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転生幼女はあきらめない 1巻
転生幼女はあきらめない 1巻
カヤ、岬下部せすな、藻/マッグガーデン
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総合評価

4件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

     異世界ファンタジーでは凡その世界観が確立して来つつある。王制ないし帝制の中央集権国家があるが、「魔物」という外敵が居て、剣と魔法の力で治安を保っている、といった感じに。この作品はその今ではテンプレ化しつつある世界観とは一味違ったものになっていて面白い。  まずは「虚族(きょぞく)」という敵の造形だ。魔物の代わりに人々の安全を脅かす存在の「虚族」に触れられると、人間は生気を吸われて殺される。彼らは生気を奪った人間の姿を取って人の前に現れ、特別な鉱石を埋め込んだ剣でなくては殺すことができない。そして魔物と同じように虚族を殺すと魔石を入手することが出来、その魔石は人間たちの生活インフラを支えるものとして流通している。敵でありながら必要な存在なのだ。彼らが現れる時の効果音が「ヴンっ」というもので、それはどこか現代の映像の投影音を思い起こさせる。  虚族から身を守るため「キングダム」では「四侯」とよばれる魔力豊富な貴族が魔石に魔力を充填し、キングダムの結界を保持し続けている。そのため「四侯」はキングダムの外に出ることが禁じられている。物語の主人公リーリアは四侯の内の一人、オールバンス公爵の令嬢。そのリーリアは生まれてまだ1歳にも満たない時に誘拐され、国境線まで父である公爵が追い付くものの、目の前でリーリアを連れ去られ、自身は国境を超えられぬ身のために護衛隊に止められてしまう。  そのリーリアの誘拐の決定打になったのが誘拐犯の知恵ではなく、動物の生態によるものだったということも面白い。虚族という明確な敵がいるにも関わらず、偽りの安寧の中で人は互いの足の引っ張り合いをする。その悪意に独特の世界観により生まれた動物の生態や本能がからまりあって、事態は複雑化して物語性を増していく。  ファンタジー作品は雨後のタケノコのように増え続けている。けれど、「独自の世界」をイチから作り出す力業を見ることは少なくなってきた。それは誰もが「こんな世界」と慣れて来たテンプレに則っているだけで、書きたいテーマは別にあるからだろう。そのテーマを描くために使うテンプレは現代ものでも、ファンタジーでも、今人気があるようなものなら良いのだ。そうした中で「未知の世界観」を作り出し、物語世界として展開してくれた原作者に、そしてその世界を可視化させた漫画家に賞賛を贈りたい。

    0
    投稿日: 2026.02.10
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    Webサイト「MAGCOMI」で連載されている岬下部せすな(作画)、 カヤ(原作)、藻(キャラクター原案)による「転生幼女はあきらめない」の第1巻です。転生した世界で有力貴族オールバンス家に生まれたリーリアがよちよち歩きで頑張るお話。転生モノは子供か大人にすぐになってしまいますが、本作では赤ちゃん~幼女のまま話が展開します。ちょっと人生ハードモードでの開幕でやっと幸せになれると思った矢先の事件と結末に、ちょっと泣きそうになりました。動き回るリーリアがとにかく可愛くて、コミカライズされて本当に良かったと思います。

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    投稿日: 2023.07.09
  • ぱっとしないなぁ

    物語自体はそこまで悪くないけど、全体的に演出や感情表現、具体的に言えばキャラクターの内面・感情表現・心理描写等に難がある。 例えば主人公の生家の複雑な家庭事情が、僅か2話であっさり解決していまい、至って普通の円満な家庭になる。それにキャラの内面の表現力の乏しさが加算され、表面だけを取り繕ったかのような「浅い」印象を受ける。 シリアス描写・危機的描写・穏やかな描写等も同じく表現力に乏しく、イマイチ深みが感じられない。また、主人公の「前世の記憶を持つ」という設定が物語に殆ど活かされておらず、ただ主人公を赤子にさせるための舞台装置にしかなっていない。 いろいろ光る部分もなくはないけど、とりあえず表現力の低さによる浅さが目につく。ここが上手い作者ならそこそこ面白い作品になれただろうに。

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    投稿日: 2021.11.23
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    原作未読 リーリアかわいい 家族仲良くなってめでたしかと思いきや 大変なことに。 (まさか死んでしまうとは) "虚族"ってなんだ。

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    投稿日: 2020.10.26