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星砕きの娘
星砕きの娘
松葉屋なつみ/東京創元社
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総合評価

(8件)
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    第4回創元ファンタジイ新人賞受賞作(2018年) 幼い頃に鬼の囚われた鉉太は、川底で一振りの刀と流れてくる蓮の花を拾う 蓮の花は赤ん坊に姿を変え、驚くべき速さで娘に成長するが、明の星が上るとたちまち赤ん坊に戻る なぜ蓮華は赤ん坊に戻るのか、星砕と名付けた刀は蓮華にしか扱えないのか 全てが明らかにされていく章立ても良い 単なるファンタジーというだけでなく、人間の業、仏の教えなどが根底にあり、大作でありながら、飽きることなく読み進められた

    0
    投稿日: 2026.04.12
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    面白かった! 「星巡りの瞳」から読んでしまったが、大丈夫だった。 1冊の密度がすごい。 この人の物語をもっと読みたいと思えるような作者に久しぶりに出会えて歓喜している。

    3
    投稿日: 2024.03.29
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    初めて読むタイプの本です 血生臭い内容なのに、そこには癒しもある あとがきを読んだらなるほどと思いました この本は面白い

    1
    投稿日: 2023.02.18
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    娯楽としては楽しめるファンタジー小説だった。 鬼が存在する世界、時代的には鎌倉・室町時代だろうか。そんな中、一人の少女が現れる。圧倒的な強さを示す少女、時代は何を求めているのか。

    0
    投稿日: 2022.10.11
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    最近読んだファンタジーの中で最も好きだと言える一作。 明教という作中オリジナルの宗教(仏教ベース)に見られるようなオリジナルかつイメージしやすい世界観の設定や、序盤に山場を持ってきながら後半にかけて主人公の少女・蓮華の成長物語に収斂させていく構成の妙に作者の誠実さが伝わってくる。 とても一冊の本とは思えないくらい密度の濃い作品で、読む手が止まらなくなる感覚は久しぶりだった。 関連作の『星巡りの瞳』をこれから読むが、読む前から楽しみで仕方がない。

    2
    投稿日: 2022.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

     和風のファンタジーもしっかりした作品が増えたなぁと思う一冊でした。  人間とはどこまでも残酷になれる存在であり、それでいて優しい。  最後にこういう意味かと分かると最初から読み返したくなる作品です。

    9
    投稿日: 2021.08.30
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    第4回創元ファンタジイ新人賞受賞作(2018年)。松葉屋なつみは新人離れをした力量を持った作者だ。巻を置くを能わずという感じで読んでしまった。どうも日本の室町時代っぽい時代の辺境でのファンタジイ。 母とともに鬼に捕らわれて、鬼の砦で働かされている鉉太は、あるとき川底で一振りの刀と流れてくる蓮の花を拾い上げる。蓮の花は赤ん坊に姿を変え、驚くべき速さで娘に成長する。しかし、明の星が上るとたちまち赤ん坊に戻ってしまう。ここから、この鉉太と娘の蓮華の冒険譚が始まる。人の心の悪が寄り集まって鬼を生む。鬼たちが跋扈するこの世界は、現実の世界の象徴なのだ。二人は、人々が安心できる国を作るため奮闘する。星砕きの剣を持つ蓮華の獅子奮迅のというか、滅茶苦茶なというか、その剣さばきが爽快だ。しかし、蓮華には壮絶な過去があるのである。 仏教の考えが背後にあり、「仏はその人に合った姿で現れる」「因果の縁は、これから生じる縁起が結んだもの」ということが物語の肝要なのだ。なんだか、この物語で仏教の核が分かったような気になった。そんな気になっただけかな。仏教の考えって、ずっとずっと深淵だよなあ。とにかくわくわくする物語だ。

    43
    投稿日: 2021.08.09
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    「豪族の跡取りである弦太は、幼い頃に鬼に浚われて以来、鬼の砦に囚われの身となっていた。そんなある日、弦太は川で蓮の蕾を拾う。驚いたことに砦に戻ると蕾は赤ん坊に変化していた。赤ん坊は蓮華と名づけられ、美しさと強さを兼ね備えた娘に成長する。弦太が囚われて七年後、ようやく都から討伐軍が派遣され、弦太は蓮華とともに晴れて自由の身になるが……。」 第4回創元ファンタジイ新人賞受賞作。 てっきり、物語の最後に鬼のボスに立ち向かって倒すというストーリーかなと思ったら、意外に始めの方で繰り広げていて、ちょっと驚きでした。そこから、新たなストーリーが始まって解決。また別のストーリーが始まって解決といった具合だったので、一つのアニメ作品を観ているかのような内容が一冊の本に凝縮されていて、面白かったです。 凝縮されているのですが、ちょこちょこ中弛み感があって、思ったよりもなかなか読み進みづらい感覚がありました。 しかし、戦いのシーンは魅力的でした。鮮やかで、美しさも感じられました。 次々とわかってくる主人公とヒロインの出生の秘密。今後どういった道を歩んでいくのか? 主人公とヒロインが友情でもなく、恋愛とは違った「コンビ」感が存在していて、良いパートナーだなと思いました。 それを通り越しての最後は、別の新たな関係が生まれて、気持ちが暖かくなりました。

    2
    投稿日: 2021.07.31