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今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
標野凪/双葉社
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総合評価

477件)
3.8
117
152
155
31
5
  • ruriiのアイコン
    rurii
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    むくりさんのお客さんに言うひとこと。 物語としては、そのお客さん個人に対して言ってることだけど、読者の私にも言っているような感覚になる。 ドラマでいうと、2人の会話が映し出されていると言うより、むくりさんがカメラ目線で話しかけているような。 その言葉がじわ〜っと心の中で溶けていく瞬間が好き。あっこれ書き写しておきたい!って思う。疲れてトゲトゲしている時に特に読み直したい本。

    0
    投稿日: 2025.06.30
  • 万年筆好きムギムギのアイコン
    万年筆好きムギムギ
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    5つの優しい短篇です。 日々のことに疲れた時に、ふっと癒してくれるそんな喫茶店が登場します。 登場人物とともに、読者も癒されます。 各話がほんのり繋がっているので、その繋がりを探すのも楽しかったです。

    1
    投稿日: 2025.06.26
  • あやめのアイコン
    あやめ
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    毎回あるちょっとしたその人あての贈り物をやんわり断られる姿がちょっと前に読んだ作品に出てきた小町さんに重なった。向こうはちゃんと受け取ってもらえるけど笑 当時の時代背景もあって随分窮屈に生きていたなぁと自分のことも省みながら物語の人物たちがほっと癒されていく姿にこちらも癒された。 癒される過程にストレス要因になるちょっと、いやかなり嫌な人たちが出てくるのが若干辛いところかもしれぬ。癒されるためにイラっとしないといけないのか、的な。

    6
    投稿日: 2025.06.23
  • りなりんのアイコン
    りなりん
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドードー視点と登場人物視点で文体が変わるというのが珍しかったです。 少し意識が高い人達のお悩みを解決していく素敵な喫茶店のお話でした。 落ち葉の絨毯に腰を下ろしてみたいです。

    0
    投稿日: 2025.06.13
  • ガレのアイコン
    ガレ
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    生きるのに疲れた人が喫茶店で癒やされるお話。 短編集のようになっているので登場人物に感情移入しにくく、お話もちょっと薄い感じ。 悪くはないんですけどね。

    0
    投稿日: 2025.06.13
  • やーぽんのアイコン
    やーぽん
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    現代人のお悩みや心の疲れに気づきを与えてくれるような一冊。 私のモットーは「人と比べない」「足るを知る」だが、やっぱりそれを大事にしようと再認識した。SNSなどでは特に人との距離が近いので、お金持ちや自分の理想とする(ように見える)人と自分を比べて、劣等感や嫉妬や虚勢やなんやらで自分をかき乱されたりすることが多いと思う。自分の持っているものは何も変わらないのに、比べることで途端に陳腐に見える。比べずに自分や持っているものを大事にして過ごしていけるように意識していきたい。 そろりのことを語るときにですます調の文章になり、それ以外の文章はだである調なところがおもしろかった。そろりパートはまるで絵本のような雰囲気で、現代人のお疲れモードとの対比がくっきりしていて、ファンタジーっぽいのに現代(しかもコロナ禍)ともうまく融合していたと思う。

    7
    投稿日: 2025.06.09
  • 薔薇蟲子のアイコン
    薔薇蟲子
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    私の好みの文章でした。初めての作家さんなので、パラパラ読みしてから買いました。優しい感じの言葉選びに心がほんわかと温かくなりました。続編が出てるらしいので直ぐに買いに行きました。長く続いてほしいですね。

    5
    投稿日: 2025.06.08
  • りこのアイコン
    りこ
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    あの本、なんだったっけ? あの疲れた人が、ふらっと出逢えるカフェ··· 店主の名前は?ふらりだったか? 半年くらい前に読んで、急に思い出して、また読みたくなる本かな

    0
    投稿日: 2025.06.04
  • ウッチーのアイコン
    ウッチー
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    悩める人が訪れる『喫茶ドードー』。そこのマスターである『そろり』。何か不思議な人だった。なぜ、お客様が悩んでいる事が分かって、それを解決するようなメニューを出せるのか?それと、そろりの事を客観的に説明しているのは誰なのか?謎は多いけど勇気づけてくれる作品だった。

    14
    投稿日: 2025.06.04
  • まちこのアイコン
    まちこ
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あんまり響ききらなかったかも。 まだコロナが小説内に出てくること慣れない… なんか疲れちゃう。 選択的夫婦別姓の話も、基本的に肯定派なんだけど推進派の強い考えとかも疲れちゃう。 起承転結の結あたりは納得して読み終わるんだけど、全体的に疲れたなって印象が残る。あれれ。 ですますで文書始まった時はどうしようかと思った。苦手だ。児童書読んで気持ちになる。結局地の文はドードーだったの?(ドードーって絵文字あるの!びっくり!) あとそろりにあんまり惹かれなかったんだよね。唐突にナゾナゾみたいなアドバイスされても…って行ってみたいとも感じられず…うーん。あんまりハマらなかったね。

    1
    投稿日: 2025.05.27
  • うみのアイコン
    うみ
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    なんでドードー?そろり?って思いながら読んでたけど最後に分かったのでスッキリ。 なんかどの話のどの悩みも、人間味があって共感。そしてそれに対する言葉も、ちゃんと自分に響くものがあって。 店主が発する言葉がドンピシャだけど、どうしてそんなに分かるの?色々な経験があってそういう言葉が飛び出すのかな? 日常でも思うんです。必要な言葉をくれる人っているじゃないですか。あれって、色々経験したり周りの話を聞いたり相手を想像したりするから出てくるんですかね。ここ至るまでどんな風に辿ってきたのだろう、とすら思うことあります。 店主さんのことがもっと知りたくなるなぁ。なんて。 短編集なので読みやすかったです。 それぞれ色々抱えてるのが見えて こんなあれこれ悩んでるのは私だけじゃないんだなって思えて良かったです。

    0
    投稿日: 2025.05.27
  • canbus28のアイコン
    canbus28
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    喫茶ドードー店主のそろりと、お店を訪れる人たちの日常の物語。 そろりはもしかしたら仕事に疲れ、息詰まってしまい、「のろまに生きる」ことを目指して、喫茶ドードーを始めたのかもしれない。訪れるお客さんへ向けて、そろりが些細な幸せについて話す場面がすごく好き! SNSに振り回されたり、仕事を抱え込んだり…様々なお客さんがいるけど、ホッコリと優しく接するそろりに対して、読んでいてとても心が温かくなった。

    10
    投稿日: 2025.05.22
  • みおのアイコン
    みお
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    このレビューはネタバレを含みます。

    住宅地の奥、そこだけ木々に囲まれた森のような空間にあるおひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。 バスケットを滑車で届けてくれたり、落ち葉の絨毯が席になったり、すごく素敵なカフェ。こんなカフェが近くにあったらいいなぁ。 第一話。私もSNSで「ていねいな暮らし」を見て、やってみて、挫折して。私ってなんてダメなんだ、って思ってた。でも、わたしはわたしの丁寧さ、快適さで自分を大切にできればいいんだ。可絵を通して、私も自己肯定感を高めてもらった気がする。 第二話の雨の描写が、鬱々とした梅雨ではなくて、優しく私を包み込む恵みの雨っていう感じに思えて好き。雨の日だからこそ、サンドイッチを盛り盛りにしたり、雨の日は太陽の恵みが欲しくなるから日の光をたっぷり浴びて作られた千し野菜を具材にしたりするって私にはない発想で、日々を、暮らしを楽しむってこういうことなんだろうな、と思った。ものすごく素敵な考え方。 1番響いたのは、第三話。 私も仕事で、誰に言われたでもなく、勝手に自分を自分で追い込んで自己満足を得ていたんじゃないか。それで周りから置いて行かれた気になって焦ったり不安になったりして。これまで休日出勤や持ち帰りの仕事、残業も厭わずにガンガンやってきて、それが無駄ではないと思っているけれど、もう少し肩の力を抜いて仕事をしてもいいのかも、と思えた。 どのお話もコロナ禍の環境の変化が描かれている。 読書から少し離れていたこともあって、ガッツリとコロナの影響を受けているお話は新鮮、というか、自分の経験したことが物語になっている感覚がなんだか新しく感じた。 私の好きな連絡短編集。各話の登場人物のさりげないつながりが楽しかった。 ちょっと早起きしちゃったお休みの日に、お布団の中でぬくぬくしながら読んでいたい優しい気持ちになる一冊。

    1
    投稿日: 2025.05.16
  • miholantaのアイコン
    miholanta
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    短編だとおもいきや、誰かが誰かと繋がっている。 誰かは誰かに影響を与えている。 自分なんか…とおもいきや、知らないところで誰かの支えになっている。 そんなものかもしれない。 お気楽に、気負わず、明日を目指していきまっしょい。

    2
    投稿日: 2025.05.16
  • bumblebeerのアイコン
    bumblebeer
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【君にとっての幸せって?】 ◎読みやすい 【感想】 スッと読める文章であっという間に読了。 コロナの頃に書かれた本で、ああ、あの頃はそうだったなぁと振り返りました。 悩めるそれぞれの主人公に、喫茶店の店主「そろり」が優しく寄り添い、読みながらゆっくり時間が流れるような体験を味わいました。日常に疲れておりましたが、ふと立ち止まることができる1冊でした。

    0
    投稿日: 2025.05.12
  • N.オリゼーのアイコン
    N.オリゼー
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    おひとり様専用カフェ『喫茶ドードー』行きたい! 5話それぞれの主人公達が知らず知らず何処かで繋がっているって話好きです。 コロナの時ってこんなだったなぁとしみじみ。 生活スタイルが変わって、コロナに対する考えも人それぞれで、見えないストレスが溜まっていって⋯。 自分の幸せって何だろうって、立ち止まって自分の声に耳を傾ける時間って大事だなと思う作品です。

    25
    投稿日: 2025.05.11
  • ぱなっぷのアイコン
    ぱなっぷ
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    おいしい食べ物と素敵な店主さんの出てくるお話は間違いないですね コロナ禍を思い出し切なくなりながら読みました あたたかくて素敵なお話でした

    1
    投稿日: 2025.05.07
  • 坂たあのアイコン
    坂たあ
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    あらすじを読んだ時に、「SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、」って書いてあるところに、「あれっ?それって、私のこと?」って思って、気になって読んだ本。 ある住宅街の奥に突然あらわれる、「森のキッチン」と呼ばれる、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。 この喫茶店には、日ごろ頑張りすぎて、ちょっと自分を見失いそうな人たちの前に偶然現れる。 この喫茶店で出されるメニューの名前がちょっと変わっているけど、疲れた心に染みるネーミング。 どの話にも、コロナ禍が関係していて、突然変わってしまった世の中に積み重なってできた不安感や孤独感に共感を覚えた。

    1
    投稿日: 2025.05.06
  • ハティーのアイコン
    ハティー
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    多くに人々に読まれ支持されてきたのが納得できる標野凪さんの「喫茶ドードー」シリーズの1冊目。 街中の路地を入った突き当たりにあるおひとりさま専用の山小屋風の喫茶店「喫茶ドードー」とこの店の主人そろりさんが主人公。   第一話「自己肯定力をあげるやかんコーヒー」 第二話「心が雨の日のサンドイッチ」 第三話「自分をいたわる焼きマシュマロ」 第四話「森のおとしものと森のおくりもの」 第五話「幸せになる焼きリンゴ」 コロナ禍中、今から少し前の時代設定で描かれるのは それぞれに悩みや問題を抱え込んだ人たち。 SNSや〇〇ログで喧伝されることもないカウンター席に5つの椅子が置かれた「喫茶ドードー」を訪ねるのはたまたま通りかかったり、同僚がポスティングに立ち寄った時の話を思い出したり、そこだけ鬱蒼と樹々の繁った様子に惹きつけられたりして、のこと。 5つの物語の登場人物がとても巧みに互いに緩やかな繋がりを持っているように描かれているのも楽しい。 喫茶ドードーを介してある視点で店周辺に生息する人たちの暮らす街の輪郭が読者に形作られていくようなそんな感覚になってくるので。 いまのところ地元の図書館にはこのシリーズの3作目の蔵書がなく残念です。

    2
    投稿日: 2025.04.30
  • キモトのアイコン
    キモト
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    ずっと気になっていましたが、最近娘に勧められて「よし!読もう!」と購入しました。 5つのお話が詰まっていますが、年齢はバラバラで身を置く環境も各々。ぼんやりとした不安や違和感を「喫茶ドードー」ほぐし、あたためてくれます。 引きでみると、みんな誰かと何かで繋がっている。 絵本のようなドードーの語りも良かったです。

    1
    投稿日: 2025.04.30
  • 6303のアイコン
    6303
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    あったかいお話でした。 どこか不思議な雰囲気を放ちながら、しっかり芯を射止めるそろりさん。 こういうカフェが近くにあったら、絶対通い詰めます。

    11
    投稿日: 2025.04.28
  • ゆうかのアイコン
    ゆうか
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    ずっと気になってた本で、やっと読めて念願でしたᵔ-ᵔ おひとり様専用の喫茶店からいくつかの物語が繰り広げられるのですが、毎日頑張りすぎている現代人にとって、頑張らなくてもいいんだよ、ここでひと休みしようと語りかけてくれるような本です‬т т こんな喫茶店が現実にあればいいなあって思いながら読んでました(笑)

    2
    投稿日: 2025.04.27
  • うえんたのアイコン
    うえんた
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    大人のための絵本、大人のための童話、そんな風に感じました。 何かに悩んでいたり行き詰まっていたり、そんな人が喫茶ドードーで癒されてちょっとしたきっかけがもらえる。そんなお話です。 選ばれている言葉が優しくて、それもこの作品が持つ丸さにつながっているのだと思います。心が下向きの矢印になっていたり、ささくれている人はこの丸い感じのする作品を読んでみてはいかがでしょうか。 美味しそうな物も出てくる、優しいマスターも出てくるこの作品でホッとひと息つけるかもしれません。

    1
    投稿日: 2025.04.26
  • もるさんはおやすみしてるのアイコン
    もるさんはおやすみしてる
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    ちょうどコロナで生き方ががらりと変わった頃を 思い出す作品でした。 周りの環境がかわったり、何か違和感があったりと やり過ごしてきましたが、 なにかしらはストレスも抱えてたのかなと。 ちょうど、ていねいな暮らしも流行っていた頃で 一話が、わかる……とてもわかる……となってました。 連作なので、以前の作品に出てきた登場人物も ちょっこりでてくるのもほんわかとなります。 そろりさんの人柄がなんともつかめない、 のんびりとした人でしたがもしかして 登場人物のように何か抱えて生きてきたのかなと 次作も気になります。 今日は自分をいたわる日にしようかな。

    0
    投稿日: 2025.04.26
  • トマキのアイコン
    トマキ
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日々の仕事や生活に疲弊した人たちが、喫茶ドードーに足を運ぶことで、生き方のヒントを得ていくところがいい。 特にSNS疲れの人に対して、そろりの「よそ見するくらいがちょうどいい」という発言は、自分にも当てはまるところがあるなと思った。 また、仕事に疲れたときこそ、カフェなどでのひとり時間を大切にしていきたい。

    0
    投稿日: 2025.04.23
  • ヨシツグのアイコン
    ヨシツグ
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    現代人が感じる現代に対しての疑問や憤りを上手に包み込み、本当に大切なものは何かを考えさせてくれるいい本。なかでも「丁寧な暮らし」の章が1番心に響いた。現代人に共通して言えることだけれども皆余裕がなさすぎる。何をするにしても常に心の余裕を持ち続けたい。

    0
    投稿日: 2025.04.22
  • 2186883番目の読書家のアイコン
    2186883番目の読書家
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心がぽっとするような、大変な日常のセーフゾーンにいる気持ちになる。 コロナ禍、これくらい規制されてたなあと懐かしく思いつつ、もう共感はしづらかった。 ちょっと教訓を押し付けてくる感じが、うーんって思う。カフェ店員さんが、そんな強く喋ってくるのやだなあ 後半3つの女性の悩みが、分かる!!という感じ。自分もだれとも結婚せず、キャリアを追い続けるんだろうなと思う。 みなさん素敵な女性だった。

    0
    投稿日: 2025.04.19
  • やよのアイコン
    やよ
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    『それでいて楽しい気分になるのではなく、駄目な自分に落ち込む。』(p.49) 『これじゃあまるでスマホ中毒だ』(p.49) じゃあなぜ「ていねいな暮らし」をSNSでわざわざ見てしまうのか? 私が今の暮らしに満足していないからだ。 もっと部屋をオシャレに綺麗にしたい。掃除が行き届いていて、手の込んだ料理はお手のもの。 そんな暮らしを、本当は望んでいるからだ。 でも現状出来ていない。満足した暮らしを送れていない自分にバツ印を付ける。 『押し寄せてくる圧に、吐き気をもよおした。苦しい。逃れたいのに、どうしても手に取ってしまう。』(p.141) まるで今の私を表しているかのよう… 現実に疲れているはず。自分を労りたいなら、そういった情報からは離れるべきと頭では分かっているのに、どうしても手に取ってしまう。 変わりたいから。楽になりたいから。 苦しいと分かっていても求めてしまう。 でも楽になるための手段は今の私を苦しめるものが多い。

    0
    投稿日: 2025.04.13
  • 藤野フジのアイコン
    藤野フジ
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    読めばきっと心がジャムになるだろう。 この本との出会いは単なる偶然であった。しかし、読めば読むほどこの作品は、自分の世界をパステルカラーのようにしてくれた。誰もが感じる苦悩や劣等感、醜いと感じる心を喫茶ドードーが、そろりが、料理が優しくすり潰してくれるようだ。現代に足掻く老若男女を否定することのないとにかく優しい作品。

    1
    投稿日: 2025.04.11
  • ふみのアイコン
    ふみ
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    装丁のかわいらしさに惹かれて購入。 絵本のように読める本かと思いきや、コロナ禍でそれぞれの年代の問題を抱えた女性たちの短編集。 なぜか弱った人が辿り着ける『喫茶ドードー』でちょっと風変わりなマスターから接客を受け、問題が解決する訳ではないけれど自分と折り合いをつけながら心の持ちようを変えていこうとする登場人物たち。 悩める現代人のお話にほのぼのした物語が織り混ざったような一冊。

    10
    投稿日: 2025.04.06
  • ゆゆのアイコン
    ゆゆ
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アップルパイが好きなのでこの表紙を見た時から絶対読まなきゃ!と思って購入( ´˘` 笑)買って満足してしまい後回しにしていたがそろそろ…と思い読むことにしました。 作者は現役カフェ店主でもあるらしくまさにこの本にピッタリだなと思った。(行ってみたい!) 住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ。「喫茶ドードー」にはがんばってる毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんがふらりと訪れる( ᴗˬᴗ) 短編集で、コロナ禍のお話みたいでした。(でも各話ちょっと繋がっていた!) 元気な時には気付かない場所なのかな、、辛い時にふと目に止まるカフェ。そこのメニューは訪れる人にピッタリなメニューが(*ˊ˘ˋ*) 店主のそろりさん側の目線の時の書かれ方がなんだか面白い(笑)そろりさんを見てる人が喋ってるような。それはお店である「喫茶ドードー」なのでしょうか( ˙꒳˙ ) 近所にそんなおひとりさま専用カフェがあったらぜひ通いたいなぁと思ってしまう。「森のカフェ」とも呼ばれているようで素敵⟡.· 気になるアップルパイは最後の最後に出てきました(笑)

    6
    投稿日: 2025.04.03
  • ぴのアイコン
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    コロナ禍のひとたちのものがたり。 "ちょっと疲れちゃった人"におすすめ。 喫茶ドードーのそろりさんがお料理や飲み物と共に悩みに寄り添ってくれてあたたかい。 1話ごとに登場人物が変わるけど、別のお話にもつながっているので人の輪も感じられる。 青山美智子先生とは長月天音先生の本が好きな人は、特にハマる気がする。

    0
    投稿日: 2025.04.03
  • ムク助のアイコン
    ムク助
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    おひとり様専用の「喫茶ドードー」で、悩みを抱えた女性たちがそれぞれちょっとずつ癒されて前に進んでいく。コロナ禍でのお話。 年齢が近いのもあり、小夜子に一番共感できた。 「他人に寄り添うって」 「言うは易く、行うは難し」 わかる。職場でいろんな人の事情や言い分を聞いて、それぞれに寄り添いたくて仕事の配分調整して。でもそうしてるうちに自分が疲れちゃうんだよね。 ほんとに疲ちゃうのよ。 私も七輪でマシュマロ焼こうかしら。 登場人物が少しずつリンクしてるのも連作短編の楽しさのひとつ。 心が疲れたら、またこのシリーズを読んでみよう。

    70
    投稿日: 2025.03.22
  • ひろのアイコン
    ひろ
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    おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。 店主そろりさんの美味しい料理と、樹木に囲まれた落ち着いた空間が、日頃から頑張りすぎて疲れてしまった心を癒してくれる。 不思議とそのとき訪れる人に必要なものがメニューになっているのだけど、押しつけることなく、そっと寄り添ってくれるように優しい。 毎日生きてくのに必死で、コロナ禍においては人との繋がりが希薄なものとなり、どこか殺伐とした社会に。そんななかでも、ホッとする時間って大切だね。 こんな素敵なカフェがあったら毎日でも通いたくなっちゃう。現実的な内容なのに、どこか童話みたいな心地よさのある物語だった。

    65
    投稿日: 2025.03.21
  • ユイのアイコン
    ユイ
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    めちゃくちゃ面白かった…。 生き方に戸惑う人がきっかけをもうて自分を見つめ直すストーリーは大好物なんやけど、その戸惑いが逐一刺さる…。 わたしなんてぐうたらやし楽してるし心身共に鈍感やから、そうおいそれとしんどいとかいうたら恥ずかしいでほんまに、と、思いがちやけど、別の本を読んで、しんどい、と、いう資格があるかないかなんて考えなくていいのか…とこないだ思った。 この文庫本もそれに近いものがあるな…。 50代になって20代や30代と同じ働き方をしていることに対する思いとか、ああ…となる。でもなあ。養う人おるから働かんと仕方ないんやけどなあ。 自分の軸を持つ、白黒はっきりつけない、ゆっくりと変化する…。ささりすぎた。うう…っ。 一つのエピソードが長すぎないのがいいな。じめじめしすぎてなくて。 しかもこの本、微妙に連作短編なんよね。 もうどこをとってもめちゃくちゃ好きやな。 結局、自分の考え方を変えるって筋なのもいいんよな。 変えた先に自分の幸福があるという保証があるのなら価値観なんてすぐ変えれる。でも保証がないから踏み出せない。鶏卵問題。 だから、(保証もないのに)変えること、変わることは勇気がいるって、そういうことかあ…。 などと今ごろ思うのは、これまでわたしは変えずに生きてこれたのかもしれん。 気づきが遅すぎた、なんてことはないと思いたい。 (だからって変われるわけでもないけど…) 環境を変えることはこれまでも多かった。環境を変えたことで自分も変わった気になってるんやろうな。 …で、そろそろそれをやめたい、と、思っている(去年あたりから)。つながるわ、いろんなことが。 まず自分にありがとうっていうっていうのもささった。 自分を労るとか自己評価をあげるなんてわたしには難易度が高すぎるけど、ありがとうということからならできるかもしれん。 残り少ない人生、生活も変えたいけどわたしがわたしへかける言葉も一番変えたい。 付箋を貼りたい箇所はようけあったけど、それをするのも惜しいくらい、一気読みした。 続編も読もう。

    5
    投稿日: 2025.03.20
  • 一般ゴリラのアイコン
    一般ゴリラ
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心に余裕が無くなりそうだなと思って読んでみました。1話完結のオムニバス形式かと思いきや、話の節々に前作に登場した人物が出てきたりと話がリンクしてるのが個人的には好きな構成で、面白いと感じ、読んですっきりとする作品でした。あと料理の豆知識や雑学も知れてまた一つ勉強になりました。次回作も読みたいです。

    1
    投稿日: 2025.03.19
  • miのアイコン
    mi
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    文体がであるとですますを行ったり来たりするのが分かりづらく挫折しかけた。ゆるい連作短編のような構成は良く、ひとつひとつの話も癒された。

    1
    投稿日: 2025.03.17
  • まのアイコン
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    ほっっっとする話だ〜〜〜!!! グルメ系小説?にあたるんだろうか。こういうジャンルは初めて読んだけどほっこりして大切に大切に読み進めました。 この視点は一体誰だろう?という疑問が最終的に晴れ、途中の描写もこうだからこういう描写にしたんだって分かって面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.03.11
  • fairytaleのアイコン
    fairytale
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    日々いっぱいいっぱいで凝り固まった考えを、ふとした言葉でほぐしてくれる。 どの話も、日常を過ごす上でヒントになるような視点を与えてくれて、ほっこりした。 こんな素敵なカフェが本当にあったらいいのに。

    0
    投稿日: 2025.03.09
  • yukaのアイコン
    yuka
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    "ほっと一息つきたい時" に読んでください★ たまたま本屋で気になって、シリーズごと(3冊)まとめて買いました。 おひとり様専用のカフェで、店主「そろり」とお客さんの交わす会話に心洗われました。 喫茶店での話はそんなに長くなく、一人一人の登場人物のストーリーを中心に描かれています。 登場人物の悩みや生き方、考え方に共感してうなずいたり、わたしならこう考えるけどなぁと思ってみたり、気楽に読むことができます。 電車や寝る前など、ちょっと読みたいなって時におすすめです★

    2
    投稿日: 2025.02.25
  • norinori207のアイコン
    norinori207
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    続きが読みたくなる連作短編集だった。仕事や生活に疲れた人たちが、ふとした瞬間に目にとめる森の中の喫茶店で、店主が優しく心をなぐさめる。疲れた心に効く喫茶店のメニューも気が利いていて、読んでいて心が温かくなった。私の心の疲れも取れた気がして、嬉しかった。続編も読んで、癒されたい。

    7
    投稿日: 2025.02.25
  • みかづきのアイコン
    みかづき
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    タイトルが気になって手に取った1冊。 文体がコロコロ変わるので最初は正直読みにくいなぁと思っていたのですが、最後まで読んだところその文体にも意味があったことに驚き、とても納得がいってすごくスッキリしました。 あれこれ考えて疲れてしまう人、生きる意味を探してしまうような人にはすごく染みる本だと思います。心が疲れた日に読み返したいです

    1
    投稿日: 2025.02.24
  • 艦長のアイコン
    艦長
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    喫茶ドードーを訪れるお客さん同士リンクしていて短編小説だけど、一冊が一つのストーリーとして楽しめました。 人生に行き詰まりを感じた時に読みたい一冊です。

    1
    投稿日: 2025.02.23
  • なずなのアイコン
    なずな
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    わたしたちは、すっかり幸せに慣れてしまっているんだなとしみじみ感じた。世の中や身の回りの技術が進歩したことで、生活の質が高くなったり楽になったり。 その中で、わたしたちはもっともっとって、上ばかりを目指しているのかもしれない。だから、小さな幸せも見逃して、自分には何もないとか不幸なんだろうかとかって考えてしまうんじゃないか。そんなことを改めて感じさせてくれる一冊だった。 そろりはエスパーなんじゃないか。そしてわたしも、ドードーのような生き方をしてみたい。毎日に散りばめられている幸せの欠片を見つけていきたい。

    3
    投稿日: 2025.02.23
  • 黒ゴマ右衛門のアイコン
    黒ゴマ右衛門
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    店主が話していたかと思ったら急にその章の主人公が 話し始めたり、今度は店主の行動の説明があったり 読むのに一度挫折というか躓いてしまいました。 こんなカフェがあったら、行ってはみたい…。 各章の主人公たちが、店主と話したり 飲んだり食べたりして気持ちに余裕が生まれたり 考え方が少し変わったり本当の夢に気づいたりして 自分も、少しでいいから気持ちに 余裕が持てるようにしたいなって思いました。

    5
    投稿日: 2025.02.22
  • まっくのアイコン
    まっく
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」 悩みを抱えた人々が訪れ、マスターのそろりと出される料理に癒されるというお話。 そろり自身にも苦悩していた過去があり、店名の由来に繋がる。 そろりの言葉は若干説教じみてるけど、ラストの絵の秘密が微笑ましい。 日常を描いた作品だからか、少し平坦な印象。コロナ禍の生活が反映された一冊。

    0
    投稿日: 2025.02.17
  • がちょうのアイコン
    がちょう
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    コロナ時代の話。 おひとり様カフェが近くに欲しいし、 喫茶ドードーのように「あなたの悩みに効くメニュー」を用意してくれるお店があったらいいのにな〜って思っちゃう。 そろりさんがいつも素敵な方で、自分も行き詰まった時に話を聞いてほしいな〜って思った。 でも。 喫茶ドードーのようなお店はないかもしれないけど そろりさんのように悩みを聞いてくれて、 受け入れてくれた上でアドバイスもいただける そんな方々が自分の周りにはいるから、 本当に恵まれているんだと思う。ありがたい。

    1
    投稿日: 2025.02.16
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    びわこ
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    現代社会に対して生きづらさを感じる人々のお話。 気付かず染まっていく姿、人に対して疑問を持ち続ける姿。どうしようもないで終わらせない人々とそろりさんの言葉に心がふんわり軽くなる。 自分と重なる部分が多く、お話の初めは辛くなる気持ちを持ってしまうけど、最後には登場人物と同じように前を向き、進んでいく強さをもてた。 そろりさんのいつも最後に何かをプレゼントしようとして断られてしまう姿がかわいくて好き。

    0
    投稿日: 2025.02.09
  • s .のアイコン
    s .
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    共感できる部分がたくさんあって、そろりと悩みを抱えた人たちの会話を読んでいく内にわたしの心まで解してもらった。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    ふぃ
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一話完結で読みやすい物語かと思いきや、実は全ての話が繋がっていて、世間はやっぱり狭いと感じました。それぞれの話の主人公が店主そろりの料理と話に救われたり、実は繋がっている別な話の主人公もその話の主人公の救いになっていたり、心が温まる物語です。

    0
    投稿日: 2025.02.07
  • kaaazunokoのアイコン
    kaaazunoko
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    本の装丁がかわいくてずっと気になっていた本をやっと読了。コロナ禍真っ只中に発売された本なので今(2025年)に読むともう懐かしくすらありますね。この数年ですら目まぐるしく情勢が変わってて人間の営みの時の流れに思いを馳せるなどしました。 おひとりさまカフェ店主のそろりさんがちょっと個性的で不思議。会話が成り立ってるのかちょっとあやしい感じがして(笑)メニューはどれもおいしそう。女性の悩みや怒りなど、わかる部分が多すぎて、ゆえに読むのがちょっとしんどかったです。解決してるわけではないし…。ドードーの絵は実際どんなものなのか見てみたくなる。

    0
    投稿日: 2025.02.07
  • つるぎのアイコン
    つるぎ
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    タイトルと挿絵に惹かれて読み始めた本 喫茶ドードーというおひとり様カフェが織り成す、心がくつろぐ短編集 「ですます調」で進むところと「だ」で進むところがあり、最初は読みにくいなあと思っていたが、最後まで読むと「なるほど、だからか」と謎が解けた 話自体はおもしろく、ほっこりした気持ちや忘れかけていた気持ち・考え方などを思い起こしてくれる 一つ一つの話もそんなに長くなく読みやすい 続編も読んでみたい

    0
    投稿日: 2025.02.05
  • ののアイコン
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    このレビューはネタバレを含みます。

    標野さんの言葉選びが繊細で、ほっこりする本。 表紙のアップルパイのイラストに惹かれて読んだが、何度でも立ち返りたい本だった。 ◇備忘にこの本の好きな点3つ ・大事なことを、読者に一緒に気付かせる書き方になっている点 お客となる各ストーリーの主人公たちが、店主ソロリのメッセージの真意に自ずと気付いて言語化してくれるあたりが読みやすい(前後のソロリの人柄も愛おしい) ・5つのストーリーの背景が繋がっている点 (確かに、同じ商店街の喫茶店にたまたま出会う時点で拠点が近いことはわかるが)ちょっとした生活の一部が交差している点がお洒落。ぜひ読んで欲しい ・働く女性の心情の解像度が高い点 これは完全に個人的な意見だが、コロナ禍で働く女性達の仕事での苦労や葛藤、生活への焦りなどの心情を丁寧に描いていて、とても入りやすいと感じた。その職の経験があるのだろうか、くらい解像度が高い。読みながら自分も「これは嫌だなあ…」と憂鬱さを感じさせられた上で喫茶ドードーで浄化してもらえるため、より言葉が刺さりやすい…感動

    1
    投稿日: 2025.02.05
  • ウニしらすのアイコン
    ウニしらす
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    うーむw してやられた!w なんかこないだ読んだ『自分にやさしく生きる心理学/加藤諦三 著』の延長か、その答えを示されたように思った。 さらにわかりやすい例で示されたみたいな。 『雑味だって旨味になる。自分が美味しいと思えばそれでいい。人まねじゃなくて、自分の価値基準を持つ。自分が快適なら、それが理想の暮らしになるのだ』 『強くて柔らかい人間』 『毒だってたまには薬になるのです』 『どこに向かうべきなのか、途方に暮れる』 わかりやすい話の中に散りばめられた言葉たちがいちいち刺さる。 うわー泣くー。。゚(゚´Д`゚)゚。w

    15
    投稿日: 2025.02.04
  • pomnobook1112のアイコン
    pomnobook1112
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    相手に対して何か黒い嫌な感情を自分が持ってしまった時とか、相手のことを羨ましがって疲れたときには心の処方箋として何回も読んでいます。 SNSの可愛い丁寧な暮らしの投稿に憧れて自分もやってみたいとかはよく思いますが、実際同じようにやろとしたら自分ができていないところが見えてきたり、めんどくさくなったり…結局嫌気がさしてしまったりしてそんな時に、自分は自分らしくいようって見つめ直せます。 相手の些細な一言にイラッとしてしまったりする時も、ああ、私今心が疲れてるんだ、余裕が持ててないなと思うようにして、自分の時間を大切にしたいです。 喫茶ドードーみたいな、まるで自分だけが知ってるひっそりとしたお一人専用カフェが身近にあったら嬉しいですね。 カフェに行くのもお金がかかっちゃうので頻繁にはいけないですけど、自分のテリトリーの居場所があるだけで騒がしい世の中から離れて逃げられる場所があるって素敵だと思います。

    1
    投稿日: 2025.02.03
  • 2268471番目の読書家のアイコン
    2268471番目の読書家
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私はとても心が疲れている時にこの作品を読了しました。 心がとても癒されました。 そろりさんが言ってくれる言葉の一つ一つに力と癒しを感じました。 SNSで疲れてしまう、この現代。 InstagramやXなどで、自分をよく見せようとしている人も多くいる時代です。 そういうのをするのも見るのもエネルギーがいることだと。 毎日を快適に過ごすために何かを「しなければならない」 私も日常的によくある現象です。 快適にするためにはなにかしよ〜がしなければならないと義務化されます。 InstagramやXには色々な情報があります。 それは、良くも悪くも自分を無くすのだなと思いました。 癒され、心に刺さる言葉が多くある作品でした。

    0
    投稿日: 2025.02.01
  • mintのアイコン
    mint
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    ドードーはどこなんだろ?と最後まで気になる。 そういう感じなのかと思いつつも、悪い気がしない。 誰にでも疲れた時間があって、それを癒してくれて、文体も柔らかくて世界観に浸れます。 童話を読んでいる気分になります。

    2
    投稿日: 2025.02.01
  • shifu0523のアイコン
    shifu0523
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】 プロローグ 第一話 自己肯定力を上げるやかんコーヒー 第二話 心が雨の日のサンドイッチ 第三話 自分をいたわる焼きマシュマロ 第四話 森のおとしものと森のおくりもの 第五話 幸せになる焼きリンゴ おひとりさま専用カフェ。コロナ禍で、心身共に疲れた人を、変わったネーミングの料理が癒やす。 童話のような語り口。

    6
    投稿日: 2025.01.18
  • しぃさんのアイコン
    しぃさん
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    各章の主人公がぶち当たる悩みや葛藤は社会人なら誰もがそういうことあるよね〜、、と言いたくなるもの、登場人物のキラキラして見える部分だけでなく、腹の底にあるドス黒い感情が一人ひとりはっきりと書かれていた。そんな人間の黒いところを包み込むような喫茶ドードーと店主のそろりさん。 主人公たちはただ気に入らないのではく、でも自分にも悪いところがあるのかな、、という黒い感情と共存する優しい感情があって、その優しさに寄り添うようにそろりさんの言葉とメニューがある。 私の前にも喫茶ドードー現れないかな〜!!

    0
    投稿日: 2025.01.18
  • yozora444のアイコン
    yozora444
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    喫茶ドードーはファンタジックなカフェで、落ち込んだ気持ちに合わせて、料理を提供してくれる。 どのお話も共感できるところがあって、アドバイスとともに、元気にしてくれる料理が出てくるから、癒された。

    19
    投稿日: 2025.01.18
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    なぽり
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     すごく面白いというわけではなく、皆の日常を追いながらゆったりと読むことで、心地よい穏やかな時間を過ごすことができた。

    0
    投稿日: 2025.01.10
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    ぺぱ
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    短編集だが、一つ一つにつながりがありとても面白かった。 現代ならではのお話でわかるなぁとしみじみした。 喫茶ドードーが実在していたら是非行ってみたいと思った。 続編も是非読みたい。

    0
    投稿日: 2025.01.08
  • mのアイコン
    m
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    心をふんわり包んであたためてくれる一冊。 短編集ではあるけれど、『喫茶ドードー』の店主さんは毎話登場する。 それから、各話の登場人物たちが知らないところでほんのり絡んでいて、そういうところが好きだなと思った(語彙力)。 ただ、やはりこの手の作風が台頭してきていることもあり、やや胸やけ気味。 本当に心が疲れているとき、または、心に相当のゆとりがあるときでないと、わたしには読めないな…という感じ。

    9
    投稿日: 2025.01.05
  • Rのアイコン
    R
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    ほっこりする喫茶店短編集という感じだけど、少しだけ他の話とリンクしている。短編集だからだけど、もう少し物語自体に厚みが欲しい印象。

    0
    投稿日: 2025.01.02
  • かおりんのアイコン
    かおりん
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    おひとりさま専用のカフェ「喫茶ドードー」。悩みや疲れを感じた客が、癒されて帰っていく。 5話収録されていて、どのお話もほっこりする。また、ちょこっとだけ他の話と繋がっていたりして、続けて読んでいくとその辺も楽しい。 次作も早く読みたい。

    0
    投稿日: 2025.01.02
  • 読書が苦手な読書家のアイコン
    読書が苦手な読書家
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    ほのぼの系 コロナ禍の話で、そんなこともあったな〜と、今では遠い昔のように感じた。 ちょっと変わった店主がいて、登場人物たちの心を食べ物で癒していくお話。

    5
    投稿日: 2024.12.30
  • 小糸のアイコン
    小糸
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    ほんわかしたいときに読むと丁度いい。サスケ見ながら読んでもーた。大失敗。もう一度読み直します。反省。

    0
    投稿日: 2024.12.27
  • Sのアイコン
    S
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    共感できる話もありました。 他にも書いてる人いますが、途中に入る、そろりさんの行動の説明部分だけ、なんか変な感じして、思ってたよりもハマらなかった…

    0
    投稿日: 2024.12.25
  • りょんのアイコン
    りょん
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    「私、いい話を書こうとしてます!」が透けてるかんじがしてしまって…ナレーションのような書き方のせいかな…確かにいい話が読みたくて手に取ったのは間違いないけども。ナレーション以外はほっこり素敵な話

    5
    投稿日: 2024.12.23
  • いくらごはんのアイコン
    いくらごはん
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    何も考えずに読める。 ジブリや絵本のような世界観が素敵! 大きな起承転結があるわけではないけど、お休みの日にまた読み返そうかなと思える穏やかな作品。 家の近くにこんなカフェがあったらいいな〜

    3
    投稿日: 2024.12.20
  • ぬぴのアイコン
    ぬぴ
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    私には暖かくてほっとして、たまに共感できるホットココアのような作品♡ Instagramでおすすめな読み物として出てきて読んでみて大正解! 少し日常に摩擦を感じてるお客さんと時折核心をついたことを言う喫茶店主人のそろり。語り口調も穏やかで、出てくる料理も美味しそう。こんな喫茶店があったらぜひ私も行ってみたいと思っちゃう。

    2
    投稿日: 2024.12.18
  • 恵のアイコン
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    内容的には共感出来る所があったり、なかったり それよりも違和感を感じるのが、絵本とか美の壺のナレーションっぽい、ゆるりさんの行動の説明文 内容とそれがマッチして良いと言う人も居るんだろうけど、私は好きじゃないかな

    5
    投稿日: 2024.12.18
  • みみこのアイコン
    みみこ
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    心がいっぱいいっぱいなって、自分が見えなくなったり、置いてけぼりにしてしまったり。そんなときにこんなカフェに出会ってみたいと思う

    1
    投稿日: 2024.12.17
  • ur23のアイコン
    ur23
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    特に何も考えずに読めるので、仕事終わりの疲れた頭でも内容が入ります。 登場する料理はユニークだけど、美味しそう!とまでは思えず…

    0
    投稿日: 2024.12.09
  • アオミドリのアイコン
    アオミドリ
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    癒されたい時の読書にピッタリな長さと読みやすさ。 ほとんどは皆、そろりさんからきっかけを掴んで終わりだったけど、第四話『森のおとしものと森のおくりもの』のラストで、確実に現状から変化していたのがぐっときた。 自分の存在も、誰かを救っていたらいいなと思う。

    2
    投稿日: 2024.12.06
  • ビール枝豆のアイコン
    ビール枝豆
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    今思えばコロナ禍の世界というのは、感染しないか、させないか、などなどやはり何かと周りに気を遣う時代ではあったなと感じる。 コロナなど無く、普通に仕事してても、人間関係のもつれ、納期に追われる、などで疲れるわけで、コロナ禍で仕事していた我々は、余計にしんどい思いをしていたのかもしれない。 本書の紹介にある「心がくつろぐ連作短編集」そのもの。

    0
    投稿日: 2024.12.05
  • みぃしゃ(みっち)のアイコン
    みぃしゃ(みっち)
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    読んでいるあいだ、終始ほっこり。 私もこんな、一息ついて、まわりに振り回されたり自分のことをかんがえられなくなったときにふと自分を取り戻せる喫茶ドードーが近くに欲しい。

    4
    投稿日: 2024.12.05
  • 千葉経済大学総合図書館のアイコン
    千葉経済大学総合図書館
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10280857

    0
    投稿日: 2024.12.02
  • 十月のアイコン
    十月
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    それぞれのお話の登場人物の悩みや問題は、物語という点で見るとかなり弱いので正直物足りなさはあったけど、逆に言えばこれくらい軽いと疲れているときにも気兼ねなく読めるし癒されるのかもしれない。店主の、助言のような言葉にもうすこし共感できたらよかったけど、わたしにはいまいちピンと来なかったかな…。でも、おとぎ話に登場しそうな佇まいのお店と、質のよさそうなメニュー。表紙のかわいいイラストもぜんぶ含めて、雰囲気はとてもよかったと思う。

    1
    投稿日: 2024.11.27
  • 柊のアイコン
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    自分を労わりたい時に読み返す本 「自分が自分をいたわってあげなくて、誰がいたわるんですか?」ですから。 「結果が出なくても、やらないよりはやったほうがいい」私が大切にしている人生観と一致してたので、私の生き方間違ってないと背中を押された気分。

    1
    投稿日: 2024.11.24
  • こののアイコン
    この
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    コロナ禍を舞台に描かれたストーリー。コロナ禍でなくても普段感じるモヤっとする問題を喫茶ドードーがの店主がゆるりと受け止めて癒してくれます。 出てくるメニューも目に浮かびます。 自分の家の近くにもこんな隠れ家喫茶があったら、疲れた気持ちを整えるために通いたくなります。

    1
    投稿日: 2024.11.23
  • まにまにのアイコン
    まにまに
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大人用の絵本のようなお話だった。わかりやすく、シンプルなお話が多くとても軽く読めた。現代、特にコロナ化を題材にしており、生き急いでる現代人に、もうちょっとゆっくり自分のペースで生きていいんじゃないか?と提案してくれ、読んだ後には心に少し余裕が持てる話だった。店主のそろりが普通のおっさんなのに魔法を使うのかのようにやってくるお客さんにピッタリの商品と言葉を持ちかけてくるのはちょっと薄気味悪く感じてしまった笑 必死に生きることはもちろん大切だが私も最近忙しさと自分の不甲斐なさを攻めてしまう日があるのだけど、自分をもっと労わって、小さな幸せも大事にしたい。

    0
    投稿日: 2024.11.20
  • さみだれのアイコン
    さみだれ
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    おひとり様専用の喫茶店で、お店の雰囲気や店主もステキな方なので、こんなお店があれば行ってみたい! 訪れる客は何か悩みをかかえていたり、心がモヤモヤしている方で、その悩みだったりモヤモヤが共感できるものが多かったので、とても楽しめました。

    4
    投稿日: 2024.11.15
  • mk02o24のアイコン
    mk02o24
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    それぞれのお話が少しつながっている形式。 自分にも思い当たる節があるような、悩みを持ったお客さんがカフェのメニューで少し救われる感じで、ホッコリする。 それぞれの主人公の話に入る前のそろりさんとカフェの描写が個人的には引っかかりを覚えてしまってものがかに没入しにくかったかも。

    0
    投稿日: 2024.11.14
  • araretyanのアイコン
    araretyan
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    食べ物やさんの話しは沢山あります。 このお話しの最初にでてくる 可絵さんが 南部鉄のスキレットを取り寄せます。 昔の鉄鍋より扱いが楽!というので餃子を焼いた。 あーあ 私が最近やったことみたい! くっついた時は 濡れぶきんの上にじゅっとおくと 落ち着くと 餃子が剥がれます。完璧は無理だけど。 あと 私が気になっていた やかんコーヒーも出てきます。 そうそう 憧れてやってみたいことばかり! 美味しそうなサンドイッチが出てきます。 飲み物はないの? と思います。 私がこのドードーに行ったら 飲み物はないの? とか うるさいおばさんになりそうです。 ドードーのそろりさん 人の話しをちゃんと聞いてくれるところがいいですね。 人に話しを聞いてもらいたい と 思っている人 いっぱいいるんですね。 終わりの方に出てくる 牛肉と野菜を煮込んだシチュー 私も作ろう! 美味しそうです。寒くなってきました。

    6
    投稿日: 2024.11.10
  • namiのアイコン
    nami
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    コロナ禍後の作品らしくその頃の世の中が今では懐かしいとさえ思える。おひとりさま専用カフェ、タイミング良すぎるリピート等ありえない設定ではあるけれど独特な雰囲気のそろりさんという店主に惹かれるのかもしれない。同じような設定だと『木曜日にはココアを』の方が好みかな。自分より若い世代にはしっくりくるのかも。コロナ前と後とではある意味いろんな常識が違ってきている気がする。幸せとは何か、そろりさんも追求しているようだけど人によって異なることだけは確かなようだ。 いつか『森の生活』も読んでみたくなった。

    0
    投稿日: 2024.11.10
  • 私の図書館のアイコン
    私の図書館
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    第3弾目の「いつだって喫茶ドードーでひとやすみ」を読んで、世界観を好きになり続いて読みました。 今回も喫茶ドードーの雰囲気には癒されました。 ただ、カラー施術にクレームを入れたお客さんが他店でカラーリングをして見せつけてくる、旦那さんが奥さんに学がないとことを親しくもない他人にわざわざ話すなど、それぞれの登場人物に起こる出来事が第3弾に比べると非リアルで若干興醒めでした。 登場人物の仕事については、きめ細かく描写されていて、たくさん調べられたのだなぁと感じました。第2弾も読みたいと思います。

    0
    投稿日: 2024.11.07
  • 皐月のアイコン
    皐月
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    コロナ禍が舞台で、生活様式や価値観が変わり、葛藤する登場人物たちの様子を描く短編集。なんだかすっきりとしない生活を送っていると、都会の中にひっそりある喫茶を見つける。心に効くメニューと空間のなかで、大切なことを思い出す。 あの辛かったコロナ禍当時を思い出すけど、いまとなるとそんなこともあったよな、とくらいに思える。大事だったことも、時が過ぎると何ともでもなく感じられる、人間ってすごい。 困難も自分で解決の糸口を見つけられれば生きやすくなる。

    0
    投稿日: 2024.11.03
  • 2193520番目の読書家のアイコン
    2193520番目の読書家
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    精神状態が悪くても読み込んでいると自然と顔が綻ぶような優しいお話たち。 人間が抱える不満や怒りや悲しみを溶かして癒してくれるお守りみたいな本。 本を読むといろんな感情に引っ張られることがあるけれどこの本にはそれがない。 今宵もドードーで一息つきたいもの。

    0
    投稿日: 2024.10.28
  • きりののアイコン
    きりの
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    あ~、なんかアルよね、そういうなんか理不尽と言うか、なんだかなーって思っちゃって疲れちゃう事。 そんな時にたどり着けるこんな喫茶店があるっていいな。 昔、仕事帰りにたまーに寄ったりしていた喫茶店も無くなったし…。 住宅街にあった、中国茶が飲める民家みたいな喫茶店…これも無くなっちゃったし。 カフェは増えたような気はするけど、落ち着けるお店が少なくなった気がする。

    0
    投稿日: 2024.10.26
  • えりちゃんのアイコン
    えりちゃん
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    このレビューはネタバレを含みます。

    それぞれの主人公が店主と話すことで気づき、前向きになれる本。 それぞれの主人公のエピソードなどは良かったが、ただ、今回舞台はひっそり佇むおひとり様のカフェなのに、思いの外店主がベラベラ喋るのが少し嫌だったかも。 しかもそれぞれの主人公に店主が贈り物するけど、ほとんど受け取り拒否という可哀想なかんじ。 こういうカフェではあまり語らないマスターのが私は理想(^^) 個人的には木曜日にはココアをのが私は好み!

    5
    投稿日: 2024.10.21
  • はまちのアイコン
    はまち
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    美味しいご飯と、素敵なカフェ。 大好物な物語でした。 読んだら元気が出る!というより、 ふっと力が抜けるような、頑張らなくてもいっか〜と気持ちが軽くなるようなお話。

    0
    投稿日: 2024.10.19
  • 朱のアイコン
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    そろりさんという男性が店主のお一人様専用カフェに訪れるお客さんが変わった名前のメニューとそろりさんとの関わりで前を向いていくストーリー コロナ禍がベースにあるからそれにまつわる話が多いけどそろりさんが丁寧に作っているお店や料理の表現にほっとした

    4
    投稿日: 2024.10.14
  • 和也のアイコン
    和也
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    抑うつ状態の酷い今の自分でも、快適に楽しく読めました。 感謝の気持ちです。 設定がとても良かったです。小さな森のなかにあるひとり専用カフェ。自分の家の近くにも、こんな場所があったらいいなと思いました。とても入りやすそうです。 マスターのキャラも良い。少しぶっきらぼうで、長身、天然パーマ。なんだか親近感が湧きます。 今の自分がマスターに相談事を持ちかけたら、どんな返答がくるのか。きっと美味しい料理と温かい言葉をくれるでしょう。 心をホッとさせてくれる良い作品でした。

    9
    投稿日: 2024.10.13
  • ねここのアイコン
    ねここ
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    喫茶ドードーの優しい優しい物語。店主さんの不器用さもなんか良い。どこかで物語がつながっているのも面白かった

    1
    投稿日: 2024.10.12
  • カヌレのアイコン
    カヌレ
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    ほっこりさせようという話なのかもしれないけど、少しこじつけすぎでモヤっと感もあった。喫茶ドードーのようなカフェがあったら心のよりどころになりそうだし素敵だと思うけど、メニューのかたより、お客の少なさが現実感なくて物語に入り込みたいけど入り込めなかった。 『森の生活』読んでみようと思った。

    2
    投稿日: 2024.10.11
  • 七虹のアイコン
    七虹
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    ただ普通に生きている。 自分で選んだ仕事をして、 お休みには好きなことをして。 それなのに、少し疲れてしまう。 きっと誰しもそういうことはあって でもそんな自分を見て見ぬふりしてしまうから、 そういう時は一度すべてを忘れて 「喫茶ドードー」に行ってみてもらいたい。 心がほんのりあたたかく、柔らかくなるから。

    0
    投稿日: 2024.10.06
  • ポンコツPのアイコン
    ポンコツP
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    同じ世界線での短編集なので登場人物たちがそれぞれいろんな境遇でそれぞれの悩みを抱つつ喫茶ドードーで解決の糸口を掴むのはいつも通り。 昔は西村京太郎の長編推理小説読んでたけど今はこんな感じの短編集のほうが好きかも(*´﹃`*)

    0
    投稿日: 2024.10.04
  • rentamao1556のアイコン
    rentamao1556
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    標野凪さん初読み。 森の中に佇む『喫茶ドードー』、店主のそろりが作るものは、自己肯定力を上げるやかんコーヒー、心が雨の日なサンドイッチなど、ネーミングが独特で、食べる人の心に寄り添ってくれる。 そろりは、カフェに来る人の迷いや苦しみがわかるような不思議な力があるのかも。 『喫茶ドードー』を訪れるお客は、そろりのちょっとした言葉にヒントをもらって、気持ちが回復して前向きになる。 「よそ見するくらいがちょうどいいんですよ。ほら、リスみたいにね。」 「他人の基準に振り回されて自分を見失ってはもったいないです。自分がいいと思えばいい。ただ、そのためには自分の研ぎ澄まされた芯を持つことが大切なんです」 「心が雨の日、つまり疲れ果ててしまったときこそ、考え方をぐるりと変えてしまえばいいいんです。発想の転換ですよ。雨はつまらない、憂鬱だ、っていう考えを、服装を変えれば雨は楽しい、愉快だ、ってね」 「自分が自分をいたわってあげなくて、誰がいたわるんですか?」 「急激に育った木はヤワなんです。でも時間をかけて変化していった木は強くなるんですよ。自分をいたわるってそういうことじゃないですか。」 「駆け足だと見えないものも、歩くスピードを緩めれば見えてくるんじゃないかな」 「いい顔ばかりしていないで、たまには毒を吐いてみるってのはどうですか」 「なくなることを心配していても仕方ない。それよりも今あるものを生かして、やりたいことを思い描いたほうか、ずっといい」 「シンプルでいいんです。好きか嫌いか。好きなら続ければいい。自分なりの歩み方を見つけて。簡単なことです」 続きも、そろりはどんな食べ物や飲み物を作るのか、そろりのどんな素敵な言葉が聞けるのか楽しみだ。

    16
    投稿日: 2024.10.02
  • 弥生のアイコン
    弥生
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一生懸命になるあまり、つい周りが見えなくなってしまったとき。頑張りすぎて、本当の自分を見失ってしまったとき。ふと思い当たるような日常に、優しく寄り添ってくれるストーリーがこめられた一冊。心身の疲労や悩みを抱えこんでしまいがちな日々に、穏やかに和む時間が流れるような心地がした。各章の人物たちがさりげなく繋がっており、自分のちょっとした頑張りが、どこかで誰かの力になっているかもしれないと前向きな気持ちにもなれる。 第一話は翻訳家の小橋可絵の物語。良かれと思った習慣に、いつしか雁字搦めになって窮屈になってしまった彼女。「自己肯定力をあげるコーヒー」で自分が見失いかけた価値基準に気が付ける。 第二話は学習塾に勤務の多加良世羅の物語。パートナーとはお互いに自立して平等でありたいとの思いから、仕事に励む彼女。知らず溜まったストレスに「心が雨の日のサンドイッチ」で物事の発想の転換に気づき、自分の理想の形への道を思い描く。 第三話は雑貨店の店長、緒川小夜子が主人公。立場上、休む間もなく全力で仕事に打ち込み、心の悲鳴にも気付かぬふりをする。そんな彼女は「自分をいたわる甘いもの」で周りを見る余裕が生まれる。 第四話は美容室でスタイリストをしている谷彩花の物語。技術の腕や接客を丁寧にこなす彼女。お客様からの理不尽な態度にも耐える日々の中「森のおとしものと森のおくりもの」に出会う。喫茶店の庭に敷き詰められた落ち葉と、マッシュルームがたっぷりと詰まったタルト。時には毒をはきながら、お客さんの気持ちに真摯に向き合おうと笑顔になる。 第五話はテキスタイルデザイナーの磯貝睦子が登場する。真心をもって誠実に人と向き合いながら仕事一筋できた彼女。ふと年齢を実感し、将来の展望が不透明になってしまい、引退も頭をよぎるなか、喫茶店では「ゆめにきくスペシャルメニュー」がお出迎え。心の声を聞いて、焦らずにゆっくり答えを出せば良いのだと気持ちが救われる。

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    投稿日: 2024.10.02