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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    楊淑妃からの制裁以降、才人達からのいじめを受ける武照。だが亡くなった女官の弔いをした事で、慕う女官も出てきた。いじめに耐えきれず逃走しようとしたがそれも許されず、鄭賢妃からの織物試験を機に強くなろうと決意する。武将は貧しさゆえに租税を納めるために蚕を飼っていたことから絹布を作っているが、ここでも当時の中国の文化の高さが窺える。完成した絹布を才人の中での序列の高い茉莉に盗まれてしまうが、絹布の作り方の問答で見事合格点をとる。これは武照が貧しいながらも、懸命に生きてきて、生きる知恵や力を身につけてきたという事だろう。后妃の教養をつける内文学館への道が拓けたことで巻が終わる。次巻も期待。

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    投稿日: 2024.04.12
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    才人間のいじめを受ける武照。それを逆手にとって、いじめてきた相手にカウンター喰らわせ自分の価値を高める、という流れの2巻。 この展開が、後宮での基本になる、というのが怨念積もり積もった場所の恐ろしさであります。 鄭賢妃がいう「積もった塵は叩かねば取れぬわ」は、それまでの武照へのいじめを見ているから、因果応報という考えで観れるけども、独特の理屈が働いている場所なのだなあ、とも思う。信賞必罰の苛烈さがあるからこそ、塵が積もってゆくのだし。 鄭賢妃は、今のところ公正な人物として描かれ、武照の味方のような感じですが、こ寵妃を争うライバルとなったときに、どんな存在になるのだろうか。 ま、その前に太宗李世民は亡くなるのですが。そこからの世渡りがあっての武則天への道があるので。 まだ、悪辣な部分が見えない武照。これは徐恵との関係が、大きな転機になるのだろうな。義兄弟の契りを交わした友との別れが来るのだろうなぁ、いずれ。桃園の誓いと同じ契りを交わした二人。あの誓いは、守られないんだよ。

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    投稿日: 2022.12.31