
総合評価
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powered by ブクログとても面白く、毎晩の読書タイムが待ち遠しかった。 ドラマの影響もあり、ページが進んだ。 謎がさらに謎を呼ぶ圧巻!なストーリー展開。 ラストではより深い歴史的な背景もあり、すべての想いが胸に迫って来た。
0投稿日: 2026.09.21
powered by ブクログ前作はドラマで見ました。原作とは違う面があるとは思いましたが、面白かったので、今回は本で読みました。ドラマの俳優さんたちを思い浮かべながら、ヤオロズの世界に入り込みました。
7投稿日: 2026.09.20
powered by ブクログ続編ではあるがテイストの違う別作品。 前作の人物像や関係図が頭にあるからすんなりイメージ出来た。 スリリングな展開、あらゆる物事が少しずつ解明され集約されていく為、続きが早く読みたくなる仕掛け。 読み物として楽しく読み流してしまったが、最後私たちに対する問いかけにドキッとする。 池井戸潤ハズレがない。 発売すぐ手に取って読んだが、 過去作品に読み漏らしがないか確認した。
6投稿日: 2026.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「森へとつづく道」 なるほどね⋯ 良くぞ無事帰還されました。 お祖母様の凛としたお姿を想像してしまう。 どなたが演じるんだろうね。 玲奈さんの死因には若干引っ掛かりを覚えるが、、、 前作より断然引き込まれました。
0投稿日: 2026.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマ化もされたハヤブサ消防団の続編。 登場人物はドラマの影響で脳内変換してしまいました。 一人の住民女性の死から、談合疑惑など八百万での不穏な動きと、美貌の歴史ミステリー作家の倒錯疑惑の、二つの謎が主人公を襲います。 田舎での事件は勧善懲悪的に大団円を迎えますが、美貌作家の方は満蒙開拓の歴史も絡んで重い結末を迎えます。 で、モデルの八百津でも実際に開拓団があったと知って、作者の郷里愛には感動しました。 これもドラマ化するかもです。 八百津出身の歴史上の有名人には杉浦千畝もいるので、そこら辺を絡めた続編を期待したいです。
0投稿日: 2026.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ第2段 冒頭から若い女性の死 町長選挙に加え、不正疑惑や二度の火災、太郎自身の文学賞のノミネートと今回もてんこ盛り(笑) 同時にノミネートされた北原未南の盗作 映像化を視野に入れているのか、やたらと未南の美しさが協調されている 作品としては面白いのだが、どうしても未南の盗作疑惑がひっかかる。出版社としては美貌の未南を前面に出した方がいいのだろうか、いくら作品を世に出したいとはいえ、未南はそれでよかったのだろうか? 受賞はどうなるのかが気になった
0投稿日: 2026.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作に引き続きハヤブサ消防団をはじめ、登場人物がリアルな雰囲気を伴って目に浮かび、作品を楽しむことができた。楽しく読み終わったが、いくつかの点でやや強引と言うか、雑な感じを受けたのがざんねんだった。
6投稿日: 2026.09.19
powered by ブクログこれは、もう!池井戸作品No.1!!(きみだれ) ハヤブサ1も含めて応援してきたけど、ただでさえ池井戸潤さんクオリティ高いのに、なんかもうこれは「完成品」に触れた勢い。別格。 以下全然感想でもなくて、Amazonに脳みそ見られているせいかちょくちょく作中に「物書き」が登場する作品がおすすめに増えてきて。小説の中の小説家って面白いな、冷静に観察している人をこっちも観察している的な、合わせ鏡をのぞきこんだような感覚というか。うーん、わからんなこれじゃ。 ただでさえ重層的な視点に、立体的にバーっとばら撒いた伏線を全て回収するという離れ業。もうほんとダイソンですか(今はシャークか)ってくらいチリひとつ残さず吸引して、ダストシュートして、丸めて完結した。道は森へ続いていた。 さぶっ。 鳥肌もの。刺さるフレーズ、というより物語というカタマリがそびえ立ってる。長嶋さんみたいなことしか書けません。バーっとまいてキューのパァァでした。 ただちょっとむさ苦しい。女性読者だと評価が変わるかもしれません。 あ、わたし消防団なんですけど火災出動1回もしてません(だからだれて)。
19投稿日: 2026.09.18
powered by ブクログ作家の太郎がこの町に来てから5年ほど経っている。 ついに作家として賞を取り順風満帆といったところだが、火事が発生!消防団としても、活躍する太郎は授賞式どころではなく消化活動に準ずる。そして、女性の事故死、この町に何かが起きている。同時受賞となった、女性作家の盗作疑惑などもあった。新市長となった者の裏金取引。作家の太郎は様々な角度から事件を追う。
4投稿日: 2026.09.16
powered by ブクログ前作は未読でドラマ視聴のみの私としては、ドラマ版で亡くなった方が普通に登場していてびっくり。あと配役が本当にぴったりだったなと。 今作、太郎が作家として大活躍していて嬉しかった。あんなに村の事件について調べまわっていても三作同時に書ける感じがなんというか…とてつもなく強者感があってかっこいい。 また太郎君に会いたいので、どうか八百万町で事件が起きますように。そして前作もすぐ読みます。
0投稿日: 2026.09.16
powered by ブクログ幼い子を残して車ごと川底に沈んだ女性の救助に出動した消防団の様子から物語は始まる。 彼女は自殺なのか事故なのかはたまた……。そして市長選があって新市長が誕生し、太郎が出版社の名を冠した文学賞を受賞し、ともに受賞した美貌の歴史小説家には、何かが隠されている。 ハヤブサやその周辺で様々なことが起こるが、一見無関係に見えるそれらは、実は三代以上前から脈々と受け継がれてきた一族とこの地域との歴史が生み出した一連の出来事だったのだ。 そんなさなか、みんなよくサンカクに集まって飲むし、太郎がいつ執筆する時間をとっているのかのかわからないのは前作と同じである。情報収集の場になっていると言えばそうかもしれないが、太郎の仕事には生かされるのだろうか。気になるところではある。 いろんなものを出し切ってガラガラ崩れた感のあるハヤブサの今後もまだまだ知りたい。
1投稿日: 2026.09.15
powered by ブクログAmazonの紹介より 【田園暮らしのミステリ作家vs.美貌の歴史ミステリ作家】ドラマ化&柴田錬三郎賞受賞の大ヒットミステリ、待望の続編! ミステリ作家の三馬太郎が自然豊かな八百万町ハヤブサ地区に移り住んで数年。地元消防団の一員としても忙しい毎日を過ごすうち、とある文学賞にノミネート! 最大のライバル候補は、今をときめく美貌の歴史ミステリ作家・北原未南。だが、未南に不可解な疑惑が持ち上がる。 一方、八百万町では、ある若い女性が我が子を残して川から水死体で発見されていた。事件の真相を探るうち、太郎は町を揺るがす巨大な疑惑に巻き込まれて……。 池井戸さんの作品というと、「半沢直樹」や「俺たちの箱根駅伝」などスカッとさせてくれるような作品が印象的です。ただ、このシリーズはちょっとコミカルな部分もありつつ、より現実的にミステリー色の強い作品かなと思いました。 前のシリーズを読まなくても、普通に楽しめました。前作から数年経っているので、なんとなくぐらいしか憶えていなかったのですが、あの消防団の面々が読むにつれて、段々と甦っていき、楽しめました。 そうでなくても、テレビドラマ化されているので、役を演じている俳優さんを頭に思い浮かべても楽しめるかと思います。 川から発見された水死体と町長選との繋がりがどう交わっているのか?はたまた、町に講演に来たミステリ作家も絡めながら、ある疑惑を探っていくという物語になっています。 一つ一つの動きが流れるかのように読み進めるので、池井戸さんの文章力・表現力が素晴らしいと感じますし、展開もエンタメ性があって、最後まで飽きさせませんので、安心感もあります。 この作品では、程よく章が区切られていて、章が変わるごとに意外な展開で驚かせてくれるので、面白かったです。 都会とは違った田舎でのゆったり感や行きつけの店での温もり感や楽しさが、ミステリーでのシリアスさと上手く調和されて、程よい空気感が立ち込めていました。 他にも、今回はハヤブサの成長よりも、三馬さんの成長が印象深く、まさかの○○賞ノミネートという展開に驚きました。作家としてのネットワークを通じて、謎に大きく貢献していくのですが、ある国の歴史を通じて、様々な謎が繋がっていきます。 色んなことが解決する一方で、水死体の真相にちょっとモヤモヤ感がありました。 偶然が重なっての結果に戸惑いつつ、題名の「森へつづく道」が良い塩梅で、物語に大きく貢献しているので、モヤモヤより勝って、楽しめました。
1投稿日: 2026.09.14
powered by ブクログ田舎町の町長選をきっかけに、再び巻き起こる大きな事件。様々な思惑が絡み合いながら、終盤にすべてが収束していく展開はさすが池井戸作品。田舎町の人間模様もさることながら、ミステリーとしても最後まで楽しませてくれた一冊でした。
6投稿日: 2026.09.13
powered by ブクログ個人的に待望の続編、のどかなハヤブサ地区に起こる疑惑・事件を主人公三馬太郎と消防団の愉快な仲間達の活躍を描くドタバタミステリー! ドラマ化(ドラマの配役も絶妙)されている事もあり、物語を読んでいるのに映像を観ているかの様に鮮明にイメージ出来、自分が暮らしている環境とハヤブサがあまりにも似ているので、更に臨場感が溢れる。 著書に関しては、落ち着いて読めるというか安定感さえ感じる、後半読み進めていくと終わってほしくない妙な気持ちになる、物語として前作同様しっかりと伏線と回収が行われるが、若干解明されない謎も残るがこれはこれで良しと思える。 後半あまりにも速い展開で、疑惑の解明や謎解きが進む為、読まれる方によっては物足りなさを感じるかもしれませんが?個人的には充分満足出来た。 逆にスピーディーな後半の展開が、のどかなシリーズの特徴とも言える気がした。 更なる続編に大きな期待をしてしまう。
7投稿日: 2026.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハヤブサ消防団の続編。 続編と言っても前作の宗教団体の話から今回は文学賞から町長選にまつわる物語まで趣は大きく変わっているが、消防団や三馬を取り巻く登場人物は変わらず個性的な人々が楽しい。 ところどころで現れる三馬の生硬い正義感?に、ちょっと引くところはあるが、そこは池井戸作品らしさ。 物語は、女性の遺体を三馬達が引き上げると頃から始まり、何の関係が?と思わせる町長選挙、人気の美人作家と三馬がハヤブサで知り合い、お互いが文学新人賞を受賞し、受賞作の盗作疑惑が起こる、ハヤブサと旧満州の忌まわしくも悲しい過去、町長への疑惑、さまざまなエピソードや人間関係が重なり合う。 サンカクでの飲みのシーンやBMWの02のエピソード、文学賞をめぐる裏話、ストーリーにちょっとしたスパイスとなっていい塩梅に物語に深みを増している。 「人にはそれぞれ世に問うべき作品があるような気がする」という北村未南の言葉は、刺さった。 もし彼女と同じ境遇に置かれたなら同じ行動をしたかもしれない。 とても面白く読み進むについて引き込まれて、一気に読み終えた。
0投稿日: 2026.09.12
powered by ブクログ前作は細かいところは覚えていないが、それでも十分楽しめた。 相変わらず八百万の方言は聞き慣れたものでイントネーションも分かるし、作家の苦悩や田舎の人間関係、腐敗や尊厳、愛と家族と言ったテーマが伝わる内容だった。
1投稿日: 2026.09.12
powered by ブクログ長閑なはずのハヤブサ地区にまたまた事件。ミステリ作家、三馬太郎は真相を暴けるのか?前回のドラマの登場人物達が脳内で再生されて楽しかった。ヘボ食べたい。
12投稿日: 2026.09.12
powered by ブクログ人生に絶望したひとりの女性が、幼い我が子を残し、川の水底へと向かった。消防団の一員として遺体の引き上げに関わった太郎は、事件の真相を探るうち、町を揺るがす巨大な疑惑に巻き込まれ…。 前作を読んだのは4年前なのに内容は覚えていなかった。それくらい印象が薄かったのだろうけど、本作は全く違った。少なくとも中盤まではページを捲る手がとまらなかった。観ていないけれど前作も中村倫也主演で映像化されたという。おそらく本作も… (B)
3投稿日: 2026.09.11
powered by ブクログミステリーと言うよりは、池井戸潤を読んでいる感じだった。 一作目よりは面白いと感じたが、「ほーー」という感想がいちばん合うかなと思った。
1投稿日: 2026.09.11
powered by ブクログ池井戸潤「ハヤブサ消防団 森へつづく道」集英社読了。川の水底で女性の遺体が発見された。太郎は消防団の一員として捜索の中、引上げに関わった。町長選挙・談合など町を揺るがす事件に巻き込まていく「やっぱりミステリ作家さんってすごいな」そのこと内緒にしてくれますよね。最上のエンタメ続編‼️
4投稿日: 2026.09.11
powered by ブクログあの「ハヤブサ消防団」が帰ってきた! 待望のシリーズ第2作 のどかな田園風景の中で起こる事件 今回も少しずつ謎がつながっていく感じがたまらない あー面白かった! これ、絶対またドラマ化するやろ! 読みながら、中村倫也や生瀬勝久が脳内で演技してた 次はどんなキャストになるのか、 今から勝手に想像してしまう
1投稿日: 2026.09.10
powered by ブクログストーリーは、池井戸潤さんの作品らしく楽しく考えさせてもらいながら読ませていただきました。ミステリー作品ですが現代社会の問題点や人間としてどのように生きるべきかを示されていて参考になりました。
19投稿日: 2026.09.09
powered by ブクログ『ハヤブサ消防団 森へつづく道』 池井戸潤 #読了 やっぱり池井戸作品は文句なしでおもしろい!細やかな情景描写に魅了され、八百万町の雄大な景色が目に浮かび、ハヤブサのみんなとサンカクでビールを飲みたくなる。心地よい読後感で、また続きが読みたくなる良作。ぜひシリーズ化してほしい…!
1投稿日: 2026.09.08
powered by ブクログああ、やっぱり引き込まれた。人物描写の掘り下げ方が素晴らしくて、一人一人に感情移入してしまう。森へつづく道というタイトルの意味が最後に分かった時、この物語に対する印象がガラッと変わった。全てが繋がった時、深い森の中に吸い込まれていった玲子さんの苦しみがなだれ込んできたような気持ちになった。
15投稿日: 2026.09.08
powered by ブクログ実写化されたら、これは誰なんだろう?とか想像しながら、 前作同様、テンポよく、ラストまで一気に聞くことができた。
1投稿日: 2026.09.07
powered by ブクログハヤブサ消防団の続編ということでさっそく読んでみた。ドラマも見たので、読みながら登場人物が映像で思い浮かんできて入り込みやすかったかな。 今回も田舎で暮らす作家が消防団の仲間との仲を深めながら事件を考察していく。 落ち着いた暮らしっぷりに好感がもてる主人公だけど、なにより編集者の中山田がいい味を出している。
14投稿日: 2026.09.05
powered by ブクログ226/9/5 読了 ハヤブサシリーズ第二作。個人的にはこちらの方が好み。 若き町長の不正や美人作家の盗作疑惑に、殺人事件と放火も絡み、謎が謎を呼んでいく。面白くて一気読みした。最後はきれいにまとまっていて、スッキリ。 北原家の女性たちの思いを、しっかりと世の中に問いかけた未南さんの行動。賛否はあるだろうけど、個人的には称賛したい。ドラマ化したら誰がいいかな。 太郎君も、すっかりハヤブサ地区になじんでるね。ちょくちょくサンカクに飲みに行ってるのがうらやましい。
1投稿日: 2026.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
美貌の歴史ミステリ作家 北原未南。彼女の作品は、がんにより無くなったアマチュア作家 深田春子の原稿をぱくったものだった。 しかし深田春子は未南の実の母親であり、これを世の中に出さないわけにはいかないという強い思いで、このような手段に出たことがわかる。 血の繋がり、世の中へのメッセージ。そして池井戸潤らしい腹黒いキャラクターと勧善懲悪が詰まっていた。
0投稿日: 2026.09.05
powered by ブクログモデルとなった地は私の故郷とも近く 懐かしさを感じた。 田舎って人口少ないが故に濃密にいろんなことが起こる。 忘れてはいけない日本の歴史。 深田春子の想いを世に届けた未南は素晴らしいと思う。
0投稿日: 2026.09.05
powered by ブクログ「ハヤブサ」続編が出るとは思ってなかったのでウキウキで読みました。 相変わらず読みやすく、よく作られており最後もしっかり収まっていて満足! ドラマ版の、中村倫也の三馬太郎、山本耕史の中山田がしっくりハマり役。他のメンバーもそのまま続投で脳内再生されたため読みやすさが加速されます。 追加の登場人物の脳内配役は、 浅井史章-----小日向文世 浅井素基-----竜星涼 島岡修六-----高橋一生 北原未南-----広瀬すず 浅井秋子-----真飛聖 飯村多映-----奈緒 浅井親子はVIVANT鑑賞の影響があって。中の人ってよりシンチャァーーン(新庄)がハマる。 北原未南は作家の川上未映子をイメージしていたのだけど、今作もドラマ化するなら寄せた年齢の俳優で、という感じで。 移住して数年経ったからか、田舎ならではの習俗や自然の脅威、周辺住民のクセ強にも馴染んで、もうすっかりハヤブサ民として溶け込んでいる三馬太郎。 前作に比べると、the消防団の見せどころ!や消防団仲間とのワチャワチャが格段に減り、作家三馬先生の謎解き捜査ごっこが多く描写されます。担当編集者や警察署長に「ほどほどに」と言われてもその手を緩めません。本業の執筆もまあまあこなせてるからタフっちゃあタフ。 火事や人死にがあるにはあるけど、今作は町長選挙の行方や文学賞受賞なるか?の賑やかなお祭り騒ぎから、政治不正疑惑、盗作疑惑、ハヤブサ地区の暗黒史といったもぞもぞ蠢く暗部まで振り幅広く飽きさせないテーマが重なりあって惹きつけます。 『苫子もまた遠くを見つめ、はっと短いため息を洩らした。「こんな田舎でも、人のおるところにはいろんな歴史があるんやて」』(p.282) “名もなき”人なんて、この世には存在せず。 そこに生きていた人それぞれに、いろんな歴史がある。 そこに居るからには、れっきとした血脈がある。 そしてまた、いろんなドラマがある。 自分から遡る先祖やまわりの人々の、本当にあった足跡と本当の物語を知りたくなる、思いを馳せたくなる作品です。
23投稿日: 2026.09.04
powered by ブクログ『ハヤブサ消防団』の続編です。 前作のような消防団を中心にした田舎町のミステリーを想像していましたが、今回は太郎の「作家」としての顔が強く出ていて、少し意外でした。 文学賞や作家同士の評価、他人の作品を疑うことなど、消防団とはまったく違う世界が描かれていて、そこに町で起きた不審死が絡んでくる展開には引き込まれました。 穏やかな田舎の空気の中に、嫉妬や欲、過去のしがらみが静かに混ざっていく感じも印象に残りました。 ただ、前作の消防団員たちとの賑やかなやり取りが好きだったので、その部分が少なかったのは少し寂しく感じました。 それでも、文学賞の話と事件が少しずつ一本につながっていく流れは面白く、最後まで真相が気になりました。 前作とはかなり雰囲気が違いますが、ハヤブサという土地にはまだ何か隠れているのだと思わせてくれる一冊でした。
0投稿日: 2026.09.04
powered by ブクログハードカバーの値段2200円。何年も前に比べて本も少しずつ値上がりしたなぁと思いながら購入。本を読み進めて行くうちに、物価高のこの時代にこの値段でこんなにも熱中して楽しい時を過ごさせてくれるこの本の素晴らしさに敬意さえ抱きました。また何ヶ月かしたら再読しようとワクワクしています。
1投稿日: 2026.09.04
powered by ブクログ謎が知りたくて早く読みたいのに、登場人物たちの気持ちを取りこぼしたくなくて、じっくり読みたい。そんなジレンマの1冊でした。 太郎さんの作家として、山間地住民としての思いや迷いも共感できる部分が多かったです。 すごい人なのに、そう見せない太郎さんが大好きです。ドラマを見てしまったので、頭の中では中村倫也が太郎さんとして動き回っていますが…。
53投稿日: 2026.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
町長選挙、若きIT企業社長が勝つ。 報酬無し、空き家活用、などの一方数字の正確さや幹部の把握力を問う。 その流れに乗ったイケイケ工務店の経理のシングルマザーが子供を残して自殺(?)する。幼馴染の女性や元旦那。おりん又は降り賃(談合ワード)との言葉を残す。 アイドルみたいな女性が作家をやる。島岡が担当。文学賞に太郎のと同時受賞する。文評家が昔見て盗作ではとなり調べる。30年前に深田春子という無名の作家が新人賞に応募しており、ガンで死んだ町長の叔母と判明。その叔母の担当が島岡父。町長の父親に聞くも機嫌が悪くなる。 町長と死んだ女と村役場で町長のパワハラを受ける女は中学のテニス部で同級生。 町長の父親の歴史研究屋の母親は北原性で女性作家と同じ。ハヤブサから満州へ行き、戻って村役場勤務し史章(町長父)と秋子(深田春子)を産む。その北原性の母親の兄の息子の娘が女性作家。ただ、女性作家から見て祖父はハヤブサから追い出されて満州へ行ったので没交渉。で、秋子の娘が北原未南で、母の遺作を出して将来的には公表するつもりだった。ちなみに父親は島岡父。 町長の会社はもう倒産してた。調べると長塚工務店の社長が一億円出して会社を店じまいさせて、町長選に出馬した様子。傀儡政権。
0投稿日: 2026.09.02
powered by ブクログ最初から最後までずっとおもしろかった おもしろいというのはじんわり体の内側に入ってくるような、自身も八百万の一員であるかのような錯覚 景色描写がそんなに多いわけではないのに同じ空気を吸っているようなきがした。訪ねてみたい 主人公三馬太郎の飾らない素朴さが相変わらず魅力的だった 本業の活躍も知れた さて、太郎くん次は何が起きるのかな
2投稿日: 2026.09.02
powered by ブクログ田舎の中で起こる、狭い世界のいざこざが、読んでいて(大変だなぁ)と思ってしまいました。ハヤブサ地区の住民達が好きです。
0投稿日: 2026.09.02
powered by ブクログ面白かった〜!あっという間に読み終えた。 前作は面白いけど、唸るほどではなかったが、今作は良かった! ヒロインは変わったものの、太郎や消防団は変わらない。 若いシングルマザーが川で遺体で見つかる。車も。そんな不穏な感じと共に胡散臭い新町長、盗作疑惑の美人作家と、今回も不穏な空気ぷんぷんさせて話が進む。面白い! 新人賞を太郎と美人作家で同時受賞なのに向こうばかりチヤホヤされていたり、でも美人作家自身は太郎を尊敬しているような口ぶりだったり、もやもやだけではないけどすっきりしないような感じ。 結果事件は解決するけど、いろいろ思うところはある、でも何故かすっきりする。 最高のエンタメだ。 きっと太郎は池井戸潤さんのような作家なのだろうな。
13投稿日: 2026.09.01
powered by ブクログ面白かった。さすがの描写力で、八百万の美しい風景や人びとの姿が浮かび、読み進めるうちにどんどん引き込まれ、気付けば事件が解き明かされていくのは前作同様。前作よりも緻密なストーリーで、かつ著者自身の筆が乗っている感じがした。
3投稿日: 2026.08.31
powered by ブクログ池井戸潤さんのハヤブサ消防団の第二弾。 主人公は前作同様、東京からハヤブサに引っ越してきたミステリー作家の三馬太郎。 序盤は、消防団の分団長が町長選挙に出馬し、選挙をテーマにした小説かと思うほどの緻密さで分団長の選挙戦が描かれる。 その後、当選した町長、同じ文壇で美人作家も登場。 そこから、ハヤブサで放火事件が起きるほか、美人作家の盗作疑惑、町長の黒い噂など、物語が加速していく。 『森へつつぐ道』の意味を含め、かなり作り込まれた世界観で、読後はすっかりハヤブサロスに笑 感動する、おすすめの一冊です。
24投稿日: 2026.08.28
powered by ブクログ第二弾を心待ちにしていました。 第1作のようなザワザワする展開とはまた違った面白さがあり、今回も一気に読み進めてしまいました。 さまざまな分野の物語が同時進行していくため、最後まで飽きることなく楽しめました。 何より、この主人公のキャラクター、ヒーロー感がない肩の力が抜けた感じがとても好きなので、ぜひまた続きを読んでみたいと思います。
2投稿日: 2026.08.28
powered by ブクログ1作目のハヤブサ消防団と比べると、読み始めは惹きつけられるものが地味かもしれない。けれど大変良かったっというのが、最終的な感想。 田舎の田園地帯で起こる殺人なのか事故なのかわからない事件。作家たちとその編集にあたる人たちの物を書くこと、表現すること、世の中に出すことへの思い。政治家の疑わしい問題。その合間に起こる放火。 どれもがニュースにするならば、些細な出来事。 そこに遠い昔の歴史の中を生きてきた人の想いや、生き様や無念さが絡み深みのある読み応えのある内容だったように思う。 主人公の太郎がこのハヤブサという土地をとても愛している様子、そしてその仲間たちとの交流も大変微笑ましい。
14投稿日: 2026.08.28
powered by ブクログ前作は読んでおらず、ドラマで観たのが幸いなことに、キャラクターが活き活きと想像できて楽しい読書体験。 作中に表現される小説の舞台が大好きなので、実在したら読みたいな。
1投稿日: 2026.08.27
powered by ブクログ感想 これのシリーズ化がちょっと意外だった。要所要所にハッとする展開があって読者を飽きさせないな。 消防団だからかいつも家燃えるな。治安悪め? 伏線が色々あって綺麗に回収された。 あらすじ 八百万町のハヤブサ地区で篠原玲那の死体が上がった。死因は不明である。その2年前、現職町長が引退し、町長選挙があった。太郎は消防団分団長の宮原が出馬するとのことで応援に駆り出される。結果は東京でIT会社の社長をやっていた30歳の浅野が当選した。浅野は町政改革を打ち出し、色々なことに取り組む。 太郎は本もそこそこ売れるようになってきていた。太郎は玲那の夫から彼女が工務店をリストラされたこと、工務店に談合疑惑があったことを聞く。その後、作家でベストセラーの北原未南の講演会に行き、満州を舞台にした歴史ロマンスの話に感銘を受ける。その懇親会の場で未南と太郎は蛍文社の新人賞にノミネートされる。太郎が東京で取材を受けた時に大物作家から未南の森へつづく道という作品が30年前に新人賞として応募されたものであるという情報を得る。 その後、未南と太郎は新人賞を同時受賞する。太郎は森へつづく道の盗作疑惑を探るため、深田春子という作家の卵の編集者に会う。その編集者は作品のことについて覚えていたが、原稿は持っていなかった。深田春子のことについて調べると町長の父親の浅田の妹でもう鬼籍に入っている秋子という人物だった。浅田の父親に話を聞くも激怒されてしまう。また、玲那が亡くなったのは工務店の談合疑惑があった。親友の多枝は領収書のコピーを持っていたが証拠が不十分だった。町長の素基と玲那と多枝は同級生だった。また、役場では町長のパワハラで職員が大勢辞めているとの噂があった。 その後、調べると素基は工務店と組んでキックバックを貰っていたこと、素基の会社が倒産していたことが分かるけど一方、北原は三作目の作品を発刊するが、深田春子の作品と全く同じだった。北原に話を聞くと秋子は自分の母親で母親の作品を世に出すために盗作のようなことをしたことを明かす。素基は、工務店の社長に操られ、言われるがままに予定価格を教えたことで逮捕される。玲那は車の不具合とオーバードーズで亡くなったとのことだった。
19投稿日: 2026.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったです。ハヤブサ消防団の面々がドラマと演じた俳優さん達の顔が浮かんできて、一層楽しめました。 話女流作家の盗作疑惑と、女性の車での水没自殺?事故?事件?と二つの事件が起こるのでどう繋がるのかなと。 今作も中山田さんのキャラが良いですね。太郎もすっかり村の人間になっちゃって、ほっこりのびのびが伝わってきます。 ハヤブサに新たな町長がやってきてなんやかんやと掻き回す感じ。でもなんか怪しいので、太郎が色々探りをいれてみるわけで。 女流作家の祖母の時代からの、絶対に伝えなければない使命感が胸にきゅっときました。あの満州国での出来事、、、。 私の父親は幼くして満鉄の少年機関士としていってました。終戦になり命からがら日本に戻ってこれました。 父はあまり満州での事を語らない人だったのでちゃんと話を聞いておけば良かったと後悔してるしだいです。 だからかな、小説の舞台が満州だとちょい思いいれが入ってしまいます。 最後はちゃーんと勧善懲悪でスッキリ。 読み応えのある作品でした。
11投稿日: 2026.08.27
powered by ブクログ色んな人生があるなと。。。 もし、自分がそんな人生だったとしてそんな生き方をするだろうか? そんな大きなストーリーがありつつも、街中での様々なストーリーがいろいろちりばめられていてすごく最後まで楽しく読むことができる作品です。
1投稿日: 2026.08.26
powered by ブクログハヤブサ消防団続編読了、とても面白かった!お馴染みとなった作家の三馬太郎と編集の中山田、そして勘介、宮原、賢作と言ったハヤブサ地区の消防団の面々。それぞれの「らしさ」が良く描かれていて、前作よりも楽しめた。シングルマザーの死、三馬の作家としての活躍、町長選、文学賞の選考、女流作家の北原未南の盗作疑惑、不審火…と話題が盛りだくさんで飽きることなく読み進められたし、不穏な事件とハヤブサでの田舎らしい生活の対比も良かった。タイトルにもある「森へ続く道」の章での未南の手記には心に迫るものがあった。太郎の作家生活の様子や「人にはそれぞれ世に問うべき作品がある」と言う言葉に、著者の姿を見た気がした。
1投稿日: 2026.08.26
powered by ブクログ八百万町に移り住むミステリ作家・三馬太郎が、消防団の一員として、川へ転落した車から流された女性を引き上げることから話は始まる。 それは自殺とは考えられず…事故なのか、それもわからないまま… 町長選挙でIT企業社長の浅井素基が八百万町長になってから、不正疑惑や二度の火災。 素基の父である史章の歴史保存会主催での講演会で会った北原未南の盗作疑惑。 いろいろなことが、太郎の周囲で巻き起こるのだが、それを警察任せに出来ずに自ら動き回り、編集者である中山田に注意される。 そう言えば、前作でも首を突っ込み過ぎるなと言われてたような… 前作よりは、ハヤブサ消防団としての活躍少なかったが、それなりに情報が入ってくるのは田舎暮らしに順応しているからだろうと感じた。 町長絡みの問題や浅井家との繋がりでの北原未南の盗作疑惑など、気になるところが満載で一気読みするほど夢中になってしまった。 今回で2作目となったが、これもシリーズとして続いてくれたら嬉しいな。
70投稿日: 2026.08.25
powered by ブクログ読み始めて当たり前のように登場人物の設定が進んでいくと思ったら、途中で前作があったことを知った。片田舎の消防団員でありミステリ作家である主人公が、町の人たちとのほのぼのとした交流の中で巻き起こる事件に巻き込まれ、時に自ら頭を突っ込み解決していく。ハラハラドキドキではないけれど、人間臭くて良かった。
1投稿日: 2026.08.24
powered by ブクログ場面が次々変わってテンポよく進むので、飽きずにどんどん読めた。 こういうところは日曜劇場向きやなw 面白かったけど、話の広がりや展開は前作のほうが好き。 今回は「ハヤブサ消防団」にまた会える、ファンブック的な続編という印象。
2投稿日: 2026.08.23
powered by ブクログaudibleで。八百万町の桜屋敷に、ミステリー作家の三馬太郎が移り住んでから初めての町長選挙に、ハヤブサ地区消防団宮原が立つことに、、、。ところが、ダークホースの出現で惨敗。そのダークホースは、町で信頼の厚い元教師の息子だった。新町長は、様々な制作を打ち出していくのだが、悪い評判も立ち始める。 一方太郎は、ある文学賞の候補になり、北原未南とダブル受賞する。が、その、北原の作品に覚えがあると、ある評論家が言ったことが引っ掛かり、太郎は調べ始める。 会社をクビになった若い女性の水死、その女性が告発していたという町長の不正疑惑と不審なお金のやりとり、そして盗作疑惑に放火事件、、、静かな町に、またまた、事件です! 元の住民でないが故に、思い込みなく考えられる太郎が、推理をしていくのが面白い。さらに町に馴染んで、愛着を持っている様子がなぜか嬉しい。深く考え、人の思いを汲んで行動する太郎に共感し、さほど大きな事件ではないのだろうが、一気に読んで(聞いて)しまいました。
4投稿日: 2026.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
八百万町ハヤブサ地区の消防団にすつかりなじみ…町長選挙や、文学賞ノミネート話の後での、気になるライバルの作品の謎に迫る。 ドキドキはとまらないが前作の方が楽しめた気がします。
8投稿日: 2026.08.23
powered by ブクログ「ハヤブサ消防団」の続編。 今回も、「田舎あるある」をたくさん散りばめながら、田舎に移住したミステリ作家三馬太郎が、美人作家の模倣疑惑と、町長の談合疑惑の2つの謎に挑む。 やはり池井戸さんの属する作家側の視点が興味深い。「待ち会」と称して居酒屋で消防団が飲んで受賞の知らせを待っていたり、作家と編集者の上下関係だったり。 そして、前作のドラマ化の影響で、太郎が「中村倫也」、中山田が「山本耕史」に近い感じで描写されている気がしてくる。前作、ドラマを見る前は、なんとなく太郎は山田孝之、中山田は濱田岳のイメージで読んでたんだけどね。
0投稿日: 2026.08.22
powered by ブクログaudibleにて読了 ハヤブサ消防団まさかの続編。個人的には中山田と勘介にまた出会えたのが嬉しい(余談だがドラマのキャストに山本耕史と満島真之介を選んだ人、天才だと思う)。 今作もいきなり消防団による水死体の捜索から始まり、この謎解きかと思いきや時間が遡って町長選挙のドタバタ劇が繰り広げられ、あーやっぱり消防団の人たちいいなぁと思ったら‥全く関係無さそうな幾つかの謎が微妙に絡んでいくとは。 前作もだけど今作も田舎故の閉鎖性と名士と呼ばれる人の裏表が本当にリアル。あと主人公の太郎が追い詰めて白状させて警察に引き渡すなんてことはせずに最後の最後はちゃんと引いたところが良かった。 それにしても太郎よ、前作もだが君は美人に弱すぎ。
1投稿日: 2026.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作ありきの知識量が必要なのが前提。 なぜこの場所に移り住み、消防団のキャラクターや関わりなど、深掘りできないと入り込みがあまいかも。 事件や汚職、謎解きなど随所にエンタメ要素を撒き散らし、途中のワクワクはたまらない。 町長とのバトルはあるのか、どう事件を解決するのかと思った矢先に警察に逮捕されて終わりかい。 あくまでも小説家として、街の住人の1人として姿勢なのか。 出版動機やタイトルの意味などは重い。 世間に問う小説を作中作品ではなく、現実として表現したかったのかと思うほどです。
0投稿日: 2026.08.22
powered by ブクログいや〜、まさか「ハヤブサ消防団」の続編が出るとは思ってもみませんでした!油断してた! もちろん、同シリーズの前作も面白かったけど、「続編出るぞ〜」感がなかったもので。 続編となる今作も、「主人公力」が無い、どこか頼りないミステリ作家の太郎君が身の回りの起きる事件を解決していく物語。 刑事でも探偵でも倍返し銀行員でもない、作家の太郎君ならではの事件解決までのプロセスが、時にモヤっと最後はスッキリする感じが堪りません。 前述通り、今回の続編にはビックリしましたがもう驚きません!是非、ハヤブサ消防団シリーズの続編お願いします!
1投稿日: 2026.08.21
powered by ブクログ【読了】 池井戸潤著『ハヤブサ消防団 森へつづく道』 ハヤブサ地区に移り住んで数年、消防団員として暮らすミステリ作家・三馬太郎。文学賞へのノミネートをきっかけに人気作家・北原未南と出会う一方、町では若い女性の水死事件が発生する。やがて太郎は、長閑なハヤブサに眠る知られざる歴史へと近づいていく。 まず驚かされたのが町長選挙。まさかの分団長・宮原の立候補! 戦略よりもハートで突き進む姿に、最初はほっこりコメディテイストなのかな?と思ったが、その熱い演説には思わず込み上げるものがあった。愛すべき消防団の面々のもとへ帰ってきた――そんな嬉しさを感じる幕開けだった。 女性の水死体、新町長の誕生、文学賞、そして美しき歴史ミステリ作家・北原未南。一見関係のない出来事が少しずつ結びつき、未南という人物が明らかになるほど謎は深まっていく。その先にある真相を知りたくて、前作とはまた違った方向から読む手が止まらなかった。 長閑に見えるハヤブサにも、そこで暮らしてきた人々が積み重ねてきた歴史がある。それを紐解くほど物語に深みが増し、過去に残されたものが時を越えて別の思いへとつながっていく。その広がりも、この物語の大きな魅力だった。 良い人に見える人が、必ずしもそうとは限らない。人には表からだけではわからない一面がある。そしてそれは、穏やかで長閑に見えるハヤブサという土地も同じなのかもしれない。人と土地、それぞれが持つ二面性も印象に残った。 それでも、ハヤブサの温かさは変わらない。困ったときには協力し、誰かが誰かを助ける。そんな人々の姿が随所に描かれ、そのたびにこの地域の温かさを感じる。太郎がハヤブサを愛する気持ちが、今回もよくわかった。 そして今回は、太郎の愛車が“マルニ”へ。最新でも便利でもなく、ちょっと不便。それでも、そんなところまで含めて愛着が湧く。太郎がマルニに向ける思いは、どこかハヤブサへの思いにも重なって見えた。 知られざる歴史も、人の裏側もある。それらを知ったうえでも、最後に残ったのは―― やっぱりハヤブサ地区は、人も含めて好きだわ。
13投稿日: 2026.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の文筆業に比重が置かれた今作は、作品を通して作者自身の作家の在り方や小説への考え方が垣間見れた点が非常に興味深かった。作者毎に描くべき世界があるというのは、正に自身の確固たる世界観を持つこの作者ならではだなと思う。 本筋の方は新任町長の横領疑惑と女性の不審死、今をときめく女流作家の盗作疑惑の二本立てで進んでいく。冒頭で述べた通り、文筆業にスポットライトが当てられた盗作疑惑の方は真相が気になり特に強く興味を引かれながら読み進められることができた。主人公と中山田とのコンビも良い。真相については想定どおりではあった。結末だけ見ると作品の為に自身の人生を捧げる形になってしまっているので、もう少しうまくやれなかったのかな、共著じゃダメだったのかな、実際そうなんだし、と思ってしまった。まあ遺稿として受け継いだものだし、好きにしても良いのではないかなとも思う。 ファンシーハウスの火事は心が痛んで印象に強く残った。前作から火事はその人の人生を焼くと表現され、その凄惨さと辛さは描かれて来たが、今回は被害者が移住して来てハヤブサが好きになってきたと言っていただけに、その後の去就も含めて哀しくなった。
1投稿日: 2026.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったです!私としては、前作よりよかったです。 殺人、汚職、盗作…、いろいろなことが絡み合っていて、それらを解決する礎となるのが消防団の絆と魂。 ドラマ化されたら観よう。
0投稿日: 2026.08.20
powered by ブクログ面白かったです♪ 読後感が良い本がやっぱり好き。 普通、ここで終わるかなというところから、つまり「最終章」に充分なストーリーがあって、この作家さんのファンになりました。 これは、余談になりますが、 〇〇開拓団について、自分なりに調べようと思ったことがあり、その難しさの一端をここにも垣間見ました。
0投稿日: 2026.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作も面白かったが、さらに上回る面白さだった。 八百万町は小さな町なのに、話題に事欠かない。 まずは町長選挙があり、若手IT企業家が名乗りを上げる。新町長は町民から厚い期待を寄せられている一方で、パワハラや汚職の疑惑も見え隠れする。 太郎の作品は文芸賞にノミネートされ、同じくノミネートされた美人小説家は、ハヤブサに縁があったり、盗作疑惑があったりと、謎めいた存在だ。 事件も起きる。若きシングルマザーが川で遺体となって発見されたり、放火犯は捕まったはずなのに、不審火による火災が続いたりする。 こうして一見バラバラに見える出来事が、実は一本の糸でつながっていて、ラストで見事に回収され、一つの物語を織りなしていく。風光明媚なだけではない八百万町の素顔と、町を守るハヤブサ消防団の活躍からは最後まで目が離せず、一気読みしてしまった。 前作もそうだったが、このシリーズを読むと、鶏ちゃんと揚げを食べたくなってしまう。居酒屋さんかくにも行ってみたい。いつか聖地巡礼をして、物語に登場する味を実際に味わってみたいものだ。
6投稿日: 2026.08.20
powered by ブクログ『ハヤブサ消防団』の続編となるこのお話。 私は、主人公の太郎が好きだ。真っ直ぐな性格で、冷静でありながら正義感が強い。そんな太郎が作家であるというところも好きなのだと思う。 改めて、作家という仕事は本当にすごいと思う。何もないところから世界をつくり出し、読む人を自分の知らない場所や時代、人生へと連れて行ってくれる。この作品を読みながら、そんな「物語を生み出すこと」のすごさも感じた。 最初は盗作騒ぎをめぐるミステリーなのかと思っていた。ところが読み進めるうちに、その裏側にあったのは、親子三世代にわたって美しく紡がれてきた歴史だった。 殺人事件かと思われた出来事も、まさかの真相へ。いくつもの「そういうことだったのか」が重なっていき、最初に想像していた物語とはまったく違う景色へ連れて行かれた。 ミステリーとして先が気になる面白さがありながら、その奥には家族や人生、受け継がれていくものが描かれている。 想像を超える展開に、最後まで一気に読んでしまった。 読み終えたあと、「森へと続く道」というタイトルまで、なんだか違って見えるような一冊だった。
0投稿日: 2026.08.19
powered by ブクログ前作同様、ユーモアがある中でそこはかとない暗さが作品全体に漂っている。今回の作品は前作以上に見事なよく練られた筋書きで、読み終わった後の余韻もあり、非常に良作であると思う。
10投稿日: 2026.08.18
powered by ブクログ出たばかりの池井戸潤の新刊。中村倫也主演でテレビドラマにもなった『ハヤブサ消防団』の続編だ。 ミステリ作家の三馬太郎(中村倫也)が自然豊かな八百万町ハヤブサ地区に移り住んで数年。地元消防団の一員としても忙しい毎日を過ごすうち、またもや不可解な疑惑が持ち上がる。 一見まったく別だった「ある女性の死」「新しく町長になった人物への疑惑」「美人作家の盗作」という3つのエピソードが、パズルを解くように最後に結びついていく。 続編なので、登場人物も結構かぶるから、読み進めるうちに、頭の中で三馬太郎役の中村倫也や、消防団の俳優が演技してました。テレビも続編を来年くらいにはやるような気がする。 しかし、個人的にこの続編はドキドキするような展開もなく、前作の方がドラマチックで面白かった。
3投稿日: 2026.08.18
powered by ブクログ物事を追求する力。噂話を間に受けずに自分の目と耳で知り得たことを確実なものにして真実を露わにしていく。時折ヒヤリとする場面もあったけれど、真実を突き詰めていくと、そこに人がいて物語があって歴史がある。時間も忘れて読み進めてしまった。
3投稿日: 2026.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audibleにて。1作目はドラマしか知らない分、そのままキャラが被る感じだし、おそらく池井戸さんもそれ狙いで書いている感あり。話は安定の面白さがあって決して裏切られないのだが、著者インタビューで、今回も書きながらストーリーを考え、結果として落ち着くとこに落ち着いたとのとおり、終盤にかけ辻褄あわせや強引なところがあって残念だった。ドラマ化を前提とした作品と思われ十分な視聴率はとれそうだけど、カタルシスは少なく、ミステリーとしての巧さや面白みはどうなのか。池井戸さんは同じ岐阜県で1つ下の大学の後輩、応援している。
1投稿日: 2026.08.17
powered by ブクログオーディブルで。 ドラマの続編にあたると知り、今作から読み始めた。 真相に迫るための手段は地道なものながら、おもしろく読み進めることができた。 田舎の閉鎖的な人間模様が描かれつつも、消防団のキャラクターがその陰鬱さを和らげていてよかった。 オーディブルはながらの読書になるため、今度は書籍でしっかり池井戸作品を読みたい。
1投稿日: 2026.08.16
powered by ブクログ『ハヤブサ消防団 森へつづく道』を読んでまず感じたのは、これは一つの事件の真相を追うミステリーではなく、「人はどこまで他人のことを知ることができるのか」を描いた物語だった。 前作に続き、ハヤブサ地区で暮らすミステリ作家・三馬太郎が物語の中心となる。太郎自身の文学賞ノミネートと人気作家・北原未南をめぐる疑惑、そして八百万町で起きた若い女性の死。一見すると無関係に見える出来事が少しずつ重なり、太郎は再びハヤブサという土地の奥深くへ踏み込んでいく。前作から続く消防団の面々とのやり取りには懐かしさがあり、のどかな田舎の日常と、その裏側で進んでいく不穏な出来事との対比が今回も面白い。 この作品が描いているのは、単純な犯人探しではない。人は目の前にいる相手のことを分かったつもりになっていても、その人が抱えている過去や苦しみまですべて知ることはできないという現実である。田舎の小さな共同体では、人と人との距離が近い。互いのことをよく知り、困ったときには助け合える。その温かさはハヤブサという場所の大きな魅力である一方、距離が近いからこそ生まれる思い込みや噂、見えなくなるものもある。その二面性が、今回の事件を通して浮かび上がってくる。 印象的だったのは、前作以上に「人を見ること」の難しさを感じさせられたことだった。肩書や評判、周囲から聞いた話によって、私たちは無意識にその人の人物像を作り上げてしまう。しかし、それはその人の一部分に過ぎない。読んでいて何度も考えたのは、人を理解するということは、その人について多くの情報を知ることではなく、自分には見えていない部分があると認めることなのではないかということだった。これは事件を追う太郎だけではなく、読者自身にも向けられた問いに感じられた。 そして、やはりこのシリーズの魅力はハヤブサ消防団の存在にある。事件そのものは重くても、消防団の仲間たちが集まれば空気が少し緩み、ハヤブサの日常が戻ってくる。彼らは名探偵でも特別な能力を持った人間でもない。ただ同じ土地で暮らし、誰かに何かあれば自然と集まる。その何気ないつながりがあるからこそ、ハヤブサという場所が単なる事件の舞台ではなく、「帰ってきたくなる場所」として感じられる。前作を読んだ人にとっては、事件の謎を追う以上に、この人たちにもう一度会えたこと自体が嬉しい続編だった。 『ハヤブサ消防団 森へつづく道』は、閉ざされた田舎町で起こる事件を描いたミステリーではない。人と人とのつながりの温かさを描きながら、その近さだけでは決して見抜けない心の奥行きまで描いた作品である。読み終えたあとに残るのは、事件が解決した爽快感だけではない。身近にいる人のことを、自分は本当に知っていると言えるのだろうかという、静かで少し怖い問いだった。 #2026年31冊目
33投稿日: 2026.08.15
powered by ブクログやっぱり面白い、池井戸潤さんの作品です! 地方政治や談合、日本や地方独自の歴史、人間関係、さらには文芸界の裏話まで、幅広いテーマを織り交ぜながらストーリーが進んでいきます。 読みながら結末をあれこれ考えつつ、物語の背景にあるさまざまな問題や人間関係にも興味を持ちながら読み進めました。そして最後は、「やっぱり池井戸潤さんらしい。でも、期待を裏切らない!」という読後感でした。 私自身の実家の隣町がモデルになっているので、登場人物の方言も親しみやすく、元になったであろう町の名前や場所を想像しながら読むのも楽しかったです。 池井戸潤さんらしいストーリー展開を楽しみながら、地方の歴史や人間模様にも触れられる作品だと思います。
1投稿日: 2026.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハヤブサ消防団の第二弾。 色々な事情があり、なかなか先が読めませんでしたが、ワクワクドキドキしながら読めました。サブタイトルがなかなか良いです。
0投稿日: 2026.08.14
powered by ブクログプロローグ。ハヤブサ村の川に落ちた車の下流から女性の死体が発見される。発見したのは捜索に出動した消防団の人たち。 本編は消防団長が立候補した町長選挙から始まる。 当選したのは東京から帰ってきた、旧家出身の人望厚い教師の息子。 公共事業の談合の疑いが冒頭の死体へと物語は繋がっていく。 ミステリーなんだけど、謎解きよりも堂場人物たちを楽しんでしまった。 面白い
0投稿日: 2026.08.14
powered by ブクログ前作「ハヤブサ消防団」を楽しく読んだので続編を早速購入、読破! 池井戸さん、面白い! 始め助走しながらもグイグイ引き込まれ、後半は時間が取れたこともあり一気読み! 三馬さん、消防団の面々、サンカク…いーなー! そうそうこんな感じだった!と懐かしく思いながらも…今回は前作ほど消防団の団結力!よりは三馬さん単独で真相へ…みたいな印象を受けたかなぁ (勝手な感想です) 冒頭の玲那さんの死…んーそれが真相?…北原未南さんの関わる話に重きがあっただけに、玲那さんの死の真相がやけに呆気なく感じ少しモヤモヤが残った。 少し前に発売された「ブティック」も気になっているので読みたいなぁ
10投稿日: 2026.08.13
powered by ブクログ田舎暮らしのミステリー作家が主人公で、冒頭から川に沈む女性の遺体を引き上げるという、これから陰湿な田舎の事件が始まるぞ、という雰囲気に引き込まれる。 ただ、いつもの池井戸作品とは違い、スピード感はあまりない。横溝正史をふりかけたような、ゆるっとした田舎の殺人事件という印象だ。私自身も田舎暮らしなので、田舎特有の人間関係や、ゆったりとした時間の流れ、自然に囲まれた雰囲気はよく理解できる。その分、舞台の空気感はとても身近に感じられた。 いつもの池井戸作品のようなスピード感を期待して読むと、少し違うかなと思う作品だった。まあ、シリーズ一作目も読んでるんだけどね。
0投稿日: 2026.08.13
powered by ブクログミステリーの展開、重そうな意味を持つタイトルの意味、後半一気に種明かしがされて、とても引き込まれた。面白かった。
1投稿日: 2026.08.12
powered by ブクログあの村を混乱の渦に巻き込んだ宗教団体の問題を解決した太郎くんの続編。今回は町長選と、新人賞受賞をめぐる話が同時に進んでいく。 前作とはまた違った展開で楽しめたけど、一つだけ最後まで引っかかった。 役場の女性職員が水死体で発見され、自殺なのか他殺なのかという展開。その原因が車のリコール放置というのは、ちょっと確率低くない?そんなことある?と感じてしまった。 そこまで大きな事件につながる原因としては、どうしても無理があるように感じて、最後までそこだけモヤモヤした。
23投稿日: 2026.08.12
powered by ブクログある女性の自殺か他殺か不明の事件と、新人女性作家の盗作疑惑とが並行して進む。二つの事件ともなかなか分からない関係も不明なまま。 盗作疑惑の女性作家が魅力的に描かれるのが、どうにも疑問。疑問だらけで進み、やっと最後の最後で関係が明かされる。どうにもフェアに思えない。
2投稿日: 2026.08.11
powered by ブクログシリーズ第二弾。 移住先での生活に馴染んだ主人公が作家として、地元消防団員として事件に巻き込まれていく。 「森へつづく道」の本当の意味がかなしい。
2投稿日: 2026.08.11
powered by ブクログ池井戸潤さんは、ドラマでしかお世話になっておらず、この作品もドラマで見たのが最初です。三馬さんと言えば、中村倫也さん。 しかし、本で読んでも、とても面白い。 裏の裏というか、予想しない結末に連れてってくれます。 これからは、池井戸さんも、作家読みリスト入りです。
1投稿日: 2026.08.10
powered by ブクログハヤブサ消防団の第二弾。女性歴史作家の盗作を追うハヤブサ在住のミステリー作家。町の消防団としても活躍するミステリー作家の推理が面白い。
9投稿日: 2026.08.10
