいし、本当に真実がわかるならめちゃめちゃ気になる、、、。 織田信長はなぜ死んだのか。確かに、永遠のミステリーだわ。 でもだからいいっていうのもあるよね。 森蘭丸すきぃ、、、笑。 たしかに、ふざけてるのかもしれないけど、この絶妙に、ロマンをくすぐってくるところは、この作者さんの技術力とセンスの秀逸さを物語ってると私は思う笑。

    2
    投稿日: 2025.06.23
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    うーん。微妙。シリーズ2作目ということだが確かに第1話は前作の第1話と繋がっているけと表題は前作とどこが繋がっているのか全くわからなかった。 しかも突然現実世界から夢?仮想空間?に移って全く乗り切らなかった。 これが万城目ワールドと言われたらそうなのかもしれないけど、そのワールドに今回は呼ばれなかった私と言ったところでしょうか、、、

    20
    投稿日: 2025.06.14
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    本能寺の変。 日本史上最大のミステリー・・・・。 歴史の真実を、皆が探している。 でも、一番知りたいのは織田信長 本人ではないか。 何故、俺は殺されたのか?と。 まさか、織田信長はまだ成仏できずに京都、鴨川あたりを彷徨っているのでは、ないだろうか? 高校の女教師日本史の滝川先生。 大和会、という研究発表会の為に京都へ行くことになった。 発表会の日は六月二日、偶然にも 本能寺の変が起きた日! ――滝川先生は、不思議な世界に引きずり込まれてしまう―― 織田信長、羽柴秀吉、丹羽長秀、 柴田勝家、徳川家康、明智光秀、滝川一益、滝川先生は織田家重臣の苗字と同じ。 いったい何が起きた? ぶりぶりぎっちょう(振振毬杖) これは今、茶道で初釜の香合の道具として使われているらしい。 六角形位の樽のような形で、鶴や松が描かれている。 本の題名を知った時 “一体どんな 意味の本だろう?”と思った。 この本は、歴史の勉強に(笑)なったかな?などと思ってしまう。 ――そして、本にはもう一話、 「三月の局騒ぎ」という話が短いが 入っている。大学の女子寮の話で 読み易く、興味を引く事柄があり もう少し先も読みたかったかなと思う。 万城目学さん、初読み作家さん 京都の方なのかなと思っている。 私は、八月の御所グラウンドを まだ読んでいない!続編を先に読んでしまったのだろうか? 2025、6、11 読了

    62
    投稿日: 2025.06.11
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    1話目も良かったなー ヤスケが出てきたのが最高でした また信長もののお話も読みたくなったー 本屋大賞もいけただろうになー面白かった!

    2
    投稿日: 2025.05.31
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    多分もう一回読めばおもしろく感じるのかもしれない。返却日までに読み切ろうと急いで読み切った。ファンタジーが過ぎてよくわからなかった。

    1
    投稿日: 2025.05.30
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    今回の万城目さんは、ちょっと難しかった。あまりのめり込めないまま終了。本能寺の変を推理小説風にするのは…。Audibleとは相性悪いのかな。

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    だとすれば、京都には偉人(だけじゃないかもしへんが)がいっぱいいるのではないか? 京都に行ったら見知らぬ人を凝視してしまいそうだ。 どういう結末が待っているのかと思いきや、そう来たのね。 私はトーキチロー陰謀論を推してるんだが… 続編希望

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ第2弾。 京都歴史ファンタジーシリーズなのかな? 直木賞受賞作に続く中編集。 「三月の局騒ぎ」 「六月のぶりぶりぎっちょう」 の2編収録。 前者は清少納言×女子大生、後者は織田信長×日本史教師というもの。 初出順だと「六月のぶりぶりぎっちょう」は「八月」より前らしいので、受賞を受けてのシリーズ化ではないようです。 ということはあと8作作るつもりがあるということですね。 しばらくは万城目ワールドの長編はお預けかな。

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    『八月の御所グラウンド』からの、「六月のぶりぶりぎっちょう」と「三月の局騒ぎ」。 両作とも読みやすく、面白かった。万城目さん自身もきっと楽しみながら書いてるんだらうなって、思う。

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    短編2つ 「三月の局騒ぎ」は 、『八月の御所グラウンド』の中の「十二月の都大路上下ル」にでてくる新菜ちゃんのお母さんの話。 新菜ちゃんのお母さんの若菜さんが、大学時代に寮で清少納言に背中を押される。 「六月のぶりぶりぎっちょう」は、懐かしい『鹿男あおによし』と同じ設定で、信長の死の謎解き。 前に読んだものとゆるく繫がっていて懐かしく嬉しくなる。 どちらかといえば、三月の〜の方が好みだった。 京都には時代を超えて、信長と蘭丸や新選組や、清少納言や沢村栄治がいると考えてみると、大ボラが楽しい。

    4
    投稿日: 2025.05.07
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     万城目さんのこの作品、わたしには難しかったです⤵︎頭が弱ってきているのをとっても感じさせられました。何年か前にホルモーで彼に出会って、鹿男・トヨトミ・しゅららぼんと本当に楽しませてもらいました。ホルモーは映画で鹿男はテレビで、何回も見ましたがでもやっぱりおもしろい〜  いっぽう、バビル・ヒトコブはあんまり分かりません⤵︎この作品はこっちの仲間なのか…でもきっと、万城目作品があればまた手を伸ばすはずです。

    0
    投稿日: 2025.05.01
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    ・三月の局騒ぎ ・六月のぶりぶりぎっちょう 京都を舞台にした2作品、どちらも万城目学さんらしい作品でした。個人的には「三月の〜」の短編が好みでした。

    1
    投稿日: 2025.05.01
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    本能寺の変の謎を新しい角度から取り入れたサスペンス  この著者の作品はあまり読んだことはないが、勧められて読んだ。  話の筋は秀逸でとても面白かった。しかし、登場人物のセリフがコミック調で物語に入り込めなかった。  他の作品も読んでみるかどうか迷っている。

    0
    投稿日: 2025.04.27
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    万城目さん(と森見さん)、京都に根っこがありその作品には独特の世界観と雰囲気を持つ大好きな作家さん(たち)で、未読本を見つけるとすぐさま読むことにしており、うっかり『八月の御所グラウンド』を読んでいないのにこちらを前のめりに借りてきてしまいました。そしててっきり直木賞常連作家さんとばかり思っていましたがお二人ともノミネートこそ複数回されつつも、森見さんは受賞なし、万城目さんは『八月の~』で初受賞されたのだと知り、びっくり。読み終わって万城目さんの受賞インタビューの記事をいくつか読んで、何度もノミネートされて受賞を逃し続けて今回受賞したら、自分がずっといじけていたのに気づいた、というようなことをあっけらかんと話していたりして、面白かったです。というわけで、『八月の~』は未読なのですが、「想いを伝えることができるのは、この世に生きている者だけ」というテーマは共通ながら一遍ずつ完結しているシリーズなので、こちらから読んでも十二分に楽しめました。表題作は高校の社会科教師がとある会合に出る為に同僚と前泊して、京都を案内するなかで本能寺跡で信長の話をしたその夜の打ち上げの後に不思議な易者に行き遭ってとんでもない騒動に巻き込まれる、という摩訶不思議な話でした。万城目さんらしさ全開ですごくわくわくしながら読みましたが一読では何がどうなっていたのか理解が追い付かず、信長(ボス)の死体を発見するところから再読してしまいました。もう一遍の、女子寮の話はもっと日常と地続きの不思議な話で、どちらかというとこちらの方がより、好みでした。読み終わって、思わず愛猫の耳の中を覗いてみたりしました。『八月の~』も近々読みたいと思います。十二国記の合間に読んだので、すごくホッとしました。

    1
    投稿日: 2025.04.13
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    図書館にて借りる、第717弾。 (京都市図書館にて借りる、第182弾。) 『八月の御所グラウンド』を超えられず。 表題作「六月のぶりぶりぎっちょう」より「三月の局騒ぎ」の方が良かった。表題作は、ちょっと凝過ぎというか、何だかケムに巻かれたような、森見登美彦作品を読んでいるような気分だった。 万城目学作品はどれもヘンテコな世界観で、独特でとぼけた味わいが好きなのだが、本作の表題作は、あまり好みじゃなかったかも知れない。 星は3つ。3.4で良いかな。

    0
    投稿日: 2025.04.10
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    「八月の御所グラウンド」を読んだとき、なぜ新選組?!とか思ったけど、そういうシリーズなんですね。 ファンタジー色の強い作品があまり得意ではなく、最後まで没入できなかった。 あくまでも個人的嗜好。

    0
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回は京都にある女子寮を舞台にした『三月の局騒ぎ』と本能寺の変を舞台?にした『六月のぶりぶりぎっちょう』の2作。 どちらも面白かったし、京都ならそんなことがあるのかもと思わされるようなお話だった。個人的には『三月の局騒ぎ』のほうがとっつきやすくて読みやすかった。 京都にある大学に通う主人公は女子寮に入寮する。その女子寮は毎年の退寮や入寮に伴って部屋を変える。学年が上がると1人部屋を希望することもできる。そんな女子寮に長年住んでいると言われているキヨという女性がいる。彼女がどの大学に通っているのか、何年この女子寮で暮らしているのか知っている人はいない。ある年、主人公はそんなキヨと同室になる。そんなキヨの正体は…?はっきりとは明言されないけれど、もしかしたら清少納言なの?!というファンタジー物語。

    6
    投稿日: 2025.04.07
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    京都シリーズ第二弾。何度も繰り返される本能寺の変の謎。女子寮のお局の正体はあの人? 二作とも明言しない終わり方で、京都ではこんなことがあるかも知れないと不思議と爽やかな読後感。「天下」の正体には驚きました。あと三木さんが素敵。

    7
    投稿日: 2025.04.06
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    読書備忘録908号。 ★★★★☆。 八月の御所グラウンドから続く連作中編シリーズ!だと思う。 大学女子寮マンションを舞台にした「三月の局騒ぎ」と、京都・奈良・大阪の女子大合同イベント"大和会"で起きた不思議な事件「六月のぶりぶりぎっちょう」の2編。 前者が★4つ。後者が★5つ。 後者はまさに往年の万城目ワールド再び!って感じでした。 とんでもないパラレルワールドで楽しませてくれた! 【三月の局騒ぎ】 一般賃貸としての女子学生寮。北白川女子寮マンション。 この女子寮の構造の不可思議さと部位の呼び方が京都らしくてサイコーですが、それは一切割愛! 部屋を局(つぼね)と呼ぶことだけを備忘。 1回生は3人部屋。2回生になると2人部屋とかになっていく。 そして3回生以上は運が良ければ1人部屋。 主人公の賢木若菜は20年以上前の思い出を振り返る。自分が2003年で3回生だったころの部屋割り騒動を・・・。 そして寮の中のトップ・オブ・トップの局が7番局。 大文字焼きの全貌が見渡せる一等局。 当時、そこにはキヨさんという学生がずっと住んでいた。 なんと12回生! 留年、休学を駆使しても最大12回が限界? 若菜は1人部屋にもなることも出来たが、2人部屋を選んだ。 そして、その相方はキヨさんが手を挙げた。 えっ? キヨさんは来年は居ないのでは? キヨさんって何者? キーワードは「猫の耳の中」ということで・・・。 そして若菜の娘、新菜が女子駅伝の最終区を走る!ということで繋がる。 【六月のぶりぶりぎっちょう】 京都、奈良、大阪の女学院の合同イベントが京都で開かれた。 大阪女学館の滝川講師(♀)は京都女学館の講師岡島藤吉郎と共に、フランスの姉妹校講師ソフィー・フロイスを京都観光に誘う。 歴史うんちくにうるさい滝川と岡島は、今日が6/1ということで、本能寺の変に纏わるあらゆる陰謀説を競ってソフィーに説明する。 そこに現れた易者。 滝川は占ってもらうことはないが、本能寺の変の真実を教えろ!とむちゃ振りをする。 易者は言う。「真実は教えられないが、再現することはできる」と。 そして滝川はパラレルワールドにトリップ! そこで演じられる驚きの舞台! 日本史史上最大のミステリーの真実は如何に! ぶりぶりぎっちょうという昔の玩具はちょっと弱めでした! 京都という土地には、死んでる人間がウヨウヨしているのだそうな。 それが偶々見えると?どうなる? 全国高校女子駅伝の新選組。 御所グラウンドに現れた助っ人。 女子寮にずっと住んでいるあの人。 そして、毎年6月2日に繰り返される・・・。 これで、3月、6月、8月、12月のエピソードが終わった。 これはどんどん続編出来るね!

    41
    投稿日: 2025.04.04
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    『3月の局騒ぎ』が面白かった。 想いを伝えることができるのは、この世に生きている者だけ、だから その通り!! 昔の有名な作家さんが現代の様子を書き綴ったらどんなに面白いことになるのだろうと、 ワクワクしてしまった作品でした。

    2
    投稿日: 2025.03.17
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    今回も前作と同じく京都が舞台の短編2作。1つ目の「三月の局騒ぎ」は、京都の女子寮の不思議な十四回生キヨさんの話で不思議な人と同部屋になった時の戸惑い。ラストでいろんな謎がつながり確信していくくだりがよかった。 2つ目の「六月のぶりぶりぎっちょう」視座反転 本能寺の変で生涯を終え400年以上その謎の真実を追われ続ける織田信長自身が本能寺の変の真相に迫る。 物語の舞台となるホテルもぶりぶりぎっちょうもイメージがハッキリしないまま読み進めてしまったところは反省

    41
    投稿日: 2025.03.16
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    この作品もマキメ・ワールド?全開だった。前に読んだ『八月の御所グラウンド』と同じ感じで、京都で起こりそうな不思議な話。『八月の御所グラウンド』に続く連作短編みたい。チョイチョイ繋がっている気がする。 『三月の局騒ぎ』 主人公の若葉が京都の大学に進学。北白川女子寮に四年間お世話になる。その寮は少し変わってて、京都らしくてそこが面白い。 例えば、寮生→女御      中庭→壺(藤の木が植えられていると藤壺)     すだれ→御簾(隣人との間に下ろすすだれ)     部屋→局 といった感じ。まるで平安時代。そこで暮らしていると友達に自慢出来そう。その寮に"キヨ"という謎の学生がずっと暮らしている。何回生かも分からないくらい。読んでいると"キヨ"の正体はきっとあの女性だろうと分かりました。"キヨ"はたぶん悩める女子を導いてくれる存在なんだと思った。 『六月のぶりぶりぎっちょう』 "ぶりぶりぎっちょう"って何?と始まり読み進めていくと、本能寺の変の真相に迫っていくという話でした。"ぶりぶりぎっちょう"は信長の時代の遊び道具で、ホッケーのスティックみたいなもので玉を打ち合う物?でいいのかな。この"ぶりぶりぎっちょう"はこの話の要。本能寺の変に迫っていくというのが、この作品では変わってて面白い。今までこういう設定で迫っていくというのは見たことがないかも。信長は自分が殺された理由を知りたいけど、真相は分からないまま。その信長の気持ちが切なかった。 「想いを伝えることができるのは、この世に生きている者だけ」、という言葉が二つの話に出てきます。 心に響きました。

    48
    投稿日: 2025.03.13
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    そこには愛があった。 直木賞受賞作「八月の御所グラウンド」のシリーズ二作目。表題作「六月のぶりぶりぎっちょう」と短編「三月の局騒ぎ」を収録。 とんだ茶番だ!と思った瞬間、 もう彼の思惑にハマってる。 京都と歴史と学生(もしくは教師)が揃えば、万城目ワールド全開!! 「想いを伝えることができるのは、 この世に生きている者だけ、だから」 二人は出会っていたんだね。感動。

    5
    投稿日: 2025.03.01
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    前作「八月の御所グラウンド」と同じテイストの2篇を収録した作品。 女子寮の物語は、前作の流れを踏襲し、回想も挟んであってノスタルジーを感じる作品だった。 表題作は、主人公が本能寺の変の謎に巻き込まれるちょっとしたミステリ仕立てになっていて、信長の存在が際立っっているところが、実はあの人〇〇だったんだの他作品と違うところだ。その点は良くも悪くもある。 おちゃめなキャラクターたちと、最後しっかり締めるところは、さすが万城目作品です。

    15
    投稿日: 2025.02.24
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    歴史にまつわる不思議でおかしな2篇の短篇集 一つ目は洛中女子寮ライフ。 お局のキヨとは誰? 女子寮ライフぶりが、女子大生あるあるな雰囲気で懐かしく楽しかったです。 二つ目は本能寺の変にまつわる奇想天外ストーリー。 万城目学さんらしくて好き。 怒涛の熱いパワーで流れるストーリーの中、信長の想いが切なくて、じんときました。

    17
    投稿日: 2025.02.24
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    「八月の〜」がよかったので手に取った。表題になっている「六月の〜」はハチャメチャ過ぎる印象だった…。収められた2編のうちでは「三月の〜」の方が好きだった。 万城目ワールド面白いし、京都愛や歴史を絡めるところも好き。

    1
    投稿日: 2025.02.23
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    短編とタイトルにもなっている中編1作ずつ。 色々書くと読む時に面白くなくなってしまいそうで感想が書きにくいけど、個人的には短編がすごくよかった。 やっぱり京都というのがいい。本当にあってもおかしくないと思わせる筆力がある。 思えば、『鴨川ホルモー』から20年近く。 当時はベストセラー作家というと雲の上の存在ではるかに年上のイメージだったが、万城目さんの京都ものは読んでるとやたら当時を思い起こすので調べたら、たった3つ年上なだけで同じ時期に同じ京都を過ごしてたとわかった。 今作では若い頃のホルモー!の勢いはもうなくて、お互い年をとりましたねという心境になったんだけど、それもまたいとおかしという感じ。 でも人生で一番楽しかったあの頃のエッセンスは入ってて、楽しかったですよねーと言い合ってるような感覚もあり、日頃そういう気持ちは忘れてしまってるので本当になんていうか有り難い存在です。

    2
    投稿日: 2025.02.15
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    今回は「三月の局騒ぎ」で謎の十三回生キヨ。「六月のぶりぶりぎっちょう」では本能寺の変の真相に迫る現在の高校教師。の2編だった。 私的には八月の方が好きだった。

    1
    投稿日: 2025.02.13
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    清さんは現世を楽しんでいそうだけど、信長さんは苦しそうだから早く成仏できるといいね。 女御をプリンセスと訳すのはいかがなものかと思ったが高位の貴族の娘さんだから間違ってはいないのか?

    0
    投稿日: 2025.02.12
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    まるで舞台演劇でもみているような、テンポで展開する。 2000年初頭を舞台にした、京都の女子大生。 あ、私と同年代。 そうそう、私も、Windowsのメモ帳を駆使して、タグ打ちでホームページつくりました。 アナログなのか、デジタルなのか、、、 京都は、歴史が重なっている、思いの密度が高い土地。 ふと、意外なひとが紛れ込んでいても、ありそう。。 巻き込まれると大変だー。 面白かったよ。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『三月の局騒ぎ』が面白かった。 清が現代の言葉やインターネットを勉強して、ホームページ作ってまでエッセイを書いていたっていう発想が面白い。 それに加えて、薔薇壺、棕櫚壺、局、御簾などの設定が、京都なら本当にそういう寮もあったんじゃないかとか、自分もこんな寮に住んでみたいとか思えて楽しかった。 清が主人公と言葉をかわしたことで居なくなってしまったということは、それまで周りに変な目で見られても誰とも話さずに寮に居座ってエッセイを書き続けようとしていたのかなと思え、ちょっと高飛車なイメージの清少納言っぽい設定だなと感じた。 最後、ちゃんと清の言葉が主人公の中で活きてて良かったけど、紫式部も実は同じ寮に居るんじゃないかいかとか他の展開もちょっと期待してしまった。 確かに、紫式部はきっと清少納言と同じ寮には住みたくないと思うだろう。 『六月のぶりぶりぎっちょう』は、内容がタイトルに負けていると思う。 ぶりぶりぎっちょうのことで話が広がるのかと思ったら、小道具みたいな扱いで勿体ない気がした。 あと、丹羽さんが密室で明智さんを殺した動機がいまいちピンとこなかった。 皆の前で殺した方が、他の三人が納得する正統な「天下」の後継者?になれる気がする。 マフィアだからこっそり「天下」を奪おうとしたとか? 三木やヤスケの話は凄くいいと思った。 普段はジャケット着たり易者の格好して京都をうろうろしていて、年1回本能寺の変の再現をしては納得できず、成仏できないまま500年近く経ってるってちょっと信長が可哀想だと思うんだけど、それでも吉田兼見の日誌を見せなかった三木くんの愛がちょっと狂気…笑 まあイケメンだから許しちゃうんだろうけど…笑

    0
    投稿日: 2025.02.05
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    短編と中編の2作。短編の勢いも良く、面白い。中編はスピード感のある中盤の面白さから、終盤はもう一捻りして欲しかった。 でも万城目先生なので、もちろん京都を舞台に、奇想天外の面白さで満足。

    0
    投稿日: 2025.01.16
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    ぶりぶりは然程。ここまで別世界だとイマイチ。局が面白かった。微妙に、不思議が混ざる感じ好き。 想いを抱えて彷徨う人々が普通にすぐ隣に混ざっている。 そんな京都を描くシリーズなのだなあ。 そこは納得。

    0
    投稿日: 2025.01.09
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    殺伐とした話なのに、心が温かくなる。人の想いをきちんと受け止め、次に繋げていきたい、と強く思った。万城目ワールドにくわえ、万城目史観という言葉が帯に書かれる日も近いかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.01.09
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    続・京都編。表題作よりも、もう1編の方が、京都らしさもあわせて楽しく読めました。寮生つながりかな。表題作の方は、ここまでやるとついていけなくなるの境界ぐらい。せっかくなら、もっとぶりぶりぎっちょうを深めてほしかったです。 2024/12/1読了

    0
    投稿日: 2025.01.07
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    8月の御所グラウンドの方が、8月のお盆の濃密でどこか過去とを繋ぐエアポケットがありそうな京都の空気を纏っていた。 それに比べると何となくカルイのり。 でも三木さんにはやられた! そして一作目はナルホドあの作品と僅かにループ。 いつもながらアイデアが凄い。

    1
    投稿日: 2025.01.02
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    女子寮の清少納言を彷彿とさせる“お局様”の正体を探る『三月の局騒ぎ』も、歴史好き高校女教師が織田信長張本人に本能寺の変を巡る謎を巡る『六月のぶりぶりぎっちょう』も、歴史の"if”がたくさん感じられるSF的な展開で楽しく読めた。「あの日何があったのか、自分が1番知りたい」という信長の言葉に頷いてしまった…そうだよね。両作品の様々なフレーズ作者の書くことへの愛や歴史愛を感じる。

    5
    投稿日: 2025.01.02
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    「八月の御所グラウンド」で直木賞受賞した筆者。受賞後すぐに出版された続編的内容。 京都の持つ独自の雰囲気、魅力を十二分に伝える作品。1300年の歴史を持つ都ならではの、地霊というか怨念のこもった土地を舞台とした、どこか本当にありそうなファンタジー。

    0
    投稿日: 2024.12.27
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    「ぶりぶりぎっちょう」って何?とググるところからスタート。(笑) 個人的には表題作より「三月の局騒ぎ」の方が好き。 女子大の寮での物語でクスリと笑ってしまう場面も多く楽しかった。 「六月のぶりぶりぎっちょう」は万城目ワールド全開。 「プリンセス・トヨトミ」とか「鴨川ホルモー」を読んだ時になんだか不思議な世界に迷い込んだ気分にさせられたのを思い出した。 ともに、京都の雰囲気に浸らせてくれる物語。

    2
    投稿日: 2024.12.25