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風に恋う
風に恋う
額賀澪/文藝春秋
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総合評価

(38件)
4.5
23
8
6
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    いやぁなんと青春なんでしょう。少女漫画読んでるみたい。思わず2日で読み切れた。(私の中ではだいぶ早い)自分が高校生に戻ったぐらい、まさに文中にある人が言う「眩しい」がわかる。 思わず、涙が出てしまうシーンもあったなぁ。 諦めない心、負けず嫌い、嫉妬、とか色んな色んな感情に揺さぶられた。リアルに描かれてたが故に感情移入していく。 なかなか音楽を文字にするのは難しいのに、なぜか想像できるそんな語彙力にも拍手したくなる。 あぁこんなに必死に「今を生きる」って素晴らしいし何にも変え難いものなんだな、と思わせられた作品。

    2
    投稿日: 2026.09.27
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    心を、熱く爽やかな風が吹き流れて、文字が音符になって弾ける。 本作は高校生と将来を悩む20代フリーターコーチと吹奏楽の物語。 社会人にも通ずるものがある。 全力で仕事をやりぬいた経験がある人間は、強い。 その後も自律的に限界値を超え続けることができる。困難にぶつかったとき、自分が頼れる自分を持っている、という意味も持つ。過去に全力でやったという体験が、今、明日の自分を生かす。生かされるという表現もできる。 主人公は叫ぶ。 「『あのとき違う選択をしていれば』って思うような場所で奏でた音楽なんて、美しくも何ともない」 コーチも悟り、高校生に語る。 「今日という時間がどれだけいいものだったかを決めるのは、明日以降の自分だ」 最高到達点に届いた経験が、また、人を突き動かす。頑張ることに、無駄なことなんて一切無い。 今を攻めて攻めて、攻め続ける。 これからもそういう大人でありたい。 風。 背中を押してくれる、爽やかな風。 彼らはすっと吹き始めて、ざらっと留まり、ふわっと駆け抜けていった。 身体中を何かが巡る。 読み終えてすぐ「感想を書きたい」、そんな感情を残した傑作。

    1
    投稿日: 2026.09.23
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    ふん♪♪૮ ᴗ . ᴗ ა (よくある青春ものだと思うけど、純度の高い物語。読み終えた時にふと前を向いたら吹いてきた風がすごく気持ちよくて、読書は視覚だけじゃなくて、五感で楽しむものなんだと気付いた。)

    0
    投稿日: 2026.05.04
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    読みたくてたまらなかったのに、なぜか、積読にして温存していた。きっと夢中で読むことになるだろうと確信があったから、もったいなくて、、、。 予想通りだった。これは熱くて王道の青春物語。ずっと吹奏楽部だった自分にとっては忘れられない一冊なった。自分が熱中する大好きな吹奏楽を通して、生き方を模索し、もがき大きく成長して行く高校生の姿を、余すところなく描いている。特に憧れの千間学院高校に入学した茶園基と、彼が憧れた瑛太郎の2人の姿は感動もの。出てきた曲を収録したCDを発売して欲しいと思う。『風を見つめる者』を聴いてみたい!

    13
    投稿日: 2026.02.19
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    吹奏楽にすべてを懸ける高校生たちの青春を描いた感動作。限られた時間の中で、仲間と一つのことに打ち込むことの美しさを思い出させてくれる一冊でした。

    11
    投稿日: 2026.01.26
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    現実と理想のギャップを実感し悩む人は決して少なくないけれど理想を目指したという事実は自分の人生の財産となるそして音楽の美しさ、文字や表現の細かさ秀麗さを感じた。 追記、音楽は耳でしか感じられないからこそ言語なんてものはなくそこにおいて魂が魂に語りかけると言われているし私もそあって欲しいと思っているが、この本からは音がなり強烈な風が吹き音の圧を感じながら自分の理想を探し続ける高校生の眩しさを感じたそして例えがとても秀逸で美しい演奏を多角的な面から例えて文字なのに実際に演奏が聞こえてくるように感じた。 そして本はつまるところ空想であり想像でしかないがその中の登場人物は確かに私達のように呼吸をし感情を持っているのだ。 だからこそ嫉妬や羨望を当然持ちその気持ちをこの本ではたんすの角に小指ぶつけろやお腹壊しちゃえばいいのにと表現している 私はそこにとても衝撃を受けた。 自分の語彙力全てを総動員させてどれだけ嫉妬しているかを表す手もあるがこの本では感情をありのままぶつけているのでこの本では特に本の中で誰かの人生の一部分を見せてもらったと感じた。

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    「風に恋う」というタイトルに惹かれ、少年がサックスを吹く表紙を見て、購入を即決した本書。作者さんのお名前を拝見して、「タスキメシ」や「さよならクリームソーダ」の方だと気がつき、物語への期待が高まる中読み進めた。 熱い、厚い、篤い。 高校生らしい燃え上がるような青春の物語。吹奏楽というハードな部活に、将来の進路に向けた勉強に。ただ部活だけに向き合うのではなく、未来から振り返っても部活をやっていなかったら…と後悔しないように、真剣に日々向き合っていく。 出てくる人々に血が通っていて、飾り立てない等身大の自分と向き合って、仲間とぶつかりあって重厚な、それでいて爽快な音を奏でている。 そして、様々な苦悩を抱えながらも練習に本番に全力で臨み、一つにまとまっていく。 音楽をやりたいという強い想いが確かに響き、静けさをたたえているのに、情熱があふれだすような、そんな物語だった。

    1
    投稿日: 2025.09.20
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    かつて全日本吹奏楽コンクールで金賞受賞するも、今は県大会も通過できない千学吹奏楽部。 今年入部した基、同級生の堂林、基の幼なじみで先輩の玲於奈、そしてコーチの瑛太郎。 部活と大学受験の両立に悩む部員。 コンクールで全国を目指してただただ部活を頑張るだけでなく、勉強や将来に悩む姿も描かれているところにリアリティを感じました。 部員一人一人の思いをもっと掘り下げて読みたいのはもちろん、瑛太郎の同級生の話しや基の家族の話しもももっと読みたかったなぁ。 だからと言って物足りないというわけではなく。 この世界観がすごく好きだからずっと読んでいたい、そんな一冊でした。

    18
    投稿日: 2025.06.23
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    吹奏楽に打ち込む高校生たちと “昔そうだった”コーチのお話 青春感じられつつ 描写というか表現が軽やかながらも綺麗で サクッと読めてしまった

    1
    投稿日: 2025.04.08
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    学生時代、コンクール終わりに賞状を受け取ったあの光景を思い出した。 文武両道、当時の自分はできなかったけど今の子達は大変だなあ。 自分は部活しかしなかったけど全然後悔してない。人生何とかなる人もいるよ!

    0
    投稿日: 2025.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この作品本当に大好き 未来ももちろん大切だけど、今自分が何をしたいか考え行動するみんながきらきらして眩しい すごくすごくかっこいい 私は瑛太郎先生の年代だから彼に感情移入することが多かったな もう大人だけどまだ迷っていいし、今からだって目指すものがあったっていいんだ 「えーたろーせんせー!愛してるー!」

    1
    投稿日: 2025.03.20
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    吹奏楽部を舞台に、高校生たちが挫折しながらも輝く爽やかストーリーを軽ーく読むつもりだった… けど! そんなシンプルではなかった。 全国大会で輝いた高校生も当然その後の人生は続くわけで、その鬱屈を抱えたフリーターコーチ瑛太郎の目線が加わることで青春ingと青春after両方堪能できて期待以上!

    14
    投稿日: 2025.03.15
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    あっさり読了。とても面白かった… 合奏中の楽しさを気持ちよく表現されていた。 休み時間、読むたびに涙がにじんだ 吹奏楽のモチベーションがなくなったとき、また読みたい

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    気持ち良いほどの王道展開 The青春だった 読みやすく、脳内で絵が流れてくる オチまで軽快で最後までスケルツォしてる感じ 瑛太郎と楓の話はもっともっと掘り下げてほしい 基と堂林の話しももっと読みたい 中学生に勧めたい

    1
    投稿日: 2024.12.19
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    勢いを失くした名門高校吹奏楽部に黄金時代の部長だったレジェンド・瑛太郎がコーチとして戻ってくる。そこに集った部員たちが選抜オーディション、受験との両立。嫉妬とプライド渦巻く中で自分の音を求めてもがく姿はまさに”青春"。先生も純粋で、まっすぐで、高校時代に青春を謳歌出来なかった自分は見ていて羨ましくなった。

    2
    投稿日: 2024.11.19
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    私自身も高校大学の7年間吹奏楽部でガッツリ青春時代を過ごしてきました。あの「ゴールド金賞!」と言われた時の皆の歓声と喜びは未だに忘れられない。なので読んでいて「あー懐かしい!」と「あーわかる!」と共感することばかりでした。 勉強との両立、ブラック部活問題、燃え尽き症候群などただのスポ根ものではない一面もあり、考えさせられました。

    3
    投稿日: 2024.10.22
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    面白かった。 先を飛ばして読みたくなるくらい面白かった。 舞台は高校の吹奏楽部。 そこの新入部員でいきなり部長に任命された茶園基と彼を部長に指名したOBの不破瑛太郎の二人が主人公。 読み終えて思ったのは、額賀澪さんは青春ストーリーを描かれるのが本当に上手な方だな~と言うことです。 今回もぐいぐいと物語の中に引っ張られて、惹きつけられて、物語の中で充実した時を過ごしました。 彼らが自身の音楽に向き合い悩むところ、確定出来ていない将来から目を逸らしているところ。痛いほど伝わってきました。 また、演奏シーンもとても良かったです。想像するだけでこちらも気分が高ぶりました。 何か一つのことに夢中になれるって危ういところもあるけれど、素敵なことだと思うし羨ましいとも思いました。 きらきらと輝いて眩しくて目を細めたくなる素晴らしい青春物語でした。

    29
    投稿日: 2024.04.21
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    熱い!眩しい! 高校生の青春吹奏楽物語! 部活、オーディション、受験、塾、、 生徒も親も指導者もそれぞれに葛藤がある。 やりたいこととやるべきことの間で揺れ動く高校生の心が手に取るように分かった。 でも、大人になった今だから言えるのは、好きなことにあそこまで時間をかけれるのはあの時代だけ。 えー。また練習かーーってその当時は思っても、 それはほんとうにほんとうに尊い時間だったんだって、大人になってから分かる。 でも、ブラック部活問題もある。生徒の好きなものがやりすぎて嫌いにならないように、好きなものをずっと好きでいられるように指導者には導いてほしい。 学生時代に読みたかったって想いと、大人になった今出会えて良かったって想い。どちらもある  本当に演奏会を聞いたような音が聞こえてくるような読後感。 好きなものを真剣に抱きしめた時間が、人を大きくする。

    9
    投稿日: 2024.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    元吹奏楽部員ということもあり、すごく楽しめた。 席を変えて、暗闇で、そんな合奏やってみたいな。そこまで打ち込めてはいなかったけど。 単純に熱血部活もの!ではなく、拘束時間、将来、オーディション、大会……。取り巻く環境や問題についても触れているところがよかったです。 基と瑛太郎の二人の主人公、どちらの葛藤もいい。特に、瑛太郎がいい。大切だったあの時間を悔やんでしまうことがないなんて言えない。だからこそ、そうなってほしくない。最後に決めるのは自分だけど、無責任なことを言わず一つ一つ選びながら声を掛けるのがいい。 1年生を部長に大抜擢、その奮闘ぶりがもっと見たかったな。

    2
    投稿日: 2023.06.18
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    公私ともバタバタになってきたので簡単に。 吹奏楽部で全国大会を目指す高校生のお話。 話としては悪くなくサクサクと読み進めることが出来た。 あまり大きな山場もなく、ちょっとしたトラブルはあっても全体としては順調に話が運び、あまりドキドキ感はなし。 W主人公の生徒と先生がそれぞれ独りで力みかえっているようで、全編通して周りがよく彼らについていけるなあという感じが拭えなかった。

    37
    投稿日: 2023.06.07
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    中高生のころに出会っても幸せだったかもしれませんが、大人になった今、この物語とであえてよかったです。

    2
    投稿日: 2023.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    凄くよかった! 瑛太郎先生が高校生を眩しいと言ったけれど、本から眩しさが溢れていた。 そして、真っ直ぐな高校生たちに、真っ直ぐに突き動かされる瑛太郎先生も眩しく感じた。 たくさん涙のシーンもあったけど、終始気持ちよく読めて、スッキリ読み終えることができた。 親や先生からの気持ちにどう応えていくか、悩みを抱える高校生たちに、自分のために演奏しよう、楽しもうという瑛太郎先生はとても素敵だと思った。 瑛太郎先生にはいい先生になってほしいと思った。

    2
    投稿日: 2023.02.09
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     熱いです! 吹奏楽が熱い! 夢と希望に満ち溢れ、活力みなぎる若い時代‥そう、アオハルです! 大切な仲間と苦楽の時間を共有し、その初々しさが濃密に描かていて‥。そうです、青春は〝密〟なんです!(何処かで聞いたな)  受験、オーディション、家族‥、生徒も指導者も苦悩し葛藤しながら、進むべき道を自らに問い続ける物語です。こんなに大変でも、一途に困難に立ち向かう姿に感銘を受けます。一人一人の登場人物が生身の人として描かれ、それらの感情と奏でる音楽が絡み合い、共鳴・調和し、その響きが読み手に大きく伝わる描写です。まるで演奏後の拍手喝采のように、胸が打たれる読後感です。ブラボー! ぜひとも多くの中高生に読んでほしい一冊です!  本書のレビューから逸れますが、ここ3年ほどはコロナ禍もあり、中高生の部活動に携わる皆さん、指導者、保護者の方々には、新たな乗り越えるべき多くの壁に直面したことと思います。  少なくとも、部活動に青春を賭けた中高生には、大会のある・なし、結果だけで、3年間の部活動の価値を決めないでほしいと、心から願います。頑張ったことそのものが、必ず活かせる場面がきっとくるはずですから。(あー、なんか偉そう‥。何様?)  吹奏楽コンクールの課題曲は、マーチが多いそうですね。よく考えたらマーチは行進曲だから、前を向くための曲なんですよね。いやー、若いっていいなぁ‥。  全国の中高生諸君、頑張れー!

    40
    投稿日: 2023.01.22
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    ❇︎ 高校の吹奏楽部が開催した演奏会を聴いて 吹奏楽を始めた少年と幼馴染の少女が  憧れの高校に入り、全日本コンクールを 目指す部活物語。 部活内の上下関係や出演者を決める競争、 進学のための勉強と部活動のバランス、 いろんな葛藤をしながら目標に向かって 努力する高校生たちの物語。 全国大会出場を目指した経験がないので、 強い憧れや熱量に共感はできないけれど、 学生という限られた時間の中で目標を持って 過ごした時間という部分では想像ができて 懐かしさを感じました。 作中で記者が発した『眩しい』という一言の 方が今の自分としては共感です。 将来への悩みや夢と希望、精神的な葛藤など、 ジレンマより、真っ直ぐ走れる高校生という 時間の瑞々しさ感じた物語でした。

    9
    投稿日: 2022.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃめちゃ良かった。何度も涙腺にきたし最後はほっこりしました。 基よりも瑛太郎先生の方が主人公に見えてしまうのは驚くほど歳が近くて1度社会をリタイアしている等共感する点が多いせいかもしれません。学生たち目線だけの物語だったらキラッキラで最後まで読めなかったかも。でも玲於奈や越谷先輩、池辺先輩をはじめとした部員たち全員に人生があるという重みを感じました。 コンクールメンバーやソロのオーディションの緊張感を思いだしました。吹奏楽以外にもオーディションの経験があるのですが、あの特有の、独特な感情が入り乱れるのは吹奏楽部での経験ぐらいだと思っています。 吹奏楽の密着ドキュメンタリー懐かしい!吹奏楽の旅見てたな~スウィングガールズやのだめも流行ったりして吹奏楽の人気が高まった時期でもありましたよね。 章題等もそうですが実在する曲名がでてきたり、実在の強豪校を文字った学校がでてくるのでその点も読んでいて楽しいです。 楽器によって合う気質があると思っているのですが「超格好良く超目立ちたい、めっちゃ目立って全国の吹奏楽部に『千学のトランペットが凄い』って噂させてやる」と基に言った堂林は清々しいくらいにトランペットで笑いました。 現役吹奏楽部員は勿論、 ・20代で元吹奏楽部 ・ブラック企業問題を含む、働き方に疑問を持つようになった社会人 に凄く響きそうな気がします。 今からでも、12分間とそこに至る数年間があっという間になるほどに幸せな人生を築いていこうと思えました。

    1
    投稿日: 2022.07.18
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    高校生の吹奏楽部青春もの。サックスの基(もとき)、その幼なじみの玲於奈、指揮をする部のOBの瑛太郎を中心に展開していくが、さして大きな事件もなく全国大会まで勝ち進んでいくし、玲於奈との恋愛ストーリーもなく、のんべんだらりとした感じ。もともと青春ものが苦手なのに最後まで読めたんだから、そこそこ面白く感じたんだと思うが、振り返ってみると、構成として今一つだったようにも思う。

    0
    投稿日: 2022.07.16
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    感動させられる吹奏楽の物語です! とくに、非常勤講師の不破瑛太郎と吹奏楽部の生徒一人ひとりが熱い思いをもって全日本コンクールを目指す姿が感動ものです。 部員たちの葛藤、不破瑛太郎の過去のトラウマが読みどころでした。 吹奏楽部の一員だった方は絶対に共感できる節があります!(とくにアルトサックスの方) 部員ではなかった方もこの青春は共感できます!

    6
    投稿日: 2022.07.08
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    全国大会を目指す吹奏楽部のお話 公式のあらずじ ----------------- かつては全国大会金賞、マスコミにも頻繁に取り上げられた、名門高校吹奏楽部。 幼馴染の基(もとき)と玲於奈(れおな)は入部したものの、現在の部にかつての栄光は見る影もない。 そこへ、黄金時代の部長だったレジェンド・瑛太郎がコーチとして戻ってきて、あろうことか3年生たちを差し置いて、1年の基を部長に指名する。 選抜オーディション、受験との両立。嫉妬とプライド渦巻く部で孤立する新入生男子の部長は果たして、全国大会開催地・名古屋国際へ行くことができるのかー― かつての輝きを懐かしむすべての大人たち、 部活動に青春をささげるすべての中高生の胸に、 リアルな言葉が突き刺さる王道青春エンタメ小説! ----------------- 何であれ、ひたすら打ち込んだ経験は無駄にはならない、なんて言葉はありがちだけど、果たして本当にいい事だけなのか? もしかしたら、その選択を後悔する事になる未来があるかもしれない ただ、過去は変えられないけれども、その過去の解釈は今と今後の生き方で変えられるのでしょうね 必要な良い経験だったとするのか、それとも後悔するのかは人それぞれなんじゃなかろうかと ブラック部活動問題 何かと騒がれがちな昨今 顧問が無理やりというイメージを抱きがちだけど、生徒が自発的にそうしているケースも同じように扱ってよいのかどうか でも、自発的に思わざるを得ない雰囲気や環境ってあるし 生徒同士でそんな雰囲気を作り上げているケースもあるわけで、境界線が難しい その自主性というのを、茶園のお姉さんのケースでブラック会社との共通点をほのめかしている ブラック会社に対してなら労働基準法で決められたラインがあるけれども、部活は生徒の自主性に任されている面もあるので余計に厄介 さらに、学生の場合は部活だけではなく子供は将来を見据えた勉強と選択をしなければいけないし 様々なやらねばならないことに押しつぶされてはいないだろうか? 「将来のため」とは言うものの、充実した今も必要だと思うんですけどねー 作中でも 「今の高校生は大変だよ。部活だけやってても文句を言われ、勉強だけやってても文句を言われ、受験や就職で転けたら自己責任だ」 とか 「高校時代が一番輝いてた、なんて言う大人にはなるなよ」 なんてセリフが印象深い 何事にも一生懸命になっている学生の姿は本当に眩しい 大人としても、その気持ちはわかる わかるんだけれども、どこか心配になってしまうのも確か ストーリーのリアリティとして 全国大会に行く吹奏楽部ともなれば確かにこれくらいの練習量や熱が必要だなと思える 「屋上のウインドノーツ」の学校が東日本大会に出場したら「所詮は物語の都合のよいように……」と思っただろうけど、今回の高校が全国大会に出場しても納得できる でも、キャラクターの描写が、皆吹奏楽の事を真剣に考えている人たちばかりで人間臭さを感じないし そもそも、1年生が部長になってある程度のやっかみもあるけどそれでもちゃんと部活が成り立っているところがなんともありえなそうな感じ でも、もし茶園のような実力と意識を持った子がいて、部活の近年の成績が低迷しているのだとしたらありえなくはないかもと、ギリギリのリアリティを攻めている感はある ただ、オーディションの方式が「響け!ユーフォニアム」に発想を得ているなーとか 他の展開にしてもどっかで観たり読んだりしたことのある感じで、期待外れなところもある でもまぁ、吹奏楽部という共通点があったら似たような展開になるのも仕方がないかもとも思える そして、「拝啓、本が売れません」で提示された課題はクリアされているように感じた ストーリーとしては感動の波状攻撃だし(解説のあさのあつこが妬むくらい) コメディ要素として、「タンスの角に……」のフレーズが面白キーワードとして活躍してるし キャラクターに関しても「屋上のウインドノーツ」に比べれば特徴が出ていたと思う 装丁も幅広い読者層にアクセスできるような感じになってる けど、実際に売上的にどうだったんですかね? 私程度の読書量のユーザ視点ではこの作品を目にしたのは今回が初めてなんですよねー やはり、面白い本だからといって売れるわけではないのだなーとも思ってしまった そう言えば、今は全国大会の会場が普門館じゃなくなってるんですねー 私が気になってる吹奏楽部のお話はどうするんですかね? あと、音楽のど素人の疑問として、課題曲の評価はわかるけど自由曲が新曲というのは、何をどんな基準で評価するんですかね? 正解がある楽譜ではないものを、評価できるもんなんですかい?と思ってしまう

    1
    投稿日: 2022.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    吹奏楽は高校ではやらない。 かつて憧れていた名門吹奏楽部のある高校に入学した基は、すっかり衰退していた部に見切りをつけて、そう言っていた。 しかし、その最盛期の吹奏楽部を作った憧れの部長がコーチとして部にやってくると聞き、入部を決意した。 物語は基とコーチとして戻ってきた瑛太郎、二人の視点で描かれる。 かつての栄光虚しく、部員のやる気も衰退した部がコンクールで金賞に輝くことが出来るのか? かつて吹奏楽に青春をかけ、高校生活を全てを費やした瑛太郎。コンクールで輝いた後の人生に悔いを残す彼と それでも今、一番やりたいことはコンクールに打ち込むこと、何を捨てても金賞の夢を叶えたいと願う基 p262 今日という時間がどれだけいいものだったのかを決めるのは、明日以降の自分だ。だから、今日のために生きるなよ。明日の自分のために生きろよ 物語がハッピーエンドで終わった後も人生は続く 基のような生徒視点の物語はたくさんあるが、 そこに苦い思いをした大人を加えることで、甘くはない人生でそれでも何かに一生懸命になることの尊さが際立った気がする その尊さに出会ったからこそ、瑛太郎の人生もまた動き出すのがいい

    1
    投稿日: 2022.06.06
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    2022/5/3 千間学院高校の吹奏楽部は、かつて全国大会へ出場するほどの強豪校だったのだが、それから7年経って入学した茶園基きの頃には県大会出場すらままならないくらいに弱体化してしまっていた。 中学の時に吹奏楽部で全国大会を目指していた茶園も関東大会?に進むことができず、高校では進学を目指して、吹奏楽はやらないつもりでいたのだが、同じ学年には、中学時代に他校で競い合っていた堂林がいて、吹奏楽部には、2個上の幼馴染の玲於奈が部長を務めていて、何かと吹奏楽から逃れたい、やる気ないと思っていた。 そんな矢先、7年前に千間学院吹奏楽部が全国大会に出たときの部長である、瑛太郎がコーチとしてやってきた。 これをきっかけに茶園は吹奏楽部に入ることになり、部員と共に全国大会出場を目指して部活に取り組む青春の日々が始まる。 この本は、吹奏楽に全身全霊で取り組もうとする茶園基きを始めとした部員の立場と、自分の人生に迷いながら母校の吹奏楽部のコーチとしてきた瑛太郎の立場から考えた部活動という二つの側面があって、それがこの本の青春っぽさを加速させているように思います。 何かに一生懸命になることは大事だけど、その過程でどう考えるか、どういうプロセスを経て行ったらいいのか、周りの人はどう考えるか、納得させるにはどうしたらいいかなど、自分の道を進む際に考えなきゃ行けないこと、多くの人がぶつかるであろう壁の設定が絶妙にうまいなと思いました。

    1
    投稿日: 2022.05.04
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    吹奏楽が舞台の青春小説。個人的には「タスキメシ」に続いて本作も最高の“青春小説”でした。 吹奏楽を始めるきっかけになった憧れの人に出会ってしまった基。 嬉しい、悔しい、悲しい、苛立ち、戸惑い、焦燥、不安…。目指すものに辿り着くまで色んな感情を揺らし、悩みながらも切磋琢磨する吹奏楽部の部員たち。 額賀さんの作品は、心を動かされる言葉やシーンが作品に散りばめられていて胸が熱くなります。 主人公の基が眩しすぎる!! 「素直な熱の固まり」という表現に納得。基が瑛太郞先生にかけたある言葉に私もグッときてしまいました。高校生のピュアで真っ直ぐな言葉が深く刺さる。先生と一緒に私まで胸を打たれてしまいました。 瑛太郎先生もすごく素敵。 こんな風に生徒にまっすぐに向き合って、気持ちに寄り添って心を揺らしてくれる先生がいたら、慕わずにいられないと思う。 大人という遠い存在じゃなく、自分たちと同じ目線でいてくれると感じられるのも嬉しい。 作品を読んで、改めて出会いって財産だなぁ。一つのことにここまで打ち込める青春って素敵だなぁって思いました。 大好きな作品がまた増えました♪ 『一つのことに夢中になると、それ以外のことを考えるのが、よそ見をしているように感じるんだ。逃げているように感じるんだ。それでもみんな、やりたいこととやるべきことに折り合いをつけて、頑張ってるんだよ。君のお姉さんも、お父さんもお母さんも』 『好きなものを好きでいるには、覚悟がいる。我慢や努力がいる。だから彼等の「好き」を守りたい。好きなものを嫌いにさせない。好きでいることで、彼等を傷つけさせない。好きなものを真剣に抱きしめた時間が、人を大きくする。そう、信じたいから』

    7
    投稿日: 2022.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    吹奏楽で全国大会を目指す話。スポーツではない青春や部活の話で吹奏楽に興味がある人ならおもしろいかも。楽器の種類やコンクールの曲のイメージがわかないとあまり頭に入って来ないかも。 最後、ブラック部活の話が出てきたのが話の筋がブレてしまった気がしましたね。ここは、部活やりきるで終わらせた方がよかったのでは?

    1
    投稿日: 2021.08.09
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    青春はキラキラしてまぶしい。 本を読みながらその通りだなー。と感じました。 吹奏楽の演奏を聴きたくなりました。

    1
    投稿日: 2021.04.04
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    一回目に読んだときは単なる青春小説だと思っていたけど、二回目、徹夜して読んで良さに気づいた。 特に良いシーンは、瑛太郎が森崎さんに怒鳴るところ。それほど基達を大切にしているんだと思った。読書感想文とかにおすすめかもしれない。

    2
    投稿日: 2021.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ただの吹奏楽の物語ではない。 まず目次を見て、各章タイトルに吹奏楽の曲名が含まれているところが粋だと感じた。読み進めていくうちに、単にタイトルに混ぜ込んだだけでなく各々が意味を含んでいて物語の風向きを表しているようだと感じた。 「吹奏楽」という王道ネタでありながらも設定が面白く、特に基がころっと入部した流れはとても惹き込まれた。嫉妬や熱意、プライド、欲望。各キャラクターの悩みや思いがそれらを見事に表していて、そのどれもにリアルさを感じた。 基たちの『スケルツァンド』を、『風を見つめる者』を聴きたくなった。でもきっと目を瞑ればその光景が見えてくる気もした。 2020.12.20 読了

    1
    投稿日: 2020.12.21
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    青春だ~!夢の舞台で人生が終わるわけじゃなくその先も生きていかないといけない、けれど今の一瞬も大事で。音を、音楽をこんな風に文字に出来るって凄いなと思いました。読んでよかったです。

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    投稿日: 2020.10.11
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    【部活動に青春を捧げるすべての人へ――傑作! 吹奏楽小説】吹奏楽の全国大会を前に、部長に任命された一年生男子。嫉妬とプライド、受験の重圧。リアルな言葉が突き刺さる王道青春エンタメ!

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    投稿日: 2020.08.05
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    高校の吹奏楽部を舞台に久しぶりにコーチとして来た瑛太郎とサックスとしての才能がある新入生・基が、全国大会へ出場しようと奔走する物語。 2人の視点を主軸に、理想と現実の中で頑張る高校生や卒業生達が爽やかに描かれています。 吹奏楽部というと、昔「笑ってこらえて」という番組で、シリーズとして特集されていたのを思い出します。 そこでは、大会に向けての活動、オーディション、先生による厳しい指導などが放送されていました。 放送では、ごく一部分しか放送されておらず、その後の人たちの人生を放送することはありません。 この作品では、名門高校がゆえに進路に揺れる高校生達の苦悩、卒業後の夢や挫折が、リアルに描かれていました。 メインは演奏シーンではなく、それに至るまでの過程を主にしています。なので、演奏シーンはあまり描かれていません。 学生時代、部活に打ち込んでいた人、特に運動部だった人には、色々思い出されるのではないかと思います。 好きなことに打ち込む情熱、選抜に選ばれるか選ばれないかという焦り、卒業後の進路による不安、勉強との両立、次々と蘇ってきました。 弱小になってしまった吹奏楽部がどこまで頑張れるのか。 1年生で部長になった基が、どう先輩と接し、担っていくのか。 コーチは、どのようにして指導していくのかが見所かと思います。 爽やかさが溢れる青春小説でした。

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    投稿日: 2020.06.10