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魔眼の匣の殺人
魔眼の匣の殺人
今村昌弘/東京創元社
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総合評価

206件)
4.0
53
95
47
3
2
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    屍人荘の殺人を読んだのちに気になって読み始めたが、仰天。1作目より面白い!屍人荘の殺人は、色んな要素が相まって「本格ミステリ」と評されるのに疑問を抱くことがあったが本作はまごうこと無く本格ミステリ。ただ前作に引き続き、現実にあり得るかわからない能力などについても絡みがあり非常に面白かった。このシリーズ、ドラマのTrickを思わせるな、などとも思う。後半のたたみかけるような展開にページをめくる手が止まらなかった。次作も早く読みたい。

    0
    投稿日: 2026.02.21
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    1作目の大ヒットでプレッシャーもあったと想像できる中で良く書き上げられた作品。論理の緻密さに加えて二人の距離感が魅力的

    0
    投稿日: 2026.02.18
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    『屍人荘の殺人』は読んだのに全然覚えていなくて、なんとなくラノベっぽい雰囲気だったような気がする、とこの第二作目を読みながら思っていた。ちょっとでもラノベっぽいとムズムズしてしまう。 クローズドサークルでフーダニット、よくある設定なのに斬新で面白かった。「予知能力できる女の子」の能力を信じていいのか半信半疑だったけど、そこはちゃんと信じていいやつだった。

    0
    投稿日: 2026.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    超能力×ミステリで今回は予知能力がある女の子が出てくる その超能力が絡んでくる事件が斬新で面白い 剣崎さんは相変わらずラノベのヒロインをしている 最後さきみ様の正体が助手だったのは結構びっくりした

    0
    投稿日: 2026.02.14
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    前作は比較的シンプルでエンタメミステリ的な感じでしたが、今作は動機やトリックがとても複雑に入り組んでいて、ミステリー初心者としては小難しかった印象です 途中で比留子さんの「私の髪をいじってもいいんだよ?」のくだりは、興が削がれるのでマジでいらなかったです! 最後は、サキミ…お前…まさか…ってなった 面白かったです! ☆3.5

    0
    投稿日: 2026.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ第2弾 前回の事件に関与している班目機関を追うミステリ愛好会の葉村 譲と剣崎 比留子。 昔、班目機関での超能力研究の被験者であり、いくつもの予言を的中させてきた予言者のサキミがいる館「魔眼の匣」へ数人の同行者と共に向かう。 そこで教えられたサキミの予言は「二日のうちに、この地で男女が二人ずつ、四人死ぬ」ということだった。 「屍人荘の殺人」を再読したので、続けて「魔眼の匣」も再読だぁ~ 楽しい〜!が、積読が減らな〜い!が、読まずにいられな〜い! 死の予言は絶対なのか。予言が絶対なら、男女が二人ずつ死ねば、残った人は必ず助かるのか。 結果が出るまで本当かどうか分からない予言に追い詰められる。 閉じたサークル内で予言に縛られ、圧縮された殺意は、サークルが開くと雲散霧消する。だからこそ、閉じた中で犯人を見つけなければならない。 このクローズドサークルは、サークル内の人間模様が独特でおぞましい。 ラストの比留子さんとサキミ様の会話で、サキミが「魔眼の匣」で生きた長い年月と真実の恐ろしさに驚き、比留子さん強い決意を感じた。

    93
    投稿日: 2026.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作が面白すぎてハードルが高くなりすぎてたかもしれない。 途中まであまり入り込めず、読むのに時間がかかった。 ただ、最後の数ページで一気に面白くなった。 3作目も早速読んでみます。

    0
    投稿日: 2026.02.07
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    予言と予知 偽りの予言 呪い 人間って感じ 剣崎比留子と葉村譲の先がどうなっていくのかなぁ。3冊目読んでみます。 

    0
    投稿日: 2026.02.06
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    シリーズ2作目。 予言と予知能力がテーマとなっていて、今作もクローズドサークルが舞台。 どんな風に事件と繋がっていくのかドキドキしながら読了。 剣崎比留子と葉村譲のコンビとしての成長が感じられて良かった。

    11
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    てっきり予言の裏にトリックがあると思ってたらサキミや十色の能力は本物らしい。 まぁ全作にゾンビいたし現実からかけ離れてる設定もありなのか、と思いました。 確かに前半に王寺の描写が少ないし、文章中にいい印象を与えてるような気がしたので犯人と判明してなるほどなーと思いました。動機はともかく。 ミステリは現実味のあるストーリーの方が、私は好きなんだと認識。でも次回作も読んでみます。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ第二弾! 殺人を犯した理由が「今回の予言を恐れた」だけでは、そんなことで?と思ってしまったが サキミの過去の予言の出来事にも関わっていた…!?という比留子の考えに震えました。 また、サキミがサキミではない、とは予想してなかった。 屍人荘の殺人と比較し、登場人物は少ないものの、少し背景が複雑でしたが、面白かったです。

    1
    投稿日: 2026.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作は奇術師としての才を見せていたが、今作では詐術師の手腕を発揮している 需要を見抜く力も超一流だ 売れない作家に編集者が「今はこういうの書けなきゃ駄目だよ」と提示してきそうなクオリティは 売れる小説の書き方の参考にもなるはずだ 肝心のストーリーはいきなりホワイダニットの嵐だ なぜ村へ行ったのか 寝食はどうするつもりだったのか? 施設を発見してどうするつもりなのか? そもそも班目機関を調査してどうしたいのか? 明日早起きして出直せば良いのでは? なぜ宿の予約していないの? なぜバスの存在を無視した? 逆方向に民家はないのか? 数々の疑問を無視し断固として集まる登場人物たち そしてこの界隈は「鉄扉」が好きすぎる 「スチール製のドア」などと書いてはいけない決まりでもあるのだろうか 橋が無くなり外部と断絶するという定番の流れで油断させ 土砂崩れで雑誌記者の中年男性が生き埋めになる衝撃が襲う 傲岸不遜、傍若無人なマスコミへの痛烈な批判か (しかし、このオカルト雑誌はの元ネタは『ムー』だろうけど、露骨な露悪的描写で失礼ではないだろうか) インフラ設備を平然と破壊する村人は、紛争地域の工作部隊を思わせる クローズド・サークルの形成はもはや戦争化するほどの事態と化している 班目機関より先に村人を捜査した方がいい イーロンマスクは嫌だが、この場所へ出向く時にはスターリンクと契約する必要もあるだろう そして、サキミ(予言者A)の毒殺未遂をめぐって、脳が溶けるようなやり取りが繰り広げられる この辺を深掘りすると面白いのだが、予言(予知)の内容で問われるのは悪質性の高さ、影響範囲だ その点で言えば、具体的な〈数字・日時・場所・性別〉を指定している、預言者Aは非常に悪質であり、社会的影響も大きい 例えば、気象庁が「明日この場所で地震が起きて○○人が死にます」なんて発表したら批難の大嵐だろう 科学的根拠があるならまだマシだが、Aの行いはほとんど殺害予告と同じだ 対してトイロ(予言者B)のやっていることは、自分の周囲の約10分後の状態を絵にするだけで、予測に近く、事件・事故という条件を除けば、悪質性は低い 例えば、超高性能のコンピュータが複雑膨大な計算をして、なにかしらのマズイ状況の推移(例えば人が密集し将棋倒しになるような状況)をシュミレートし、このままでは10分後に必ず死亡事故が起きるという結果を出力したとする これと同じことだ ここからわかるのは、Aの悪質性が高いという前提があるからこそ、Bへの不信が発生しているということだ 現に作中でも橋が燃やされる段階ではBは疑われていない これは蓋然性の問題だ Aの予言を具体的にイラスト化したものがBの予知であり、Aの殺害予告的予言が無ければBの悪質性、蓋然性も極めて低くなる この認識のパターンを整理すると: 1. Aを信じない→Bの信用度、蓋然性は低下 2. Aを信じる→Bの信用度、蓋然性は上昇 順序を逆にしても: 3. Bを信じない→Aの信用度、蓋然性は低下 4. Bを信じる→Aの信用度、蓋然性は上昇 普通はこうなるだろう つまり、AとBは互いにその蓋然性や真実性を補完しあう関係なのがわかる この条件下で、Bだけを問題視する理由が理解できない そこで問題となるのは、作中の人物たちはAの予言を本当に信じているのかどうかだが ストーリーの流れを見れば、どう見ても信じているとしか思えない 根拠としては: ・Aの予言は必ず的中し外れたことがないという情報があり、 その裏付けとして、村人の退避、魔眼地区の閉鎖、使用人とトキコという証人、雑誌の投書などの予言を前提に行動する人々が存在する ・雑誌記者の生き埋めという予言の一つ目をクリアする現象が起きる(これは対処せずとも自動的に運命が決まる示唆だ) ・更に、Bがその出来事を事前に描き、Aの蓋然性を補強している 以上などが挙げられる 決定的なのは、なぜか共通認識と化している脅迫者の存在だ そもそも妄想に近い存在なのだが、メッセージの内容はAの予言は確実に当たるので迷惑極まりない、と社会的悪影響を問題にしている Aは「はた迷惑な嘘付きだから断罪せよ」などとは全く言っていない だから(話の便宜上の)脅迫者はAの真実性を保証し、強いてはAの予言を達成するための存在となる Aの予言を前提にしている脅迫者の存在を認めれば、自動的にAの予言の確度の高さを認めることに繋がるのだ 当たり前のことだが、Aが存在しない場合、脅迫者もまた存在出来ず、両者は一体化していると言える これは所謂「卵が先かニワトリが先か」問題と同じで 予言の発表と脅迫者の行った犯行のどちらが先だとしても、それがあった事実自体は両方とも真である この結果は絶対に動かないので、脅迫者の行為が真なら、予言の内容も当然、真になる 登場人物別に発言内容をみても、Aに懐疑的なのは大学教授だけになるが、このキャラも脅迫者を認めているので、どう考えようと結果的には同じことだ この状況は、話の流れで生まれたBへの疑惑こそが、A信用の約束手形になっていると表現出来るだろう 何を言っているのか分からないと思うが、実際そういう内容なのでしょうがない Aの予言の蓋然性が高いからこそ、一同は集まり相互監視し 何か悪い事が起きるという危機感のため、Bを隔離したのだ Aへの信用が、Bを疑う理由になっているという無茶苦茶なパラドクスが起きている ストーリー上の最終結果は: 5. Aを信じる→Bの信用度は低下、蓋然性は上昇 6. Bを信じない→Aの信用度は上昇、蓋然性は上昇 というAへの疑惑を放置して、Bだけを問題視しながら、同時にBの蓋然性の高さを認めるという奇妙な状況になっている もしBも信じているなら、Aと同等に扱わない理由も無くなるし 両者を区別しているのは、B嫌疑への反論通り、なんの根拠もない不当な差別である Bを疑う根拠の方も検証してみると、まず「Bが毒を盛った」についてだが、どういった隙に入れるのか、そのタイミングも不明 毒を飲む瞬間と絵を書くタイミングをどうやって一致させるのかも、全く説明できない Bは花瓶の花の色を知らないし、なぜAが花瓶を倒すことまで絵に出来たのかも謎だ そもそもこれは、事前に周到な準備をして毒物を持ち込んだ計画的犯行ということになる 結局、偶然の一致以外考えられず、計画的犯行との辻褄が合わない A毒殺の必然と実行の偶然を混同し、何を言いたいのか整理できていない Aが被害に遭う以前に、Bが予知イラストを描いていたことも有耶無耶にしている 前述と重複するが、「予知能力を証明するための犯行だった」については そもそもB当人は能力を明かそうとしておらず、それをバラしてアピールしたのは同伴者の少年Cであるので、この動機自体が存在しない Bを疑うならば、Cの関与も疑うべきだが、無視しているのもおかしい Bが疑われる状況が起きるかどうかは、未知の問題であり、やはり必然と偶然を混同している 必然なら自分の能力を証明するために、常に毒物を携帯しているということになるが 証明に毒殺を用いる必要性が見当たらず、なぜ簡単な方法を選ばず、花をばら撒くという余計な真似までしたのかも不明 そもそも、なぜAの毒殺なのか?だ これはA殺害の動機が予知能力の証明ということになるが、それならば誰でも良い なぜわざわざAを選び、自分が疑われるような物証を残したのか?について答えられていない 元々Aの殺害を計画していたという理由の方がいくらか自然だが、その場合、能力を証明するという理由も消滅する イラストと現場の状況を合致させる目的なら、部屋の状況を描けばいいだけだ もしくは毒を盛らずに、花を撒いた廊下のイラストだけを描いても成立する Bには廊下に花をばら撒かなければならない理由が一切ない Bがやったとする根拠は、Bの予知が嘘であるという思い込みしかないのだ 廊下に花を撒くだけなら誰でも実行可能だ ここまでで分かるのは、預言Aに対する無謬と、Bに対しての誤謬である(または全方向的な無謬) Aは嘘、Bは本当、という条件はそれぞれ抹消され 読者はAを信じている(形式的にも)のに、なぜBは信用していないのか、という証明不可能な命題を突き付けられている 脅迫者との関係性もBはAと同様だ またしても脅迫者の存在、または行動の裏付けとなるのが、Bの予知になるというパラドクスが発生する そこで〈B=脅迫者〉になる確かな根拠はやはり全く説明されない それにAもBと同様に結果を自作でき、有利な条件が揃っているAの方(もしくは使用人)が犯人である可能性が高いのだ なぜこれを考えないのかわからない そして、これは後の展開でそうなるが この時点でなぜ、〈Aの予言通りの状況になるように行動する人物への言及〉が出てこないのかも不思議だ(これは説明した通り、脅迫者に該当するがこの論点は無視している) 予言というオカルトに対しての立場を鮮明にするのは困難だが、状況証拠としての裏付けはどちらにもあり、互いに補完している であれば、偶然だとしても予言の蓋然性の高さを認識して対処するのが自然な成り行きだと言えるのではないか? 再最終的な帰結は、「Bのイラスト通りに事件事故が起きているので、とりあえず今後はBにイラストを描かせない」というものだが やはりそれでは、Aの蓋然性の高さの肯定になり 先に述べた通り、暗黙的にBの予知能力も完全に認めている けっきょく頭痛がするような議論を散々した挙句に、辿り着いたのは先に挙げた[2]と[4]のパターンだ ほんとうに何がしたいのか理解できない そしてここからが最も噴飯物の展開なのだが 一同はBのイラスト作成を禁止するために、一人だけ別室に隔離し軟禁するという対策を取るのだ その部屋は、鍵は内側からしか施錠できないという設定だ これはBはいつでも自由に出入りできて、1人で単独行動が可能になったことを示唆している イラスト禁止の対策はスケッチブックを取り上げただけであり、色鉛筆の所持はそのままなので、シーツや壁など探せばいくらでも描ける素材はある たとえ筆記具・筆記用紙が無くても、どこかで見付けたり隠し持ってたり、あるいは棒で引っ掻くなどして絵は描けるだろう 仮に本当にBが自作自演していたとしても、隔離する必要性はなく、Bの捏造を止めるため監視下に置いた方が合理的だ Bを軟禁した理由は「目の前で絵を描かれたくない」という感情論を超えられない 登場人物たちは、結果的に ・ Bを自由にさせたくなくて、自由にさせている ・ Bを否定している理由で、Bを肯定する行動を取っている いったい作者は何を書こうとしているのか? 更に言及すると、この隔離が意味するのは、Bの能力は予知をはるかに超えた〈イラストの現実化能力〉になっていることだ Bを隔離した理由は、未来予知ではなく〈未来操作〉というとんでもない能力への危険性からという無茶苦茶なものだ 主人公ペアもこの意味不明な軟禁に反対するわけでもなく、結局は付和雷同する それどころか《彼女から自由を奪い、我々は秩序を取り戻した。これは人柱だ》みたいな、実態と完全に逆の決め台詞まで吐く始末だ また、この発言は責任の所在を有耶無耶にする効果もあり姑息である そして少女は無残にも殺され、慕っていた少年が激昂(一同は支離滅裂としか言いようがないので無理もない)、なぜか外に飛び出し消息不明になるという頭がおかしいとしか思えない展開が襲う 一同は少年が発狂したと思い、出入口を施錠し建物から締め出し、飛び出した少年はその後、熊に襲われ死亡する 本当に酷いストーリーだ 既に指摘した通り、必中必殺の予言とそれを達成するための必要条件の確立、外界と途絶した環境、凶器等の存在により この物語の本質は生き残りを賭けたデスゲームである そこで主人公は、死んだフリをして助かるという狡猾な作戦を取る 便宜上の目的は、男女数の均衡を無くし、仲間割れさせるという理由だが、取って付けたような苦しい弁解だ どうみても〈死んだフリをして、デスゲームを切り抜けている〉ようにしか見えない 成功すれば賢いとも言えるが、別の意味では卑怯な作戦で、エンタメ推理小説のヒロインとしてそれでいいのか? ライトノベル的ポップなキャラ作りと逆行して、全般的に陰湿な内容なのだ(実はそこが人気の秘密か?) Bへの容疑、軟禁の首謀者は社会学教授のDである この人物が最も愚劣で、雑な持論を並べたて意見を誘導して行くのだが、主人公たちは明確に反論せず、実質的にDのコントロール下に置かれている よく読んでみれば、ほとんど一貫性のある議論になっていない それどころか、主人公はDの詭弁に対して《一々筋が通っている》などと持ち上げる有様だ この物語を前後半にわけると、B死亡あたりまでが前半部分になる 特に前半では“説得力に欠けた推論や曖昧な論理性”の穴や隙間を狂言回しである主人公がひたすら補修して、読者を誘導している そして物語は後半になると、急に〈不足した耐震性の補強工事〉を思い出した施工管理責任者のように、指摘した欠陥への言及がなされ始める 主人公はまるで、施工不良を知りつつ綺麗ごとを列べ、欠陥住宅を売りつける愛想のいい営業マン(ヒロインは社長)のようだ 文章構造は、回りくどい説明で〈必要と不必要の境界を隠すスマホの料金プラン〉めいている 殺した犯人の罪悪は当然のこととして、Bが死ぬまでの責任(全体責任という無意味な論点もない)や判断ミスを巧妙に回避して、最終的に感傷的な悲劇へすり替えている部分もずる賢い 別に後半から内容が改善したわけではなく、更に酷くなる ヒロインと語り手の理解不能な理屈は、真面目に考えると体調を崩す可能性があるので、覚悟が必要だ さすがに省くが一つだけ挙げれば〈イラストと同様の状況を再現して、被害を回避する〉という、今までの展開を否定しかねず、さらに世界線の分岐まで示唆している理屈には愕然とした 唯一納得したのは時計の針の件だが、これはIQテストと同様で「頭がよくなる知能クイズ100」みたいな本との違いが判らない 先ずそういった推理小説の方法論よりも〈前半の違和感が作者の自己正当化的主観でブーストされ、一気に噴出している不快感〉にやられる よく言われるラノベの定義とは――その条件の一つは、〈作者の主観の域を出ない語り手の認識が物語内で一般化して、基本ルールとなっている小説〉だと思っている 本作の独善的な進行ぶりはラノベそのものだ、だがおそらく作者はミステリ作家を自認しており、プロラノベ作家としての自覚が足りないので、より素人臭くなってしまっている 今まで説明した通り、この作品は論理性を追求したミステリー小説としては杜撰、ストーリーは様々な意味で陰湿で胸糞悪いだけだ しかし基幹のアイデア――必ず当たる予言があり、予言通りになるように自己利益の最大化を目指して行動する――自体は面白く、活かし方次第で不朽のエンタメ傑作になっていた可能性はある この点を考えると村人の戦争犯罪行為も妥当であったと言えるだろう 『三体』の〈暗黒森林理論〉に少し似ていて、ゲーム理論の囚人のジレンマにも若干通じている設定だ これは〈自分の生命も危険である〉という条件が足されているので、トロッコ問題の何倍も面白い思考実験だと思う 予言という行為についても、本当にその通りになった場合、予言が当たったのか、または予言のせいでそれが起きたのか証明できない こう考えると、先頃話題になった某漫画家の予言がどれほど迷惑だったかわかる 人は未来の運命など知らされたくないし、仮に事実だとしても無闇に言うべきことでは無い 研究が凍結したのも当然で、物語全体は、予言や予言者がいかに有害で無駄かを語っている 物語の構成要素だけに着眼すれば、本作品は倫理学や哲学などのテキストにも十分耐えられるようなポテンシャルを持っていると気付く 特に無駄なことを考えたがる人にはうってつけだ この作品の致命的な欠点は本格?ミステリーであることだ 主人公ペアを引き立たせる方針――探偵が活躍する推理小説であるというコンセプトが、可能性を潰している 本作は前作以上に強烈なラノベ臭を放っているが、結局は面白ければ印象など超越する

    0
    投稿日: 2026.01.17
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    書店に行き、本を探していたところ、この本を見つけた。数年前に屍人荘の殺人を読んだので、なんとなく購入。伏線が綺麗に回収されていて面白かった。次作も読みたい。

    1
    投稿日: 2026.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終盤でちゃんとひっくり返されて面白かった。サキミが本物じゃないっていうのは想像つかなかった。地元の人でもないのにその土地に住み着いて50年間サキミのフリをし続ける執念が異常すぎるなと思った。 言われてみれば伏線があったなと思うし、その伏線をちゃんと説明してくれるので親切な小説だなとも思う。 性別に対する先入観を利用したトリックは某ミステリー作品を思い出す。 比留子さんのキャラクターが、どうしてもラノベ感が強いなと思ってしまう。

    2
    投稿日: 2026.01.16
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    前作同様にエンターテイメント性を備えつつ、きちんとしたミステリーとした仕上がりになっているスリリングな物語でした。読みやすい物語は時としてミステリーとして物足りなくなってしまうものだけど、本作はそれを両立した推理小説でした。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    非常に読みやすくクローズドサークルに関しては条件を満たすためぶっ飛んでる気がするが予言自体がぶっ飛んるからあり まぁ思い返せば1作目のがぶっ飛んではいたか

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    前作に引き続き一気に読み切ってしまうほど面白かったです! またしても犯人が割り出せず悔しいと思いつつも、読んでいての違和感はあったのでもう少し考察するべきだったと思う一方で、先が気になってどんどん進んでいく感じでした。3作目も必ず読みます。

    12
    投稿日: 2026.01.01
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    今村昌弘先生の剣崎比留子シリーズ2作目 とても面白かったです。ミステリー小説というジャンルに通常ではあり得ないトンデモ展開がプラスされています(前作の屍人荘の殺人を読んだ人にとっては分かるとは思いますが、、)。 もう最高でした。すごく面白かったです!! 今村晃弘先生の書く剣崎比瑠子シリーズの、ストーリーや物語の構成、登場人物のキャラクター性、場面、どれも自分の好みに合ってるんだなと実感します。 予言ものの小説は他にもあると思いますが、予言というものをこういう形で使用して、事件が起きて、いやあ凄いなあと感服です。。予言系の設定があると、色々強すぎて萎えてしまう傾向にあるのですが、、予言が存在するからといって、全く萎えません。すごい。。 剣崎比留子シリーズはミステリー要素を楽しむだけでなく、葉村君と剣崎さんの絆が深まるのを楽しんだり、現実ではあり得ないトンデモ展開を楽しんだり、そのトンデモ展開でどんな殺人が行われるのかを楽しんだりと、純度100%のミステリーを味わう小説ではないと思っています。 今回の魔眼の匣の殺人も前作と同様にすごく楽しめました。だんだんと葉村君と剣崎さんのコンビのファンになっていきます。早く次回先を読みたい。。読みたい。。読みたい。。。 殺人のトリックも、動機も、この異様なトンデモ展開だからこそできる他のミステリー小説では感じ得ない新鮮なもので、面白かったです。 これからも剣崎比留子シリーズ楽しみにしています。 剣崎さんが可愛いんだ、、

    10
    投稿日: 2026.01.01
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    屍人荘シリーズの2作目。驚きという点では一作目を超えてはいないが、それは一作目がレベル超えだったから、仕方がない。ミスチリとしては、しっかりとした落ちもついており秀作。引き続き三作目も楽しみ。

    1
    投稿日: 2025.12.29
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    シリーズ2作目なので、作者にとって大事な作品でしたが、とても面白かった。 読む前はマガンノハコが小さな箱かと思いきや建物かとわかると混乱してしまいました。 また、あと少しになってからの犯人あてがこちらがわとしては焦ってしまいました。 上手くまとめてあったので、次のシリーズも期待してます。 元研究施設に閉じ込められた11人。 ーーこの中で4人死ぬ。 “死の予言”は成就するのか。 シリーズ累計120万部 『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾 デビューから2作連続、ミステリランキングを席捲!! 『本格ミステリベスト10』2020年版 国内ランキング 第2位 『このミステリーがすごい!』2020年版国内編 第3位 〈週刊文春〉ミステリーベスト10 2019年 国内部門 第3位 その日、神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子を含む9人が、人里離れた班目機関の元研究施設“魔眼の匣”を訪れた。その主であり、予言者として恐れられている老女は、来訪者に「あと二日のうちに、この地で4人死ぬ」と告げた。施設と外界を結ぶ唯一の橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。残り48時間、二人の予言に支配された匣のなかで、葉村と比留子は生き残って謎を解き明かせるか?! ミステリ界を席捲した『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾。

    27
    投稿日: 2025.12.28
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    良くも悪くもぶっ飛んだ設定の屍人荘の殺人の続編。 前回に比べるとそこまでぶっ飛んだ設定ではない(十分特殊環境ではあるが…)と感じる。 個人的にミステリとして好きなのは今作魔眼の匣の殺人です。 しかしこのシリーズとして好きなのは前作屍人荘の殺人です。 この表現は伝わりますかね?

    10
    投稿日: 2025.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『屍人荘の殺人』シリーズ2作目。 今作も「ミステリと予知能力の融合」という特殊設定で物語が紡がれていました。前作同様、特殊設定(バイオハザード、超常現象)が絡んでくるため犯人の推理が非常に難しく、結構複雑に様々な出来事が絡み合っているので普段よりも読み終わるのに時間がかかりました。 匣内の殺人犯、殺人動機、トリック、サキミの正体、サキミの思惑、斑目施設での研究、各々の真実に何度も驚かされたのに、全て余すことなくこれらが繋がっていて一つの物語が構成されていて、面白かったです。 ※十色のお祖父さんの怠慢と手記が全ての元凶(怒) 全部内容が頭に入った状態で再読しようと思います! 『そして誰もいなくなった』は色んなミステリ作品で言及されているのでより一層読みたくなりました。

    0
    投稿日: 2025.12.23
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    星4にしたけど3.5くらいかな? 前作がぶっ飛んだ設定だったから今回のは地味に感じてしまった。葉村と剣崎のコンビも期待していたほどのコンビ感もなく、前作と比べて少し見劣りする感じ。

    0
    投稿日: 2025.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葉村譲と剣崎比留子は、斑目機関を辿って好見を訪れた。 道中出会った高校生・十色真理絵、茎沢忍と共に入村するも、人っ子一人見当たらない。バイクのガス欠で立ち往生している王寺貴志、墓参りに訪れた元・好見の住人朱鷺野秋子と共に『魔眼の匣』に足を踏み入れる。そこには、稀代の予言者・サキミが住んでおり、「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。 もう予言をテーマにしたネタで創作できる余地はないな。 本好き故に、たまに閃きだけが突っ走った成仏できない作品のようなものを思索することがある。予言というテーマを与えられた時にもうこれ以上の深堀りはできそうにないというくらいに、練られていた。特に、「予言に似た状況を他人になすりつける」「予言の条件を先に満たすことで他者を救う」という解釈。一つの作品の中、別々の人物がそれぞれに予言を解釈して行動し、それが齟齬無く着地できる。うーん。さすがすぎる。 比留子さんは、意外と人間くさい。 ミステリィ小説を牽引する探偵役は、得てして超人的な頭脳を持っており、時にその振る舞いは人間らしくない。殺人事件の最中でも、必要とあらば同行者と別行動を取るし、一時的な平穏よりも事件の収束を優先しているように感じる。今回の事件は、比留子さんの偽装失踪(殺人)が朱鷺野殺害の引き金となった。葉村の身の安全を優先してしまったエゴであると自戒していたが、このルートは探偵役としては敗北である。彼女の言葉通り、ホームズにはなるつもりはないのだろう。それでも、斑目機関を追っていく上では、彼女はホームズにならなければいけないはず。比留子さんがどう変わっていくのか、また変わらないのか、その辺りも続編で見ていきたい。 忘れた頃に出てくる明智の追悼表現に笑ってしまう。 彼の死を胸に…のような雰囲気でしんみりと葉村が独白したりする。可哀想な最後だったが、スピンオフを未読の私からすると出オチ感があったので、正直くすっとくるポイントだった。

    5
    投稿日: 2025.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ第二弾だとは。前作「屍人荘の殺人」は読んでいなかったが、なんとなく話の背景は読めたので問題なかった。 犯人はサキミで復讐譚かなー、共犯者ありってことなら神服がそうかなと思っていたけど、実行犯が別にいたとはね。とはいえ大まかな筋は予想通りだった。岡町が「そう」だったとは予想外だったけども。 全体的によく練られた面白い作品だと思う。非常に読みやすくてスラスラ読めた。

    0
    投稿日: 2025.12.16
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    長い、疲れたーしんどい〜! でも面白いーーーー!!!!!! 読んでる間どっぷりワールドにハマってて、早く続きが読みたくて目覚める朝、みたいな感じでした(語彙力を無くしました) 3作目を読むのも楽しみです。

    10
    投稿日: 2025.12.15
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    ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00560839

    0
    投稿日: 2025.12.02
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    予言を利用した殺人教唆なのだろうか。ちがうか。非現実的ではあるが前作より納得感がある。斑目期間の謎に迫りつつ、自作も楽しみである。

    2
    投稿日: 2025.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『全部予言が悪いんだ』以上!感想終り! ミステリーというよりもSF小説のつもりで読んだ 予言が必ず当たる世界、登場人物は予言的中に向け 自ら行動をせねばならない、せねばならぬのだ だって・・・予言されちゃったんだもの *********************** 神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子は、 人里離れた班目機関の元研究施設“魔眼の匣”を訪問 するが外界への唯一の橋が燃え落ち閉じ込められた 予言者である老女「あと二日のうちに、この地で4 人死ぬ」と告げ、葉村たちを混乱と恐怖が襲う、残 り48時間、二人の予言に支配された匣のなかで…

    1
    投稿日: 2025.11.27
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    屍人荘の殺人の続編。 クローズドサークルと予知能力。この組み合わせがまた面白い。難解ながらも読み進めてしまうし、最後までやられた感が凄い。 葉村と剣崎の今後も気になるところ。

    43
    投稿日: 2025.11.26
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    2作目もおもしろかった! あの1作目の続編とあって、読むのをとても楽しみにしていた本作品。そうきたか!?という設定は、ファンを裏切らない。 設定を生かしきることが、このシリーズの魅力だと思う。単にクローズドサークルをつくるだけでなく、動機や物語の展開そのものにも設定が生きている。単にインパクト勝負でないところがいい。 1作目でも思ったけど、できることなら記憶を消してゼロから読み直したい。

    4
    投稿日: 2025.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    設定が強い。 斑目機関という特殊設定をいい事に超次元的な現象が普通なことになってる。 それが狡いかって?バカいえ、本格ミステリーの枠からは一切はみ出していない。これが最高なポイントだよ。 キャラクター性も余さず出ていて、文体がポップだからやっぱり読みやすい。今村先生の作品コンプしたいぐらい。 屍人荘と比べて、なるほど!ってなる結末なのがまた凄い。

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    読み終わるとなんだこの複雑に面白いのは…と思う作品でした。 どんな事件が起きるかを先に示しておかれたことで、これはそれに当てはまることなのか?とソワソワしながら読み進めていた。 本当に終盤まで真相が分からず、どうなるの?と思ってて真相を聞いたら「あれ、そんなもん?」と感じたところに更なる真相?みたいな感じで、もうよく分からない笑 個人的には動機が薄めな気がしたので、そこがなるほど!って思うようなバックボーンあると、より最高✨ ただ、なんと言って良いのかよく分からないけど、凄いボリューミーで、スッキリしなくても満足感のある作品でした。(もしかしたらスッキリしてるのかもしれない) ※今村作品は登場人物名がすんなり頭に入ってくる不思議(笑)

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    本格的なミステリーでやられた。予想を裏切った展開もあり、比留子さんが裏の裏をかいてくる。次作にも期待。

    17
    投稿日: 2025.11.15
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    屍人荘の殺人の続編。 前作があれだったから、どんな物がお出しされても負けない気持ちで読みました。ちゃんと骨子はミステリーなのはさすが。

    7
    投稿日: 2025.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2回目の読了! •結構忘れてた! •時計の針は少し、確率が低すぎるのではとは感じたが、3重くらいある物語の展開が最高だった! •登場人物の心情をうまく使った動機だったりも読んでて鳥肌が立った!

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    犯人当てからの怒涛の衝撃展開が素晴らしい。「予言」という荒唐無稽な設定でこんなにも完成度が高い本格ミステリを作れるとは、全く予想してなかった。

    0
    投稿日: 2025.10.30
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    『魔眼の匣の殺人』読了。 今回も特殊設定×クローズドサークルで期待してたんだけど、予言の真偽を疑いすぎて、素直に楽しむべきところで深読みしすぎてしまったかも…。 このシリーズは「そういう世界なんだ」と割り切って読んだ方が絶対楽しい。 予言の真実が理解できたとき、人はそれに縛られて、常識では考えられない行動をとってしまうのかも…と思わされる描写が印象的でした。 前作好きな人はぜひ!

    17
    投稿日: 2025.10.14
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    シリーズの第1作である『屍人荘の殺人』を読み、この作者の剣崎ヒルコシリーズの作品を大人買いした第2作目をついに本日読破した。 第1作での期待を持って入ったのにも関わらず、しっかりと期待を大きく上回ってくれた。 今回も特殊設定の元に描かれるクローズド・サークルなのだが、これまた非常によくできたミステリだ。 今回は「予言」に軸を置いた話となっているが、その予言の扱い方がこの作品ならでは。 よくある他のミステリ作品で出てくる預言者や未来予知のようなものは大体解決フェーズでイカサマであるトリックが解明された上で殺人の動機に触れる流れがお決まりなのだが、この作品は予言が偽物では有り得ない事を証明する=本物であることを前提にした上で犯人解明を語っていく様が、人の心理をついた内容となっていてとても斬新だった。 また、事件の壁を乗り越えていく度に主人公とヒルコとの関係値が変わっていくところも、シリーズものの醍醐味となっていて面白い。 これから読む3作目も楽しみだ。

    1
    投稿日: 2025.10.14
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    2025.9.8 読了 屍人荘の殺人と違い村との唯一の通路である橋を燃やされるというわりとよくあるクローズドサークルのパターンだけど「あと二日のうちにこの地で男女二人ずつ四人死ぬ」という予言が閉じ込められた9人の心を少しずつ追い詰めていく展開にハラハラドキドキさせられました。 犯人が特定された後のもうひと展開もそうきたか!と唸りました。 葉村と比留子の関係性はあんまり恋愛ぽくないほうが好みではあるけど仕方ない。

    1
    投稿日: 2025.09.08
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    前作「屍人荘の殺人」もそうであったように、このシチュエーションであるからこそ起こり得る殺人/動機が見事なロジックで語られており、本当に舌を巻く。 メインの解決編と交じわるように各キャラクターの素性解明という別軸が走っている構成も非常に良く出来ていて、最終的に明らかになる悲劇的な人間関係が切ない。 そんなわけでミステリーとしての品質はお墨付き、一級品であることは間違いない。 あとはもう好みの問題で、個人的に予言ありきの設定が先の展開を縛っているように感じ、興奮やスリルが削がれてしまった。主人公コンビのラブコメ要素みたいなのもちょっとノイズだったかなぁ。

    1
    投稿日: 2025.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [図書館] 読了:2025/9/5 4時間くらいかけて一気読みしてしまった。 どういう説明が付けられるのだろう、と気になって気になって。叙述トリックも見事に騙されて、推理小説として素晴らしいと思う。 最初は「予知能力」の種明かしがあるのだとばかり思ってたからそこが「それは存在するもの」という前提で進むことが分かってからは少し残念だったけど。 主役2人の人間模様の部分は一冊目と同じく目が滑って読み飛ばしている。2人とも理想の属性を寄せ集めた「いい子ちゃん」だからキャラクターに魅力がないんだよなー。そんな2人の心が近づこうが離れようがどうでも良いと感じてしまう…。特にエピローグの「俺のためだったのだ云々」の部分は、「16-17歳の子どもが2人も死んどるのにお前らは何やってんねん」としか思えなかった…。

    2
    投稿日: 2025.09.06
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    前作の続き。ミステリとフィクションの融合。主人公二人の関係性。斑目機関。とても面白かった!自作楽しみ。早く文庫化して。

    1
    投稿日: 2025.09.04
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    かなりホラー寄り!ぞわっとポイントが散りばめられていて、嫌悪感すら湧きました…。そんな中でも葉村君の葛藤や心情の描写が美しくてね。どうか二人に救いが与えられて欲しいな。好きなシーンは「ーどうだった?」の所です♡

    1
    投稿日: 2025.09.01
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    #読了 #今村昌弘 超常現象xクローズドサークル。こんな縛り設定でそれをうまく利用して二重にも三重にも謎を絡めて見事に回収、どんでん返し。楽しめました。 前作と同様M機関の手がかりを探しに今度は予言を研究していたと思われる山奥の施設へ向かう葉村と剣崎。脱出不可能な場所で予言を回避して生き残るには。先が気になり一気読みでした。

    21
    投稿日: 2025.08.17
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    「ゾンビ×クローズドサークル」という奇抜なシチュエーションの本格ミステリを描き話題となった『屍人荘の殺人』。本書はその続編に当たる、<神紅大学ミステリ愛好会>シリーズ第二弾。 前作、沙可安湖で発生したテロ事件を生き延びた葉村譲と剣崎比留子は、テロ事件と関係すると思われる謎の研究組織、<班目機関>に関する情報を追っていたが、有用な情報を得ることが出来ずにいた。 そんな中、オカルト雑誌「月刊アトランティス」に気になる記事を見つける。その記事によると、沙可安湖テロ事件を始め、数々の事件を予言した手紙が「月刊アトランティス」編集部に届いていたという。また、数十年前、M機関と自称する人々がとある村の村人に多額の謝金を渡し、その村に実験施設を建て、超能力実験を行っていたという。 一縷の望みを賭け、件の村へと向かう葉村と剣崎。そんな人里離れた場所に、偶然にも集った複数人の男女。村の最奥にあるは、<魔眼の匣>と呼ばれる元研究施設。その主は、予言者として村人に恐れられる"サキミ"と呼ばれる老女。サキミは告げる―――「十一月最後の二日間に、真雁で男女が二人ずつ、四人死ぬ」と。期限まで約48時間、予言は果たされるのか―――。 前作同様、"あり得ない"オカルト設定を"あり得る"ものとして組み上げられた本格ミステリ。シリーズ作品で一作目を上回るのは非常にハードルが高く、当然ながら一作目の完成度が高いほどそれが難しいのだが、本作は前作『屍人荘の殺人』を上回る出来であると感じた。人間心理や叙述トリックが、「予言」というテーマの下に見事に活用されており、シナリオ展開には最後の最後まで舌を巻かれる。シリーズを追いかけたいと思わされた良作。

    2
    投稿日: 2025.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    予言は必ず的中する。 それを主とした殺人。 なかなかいいんじゃないでしょうか。 確かに前作に比べてインパクトに欠けるのは否めないですが。 しかし、ハウダニットについて、十色さんが殺される前の描写がもっと詳細にあって欲しかった。 また師々田さんの父親のことや、純くんが何かキーになるんじゃないか、と匂わせてだけど特には無かったですかね。あと本物のサキミさんは、もう予言はしてなかったのでしょうか? 最後の死闘は面白かったですが、もうひとつ欲しかったのが僕の本音であります。

    1
    投稿日: 2025.08.08
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    もう、衝撃な展開に前作より面白かった! ヒルコさんとはむらくん、 この2人好きになってきちゃってるよ!

    2
    投稿日: 2025.07.31
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    シリーズ一作目『屍人荘』に続き、またちょっと特殊な設定のミステリー。 屍人荘は"ゾンビ"というトンデモ設定のせいでミステリー部分が若干希薄に感じたような記憶があったのだが、 今回は比較的インパクトの少ない"予言"という要素が盛り込まれていた。 ミステリーとしての納得感みたいなものは今作の方が強いかな? 登場人物が少なめなので途中からなんとなく犯人は目星が付いてきてしまったものの、細部に伏線が張られていて楽しめた。 あと前作もそうだがこの作者は、登場人物にその見た目とリンクした名前を付けてくれるので(赤系のコーデしてる人の名前に「朱」っていう字を入れる、とか)、非常に覚えやすくて助かる。

    16
    投稿日: 2025.07.25
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    一転二転と三転とラストもなかなかでした。 なかなか凝った内容で、ミステリマニアのミステリ。みたいな感じ。 あとがきにもありましたが、館ミステリでアガサミステリで、有栖川有栖的ミステリで、ライトなラブもあるような、金田一少年の事件簿みたいな二人がつかづはなれず難解を解いていく。 みたいな感じ。 面白くなくはないんだけど、入り込めはしないのは人物描写なのか? そもそもわたしが年齢的に受け入れられなくなったのか。わからないんだけど、いまいち没入できず。 へぇーで、終わってしまうのは、作り込みすぎてて それでね、それでね、そしたらね、みたいな聞いて聞いて感もある感じ。 実はさぁーみたいな。 それでちょっと胸焼けしたのかなぁ。 前回のシリーズ一作目も4年越しに同じ本読んで、一度も2度目に読んだことに気がつかないくらいだったし。 色々あるのに残らないのかも。 いろんなミステリの寄せ集めすぎて、心に残らないのか人物に感情移入しきれない何かなのかわからないけど、おもしそうなのになぁ。 楽しんで読んだんだけどきっとこれもすぐ忘れちゃう類の一冊になりそうです。 なんでなんだろう。 #心に残る本 #全く残らない本 #感情移入しづらい登場人物 #ミステリにあるある人物すぎる? #どこかで聞いた設定すぎる? #寄せ集めすぎる? #全部あわせて内容の科学変化でやたら薄くなる #不思議だ #個性的なメンバーなのに #覚えてない #すぐ死んだ明智のほうが記憶に残る #ひるこさん #こんなだったっけか?

    0
    投稿日: 2025.07.19
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    前作、屍人荘の殺人がミステリと特殊設定の掛け算が非常に緻密だったので、続編を手に取った。 前作が良かったのもあって、2作目はどうかなと思っていたが、ゆうに超えてきた。 特殊設定による犯人の心理が最後に解き明かされる緊迫感とホームズ役の最後の最後が読む手を止められないくらい鬼気迫るものがあった。 特殊設定×ミステリを計算し尽くして書き上げる作者に本物を見た気がする。次作も楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.07.15
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    第1作に次ぐ特殊設定的なミステリ、面白かった たくさんの伏線が張り巡らされ、鮮やかに回収されていくのが圧巻。見事にひっくり返りました。シリーズとしては、まだまだ謎が多く今後の作品も楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.06.30
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    今回は予言と言う非現実な設定を取り入れながらの論理的な謎解きと展開で、本格的な推理小説となっていました。 助手の視点から探偵を考察し、探偵の頭脳明晰ぶりを表現しながらも、助手も頭がよく自身で推理を披露しながらの二人三脚ぶりがよかった。

    17
    投稿日: 2025.06.16
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    前作『屍人荘の殺人』が話題作になりましたが、それを読んだだけで続編に手を出さないのはもったいないと思うほど、面白かったです。 『屍人荘の殺人』を読んでから少し期間は空いてしまったのですが、それでも比留子さんや葉村くんのことはすぐ思い出せて、他の登場人物もイメージしやすいキャラクターで読みやすかったです。 クローズドサークルにおける定番について、葉村くんが自問自答していたのが興味深かったです。 「ミステリファンならこんな不満を感じたことがあるだろう。犯人は間違いなくこの中にいるんだから、自室になんか戻らずに一晩中互いを監視すればいいじゃないか。皆馬鹿なの? 当事者として言おう。相互監視など無理だ。疑心暗鬼下での集団行動は常に不満を孕んでおり、ものすごくストレスフルである。」 確かになぜみんな自室にこもるのか疑問に思っていたのですが、読者には分からないストレスフルな空気がサークル内に漂っていたんですね…。当事者になったことがないから分からなかったです(゚ω゚) 逆に、みんなで集まって夜を過ごすクローズドサークルの作品があったら読んでみたいなぁと思いました。

    17
    投稿日: 2025.06.02
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    屍人荘の殺人が面白かったのですぐ買って読んだ。クローズドサークルに何を組み合わせるのかと思ったが未来視だとはおもわなかった。予言に殺人を合わせていくという聞いたことのないものであっという間に読み終えた。事件だけでなく、サキミの正体にも驚かされた。

    7
    投稿日: 2025.05.08
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    シリーズ第2弾というので買った一冊。 クローズドサークルでの殺人の話 そんな理由で殺人? って思って読んでいたが、たたみかける事情でなるほどねって感じた。 事件の真相を説明するシーンで丁寧で順序よく説明してるが、なんだか逆にごちゃごちゃしてる様な感じがした。 意外な事もわかりなんか二転三転したような感じで話は終わったが、全ての伏線も回収していて物語自体はスッキリ終えてよかった。 なんかまだシリーズの続きがありそうな 次の話にも興味を持った小説でした。 久しぶりに一冊読み終えた。

    11
    投稿日: 2025.04.22
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    前作から連続して読破。 クローズド作品はとても好きなので面白かったが、犯人の動機がどうもしっくりこなかった感じ。

    0
    投稿日: 2025.04.03
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    面白かったです。 私的には「え?そんな事で?」と思うんですけど、犯人にとっては″そんな事″では無いんですよね。 で、犯人が分かってからの畳み掛けも凄くて、「あ、そう言えばそんな話してたね・・・」と思ったところが一番興奮しました。 それを思うと、確かに″そんな事″では無いな、と。 そこはかとなく重たい葉村くんと比留子さんも大好きなので、今回も大満足の一冊でした。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    また今回も読んでいて「やられた-」って感じさせてくれるないようだった。クローズドサークルになる原因が前作のような突拍子もない理由じゃないので、何となく納得感があった気がする。

    0
    投稿日: 2025.03.15
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    1作目は苦手なジャンルでしたが、2作目はオカルトさがありつつも、ミステリーとしてより楽しめました。斑目機関についてはまだ謎が多いので、本シリーズの続編がとても楽しみです。

    3
    投稿日: 2025.02.06
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    ほほう。なるほどそういうことか。 という謎解きになっていた。 次回で完結するのだろうか。 軽快な文体なのでやっぱりラノベ感はあるけれど面白かった。最近の傾向なのかな。悪くはないと思う。

    2
    投稿日: 2024.12.26
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    前作も読んだ。本作は推理小説として楽しむぶんにはよいが、犯人が短時間でこんなギリギリの計画を思い付くかとかを考えてしまい楽しめなかった。推理も難しく何度も読み返した。玄人向けかも。

    0
    投稿日: 2024.12.08
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    屍人荘の殺人に続く第二作!! 正直あそこまで前作が面白いとハードルが上がってしまうのが世の真理。 しかしそれを跳ね除ける面白さを描ける作者は鋼のメンタルと文才を感じる。 ホームズとワトソンを意識した連携での解き明かしだが、すべての要素がしっかりと押さえられていて面白い。 3作目でていたはず、、?

    15
    投稿日: 2024.11.26
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    屍人荘の殺人は小説では読まず、映画で観て面白かったので邪道かなと思いつつ本作から読みました。なので少し不安もありましたが、全然問題なく、逆に登場人物がイメージしやすくてとても楽しめました。キャラも個性があり、最初から解決編までずっと楽しめてとてもいい読書時間でした。 兇人邸の殺人はさらにレビューも良さそうなので今から楽しみです。

    1
    投稿日: 2024.11.19
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    まず安定のクローズドサークルが作られるといよいよだなーとその先がワクワクしました。 今回は予知や予言が題材となっていて、必ず死ぬ事が決まっている中自分が助かるためにはどうするか。比留子が助かるためにはどうしたらいいか?と言葉が投げかけられた時は自分もその中でどうすればいいのか頭を働かせたりしました。 その時点では人によっていろんな解決方法が出てくるんじゃないでしょうか。投げかけが上手い。 最後は人間味のあるラストでファンタジー要素だけじゃないところがやっぱり好きです。 早く3作品目文庫本になってくれないかな…

    1
    投稿日: 2024.11.17
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    ☆4.0 今作は予言がテーマということですが、オカルト的な胡散臭さをあまり感じないのは、前作を経てすでにそういうものへの慣れが発生してるんでしょうかね。 今回もクローズドサークルしっかり堪能させていただきました。

    0
    投稿日: 2024.11.01
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    シチュエーションの活かし方が天才的。 いろんな驚きが詰まっていて伏線回収が非常に気持いい。 1作目とはテイストが異なるが、こちらの方が好きだった。 まだまだ続く予定みたいなので続編に期待。

    2
    投稿日: 2024.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    丁寧な特殊設定ミステリ。前作はゾンビが出てくるという特殊も特殊な設定だったが、本作は予言と予知が必ず起こるというものであり、前作に比べると落ち着いたように見えてしまう(実際はそれでもだいぶ特殊なのだが)。 謎解きはモヤモヤ。犯人が時計を破壊した理由は、長針と短針が重なっているタイミングで銃弾が当たり、時刻が特定できてしまうから。この条件が分かれば、犯人と偽証した共犯者が特定できるようになっているとのこと。しかし、2つの針が折れていることまでは描写があるが、銃弾によるのか意図的に折ったものなのかは不明(解決編になって銃弾の跡があったことが明かされる)。また、2つが同じ長さで折れていることも描写がない。アンフェアに感じる。

    0
    投稿日: 2024.09.16
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    シリーズ2作目です。 面白いくらいに、いわゆる「本格ミステリ」な状況に追い込まれていきます。 そして、最後には探偵役がちゃんと謎を解き明かしてくれます。 正統派本格ミステリでした。

    1
    投稿日: 2024.09.10
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    屍人荘の殺人シリーズ第2弾。今作も前作同様、シリーズならではの特殊設定+クローズドサークル。今作の特殊設定は、予知能力や予言で、前作ほどのアクの強さはないものの、このシリーズの世界観を楽しめた。 山奥の人里離れた元研究施設を訪ねた主人公達。その施設に暮らしている老女から、「あと二日のうちに、この地で4人死ぬ」との予言を受ける。そうこうしていると、施設に唯一通じる橋が燃え落ち、外界との繋がりがシャットアウト。居合わせた人物の一人が犠牲になって…。 唯一の橋が燃え落ちて脱出不可能なんて、ミステリではベッタベタの展開だけど、個人的にニンマリ笑。不謹慎ながらテンション上がります。事件後は丁寧な謎解きが展開されたけど、トリックや動機なんかは、正直ちょっとモヤっとするところもあった印象だったかな。 程度の差こそあれど、予言の力に振り回された悲しい人達。ラストの真相やどんでん返しは驚いてゾクっとした。今後の展開含め続編も楽しみ。

    38
    投稿日: 2024.09.08
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    前作はちょっと私にはぶっ飛びすぎていたけれど(面白かったけども!)、今作はファンタジー色が薄れていて純粋にクローズドサークルが楽しめました。 個人的にトリックもそうですが、犯人の動機が1番驚いた。これを思いつく作者様、すごい。帯にある綾辻さんの「犯人特定のロジックがとにかく素晴らしい」という言、激しく同意。 全体の背景はファンタジー味が強いのに(裏組織とか)、現実的なトリックと人間の心理の動きで物語に没入できました。これは続編も楽しみです。

    1
    投稿日: 2024.08.28
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    ある村の研究施設の主である予言者の老女。「2日以内にこの地で4人死ぬ」と告げられた直後、外界を繋ぐ橋が燃やされる。 前作に続き、特殊条件でのクローズドサークル。 単に奇をてらった設定なのではなく、ミステリーとしてしっかり読ませるのが良いです。

    0
    投稿日: 2024.08.22
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    読み応えのあるミステリーだった。前作のトリックは使えないので、どうするかと思っていたら、今作は予知能力だつた。その特性が上手く使われている。

    3
    投稿日: 2024.07.27
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    ゾンビの次は未来予知が待ち構えていたので、二作目も驚きの連続だった。この子も死ぬの!?とめちゃくちゃ驚いたし、あっちもこっちも疑い過ぎたため、この人が犯人だったの!?と最後まで作者の掌の上で踊らされていたと思う。ただやっぱり、ラストで明かされた犯人たちの動機に一番びっくりした…。最後の最後で作者に突き放されるように全部引っくり返されるミステリはとてもとても好き。

    0
    投稿日: 2024.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特殊設定✖️本格ミステリのお手本のような本、最後まで油断できないどんでん返しがありずっと「騙された〜〜!!!!!!!!」の連続でした。解説にもありましたが、本当に構成が緻密で設定がしっかり練られた作品です!屍人荘のヒットから二作目でこれを出してくるなんて……天才すぎる……。そして第三作はこの二作を超える作品らしいので期待大です!おもしろかった〜!

    1
    投稿日: 2024.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の始まりは前作とそっくりの学食でのメニュー当て。以前と変わらず活気がある雰囲気の学食のなかで葉村一人だけが哀愁を帯びているように感じる。 その後の比留子との新たな日常を描く場面でも、前作の序盤をなぞりながら"ホームズ"明智の不在がチクリと痛む描写が端々で現れてくる。 明るく楽しいキャンパスライフから始まった前作とはやや対照的なほんの少し湿り気や陰のある始まり方だった。・・・とはいっても、前作でもあった軽妙なやりとりは本作でも健在で、序盤が暗いわけではない。 単に前作の後遺症を引きずるだけではなく、前作の過程・結末を踏まえながら新しい環境でキャラクターが少し変化し、それによってそれぞれの関係性も変化していくのがこのシリーズの魅力かもしれないと思う。 葉村は前作と打って変わって、迷いや他人事感が無いのが良かった。妙に斜に構えた部分が無くなり、ひたむきだがシリアスだけではなく緊張感を弛緩するおとぼけの役目もこなせる。 序盤は葉村と比留子が「イチャイチャしてるな」とニヤリとする場面がちょこちょこ挟まれたが、中盤以降は比留子の悲壮感が高まる。ギリギリでキャラクターを保っているような描写もあり、葉村が前作よりも頼もしくなった一方、比留子は気丈さが崩れかけ、人間味が見え隠れしている。 本作の中盤で十色を失った時から比留子の葉村への執着(保護欲?)が強くなったように感じる。十色と半端に仲良くなってしまったこととその"呪い"に自分を重ね合わせていたことから、彼女を失うことで自らの"呪い"で葉村を失うことへの現実感が強くなったのだろうか。 本作ラストで葉村が示唆しているように比留子が葉村を守る姿勢でおり、葉村がもう一段の成長を見せなければ、次作では今作とは比べものにならない精度・しつこさで比留子が葉村を撒こうとしてくるのではないか。次作の序盤は葉村と比留子の読み合いが展開されるかもしれない。 次作での二人の関係性がどう変わっているのかも楽しみである。 最後の殺人までは誰が犯人か分からないような、それぞれが怪しく思えるような様子があり惑わされた。 最後の殺人のトリックだけは私にも見えており、「さすがにちょっと杜撰じゃないか。前作ほどとはいかないか」と思ったが、犯行を練る時間の無い、王寺のとっさの行動だったということや、「交換殺人」という条件も絡んで追い詰められていたということで納得することはできた。 トリックはともかく、王寺の心理についての展開はさすがの面白さだった。 「予言関係だけでは犯行動機が弱すぎるし、最後に比留子に手が出せなかったのが解せない」と思っていたところへ最序盤でのトンネルの怪談が伏線として効いてきて、本シリーズのオカルトの部分が上手く作用して犯行動機や不可解な行動の理由を強固に補強している。 推理パートでは比留子に手も足も出ず、推理小説的な手法の知識でも有意性が減っている葉村だが、オカルト方面の知識を見せることでオマケや道化ではなく終盤でもしっかり役割を果たせている。 オカルトがありふれているわけではないが、局所的には効力を持って実在している(ように見える)世界観が面白いなと改めて思った。 「事件が終わってもまだページが余っているぞ?」と思っていると、最後のタネ明かしがまた面白い。 犯人と犯行の経緯が分かり「予言と人数が合っているから、あるいは予言の期間が終わったから、事件も終結」と思ってしまっていたが、これは物語のなかの人物と同じように読者も作品内のオカルトに呑まれているということ。最後の『この先の未来は、まだ予言されていない』の文章でそれに気付きゾッとした。 この一文は終章の内容を示唆しているほか、いろいろな意味にもとれるのだが、このときは「残った人が安全なのは予言の期間内だけ ⇒ この後さらに死人が出るのか?!」や「予言の外で何か起きていたのか?!」など、物語の縛りから急に現実に引き戻されて周りが見えるようになった気分で慌てふためいた。 冷静になってみると、前作で素敵なキャラクターの明智を惜しげもなく途中退場させ、推理小説にゾンビパニックを突っ込んでくる作者なのだ、何を仕掛けてくるか分からない。楽しみとちょっとした不安を感じながら先に進んだ。 幸い、残りの部分はサキミに関する謎解きで安心したが、この終章も決してオマケではなく、しっかりともう一山あって最後の最後まで楽しめた。 日記に何度も出てきた助手の『岡町』だが、男とはどこにも書いていなかった。叙述トリックを作中の人物も含めて仕掛けてくるのはすごい。 そこまでで解決できていなかった小さな齟齬を見事に埋め、もう一段のオチを飛躍させているのもすごい。 物語の最後は前作と違って不穏な雰囲気。スリラーから爽快にエンディングへと駆け抜けた前作に対して、今作はじっとりと湿ったように感じる終わり方で、今作の序盤と同じく、前作・今作が対照的な雰囲気を出している。 推理小説の(暗黙の)常識を覆していく展開は面白いが、シリーズが進むごとに自分の首を絞めていくことにならないかと心配になる。 前作に続いて本作でもクローズドサークルの非現実的な部分(;閉鎖が解ければ科学捜査で犯人がすぐにわかる。それでも殺人を犯す理由は・・?)を突いているが、これは本作での犯行動機を制約するにとどまらず、次作以降の縛りにもなっていく。すでに「捨て身」、「事件後の逮捕よりも強い強迫観念」が使われている。作品が続くたびに定石が失われるので選択肢が減り、物語の自由度が無くなっていくのではと心配になる。 それでも「この著者のことだからその縛りを逆手に取ったり、こちらの予想外のことを考えてくれるか」というような楽観もある。また、常識を覆す一方で、本作では密室の中で相互監視が成り立たない(= 皆が各自の部屋に閉じこもる)理由を付けてみたり、比留子が自殺を偽装する際には足跡のトリックを使っている。岡町に関しては叙述トリックであるので、推理小説の手法を否定するだけでなく、上手く出し入れしているようにも見える。推理面だけでなく物語の緩急も波も上手い著者だから心配なんぞは杞憂だろうか。

    1
    投稿日: 2024.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『屍人荘の殺人』の続編。班目機関の情報を追っていくうちに元研究施設を特定する。 今回は予知・予言に焦点を当てた内容で、人里離れた場所に建つ超能力者実験施設やオカルト要素も相まって不気味な雰囲気なのがよかった。直近の予言を絵で描く十色の能力は、文章で読んでいてもなんだか怖いと思った。描かれてから時間の猶予がないことや、絵を読み解く必要があること、その確実性など、その場にいたらわたしも怖くて避けてしまうかもしれない。このあたりの描写の説得力があった。超能力者に平穏は訪れないであろう悲しみが後を引く。 犯行は複数の人間の意図が複雑に組み合わさっていて読めなかったし、それぞれの事情が深掘りされていくところが面白かった。 比留子は流石の推理で、葉村とのコンビが今後どうなっていくかが気になる。班目機関の全貌が知りたい。

    1
    投稿日: 2024.07.04
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    前作と比べると前作の方が絶望感伝わってきて好きだったかも!けど、解決した後もストーリーが込んでてすこ。

    0
    投稿日: 2024.06.22
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    2日の間に男女2人ずつが死ぬと予言されたクローズドサークルの殺人事件。今村氏のミステリーは設定が普通でなく、捻ってあって面白い。探偵と相方役のキャラも立っている。 謎解きの論理も非常によく練られているが、少し複雑すぎて、謎解きと犯人の動機の納得感は薄かった。 ただ、事件が解決した後の最後のどんでん返しは痛快で、全体として満足できる内容だった。

    1
    投稿日: 2024.05.24
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    屍人荘がトータルであまりハマらなかったので 不安だったんだけど、今作はめっちゃ面白かったです。   今回ももちろんクローズドサークル どうもっていくのかと思ったらそうくるか…と。   狂気のクローズドサークル・・   ガッツリミステリの中にオカルト要素を入れてくるのは 作者がきっとこの手のものが好きなんだろう。   ラストにかけての怒涛の推理の畳み掛けは 読んでいて気持ちよかった

    3
    投稿日: 2024.04.15
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    クローズドサークル、ミステリとしての目新しさを感じなかった。前作に引き続き、ラブコメ要素も含めて私には合わなかったです。2024/4/9

    0
    投稿日: 2024.04.09
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    前作の『屍人荘の殺人』よりも本格ミステリとしての完成度が高く、予言という超常現象の非合理を前提としながらもそれに説得力を持たせる論理的で緻密な展開で面白かった。伏線も綺麗に回収できていて最後のどんでん返しは予想外だった。次作の『兇人邸の殺人』を読むのが楽しみ。

    2
    投稿日: 2024.03.19
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    この作者のクローズドサークルは面白いなと思った。 今回も比留子の頭が良すぎて度肝を抜かれた。 犯人がわかってから 怒涛の展開、最後の伏線回収が良かった。

    14
    投稿日: 2024.03.10
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    犯人が判明してから後の鳥肌がとまらなかった。 直接手を下さずに人間を操る系のお話はすごくすきなんだけど、まさかこんなオチがあるとは。 今村先生、すごい。

    1
    投稿日: 2024.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作はメインの犯人の動機がしっくりこなかったが、今回はあまりの死への恐怖(それ自体の描写は少ないものの)ということで納得できた。トリックも面白かった。あとこちらのシリーズを2作読んだが、良くも悪くも毎回犯人を完璧に当てるの難しすぎると思う。

    3
    投稿日: 2024.02.06
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    前作「屍人荘」から数カ月後が舞台の今作。 クローズド・サークルで起きる様々な殺人。 ミステリーに加えオカルトの要素もあるのでこれはこれで有りなのかなと読み進めていたが、最後見事に裏切られました。いい意味で。壮大な伏線の数々でした。 続編が気になるが文庫化されたらすぐ読みたい

    17
    投稿日: 2024.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ2作目も衰え知らずのおもしろさ。 “魔眼の匣”と呼ばれる班目機関の元研究所を訪れた葉村と比留子を含む11名に突きつけられた死の予言。 クローズドサークルで起こる連続殺人ということで、犯人の目星は思ったより早くついたけれど、オカルトが深く関わった予想もつかない動機や心理に興味津々。 本当の驚きとジワジワくる人間の怖さは終章だったな。犯人を明らかにする前に比留子が言った「始めるのは私と犯人の死闘だ。文字通り、互いの人生を懸けて」の意味がここで効いてくるのかと幾重にも張られた巧妙な伏線に唸った。

    1
    投稿日: 2024.01.17
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    ホラーミステリー...いや、オカルト(テイスト)ミステリー。前作はゾンビで今回は予言。つくづく楽しませてくれる。 特にラスボスとの対峙は必見。そこでその伏線回収する!?みたいなのもあり。完全に話半分で聞いてた自分を呪いたい。個人的には前作より好き。(前作もめちゃくちゃ面白いけどね!!)

    3
    投稿日: 2024.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの今村作品。 『屍人荘』以来の剣崎・葉村コンピが活躍するミステリーで、前回登場した斑目機関の謎を追うべく、山奥の好見を舞台に予言による死の真相を明らかにしていく物語。 前回のゾンビは衝撃度重視だっただけに今回は地味ではあるものの本格ミステリーの要素をふんだんに盛り込んだ作風になっている。 偶然集まった9人の男女が呪いにより殺されてしまうという状況は屍人荘と一緒であるものの二転三転するストーリーや魅力的なキャラクター達も相まって飽きずに読むことが出来ました。予言をテーマにしたストーリーから『TRICK』のような超常現象を暴く展開かとおもいきや、予言能力はそのままに、それによる人間同士の醜い争いや妬み嫉みが発展していくという動機にはとても驚きました。 人間の醜さにより起きてしまった事件であり、その奥には人を思う気持ちが暴走し、利益に執着してしまった只の老婆の姿だったというのが哀しい真実だと思いました。あの後”彼女”はどうなってしまったのか次の巻でどのように語られるのか、とても楽しみです。 そして、剣崎の葉村に対する感情が凄く素敵で、”どんなことがあっても護りたい”という思いがとても危なくてこれからどうなっていくのかがとても楽しみに成りました。次回作もとても楽しみです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 葉村譲:梶裕貴 剣崎比留子:水瀬いのり 十色真理絵:早見沙織 茎沢忍:増田俊樹 王寺貴士:大塚剛央 朱鷺野利子:松井菜桜子 師々田厳雄:宝亀克寿 師々田純:芹沢優 臼井頼太:平田広明 神服奉子:井上麻里奈 サキミ:田中真弓

    55
    投稿日: 2024.01.03
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    2023年最後のレビューは今村昌弘さん著の『魔眼の匣の殺人』になりました。 前作『屍人荘の殺人』で悲惨な体験と共に「俺のホームズ」を失った葉村譲は、剣崎比留子と共に研究施設があった村へ向かう。真雁と呼ばれる地区へ近づくに連れて何人かの同行者と出会い、幸か不幸かクローズド・サークルで2日間を乗り切ることになった。しかし一行に与えられた2日間は四人の死を予言されていて、疑心暗鬼になりつつ死のカウントダウンは始まっていく。 前作ほどの破天荒な特殊設定ミステリというより、研究機関の一端に触れることで剣崎比留子シリーズの深みを出してくる本作は、ミステリ作品として少し物足りなさを感じる展開だったかなと思う読後感でした。続編は文庫化発売した際に読もうかなと考えています。 2023年は読了済みの小説(専門書等は除く)で108冊になりました。来年も100冊を目安に新しい読書生活を楽しみたいと思います♪ 皆様も良い年末年始と読書ライフをお過ごし下さい♪

    54
    投稿日: 2023.12.31
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    1作目より好き。 大きな驚きはないものの、犯人を動かす動機や細かい設定がキレイに回収されていた。 クローズドサークルものはあまり詳しくないが、「超能力」との相性も良いようで最初から最後まで面白かった。 次作も楽しみ。

    3
    投稿日: 2023.12.28
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    『屍人荘』ほどではなかったけれど、なかなか面白かった。 デビュー作にはほとんどなかったオカルト要素が、こちらでは前面に出てくるが、超常現象にはっきりとルールをあたえることによってミステリーを成立させている。 あ、この人も死んじゃうんだ というのが結構容赦ないけど、『○○の殺人』と銘打つようなミステリーなら人が死ぬのはお約束だもんね。

    2
    投稿日: 2023.12.16
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    2作め。1作めのようなタイプの驚きはないが、推理はこっちのほうが、畳み掛けてくる感じが、よい。 特殊な設定をひとつ、前提においている"だけ"で、あとは超オーソドックススタイルの本格推理なのですね。だから頑張れば犯人を当てられる!今作は「予言」(予知?)がテーマだけれど、特殊な力が凶器になる、みたいな展開ではないし、そういうミスリードもないし。読みながら何度も「うわぁ丁寧な作りだなぁ嬉しいなぁ」となった。

    4
    投稿日: 2023.12.11
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    犯人や動機にはうーんと思うところもあるが、ストーリーや展開はおもしろかった。予言に囚われるクローズドサークルは狂気だと思った。事件推理後もまさかの真実があって驚いた。次作も読もうと思う。

    4
    投稿日: 2023.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    十色さん死なないでくれって思いながら読んでいました。 「剣崎さんの絵を描かせてくれ」なんて言ったり、部屋に1人で閉じ込められてしまったり、死亡フラグが立ちまくっていましたが、生存の希望を捨てずに読み進めていました。  結局2番目の犠牲者になった時にはショックで本を閉じてしまい、再開したのは翌日になってからでした。  個人的に、ミステリとしての完成度は前作に軍配が上がりますが、面白さは負けず劣らずです。

    3
    投稿日: 2023.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個人的には一作目より面白かった。謎解きは相変わらず秀逸。 茎沢くんはどうしても好きになれなかった。外に出て何がしたかったんだ?という点が一番謎だったかも。 続編にも期待です。

    3
    投稿日: 2023.10.20
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    クローズドサークル・ミステリの「屍人荘の殺人」シリーズ第2作。今回は予言者の老女が登場します。 名探偵・比留子さんと助手の葉村くんがよいコンビになってきました。斑目機関の全貌が明らかになるのはまだまだ先だなあ。

    13
    投稿日: 2023.10.07
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    シリーズ2作目。1作目と3作目とは違う角度の特殊設定だけどシリーズの中では一番わかりやすかったかな。4作目が出るなら絶対読む。

    2
    投稿日: 2023.09.16
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    シリーズ2作目 1作目と比べると派手さは無い作品(それでも特殊な話)ですが、個人的にはこちらの作品の方が楽しめました。

    2
    投稿日: 2023.09.12
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    本作のようなクローズド•サークルものは、次は誰が殺されるのか、誰が犯人なのか予想しながら読むのが楽しいですけど、さらに「予言」といった要素が加わってより楽しめました。

    2
    投稿日: 2023.09.11