
総合評価
(125件)| 18 | ||
| 28 | ||
| 57 | ||
| 7 | ||
| 8 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勉強して疲れたな〜と、気分転換にこの本を読み始めてみれば、余計に頭が痛くなった笑 グロ表現に定評のある著者なので、短編集とはいえ、初っ端から交通事故で手足に損傷ができたりと、相変わらず表現が強い笑 翌日、疲労のない状態で改めて読み進めるも、何かしら問題のある人間が話のどこかで登場し、暴力とグロ表現が続き、短編として落ちがつくの繰り返しだが、読んでいて面白みよりも疲労が勝った。 仔猫と天然ガスや、恐怖症召還など、ファンタジー要素だろうが意味の分からないものもあり。 倅解体や定年忌は皮肉や理想が詰まっていて良かった。 ●他人事 ●倅解体 ●たったひとくちで…… ●おふくろと歯車 ●仔猫と天然ガス ●定年忌 ●恐怖症召還 ●伝書猫 ●しょっぱいBBQ ●れざれはおそろしい ●クレイジーハニー ●ダーウィンとべとなむの西瓜 ●人間失格 ●虎の肉球は消音器
16投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好きな作家がおすすめしていたので、購入。 読み始めて、学生の時に読んだ「独白するユニバーサル横メルカトル」の作者だとすぐわかって、色々思い出した。 表題作の『他人事』は、相手が夫婦に恨みを持ってわけでもない全くの赤の他人が全く助けてくれない話。恨みもないのにこんな対応をされると、死んでも死にきれない。 『仔猫と天然ガス』が1番グロく、圧倒的暴力。何でここまでされるのか、何でここまでできるのかわからず、ただ先を読みたくないという気持ちになった。 『定年忌』は設定がおもしろかった。めでたい日はずがこんな目にあるような世の中は嫌だ。 カニバリズム描写あり。 まだ自分がしっかり定まっていないとかなり影響を受けそうなぐらいグロい。
1投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログいろんな方がトラウマ本として紹介されており、 Amazonで本作を衝動買いした。 確かにこれは、色んな意味で凄い作品だ。 人間の中にある醜さや汚さ、恐怖など、 闇の部分を見事な表現で描いている。 僕好きだった作品は、以下の3つ。 ・仔猫と天然ガス ・れざれはおそろしい ・人間失格 特に、「仔猫と天然ガス」は、 何の脈絡もない不条理さがたまらない。 一見、ただの残虐な作品かと思われるが、 これが最も現実世界と重なるものであり、 表現による救済があると感じる。 目を背きたくなる現実。 理由や根拠がない、非理性的な行動。 自分の努力や忍耐ではどうにもならない状況。 日常を生きていたら大なり小なり、 こんなことは幾らでもある。 しかし、作品の世界では登場人物に、 何かしらの意味を持たせて読者を共感させる。 勧善懲悪を避けるため、犯人役や悪役でさえも 明瞭にバックボーンを描き、行動に意味付けを行う。 イジメた奴も、家庭環境が悪くて可哀想な子だった。だからしょうがなかったんです〜。的な。 最近のトレンドなのかもしれない。 現実世界はより不明瞭で曖昧、 白とも黒ともつけられないグレーな世界なのに。 だからこそ本作は、 痛快に現実を代弁しているかの如く表現された作品で読んでいて楽しかった。
9投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログおもしろいホラーを読みたくて購入した。 星新一のような日常から離れた短編が多数収録されており、テンポよく読むことができる。 ホラーミステリー要素のある作品もあるが、胸の悪くなるような話や理不尽さだけが際立つ話も多く、小説として純粋に楽しめない作品も少なくなかった。
2投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ心が健康な時にしか読めない(称賛してる) 手元に置いておくのも嫌なくらい(称賛してる) 日常生活では到底思いつかないほど、どんな想像力や思考があればこんなことが書けるのかと思うくらいのサイコ
1投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ人の暗部を描くのが上手い作家さんだと思う。奈落の底というか、そっち側を見たことがないと書けないんじゃないか。そういう表現が多い。お気に入りのエピソードは、他人事、たったひとくちで…、定年忌、しょっぱいBBQ、クレイジーハニー。
1投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ短編集。どの作品も破壊力抜群。なかでも『人間失格』は自分が読んできたなかで最高の作品です。何度も読み返してる、朱玉の逸品。鬼畜の極北。 毎度数冊並行読みしてますが、『アルプスの少女 ハイジ』読みながら平山ワールド拾い読み。そして「ババヤガ』。全部に感動している自分って。
2投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまりにも理不尽でグロテスクで恐ろしく、読後は何日も引きずってしまうようなそんな一冊でした。 正直、自分のメンタルがの調子がいい時ではない限り読めない内容ばかりで読了するのにかなり時間がかかり、一度本を閉じるとまた開くのにも勇気がいるほどでした。 それでも怖いもの見たさでなんとか読了。 とくに「仔猫と天然ガス」の圧倒的理不尽さと後味の悪さはかなり引きずり 「定年忌」は自業自得な感じもありつつ、なんとも言えない悲しさが残り 「恐怖症召喚」は割とハッピーエンドよりの終わり方で良かったとホッとしつつ 「伝書猫」と「れざれは恐ろしい」は現実世界でも有り得そうな恐ろしさが 「クレイジーハニー」はSFのような世界観でハラハラしたりと一話一話、本当に色んな感情が刺激されました。 好奇心旺盛で怖いもの知らずの方におすすめの一冊です。
1投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログとんでもない悪意のあるアイデア、思いついてはいけない事のオンパレードに感じるグロテスクな表現満載の短編集なんだけど、無慈悲で残酷、悲惨な世界に限界のユーモアを感じてしまう。ひ、酷いなあ…ははは…って笑ったまんま笑顔が張り付いて、あけっぱなしの口が乾いて口臭が強くなる…そんな読後感で楽しかった。……パン!(死んだ)
0投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログ初めて読む作家さん。とにかくグロい描写でした。超短編なのにこれだけエグいのは、ある意味凄い。でも、また読みたいとは思いません。
2投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログホラーやん。 理不尽の中にも理解出来るものとできないものがあるけど、仔猫と天然ガスはあまりにも理解できなくて終始?だった。
1投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログオチは無い。目を背けたくなる程の暴力の数々。 ホラーなのか…? 描写が生々しく、胸糞が悪くて読み終わるのに時間がかかった。 「子猫と天然ガス」はただ一方的に嬲られる女性の話。 「おふくろと歯車」は虐待を受けている少女と同級生の少年の話なのだが、美しい2人だけの世界が描かれている。1番好きな話でこれのみなら星5をつけたい。 読んだ後は不快感しか無かったが、しばらく経つとその気持ち悪さが癖になるかも…?
1投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログほんとに1番好きな作品で、何回も読んじゃう。 この作品がキッカケで平山夢明が好きになりました。 表題作の「他人事」、死にたい人間が生きたい人間を助けるわけがないよなぁ、と 「仔猫と天然ガス」が1番好きで、ファニーゲームみたいな理不尽でどうしようもない感じが最高。 この作品好きな人絶対ファニーゲーム好きだろ❓
4投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログやはり、グロい! しかし!やはり、淡々としてる! こんなグロいこと、エグいことしてんのに!なってんのに! 何か、ごく日常のことのような文体で進んでいくと、 手千切れたり、 首飛んだりって、 良くあることやん!って思えてくる! (ない!ない!) 体溶けたり、 頭踏み潰したりもあったかな? まっ!色々あるわ!人生は! 何か、書いてること変な気もするけど、作品もそんな感じってことで!(^◇^;) まだまだ、エグい事のオンパレードやから、書くのやめとこ! 狂ってまうな! 世界観というか、何というか、分からんけど… ゲロゲロ(꒪ཀ꒪) 「クレイジーハニー」結構好き!! こんなに怖いこと起こってんのに! こんなにめちゃくちゃなってんのに! ♪このごろはやりぃのおんなのこおぅ、おしりぃのちぃさなおんはなのこほぉぅ♪ で中和されとる…何やねん!これは^^; オチが「かわるわよ〜♪」 *************** 「フォールガイ」 観て来た! テレビドラマの映画化やねんな。 スタントマンの話。 痛い! 怖い! 辛い! って感じ。 主役の代わりに危険なとこを代わりにするんやけど、キツいな。 こんなの一歩間違えたら、ジ・エンドやん。 しかし、スタントマンなしで、やってるトムクルーズさん尊敬するわ! この映画には、出てないけど(^◇^;) この映画は、スタントマン何人も使ってるけど。 多少のひねりは、あるけど、毎度のスキッとする映画なんで、何も考えんと楽しむことやな。 エンドロールは、ジャッキチェンばりのNG集で終わる。NG集、結構好き♡
97投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ賛否両論の平山作品、短編集 グロいし、暴力描写が生めかしい それでも、「他人事」「倅解体」「たったひとくちで…」等の 状況と噛み合わない会話から、際立つ不条理 ぐっと堪えてラストまで読んだ挙句、また一段落とされる恐怖感 小説なんですよ、創作なんですよ ほんとにこんな世界はどんな世界よって、怖い物見たさ それとは、別件で「クレイジーハニー」の ♪おしりぃのちぃさなおんなのこほおう♪ っていう言葉の感性は好きなのよね
81投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログお下がり本 だめでした、、途中で読めなくなってしまいました 怖すぎた 「仔猫と天然ガス」が特にダメージ大 でも、戦争が起きている所は現実に残酷な事が起きてるんだと 本当にニンゲンが1番怖いです
80投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログ面白い話とあまり好みではない話が玉石混交でした。できるだけグロくて後味の悪いやつが読みたいなあと手に取りましたが、あまりにも理不尽な話が多くてもはやちょっと笑えます。 以下いくつかあらすじです。 他人事 事故をして車の下敷きになった主人公と妻は愛する子供の泣き声を聞き、近くにいた男に協力を求めるが…。 表題になっていてこの話が読みたかったのですが、理不尽すぎる。理不尽な暴力には何か理由があったらいいな、特に主人公に何か非があったらいいなと思わされます。 たったひとくちで 娘さんを誘拐したと言う男がある日突然現れた。狼狽える主人公は、この料理を食べろという男に無理やりシチューを食べさせられる。また同じように帰宅した料理評論家の旦那もシチューを食べさせられるが…。 これまた理不尽。しかも絶妙に謎が残る感じで好みでした。ただやはり短編集なのでもう少ししっかり読みたいと思ってる間に終わるのでちょっとだけ残念。 定年忌 定年を過ぎた人間には人権が保障されない、そんなぶっ飛んだ世界線で主人公は今日定年を迎える。 はじめに定年を迎える場面で始まり、いきなり始まる暴力に慄きました。うわ、痛そう。そう思ってる間にどんどん場面が進み、仲間も見つかったりしますが最初から最後までぶっ飛んだ設定が見事に活きる物語でした。 人間失格 自殺の名所の橋、そんな橋の上で出会った男女は今日死にたいのだとお互い主張し合うが…。 ラスト前で突然しっとりとした感動もの。ちょっとだけ違和感のある展開でしたが、そこがまさかの伏線。名著の名を冠しただけある胸糞悪くなる話でした。 最初から最後まで重苦しい空気が流れる本でした。設定も難しかったり、そもそもグロかったりする話ばかりなのにテンポ感が凄まじく、なんならもうちょっと読ましてほしい、もう少し説明してて思ってるとあっという間に読み終わりました。あとは、どの話も場面が目に浮かぶようでした。暴力がドスッとか、ボカッという安易な感じではなく、9分の8殺しだの氷を引く感触だのきちんと表現されていてよりわかりやすくなってしまい、うわ、痛そうだと思わされました。
5投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログ不条理な恐怖と報われない結末が詰まった14篇の短編集。 表題作の「他人事」では事故で身動きが取れない夫婦が助けを求め、それを間近で見てる男との会話が続いていくが何とも諦めのような対応に絶望する。バットエンドのみの小説も興味がそそられて仕方がなくなる。とても魔力のある短編集でした。
3投稿日: 2024.06.04
powered by ブクログ胸糞悪いのに、謎のカタルシスが得られる短編集。こういう理不尽を待ってた!と何故か言いたくなってしまう。
1投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログなぜだろう 胸糞悪くなる物語多数で読み切るには 頑張りが必要… 映画ならばファニーゲームみたいな理不尽さ 読み切るまでに一年くらいは放置しました…
3投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログ表題作を含む14編の短編集。 そのどれもに何とも言い難い恐ろしさが潜んでいる。あり得ないのだけど、すぐ側にあるような…。 お薦めは「たったひとくちで……」と「れざれはおそろしい」です。
9投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ特に初めのほうの数編は読んでいくうちに気分が悪くなってくる。それ以外も露悪的で、救いもなく、嫌悪感ばかりが残る。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2023年8月13日読了 平山節を堪能した。 平山先生らしい、誰もが普段目を背けているか、敢えて気付かないふりをしているうちに忘れてしまっている「悪意」をがっつり掴んであらかた掘り起こし、綺麗に装丁してスポットライトを当てました、というような素敵に悪趣味な作品たち。 SF、グロ、ホラー、コミック原作的、昭和のドラマ的等々、バラエティに富んだ設定等で飽きさせない。 他人事 ⭐︎⭐︎⭐︎ …ひどく嫌なものを見てしまった思い。極限状態ですがるほかないのに、居合わせたその男はあまりに常識と乖離した対応しかしてくれず、得体が知れず気持ち悪い。病人か人を傷めつけて歓ぶ性癖かと思ったら、その理由は想像を超えてきた。 短編集の方向性を端的に示すスタートに相応しいキャッチーな衝撃作品。 倅解体 ⭐︎⭐︎ …暴力的な引きこもりの息子より怖いのはこいつだった。 たったひとくちで ⭐︎ …うみがめのスープ的な、といえばもうネタバレになってしまう。オチが弱い。それにしても、生きてて良かった。 おふくろと歯車 ⭐︎⭐︎⭐︎ …ゾンビ側の視点。そこまで書くかと言いたくなるほどのグロ描写も、チープな映像を想像してしまったら耐えられた。 仔猫と天然ガス ⭐︎⭐︎ …理不尽な暴力の恐怖。形を変えてやろうか。言葉でアクションを表現することの難しさを思う。 定年忌 ⭐︎⭐︎⭐︎ …いずれ現実にありそうな話。藤子F不二雄の短編的な。とはいえ、介護保険料を始め福祉の費用は嵩んでいくものの、総人口は減ってるので、まだ労働力が期待できる人的資材に対してこの仕打ちはリアリティに乏しいか。まあ、リアリティが必要かはさておき。 恐怖症召喚 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ …dinner のような世界観。主人公の力に関するオチは予想できたが、おもちゃ箱のような人物たちにわくわくした。 伝書猫 ⭐︎⭐︎⭐︎ …目に見える世界が正しいとは限らない。 しょっぱいBBQ ⭐︎⭐︎ …理不尽な暴力が最も弱い者に向かう絶望。 れざれはおそろしい ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ …最も印象に残った作品。オリエント急行殺人事件方式+主客逆転、の発想が見事。 クレイジーハニー ⭐︎⭐︎ …デスゲーム。軍用慰安アンドロイドによる殺戮は攻殻機動隊のイノセントを彷彿とさせた。 ダーウィンとべとなむの西瓜 ⭐︎⭐︎⭐︎ …死刑執行人の苦悩。リアルな手触り。不意に人の生き死にに関与してしまうという恐怖。 人間失格 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ …自殺志願者と救助者のやり取り。今そこにある絶望より、一瞬の希望を垣間見た後のほうが、より漆黒。「笑う山崎」を思い出した。やり切れなさに痺れる。 虎の肉球は消音器 ⭐︎⭐︎⭐︎ …頭の悪い、だが憎めない野郎達の青春譚のような悲劇。どこか味わい深い。 解説が富樫先生なのも嬉しい。 僕も、平山先生の作品をあまり読まれない世の中(≒小説以上に悲惨な世界)は、嫌だと素直にそう思う。
0投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
グロ・暴力・屍体。もう清々しいくらいに真っ黒な一冊。間違っても人には薦められない。 切れ味鋭く無駄な描写のない展開。この本を面白いと思ってしまった自分は頭がおかしいのかと疑ってしまう14の短編集。 ■他人事:開幕早々この話でやられた。崖からの自動車転落事故。他人にお願いをするときは、それなりの態度が必要。 ■倅解体:これまたやられた。解体ってタイトルからして...やむ無しの事情は分かる。 ■たったひとくちで:誘拐犯と料理人と評論家。誘拐にもいろんな動機がある。 ■おふくろと歯車:クソ親成敗 ■仔猫と天然ガス:老女とプロレス。理不尽の押し付け。あっけない幕切れが逆にすごい。 ■定年忌:筒井康隆先生の話っぽい感じ。定年退職者への御礼参り。 ■恐怖症召還:これは印象薄い。 ■伝書猫:チサとサチって分かりづらい。オカルトチック。 ■しょっぱいBBQ:他人の屍体より私のバーベキュー。 ■れざれはおそろしい:こんな学校はイヤだ。 ■クレイジーハニー:まさかのSFテイスト。消毒って単語でお察し。こんなキューティーハニーはイヤだ。そして誰もいなくなった。 ■ダーウィンとべとなむの西瓜:ダーウィン賞に不覚にも笑う。飲み込んだ携帯電話が大腸の刺激でリダイヤルし続ける状況って。 ■人間失格:自殺の名所で自殺志願者の若い男女が出会う。まさかの恋愛モノ?と思うと...。これまた秀逸。 ■虎の肉球は消音器:自動車工場のプレス機が登場するってところでお察し。一寸先は闇。
0投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ14の短編からなる今作品。 表紙のビジュアルもさることながら、内容も最悪で最高でした。 『倅解体』『たったひとくちで......』『伝書猫』が好きでしたね。 倅解体は物騒な会話の中に突然現れる「お茶。なににします。」という間の抜けたセリフがいい味を出していましたね。まるで何事も感じていないかのような日常的であるような...そんな会話がこの作品の気味悪さを一層感じられるようでした。 あとSFチックな『恐怖症召喚』『クレイジーハニー』もおもしろかったです。 道端の石ころを蹴飛ばすようなそんななんてことない行動のように描いてるもんだから、とにかく不快。理由があった方がまだ救われる。 とにかく気持ち悪い気分になれます笑
1投稿日: 2023.04.25
powered by ブクログ最初から最後まで気分の悪くなる話ばっかりでこの手の小説を探している方にとってはまさにピッタリと言える作品だろう!!
1投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログはあ、、、最初から最後まで気持ち悪くて鬱 他人事、まさに他人事。 まあ他人だし、とピシャッと線を引かれているあの感じ。 オチがないのが本当に怖い 読んでてあ〜伏線だったのね〜とか全くなく急に終わる こわすぎる 想像しずらい描写が多かったから漫画とかドラマとかで見てみたい。
0投稿日: 2023.03.23
powered by ブクログ人の黒い部分が見えた気がする短編集。 タイトルにもなっている他人事、面白かった。 グロい所もあるが、それがまたいい。
1投稿日: 2023.03.23
powered by ブクログ大好きな本です!とてもグロテスクで、鬱。 短編集ですが、一話一話が重く難解に感じました。とても短いため、暴力描写や胸糞悪い話に慣れている方はスラスラと読むことができると思います。最後はどうなるの!?と、気になってページをめくる手が止まらないです。 また最初から記憶を消して読みたいです。 読了後の、なんとも言えない気持ち。初めて読んだ時はかなり引きずりました。しかしグロテスクなものは癖になります。冨樫先生が解説を書いています!
0投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログとにかく狂気的。鬱すぎる読後感。 短編はどれも読みやすく、面白かった! 日常ではありえないくらい恐ろしい人間たち。 「他人事」だから楽しく読める狂気。 ぞわっとする内容ばかりでおすすめ。 そして解説が富樫さん。
0投稿日: 2023.02.09
powered by ブクログ読みにくいものもあったが、短編だからこそ読解力が必要であると思った。 人の暗い部分を上手く表現されていた。
0投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログ映画のスプラッターは苦手だけど、文章ならギリギリOK。 それでも、読みながら目を背けてしまう。 だけど、たまらなく魅力的。 切なすぎる悲しい物語。
2投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログさすが平山夢明としか言えない。 なんとも気味が悪く、後味も悪い不気味な作品。 この作風は平山夢明さんにしか書けないと思う。 気味が悪いけど、もう一度読みたいと思う作品。
0投稿日: 2022.12.08
powered by ブクログショートショートと言っても差し支えない長さで、スキマ時間にもサクッと読める短編集。 …しかし、1粒1粒の「毒」が強いので、一気読みは非推奨である。まさに、悪夢の詰め合わせ。 漫画家の冨樫義博さんが解説を書かれているのだが、以下の一節には強く頷かされた。 “無意味で何の合理的な説明もつかない不条理な恐怖というのは、描けそうで描けないもの” 本当にその通りだと思う。 「ストーリー」には「辻褄が合うこと」が求められることが基本だと思うし、私自身、そういった作品を好んで読むことが多い。 残酷残虐で恐ろしい物語であっても、伏線が回収されていくと心地良さを感じる。 「犯行」には理由があるべきだし、理由なき犯行であってもその根底には「犯人」の人格形成に多大な影響を及ぼした過去があるべきだと思う。 …というのは「ミステリー」について思うことで、「ホラー」についてはそうとは限らない。 理由や原因がわからないものほど、怖い。 やはり人は、「説明のつかないもの」にこそ恐怖を感じるのかもしれない。 そういった意味で、この作品はまさに「ホラー」。 「何でこんなことするの!?」「この人達これからどうするの!?」そんな読者の思いは一切解決されない、不条理な恐怖。 イヤーな読後感を味わいたい人には、ぜひオススメしたい1冊!
0投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログ経済学では人間はあたかも合理的に行動するものとして語られますが、実際は理由もなく合理的でも無い行動をする生き物が人間です。 そんな世の中の不条理や理不尽極まりない出来事を淡々と見せてくれるのが本書です。本書の帯には 「狂気と悪夢の世界へようこそ」絶望。孤独。憎悪。とっておきの”非日常”をあなたに とあります。 犯罪心理学を学ぶと、世の中にはある一定の確率で、他人の感情を理解できない人や自分の欲求を満たすためにどんな手段であれ実行してしまう人がいることがわかる。 思いやりや助け合うという気持ちを普通に持ち合わせている人には理解し難い世界を覗いてみたい人は本書を手に取ってみてください。 日常では、そんな人達には近づかないように注意深く生きていくに限ります。読書の世界でも平和に過ごしたい人は決して本書には近づかないでください。 火傷しますよ〜〜。
5投稿日: 2021.12.29
powered by ブクログ結構わけわかりそうでわけわからないぐちゃぐちゃな感じで、混沌だけど憎悪とか悪意とかはハッキリ見えるみたいだと思いました
1投稿日: 2021.12.04
powered by ブクログ冨樫が帯書いてたので買って読みましたが、うげえ!と思いながら最後まで一気に読んだ。高校生には胸糞すぎて、トラウマレベル。後年、ふとしたきっかけで人と今作の話になること三度。みんなのトラウマ。
5投稿日: 2021.09.29
powered by ブクログ一つ一つはすごく短いけどパンチのある短編集 すごい!グロい!救われない! こういうのを読みたくなる気分ってあるよね… 酷い暴力だとか理不尽だとか可哀想だとか色々思うけど めちゃくちゃ退屈してるときとかちょっとストレス溜まってる時とかは こういうのを読むとスッキリする いつも通りの読書なつもりで読んでると 予想以上のバイオレンスに軽く酔いそうになる それぞれ色んな方向性で殴られる感覚なのでそういう意味でも酔うかも 楽しいけど体力使っちゃって短編集なのにイッキ読みできないので✩3 もっと他の作品も読んで修行してきます!
4投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ3.4 衝撃的だった東京伝説、何とも言えない後味の悪さのデブを捨てに。本作も含めて読み手によっては残酷なだけの作品に感じるかもしれないが、どの作品も全く予想がつかない展開と結末が待っていてそれが面白い。発想も独特で楽しめた。個人的にはたったひとくちで、定年忌、人間失格が平山作品の中でもオチがあるタイプの話で好み。
3投稿日: 2021.07.27
powered by ブクログオチもなければ意味もないようなそこにある恐怖。読者に対し、だからどうしたと恐怖が問いかけてくる声が聞こえた気がした。この後味の悪さこそ、平山夢明のホラーの骨頂だと思うのだ。
4投稿日: 2021.05.09
powered by ブクロググロかったけどスラスラ読めた。 生きることを諦めた人って残酷で恐ろしいなと思った。 非現実的すぎたし、内容も??ってなることが多くて、あまり深めれんかったのが残念。 "れざれはおそろしい"は割と好きな方。
1投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログブラック掌編集。 不条理なものや理解を超えたものも掌編くらいの短さならスッと入っていくから不思議。胸くそ悪さもさらっと読み終えてまた違う話に没入させてくれるってのはあるかな。連作になってないから前作を引きずらないってのもあるかな。とか言いつつ結局一気読みしちゃいました。 解説でも書かれてたけど長編で読んでみたいものもチラホラ。 解説は漫画家の冨樫義博。仙水忍が好きそうな話!笑
2投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ『仔猫と天然ガス』 落ちもなにもなくひたすらに暴力と殺戮。 読んでいるときは何これ、中身ないわと思っていたがフィクションとしてふりきれている感じは純度の高いエンタメ作品ともとれる。発想や素直さがずば抜けているなぁという印象。 14編のうち気に入ったのは ・恐怖症召還 ・れざれはおそろしい 次点で ・他人事 ・仔猫と天然ガス ・定年忌
4投稿日: 2020.12.27
powered by ブクログ文芸作品にもZ指定付くのでは無いかと心配になるこちらの作品。再読だが、期待を裏切らないセットリストだ。ここまでオチに期待をせずにただただ文章を目で追う楽しみを満喫させてくれる作品が他にあるだろうか。最高にバイオレンス&クレイジーな暗黒書物だ。 私は、誰もが知ってる留守電サービスの女性の声を「不感症女」呼ばわりし、誰かの粗相に対して「校長先生の咳払いのような屁だなぁ」と思った事は無い。最高すぎるだろう。 もう上げればキリのないゾクゾクするユーモアに虜です。不気味で仕方の無いキャッチボールできてる様で全く脈略の無い会話は、「彼等はちょっと旧式のサイボーグです。もしくはちょっと人間らしいSiriです」と言ってくれれば納得しそうな程の違和感。 終始様子のおかしい世界観が殆どですが、唯一人間らしい会話を覗かせる「人間失格」。この鳥肌狂気をコメディと化した手法に驚いた。 「おふくろと歯車」 SFなのだが、クレイジーベースが当たり前になってしまい普通にウルっとしてしまった自分が心配になる。人間の時が止まってから無になるまで猶予があったとしたら、私は腐りゆく身体で何を思うどう行動するのだろう。 あまりスポットが当たっていない作品を振り返ってみたが、誇張抜きでどれも平山夢明の脳内に恐れおののく作品集だ。人にオススメできない不動のチャンピオン本ですが、色んな方にこの世界観を味わっていただきたい。訴えられるかもしれないが。 「平山さんの作品が爆発的に売れて、どんどん楽しんで読まれるようになったら、それはむしろ平和な世の中」解説の冨樫義博大先生のおっしゃる通り、「残酷な非現実」を楽しむ事は、それが平和を信じて疑わない証なのかもしれない。
79投稿日: 2020.12.18
powered by ブクログザ・残酷短編集。 ダイナーに続け!と手に取った平山夢明作品だったが、どの物語も酷い、エグい、グロい。誰も幸せにならない、得るものは気味悪さのみでひたすらブルっとした。 そして昔に観た映画ファニーゲームを思い出して、またブルッと。
28投稿日: 2020.12.03
powered by ブクログ14編の短編集です。 ひたすら暴力。グロい。 理不尽で壊れてて非現実的がすごくいい。 「他人事」 崖から転落した車内に閉じ込められた主人公が、車外に投げ出されてしまった娘の救出を通りがかりの男性に求めるのですが、この男性が何を言っても他人事で、自分の事しか頭にない。 こんな緊急事態にこんなにも他人事で拒否しまくる人がいたら、それはそれで爽快で諦めもつくかも、、、笑 オチも最高です。 「仔猫と天然ガス」 この話が1番理不尽で、実際あったら恐怖でしかない。でもあり得なくもない。 胸糞悪くて、1番印象に残っています。 「クレイジーハニー」 この話が1番好きです。 SFなのですが、下品なSFなんて、そうないので貴重。 地球外の惑星に送られた犯罪者達の慰安ロボットが制御不能になり、大殺戮を起こす。 ロボットからキューティーハニーのテーマソングが流れてているのも笑える。 とにかく想像力豊かで、完成されたエログロが読みたい人にはお勧め。 漫画家の冨樫義博が解説してます。 HUNTER×HUNTERもグロいですもんね、、、。
17投稿日: 2020.10.12
powered by ブクログ2020.9.28 95 暴力は麻薬だ。短編もりもり。グロくて顔をしかめてしまいもするけれど、やめられない。後々思い出してしまう、中毒性。面白かった。
0投稿日: 2020.09.30
powered by ブクログ一年ちょい前に読み漁った平山夢明さんの本。 目黒のアトレで並んでたので新しいのが出てたんだと思って購入したが2010年に発行してたのね。ダイナーより前か。 今まで読んだ本と比べると幾分過激さが控えめかな?いや、十分にバイオレンスだけど笑 14の短編集。 平山さんの書く話は引き込まれ、あーこのあと絶対グロくなるやつ!ってわかっていながらやめられない。 心臓が弱い人は手に取らないでください、と大きく書いとかなきゃダメなレベルだけど、本当に文章は面白い。 本当は星を5つ以上付けたいような、付けたら人としてダメなような、、笑笑 幽白の冨樫先生が解説!!そうなったら星5つでしょ!!笑
7投稿日: 2020.08.27
powered by ブクログ適当にブクログのランキングから選んだ本だったけど、グロすぎて私には無理だった。 グロいグロいと思いながら、それぞれ短編だったからなんとか最後まで読めたけど、それぞれの話について深く考えられるほどに読み込めなかった。 ちょっと人には勧められない…
1投稿日: 2020.08.10
powered by ブクログテレビで紹介されており興味を持った。平山夢明は初めて読んだ。 怖くてグロテスクだけど可笑しみや愛もあって、心がザワザワする。中毒性がある。難解な作家だと思って食わず嫌いしていたのを後悔した。 気に入ったのは「おふくろと歯車」という作品。めちゃくちゃ悲惨なのに愛も可笑しみもあるのが良い。クセになるあじわい。毒性や破天荒さやスピード感に、昔ハマっていた筒井康隆の小説を思い出した。他の作品も読みたくなった。
5投稿日: 2020.07.22
powered by ブクログ何度目かの再読。短編集でありながら、ぶっ飛んだ内容ばかり。 加えてグロさも。 大きな声ではおすすめ出来ないけれど、やっぱり平山作品大好きだ!
9投稿日: 2020.07.17
powered by ブクログ昨年の夏のキャンペーンで購入。こういうのがないとなかなか新しい本に出会わない。 読む人を選ぶ世界観。ぞわぞわする話が多いが、表題作は何とも言えない怖さがあってたまらない。自分はこの読後感に耐えられないが、、、
4投稿日: 2020.07.06
powered by ブクログ特に罪もない人たちが突然悲惨な状況に巻き込まれる救いようのない話ばかりだが、ここまで悲惨だと一周回ってスッとするのが不思議。
4投稿日: 2020.02.15
powered by ブクロググロ!こわ!「仔猫と天然ガス」なんてなんだこの理不尽 お話としては「他人事」が一番しっくりきた…あ〜…いや、どれも読後感最悪です でも嫌いじゃないヨ
1投稿日: 2020.01.31
powered by ブクログ平山夢明ワールドって評されるだけあるなって思った グロ、サイコパスというよりも不可解、理不尽、って言葉の方が合う気がする タイトルにもなってる「他人事」を読んで、 ん??ってしょっぱなからなってしまったので読み進まなかった やっぱりグロとか狂気にも、ちゃんと筋道だったものが欲しいと再確認 サイコパスならサイコパスで、常人には理解できないだろう人となりの記述が欲しい 平山夢明ワールドは、ただグロを書きたいだけなのでは…?と思わざるを得ない感じがあったなぁと。
1投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログ7月も中頃になると、いくつかの出版社が夏休みに入った中高生たちをターゲットにした文庫本のフェアをやりますよね。かつては自分もずいぶんお世話になりました。が、中には清らかな少年少女たちに読ませるには躊躇するような作品もあったりするわけで、その筆頭格に挙げられるのが今年(2019年)の集英社文庫「ナツイチ」フェアの一冊に選ばれた本作、『他人事』になるでしょう。日本中のPTAから有害図書指定を受けそうな本作、『ダイナー』映画化のタイミングと重なったとはいえ、よく集英社はラインナップに加えたなあと、変なところで感心しました。 本作は14編の独立した短編から成っていますが、ほとんどの作品は救いも希望もなく、あるのは絶望だけという、なかなかハードなお話が並んでいます。特に「仔猫と天然ガス」の理不尽さはめちゃくちゃ酷い!近年の作品でも理不尽さを前面に出したタイプのものは少なからずありますが、ある種のユーモアやどこか優しさを感じられる部分も備えていたように思えます。そういう意味で本作は、作者が読者に媚びることなく好きなように描いたものに仕上がっているといえるのではないでしょうか。その点において作品の持つ魅力は十分に感じられたのですが、あまりにもハードすぎて個人的にはちょっと読むのに疲れたかも。文庫版の解説を冨樫義博に書かせているのはズルいです。
1投稿日: 2019.12.09
powered by ブクログ[他人事] 交通事故にあった夫婦は車の外にいる男に助けを求める。だが男は落ち着き払って何もしてくれない。 男の姿が見えないという怖さがある。読んでいて浮かんだのは車の中での夫婦だけで、外にいる男は体しか見えない。その書き方が非常に上手い。 男は夫婦の頼みには何も答えずに旦那に糸鋸を渡す。旦那が挟まっている足を切断して男の姿を見ようとすると、男は首をくくって死んでいた。つまり男が死のうとしていたところに事故が起こったという事だろう。そして死のうとしている人は他人になど無関心だ。世界に別れを告げようとしているのだから。 [倅解体] 旦那の性格も悪い。息子がおかしくなっていくのはその点にも問題があるだろう。妻に押し付けて、自分では何もしないということが全ての事柄を生み出している。 息子を解体しようとすると、息子ははるか昔に死んでいて、女が監禁されている。背後では妻が回転ノコギリを振りかざそうとしていた。 [たったひとくちで……] 料理評論家の妻のところに老人が現れた。娘を監禁しているという老人は、旦那に料理を食べさせるために来た。老人は、むかし娘を中学生に殺されている。 旦那が帰って来て料理を食べると老人に向かって拳をふるった。 妻がのちに思うのは、なぜ一口食べただけで娘の肉だと分かったのか。 [おふくろと歯車] ヒロは、義父に暴力を振るわれているチャコと家を出る。チャコは彫り師の義父に、胸に蜥蜴の刺青を入れられていた。チャコは義父に殴られた後遺症からか、どんどんと死んでいく。 死ななくても死んでも辛い人生しかない。チャコは旅の途中でトイレに赤子を捨てる。体の傷は癒えても心の傷はなかなか癒えない。 ヒロは宗教に狂っている母親の元に戻った。チャコのいなくなった色褪せた世界で何を思って生きるのか。チャコは自分で死んではいけないと言った。同じ所にいけなくなるからと。チャコが迎えにくるまでは長い。 [仔猫と天然ガス] 叔母さんが近所の学生にボコボコにされる。ただそれだけの話。怖い。 元ネタは映画のファニーゲームかな。著者の筆と合っていて違和感が無い。 [定年忌] 定年を迎えると警察を呼ぶにも救急車を呼ぶにも金がかかる。つまり国は年寄りに人権を与えなくなった。 主人公も定年を迎えて会社を辞めるのだが、元部下たちからボコボコにされる。その怒っている内容は、分かるものもあれば言いがかりもある。外に放り出されて昔の同僚と会って、同僚は家にいられなくて定年を迎えたとバレると殺されるからラッパーの格好をしていた。同僚も若者に殺されて、家に帰ると家族が暖かく迎えてくれた。用意してくれた大好物を食べていると体が動かなくなって来て、妻と息子がどのように殺すかの相談をしていた。 若者に嫌われると歳をとってから大変だよってことか。誰しもが当てはまるし、自分は大丈夫だと思っているだろう。 [恐怖症召喚] ニーニャという少女は人の恐怖を呼び出せる。恐怖を与えられた人間はもがき苦しむことになる。 ヤクザの下っ端はニーニャの仕事にカメラを回す。ヤクザの上司がニーニャの力を得ようとして始末しようとするが返り討ちに合う。下っ端とニーニャは二人で逃げていく。 自分の恐怖はなんだろうかと考えた。私はキャッシュディスペンサーにお札を入れるのが怖い。手を噛まれそうだからだ。なのでジュリア・ロバーツと吉田美和も怖い。 [伝書猫] チサは元彼のストーカーにあって大学をやめていた。新しい夢は服のデザイナーになること。ペット禁止の部屋で猫を飼っている。その猫が指を運んできた。その指にはタスケテと彫られていた。 全てはチサの妄想。チサは白髪の老婆で、猫は人形で、指は自分の物だった。 [しょっぱいBBQ] 家族でBBQに行くとマタギ姿の大男が少女を解体していた。男は家族にテントの中に入って一言も発するなという。じっとしているのテントに穴が空いて無数の目が覗いていた。笛の音と共に気配が消えて外に出ると誰もいない。助かったと思って妻と息子をみると、妻の肉圧で息子は冷たくなっていた。 なんだか家族の感じからして嫌な雰囲気。こういう人間を出すのが非常に上手い。そしてマタギの狙いはなんなのだろうか。よく分からない恐怖がある。 [れざれはおそろしい] 学級日誌に書かれた教師の日誌には、自宅に手紙がきて、手紙の内容はD組にはイジメがあるので自分は8日に自殺するというものだった。れざれにいじめられている。 日誌や、電話での会話や、手紙の内容など場面転換が小題でなされている。 教師たちは筆記を見比べたり指紋採取したりして、手紙を出したのはフカツリョウという生徒だった。フカツリョウはイジメは認めずに、学校側としては自主退学にしたいという。金のかかる学校なので体裁もある。 フカツリョウは電車に飛び込んで、予定通りに自殺をした。教師の元には、れざれから手紙がきた。それはD組の有志が、下の階級の人間にテストで抜かれることが嫌なので フカツリョウを退学に追い込むためにしたことだった。 イジメの陰湿化を書いている。 [クレイジーハニー] 辺境惑星観察基地内ではテラフォーミングをするために作業をする囚人達が2500人いた。その囚人達は一秒ごとに死んで行く。ハニーオーという軍用ロボットが暴走をして殺し回っているのだ。基地内にはハニーオーに、オチャノミズという管理者がインストールしたキューティハニーの曲が大音量で流れている。ハニーオーの暴走の原因はオチャノミズが糞尿を食わせたこと。 閉ざされた空間での、モンスターから襲われる恐怖がキューティハニーの曲のせいでブレンドされて不思議な空間になっている。 [ダーウィンとべとなむの西瓜] 日本人は戦争に負けてアメリカでは黄色んぼと呼ばれていた。あまり人権はなさそうだ。キンバリーは遅刻を免除してもらう代わりに、黄色んぼの死刑をする車の運転手となってバイトをする。そこでハーモニカを吹いている子供に話しかけて、その子供が死刑として目の前で死んだことでキンバリーの中には、生きて行くために嘘が充満することになった。 黒人が黄人になっただけかな。有色人種で金がないと白人にイジメられるのはどの時代も変わらない。 [人間失格] 帆場は、人がよく自殺する橋で、今まさに自殺しようとしている女と会った。女は病気になって、そんなに長くは持たずに死んでしまうというので自殺を決意した。そして帆場も自殺しにきた。前に彼女と心中を図ったが自分だけ生きてしまったのでやり直しにきたという。帆場は女のそばにいたいと言って、女は死ぬことを止める。その時に電話がかかってきて帆場は軽い口調で出る。帆場は人が死ぬことを見るために橋が見えるところに越してきたのだが、見ているだけではつまらなかったので自分も参加して希望を持たせて落とすというゲームをしていた。そのすぐに女は橋から落ちた。 タイトルで思うのは太宰治。ただこちらは悩みなどなく楽しみだけの、ある意味本当の人間失格。 [虎の肉球は消音器] 幼馴染のブチに子供が産まれたという。オカやんは事故で足を失ってからはおとなしくなった。ブチのお祝いで飲んでいて、昔を懐かしんで動物園に行く。ブチは酔っ払って柵をこえて虎の住処に入って行く。中からは板を割るような音がして、闇からは何も聞こえなくなった。 ブチの死や、オカやんの事故など調子に乗っての過失が多い。気をつけなければいけないということなのだろうか。変わった余韻の話だった。
0投稿日: 2019.07.12
powered by ブクログ絶妙に厭な気分にさせてくれる14の短編集。平山夢明は苦手意識あったんだけど、久々読んだら止まらずハマった。倅解体、クレイジーハニーあたりが好み。定年忌は筒井康隆の定年食オマージュで好き。そして仔猫と天然ガスはなかなかの破壊力。
2投稿日: 2019.07.07
powered by ブクログこの後味の悪さが平山夢明ワールドの良さですよね。 救いのない話の多いこと…。 特に『仔猫と天然ガス』は理不尽極まりなかった。 いつからいたの!?って。 仔猫の可愛さでは拭い切れない後味…。 しかも飼うことになったら、仔猫イジメられちゃうよね。 『人間失格』みたいな話は好きだったな。 最後の『虎の肉球は消音器』は、どうしてそこで帰っちゃったんだろって疑問で終わってしまった。 『倅解体』も、女の子が息子殺しちゃったこと、母は知ってたってことなのかな。 凄く平山夢明さん本人の解説付きで読みたいと思う話ばかりでした。
2投稿日: 2019.04.27
powered by ブクログホラー‥なのか?不条理系ホラー。 嫌だなーって感じるとこをグイグイ押してくるとこほんと好き。そこまで描写はグロくないのに精神的にくるのは、人間の命以上に尊厳(を守ってくれている規範や常識も)が納得いく理由もなくやすやすと徹底的に潰されていくからだろうと思う。 平山氏の小説は間違いなく暴力だ。本を閉じるとき、悪夢から目覚めて救われたような不思議なカタルシスがある。中毒性があって私は大好きなんだけど、人には勧めにくい。淋しい。
2投稿日: 2018.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何一つ救いのない話を読んで、もう読むのやめようかな、と心が折れそうになりながらも、最後まで読んでしまう中毒性のある平山さんの短編集でした。いや、中毒なんて生温いものじゃありません、劇毒です。一度読んでしまったら最後、途中でやめることはできません。気付いたら平山依存症に陥ってしまいました。 富樫さんの解説も秀逸でした。
2投稿日: 2018.06.02
powered by ブクログ常人が頭の中で想像してしまった、非道い話を文字にしたうえに書籍化してしまった、そんな雰囲気です。 『定年忌』は定年のセレモニーを終えた途端、会社や社会、あるいは家族からののセーフティーネットから放り出される物語です。放りだされるというのは無視される、相手にされなくなるという生易しいレベルではありません。国家の法律からも生きる価値なしと定められた上に、これまでの恨みつらみをまとめて報復されるというものです。実際、とてもその後生きていけるとは思われません。 現実の世の中でもそれに近い状況は生まれているのではないか?定年までは上り詰めていくという右肩上がり神話はとっくに崩壊しており、定年といわず準定年に到達した瞬間、待ってました!とばかり閑職に追いやられ、給料も激減させる、これまで頑張ってきたのは何のためだったのか?という思いとは逆に、世間からは、いままでよくもかわいがってくれたよな的な目線で、「公式」に仕返しできる。これはほんの手前までは実際に起こっていることであり、少し想像した先には平山夢明の世界が待っている、かなり現実的なホラーである。そういった意味ではかなり「恐ろしい」お話だ。
2投稿日: 2017.11.12
powered by ブクログ◎他人事 今から自殺しようとする男が瀕死の家族と遭遇。 果たして男は助けるのか否か。 ○倅解体 父、母、息子、本当に狂っているのは誰。 △たったひとくちで カニバリズム復讐。 △おふくろと歯車 チャコとヒロ君の悲愛。 ◎子猫と天然ガス ファニーゲームを超える不条理。 ○定年忌 定年を迎えたら死んで。 △恐怖症召還 ヤクザと超能力少女。 ○伝書猫 作家、小池真理子っぽいオチ。 ○しょっぱいBBQ 息子が犠牲、こんな親いるいる。 △れざれはおそろしい れざれとはゲームの復活呪文。 △クレイジーハニー 軍用慰安アンドロイド。 △ダーウィンとべとなむの西瓜 死刑執行巡回車。 ○人間失格 自殺者を弄ぶゲーマー。 △虎の肉球は消音器。 人の気持ちがわからない。 トップの「他人事」だけでも読む価値あり、 死にたい人が生きたい人を弄ぶヒリヒリ感が伝わる。
0投稿日: 2017.11.06
powered by ブクログダイナーからの流れでこの平山作品。 読み物としてパワーのあるホラーだけど、私は特に何も残りませんでした。
2投稿日: 2017.09.20
powered by ブクログ短編集。 ブラックホラーとでも言えばいいのだろうか。 物語の終わり方がやけに静かなものもあり、それまでの怖さがより強く感じられるようなものも多い。 「仔猫と天然ガス」など吐き気がするほど気持ちが悪いのに、何故か最後は野良猫を飼う日常にあるあたたかな終わり方になっている。 そこに至るまでの強烈な描写がまるでなかったかのような終わり方が、直前までの残虐さを際立たせていたりとどこか落ち着かない居心地の悪さも残る。 平山さんの物語を読むのは初めてだった。 ここまでのレベルとは思わずに安易に読み始めたので、気持ちの準備をする間もなく平山ワールドに突入してしまった。 安易なホラーではない。 なのに癖になりそうだ。 平山さんの物語には、もしかしたら中毒性があるのかもしれない。 物語の中に埋め込まれていたブラック要素が抜け切れていないのだろうか。
0投稿日: 2017.04.10
powered by ブクログ平山さんの14篇からなる短編集。 短編ゆえかそれぞれが淡々と進む印象。 でもそれぞれに作者の特徴である残虐でおぞましい描写(心理含む)がある。 「ああ良かった」で終わる話は圧倒的に少ない。それでも救われる部分がある話もある。 続きが気になるー!って話はいつくかあるけど、平山さんは短編がその良さを最も生かせるのかも? 表題作が一番謎で一番気味悪かったなぁ。
2投稿日: 2016.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【他人事】 交通事故の夫婦。娘を助けられるのは、通りすがりの男だけ。 【倅解体】 引きこもり息子の殺害を計画する夫と妻。 だが、真犯人は妻で。 【たったひとくちで…】 わたしの夫を恨む料理人。彼が作ったのは人肉料理。それを味わった夫は。 【おふくろと歯車】SF ヒロはチャコをDVゴメスから引き剥がして逃避行。 しかしチャコはすでに死者だった。 【仔猫と天然ガス】 女の部屋に青年がふたり来て、あんたとプロレスがしたいんだ、と。 「ファニーゲーム」みたい。 【定年忌】SF 定年を迎えた人は殺しても構わないという法律。 会社から逃げて、自宅へ。 【恐怖症召還】SF 人のフォビアを誘発するニーニャと、その解説役のじいさん。 やくざ組織から、おれは彼らを連れて逃げる。 【伝書猫】 チサが飼う猫サチが、隣家から「タスケテ」というメッセージを運んできた。 …結局はチサの被害妄想。 【しょっぱいBBQ】 知恵遅れ気味の夫婦と息子がBBQへ。 少女の死体と、男と出逢ってしまい。 【れざれはおそろしい】 学校のクラスという恐怖。 レザレクション→復活→ふかつ、といういまひとつのオチ。 【クレイジーハニー】SF セクサロイドの暴走で、人の数が急激に減っていく。 【ダーウィンとべとなむの西瓜】 死刑執行巡回車。 これはSFではない。 【人間失格】 自殺志願のふたりが、会話を経て、生へ向かうと思いきや、 男は向いの窓に恋人を待たせた、演技者だった。 これは皮肉。 【虎の肉球は消音器】 俺。 オカやんは足を失って人生をあきらめつつある。 ブチは子供が生まれた。 その祝いで動物園に忍び込み、トラの檻に。 これは素敵な話だ。
0投稿日: 2016.05.04
powered by ブクログ日常にありそうでなさそうなストーリーばかり。いつもの怖い話シリーズの方がリアルにありそうでゾワゾワするかなぁ。この中では『仔猫と天然ガス』が一番強烈でした!
2投稿日: 2016.03.15
powered by ブクログ不条理で気味が悪く、後味の悪い14編の短編集。他人事、倅解体、たったひとくちで…、しょっぱいBBQ、ダーウィンとべとなむの西瓜が特に印象に残っています。霊的なホラーよりもむしろ現実的にあり得そうな分ぞっとしましたが、スリルがあり面白く夜通し読み耽ってしまいました。残虐な殺人事件などで有り得そうな話もあり、恐ろしかったです。こういう小説はたまににしておかないと、精神的に消耗されそうです。
2投稿日: 2016.01.13
powered by ブクログ理不尽で、あとがきに沿って言えばあきらめた人たちが出てくる本。不条理で、ひどい内容。けれど、良心や想像力を持たない残酷な人間がたしかにこの世界に、実際にいることを知っている。あんまり心にひっかからなかったのは、自分がそれこそ、他人事だと思っているからなのかも。
2投稿日: 2015.10.01
powered by ブクログ簡単に説明すると、とにかくグロいし痛いし胸糞悪い。 そんな話が14編。なので全く万人受けはしないと思う。少なくとも私は友人知人にこれを勧めることはできない。 でも、読んでてもう胃がムカムカして胸糞悪くて嫌だなぁと思うのにもう一編あと一編…と読んでしまうからやっぱり文章が上手いし惹きつけるものがあるんだなぁと思った。 でもまぁ…再読はしないかな…。 表題作も胸糞悪かったけど、一番胸糞悪かったのはダントツで『仔猫と天然ガス』。 前半は胸糞悪いグロいものがおおく、後半はSFっぽいものや不思議な雰囲気の話が多かった気がする。
2投稿日: 2015.07.04
powered by ブクログ表紙が圧倒的な奇怪な雰囲気をかもし出している。レコードのジャケ買いというのがあるが、こちら読んで損はない短編集である。日々のルーティンワークで緩みきった脳に強烈な刺激を与えくれる。小説に登場する悶え苦しむ人々を遠巻きから眺めて楽しむ心理が病的であるとも言えるのだが・・・
3投稿日: 2014.12.31
powered by ブクログなんと・・・文庫版はあの冨樫義博先生の解説付き。図書館にあったのはハードカバー版、ラズベリーで口の周りを真っ赤に染めた少女の姿が血染めを連想させて恐ろしい。 グロテスクで歪で醜悪、狂気に満ちたホラー短編集です。冨樫義博先生のお気に入りは「仔猫と天然ガス」だそうで・・・説明のしようがない運の悪さと絶望感が氏のツボなのでしょうか。
9投稿日: 2014.11.14
powered by ブクログ14編収録の短編集 世間の常識だとか良識だとかをものともしない暴力と不条理そしてナンセンスのオンパレードです。例えば、 なんの罪もない女性が突然の若者たちの暴力にさらされる「仔猫と天然ガス」。交通事故に遭った夫妻を救おうとしない事故の目撃者「他人事」。家族で楽しいバーベキューのはずが殺人鬼の恐怖にさらされることになってしまう「しょっぱいBBQ」などなど… 読後感が悪いというか胸糞の悪くなる作品ばかりですが(いい意味です)、その真骨頂なのが「仔猫と天然ガス」。不条理と暴力が混然一体となりそして最後には虚無感すらも残らない。たとえると爆弾を落とされた後の焼け野原という感じでしょうか。他の短編も多かれ少なかれそういう面があります。 しかしそうした読後感に徐々にはまっていってしまっているのも事実です。それはうわべだけとりつくろわれた社会の常識や良識をぶち壊すパワーを平山さんの描く作品たちは秘めているからだと思います。 グロいやイタいの一言で平山さんの作品を片づけてしまうのはもったいない! そしてきれいにオチをつけるかどうかすらもどうでもいい! なぜなら平山作品の評価基準はそこじゃないからです。 平山作品は僕たちの内に秘めた破壊衝動を体現してくれている、そんな気がします。だから平山作品にはまる人はどんどんはまってしまうのではないでしょうか。そして自分もそんな人たちに近づいているような気がします。
4投稿日: 2014.08.06
powered by ブクログ何か面白い恐怖小説ないかなぁ…と思って手にとってみた本作なんですけれども、非常に…解説の富樫さんも絶賛している通り、興味深い一冊でしたね! ただの恐怖小説ではない…人間の本質を捉えるような内容のものでして、読んでいる間中、楽しめました。これは再読の可能性もあるかも… ヽ(・ω・)/ズコー やっぱし単なるオチあり小説なんかよりこうした、深い人間観察の元に出来上がる小説の方が自分はゾッとしますねぇ…こういう小説をもっと読みたい! とか思いました。さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー
2投稿日: 2014.08.02
powered by ブクログ平山夢明は、人間をきちんと書けているのがすごく良いなあ、と辻村深月を読んだあとだから特にそう感じた。世の中をうまく生きていくことができない人たちを描くのがうまい。 グロい、グロくないの部分はあまり重要ではないというかどうでもいいし、どちらかというとグロくない話の方が読んでいて気持ちはいいです。でもまあグロいのもそれはそれでいい。
2投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ胸糞悪い話が多いけど(短編集)、とても上手で面白い。ダイナーでも思ったけど、文章レベルが高いなぁ、と。で、内容は酷いなぁ、と。
2投稿日: 2014.06.01
powered by ブクログ万人受けしない残虐と不条理に塗れた豪華14編 http://on-the-road.co/?p=836
0投稿日: 2014.04.26
powered by ブクログなんだろうか、当に世にも奇妙な物語、と表現してよいのだろうか。 あのお馴染みのメロディーとともに、かの有名司会者がストーリーテラーとして淡々と各物語を紹介していく様が脳裏から離れなかった。 短編集であるが、全編通じて非現実性の中に垣間見えるふとした現実味ある瞬間、またその逆も然り、が読んでいる僕に恐怖と可笑しさをもたらす。 うん、平和ぼけしているからか。
0投稿日: 2014.04.15
powered by ブクログ獣の尻から出てくる羽目になる 倅解体 蛋白性遺伝子 胎内で結実 ジルコニアセラミック製 シチュー 臀部の肉 虐待ing 陸地を探せない鴎 ホバリングhoveringヘリコプターやハチドリなどが、空中で停止飛行すること。ホバリングhoveringヘリコプターやハチドリなどが、空中で停止飛行すること。 蜥蜴の刺青 ゴメス ウルトラQ チャコ 腐敗 豚骨ラーメン 胎児 仔猫と天然ガスと引き攣れ エキプロ リアルファイトに憧れてる セメントマッチ 定年忌 力の絶対値では勝てないと悟った 暴力という抑圧されていた本能 カムフラージュ きちゅう忌中 生きるってことが生き延びてきたってことと同義になる 一般老人は棄民 レミング法 ラッパーの真似 なます切り 恐怖症フォビア召還 ニーニャ 下葉 ダライ・ラマ 酒と腸の腐った人間の呼気とゴミと黴の臭いが充満 十分の九殺し あまり人としての体積が残っていなかった 廃人作り 阿鼻叫喚の地獄 義眼 伝書猫 鴉の雛 小指 チサ サチ 老婆 しょっぱいBBQ 火鋏トング レザレクション復活 貯蔵庫ストレージ 制御室コンソール 禁忌きんき ハニーは軍用慰安アンドロイド 死刑執行人 愚者の橋 トヨタ プレス 片足 中華料理店 文房具屋 ベンガル虎 冨樫義博 タランティーノ 筒井康隆 タブーYes
3投稿日: 2014.04.11
powered by ブクログ理不尽極まりなし。突然、そして不条理に起きる恐怖。こんなことがあったら怖いと思いながらも、こんなことは起こらない。結局はタイトルの通り「他人事」か。平和であるからこそ、このような話が楽しめるようなもの。でも、連続で読むと、さすがに食傷気味。まあ、ただグロいだけではないのは救い。
3投稿日: 2014.03.30
powered by ブクログ初めて読む平山夢明の作品。世界観がスゴイ。キモチ悪くて、中にはオチのわからないものもある。でも怖いもの見たさで一気に読んでしまった。これはクセになりそう…。
2投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全体的な出来は決して悪くはないのだが、どうしても「ミサイルマン」ほどの衝撃は得られず星4つ。 しかしこの読後感は平山夢明でしか得られないのも確かなので読み続ける。 あらすじは曖昧。 【他人事】 交通事故に遭った夫婦と通りすがりの男との遣り取り。 大変よく出来ている。好き。 【倅解体】 読み落としたかのようにさっぱり覚えていない… 【たったひとくちで…】 タイトルで出オチ。 【おふくろと歯車】 理不尽な暴力に虐げられるチャコとヒロ、愛の逃避行。 腐り落ちてゆく描写とは裏腹に、愛の円熟を感じる。 ラブだねー。 【仔猫と天然ガス】 障害を持った女性が、慎ましくも穏やかな暮らしを突如破壊される。 それはもうめっためったのぎったぎたに。 それを求めて読んでいる筈なのに受け付けられず、手足の先が冷えて震えが来る嫌な感じ。 矛先が猫に向かわなかったのが救い。(少なくとも本文中は) 意味もカタルシスも無い話は嫌い。もう絶対読み返したくない。 【恐怖症召還】 あら何だか、ファンタスティックでロマンチックなお話だったじゃない。 長編化しても面白くなりそうだった。 貴志祐介の「天使の囁き」と共通点があるが、アプローチとしては天使の囁きの方が好き。 【定年忌】 コミカルでブラックユーモアに溢れている。 他の方も書いているが、世にも奇妙な物語でドラマ化できそう。 【伝書猫】 何だろう、洒落怖な怖さ。 真っ当なホラー過ぎて逆に新鮮。 【しょっぱいBBQ】 作者の体験談かと思うようなリアリティ。 軍手の選び方とか、焼きそばとかね。 あー、あるある。の上に乗せられたあり得ない恐怖がいい。 【れざれはおそろしい】 書面形式を読むのが面倒になってしまい、途中から流し読み。 ふーん、普通。 【人間失格】 自殺志願の男女が橋のたもとで繰り広げる寸劇。 観客は二人居た、というお話。 オチぬるくないか?と思ったが、 世の中のラブストーリーに対する皮肉としては笑える。 【クレイジーハニー】 地球を遠く離れた監獄星でセクサロイドが暴走する話。 何が好きって博士がハニー相手に欲望をぶちまけるシーンが気持ち悪くて好き。 主人公は憂さ晴らし/復讐的なニュアンスで解釈していた気がするけど、そういう趣味なだけだろ。 その他の設定とかどうでもいいくらいここの描写が好き。 【ダーウィンとべとなむの西瓜】 或る途上国における移動処刑車。 あえてグロとせず、無抵抗で死んだ目をした仮想日本人がリアルと言えばリアル。 【虎の肉球は消音器】 3人の男の人生。 一見それなりに勝ち組に見えた男が自らの手ですべて台無しにする。 おっ、いいね。こういうやつはいつか絶対しでかしちゃうんだよ。 他人事になりきれず落ち込みそうなので深く考えずにおく… ああ、たのしかった。
5投稿日: 2014.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・他人事 ひどい ・倅解体 なんで妻が女の子を監禁してたのかよく分かんない ・たったひとくちで…… オチがよめる ・おふくろと歯車 ダークファンタジー?っぽくてすき でもタイトルがなんか残念 ・仔猫と天然ガス 義足の女の人がただ暴力を振るわれる話 理不尽すぎるし意味わからないしこの本の中でいちばん後味悪い ・定年忌 世にも奇妙な物語っぽい ・しょっぱいBBQ ・れざれはおそろしい 面白い書き方だけど話はよくある感じ
3投稿日: 2013.12.06
powered by ブクログ短編集。すべて微妙。 てか、3つめくらいまではまだ読めるんだけど、それ以降はもう、 単なるグロテスクな話の連続に飽き飽き。
2投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログひたすら胸糞悪くなるような短編集だった。平山さんの思惑通り。多分二度と読まないと思う。平山さんの作品に関しては、この言葉は褒め言葉になるんじゃなかろうか…。
3投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログよくもまぁこんな胸糞悪い話を書けるもんだと感心する。 平山夢明短編集。 「伝書猫」「れざれはおそろしい」「人間失格」が面白かった。 グロ描写はなれてる人はそうでもないと感じる程度。 サクッと読めるエンタメ小説。
2投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログ怖いのに、目を背けたいのに、つい、読んでしまう 救いのない話や痛い話 なのに、不思議と読後感は悪くない
2投稿日: 2013.05.19
powered by ブクログパンク(特にハードコア)のオムニバス盤聞いたよぅなスピード感。 オチが読めちゃうモノも、こんな自分さえ胸くそ悪くなるモノも、会話展開モノも、記録態も、SFも…。作風様々に、30p前後の短編だから、テンポがイイ。 冨樫義博氏の解説も(自分とは好みは異なるが…)納得。ただ、公序良俗を真っ直ぐに尊ぶ方には薦めませんが…。 「恐怖症(フォビア)召還」「伝書猫」が好み。
2投稿日: 2013.05.07
powered by ブクログ気持ち悪さが気持ち良い。好みがはっきり分かれる平山作品なだけに好きな人にはたまらない。 所詮、“他人事”ですから。
2投稿日: 2013.02.07
powered by ブクログはっきり言って、グロい。気持ち悪い。 でも、もう1つ……あと1つ……と睡眠時間を削ってまで読んでしまう。 人間の醜さを徹底的に描き出した短編集です。 『倅解体』と『定年忌』がお気に入り。 傲慢なオッサンが痛い目を見る話に妙なカタルシスを感じます。
2投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすがの平山夢明作品でした。 グロすぎて、半分読んで一回挫折。 理不尽さにも程がある。鬼畜過ぎる。 「クレイジーハニー」と「人間失格」は余韻が残る感じで丁度良かったけど、その他殆ど、残虐過ぎて・・・
2投稿日: 2012.12.20
powered by ブクログひとにオススメできるかって言ったら、正直好みはわかれると思います。だめなひとは絶対だめーって感じかも。 でもわたしは好きです。いやあな後味がすてき。
2投稿日: 2012.12.13
powered by ブクログオチが読めたものがいくつかあった。 脳みそに冷や汗が流れるようなエゲツナイ描写はGOOD。 現代問題を取り入れたり、将来まさか日本人はこうなるかも…と心配してることがストーリーになっていて先見の目も感じられた。
2投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ノーマークの穴馬ながらこのミス1位を勝ち取った『独白するユニバーサル横メルカトル』を読んでぶっ飛んだのが2006年の暮れのこと。 衝撃が強すぎて次の著作に食指が伸びなかったのも確か。 およそ4年ぶりに平山氏の著作を手にとったのは、そう、我慢ができなくなったからである。 ハリウッドのホラー映画が、おぞましい映像を見せて怖がらせるのに対して、日本のホラーはその一歩手前を楽しむ傾向がある。 日本人は「怖さ」の手前の「気味悪さ」を好む風潮があるのではないか。 平山氏の作品にはその和風テイストが存分に盛り込まれていて非常に気味が悪い。そしてそれがまた非常に私好みなのだ。 オチのつく話もいいが、テレビのスイッチを切るようにぷつりと終わる作品にぞくりとする。 終わらないからこそ悪夢は続くのだ。 本を閉じたあと、自分の周りの空間がぐにゃりと歪む気配がする。 本作を読み終え、本棚にある未読の平山作品を見てにやりと笑う私は、もう十分に気味悪い人間なのだろう…。 70点(100点満点)。
2投稿日: 2012.09.18
powered by ブクログ突然の事故に遭遇し、逆さまの車内に閉じ込められた夫婦が遭遇する不条理劇。車の外へ投げ出されてしまった娘の安否を確認するために、外に居た男に助けを求めるのだが、男の言動がおかしな事に、夫婦らは少しずつ気づき始める。
2投稿日: 2012.09.07
powered by ブクログ相当キツい。 途中で読めなくなって閉じた。 また再度開いて、一気に読んで、持って帰れなくなってタイの空港に置いてきた。 無関心、非日常、グロテスク。
2投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ短編がギッシリつまった1冊です。 世にも奇妙な物語のようなテンポで進んで行きます。 一気に読んでもいいし、少しずつ読んでも楽しい1冊です。 寝る前に読む1冊に適した本です。
2投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログこの作家さんの作品は、初めて読みます。 作者紹介を読むとミステリー、推理小説を書かれる人のようです。 しかしながら、収録されている14の短編は、ホラーと言った感じです。 さらにいえば、誰も救われない結末が待っています。 どことなく、小川洋子さんの「夜明けの縁をさ迷う人々」の短編集と共通のものを感じてしまいました。 ただ、やはりこの平山夢明さんのお話の方が、描写も過激な部分もあり、登場人物のほとんどが、心が病んでるか、壊れているか状態です。そんなクズのような人間が何をしているのか、あるいは何をあされているのかをリアルに描いていると思います。 そして、そんな奇妙で受け入れがたい現実が、もっと大きな現実の一部を形作っているも、忘れないでねといっている。 あなたや、あなたの周りにそんな人が、今もすれ違っていったかもしれませんね。 詳しくは、ブログでhttp://walker411.blog.fc2.com/blog-entry-162.html
2投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログ解説が富樫先生だったので、ハンターハンターが好きな私はついつい中身も見ずに買ってしまいました。 想像以上のインパクトでした…短編集なのですが、一話ずつかなり時間をかけないと読めないくらい痛いです。突然現れる他人の悪意、狂気はこうも救いがないものでしょうか。 気軽に「好きな本です」とは言えないけれど、かなり印象に残る作品になりました。
2投稿日: 2012.05.03
