
総合評価
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powered by ブクログ前作同様、主人公ジョーが関わる事件と並行して、彼自身が乗り越えなければならない現実が描かれる。それはアルコール依存など様々な問題を抱えた母親との関係や、自閉症の弟と恋人との生活、仕事における思わぬ危機など、多岐に渡る。その中でジョーは過ちを犯すがやがて許され、自身も人を許すことを学ぶ。 ジョーが試練を乗り越え成長していく様はとても清々しく、人生には価値があると思わせてくれる。
2投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ前作「償いの雪が降る」とともに一人の青年の成長を描いている。 前作でとんでもない人でなしであった母親は、酒もクスリも絶って更生していた。その母親の更生会でのスピーチのシーンは読んでいて涙した。 一方、亡くなった父親と思われる男はこれまた人でなしで、亡くなったばかりなのに良く言う人はだれもいない。 更に亡くなった男の兄もイヤミで嫌な奴。 これだけでも立派な小説が成り立ちそうだが、そこに殺人の犯人捜しが絡んで来るのでもう読むのを止められない。 面白かった。 シリーズ化されるようなので早く次作が読みたい。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ読後感がとても素晴らしいミステリー。 作中で起こる事件の真相はかなり胸糞悪いけれど、むしろ本作の中心は主人公とその家族の失敗と再生の話で、その本題がとても良い。 事件サイドで変わることができなくて堕ちるところまで堕ちる人間を描く一方で、主人公とその家族は失敗をするけれどそれにしっかり向き合って許しを得ていく対比が素晴らしい。
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ1作目に続き良かった! 一気読み必須。 ジョーも成長してたけど、まだはっきりしない時期に遺産の事や妹に対する気持ちが先走っていたのはまだまだ成長途中、1作目同様、いやいや足もと掬われるぞっとヒヤヒヤしてしまった。 命に関わる場面も1作目同様緊迫感溢れて手に汗握る展開で読み応えあり。さすがジョー。知恵と勇気あふれる青年。 ライラと幸せになってほしいと願うばかり。 母親との話は涙なしには読めなかった。
1投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ大好き作家となったエスケンスのミステリー。今回は、第1作めの続編というべきストーリー。主人公とその彼女のライラ、主人公の弟と母親の関係性が絶妙なバランスで描かれていて、常に展開が気になるストーリーです。そして最終盤は、まさに怒涛の展開で一気読み。母親も主人公も、タイトル通りの内容。全てが収まるところに収まって、まだまだ先が楽しみなシリーズです。
0投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「償いの雪が降る」の続編だったので。 大学を卒業しAP通信社の記者となったジョー。 父親と同じ名を自分につけたと母親から聞いていたジョーは、 同姓同名の男性の不審死を知らされ、彼の写真が自分と似ているのを認めて、 父親ではないかと事件の起こった町へ向かう。 父親は殺されたと判るが、異母妹は事件の時から意識不明、 容疑者は異母妹の恋人らしい。 父親の兄も町を訪れ、遺産目当てで異母妹の後見人になろうとして、 ジョーを追い払おうとする。 ジョーは容疑者と接触して情報を聞き出そうとするが…。 前作は大学の課題のために知り合った元服役囚という、 いわば他人の事件だったが、 今回はジョーの父親が殺された事件で、 自分自身に関わる事件だった。 しかも、AP通信社の記者として書いた記事が訴えられ解雇寸前、 恋人ライラは司法試験直前、 弟は新しい職場にストレスを感じて不安定と、切迫感は高い。 とはいえ、早い段階から「遺産」というお金がちらついた点や (最終的に受け取らないことになるだろうな、とは思っていたが)、 弟の後見をめぐって母親と争った過去の部分がちょっと長すぎると感じた点、 記事への訴訟があっさり解決した点、 前回の被害者の日記の暗号解読同様、遺言の真偽の判断が簡単すぎる点と、 不満もあったが、 母親が薬物中毒から更生して和解し、ライラとも仲直りができて良かった。 母親が更生会のミーティングで、 寒い日にジョーが弟にコートをとってきて着せた話をしていた場面が、 ちょっと感動的だった。
0投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログ2024年8月16日。再読。実の父かも。妹がいるのかも。母親キャシーが立ち直った?私では充分ではなかったの?
0投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「償いの雪が降る」の続編。すごく良かった。ページターナー要素が多いのと日本人好みの切なさポイント満載の面白さと書いたが、それにも増しての続編、面白くないわけがない。前作の終わりからの直接の物語でなく、数年後、主人公がAP通信の記者になってる頃の話だが、主人公を巡る問題は何も変わっていない。さらに複雑な問題が巻き起こり、悪戦苦闘する物語が展開し、同時並行で静かに救済が進む。3作目は別の視点で書かれ、そのうち翻訳されると思うけど、読める人は2作連続で読んで欲しい。これ絶対面白いやつなので、つべこべ言わずに読めってのに久しぶりに出会った。
0投稿日: 2024.08.02教会でのシーンが泣けるが...
自閉症の弟に対し、甲斐甲斐しく面倒を見る兄。 ちょいちょい一人にしてハラハラさせられるんだけど、守り通すと決意した覚悟は強い。 誰からか? それは「誰かピンを抜く人がいないか常にさがしている手榴弾」とされる自分たちの母親からだ。 アル中で、後見認定を求める裁判では、審理中にメタンフェタミンをキメ、息子に「このイカサマ野郎」と悪態をつくダメママ。 だけど、虐げられても母に対する思慕は変わらない。 「兄さんのため僕すごく静かにする」 教会での更生の集まりに出ている母を、兄弟が警戒しながら遠巻きに観察するシーンが泣ける。 まさか息子たちが同じ教会にいるなんて気づきもしない母親は、更生の集まりに参加した人たちに向けて、自身の経験を訥々と語り始める。 何年ぶりかで聞く母の声にもどうにか反応せずいられた弟も、「わたしはかつて、二人のすばらしい男の子の母親でした」と、自身の名が口にされるのを聞いて、思わず立ち上がってしまう。 必死に手を引っ張り引き戻そうとする兄。 でもやがて、母がその後も口にする悔恨の言葉を聞いて、引き止めていた手を緩めてしまう。 母親は最初、何を目にしているのか理解できず、息子たちを凝視し、それから崩れ折れるのだ。 ただ、ミステリーとしては疑問符が多い。 まず、元上院議員のスキャンダルを報じた主人公の記事をめぐる裁判の話が、ほんと付け足しのように軽い扱いで、自身のルーツをめぐる殺人事件ともシンクロせず、いらないんじゃないかと思ってしまう。 一番ダメだと思うのが、社の判断で編集長から秘匿していた取材源を公表することになったと通達されるのだが、それなら記者をやめますとタンカを切るだけで、影響を受ける取材源の友人である彼女に、一言も連絡をしようとしないところ。 主人公のスタンスが言行不一致すぎて鼻白む。 認知もせず出奔し、一度も顔を見たこともない父親。 母親から散々いろんなことを聞かされ、それまでの辛い経験から自身には父はいないと考えていた男の不慮の死と、降って湧いたような遺産の話がメインで、実は精管切除してるから子どもはいないはずとか、何じゃそらの展開になるのだが、一番ダメだと思うのは、この父親を死んで当然という形で描き終えているところ。 真相を探る中でいかに器が小さく非道だったかを関係者から口々に聞かされるという、実に実にシュールな展開。 母とは更生によって対立が溶け、和解と至るというのに、この扱いの違いよ...。
0投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログ『償いの雪が降る』を読んでからだいぶ時間が経ったけど、続編やっと読めた。 ジョーの成長とその後の恋人のライラとの関係が知れて嬉しかった。 またしても次から次へと問題や危険にみまわれるジョー。 会ったことなくても本当の父親はやっぱり気になるし、毒親でも母親は母親で向き合わなくては前に進めない。 家族に縛られるけど、逃れられない。 ジョーの葛藤と成長。 今後も楽しみ!
11投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログ『償いの雪が降る』の続編。 AP通信社に就職したジョーが、自分の父親の殺人事件を追う。周りから忌み嫌われる父親の実態と取り巻く人々の人間模様が描かれる。改心した母と会う、ジョーと弟ジェレミーの場面は圧巻。ジョーの成長も感じられ、読後感は良い。
0投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジョーの軽率さ(チャーリーとのシーンの数々を見よ。お前、もうちょっと上手く立ち回れよ、言いたくなる)にイライラし、「ん? こいつの言動は、ちと怪しいぞ」とミスリードさせられたり、と愉しませてもらいました。希望を持たせるラストもいい。
1投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログ苦労しながら大学を卒業したジョーは、AP通信社に記者として入社した。 上院議員のスキャンダルを記事にしたジョーは、議員から事実無根による名誉毀損で訴訟を起こされる。 会社からは法廷対策として情報源を明らかにするように要求されるが、秘密を守ると約束して情報を得たとの理由から明らかにすることは出来ないと、猪突猛進型のジョーはキッパリと断る。 職を失うかも知れない問題を抱えている時に、自分と同姓同名の男が殺されたとの情報を得る。 もしや会ったこともない実夫かも知れないとの興味が湧き、司法試験を直前に控えて勉強に励んでいるパートナーのライラに弟のジェレミーの世話を無理やり押し付け、殺人事件が起きた田舎の地へ向かう。 現地で殺された同姓同名の男は、多数の人々から恨まれたり嫌われていた問題の人物だった。 その男の情報を現地で集めていたところ、ジョーは警察から殺人の容疑者との疑念を持たれる。 そしてジョーはとんでもない状況に追い込まれ、ジェレミーとライラを失う事態になるかもしれないとの不安に駆られる。 とても複雑な人間関係が絡み合い、そこに突如湧いてきた大金の行方もジョーの意識を大きく動かし、生き方そのものを左右させるような状況が続く。 非常に困難な状況に嵌ったジョーだが、懸命に複数の殺人事件の解決に挑むことになる。
1投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすくて面白かった。 ちょっと自意識過剰で突っ走り気味のジョーだが、強い腕っぷしが頼もしい。事件もそれほど複雑でなく、トントン拍子に進むので中弛みしない。 最後にはみんなきちんとハッピーエンド、正義感の強いジョーにも大満足。悪いやつはちゃんと成敗されるとこもすっきり。
0投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログ自分の父親について知りたい!そんな生半可なストーリーではなくジョーを、取り巻く肉親や、恋人らを、巻き込み正義感だけで日夜葛藤する彼を応援しつつ読み進めました。後半に連れて展開していくストーリーは、読み応えあり!
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ「よう、相棒」 「"過ちの雨が止む"はもう読んだかい?」 「まだかも」 「じゃあ、他の本もいいけどこれはすぐに読まないと」 「読むかも」 前作で大学生だったジョーは本作では大学を卒業しAP通信社の記者として働いていた そして自分が書いた記事に対して名誉毀損で訴えられ思わぬ危機に立たされる さらに自分の父親と思われる「ろくでもないくそ野郎」が殺されたことを知る とんでもない状況下になっていくジョーだが、そんな中でも母親との問題が感動的に和解していき、過ちの雨が止んでいく なのに、ジョーは自ら違う過ちの雨を降らしてしまうんだなぁ… ライラという彼女がいるのにヴィッキーというバーテンダーといい関係になってしまう!? ライラはどうするんだよと言いたくなります(まぁ、ヴィッキーも魅力的ですが…) そんなこんなで様々な局面になっていくんですが、肝心の父親を殺害した犯人は…!? このシリーズ最高です(^^) シリーズ全て★5個以上! どうやら次はライラが主役の作品が出るみたいなので楽しみですね! このシリーズ絶対に読むべきかも by.ジェレミー
23投稿日: 2022.12.30
powered by ブクログ前作「償いの雪が降る」で大学生だったジョーは、大学を卒業しAP通信社の記者になりセントポールに住む。弟ジェレミーをひきとりもう6年になる。恋人ライラとは同棲し彼女は司法試験がまじかに迫っている。これらが冒頭で語られ、ああ、ジョー、よかったねえ、ジェレミーも、ライラともいっしょなのか、となにか嬉しくなる。 そんな中、上司からジョー・タルバートという同じ名の男性が死亡したという記事を見せられる。自分は父と同じ名前をつけたと母から言われている。果たしてその男は自分の父なのか? かくしてジョーはその男が死んだ地、ミネソタ州キャスペン郡に向かう。 母を捨てた父のその後、父と母と、まだ見ぬ親類、それらの越し方をジョーは探るうちに、改めて自分の心棒をみつけてゆく。 今回もジョーの調査と行動でとんとんと進むのだが、またもやそう調子よくいくかい、と思うものの、やはりジョーに幸せになってもらいたい、という願いの方が勝るので、筋立てに不満はない。 2018発表 2022.4.28初版 図書館
7投稿日: 2022.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作「償いの雪が降る」の続編、ジョー・タルバートがAP通信社の記者となって、名前しか知らない父の殺人事件の真相と、自身の過去と向き合う話。 前回は他人事の殺人事件に首を突っ込んだ形だったが、今回は遺産も絡んで冷静になれない部分もあったり、恋人レイラや母親との関係がこじれたりで、あまりヒーローらしくなかったが、ボロボロになっても最後まで正義を貫いてくれて良かった。あれから、ろくでなしの伯父がどうなったのか気になるが、まだ続き(レイラが主人公らしいが)があるようなので楽しみ。 追記:ジョーが飛行機も乗ったことがなければ、海も見たことがない。泊まりがけの旅行にも行ったことがない、と語ったこと。アメリカの二十代男性の一般的な事情ではないだろうが、珍しくもないんだな、と感じた。帰るところは場所ではなく、人であると悟ったとしても、彼の家族たちにはもっといろんな思い出が増えてほしい。
1投稿日: 2022.11.19
powered by ブクログ過ち・・「過去」の漢字一字でこう読ませるとは、知らなかった。 ジョーの父親が若気の至りでしたとは言え・・とは言えないかなりの非倫理的父親、小学5年生が書いたような・・なるほど感200%のお粗末、幼稚な手紙で真相が明かされる。 筋を言えばさほど衝撃的内容は感じなかったものの 通信社記者ジョーのヒューマニズム、人生観、母親、自閉症の弟への諸々の吐露があちこちに散りばめられ それを読ませんがための作品だったかと思う程。
1投稿日: 2022.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作『たとえ天が墜ちようとも』がマックスとボーディ、ベテラン同士の信念をかけたせめぎ合いだっただけに、ジョーの未熟さが際立った。 完全無欠なヒーローじゃなく、ずるくて卑怯なところもある人間として描かれていて、それが魅力のひとつではあるのだけど、さすがに会ったこともない父親の遺産を躊躇なくもらおうとする姿にはがっかりしてしまった。 一方ライラはというと、司法試験の勉強を最優先にするのが当然という態度に少しモヤッとしたが、やはり賢く良識があり、今回はジョーと別行動だったのが残念だった。また二人で事件を解決していくような話を読みたい。 二転三転するストーリーで、最後まで飽きさせないのがすごい。ちょっとやりすぎ感もあるが…。安っぽいアリバイトリックは要らなかった。 『償いの雪が降る』で決別した母親とのその後が知れたのはよかった。
2投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログ大学生だったジョー・タルバートがシリーズ第二作では若手の記者となって、一緒に暮らす彼女と弟を支える大人ぶりだが、思い込みの激しさと後先考えずに突っ込んでいくところは相変わらずで、消息を絶っていた父親にまつわる愛憎劇に巻き込まれる。ろくでなしだったと母から言い聞かされていた男がやっぱりそうだったんだと明らかにした息子に最後に贈られたものがなかなかのものだったというオチは素敵でした。
1投稿日: 2022.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
CL 2022.7.13-2022.7.26 「償いの雪が降る」の続編。 深い余韻の残る前作に比べてけっこうドタバタ感がある。ジョーが考えなしに突っ走るのもさらに増えたような。ラストにはあちこち納得いくように決着がついたのでホッとする。 ただ、ジョーがケガしたとき、もう少し治療してもいいんじゃないかな? あと、誰からも嫌われていたトークがDNA鑑定で父親だと証明さて、たとえ多額の遺産が転がり込むとしても、その遺伝子を受け継ぐことに多少でも葛藤してほしかった。
0投稿日: 2022.07.13
powered by ブクログAP通信の記者ジョー・タルボット。一度も会ったことのない父親が死んだらしいと聞いて、その街にやって来ると、トラブルの嵐。父親は殺された可能性大、彼の妻は自殺、娘は意識不明。遺産相続問題も絡んで・・・ 読むのに時間がかかったがそれだけの意味はあった。 正義とか悪とか、愛とか嫌悪とか、人間のあれやこれやについて考えさせてくれる。
0投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログ前作「償いの雪が降る」に続きジョー・タルバートが主人公 劣悪な家庭環境から抜け出し 自閉症の弟をも助け出して 恋人も記者の職も得たジョーは 本作で 生まれる前に母を捨てた父親の死亡記事を見つける。その死は事件性があり 自分には腹違いの妹がいることを知ったジョーは一度も会ったことのない父が死んだ町に向かう。人は変われるか、人は変わらないのか 両方の例がここにある。本を読んで泣くことは求めてないが 戸棚のメープルシロップでちょっと泣いた。
0投稿日: 2022.07.04
powered by ブクログ大学を卒業し、AP通信社の記者になったジョーは、ある日、自分と同姓同名の男の不審死を知らされる。死んだ男は、名前が同じだとしか知らない実父なのかもしれない――。凶行の疑いがあるというその事件に興味を抱いて、ジョーは現場の田舎町へ向かう。多数の人々から恨まれていた男の死の謎に挑むが……。 「償いの雪が降る」の続編。 「うちというのは場所じゃないこともある。それは人なんだ」ある登場人物の台詞が心に残る。
3投稿日: 2022.06.20
powered by ブクログああ、今回も全てを投げ打って一気読み、、。どんどん山場が現れる素晴らしい展開に、読みやすい翻訳。今回も最後まで味わい尽くしました。事件の本筋もさることながら、ジョーとその家族の再生も描かれ、密度の濃さは呆然レベルです。ライラがメインらしい新作の翻訳が待たれて仕方ありません。
0投稿日: 2022.06.15
powered by ブクログ『償いの雪が降る』の続編というが、何かが違う。謎解きにはもともと期待していないが、登場人物の描写に感情移入しにくく前作に比べると相当落ちるかな。
0投稿日: 2022.06.15
powered by ブクログ特技ってありますか? 自分はいつでもどこでも寝れるという特技を持ってます もちろん特技というくらいですからそれなりの目的意識のもと鍛錬を重ねて習得に至っているわけです 1980年代から1990年代にかけて子ども時代を過ごした人の実に8割はノストラダムスの大予言をなんとか乗り越えればいつか自分の机の抽斗からドラえもんが顔を出すと信じていたと言われています もちろん8割の方の子ども時代を過ごしたわたくしですが他の人と違ったのは安穏と時を過ごすだけでなく、その未来をより確実なものとすべく2つの特技の習得を目指したわけです 1つはどこでも寝られる そしてもう1つはすでにみなさんもお気づきの通りあやとりです しかしあやとりの得意な人など周りになく、仕方なく活字情報つまり入門書に頼りました そう!入門書を『あやとりの為に読む』なんちて さて『過ちの雨が止む』です 普通の男ジョー・ダルバートがその一生懸命さと誠実さによりヒーローとなった前作『償いの雪が降る』から時は過ぎ、AP通信の記者となったジョーに自分の父親と思われる男が不審死をとげたとの情報を得ます 事件の真相を追うべく現地に向かったジョーですが今作は悪い意味での普通の男っぷりを撒き散らして行きます あーそうだよねー普通はそう考えちゃうよねー 普通は腹立つよねー、普通はそっちに流されちゃうよねー、と でも僕らはそんなジョーを見たいんじゃないんだよ!ライラだつてそんなの望んでないよ! 果たしてジョーは本来の自分を取り戻し事件を解決に導くことができるのか!? 過ちの雨が止む時、晴れ渡る空と共に感動の嵐に包まれます! ★5じゃ足りない面白さ! 最後にみんみんさん 「やっぱり順番に読んだ方が良かったかも」(byジェレミー)
41投稿日: 2022.06.10
powered by ブクログ間違いなく素晴らしい作品。ミステリのテイを取りながら、恋人、家族の再生、主人公本人の成長を静かに、豊かに描いてる。しかも田舎町の人間関係や登場人物のキャラ等がしっかりリアルで、 償いの雪が降る、に続いて本当に堪能した。
1投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログ前作「償いの雪が降る」に続く第二弾 やっぱりこのシリーズいいです! 不器用で頑固、誠実で一生懸命、若さ故に間違えたり失敗もある。そんなジョーが今作で大きく成長するのが今作の読みどころ(*^^*) 相変わらず満身創痍です。 今回の田舎町も保安官含めて皆んな怪しい笑 ボロボロになりながらの孤軍奮闘に、我が息子を見守る母の気持ちで応援しつつ読むのが止まらない! 二度と許す事はないと頑なジョーが母親と再会する場面にはウルウルです(/ _ ; ) 今作もやはり大円団の爽快な読後感でアレン・エスケンス大好きを再確認(*´∀`)♪ そしてジェレミーがホント可愛いわ\(//∇//)\
6投稿日: 2022.06.02
powered by ブクログ自分と同じ名前の男が不審死。その男は実の父親なのか。記者をしているジョーは事件を調べに行く。謎解きミステリーの趣と家族の物語でもある。著者の他の作品もそうだけれど人の内面を静かに濃く描くのが上手い。だからミステリーということを忘れそうになるときがある。人と人との間にある微妙な揺らぎのようなものが感じれてそれがとても好み。
2投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログ『償いの雪が降る』に続くジョー・タルバートのシリーズ第二作。前作では少女暴行殺人罪で有罪となった過去を持つ末期がん患者をインタビューする大学生として、過去の事件の真相に取り組む姿を見せていた主人公ジョーだが、彼を取り巻く過酷で特殊な家族環境は、作品に重厚感と心震わせるヒューマニティを与える独特なスパイスであった。 本書でもそれら家族の問題を取り上げるばかりか、見知らぬ父が被害者となった殺人事件を息子が追う、しかも家族の過去を掘り出しつつ、現在の再生を願うというタルバートの第二の決定的な時期と事件と取り上げて、家族と言う問題、差別や欲といった部分にまで詰めてゆく非常に厳しい物語となっている。 それでもジョーの一人称文体で綴られるページの重さや、誠実さはそのまま読者に感性や心理の浮き沈みを伝える武器となっており、この作家の優れたセンスを窺わせつつ読者の心を摑んでくる物語であるところは、毎作変わらない。アレン・エスケンスは、信頼性の置ける作家としてマークすべき一人である。 この作品では主人公が、見知らぬ父の死を謎含みの殺人事件として取材するとともに、自分探しの旅、また人生の転換点となる糸口としても、最重要視していることがわかる。その捜査の中で、同棲中の恋人との将来、落ちぶれた母の再生、自閉症の弟を含めての家族全体の再生などの大きな課題とも取り組んでゆく。 とりわけ兄弟が、大きな変化を遂げようとしている母と再会するシーンの心にこれでもかと言うくらい響いてくる。久々に心を打たれました。凄い作家である。人間性の重みをこれだけ持たせながら、物語の持つ娯楽性、ミステリとしての仕掛けや幾重ものツイスト、全体の起承転結のしっかりした構成、どれをとっても一流の作品である。 弁護士を引退して作家として成功をスタートさせた作家アレン・エスケンス。追いかけ続けねばならぬ作家がまた一人、ぼくのリストに色濃く書き加えられる。
4投稿日: 2022.05.11
