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逆ソクラテス
逆ソクラテス
伊坂幸太郎/集英社
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総合評価

763件)
4.2
286
307
120
19
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子供ならではの自分が見えている世界が全て、な感じ。そしてそんな「世界」を変えようと奮闘する姿が、応援したい気持ちにさせられる。面白かった。

    1
    投稿日: 2026.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎作品を初めて読んだ。自分は好きだったけど、読後に評判見たら賛否両論というか、否寄りだった印象。。それはそれとして、短編集で一夜一作くらいのペースで読んだ。こういう大人いるよなーって。子供の当時は言葉にできなかったし、そもそも自分の気持ちとかもはっきり分からなくて、ただずっとモヤモヤしてたなーって。自分は咄嗟に口は立たないし、今更というか、どのみち後の祭りなんだろうけど、年齢重ねるうちに周回遅れて気づいた色々なこととかもあるなが、当時の子供時代を少し思い出すような再現VTRを見てる感じ。大人とか年上ってだけで敬え感にうんざりしてたこととか、そういう奴らに一泡吹かせたいみたいな感じの共感の嵐。逆にというか、勧善懲悪でいうところの悪にも共感してる自分もいた気もする。今活躍してる人は、いわゆる不断の努力の結果で今の成功を収めてることは想像できるけど、それでもどうしようもなく辛くて全てをぶち壊したくなる、みたいな気持ちもわかる気がした。たぶん人は些細なことからでもおかしくなるものなんだろうなと思った。だから色んな考え方を知って、色んな価値観を増やしてくことは大事と思った。そういう意味で、逆転の発想というか、敵はいなくならないし、状況も変わってないのかもしれないけど、見方を変えたり、考え方を変えたり、ストレス発散法というか、そういうテクニック的なヒントは多く含まれる作品だと思った。

    0
    投稿日: 2026.02.14
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    つい、全編に通底する伏線のようなものを期待してしまうけれど、その"決まりごと"を敢えて外すのよね ってな短編集 耳と胸がちくりとするくらい少々説教じみてるかな!

    0
    投稿日: 2026.02.08
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    小学生が主人公で物語が展開する短編集の本書は、普段見ることができない伊坂幸太郎さんの物語が楽しめるようになっています。 なので初めて伊坂幸太郎を知る方やにも手を取りやすいのではないかなと思う。 ただ普段の伊坂幸太郎の長編が好きな方には物足りなく感じる部分があるかもしれない。 私が本書を読んだタイミングが江戸川乱歩の少年探偵団のようなものを見た後に見たのもあってタイミングとして良かったなと思う。同じように小学生が主役だし… 個人的にはやはり最初の物語の逆ソクラテスの話が1番心に残っている。 流されやすい自分にとって物語に出てくる言葉「僕はそうは思わない」この一言に自分の大切な価値観や考えを守る力強さを貰える人は多いのではないかと思う。 物語としてのオチが好きだなって思ったのはアンスポーツマンライクだった。

    0
    投稿日: 2026.02.07
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    殺し屋、指名手配犯、銀行強盗、死神、。といったスリリングな作品(自分が知っているのがこのくらい)を多く書く伊坂幸太郎さんが小学生を主人公とした短編集を出したというのが気になり読んだ。 小学生達が話す会話に懐かしさを覚えると共に、あの頃は共感できないし、考えることもなかった先生達目線が読んでて楽しかった。 1つ1つの物語から学ぶこと、気づく事がありよかった。 また、読後には最近の小学生達はどんな遊びをするのかも気になった。作中ではドローンを飛ばしたり、ゲーセンに行ったりしているがゲームやスマホが普及している現代の小学生達の過ごし方が気になった。 この本は年代の低い人たちにもおすすめできると思った。

    1
    投稿日: 2026.02.06
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    読み終わった後に読んでよかった!という気持ちになれる本 全ての話がどこか繋がっているようで繋がっていないような感覚が心地よい。特に正解はないと思うし、それぞれで思い描く結末、推測があることがこの本の魅力だと思う。伊坂さんの少年心を存分に味わえた作品だった。「私はそうは思わない」心を大切にしたいと思わせられる。 どの話も一回こういう妄想したな〜笑と懐かしめる。体育館に不審者が侵入してきたり、ゲーセンにたまたま100円玉が落ちていたりなどなど。童心に返らせてくれる。

    1
    投稿日: 2026.02.04
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    短編集で軽い読書にぴったりだった 特にお気に入りは逆ソクラテス アンスポーツマンライクと逆ワシントンのラストも良かったなあ

    1
    投稿日: 2026.02.04
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    入院中の暇つぶしにと思って用意した本ですが、読みやすく、半日で読み終わってしまいました。 こういうの、好き。

    1
    投稿日: 2026.01.30
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    伊坂幸太郎さんの作品はどれも、どこか「男の子の目線」が残っている感じがある。世界を斜めから見ていて、少しひねくれているけど、根っこは案外まっすぐ。理屈っぽい会話や軽妙なやり取りも、放課後の教室で延々と続くおしゃべりみたいな温度がある。 大人の側が持ち出す正しさや決めつけに対して、子どもたちが静かに疑問を返していく。そのやり取りが説教くさくならないのは、物語全体が「分かったつもりになるなよ」という男の子の視線で貫かれているからだと思う。伊坂幸太郎特有の、あのどこか浮世離れした軽快な文体。 日常に潜む違和感を鋭く突く書き味が、相変わらず心地よい。 大人になってもふと思い出す、あの甘酸っぱい懐かしさ。もうあの頃には戻れないという感情がじわじわと浮き出てくる感覚。 収録された5編、それぞれに違った角度の「逆転」が用意されていて、一冊としての満足度はかなり高い。 物語の奥底にある力強さに、最後はしっかりドラマチックな感動を覚えた。伊坂幸太郎の「企み」に、さらりとやられた。

    27
    投稿日: 2026.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    逆ソクラテスのみ □リアリティ   777を読んだ後に本作を読了。777は完全にエンタメ、アクションに振り切っていたので、リアリティの観点からは、人も死なない、無理無理な展開もほぼない、こっちの方が圧倒的に好き。 □ストーリー   「カンニング作戦」「絵のすり替え作戦」「噂作戦」「野球で褒めてもらう作戦」等、次々実行していくところ。絵のすり替え作戦では失敗したり、久留米先生が露骨に変化するわけではなく、その心情が描かれていないのも含みがあってよかった。 □行間   (冒頭のプロ野球中継のシーンに出てくる草壁と思われる選手の一コマ)   p9今シーズンのチームの原動力となっていた。ただし、独断専行が過ぎる監督に反発した故に、スタメンから外されることが多くなっており(略) おそらく『僕はそう思わない』って言ったんだろうなあ □脳内再生率(描写) p10持っていたリモコンの電源ボタンを押す。大型テレビは仄かに息を洩らすような音を立て、画面が暗くなる。 静電気が出てる感じが伝わる。 p60錆びた自転車が、餓死寸前の驢馬のように横たわっている。 錆び具合(茶色の面積多め)がよく伝わってくる。安斎の何でもできそうなキャラと複雑そうな家庭の事情のギャップもよく出ていて名シーン □知識・教養・学び 教師期待効果(ピグマリオン効果) 久留米先生のような逆のタイプはゴーレム効果と言うらしい。 期待をかけると他の生徒との差別になりそうで先生の注意は必要なんだろう。教師って大変。 ソクラテスの「無知の知」は元々知っていたので調べはしなかった。タイトルの逆ソクラテスは惹かれる □笑った  草壁が包帯を巻いて恥ずかしそうにしているシーン □構成 長編で仕立てられてたら文句なしだった □名言、名文 『僕はそう思わない』

    2
    投稿日: 2026.01.27
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    #読了 #伊坂幸太郎 〜バスケットのゴールが決まった時、テレビの店員さんが目を真っ赤にしていた。「バスケ好きなんですか?」左右に首を振る。「知り合いの方とか?」何倍もの力強さで否定した。違います、知りませんと泣きじゃくりながら〜 あぁ、また泣けてくる。 伊坂さんの少年小説はめずらしい、らしい。確かに。 敵は大人の先入観や、自身の臆病なところ、あるいは周りのちょっとした嫌がらせ。でも子供の世界ではそれは大きな敵。それをまたちょっとした勇気や協力で逆転させる。なんて大きな温かさ。表紙も素敵。またいい一冊をありがとうございます。

    47
    投稿日: 2026.01.23
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    小学生が主人公の5編の短編集。 読んでいると自分の小学生時代のイタズラややらかしや大人に本気で怒られたことなんかを思い出してくすぐったい気持ちになった。

    2
    投稿日: 2026.01.15
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    小学生が主人公の五つの短編集、「寂しい夜のページをめくれ」に触発されて購入 表題作「逆ソクラテス」も「スロウではない」も好みの作品だった。 「いくら今つらくても、未来で笑っている自分がいるなら、心強いだろうな、と思いました」 流れは全然違うけど、すずめの戸締りのラストを思い出した。 ただこの作品で一番好きなのは、圧倒的に「非オプティマス」。 寡黙な先生の長セリフ、しびれました。 「人間関係っていうのは意外に狭い。知り合いの知り合いが別の知り合いってこともあるし。間接的な知り合いが、実は、直接知っている人ってこともある。俺には関係ない、と思っていたら、大変なことになることもある。缶ペンケースを落とすことは特別、悪いことじゃないけれど、間接的に、みんなに迷惑をかけている。その時に、別に自分は法律に違反しているわけじゃないし、と開き直ることはできる。ただ、悪いことをしちゃったな、と思う人のほうが明らかに、立派だよ。そして、その立派さが評判を作る。評判が君たちを助けてくれる」 今後の人生で何度も思い出せる気がする。 嫌いな上司のことは、結局評判というものが成敗してくれるし、自分がピンチになった時もきっと評判が助けてくれる。 そう思って真摯に生きていくことにしましょう。

    15
    投稿日: 2026.01.13
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    五編の短編集。 柔軟な子どもの視点から、思い込みや先入観に囚われた大人たちが描写され、まるで自分のことを言われているようでグサッと来た。 固定観念を疑い多角的な視点から物事を考える力を養っていかねば… 大人ゆえに見えなくなったものや日々の忙しさに紛れてスルーしてしまうことなど、なかなか捉えにくい感情をすくい上げて描写するのがうまいと思いました。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    ハードカバーが出た頃に読んだ以来の再読。 今年は好きな作品を再読していくのも良いなぁと感じている。 伊坂さんの子供視点はすごく面白い。賢い子。のんびりした子。で、だいたいは平凡でうじうじした子や運動音痴な子視点だ。 朝井リョウ氏が、伊坂さんは一番弱い人の味方と言っていたのを観た。確かに。 大人から見たら目立たない背景のよう子どもでも思い悩んでいることがある。それはその子にとっては宇宙規模の悩みだ。 伊坂さんの宇宙規模の優しさを実感した一冊だった。 この表紙がjunaidaさんと知ったのは最近だ!

    9
    投稿日: 2026.01.12
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    私はたぶん、逆ソクラテスだ。 人を見た瞬間に判断して、分類して、説明を付けて、それで終わりにする。だいたい“手抜き”で済ませる。確かめる前に結論を作って、世界を簡単な形に畳んでしまう。理解したいからではなく、理解したことにしたいから。 そして私が誰かを決めつけるのと同じ速度で、誰かも私を決めつけている。私が勝手に札を貼るように、私もどこかで札にされている。知らないうちに、私は逆ソクラテスに処理されている。 私が見ている私は、もっと不格好だ。揺れているし、疲れているし、たまに誠実で、たまにずるい。日によってムラもある。言い訳もするし、反省もする。ところが他人にとっての私は、私の中の湿度や矛盾をだいたい省略した札になる。世界は私を理解するためではなく、処理するために私を簡単にする。 私は世界を簡単にするために人を簡単にして、世界は私を簡単にするために私を簡単にしている。私が手を抜くと、世界も手を抜く。 相手を決めつけない努力。分かった気にならない姿勢。知らないことを、知らないままにしておく勇気。そういう、成果が出ない種類の宿題を、私はずっと後回しにしてきた。派手な正論より、ずっと手強い。なぜなら、答えを書く場所が自分の都合のいい言葉で埋まらないからだ。 読後感は優しいようで厳しい。子どもたちは大人より賢い、みたいな甘い話じゃない。むしろ、大人の私に向かって「まだ、そこにいるのか」と聞いてくる。黙って答案用紙を置いていく。何も書かれていない空白の欄が、いちばん責めてくる。 そこに書くのは「私は悪くない」でも「私は正しい」でもない。たぶん、「私は分かっていない」が正解に近い。 私も逆ソクラテスなのかもしれない。少なくとも、そういう瞬間がある。そう思えた時点で、世界が雑で不公平でも、せめて自分の雑さだけは少しずつ減らせるかもしれない。希望というには小さくて、皮肉みたいに静かだけど、残る。

    1
    投稿日: 2026.01.10
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    祖母が珍しく「この本面白いよ」とくれた本。 日常に疑いとも屁理屈ともとれるようなことを考えてる小学生が昔の自分みたいだった。

    1
    投稿日: 2026.01.08
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    小学生の頃の世界の中心はどうしても学校になってしまう。物心もつき、ある程度社会を理解し始め、自分が置かれている環境や立場でレッテルを貼られることもある。そんな状況を、甘んじて受け入れるのか、自分の意思を持って立ち向かうのか。 この本を読んで、自分は後者でありたい。自分のためにも他人のためにも、おかしいと思ったことには毅然として立ち向かえる人でありたい。そういう熱い感情を思い出させてくれる1冊であった。

    2
    投稿日: 2026.01.06
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    小学生の生きる世界は学校と家ぐらいしかなく、その中で小学生なりに考え、理不尽に抗う姿や世界観にご都合主義や無理がなく、読みやすい作品。 バタフライエフェクトのように、何気ない一言や特に意識していなかった物が後に影響しているなど、過去と未来が繋がっていく雰囲気も良かった。

    2
    投稿日: 2026.01.04
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    子供のピュアな面を際立たせ、大人に対して問いを投げかけるような一冊だった。疑う姿勢にこそ価値があり、それをせずに分かったつもり、理解したつもりになっているのは我々大人の方であり、これは良いことではない。なんでも無邪気に聞き回るのではなく、問いを手放さずに自分の頭で考え続けることの大切さを学んだ気がする。

    3
    投稿日: 2025.12.30
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    理不尽に対抗しろ。 子供のときに感じていた、大人への不信感を思い出したいときに読みたい本だった。 この本を読んで、子供という存在は、大人よりも確信をつくことを発するのだと学んだ。 この本を読んで、人としての原点に立ち直れた気がする。他者への先入観を捨てる、失敗したときにも素直に自分の非を認める、など。 読者が子供だったなら、今信じている考え方は間違っていないことを伝えるために勧めたい。大人だったら、いわゆる「綺麗事」と言われる信念を思い出してほしい、捨ててはいけないということを伝えるために勧めたい。 この本に共感できるところは、正直ほとんどなかった。それは、私が大人になって子供たちの純粋な気持ちについていくことができなくなってしまったことの象徴である気がして寂しい。

    1
    投稿日: 2025.12.30
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    伊坂幸太郎先生の作品で好きな構図の、突拍子もないことを言う人と、それに質問していく主人公という役割の話が多く、すごく読みやすかった。 何がどう言う風になってるのが正解なのか今はわからなくて、もっと昔から知ってたら良かったなと思う章も多かった。 どうしても大人になると枠にはまるけど、されて嫌なことは人にしないという初歩的なことを、忘れたくないなと思った。

    2
    投稿日: 2025.12.28
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    小学生が主人公の短編集 伊坂幸太郎は短編集でも相互の話に緩く関わりを持たせてきたり同一人物が登場したりするけど珍しく話同士の繋がりがあんまりなくて新鮮だった 小学生という行動範囲も交友関係も限られる中で自分たちで知恵を絞って問題を解決しようとするのが可愛くて良かった 結構教訓めいたメッセージも多くて心に残る文章が多かったな

    2
    投稿日: 2025.12.25
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    個人的に子供が主人公の話ってあんまり好きじゃないのかもしれない。子供が主人公の短編で新しく気がついた。自分、そうだったんだ。

    0
    投稿日: 2025.12.24
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    小学生の子どもを持つ親として耳が痛いことばかりだった。 伊坂先生の著作の中でも「救い」が一際温かい作品で繰り返し読み返したいなと感じた。 個人的にはアイネクライネナハトムジークを凌ぐ作品だった。

    1
    投稿日: 2025.12.22
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    評判って話がとても心に残った。 今、関わっている人は またいつかどこかで出会うかもしれない 取引相手になるかもしれないし 大切な人の大切な人になるかもしれない 人の縁ってどうなるか分からないからこそ 今目の前にいる人たちを大切にしたい この話は子どもたちにも伝えたいと思った

    2
    投稿日: 2025.12.17
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    それぞれの短編の結末が心をスカッと、あるいはじーんとさせてくれる。それぞれの子供の未来には心がほっこりさせられて、宣伝通り、爽快な読後感がある。短編も全く世界が乖離しているわけでも、子供達が皆同じ時代を生きているわけでもなく、つながりを考察するのもなかなか楽しい。とてもよい作品。 逆ソクラテス:野球。犯罪者の息子。大人の先入観に立ち向かう、子供たちの姿が爽快な読後感を生んでくれる。「先入観は敵」、「僕は、そうは、思わない」響く言葉を得られた。 スロウではない(磯憲):リレー。いじめっこの変貌。いじめに関する自分の中の先入観にハッとさせられる。そんな世界線もあるのかと思い知らされた。 非オプティマス:人によって態度は変えないほうがいい。なぜペラペラの服を着ていたのか、最後にほっこり。 アンスポーツマンライク(磯憲):バスケにハマってた身としてはいい話すぎた。題名の伏線回収にグッときた。次話へのつながりも粋。「1分は永遠」 逆ワシントン:続バスケ。真面目で約束を守る人間が勝つ。前話との繋がりがよい。犯罪者の変貌。 全体:子供から見た大人や先生は全能だったが、実際に自分が大人になって、そうではないことを知った。そんな気持ちを作品を読みながら改めて感じた。これから先、大人(≒自分)の先入観が、子供や周囲の人の未来を狭めないようにしなくては、と思った。「先入観は敵、人はいつでも変われる」そんな言葉が心に浮かんだ。

    2
    投稿日: 2025.12.08
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    小学生高学年目線で紡がれる5篇。過去の追想だったり、現在進行形だったり設定は様々ですが、一貫して気持ちのいいラストに着地するのがお気に入り。「磯憲」のセリフがいちいち胸に刺さって期せずして涙腺が刺激されるのも良き

    18
    投稿日: 2025.12.06
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    伊坂先生の作品の中では異色かも。 主要人物達が学童だなんて初めてかもしれない。初めてみたい。 ...時間を経て大人になっていくお話もあるが。 「いやな奴」が出てくる。 小学生にいがちな「いやな奴」。 そして、作中にうちの子供と同じ名前の子が出てきて またその性格もうちの子と似ているのだ。 幸い「いやな奴」ではなくフィクションといえホッとした。 子供世界は狭い。 ものすごく狭い。 クラスが世界の全てのような世界。 その中でうまく立ち振る舞いながら社会性を身に着けていく(と思ってる) ただ、幼さゆえの根拠なき迫害や異質な物を排除しようとする事が起きる。 (まぁそれは大人になってもなくならないのだけれど) そういう場面でどう立ち振る舞えばよいか、どう立ち向かえばよいか、 フィクションとはいえ(しつこい)娯楽としての参考例のような物がここにしるされている。 残念ながら、本書は学童向けの作品とは言い難いが、 かつて学童であった大人達の心の何かにふれる作品だ。 感動とかそういう安っぽい表現ではなく、うまく言葉にできない何か。 子供にはまだちょっと難しく勧め難い作品だけど 「これ面白かったよ(いつか読んでみたら)」 といえる作品。 明日、久しぶりに他県にいる友人にメールをしよう。

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    伊坂幸太郎らしくない、可愛い本だった。 ちょっと道徳っぽい。 アンコンシャスバイアスの例文みたいな。 もしくは潜在意識の及ぼす人生への影響みたいな。 こういう気持ちの持ちかたって大切だよね〜と思いながらさらっと完読。

    1
    投稿日: 2025.11.30
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    敵は、先入観。多感な時期の少年少女達が、様々な先入観に、それぞれの武器で立ち向かう5編の短編集。 大人の今でもグッとくる話ばかりだが、学生時代に出会えたら更に人生違ったものになったかもと思える作品。 繋がりも見事で、「これがあの子か」と読み返したくなる

    1
    投稿日: 2025.11.26
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    ちょっと哲学的で、子供ながらの障害の乗り越え方とそれをサポートする大人の物語だった。 生きるために他人に合わせるのも大事かもしれないけど、じぶんの信念とか意思とかは否定せずに心のどこかに留めておこうと思った。 伊坂さんの、他の話にも別の登場人物がふわっとでてくる、遊び心いいよね。

    1
    投稿日: 2025.11.22
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    短編集。 一つひとつの読後感がとても良く、得した気分になれた。ほっこりするエンタメなんだけど、我が身を振り返るきっかけにもなる。ノスタルジーもありつつ。 表紙の絵がなんだかジョジョっぽい。 ・逆ソクラテス 先入観を取っ払う。小さいけどすごく重要なところに真剣に向き合う小学生たち。そんなことを主軸にストーリーを組み立てて面白くできるのがほんとすごい。 10年以上前に書かれた作品だったんですね。 ・スロウではない ドン・コルレオーネが好き。「うむ、では。はい。消せ。」 リレーの練習とかリアル。渋谷亜矢がものすごく腹立つように描かれているのが良い。 ラストがすごく好きだった。 ・非オプティマス 先生の語りは惹きつけられて、一気に読んでしまった。自分の行動を振り返らせられた。 ラスト、良い。 ・アンスポーツマンライク バスケの疾走感が見事。 事件の時の描写もスピード感と臨場感があって、すごく良かった。 ・逆ワシントン 小学生が主人公らしい、ハートフルな作品。 ラストの家電売り場の人が誰なのか分からなかった。

    30
    投稿日: 2025.11.18
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    「ぼくは、そうは、思わない」 先入観で何もかも決めつけるのではなく、自分の意見はしっかりもつべき 正直な人は得も損もする、けれど真面目な人は人に応援される

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    小学生の視点だったが自分自身の昔の感覚を思い出させてくれた。もちろん現代の子供たちとは違う世相で育ってきたが子供の頃に感じていた正直さや正義感は今も変わらないのだなと思った。 今までと少し雰囲気は違ったが、まあ良かったやん、という読後感は健在で大いに楽しめたと思います。

    60
    投稿日: 2025.11.16
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    小学校6年生の僕は、転校生の安斎からカンニング作戦や美術館での絵画をすり替える作戦を実行する。それはあることを教師に気づかせることだった。作戦はうまく成功するのか「逆ソクラテス」 ゴッドファーザーの映画の「消せ」にセリフがおもしろい「スローではない」 学級崩壊を狙うわけではないが教師を小馬鹿にする缶ペンケース落下を続ける小学生。頼りなくみえる教師。その弱そうな先生の人生を通し考えさせられる「非オプティマス」 桜の木を切って正直に告白したワシントンを題材にして正直にした結果のエピソードを描く「逆ワシントン」 小学生の目から見たストーリーですが、正直で素直で億劫で実に人間らしいというか純粋というか自分の気持ちに素直で良い。ほのぼのと暖まる短編集です。小学校中学校の友人が懐かしく思えました。 2025年11月15日読了

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    なんというか、学びの多い一冊だった。 心の中に留めておきたい言葉がたくさんあった。 最初短編集だと知らなくて読んでて、「逆ソクラテス」の少年たちの話がもう少し長く読みたかったな、と寂しくなった。 敵は先入観。 私は、そうは思わない。 この先の人生で役に立ちそうな大切な言葉を教わった!

    1
    投稿日: 2025.11.12
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    『逆ソクラテス』 まずこのタイトルに興味を持ち、カバーイラストの美しさに魅了されて読み始めました。 最初の感想は小学生か中学生の時に読みたかったということです。少なからずこの本を読んで視野が広がったり、救われたりする子は必ずいると思いました。 次に、「偏見や先入観に基づいた思考の危険性」や「疑うことの重要性」に気づかせてくれました。 ソクラテスが説いた無知の知の逆つまり自分はなんでも知っている、知らないことはない、この先生のような「逆ソクラテス」状態の大人は沢山います。そんな大人に一矢報いる逆ソクラテス作戦。短編5作の中で1番好きでした。作中さまざまな教訓や答えのない問いが出てきて、感心したり、一緒に悩んだりそんな読書となりました。 答えのある問題提起に綺麗事や理想論で答えるのではなく、答えのない問いに結論は出せなくても自分なりに考え、意見を持つスタンスが好きです! 4作読んだ後の5作目は父親を疑いはしても虐待してると決めつけることはしなかったのがこの本を読んでの自分の成長なのかと。終わり方も部分部分で繋がっていて感動的な終わり方でよかったです!! ふとした時にまた本棚を漁って彼らの活躍を読む時を楽しみにしてます!

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    あっという間に読み終わってしまいました。短編がいくつか入っています、どれも子供たちの勇気と優しさが詰まっていて後味良いです

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    少年時代の思い出。誰にでもあるクラスでのやり取り、人間関係のねじれ、これをインサイト深く小さなも物語にし、かつそこに著者の価値観、譲れない一線を含めた短編集。物語の書き込みにリアリティがあり、登場人物ひとりひとりの言動に深い洞察があるので、テーマや物語に一切突飛さやダイナミズムはないが読ませるし、心に訴えてくる。個人的にとくに彼の価値観に共感するものがあるので良い小説だと思った。

    0
    投稿日: 2025.11.10
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    「敵は、先入観だよ」 5つの全ての章でこのテーマを元に進められていた。 無意識をおこる先入観から相手を決めつけ、その先入観から相手を評価してしまっていると感じた。 とくに、最後の逆ワシントンは真面目な人が損をし、要領のいい人が得をするような今の世の中で、真面目で約束を守る人間が勝つという小さな逆転がよかった。 どの章も違う面白さがあり、どれが1番なんかなんて決められなかった。しかも、それそれの章が独立しているかと思いきや、繋がっている部分があり、伏線回収がおもしろい!!

    1
    投稿日: 2025.11.09
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     正直に言うと、小学生を主人公にした小説は苦手である。胸が苦しくなる。人生経験が少ないからこその純粋さがまぶしいからでもあり、その純粋さが含み持っている残酷さと傷つきやすさが、安易に物語を楽しむことを許してくれないような気がするのだ。傷つきやすいくせに傷つきやすい、未熟なくせに自分なりに一生懸命考えて頑張る。人間という生き物の危なっかしさを、オブラートに包まずあからさまに掲げているようで、痛々しくも愛おしくなる。    この物語に出てくる少年・少女たちも同じである。作者はそういう子どもたちの姿を、温かく描き出している。どいつもこいつも危なっかしく、平気で傷ついたり傷つけたり、小さな心でたくさん悩んだり生意気を言ったりしている。物語としてほっとするような優しい結末が用意してあって、読後感は爽やかだ。いい話を読んだなって思うし、人生が本当にこんなふうであったらいいなと思う。ある種のよくできたおとぎ話。そこがとてもいい。誰にでもお勧めできる短編集だと思う。    個人的にもうひとつと思ったのは、登場する大人達だ。ちょっと善悪(子どもたちから見て)がはっきりしすぎているような印象があった。子どもも大変だけど、大人だって大変なのだ。そのあたりがもうちょっと膨らみを持って描いてくれると、もっとほろ苦いいい味になったような気がする。

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    Audibleできいたのだけど、耳からだと微妙なところがよくわからなかった。 一つ一つの話のあらすじは分かるのだけど、 作品感の関連までは聞き取れなかった。

    0
    投稿日: 2025.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂さんってほんのささいなこと、さらっと読み飛ばしちゃうようなところの描写がうまいよなぁといつも思う。 さて、この作品は5つの短編からなる。 先入観ってどうしても持ってしまうけど、全編通してそれを排しようとするお話…かな。 『スロウではない』が一番好み。 ゴッドファーザーは観たことがないけど、もやもやした気持ちを発散させるためにドン・コルレオーネごっこをするのはぜひともマネしなくては。 「では、消せ」んー、いいね(≧▽≦) ところで、『逆ワシントン』の最後に登場する店員さんはあの人だよね。 良かった…

    0
    投稿日: 2025.11.07
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    先入観は敵であると共に味方であると思った 確かになと思うことが自分にはあったからだ SNSの名前をその日の気分で変え続けていたら 変な名前の人は自分だと新しく知り合った人もすぐ分かってくれる 何でもこれ買ってこれ欲しいこれちょうだいと とりあえず言ってみる癖がある 色々な事最初は変わってるって言われるけど 慣れてきたらみんなさほど気にならなくなるらしい まさに自分は先入観に守られて人と仲良く生きてけてると思った。

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「先入観」がテーマになっているので、「なるほどなぁ」「たしかに」とハッとさせられる部分がちょこちょこあった。 個人的に好きだったのは「スロウではない」「アンスポーツマンライク」。 「スロウではない」の展開は、私自身も先入観で騙された。 もし大人になってから仲良くなった人や結婚を考えている相手が、昔いじめをしていた人だったら。そのいじめによって相手が命を落としてしまっていたとしたら。たとえ本人が改心してその後は真っ当に生きていたとしても、自分は許せるだろうか?と答えの出ない問いをしばらくグルグル考えてしまった。 「アンスポーツマンライク」はシンプルに胸熱展開だったな、と。子どもの頃に言われた何気ない一言が呪いになってこびりつく気持ちはよくわかるので、歩君がリベンジのような形でカッコいい一歩を踏み出せて良かった。

    0
    投稿日: 2025.10.30
  • 伊坂作品としては異色。身近な出来事、子供の世界、時々大事。

    連作短篇集のスタイルをとっていますが、一つ一つは完全に独立していますし、物語はとてもわかりやすいので読みやすいモノでした。そして、基本的に子供達が主人公であり、ちょっとしたイザコザ、いじめ、それに対してみんなで対抗するのが小気味よいです。身近な出来事と言っても、1話だけはピストルが出てくる話がありました。そこはちょっとハードボイルド調で緊張感あふれるシーンでありました。  とても素敵な表現もありましたよ。それは今にも雨が降り出そうという所。「雲が泣くのを、ぐっとこらえている。」これはどこかで使わせてもらおうと思います。  また、何といっても、あとがき?と文庫化記念インタビューがとても興味深いものでした。  伊坂ファンは勿論、きっと誰もが好きになる一冊だと思います。

    0
    投稿日: 2025.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂さんが十年前から構想してた子供達が主役の作品。子供から見た小さな世界の表現力、言葉遣いなどにも意識を向けないといけない為に作成するのに膨大な時間がかかったらしい。その難しさが伝わらない程いつもの伊坂ワールドを発揮していて、かつ読みやすかった。無知を知ることが大事だと唱えたソクラテスに対し、自分は知っていると勘違いしている先生を逆ソクラテスと表現し、その先生に対し、先入観を壊す為に子供達が奮闘する。自分にもどこかしら先入観や主観的な意見で答えがないものでも自分と違う意見だと否定してしまっている場面があったからこそ、自分の先入観を一旦消してみて受け入れる。自分の意見があるならそれを周りに合わせない。「そうは思わない」と言う魔法の言葉を使おうと思う。磯憲や久保先生の指導、謙介のお母さんの子育ては自分を見直すきっかけになった。過去のことについて追求し、非難するのではなく今に向き合うこと、向き合い方を自分の目で見て判断すること、評判の大事さ、何も持たない我々への心の持ち方の大切さ。1テーマごとに人生の教訓のようなものを持ち合わせていて過去にない伊坂作品だった。桜の木を切ったワシントンの話を正直者は報われる信念と結びつけたり、アンスポーツマンシップをリスタートの機会と結びつけたり、ドンコルレオーネのゴッドファーザーを勇気の源として結びつけたり、伊坂ワールドと教訓の融合も見ていて飽きなかった。

    3
    投稿日: 2025.10.29
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    子どもは大人が思っているより大人 最初に読んだときは面白さが分からなかったけれど、改めて読んだら良かった。(当時サスペンスを読みたかったので気分の問題だと思う。) 子供の頃に誰しも経験したような思い出がふと過り、そこに逆転狙いの作戦が決行される。 自分にもこんな出会いや出来ごとがあったら、人生違ったかもと思う。 すっきりとした清々しさを感じると共に、自分が大人になってしまったことをふと気付かされる一冊。 個人的には「スロウではない」が好きだった。

    0
    投稿日: 2025.10.26
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    珍しい。逆転のような、大人の決めつけをひっくり返す返してくれるような。これまで読んだことがないような小説だった。予想を裏切って、私たち大人に生き方の示唆をしてくれるストーリー。どれもこれも秀作ばかり。心にしっかりとしまっておきたい。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    僕はそうは思わない 作者が伝えたいこのフレーズの意味を最後まで読んでしっかりと理解してとても腑に落ちました。自分自身がどちらかというと真面目に生きて損をする側の人間であると思っているので、この本はそういう気持ちを持ってネガティブになってしまった時にこそまた読み返して勇気づけてもらいたい作品でもあるなと思いました。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    以前伊坂さんの作品を読んだ時は読みやすくて気になる小説を書く人だなぁとしか思わなかった。 しかし、この作品は伊坂さんの人となりが出ている作品だった。芯をしっかり持っているが、それを周りに押し付けない、それでいて、様々なことにおいて色んな視点から物事を見ることが出来るフラットな人であると感じた。 伊坂さんの内面を知ることができるような作品で嬉しかった。伊坂さんの内面を垣間見たことで、他の作品も読んでみたいと興味が湧いた

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    間違いなく、伊坂作品の中で一番好きな作品です。 「自分はそうは思わない。」 かっこよくて、いい言葉だなあ

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Audibleにて拝聴しました。 伊坂幸太郎さんの凄さを改めて実感した1冊でした。 どれも美しい短編でしたが、「アンスポーツマンライク」が私は1番好きです。歩くんが1歩を踏み出すシーンが本当に印象的でした。そしてその「アンスポーツマンライク」のその後を、「逆ワシントン」で更に強めるサプライズ。非の打ち所がない傑作短編集です。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    短編集はあまり読まないが思ったより楽しめた。タイトルにもなっている1つめの短編「逆ソクラテス」の、僕はそうは思わない、というセリフは自分らしさを守るための大切な言葉だと思った。

    1
    投稿日: 2025.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みながら無意識に自分の小学生時代と照らし合わせていた。これは道徳の授業で使えるぞ、教科書に載っててもおかしくないぞと思えるほど生きていく上で大事な事を学べる作品だと思いました。 しんみりするしスカッとするかと思いきや刃物や銃が出てきて急に物騒になるところに伊坂さんらしさを感じました笑 あとがきも含めてとても素敵な作品でした。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    わたしは、そうは思わない。 読んだ後、早速使ってみた。自分は自分が思うことを信じること、そしてそれを声に出してみることもまた違う何かをもたらしてくれそうだと感じた。娘の話、母親に対する反論をちゃんと受け止めなくては、と思った。 伊坂さんならではの世界観、やっぱり読書はいいなぁと思った。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    子供の日常を描いた5編の短編集。 もともと伊坂さんの作品には、倫理的な問題を考えさせられることが多いのだが、本作は人生経験の少ない子供の目線で語られていることもあってか、それがより強く感じられた。 といっても、説教じみた答えを押しつけられるわけではなく、正解のない問題に向かい合っていくことで成長していく子供たち、そして大人たちの姿が描かれている。 子供向けの本というわけでもないが、子供にも読ませたい本。

    9
    投稿日: 2025.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    逆ソクラテス スロウではない 非オプティマス アンスポーツマンライク 逆ワシントン 教師期待効果 決めつけるのが嫌い 敵は先入観 僕はそうは思わない カンニング作戦 絵画作戦 不審者 野球選手 合図 顔を洗って、ちゃんと自分の目で見てみろってサイン ドン・コルレオーネ では、消せ 遅いふり 転校してやり直し 落とし物を拾ってくれた方が車に轢かれた 先生の恋人 評判が助けてくれる 親同士が取引先 バスケ 三津桜 駿介 匠 剛央 歩 大事な一歩が踏み出せるように。 それなのに、僕は肝心な時にためらってしまう。 一歩踏み出せない歩君 動画配信者 バスケの世界では、残り一分を何というか知ってるか? 永遠 人質をとった犯人 アンスポ もしアンスポーツマンライクファウルだったら、相手はフリースローが与えられた上で、さらにリスタートの権利がもらえる。 正直者はバカを見るか テレビ 店員が泣く

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    一歩踏み出せない歩君、正直者の謙介に共感した。 ここでこれ出来たらカッコ良いのに出来ない自分、正直者が馬鹿を見るを体現した自分を投影。 それでも、そこに美徳を見出すのが人間だし、正解はないよな、と色んな人を包み込んでくれる物語達だと感じた。

    0
    投稿日: 2025.10.04
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     大学1年の時に付き合ってた元彼が伊坂幸太郎作品が好きで、お勧めされて何冊か読んだ記憶がある。でも本のタイトルも名前も全然思い出せない。面白かったなぁというぼんやりとした感覚だけ覚えていた。池袋のブックオフで本を探していた時にふと目に入ったランキング棚の確か12位くらいにこの本はあったと思う。「あー伊坂幸太郎だ、面白かった記憶あるし、ランクインしてるってことはやっぱ人気なんだ」と思って手に取った。  中身を読んでみると思ってたのと違うな?という気持ちになった。子供が主人公のお話だったからだ。なんだか中学生の時に読んでた重松清の作品を読んでいる気分。小学生が主役のお話が多いため、難しい言い回しはあまり出てこず、聞き馴染みのある慣用句が多く使われていた。どこか懐かしくて読む目は止まらなかった。  特に面白かったのはアンスポのお話。刃物や銃を持った不審者を倒してヒーローになるという話の流れはいかにもベタだが、同書の他のお話にはそんな物騒な内容がなかったため不意を突かれた気がした。それでいてスポーツが出来たり、頭が良かったり、いい教育者だったりと出来てる人間がたくさん出てきたお話で、まるでアベンジャーズを見ているようでハラハラドキドキ楽しめた。  全てのお話がつながっているわけではない。そんなのはベタだと伊坂さんも思っていたらしい。忘れかけていた感覚を取り戻せたような、やっぱり思い出せないような、そんな感覚にさせてくれた素敵な本でした。

    9
    投稿日: 2025.10.01
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    〜ができるようになった、という単純な成長ではなく、1人1人がある経験を通して自分のあり方が少し大人に近づいたような変容が見られる短編集でした。夏に読んだこともあり、夏休み明けの少し成長した子ども達の様子を覗き見したような感じで読みました。 大人を信用してもいいし、しなくてもいい。 僕はそうは思わない。反抗的に使うのではなく、価値観の違う人との意見交流の中で、自分の意思表示として使えたらいいな。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    先入観をテーマとしているためか、こういう展開になるんだろうなという予想と少し違ったように進むこともある。改めて自分の中でも「先入観」はあるものだなと感じた。 短編が5つあり、どれも小学生をメインに話が展開していく。 どの話も良かったのだが、個人的には非オプティマスに登場する久保先生の考え方が自分と似ている部分があり、親しみ深い作品。

    0
    投稿日: 2025.09.26
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    もし子供ができたら、道徳の教科書よりこっちを読ませたい 白黒はっきりつけるのが美徳とする価値観をひっくり返せればもっと世の中は生きやすいものになる 最後の電気屋さんのシーン最高、永遠を生きよう これからは伊坂幸太郎の本読んでなさそう、という京都弁を使おうと思う

    0
    投稿日: 2025.09.26
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    考察好きな方に特におすすめ 高学年の娘に贈れるかのチェックで読みましたが、どうなのだろう   読んでみて、内容的にはもちろん贈れるけれど、どこまで点と点が結ばれるものなのか… とりあえずまた今度にしようかな

    0
    投稿日: 2025.09.26
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    好きだな〜〜。胸がじんわり熱くなる。特に表題の「逆ソクラテス」。草壁が声を振り絞るところ普通に涙が出そうになった。思わずガッツポーズだよ。 「こういう奴いるよな〜」ってのは大人の方が実感しやすそうだけど、道徳的要素もあるし小学生の頃に読むのも良さそう。自分を大切にするとか、一歩踏み出してみるとか、正直さは結果大事とか、書き出してみるとペラっとして聞こえるかもなことがスッと胸に入ってくる素敵な短編集でした。 小学生がここまで深く考えるか?と思うけど、自分も当時は意外と色々悩んだりしてたのかもしれないな。 最近パズルと天気やマイクロスパイ・アンサンブルを読んで短編続きだったので、今度は久々に長編を読みたいな。

    0
    投稿日: 2025.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ○どこか懐かしさを感じながら、勇気をもらえる一冊  先生と子供たちの学校や日常生活を描いた作品。友達がいて、苦手な人がいて、学校行事があって。魅力的な先生もいれば、好感を持てない先生も登場する。とても懐かしい気分になりながら読んだ。特にいそけんや久保先生などの学校の先生が印象に残っている。私は、久保先生がとても好き。恋人が事故死するという悲劇を経験しながら、子供達に人生において大切なことを伝えている語りが素敵。  「人は、評判が大切」  「ルールがないことに対してどのように行動するかが大切」  日々、真面目に生きる人たちに特に響く言葉だろう。私も「ルールがないことに対してどのように行動するか」を意識して過ごしたいな。  また、爽快感も感じられるところもあった。「逆ソクラテス」で出てくるあんざいくんの言葉や子供を見下す担任の先生に対して先入観を覆そうと作戦を試みる姿、先入観を打ち破る姿は、読んでるこっちも気持ちよかった。  「僕はそうは思わない」  私もどこかで使ってみたい。  

    3
    投稿日: 2025.09.16
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    伊坂幸太郎さんの本は他に何冊か読んだが、作風が違っていてこんな作品も書くのかと驚いた。子供時代を回想した形で書かれていて、子供の目線や感覚で書かれているから読みやすいし、凝り固まった価値観をぶっ壊せ的な感覚が大人になったからこその共感を呼ぶ。読んでいてとても面白かった。子供時代にこの本に出会っていたらどんな感想を持ったのか。子供にも読んでもらいたい本だ。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    読んでいて、自分が小学生の時、中高生の時を思い出した。 何で決めつけんの?何か理不尽だ。主人公たちが感じたこと、自分も感じてた側だったのが、大人になってるし「あれ?私は大丈夫?そういうことしてない?」とハッとした。 どの短編も全てを描ききっているわけじゃないけど、モヤモヤする感じなく読めた。

    5
    投稿日: 2025.09.14
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    少し繋がりのある短編集 主人公の小学生が同級生や周囲のおとなを巻き込んで、悩んだり考えたり、少しだけ成長するお話 逆ソクラテスは「無知の知」の反対 どの物語もなるほど、と感じました

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「逆ソクラテス」題名から少し気になっていたので読んでみた。 小学生とその周りの人たちを描いた話。小学生時代と成長した後の話が入り混じる作品が多く、小学生たちが彼らの周りの人たちから受けた影響でどのような大人になっているのかがわかる面白い作品だった。 また、小学生たちも各々が考え、悩み、行動しており、その行動力は自分も見習わないといけないなと感じた。 私の一番のお気に入りは、やはり久保先生である。大人である彼自身も恋人の死に立ち向かい、そこで得た教訓を生徒たちにも伝えようとしている姿は、まさに立派な師であった。その後の騎士人のくだりがなくとも、非常に心に残る一幕だった。

    0
    投稿日: 2025.09.13
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    学校から社会と、伊坂さんらしいユーモアたっぷりの話でした。 やっぱり、繋がりと伏線回収がうまいです。

    7
    投稿日: 2025.09.13
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    読みやすい作品! 敵は先入観。 この言葉がまさにこの作品を表す一文だったと思う。 小学生時代に戻りたいなぁと、あのキラキラしていた、無邪気に毎日を過ごしていた日々を思い出させてくれるそんな作品。

    0
    投稿日: 2025.09.12
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    「1番の敵は先入観」 あいつは何もできない奴。と決めつけられるとできるものもできなくなる。 客観的に見たら、それはダメだよって思うけど、自分ももしかしたらしてないかな?ハッとさせられた。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    小学生を題材にした5つの短編が収録された本書。 不自由とまではいかずとも、自由なようで小さな世界にしか留まることができなかった、キラキラとしたあの日々を思い出させてくれる。そんな作品たちだった。 タイトルになっている『逆ソクラテス』も好きだけど、個人的には『スロウではない』が一番感情が揺さぶられたかも。嬉しくも切ないあのラストは、なんとも心に刺さる…。 特に伊坂さんらしさを感じたのは『アンスポーツマンライク』。文章でその場のスピード感を伝えられるのって、本当に天才だと思う。ワクワクハラハラさせてくれる、天才。 大人が読むと懐かしいあの頃に戻れるし、子供が読めば人生のバイブルになり得る。テレビゲームでいう『MOTHER』のような、素敵な短編集だった。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作の『逆ソクラテス』が一番好きでした 先入観って誰もが持ってしまいがちだけど、それが決めつけに繋がるのはモヤモヤするなぁと常日頃思っていたので、言葉にしてもらってスッキリ 『逆ワシントン』の謙介母のお掃除終わりの挨拶を真似したくなりました笑

    1
    投稿日: 2025.09.03
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    アンスポーツマンライクが1番好きだった。あんまり好みじゃない感じではあったが、すっと読めた気がする。幼い子供を主人公にするのは確かに難しそうだ…と考えてしまった。

    1
    投稿日: 2025.09.03
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    繋がっていて繋がっていないような不思議なオムニバス形式の本だった。 自分で繋がりを探りながら読めるところがいい。

    2
    投稿日: 2025.09.02
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    「敵は先入観」「僕はそうは思わない」 小学生に言われると妙に説得力があってストレートに響く。短編5編ともその世界にどぶんと入って、自分も小学生に戻り、そこから大人たちを見る感覚になる。面白かった。

    21
    投稿日: 2025.09.02
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    自分が持っている伊坂幸太郎のイメージが良い意味でガラッと変わった短編集でした。 あえて各物語をちょっとだけリンクさせたりさせなかったりするところも好き。 たまには肩の力を抜いて読めるこういった作品もありですね。

    2
    投稿日: 2025.09.01
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    私はそうは思わない 社会で穏便に生きていく上で、言わないほうがいい言葉。 大人になるほど、扱いが難しい言葉。 『人が試されることはだいたい、ルールブックに載っていない場面なんだ(p180)』

    0
    投稿日: 2025.09.01
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    ほっこり?すっきり? 表現が難しいですが、とても良い連作集でした。さすがは伊坂幸太郎。 いつもの伊坂節を期待しますが、なにせ少年が主人公なので、とても良い意味で裏切られます。もちろん一作一作単独でも楽しめますが、一度読んだら次に、一気読みしたくなります。(連作に登場する各人物、同じ名前が同一人物だとして、時系列順にも読んでみたい…) 磯憲と呼ばれる先生が随所に登場し、何やらモデルとなった方もいらっしゃるようですが、主人公たちよりも印象に残ります。そして作中、怒鳴る大人も数人登場しますが、彼等を反面教師として、感情にまかせて怒鳴る人生よりも、真面目に正直に落ち着いた人生を送りたいと思う次第です。

    2
    投稿日: 2025.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人生で出会う、特に小学生の時に教えられる暗黙のルールを綺麗事ではなく、合理的になぜダメなのかを教えてくれる作品でした。 いじめはだめ、悪いことをしたら正直にいうべき、そういった暗黙のルールを、性善説に基づく諭し方ではなく、そのルールを破ることで自分が人生で不利になることを合理的に示していました。 道を踏み外してしまいそうな子供、子供を導く大人に読んで欲しい作品だなと思いました。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生の時に読んでおきたかった 「アンスポーツマンライク」の終わり方が最初のアンスポーツマンライクファールの説明が最後に効く形で綺麗だった 「逆ワシントン」は小学生に限らず誰もが経験する様な良心との葛藤が書かれている 結局酷い目にあってしまうが認めてくれる人もいた 現実を見せられると同時に救いも見せてくれた 真面目さって大事だな

    2
    投稿日: 2025.08.23
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    現代の教育問題を子供の視点で伝えている感じのする作品でした。決めつけてしまうことの愚かさなど、子供の世界ぎ中心ですが、大人がたくさんのことを考えさせられました。短編集ということもあり、とても読みやすく、登場人物にも共感しやすい作品です。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    小学生が先入観に抗う物語の短編集  以下、公式のあらすじ ----------------------- 【2021年本屋大賞ノミネート作】 【第33回柴田錬三郎賞受賞作】  敵は、先入観。 世界をひっくり返せ!  伊坂幸太郎史上、最高の読後感。 デビュー20年目の真っ向勝負!  逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」 足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」 最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」 ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。 -----------------------  ・逆ソクラテス  特定の児童にマイナスの先入観を持つ教師  ・スロウではない  足が遅いというコンプレックスを持つ男女の児童がリレーの選手に選ばれてしまったお話  そして、前の学校で何かあったと思われる転校生  ・アンスポーツマンライク  小学校のミニバスの試合で惜しくも負けたチームメイトのその後  ・非オプティマス  無気力なのか侮られている教師、親の立場を笠に着る子供  同じ服を着続ける児童  ・逆ワシントン  嘘を付かないという事で得られる信頼   各話の共通点としえは、子供が主人公である事と、何等かの「思い込み」を覆す構造になっているところ  教師の言葉によって周囲も本人も「できないやつ」と思われる弊害 それに対する魔法の言葉 「僕はそうは思わない」 例え誰が何と言うが、それはあくまで主観であり、自分はそうは思わないという意思表示をする事で抗うことができる  同じ服を着続ける子 キラキラネームをつけるような親 という状況から察してしまう思い込み  犯罪者の属性で思い浮かべる背景  虐待が疑われる子  創作された物語ではテンプレート的な伏線として描かれがちだけれども 結局は思い込みの一部でしかない    一番印象に残ったのは、いじめている相手に対する対抗策 -- 「もし、わたしがいじめられたら、いじめてきた相手のことは絶対に忘れないからね。で、その子が大人になって成功したら、満を持して、発表すると思う。あの人は、小学生の頃、わたしをいじめていましたよ、って。そのためにも、何をされたのかはしっかり覚えておいて、効果的にその話を伝えるね。その人が成功すればするほど、ダメージは大きいでしょ。そうじゃなくても、その子に恋人ができたら、その恋人にそれとなく伝えるかも。『あの人、小学生の頃にわたしにこんな嫌がらせをしてくるアイディアマンだったんですよ、素敵ですよね』って」 --  これは現在でもリアルに行われているだけに、かなりの威力があると思う 実際に暴露するかどうかは別にして、正に今いじめられている子の気持ちを少しでも前向きにする事ができるかもしれない ネガティブな感情ではあるけれども、現状をただ受け入れて耐えるしかないよりも、将来を見据えて少しで希望が持てるならそれはそれでいいと思う そしていじめている側に対する牽制にもなるしね  まぁ、いじめられている本人としては、将来よりも、今いじめられている事が問題なのだろうけどね  あとがきでも書かれてあるけど、「磯憲」を各話の共通項にできたと思うけれども、敢えてそうしなかったようだ 個人的にはそれぞれの話に繋がりが合った方が好みではある

    6
    投稿日: 2025.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先入観、思い込み、決めつけ。 子どものころ、そういうものに支配されていたことを思い出して腹立つと同時に、自分も今そういうものを振りかざしていないか?と困惑と反省と自己嫌悪で情緒不安定! でも読み応えありでおもしろかった。 【逆ソクラテス】 私が草壁くんだったら、そんなことするのやめてくれよ…って思っちゃうのは、もう大人だから? 実際小学生くらいで「僕はそうは思わない」って先入観を翻せるのって強すぎると思う。 【スロウではない】 小学生ころまでは男女ともに運動出来るかどうかで明らかにヒエラルキーあるよね…つらい記憶が蘇りかけた。 「未来のお前は笑っている」っていいよね。 【非オプティマス】 個人的にこの話がいちばん響いた… 「相手によって態度を変えることほど、恰好悪いことはない」 「その立派さが評判を作る。評判が君たちを助けてくれる」 子どもの頃はなかなかわからないことかもしれないけれど、大人になるとよーく分かるよ… 信用は崩すのは簡単だけど、再構築するのはとても大変。(今まさに大いに実感している) 人と人はどこで繋がるかわからない。 【アンスポーツマンライク】 急にちょっとファンタジーになった!?と驚き でも「一歩が踏み出せない」ってわかる。わかるよ。 最後の報われないかもだけど、ちょっと報われるようなオチがすごく好き。 【逆ワシントン】 「真面目で約束を守る人間が勝つんだよ」 「ちゃんと謝るも大事でしょ。悪いことをしたら謝る、って意外にできないから」 そう、謝られたことないこと多い(白目) 自分の非を認めるって、すごく気力いる。「だって」と言い訳を探したり、人のせいにしたくなるから。私も他責思考が強いからよくわかる。 きちんと謝るって、そんな違うもののせいにしたい自分を抑えつけるからか、エネルギーめちゃくちゃ使うのかもしれない。気持ちが疲れるよね。でも正しさを受け入れて自分の非を正直に認めるのは大事なことだと思う。 メモ:伊坂幸太郎2冊目(小説1冊・エッセイ1冊)

    7
    投稿日: 2025.08.21
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    派手さはないけれど、読後感の良い話ばかりでした。 年齢にかかわらず、先入観、決めつけは人類の大きな敵かも知れませんね。 なんとなくタイトルに惹かれての初伊坂さん作品でしたので、これから色々他の作品も読んでみようと思います。

    3
    投稿日: 2025.08.20
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    うわぁ〜!!すごく良い一冊に出逢えた!! 自分の子供時代にあまりいい思い出がないせいか、子供が主人公のお話があまり得意ではなくて、前情報なく読み始めて「あ、これ子供が主人公か…失敗した…」と思ったがこれは面白い!! 大人が子供時代を回想する、という展開が基本になっているので、そこまで拒否反応もなく読み進められたし、そもそもどの話もハズレなく面白い。 最後の逆ワシントンではうるっとくるシーンもあって、これは色々な人に読んで欲しい。 そして面白いだけじゃなくて、この本の中には小さな「赦し」が込められているように感じて、読み終わったあとすごく心が軽くなった。

    3
    投稿日: 2025.08.19
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    短編集のどの話も読みやすく面白くて好き。 子どもたちの頑張る姿に元気と勇気をもらった。 「僕はそうは思わない」 先生に決めつけられることが多かった私が、この言葉を持ってたらよかった。

    5
    投稿日: 2025.08.15
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    読みやすかったけど、よく出来すぎてる非日常って感じがしたかもです。 ほぼ初めて読んだ伊坂幸太郎がこれじゃない方が良かったのかもと後書読んで思いました

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    言葉にならない、したくない気持ち、もどかしさを掬って、言葉で救おうとしてくれている気がした。 救われた。 やっぱり伊坂幸太郎が好きだ。 「自分は、そうは、思わない」 「お願いします、ドン・コルレオーネ」 「可哀想に」 「真面目にちゃんと謝れて約束を守る人」

    2
    投稿日: 2025.08.13
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    小学生視点の話は使われる言葉や経験が大人とは違ったものがある。自分の過去と照らし合わせて、似た経験したなとかこんなこと言ってくれる大人がいたら今とは違う考え方をしていたかもなと感じた。

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    文庫本はおそらくすべて読了しましたが これが一番好きです ゴッドファーザーを観かえしたくなりました

    3
    投稿日: 2025.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂さんが好きなので購入。 ゆるい感じなのに痛いとこをつく感じ。 さすがの会話劇。面白い。 逆ソクラテス、自分はなっていないだろうか。 先入観、決めつけ、何でも知ってる感。 非オプティマス、世を忍ぶ仮の姿。 日々の一つ一つの行動が周囲の評判に繋がる… アンスポ、結果からの決めつけではなく、 原因を知ってこそ本質がわかる。 逆ワシントン、これが一番好き。 お母さんのイジメ撃退法が斬新だし、熱い。 正直者は割を食うけど、正直にいたい。 意外とすぐに読み終わってしまった。 定期的にまた読みたいと思える本だった。 ギャンブルではなく、チャレンジっていう 考え方も好き。

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    読んだのは割と前。 感想を読みながら思い出し感想。 人生の指針となる思考や気づきを 与えてくれる。 学生の時に読めてたらなぁ…と。

    8
    投稿日: 2025.08.03
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    ・逆ソクラテスでは自分も気付かぬうちに先入観感をもっているのではないかと疑ういいキッカケになった。 ・非オプティマスでは久保先生の評判の話が印象に残った。正直に話すことで評判も良くなるはず。 ・アンスポーツマンライクの話が1番好きだった。 何か間違いを犯した人を糾弾すればいいとは限らないことをアンスポーツマンライクファウルという例えにして表現していたのが素敵だった。 話としても少年時代ミニバスの伏線を大人になった5人が犯人を捕まえる様子を通して回収されているのが良かった。 ・逆ワシントンでは正直に話すことの大切さを説かれたが、現実には中々に難しいこともある。 誰かに対してとった言動が後々のお守りになるかもしれないということを再認識できた。 ラストのテレビのシーンの編を跨いだ伏線回収も見事だった。 最後の店員は勝手にチームメイトの誰かかと思っていたが、犯人だという考察もあるのか。

    0
    投稿日: 2025.08.01
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    子供を中心にした5編の短編集だったけど、面白かったし、課題図書にしてもいいくらい内容も良かった。 各編で、名前が出てこない登場人物(お父さんやお母さんとか)のキャラが立ってて、「なんでかな?」って思ってるうちに読み終わってしまった。 伊坂さん、いろいろ仕込んでいるの、後から気付いて読み返しても、なかなかの難問で答えは書いてないし、さらに面白かったです。

    44
    投稿日: 2025.07.31
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    短編だが、繋がっているところもあって面白い、そして読みやすい! 磯憲みたいな先生いいなぁ〜! 「流れが変わると信じたらやってみろ!それはギャンブルじゃなくてチャレンジだ!自分の人生でチャレンジするのは自分の権利だよ!」というセリフがステキすぎる!

    1
    投稿日: 2025.07.31
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    アラサーになってから読書を始めて、最初に手に取ったのがこの作品でした。 小学生のころの記憶が蘇るような体験と、大人でも答えを出しきれないような問いに、小学生たちが自分なりの答えを提示していく。その新鮮さに、とても感動しました。 特に「逆ワシントン」のラストの伏線回収が印象的で、得も言われぬ満足感に浸ることができました。 幼い頃、日常の中にあるズレや違和感に敏感だった人に、ぜひ読んでほしい一冊です。

    3
    投稿日: 2025.07.29