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BUTTER(新潮文庫)
BUTTER(新潮文庫)
柚木麻子/新潮社
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総合評価

1651件)
3.8
375
604
447
91
18
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    「美味しんぼ」読んでるんじゃないかと勘違いするぐらい料理の話。お腹空いてる時には読めないw 女性が共感しそうな話だった。

    3
    投稿日: 2026.02.02
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    潜在的な女性への偏見に対する諍いが描かれている作品なのかなと思った。世間の偏見と自分の中の偏見、結局そこは一致していて、自分はそうじゃない、こう生きるんだ!と強い意志を持ちつつも、やっぱりその偏見に飲まれてしまう時はある。けれど丁度良く、自分の中で腑に落ちる塩梅で生きていたい、というメッセージが込められているのかなと私は思った。結局何を感じるか、何を思うかも全て自分の感覚でしかないから、自分の気持ちのままに素直に生きて行くのが一番だよね。と私はこの本を読んで思ったのだ。(あまり我儘に生きすぎるのも良くないけれども) 後、この作品を読んでいてお腹が空くというレビューをよく見聞きしたのだけれども、本当にそう。本当にそうなのである。バターを使ったごはんがとりあえず食べたくなるのである。お家にカルピスバターが眠っているから、発掘して特選カルピスバター乗せごはんをやろうかな。

    5
    投稿日: 2026.02.01
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    他者を巧みに操り破滅させていく怖い女性…それが真奈子なのだろうけど、この本に書かれている真奈子のセリフや、里佳や伶子の言葉、思考などが、今の自分に刺さりまくりで、「いい本に出会えたー!」と心から思った。真奈子に魅力を感じてしまう自分も確かにいたし、真奈子を知り尽くそうと努力する里佳には喝采していた。女性はいつでも完璧を目指しがち。何もかも完璧に両立して、理想の自分を目指して…目標を持って…。でも、「自分を粗末にしてないか?」「仕事もプライベートも本音も社交も全部が混ざり合って」、見ていると周りの人が疲れるような自分になっていないか? 労るべきは自分。いつも誰かのために頑張っても報われない、なんて考えているのなら、自分の「壁」を作ること。料理でも、読書でも工作でもいい、無駄なことだっていい。「壁」を作るぐらい没頭する何かをしていたら、そしてそれが自分を笑顔にするものならば、周りもきっと笑顔になる。自分の役割から自分を解き放つ時間を作ろう、と思った。

    18
    投稿日: 2026.02.01
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    私たちが、日頃感じる言葉にしてはならないような感情や、奥底に隠れているものを明るみにされた感じがした。 梶井真奈美は、奇妙ですごく怖かったです。でも、異人種すぎて、すごく惹かれる気持ちもわかりました。 はっきりと悪人と善人に分けることはできないし、人間は理解できないものは怖くて排除してしまうんだなと思いました。

    4
    投稿日: 2026.02.01
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    長くて、特に後半はちょっとだれてしまったけど面白かったと思う。主人公がカジマナに飲み込まれていく様に、読んでいる自分自身もカジマナに魅了されてることに気づいたときゾッとした。

    8
    投稿日: 2026.02.01
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    後半は迷走気味だったけど、世間が女性をどう見ているか、的確に表現されていて納得する点が多かった。 結局自分は好きなように生きるのが一番だと、改めて思った。バター餅を今度食べてみようと思う。

    1
    投稿日: 2026.02.01
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    主人公・町田里佳と、木嶋被告をモデルとした梶井の対話、攻防を中心に描かれている。梶井との対話を進めることで、考え方が変わっていく様は怖さを感じた。その一方で、人間味とはこういうことなのかという気になるのは、梶井(木嶋)の恐ろしさなのかと思った。途中から里佳の親友伶子も深く関わっていくことになるのだが、人を壊していく人(ここで言う梶井であり木嶋)というのは、実際にいるのではないかという気持ちになった。

    3
    投稿日: 2026.02.01
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    めっちゃおもしろかった。食べたことない料理の名前がたくさん出てくるので、お腹がすく。そういえば最近バター料理食べてないなと思って読んでる期間、鮭ときのこのクリームパスタ作りまくった。

    1
    投稿日: 2026.02.01
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    かじまなの事件の真相が明快に解かれる推理小説かと思ったら、かじまなの生き方を1つの参考に、里佳や周囲の人々が、男女の関係性や生き方を考えていく見直していくヒューマンドラマだった。 推理を期待していたので個人的にはラストがあまり腑に落ちない感じがあったが、今思い返すとかじまなという特異な女性があのような人物になるに至ったことへの理由や、かじまなが被害者を殺したのか自殺なのかの白黒を知りたいということに関心を抱く私自身も小説に出てくる大勢の野次馬の1人にすぎないことを自覚した。筆者が描きたかったことは、正解や理由なんてない世界の中で、里佳や伶子のような悩める我々がどう生きるか、だったのだろう。

    5
    投稿日: 2026.02.01
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    タイトルにあるバターの名の通り、読み終えた後にもずっとこの物語と登場人物たちが私の考えにべっとりとまとわりついてきている。 殺人の容疑で留置所に入れられているカジマナの堂々とした振る舞いや言動の描写が細かくて、目の前にいるような気分になる。彼女が語る名前を聞いたことないようなお高い料理たちに、少しの嫌悪感を感じてしまう自分に気がつきはっとした。 女性は綺麗であるべき。努力をし続けるべき。 知らないうちに思い込んでいた事を捨てて、自分のために、適量の事をするのがいいと、改めて思った。

    2
    投稿日: 2026.02.01
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    とにかくお腹がすいた… とりわけ今週は泊まりがけの仕事で家に帰れないので 一刻も早く家に帰ってキッチンに立ちたくなった 冷たい本物のバターを齧りたいし ルレクチェの羊羹も食べてみたい あの牧場のバターホイップ?の乗ったワッフルも美味しそうだし、佐渡バターも気になる 塩ラーメンにバターマシマシも食べてみたいし 長くて読み疲れたけどカジマナの深層心理が気になって読めた、オチはやはりこの女…という感じがして不気味だったけど

    4
    投稿日: 2026.02.01
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    やっぱり人って他人にはわからないけど、それぞれ大きな悩みやトラウマや引け目などを抱えて生きているんだなということを改めて感じさせる物語でした。自分が食べたいものを食べ、作りたいものを作る。そんなわがままな人生が理想だけど現実の世界はそんなに簡単ではない。自分の好きなように生きるって事は実際には難しいと感じます。一方で、人生の中で出会う人たちからは、少なからず何かしらの影響を受け、自己が形成されていくということを認識させられます。それはまるでButterが体に染み込んでいくかのような感覚かも。里佳が振り回されてようやくたどり着いた境地は、最終的にには比較的幸せなものに見えるけど、それはよくも悪くも梶井のおかげと言えるかもしれないし、梶井も間違いなく里佳の影響を受けているはず。物語とは離れるけど、人と人のつながりって面白いなと思います。

    4
    投稿日: 2026.02.01
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    フェニズムを訴えた本だと感じました。 内容としては途中までは面白かった。 殺人容疑で勾留中の梶井の生い立ち、その中で築き上げられてきた価値観を取材を通して理解していく記者の里香 徐々に梶井の深層心理が見えてきて読む方としても結末にワクワクして面白かったが、終わり方があっけなくモヤモヤした感じでした。 個人的にはスッキリしたかったです。

    4
    投稿日: 2026.02.01
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    不寛容な時代にこそ友情や愛情は尽きることはないと説く小説。 本屋で何度も見かけたのでジャケ買い。バターには熱が不可欠。

    8
    投稿日: 2026.02.01
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    食べ物、特にバターが頻出。なんとなく共感できる、職人対する梶井のこだわりに、読んでいくうちに読者も解かされていくようなスタイルが、Butterの所以なんだろうと。 ただ、犯人は誰?梶井は何をしたの?とワクワクしながら読み進めたが、なかなかことが進まないので、期待感があっただけに、終始モヤモヤした。

    1
    投稿日: 2026.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「あら、そんなの簡単よ。努力だの精神論なんてどうでもいいの。その時、一番食べたいと思うものを好きなだけ食べるのよ。耳をよく澄まして、自らの心や身体に聞いてみるのよ。食べたくないものは決して食べないのをそう決心した瞬間から変わり始めるわ」 梶井真奈子の欲望の対象は、過去の恋人や憧れの芸能人ではなく、自分自身の身体なのだ。だから、いつもこんなにもみっちりと満たされ、女の香りを濃厚に発しているのではなかろうか。 「ロックだよね、掃除とか料理ってさ。愛情や優しさじゃなくて、一番必要なのは、パワーっていうかさ…。なまくらな日常にのみこまれないような、闘志つまていうかさ…」 クラシカルなものも新しいものも、辛いものも甘いものも、高級素材も身近な旬のものも、柔らかさも硬さも、力強さも繊細さもーー。正反対のものでも、自分がいいと思えば取り入れ、直感を信じてミックスす?。それこそが、料理の醍醐味であり、ひょっとすると暮らしを豊かにする方法なのではないだろうか。それはいわゆるセンスとか、柔軟性とか、知性と呼べるものなのかもしれない。

    1
    投稿日: 2026.02.01
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    翻訳版を読みましたが、なぜイギリス中心に大ヒットしているかを踏まえると非常に面白い本です。 日本に染みついたさりげないルッキズムやフェミニズムの課題が、自然に表現されています。 私は、あっこんな言葉普通に掛け合うよね、って思っててもよく考えると確かに時代遅れなのかもと気付かされる作品です。これまで抱いていたもやもやが言語化されてスッキリする本、と友人は語っていましたがまさにその通りだなと。 翻訳版の感想になってしまいますが、 この英語版を手がけたポリーさんの訳出も大変自然で、たまにある直訳すぎる感じが一切なく、日本の日常がわかりやすく描かれていてそれも最高でした。

    14
    投稿日: 2026.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。 とにかくお腹が空くし、 食べる女は最高 女性として生きていると共感できるところと 思わずグサッとくる部分もあったりで めちゃくちゃ大好きな作品 華やかなとこと育ちは違うけど、 潔癖な伶子に自分を重ねてしまった 料理教室いってみようかな!笑 それくらい行動に影響があった飯うま作品

    1
    投稿日: 2026.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっと読み終わった 著者の作品を読むのは、ナイルパーチの女子会に続いて2冊目。 海外の書店で積んであって嬉しい # 概要 主人公の女性記者が、拘置所にいる殺人容疑者である「カジマナ」との交流を機に、食べる・作ることや孤独な人のケア、体重が増えたことに対する容姿のジャッジなどに思考を巡らせながら、どのように殺害に至ったのか物語が展開してく。 状態が回復した親友に対する心情描写で、「甘くて柔らかそうで、毒や鬱屈のスパイスも効いている。」などの食に関する文章表現を、食べ物単体じゃなくて人やものにも使ってるのが読んでて面白かった。(なので映像化を仮にしても、プロット自体がすごく面白いかと言われるとそうでもない気がすると私は思った)

    3
    投稿日: 2026.01.31
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    料理の描写が素晴らしく、バターを使った、ほんものの、美味しい料理を食べたくなった。 ストーリーとしては、町田里佳が、梶井真奈子という劇薬と出会い、痛めつけられながらも、自分らしい生き方を見つける成長物語と感じた。 若い頃に読んでいたら、正義感が勝って、梶井真奈子に罰がくだされないことに、もやっとしたと思うが、今は、結局、何かを得たとしても自分で破壊してしまう梶井真奈子を哀れな人と思う。

    3
    投稿日: 2026.01.31
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    面白かった。 幼少期、親が作ってくれたクリスマスパーティにみんなで囲った七面鳥。あの特別感を読んでいて思い出した。 私の家のスタッフィングはもち米、レバー、銀杏、ミックスベジタブル、玉ねぎ だったなー。グレービーソースはなし。 艶艶でパリパリの皮にナイフを入れると、鶏よりしっとりとしたお肉と、肉汁を吸ったスタッフィングからふぁーっと湯気が出た。…思い出すだけで食べたくなるけど、コース料理を食べるよりもよっぽどハードルが高いことだったんだと気づいた。 後半にかけやや、中弛み。 グルメとフェミニズムを軸に、様々問題提起しといたから、あとはお好きな解釈をどうぞというような終わり方で、なんらかの落とし所が欲しい人は呆気なく思うような。 それにしても読むだけで、思わず涎が出そうな食べ物ばかり。

    1
    投稿日: 2026.01.31
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    3冊目にして初めて苦戦した作品。 ほぼ同じ厚さの正欲を二日で読み切ったあとのこちらの作品は読了までに一週間程要した。 それくらい緻密に作り上げられた世界観、丁寧に語られる本作でのキーパーソンである梶井真奈子の生涯、それに狂わされていく人々の物語を隅々まで余すことなく味わい尽くすことが出来ました。 檻の中のカジマナの圧倒的な教祖感、自由と美食を愛する彼女が謳うように紡ぐ言葉は確かに心にすとんと落ちてきて、導かれているような気にもなってしまった。 作中の里佳と同じように彼女の魅力に、彼女が語るバターの魔力に私も虜になっていたのかもしれない。その証拠に、本作を読んでいる間のバターの消費量はなかなかでした。バター醤油ご飯なんて初めて食べたけど、とても罪の味がした……。 この本にはたくさんのバターを使ったレシピや食べ物が出てくるのですが、どれも食欲をずるりと引きずり出されるような描写の美味さに、終始お腹が空いていました。それすらもカジマナの思う壺のような陶酔感を覚えました。 カジマナを中心として回っていく里佳の世界、カジマナに操られ食にのめり込みどんどんと体重が増えていく里佳に対する周りの異様なまでの恐怖や嫌悪の視線。 途中までは確かにカジマナと里佳が正義側だと錯覚させられる程、私たちが生きる今の日本のルッキズム社会の異常さを浮き彫りにしていると思いました。 そんな圧倒的な煽動力を持つ彼女を徹底的に、身を粉にして切り崩しに掛かる敏腕記者町田里佳の根性にも目を見張りました。親友の玲子との絆もしっかりと描かれていて、この物語は三人の女たちの戦いのように思えました。 終わり方は意外な結末だなと個人的には思いましたが、里佳の気持ちに共感出来る部分もあって、好きな感じのラストだなと思いました。 まさにバター丸ごと一本分のようなずっしりとした重みのある作品でした。

    1
    投稿日: 2026.01.31
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    わたしはたぶんカジマナに惹かれてしまう気がする。題名のBUTTERってなんだろ?って思ったけどちゃんと消化させていてしっくりきた。とにかく食べ物、特にバターがおいしそうすぎてお腹空く本です。自分の適量を知ると生きやすくなれそう。

    1
    投稿日: 2026.01.31
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    バターに始まり、バターに終わる。 本書は、料理に興味をあまり持たない 週刊誌記者の里佳が、婚活殺人事件の容疑者 カジマナの影響により、バター醤油ごはんを きっかけにバターの虜になるお話。 里佳は、カジマナへの取材を重ねていくうちに 料理の腕を上げ、バターだけでなく カジマナ自身にも惹かれていく。 前半は淡々と物語が進むが、伶子が 探偵チックになって行動的になった辺りから 惹き込まれ、一気読み。 カジマナとの関わりによって、 里佳の内面が成長したり、周りにいる伶子や 篠井さんの人生が良い方向へと向かっていく ところもまた、この本の魅力かなと感じた☻ そして… 所々に出てくる料理の表現や描写力が ホントに素晴らしいと思う。 美味しいバターを使った料理を食べたり、 作ったりしたくなるような本でした☺︎

    11
    投稿日: 2026.01.31
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    読むのに体力が必要だった。何度か挫折しそうだったが、後半は前半に比べると夢中になって読んだと思う。 料理本?かと思うような中身。登場人物と主人公の関係も興味深かったが、気持ち悪いと感じる部分もあり、ページがなかなか進まないこともあった。 梶井真奈子が七面鳥をみんなで食べられなかったのもある意味納得。 上等なバターってそんなに美味しいのかな。

    17
    投稿日: 2026.01.31
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    やりたいようにやる、食べたいものを食べる。 他人の人生をも食う魔性の女を中心に、狂わされる主人公やその友人たちを描く話。 ジェンダーや不妊治療、働く女性の立場に触れながら、好きなように生きつつも男性に尽くして決して凌駕しない魔性の女を描くことで、現代の女性の生き方を問うている。 正直、登場人物に共感・感情移入できず、動機が理解できない場面が多かった。 特に、友人が破滅していく様が魔性の女の思惑どおりであるように描かれているが、どうしても自滅にしか思えず同情できなかった(作中でも暴走気質であることは表現されており、魔性の女がその気質を完全に理解しアクリル板の向こうから操ったということなのだろう)。 読者の私が「男性だから」という理由で片付けたくはないが…刺さる人には刺さるのだろうか。 難しい言葉はほとんどないのだが、なんとなく読みづらい文体。比喩や情景描写の意図がスッと読み取れず、読み進めるのに時間がかかった。

    9
    投稿日: 2026.01.31
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    起承転結がはっきりしている物語。 主人公の里佳は挫折もするし、その後人生の適量を知るようになる。 食べ物の描写なんかは綺麗すぎて日本人で良かったと思えるくらいでした。他にもそんな本があるのかもしれないけれど、タイトルbutterとミルキーな読後感と相まって幸せな気持ちとはちゃうけど、ポジティブな感情になれるいい作品だと思いました。 文庫本で読みましたが文字がびっしりで濃かったです。

    4
    投稿日: 2026.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カロリーが高く、体力の要る読書体験だった。文中のバターの描写に引き込まれてしまい、作中に登場するバターを購入して食べたところ、あまりの違いに驚いた。主人公同様、影響されやすい自分に気づき苦笑。主人公が最終的には自分の道を見つけ、歩もうとする姿に安堵した。良かった。

    2
    投稿日: 2026.01.31
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    なぜこんなにも評価されているのか分からなかった。私自身が、この小説でいうとどういうような人物なのか分からなかった。

    5
    投稿日: 2026.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バター醤油ご飯が無性に食べたいし、ブフ・ブルギニョンっていうワードのリズムが楽しくて思わず言いたくなる。七面鳥も食べたい。フレンチのフルコースも! 里佳のようにカジマナの虜になってしまうのわかる気がする。カジマナも友達が欲しい普通の女性の部分も持ち合わせてたんだよね。料理教室に通って友達作ろうと頑張ったんだけどね。やっぱり浮いちゃう人、だったんだな。何となく想像つく。

    1
    投稿日: 2026.01.30
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    なによりも、話の中にでてくる料理がとても美味しそう!そして、結末はどうなるのだろうとハラハラしました。カジマナに翻弄されながらも、登場人物達が過去と向き合い、前向きになっていく姿が良かった。

    3
    投稿日: 2026.01.30
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    話題の作品の為楽しみにしていたが、思っていた作品とは全く異なった。ミステリーと思ったら、期待外れ。その為、展開が非常に遅く、後半までは疲れます。 ただ、最後まで読むと、面白かったです。 生きてれば良いことあるし、お腹がめちゃくちゃ減ります。 読み終わった多くの人は、七面鳥食べたいとなるのでは。ただ、作りたいと思う人は少数。

    9
    投稿日: 2026.01.29
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    オーディブルにて。3.3ぐらいか 登場人物が皆女性で、女性の自分勝手さや曖昧さ、不確かさみたいな心の揺れ動きみたいなものが描かれている点は興味深かった。 あと、ところどころに出てくる食べ物の描写もとてもお腹を空かせた。 男性からするとあまり感情移入ができない、かつ長い話なので、この点となった

    2
    投稿日: 2026.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーと思って読み始めましたが、あまりその要素はなく、女性(いや人間?)の内面をえぐるように解いていく描写が印象的でした。 主人公が破滅せずに前向きに終われたことにホッとしています。 読みはじめてから、バターの摂取量が増えました。笑

    2
    投稿日: 2026.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    料理の描写が食欲をそそった!サッポロ一番塩ラーメンにバターのせて食べたい。 物語の中で新潟と石川が出てきて親近感がわいた。 新潟のプラリネが出てきてちょっと感動。 恋人や異性の些細な一言にムッとしたり違和感を覚えるの、すごくわかるな〜と思って読んでいました。 カジマナに嫌悪のような畏怖のような憐憫のような感情を自分も抱きつつ、周りを気にせず自分の欲望に忠実でいいんだとも思い、魅せられました。 最後はまさしくバターのようにゆっくりと溶けて心に沁みる一冊でした。

    1
    投稿日: 2026.01.28
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    読み始めて2.30ページくらいで「バター醤油ご飯」と言うワードにやられ、 買い物ついでに、バターを買って そういえば、100均にバター収納箱なるものの存在があったはず… と、その足で、その箱を買いに行き、 小さな箱に均等にバターカットできるプラスチック製のカッターが付いてて、、 感動した。 今まで、チューブでバター!みたいな商品で 3分の2もバター入ってれば立派なバター! しかもチューブで捨てやすいもん♩ とか思ってたタイプなので大革命でした。 料理好きな母の冷蔵庫には、バターは常備してあって、うちのチューブでバターを見る度に 「あんたんち、バターこれなの?!!」と 毎度ネタの様に、言われてたけど お母さん、もう大丈夫です。早く冷蔵庫の中、見にきてください。 とてもたくさんの料理がでてきて、真似できそうなのは、深夜のラーメン、バターましましくらいだったけど、出てくる全ての女性に共感できる部分がたくさんあるから、 サクサク読み進めていけるかんじ。 ラストも素敵だった。 もう一回、読みたいかな! 久々にもう一回これ読みたいな、という本に出会えたので、ゆっくりと、今度は バター抑え気味で、味わってみよう。

    4
    投稿日: 2026.01.28
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    ただのお料理小説かと思って読み始めた。 というか、むしろお料理小説では?というレベルで、食の描写が濃密だった。何度お腹が空いたことか… 家族と、恋愛と、結婚と、友情と。いろんな感情がまぜこぜで、べったりしてて、どこまでもぬかるみのよう どれにスポットを当てているというわけでもないから、ごちゃついていると思う人もいると思うし、散らかった印象になる小説だと思うけど、 この小説は"女"を書いているんだよ! 女の人生をこんなに嫌なようにも良いようにも描写している小説って他にない。 出てくる女キャラはみんなそれぞれ異なった事情があり、共感できたり憎んだり… うーん、読んでよかったなぁ。 ところで、エシレバターって本当においしいんですね。あの濃厚さ、最高か…?

    2
    投稿日: 2026.01.28
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    こちらにはっきりと場面を想像させることのできる、写実的で丁寧な描写は食との親和性が高い!これがいちばんの感想であった。多くの人が聞いたことのあるであろう、キャラの際立った実在する被告から着想を得ていることはすぐに分かった。「これ、進研ゼミで見たやつだ!」的喜びが最初に出てくる。丁寧な情景描写でありながら読ませてくる文章の技術に息巻いた。

    8
    投稿日: 2026.01.27
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    表現が文学的で少し読みづらい。 一つのことをさまざまな言葉でつづってあり話の展開は遅め。 女性の生きづらさを描く題材は良いが、終わりしっくりこず。

    3
    投稿日: 2026.01.27
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    これミステリーじゃないよね。 ミステリー期待して読んだから三分の二くらいまで結構読むのがキツかった。その後は結構スラスラと。 いろいろなことが起こるけど、結局は主人公の内面と向き合う話。

    8
    投稿日: 2026.01.27
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    BUTTERという題名からは想像しにくいが、連続殺人事件の真相を探るために奔走する女性記者と被告であるカジマナとのやりとりを軸として進んでいく。その中では、主人公の周囲の人々との人間関係や友情、カジマナの周囲の人々との人間関係や孤独が対比させて描かれていた。 読み進めるうちに、人や社会との適切な距離とはなにか、自分とは何者なのか、周囲と自己認識のズレについて考えさせられた。 社会に溶けこもうとすればするほど世の中に見え隠れする「こうあるべき」にがんじがらめになり、次第に温度を感じられなくなってしまう。その結果、かえって社会に溶け込めないという矛盾が、この作品には描かれているように感じた。 終盤まで苦味を感じながら読み進めていたが、最後まで読むと人の温かさや自分や他者に優しくいることは巡り巡ってみんなを温めていることになってたのだと気づいた。 ようやく温かい気持ちになり、バターがじゅわっと溶けた気がした。

    7
    投稿日: 2026.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友人たちとのブッククラブに自分で提案しておいて、読むのが遅れた本。 お世話してくれる人がいないと生活が荒れてしまう大人の男性たちに対する疑問にハッとさせられる。 映画バービーの独白「女性はうんと努力して、しかし周囲に脅威を抱かせない程度に」に通ずる一節があった。 カジマナのことをどう捉えていいのか、正直まだ分からない。でもあの涙に、私も泣かされてしまった。

    2
    投稿日: 2026.01.27
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    なんか流行ってるらしいので買ってみた バター、好きだし おいしい系の話かなーなんて思ってた ぜんぜん違った いや、そういう部分も多いけど 幸せほっこりな話じゃなかった そして全く好みじゃなかった ネタが突然、転がってるとことか 突拍子もない行動とか 展開が唐突すぎんか?と思ったし 心情の描写がドラマティックすぎて ついていけなかった もしかして、自分は生活しながら 部屋の四隅がせまってくる! なんて感じたことないけど 他の人は違うのか? 人ってそんなに自分の精神状態を 細かく把握しながら生きてるのか? って、不安になるほどだった とにかく好みじゃなかった 星2つでいいと思ったけど 前半の食べ物については お腹が空いたので ギリギリ3つにしておく

    10
    投稿日: 2026.01.26
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    読んでいて昔テレビで見たことある事件にそっくりだなと思っていたらまさにそれを題材にしているものだった。 バターを使った料理の描写が幾度も出ていて思わず食欲をそそられた。サスペンスなんだけどグルメで人間の温かさと冷たさみたいなものを感じる不思議な小説だった。

    9
    投稿日: 2026.01.26
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    ノンフィクションなの?こんな事件あったっけか? 登場人物全員めんどくさい人たちで、読んでてイライラした そして長いわ‥惰性で最後まで読んだけど、最後まで心理描写が多すぎて、わたしには合わないな

    14
    投稿日: 2026.01.26
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    最初は興味がわく話題で読んでみたい気持ちが強かった。食べ物、特にバターを使った食べ物の描写が絶妙で、私も生まれて初めてバター醤油ごはんを食べてみたくらい。(オーディブルで読んで耳から入ったためかもしれないが)

    10
    投稿日: 2026.01.26
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    ちょい胸くそ でも主人公の中で起こった一覧の出来事を上手く昇華させてハッピーエンドに持って行ったところは良かった。 同性と上手く関われない人っているよね、 のモンスター化した事件って感じ

    3
    投稿日: 2026.01.26
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    わたしにとってのバター(食べ物)は、芳しく食欲をそそる四角 。だけど食後罪悪感を抱くものだった。 特別掛け合いたくて読んだわけじゃないけど、カバーに惹かれ、読了後、君生き(未読)でも読んだんか?っていう後味の悪さを感じた。一緒に主人公を囃し立てた罪悪感といいましょうか。

    8
    投稿日: 2026.01.25
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    七面鳥の丸焼きのようにじっくり時間をかけて読みました 読み終わって思わず「ふぅー」とため息 ちょっと自分には怖い内容だった 男と女がお互いにかけあっている呪縛とも呼べるような価値観が交差する中、飯テロと言っても過言ではない丁寧な描写で語られる料理の数々 自分は適切な距離を人と保てているのかなぁと考えさせられました とりあえずバター醤油ご飯食べたいΨ( 'ч'〃)

    4
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これもフォロワーさんが読んでて気になった本です。 タイトルにあるように、バターが色んなところで登場します。その絡みで料理の描写も多々。表現が巧すぎてついつい食欲が掻き立てられます!バター醤油ご飯美味しそう。ストーリーの中でバターが在庫不足になっていたのは、この本を読んだ読者が影響されてバターを買い漁った世界線に違いありません(笑) こんなこと書いていると美味しいご飯の小説のようですが、全然違います。内容重めです。ボリュームも結構多めです。BITTERな展開も多いです。 梶井からの指示の数をこなすごとに、少しずつ梶井のこと分かってきているのだけど、分かってきているようで分からない。ほんまにこいつ何考えてるねん状態でした。終始余裕とふてぶてしさ。でも確かに現実にこんなはっきりとした物言いの人がいたら、崇拝する人もでてくるような、そんなカリスマ的な要素も持ち合わせているような気がします。悔しいですが(泣) 「強制された瞬間に全て仕事になる」というセリフ、めちゃめちゃ共感しました。もう本当にその通りですよね!自分のやりたいようにやっていたことが、強制された瞬間に、「〇〇しなければいけない」「〇〇すべき」に変わってしまう……もう!私のしたいようにさせてー!!と思ってしまいますが、人間社会で生きていく上では自由奔放すぎるのも必ずしも良いとはいえないようで。生きるって色々難しいですね。 生きているとは何なのか、死んでいるとは何なのか?梶井みたいに、好きなときに好きなものを好きなだけ食べるような、欲望のままに生きるのが「生きている」っていうことなんですかね。私は違うとは思いますが、じゃあ生きるってどういうこと?と問われても答えられる自信はありません。明確な答えがあるものではなく、一人ひとりに「生きること」の定義があるのだと思うからです。

    25
    投稿日: 2026.01.25
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    バターのように濃厚で、ずっしりとした作品でした… カジマナのように、自分の欲望に忠実な人間に、やはり皆惹かれるのでしょうか。 でもそれって、本当に幸せな人生なのかな…と悶々としてしまった。 バター醤油ごはんは、食べてみたいと思いました。

    17
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    梶井によって一度は深く傷つき、苦しめられた里佳や伶子が、その経験を糧にして以前よりも強い人間へと成長していく姿は、梶井にとって非常に皮肉な結果だったと感じた。一方で、梶井も最初から歪んだ人格だったわけではなく、現代社会にうまく適応できなかった末に、自分を肯定するためだったのだと思う。 また、作中でアイドルの少女が少し体重が増えただけで「努力していない」と批判されたり、女性記者である里佳が体型管理ができていないと非難されたりする描写からは、現代社会における生きづらさや、特に女性に向けられる過剰な視線の厳しさを強く感じた。 梶井の策略によって里佳たちが追い詰められていく場面は読んでいて非常に辛かったが、それでも最終的には、彼女たちが以前よりも前を向き、自分の足で進めるようになったと感じられた。その結末がとても救いであり、読後に嬉しさが残った。

    5
    投稿日: 2026.01.25
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    まるで食事をするかのように「現代の女性の在り様」をまざまざと味わえる作品。自分自身関わりがない問題ではないし、読みながらたくさん考えたり気づいたりしたので⭐︎5 ーこの社会は女性にそうたやすく、合格点を与えたりはしない。 この一節がどかーんときた。男女平等とはいうが、女性は特に努力してもしても天井がないよなって思う。美しさや家庭力(?)はもちろんだけど時には愛嬌や素直さが求められ、際限がない。。自分の妄想か? また序盤からバターや料理が出てきて、その味わいの表現が深い。物語の場面と同調して、より場面が濃厚に味わえた。 この物語には3組の父娘の関係があった(と思う)。里佳と亡くなった父親、梶井と父親、篠井と娘。三者三様の関係で対比しつつ、最後は希望っぽいものもあってよかった。 メモ 自信と狂気に満ち溢れた女、生真面目な女 男を赦し、包み、肯定し、安心させ、決して凌駕しないこと。

    11
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物の誰にも肩入れできなかった。強いて言えば、カジマナかな?みんな他人の目を気にしすぎ!もっと自分のために生きればいいのに!と常々思っているので。ルッキズムや女性差別への切り口も、目新しいものはなく、ハマれなかったかなー。お腹も空かないし、バターを買いたくなることもなく、淡々と読んだ。わたしは取り込まれない側(?)の人間なのかもw 最後、父娘の関係性に帰結するあたりも、ありきたりで、拍子抜けした。 あと、それ必要?と思うような性的な描写が多くて気持ち悪かったw

    2
    投稿日: 2026.01.25
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    キャッチーなのに重厚 説明的でないので積極的に理解しにいくことを強いる 展開が激しい ページ数は多くないがものすごい長編を読んだ気分 理解しきれない部分もあったのでもう一度読みたい

    8
    投稿日: 2026.01.25
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    闇に堕ちていく主人公と周辺の人たち。かなりヘビーで、思った以上に読むのに時間がかかりました。バターレシピを試してみようかと考えるときだけ、心が軽くなりました。それ以外は、かなり重い。

    18
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終えてまず、バターを使った明太子パスタとバター醤油ご飯を食べてみた。改めてバターの風味を意識して口に運ぶと芳醇な香りと深いコクを感じ取ることができた。だが、私にはバター醤油ご飯は重たかった。 "適量"という言葉が何度か使われたが、私にはバターをメインとして捉えるのは適量を超えているようだ。 適量は実際に確かめないと知ることができず、里佳も梶井の食べるものを真似て体調を崩し、自分の適量を見つけるに至っている。

    4
    投稿日: 2026.01.25
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    おもしろすぎて止められませんでした。カジマナに惹きつけられてしまう人の1人に、あっけなくなってしまった。主人公の大きな変化にもゆさぶられ、読者まで不安にさせられてしまう。読んだ後は無性にバター醤油がけごはんが食べたくなります!

    3
    投稿日: 2026.01.25
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    話題になっているという事で購入。死刑囚の容疑を解決していく話かと思っていたけど、社会的な話だった。読み終えてから冷蔵庫のマーガリンはバター(スーパーのやつ)になった。バターご飯は食べてみたけど個人的に微妙だった。

    3
    投稿日: 2026.01.24
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    イギリスで売れているとの見出しで興味を持って購入。 実話をベースにした作品と知らずに読み始めました。 私的にはあまり腹落ちしない所もあり、 登場人物に共感でぎず、うーんとなる所もありましたが、読み応えはありました。 ルッキズムや女性の社会的地位、不妊などにも触れてます。 料理のシーンは良いものを食べて作って丁寧な暮らしを真似したいなとも感じさせられました。 あとはバターは無償に食べたくなりました。 きっと見かけたらエシレバターを買うと思います。

    3
    投稿日: 2026.01.24
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    前半食の描写ばっかりで飽きる、だんだんおもしろい あと体重はっきり書いて痩せた太ったの記述、これで病む人いるだろうなーてのと、5キロ太るのってそんなに周りに気づかれなくない??

    1
    投稿日: 2026.01.24
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    記録開始の一冊。 全場面細かく繊細に書かれているため、 読み終えるまでめちゃくちゃ時間かかった。 終盤はカフェの力も借りて読み切った。 登場人物全員に共感できなかったのが、大きかったと思う。 繊細な文章であるため、想像は楽しいけども、 梶井の魅力を感じ、興味がなければ、しんどい。 とにかく記者の仕事は危険と隣り合わせなんだなってことだけはよくわかった。

    2
    投稿日: 2026.01.24
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    読みやすい文章なのに、読むのに時間がかかってしまいました。内容がずっしりと重く、理解するのに時間がかかってしまったからだと思います。食べ物の描写もたくさんあって、面白かったです。

    14
    投稿日: 2026.01.24
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    女であるということ ルッキズム、社会的地位、結婚出産、性別的役割 どれも好きな話題だと思ったけどあんまりハマらなかった なぜだ!!!!共感できる人がいなかったからなのかもしれない。みんな真っ当すぎるのかも

    4
    投稿日: 2026.01.24
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    柚木麻子さん著「BUTTER」 著者の作品を読むのは初めて。書店に寄った際文庫コーナーにてビルボード3週連続一位と書かれており、2018年度の「このミス」でも国内版2位の作品とのこと。 この作品、評価が分かれるだろう作品だと感じる。何故?と理解に苦しむところが多く、物語が頭にスッキリと浸透していかない場面場面が多々。 特に梶井愛子。勾留されているのにも関わらず僅かな接見時間の会話の中でこんなにも里佳や怜子の日常が分かるものなのか? 超能力じみた預言や人身術の類いに感じられてしまいスッキリと物語が入ってこない。 ただ里佳と怜子の相関性は読み応えがあった。 二人の現在の普遍的な暮らしに対しての疑問が多く描かれており、それらがやけにリアルに感じられる。 近づいたり遠ざかったり… 普段言葉にはしない感情の描写が素晴らしかった。 それが妙に生身の人間同士がお互いを感じながら織り成すものに思えて上手な描写に感じられた。 「BUTTER」というタイトルだけに終始バター料理に執着しており、自分はそこがくどく感じてしまった。過剰に濃厚過ぎて胸やけするようだった。 「BUTTER」だけに「チビクロサンボ」の話も出てくるが、圧で無理矢理こじつけているような顛末に感じてしまった。 色々含めなかなかハードな作品だった。

    152
    投稿日: 2026.01.24
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    男性から金を騙し取り殺害した疑いで逮捕された、若くも美しくもない女・梶井真奈子(カジマナ)と、彼女を取材する週刊誌記者・町田里佳を描く作品。 婚活キラー木嶋佳苗の事件がモデルになっているのだろう。社会派ミステリと食の官能小説の二つの側面を持つ作品。 人間の内面に切り込んでいく作品は、自分の内面も否応なく傷つけていくけど、どこかさわやかな読後感で、話題作なだけあるなと。これはお勧めです。

    17
    投稿日: 2026.01.23
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    ここまで長い本初めて読んだ。頑張った。 週刊誌記者の里佳、大学時代からの友だちの怜子、殺害容疑者の梶井真名子、ネタを来れる篠井さんなどなどが登場人物。 「食べたい物を体に聞くの、そうして食べたい物を食べるのよ。」はどうやるんだ。。。 梶井真奈子はどんな人間なんだろうと気になって、読み進めることができた。幼少期の生活から最後のどんでん返しまで、人々を弄ぶことに長けている反面、拠り所がないという少し可哀想な面もあった。 作家さんは長編小説をどうやって書いているのだろうか。途中で物語変更とかならないのだろうか。作者の心中や頭の中も気になった。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    実話を元にした連続殺人犯の話ときいたあと、友人が「バターを食べたくなるよ」というので、なんじゃそりゃ、と思って読んだ。 とにかく密度がすごい。 料理にしても、感情にしても、すべての密度が濃くて、それこそ絡め取られるBUTTERのよう。 これは連続不審死を解明する話ではない。 なんなんだこの人はという、理解を超えたところの興味本位から、どんどん主人公や周りが、絡め取られ、過去まで引きずり出される物語。 女であること、女として見られること、料理、そこまで深く考えたことがなかったので、面白さと重さが同時に来た。 しかし、世の中こんな人がいるのかと、実際の事件を調べると、ダブるところがかなりあり、クラクラした。 さっと出てきた「カジマナガールズ」ってなんだと思っていたら「佳苗ガールズ」が存在し、そして獄中結婚に自叙伝……。 つい調べてしまい、バターもまんまと食べたくなって買ってしまい、自分まで絡め取られそうで、怖い気がした。

    2
    投稿日: 2026.01.23
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    そんなに面白くなかった。 食に興味ないからこの本どうかなーって思ってたんだけど 人気みたいだったので買ってすぐ読んだ。 登場人物に全然感情移入出来ないし、 里佳も伶子も何か気持ち悪いし。 食に関してのあれこれは退屈だし私には合わなかった。 だけどバターは買いに行きました。 それと自分のために料理するの億劫なんですが、 この本を読んで自分のためにも料理しよって思いました。 軽い感想ですみません。

    1
    投稿日: 2026.01.22
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    面白いというより何か不気味でどんどん引き込まれていきました。ちょっと消化不良の部分があるものの、真相を明確にしないところも不気味さを増長していて良かったです。食べ物に対する表現がとても美しく、読んでいるだけで食の幸福感を味わえる不思議な小説でした。

    10
    投稿日: 2026.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自己責任論が蔓延る現代の社会で、人々はひたすらに努力を求められる。女性は高すぎる美の基準に縛られる。努力しろ、男性を凌駕しない程度に。そういった誰もが抱える生きづらさを、言語化して物語に落とし込む作者はほんとにすごいと思った。足りないものを自分で作り出す能力、料理のように試行錯誤して適量を見極めること。暮らしを豊かにするヒントも教えてもらったように感じる。女性としての幸せを考えさせられた。

    4
    投稿日: 2026.01.22
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    木嶋佳苗死刑囚による首都圏連続不審死事件をモデルにした小説。 マーガリンとバターの対比がポイントなのかなと思った。 中盤で話が変わり、後半でまた変わり、期待を裏切られてよかった。 冒頭のバター醤油ご飯を食べる部分はお腹がすいてくる。

    2
    投稿日: 2026.01.21
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    しばらく積読してましたが、この前思い立って一気に読みました。 途中でジェットコースターのように話が展開し始めて、積読していたのが信じられないくらい読むのが止められなかったです。 「あの事件の犯人があの容貌でどうしてあんなに男からモテたのか?」と言うのが知りたくて読み始めたのですが、話が終盤になっていくにつれ人間の色んな部分が書かれていて、自分の身に当てはめてみると己の恥ずかしい感情が露わになるようで、少し読むのが苦しかったです。 久しぶりにこんなに夢中にになる小説に出会いました!

    13
    投稿日: 2026.01.21
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    まず、リバーシブルな本の表紙をお楽しみ下さい(私は通常の裏の方が好き)。それと、すぐにバターを買いに行きたくなります。 いやあ、深かった。それに、主人公を振り回す首都圏連続不審死事件の被告人って実際の事件をモデルにしていると知ってビックリ!その人は、あまりにも影響力が強く、主人公自身、それに主人公を介して周りの人までも魅了、どんどん全てを巻き込んでいく。後半の主人公が相手を捉えたと思った直後のどんでん返しもインパクトアリ(でもこれも実話に近いみたい)。主人公・主人公の周りの人々も最終的にその被告人と巻き込まれたことで自浄作用というか、いい塩梅の流れに変容していってホットしました。

    6
    投稿日: 2026.01.21
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    ごはんが食べたくなる1冊 女としての生き方の正解って何? わたしの生き方はあってるのか問いたくなる1冊 とりあえずおいしいバターを買おう

    2
    投稿日: 2026.01.21
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    一見して太った女性がモテているのはなぜなのか 一般的な美人像とは違う女性に惚れてしまった男の人の感情 自分より劣っているように感じる女性がモテていると感じた時の女性の感情 このあたりにどうでもいいと思えたら強く生きられるんじゃないかなぁと思った。 実際にもあった事件を彷彿とさせる内容 事実がどうなのかはわからないが、 この犯人とされている女性が語る食べ物の描写がとてもおいしそうに感じる 主人公が犯人に傾倒してしまうのもわかるように感じてしまった Audibleで聞いたのだが、とても一人で朗読しているとは思えなくて面白かった

    1
    投稿日: 2026.01.21
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    日本の女の生きづらさをここまで掘り下げてくれるとはと快哉を叫びたいが、各国で売れていると聞くので、世界中の女性が共感できるんだね。 木嶋佳苗をモデルにした、交際相手から金を搾り取って連続不審死に追い込んだ収監者カジマナ。 したたる黄金のバターに象徴される欲望をこそ生きる至上とするその姿に触れ、世間にこうあれかしと求められる基準に精一杯届こうとしては否定されてきた女性たちは自らの生き様を、痛いまでに見つめ直す。そしてかなりの傷を負いながら「なにもかも自力で乗り越えなきゃいけないわけじゃない、成長をし続けなくてもいい、今日一日をやり終えることの方がずっと大事」と気づく。グッときたよ。見事だなあ! そしてそして、食べることの官能的な描写よ! 読むたびに腹がへるんだぜえ?  ああこんな傑作を知らないでごめんなさい!

    2
    投稿日: 2026.01.21
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    柚木麻子さんの作品はよく読んでいます。 女子校や自由が丘といった自分に近いおなじみの舞台が出てくると、「あるある」と思わず頷いてしまうのも、いつもの楽しみのひとつです。 海外でも翻訳され話題になっていると知って手に取った一冊。 実際に起きた首都圏連続不審死事件をモデルにしていると知り、そういえば記憶には残っているけれど、当時は深く考えたことのない事件だったなと思い出しました。 読み進めるうちに、「こういう人、身近にもいるかもしれない」と感じたり、「そんなふうにも物事を捉えられるのか」とハッとさせられたりする場面が何度もありました。 単なる事件小説ではなく、女性同士の関係性や、価値観、食や身体へのまなざしが静かに絡み合っていく物語です。 事件をモデルにした作品と知って読み始めたけれど、読み終わって残ったのは「怖さ」よりも、「身近さ」でした。 こういう人、こういう考え方、意外とすぐそばにあるのかもしれない。 簡単に言葉にできない違和感を、ずっと抱えさせてくる小説でした。

    1
    投稿日: 2026.01.21
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    怜子が梶井の言葉を聞いて暴走した辺りと、里佳が車に轢かれた直後に確信することの描写がしっくりこなくて、梶井の更なる毒牙に身構えているうちに終わってしまった印象。それ以外は読み応えあり惹き込まれる作品。

    7
    投稿日: 2026.01.21
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    難しくて、読むのに時間がかかった。 まんまと、エシレバターが食べたくなった。ずっと前、ホテルで食べたバターが美味しすぎて、店員さんに教えてもらってわざわざ取り寄せしたバターを思い出した。ボルディエの海藻バター、また食べたい。 りかとれいこの友情関係、どこかでだめになるんじゃないかとハラハラしてたけど、よかった。

    15
    投稿日: 2026.01.21
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    ピア・サポーターズHさんのおすすめ本です。 「BUTTER」は食欲という本能的な快楽を入り口に、社会が女性に押し付ける「正しさ」や「美しさ」を鋭くえぐる作品だ。バターの香りや料理の描写は濃厚で、読むだけで背徳感と幸福感が同時に押し寄せる。 一方で痩せていること、我慢できることが評価される社会の息苦しさが浮き彫りになり、読後には「自分は何をおいしいと感じ、どう生きたいのか」を問い返される。」 最新の所在はOPACを確認してください。 TEA-OPACへのリンクはこちら↓ http://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB00531799

    1
    投稿日: 2026.01.20
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    おいしい表現がたくさんあるよ、と聞いて読み始めたけど そもそも食べることが命の欲望と直結してることを再認識。 「食べることが好き」「おいしいものが好き」よく聞く言葉だし、食事の楽しみは人と共有しやすいものだけど それぞれが求めてるものは、ひたすらおいしいものかそれを共有する時間がそれを買える自分像かとか実は違ってるのかも、など目の前にあることの一歩奥を作中の記者と一緒に探る時間がとてもおもしろかった。 久々に、電車でもお風呂でもどこでも読み進めたい本でした。 主人公が枯渇した状態で感じたバターは命のにおい的な表現が、豊かな食べ物に囲まれている現代の生活では気づけないものでよかった。

    2
    投稿日: 2026.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本作は、実際に起きた事件を下敷きにした小説として話題になっていた。 私自身、その事件の特異性から以前にいくつか関連記事を読んだ記憶がある。 特に印象に残っているのは、彼女が状況証拠のみで死刑を宣告された、極めて珍しいケースであったという点だ。 当時は判決にジェンダーバイアスは本当になかったのだろうか、という疑問が頭を離れなかった。 もしこれが 「孤独な高齢女性を次々と騙して殺害したヒモ男」という構図だった場合、同じく死刑判決に至ったのだろうか。 事件そのものが、司法とジェンダー、社会が抱く女性像について考えさせるものであり、本作を読む前提として、その問いはずっと私の中に残っていた。 ① 食事 ―― 人をつくるものとしての「食」 まずは食の描写が本当に強烈だった。 飯テロとしての破壊力が凄まじく、特に乳製品への渇望が一気に噴き出す。 そして同時に、ちゃんと胸やけまでする。 料理という行為が、他の家事とは明らかに違うものとして描かれている点には、深く納得した。 作ること、食べることを通して人を理解していくという構図には強い説得力があり、身体と感情、記憶が直結している感覚が丁寧に描かれている点はとても好きだ。 ② ルッキズム・フェミニズム ―― ねじれた欲望のリアルさ ルッキズムやフェミニズムに関する描写は、かなりリアルだった。 特別な事件ではなく、日々の何気ない言葉で削られていく感覚。 特に印象的だったのは、太ったことには苦言を呈するくせに、『エロい体になったよな』と喜ぶという矛盾した反応。「社会的に正しいとされる女」と「俺が欲しい女」を同時に押し付けられる、意味の分からない責任所在の転嫁。 誠は、その矛盾した押し付けを個人の欠点ではなく、男性性の構造として体現し続ける存在だったように思う。ここで恐ろしいのは、一歩引いた距離で見れば、彼はおそらく“いい人”なのだという点だ。 職場や第三者の前では問題のない振る舞いをし、プライベートな会話が聞こえない距離に立てば、誠はきっと「常識的で感じのいい男性」として認識される。 だからこそ、この歪みは可視化されにくい。 悪意ではなく無自覚によって、日常の中で繰り返される。 ルッキズムやフェミニズムの問題が「特別な加害者」の話ではなく、「よくいる善良な人」の顔をして存在していることを、この人物は静かに突きつけてくる。 ③ 家庭問題 ―― 解像度の不足という違和感 一方で、どうしても引っかかり続けたのが家庭の描写だった。 家庭環境は、 自意識とのズレに腐っていく父親と、理性を保った母親、その間にいる主人公、という構図で描かれているように見える。家庭という場の連鎖的な壊れ方が見えないのは違和感が強く残った。 機能不全家庭において、責任所在のゼロイチはないと感じている。その環境に長く置かれれば、どんな人間だって摩耗し、歪み、狂う可能性があるはずだ。機能不全家庭における母親が娘に呪縛という愚痴をまとわせる構造としての女性のリアリティが無かったのは少し肩透かし感があった。(が、これは単に自分が地獄家庭出身だから他の世界を知らないだけなのかも、健全な家庭はこうなんだとしたら素晴らしいなとも思う。) 最後をあの希望に満ちた世界にするための安全装置に見えてしまって刺さり切らなかったのが残念。

    1
    投稿日: 2026.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終電さんの「虚弱に生きる」に共感120%の私としては、この「BUTTER」に出てくる女性たちの体力にまず驚く。動物性油脂を体にしっかり取り入れてエネルギーにできるタイプの人たちだ。ぬめりぬめりとまとわりつくようなしつこさだ。夜寝る前のちょこちょこ読書にはなかなかの重さで読むのに時間がかかってしまった。 頷けるセリフは要所要所に出てきて、この的確な言語化がこの柚木さんの妙味なんだろう。様々な人生の経緯から物事の「適量」をつかめずに次第に自分で自分をがんじがらめにしていく女性たちの描写がおもしろい。 しかしなんだかなぁ・・伶子の言動は途中から視野狭窄の極みになっていくのでそこはちょっと読み進めづらかったかな。 そして結局カジマナがどうなったかはよく分からなかったので、そこは巻末に出ていた参考図書を別に手配して補完することにした。こちらも楽しみ。

    1
    投稿日: 2026.01.19
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    ひたすらに、お腹の空く話だった。この小説を紹介することになったとき、もちろん主軸となって描かれる梶井の詳細を語る必要もあるけれど、本作の調理シーン、食事シーンについても紹介しなくてはいけないと思ってしまう。 焦点が当てられているのは梶井の被害にあった男たち、というより梶井を取り巻く女たちと食事。誰かに少しづつ共感しながら、梶井の持つ独特な雰囲気と流れに巻き込まれてしまった。魔性の女というのは彼女そのものだと思う。話の展開自体はずっと面白く、最後まで好きな雰囲気だった。ただ、読了後に残ったのは、食欲だけ。バターをふんだんに使った料理が食べたい。

    1
    投稿日: 2026.01.19
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    本屋でたまたま見かけて海外でベストセラーだというので読んでみた。自分はハリウッドのアクション映画のように分かりやすいものが好きなので、尻切れトンボのように終わって考えさせられるものは苦手。2/3くらいまでは面白く読めた。そしてバターが食べたくなった。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    容疑者に染められるというか、取り込まれていく感じがする 不気味な魅力があって、読み進めてしまう リッチなバターが食べたくなる 本格的で上質な料理が食べたくなる 子供の頃の、親との関係によって形成られる人間性 世の中のルッキズム 努力し続けることこそが美徳? 見えない知らない人間からの言葉 それらを乗り越えていく人々

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    作者が表現したいことであろうことと、現代社会的でありエンターテイメント的(と言っては失礼なのかもしれないが)な要素が多分に盛り込まれている一方で、それが一つの物語/作品として美しく完成されていて、めちゃくちゃおもしろかった もしかしたらその二つは別々ではなくて、完全に溶け合ったものだったのかもしれない 読んでよかった

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バター美味しそうだけど、最近すぐ胃もたれするから躊躇われて良かったー。そうじゃなかったら読みながらバターばっかり欲しそうな美味しそうな作品だった。 奥さんに捨てられて寂しい暮らしでコンビニご飯で可哀想な男。逆だったら?女が働くようになって、男女平等が強調される世の中だけど、まだまだ暗黙で女に求められる家庭的スキルが残ってて。 変わってきてはいるけど。でもそれが現実で。 カジマナを通して、料理を通して、主人公の変化を通して。いろんな移り変わりを描きながらも、テーマに返っていく感じが綺麗だった。着地が鮮やか!そして終盤、カジマナの策にハマって堕ちていく展開、でもそこから堕ち切らず立ち直っていくのもまた料理で。自分のために手間暇かけて作った料理、いいなーって思った。 展開も面白かったけど、比喩表現が多くてちょっと理屈っぽさを感じた。文章自体は分かりやすいけど、分かりにくいところもあって個人的にはあんまりハマらなかった。MBTIで言うとTな感じ。でも料理の描写や、周りの人との距離感、主人公の変化は好きだった。楽しく読めました!

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『BUTTER』は、誰もが内側に抱える孤独と欠乏感を、鋭く、そして生々しく描き出した作品だと感じた。 父親に愛されなかったという埋めがたい空白。 その欠乏を抱えたまま、理想化された父親像や、 社会が求める「完璧な女性像」を追い続ける女性たち。美しさを保ち、男たちの都合の良い理想を演じることでしか、自分の存在を支えられない現実がそこにはあった。 男性目線から読み解くと、女性自身の問題というよりも、男性が一方的に押し付けてきた欲望がまだまだ社会に根強く残っている。 そんな中で愛と寂しさの境界が曖昧なまま、承認欲求と支配欲が絡み合い、やがてそれは料理という行為を通して表現される。 料理は癒しや愛情ではなく、相手の心理を支配し、 読み解くための道具となり、静かな殺意さえ 孕んでいったにではないか。 孤独を埋めようとする人間の切実さと、社会が生み出す歪んだ関係性を、甘美さと不穏さを併せ持つ筆致で描いた作品だと感じた。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    話題の本。あっという間に読み終わったが、自分にはフィットしなかった。グイグイと引き込まれていく展開で、自分にも置き換えて考えてしまう部分もあったのだが、途中でなんか長いなと感じてしまってからは若干飽きてしまったところもある。出てくる食べ物が全て美味しそうで魅力的だった。

    4
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    描写が上手。匂いを感じる箇所が何度もあった。カジマナの逆襲はなかなか。手を下さない殺人が正解なのか、余韻が残る。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    男性が思う女性の理想や求めるモノと 女性が思っている考え方や愛し方は異なる。時代や立場、その人の性格や過去によっても人間関係の構築が変わっていくのを真面目にも悲しくも、時には美味しくも?伝えてくれるような作品でした。

    11
    投稿日: 2026.01.18
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    イギリスで大ヒットしてたから読んでみた。 この閉鎖的な島国で、対照的な生き方をする女性2人のストーリーと変化に触れ、自分を少し重ねて、ちゃんと主観でだいすきだったもの、大事にしたいもの、思い出した気がする。

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    苦い現実すべてが正面から向い合うに値するものだとは思わない。だから主観の世界で生きていくカジマナ。たいして、苦い感情や屈辱、恐怖も味わっても助けを求める強さとしなやかさを身につけた主人公里佳。 友情を育み頼り頼られること、それ以上に価値あることはないのかもしれないと思わせる

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    なんせ料理が美味しそう。七面鳥は特に実際作ったかのように描写が細かく、バターの香りまで頭の中に再現された。 カジマナによって変化していく登場人物たち、それは良い変化なのか悪い変化なのか。成長なのか、切り捨てることなのか。人との付き合い方に読んでるこちらまで考えさせられる。

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    面白かった。 最初は最強に見える悪役?の悲しさを徐々に明らかなりつつ、主人公が成長していくという美しいプロット。 また、通底するテーマとしてルッキズムやジェンダー問題など社会問題に出会い、それを自分の言葉で理解して、そのうえで女性であることも受け止め、社会からではなく自身の感じる価値で、社会の中で肯定して生きていくしたたかさを得ていくというところも素晴らしかった。 強いて難点をいえば言いたいことが山盛りだったのだと思うが、エピソードやテーマめいたものが渋滞していた印象は残った。とはいえ、面白かった。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【読んだ理由】 ・評価が高かった ・表紙のデザインが目を引いたから 【読んでいる最中】 ・登場人物全ての考え方に感情移入できず、とても辛くなる。→みな、先入観やバイアスが酷すぎる。特に女性の体形に関するクダリは、読んでいて気持ちの良いものではなかった。これは、私があまり体型を気にしないから?私が異常なのか? ・里佳、伶子がおかしくなっていく様が、読んでいて、とても辛かった。なんで、そういう風に捉える?考える? 家族との過去の経験によるトラウマがあると、こんなにも不安定になるものなのか…。親の責任は、大きいということか。 【読み終えて】 ・途中、辛過ぎて、何度も読むのを止めようかと思いながら、なんとか最後まで読了。まぁ、最後らへんは、ようやく、ほっとした。ようやく、本当の笑顔が見れたと、安堵。 ・難解な現代音楽を聴かされて、9割方わけが分からず、最後の最後に、ようやく聴きやすいテーマが現れて気持ち良くなる感じ? 【他の方の感想や書評を読んで】 ・木嶋佳苗死刑囚による“首都圏連続不審死事件”がモチーフなんですね。知らなかったので調べると、色々と出てくる。週刊紙記者と獄中結婚…小説の内容とクロスオーバーして、わけが分からなくなる…。ノンフィクションに近いフィクションということでしょうか…。 ・ファットフォビア(肥満嫌悪)は、海外では大きな社会問題とのこと。多様性を背景に、失言に気をつけようという空気感は醸成されてきていると感じるが、海外では容姿で他者を判断することは、それだけで《憎むべき差別主義者》という扱いと書いてある…。うわぁ、気をつけねば。他方、私的には、個々人の嗜好として、ある程度の容姿の好き嫌いを表明することくらいは、認めてほしい気もする。それも多様性を認めるということではないかしら。痩せた人が好きな人もいれば、太った人が好きな人もいるし、世間一般が平均してどちらに傾いているかをベースとして、反対意見の人に対して憤るなんてことが、なくなれば良いのに。対立意見を排除しようとか、乱暴だよ。いや、しかし、周りの視線、評価は気になるな。自分が少数派だったら、多数派に虐げられてる気になるのか?外観で人を好きになったら、いけない世の中になのか?むむむ、生き辛い。うぅむ、行ったり来たり。 ・「女性自身」の記事にある著者インタビューで、「海外の出版エージェントからは《フェミニズムやルッキズム、ケアの問題など、あなたの小説は様々な要素が入り混じっていて、物語がどこへたどり着くのかが全く予想できない》とも言われました。そのジャンル分けの難しさが、海外では新鮮に映ったのではないかと私個人としては受け止めています」という記載を見つけた。確かに、終着点が見えず、読んでて最後まで不安にさせられたなぁ。 【最後に】 ・小説を読みなれない私には、なかなか、難易度が高い内容でした。あくまでも好みで★3つ。 ・主人公達が、少しでも幸せな人生を送ってくれればと、願うばかりです。

    5
    投稿日: 2026.01.18
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    ずっと食べている。まるで食レポ小説。食レポのテーマ食材がバター。 バターといえば、フランス料理、それも伝統料理。ヌーベルキュイジーヌのような、薄味系ではなく、こってり足し算。 絵画でいえば、水彩ではなく、油絵。 この小説も、油絵のように、さまざまな色の絵の具を重ね塗りしていく。同じところを、何度も違う色で塗る。下塗りを緑で、肌を黄色で、光をピンクで、影を青で。そうやって色を足すごとに、絵の対象、作中の人物たちは、違う印象になっていく。さっきまでの見方とは違う見方。何度も何度も、さっきまでの印象とは異なる事実が語られ、つい数ページ前とは異なる人物像になっていく。 そうやってたどり着くものが、現実に近い描写であるかはわからない。現実だから納得できるというものでも無い。しかし、納得は必要だから、自分の絵を完成させるために、色を重ねていく。そんな話。 結局、事件の謎解きがあるわけでもなく、被害者の死の理由が明らかになるわけでも無い。主人公の被告に対する解釈も、最終的にどういうものなのかはっきりしない。主人公自身の自分の理解、親友伶子という人物の何が本当でどうなるかもわからない。ちょっとした区切りに到達しただけ。でも、現実もそう。自分自身の自己評価が変わらなくなるのは、自分が死んだ時だから。だから、揺れ動きながら、また明日がある。 しかしこの小説って、男性が読むとどうなんだろう。主人公の女性目線だから仕方がないんだけど、男性側にも言い分はあると思うなあ。

    10
    投稿日: 2026.01.18
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     バターは高級品とやはり思う。スーパーで見かけても、いい値段だと思うしバターを使うくらいなら使わない料理を作ろうと考えてしまう。せっかく買ったとしても賞味期限内で全て使い切ることはない。バターを常時準備出来ている家庭など日本全体で何%の割合なのでしょうか?  女性の社会進出により働く女性が多くなり社会の成り立ちも変わってきている中で、家族という在り方、思想というのは大きく変わってないと思う。「家庭的な味」と今現在普通に使われる単語であり専業主婦がじっくりと時間をかけて作るイメージがあるが、今の社会制度とかけ離れたものだと再認識した。上記より自分がバターを使った料理を作るとなるとせっかくだからと時間のかかる手の込んだものにするだろうが実際には動かず、コンビニ弁当とか惣菜になってしまうでしょう。  この小説はホントに難しい。マーガリンとフェミニズムが嫌いな容疑者ですが、フェミニズムとはどういう意味だったかと何度か検索したりしました。多様な考えが尊重される社会でもあり、一個人として生きていくことも当たり前となってきている中でもどこか居場所が欲しくなる人たちの不器用なりに前に進んでいくお話だと思いました。途中までは悪い方向に進んでると思いハラハラしてましたが思ったよりハッピーエンドでびっくり。バターという食材一つの使い方、仕事とプライベート、周囲の価値観、さまざまな軸から見た現代社会を写した一冊だと思われます。

    9
    投稿日: 2026.01.17