
総合評価
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powered by ブクログあの地震の日、福島第一原子力発電所ではこんな事があったのか。東電とも政治権力とも福島ともまるで縁のない私は、テレビが報じる情報だけを見聞きしていた。東電と政府がどうにかするだろうと、事件の中心ではギリギリの状態で、各自が最悪の事態を回避するために精一杯だった事も知らないで、半ば他人事のように捉えていたのだ……。 限界の有事の状況下で、最後に信頼できるのは平時からの人間関係や信念なのかなと思った。私は覚悟を持てるのか?内省せずには読み進められない。大変な良書だった。
0投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ当時本当に死を意識しながら、決死隊として尽力されてきた人たちのリアルを知った。ここまで危機的状況だったとは。とにかく菅首相がいらんことしてくれるなぁーと思ったけど、東工大の出身で意外と物理の基礎知識があったこととか、情報がない中であの動きに至るのはやむを得ないのかなとか、少しわかることもあった。政府、東電本部と現場の動きとか、自分の会社でシステム障害起こした時の感じを思い出した。とにかく吉田所長のリーダーシップ。東工大大学院出身でどちらかというとエリートコースだったのかと思うけど、現場の作業員達とも関係性深く、学生時代から持っていた仏教への深い知識や関心のベースがあったからこそ、死の淵であれだけの力を発揮できたのかなと思う。 原発事故の話はファクトではなく、反原発派、原発推進派のイデオロギーに使われる。でものこの本はしっかりファクトを語っているし、本当に読みやすいのでおすすめしたい。
0投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ筆者の意見や何かしらの圧力から事実を都合のいいように扱うものが多い中で、この本では事実があらゆる視点で描かれている。その人物たちの思い、言葉、見解の違い。どれかを否定するわけでもなく事実に基づいて書かれている点がリアル。 爆発をした。放射能が大量に排出された。現在も避難生活が続く人もいる。 被害をそれ以上に大きくしないために危険な現場にとどまって想像できない不安と恐怖を麻痺させて戦い続けてくれた姿を忘れてはいけないと改めて感じた。 当たり前のように語っていた、こういう職についたからには仕事をやるべきことを優先させるという姿から彼らの責任感の強さと勇敢さに震わされる。 繰り返される地震や津波に耐えながら命をかけ続けた存在に感謝したい。 一方でそういった現場の意見を聞き入れず、現場をさらに混乱させるような体制をとる、冷静さを失っている人物たちは指揮に関わらないでほしいと心から思う。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログちょうどこの3.11のタイミングで、この本と出合いました。 当時の出来事が思い起こされます。 地震発生。避難。会社から歩いて帰宅。 TVで中継されていた福島原発の様子。 そして爆発。 そんな中、現場で対応し続けた人たち。 ドキュメンタリながらも、そのリーダビリティも素晴らしく、あれよあれよと読み進めることができます。 あの時、福島では何が起こっていたのか。 そこにいた人たちの戦い。思い。 理解することが出来ました。 そして、胸が熱くなりました。 後半は電車の中では読んではいけません! 当時も思っていましたが、本書を読んで思うのは、やはり政府のダメダメさ。菅直人の行動、無能さ。 しかし、本書では菅直人からもコメントを取っていて、菅直人の立場からのメッセージも述べられています。 自分にとっては、「だから何?」ってぐらいですが.. ちょうど、本書を読み終わった翌日が3月11日でした。 14:46に黙祷を捧げましたが、当時の事、そして、本書の事が思い出され、胸が熱くなりました。 命がけで東日本を救ってくれた方々に感謝! 日本人必読の書です。 2025.3.16 アマプラでFukushima50を見ました! 涙なくては見れませんでした。 映画含めて必読、必見です
104投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ福島原発事故の危機を救った人達と吉田所長の足を引っ張った人達の駆け引きがドラマが描かれている。本当に命懸けで闘っている現場と保身のために大義名分に走る人達の縮図になっている。ギリギリのところで大爆発による放射能汚染にならずに良かった。吉田所長は、命を削って日本を救ってくれた。
1投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ東日本を襲った大地震と津波によって起きた福島第一原発事故の現場で、何が起きて、その現場が何を思い、どう行動したかをリアルに描いた本書。もう9年以上経っているのに、読みながらテレビで見た映像が頭に浮かんだ。当時は国も報道も混乱していて、何が起きているのかよく分からなかったが、本書では、実際日本が「死の淵」にあったこと、たくさんの人が命をかけて闘ったことが、事実を積み上げる形で描かれている。単純にこの本をたくさんの人に読んで欲しいと思うし、このようなことが2度と起きないように皆が考えるきっかけになって欲しい。
1投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ津波と原発事故という圧倒的な『死』と戦い続けた吉田昌郎氏と現場のスタッフの壮絶な記録です。読んでいて圧倒されてしまいました。吉田氏と彼の下でともに戦った人間たちの功績があったからこそ、現在があります。 福島原発第一発電所が「3・11」の際にメルトダウンを起こした際、現場にいた当事者たちはあの時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。その生々しいまでの記録です。読み終えた後に、僕は思わずため息をついてしまいました。ここに描かれているのが圧倒的な「死」に果敢に立ち向かっていく所長(当時)の吉田昌郎氏をはじめとする人たちの記録です。 現場の総指揮を取った吉田昌郎氏は、当時の様子を1年4カ月をへて筆者に語ったのだそうです。それは吉田氏自らが病と壮絶な闘いをしている病床でのことでした。それを皮切りに、今まで口をつぐんでいた現場の当事者たちが堰を切ったように事故当時の様子を語り始めたのだそうです。 吉田氏の頭によぎった「最悪の結果」とは「チェルノブイリ×10」。想像だに出来ないような被害をもたらさないために全電源喪失という過酷な状況下で暴走する原子炉を必死になって止めようとする現場の奮闘。 放射能という目には見えないものが渦巻く原子炉の中に男たちを突入させた動機は「郷土愛」と「使命感」だったのだそうです。後に「フクシマ・フィフティ」と呼ばれた人々のことなのだそうです。 吉田氏は本書によると、東工大の大学院を出て東電に入社するという生粋の「理系畑」の職業人生を歩む一方で、宗教や哲学にも明るく、独自の「死生観」を持った方なのだそうです。吉田氏はインタビューの中で 『こいつなら一緒に死んでくれる。こいつも一緒に死んでくれるだろう、と。』 幾度となく『死』という言葉が彼の口をついて出てきたのだそうです。生か、死か。ギリギリの状況下で大きな決断を何度も下さなければならなかった男の姿がここにはありました。 その一方で首相官邸や東電の本店ビルの混乱した様子や、菅直人首相(当時)の暴走振りによって現場がかき回される様子も余すところなく描き出されていて、当時の緊迫した様子が思い出されました。 先の見えない原発事故の収束ですが、吉田昌郎という一人の男と、彼とともに『使命』に賭けた男たちの姿は、心に留めておきたいと考えております。 ※追記 本書は2016年10月25日、KADOKAWAより『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)』として文庫化されました。また、本書の主人公であり、福島第一原子力発電所事故の収束作業を指揮されていた吉田昌郎氏は2013年7月9日、食道癌のため慶應義塾大学病院にて逝去されました。享年58歳。謹んで、この場をお借りしてご冥福をお祈りいたします。合掌
7投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ東日本大地震初期の段階での福島第一原発で働く人たちの、凄まじい姿に感動しました。 決死の活動を行う男たちを描いています。 そして初動の措置が素晴らしい。原発の対応に携わった方々を称えたいと思います。 また、当時の首相や政府の無能さをよく描いておりますね。
77投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元本は2012年11月刊行 文庫化に際し加筆修正 映画の「フクシマ50」を見る前に読む やはり決死隊の部分が印象的 イラ管が怒鳴りまくる 斑目「(格納容器は)爆発しない」と言ったのが 「原子力建屋は爆発しない」と言ったと捉えられる 全電源喪失、冷却不能、米NRC(原子力規制委員会)から警告を受けていた ※同時多発テロ後 持ち運び可能なコンプレッサーや電源について言及、全電源喪失時の手動による各種装置の操作手段への準備 ----------------- 同時に読んでいるNHKメルトダウン取材班の 福島第一原発事故の「真実」、文庫版前書きによると、1号機への海水注入はほぼ冷却に寄与していなかったらしい
0投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ読みごたえがあり一気に読了した。13年前そこで何があったのか。直接の被災者でない自分はただテレビに映る惨状を見ていたことを思い出す。 今も帰れない故郷、奪われた生活。誰が、何が悪かったのか。東電、政府、地震、津波、豊かで便利で快適な生活を望んだ我々か。 初見の著者である。多くを東電関係者にインタビューしているのだから、東電、あるいは吉田所長びいきに傾くのは当然か。政府、被災者、第三者もそれぞれの立場がある。それぞれの声を聴いてその上で考え、物を言い行動すれば良いのではないか。その一助とさせていただく…と今は思っている。
1投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログあの日、あの時、あの場所で何が起きていたのか。原子力の賛否に関わらず、知って欲しい。もし自分がそこに居たら…。多くの事を考えさせられます。
0投稿日: 2024.03.27
powered by ブクログチェルノブイリ×10 このワードを見るだけでもおぞましい。。 そんな事態になりかねなかったこの事故に、もう少し事実を早く知るべきだったと後悔してます。 ホントにギリギリのところまで死を覚悟して福島を守る人たちの、綺麗事抜きに心打たれました。 非番の直長が集結したり、最後まで戦うことを決意したり、地元を守るという強い気持ちで闘う人々らに圧倒されました。 ただ感謝ですね。
7投稿日: 2024.02.11
powered by ブクログあの日。福島第1原発で何があったのか。 当時の所長、故、吉田昌郎氏をはじめ、様々な関係者に話を聞いた貴重なルポタージュ
0投稿日: 2023.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2011年3月11日14時46分ごろ、国内観測史上最大のマグニチュード9.0を記録した東日本大震災の発生から今年で11年が経とうとしています。皆さんは当時の記憶がありますか。 当時、私は高校生で、卒業式を3日後に控えていました。友達と学校にいるときに地震が起こり、その日はそのまま数人の友人たちと学校に泊まることになり、宿泊行事に参加しているときのようなワクワク感と、状況がわからない不安で眠れない夜を過ごしたことをよく覚えています。こっそりと盗み見た校長室のテレビには、映画のワンシーンのような津波の映像と、赤く染まった日本地図が映し出されていました。計画停電による交通麻痺や、デマの拡散による物資不足。それでも連日のようにテレビで目にする被災地の映像は、いつまでたっても遠い国で起こっていることのように現実感がありませんでした。 今回紹介する門田隆将著の『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』は、あの日地震の影響で発生した大津波によって暴走した、福島第一原発の原子炉でいったい何が起こっていたのかを、ジャーナリストである著者が、90人以上の関係者に取材してまとめたもので、映画『Fukushima 50』の原作になります。毎日のようにテレビや新聞で取り上げられた原発事故は、わたしたちに大きな衝撃を与え、一時は日本の国土の半分が数十年立ち入り禁止になるのではないかとまで言われました。ただ、それらのニュースに対し実際に命の危機を感じた人は果たしてどれくらいいたでしょうか。きっと専門家が何とかしてくれると心のどこかで思っていたのではないでしょうか。この本には、死と隣り合わせの状況で懸命に原発と向き合った人々の姿が記録されています。あたりまえですが、彼らも私たちと同じ普通の肉体を持ち、家族がいる人間です。もっと言えば私たち一般人以上に、原子力や放射能の知識がある分だけ、その状況への恐怖も大きかったでしょう。 11年が経過した今、一時は立ち入り禁止になっていた福島の一部地域も立ち入り可能になりました。福島第一原発も手続きをすれば一般人の見学も可能です。ここまでの10年は短かったでしょうか。それとも長かったでしょうか。ぜひ今の皆さんで考えてみてください。
1投稿日: 2023.10.10
powered by ブクログ3.11に発生した福島第一原子力発電所での大規模な事故。この事故がとんでもなく被害が尋常で、福島が放射性物質で汚染された、ということは(当然ではあるが)知っていた。もはや国民であれば知っている事故だと思う。原子炉建屋が爆発したことも知っていた。 しかし、「事故が起きた」ことは知っていても、「なぜ事故が起きたのか」「どこに異常があったのか」「事故後にどのような対応を行い、事故終息へと向かったのか」はほとんど知らなかったので、本作を読んだ。 とてもわかりやすい内容だったし、チェルノブイリのドキュメンタリードラマを見たり「チェルノブイリの祈り」を読んだりしていたので、「チェルノブイリ×10」という最悪の想定の恐ろしさに震えた。 2011年のあの時、大地震こそ起きたけど自分の家は無事だったし避難も必要ないし、テレビがずっと事故の情報ばかりだなあなんて思いながら、私は呑気に過ごしていた。福島でのこの事故も、事故ってて大変そうだな、としか捉えていなかった。私が住んでいた地域は「チェルノブイリ×10」になってしまったら避難が必要な地域なのに。当事者意識がまるでなかったことで恐怖を感じずにいられたことは逆によかったかもしれない。 本作は福島第一原子力発電所で働いていた優秀な技術者、そして政府(政治家)、東京電力(本店)や、自衛隊など、様々な立場の人がどのように尽力し、この事故を終息させていったのかの記録だ。 あの現場にいた方々が逃げずに戦ったからこそ、最小限の被害に抑えることができ、最悪の事態になるのを防いだのかと思うと、尽力した方々に対してどう敬意を表せばいいのかわからない。極限状態に置かれた人間が、自分の命を厭わず、急性放射線障害になりかねないという状態の中、それでも福島のため、日本のために戦ったというのが本当にすごいなと思った。自分の命よりも見知らぬ他人を思いやれる人々があの現場にいたからこそ、今の日本があるのだと思う。
0投稿日: 2023.09.27
powered by ブクログ3.11直後の凄絶な様子が冷静に綴られた一冊。 現場第一線で決死の覚悟で復旧に携わった人たちの証言は貴重だ。特に、吉田所長の証言はこの時にしか取れなかったものだけに、より貴重で重い。 過剰に科学的、工学的、感情的、政治的にならない絶妙な内容となっていて、また人に焦点を当てて描かれているので、読みやすくて緊張感の絶えない一冊でした。
0投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログドラマを見て、読みました。 門田氏作は、初めてではないが原発を、難しいものだと、無理かな?と、感じて読んでいなかった。 でも、ドラマを見ていなくても分かりやすくて、もっと早く読むべきだったな! で、実際当時此の様な事になっていた事に、驚愕! 津波で流される家々の映像と、地震速報と、揺れ。 自分自身に起きている、わかる事にしか、思いを寄せる事が出来ていなかった。 本当に本当に、原発に携わっていた方々に、頭が下がります。
0投稿日: 2023.09.08
powered by ブクログ「THE Days」を見て、もっと詳しく知りたいと思って読む。福島でこんな状況になっていることを当時はまったく知らず。自分の無知さに愕然とする。
0投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログネトフリでみたドラマから。これが全てではないのは当然であるけれど、それでもあの日何が起きたのかを知っておくきっかけになった。読んでよかった。
0投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログだいぶ前に購入して積読に成っていた。 地震のときは茨城県日立市で仕事をしていた。経験したことのない 大きな揺れに恐怖を感じた。 しばらく電気が来なかったので、原発事故の事は停電が復旧して ニュースで初めて知った。 原子炉建屋が爆発したことをニュースで見て、やばいことに成った と感じてはいたが、事態の深刻さは分かっていなかった。 まさか、この時、福島原発はメルトダウンしていたとは誰も気づいて いなかったと、思う。 本書で吉田昌郎さんが言っている、チェルノブイリ✕10倍の危機が迫って いたとは、一般人は誰も思っていなかっただろう。 今、想えば福島原発の崩壊により、東日本全体の原発が連鎖崩壊する危機 を免れて、本当に良かったと、しみじみ思う。 本書を読んでいて、原発事故に当たった作業員の人達の想い、家族の 想いを読み、胸が熱くなった。 あれから10年ちょっと経ったいま、岸田首相が原発の再稼働・新設など を言い出した。 信じられない……。廃炉の道筋も無いまま、将来の世代へ、負の遺産を 増やし続けて、平気なのか? あるいは、隣国の某国から原発へ、ミサイルを打ち込まれたら……。 自然災害の観点から見ると、東北大地震よりもケタ違いの南海トラフ 巨大地震がいつ起きても、おかしくないと言われる中、原発は本当に 大丈夫なのか? 日本の原発崩壊連鎖で、北半球は壊滅するという話が出ている。 北半球の壊滅。日本民族は諸外国へ散り散りバラバラ。諸外国から日本人は 白い目で見られ、残った日本人は責任の取りようも無く、かつてのユダヤ人 のように、放浪の民族と化す。そんな、日本の未来はどうしても避けなければ ならない。 頼りない2世3世の政治家が多い中で、日本は本当に大丈夫なのか? 政治家のみなさんには、もっとしっかりしてもらいたいものだ。
1投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログこんなに闘ってくれていたなんて… 東日本大震災の時、私は中学2年生だった。 上履きのまま何も持たずに下校したのを覚えてる。テレビに映る津波のニュースもコンビナート火災もどれも現実味が無かった。 正直、原発事故のことは記憶にない。 だがその後の、住民避難や風評被害のことは覚えている。福島で何が起こっているのか全く理解できなかった。 この本を通して、大切なことを知ることができた。この本を知るきっかけになった映画Fukushima50にも感謝したい。 ありがとう闘ってくれて。 ありがとう伝えてくれて。 私たちは第二、第三の復興を託されたのだ。
1投稿日: 2023.03.24
powered by ブクログ物語形式の小説だと思って読み始めたら、事実がひたすらに書き連ねてあって少しばかり読みづらいと感じてしまった。でも、あとがきを読んで記者の方が書いたと知り、この本を書くに至った筆者の想いを想像してこの書き方が最適だったのだと納得した。 あの時起こった事実を、世間の皆が知りえなかった真実を、出来うる限り読みやすい形に整えて世界に提示することが目的だったのだから、こういう作品になったのだな、と思った。 筆者の並々ならぬ使命感が、当時現場にいた方々への丁寧な取材と筆致から伺えた。 吉田所長含め、当時現場で奮闘された方々と、今も現場で作業を進められている方々に、改めて感謝の思いが溢れてきた。 この本を読んだことをきっかけに、あの震災以来初めて津波の映像等をYouTubeで観た。亡くなった方達のことを思うと涙が溢れてきたけど、未来に繋げなければと思い、防災グッズの備えについて家族に共有するに至った。 この本も素晴らしかったが、映画があるらしいのでぜひ観てみたいと思う。映像で原発のスケールや構造についてもう少し知っておきたい気持ちになった。
3投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログすごくリアル…でも話し言葉が主な証言とと状況説明が織り交ぜられていて読みやすい。 p.184 「現場で作業を終えて帰ってきて(検査を受けるべく)待っている作業員の前で、“なんで俺がここに来たと思ってるんだ!“ってどうなったんです。一刻の総理が、作業をやっている人たちにねぎらいの言葉ではなく、そういうことをしたわけでね。これはまずい、と思いました」 p.275 吉田屋現場の人間が戦ったのは、会社のためでも、自分のためでもない。世の中で1番、大切なものを「守るため」ではなかっただろうか。それは「命」である。原子炉が暴走すれば、多くの命が失われる。福島の浜通りに住む人、そこを故郷としている人々の命が失われるだけでなく、日本と言う国家の命さえ失われるのである。それがわかっているからこそ、吉田は海水注入を止めなかった。その本質をわかっていない人たちは、上から命令された通りのことをやるしかなかったが、吉田をトップとする現場の人間は、戦いの奉仕と言う失うことがなかったのである。 p.303 「中操に入っていったら、そいつがもう泣いていました。バツ悪そうに。私は、黙ってマスクの上からゴンって殴りました。なんていうか、やっぱり、交代に来てくれるって嬉しいんですよ。人間ですから」伊沢自身も、地震と津波の後、プラントが最悪の状態に突き進んでいった時、中操に駆けつけてくれた仲間たちの存在がどれだけ嬉しく、心強かったかしれない。俺たちがお前を見捨てるわけないだろ。後輩のマスクの上から黙ってゴンと叩いた伊沢の心境は、きっとそういうものだったに違いない。 p.315 「最期はどういう形で現場の連中と折り合い中か、そういうものをつけるか、と言うことです。それは、プラントとの折り合いをどうつけるかと言う意味でもあります。それから、水を入れ続ける人間は何人ぐらいにするか、誰と誰に頼むかとか、いろいろなことがありました。極論すれば、私自身はもう、どんな状態になっても、ここをはめられないと思っていますからね。その私と一緒に死んでくれる人間の顔を思い浮かべたわけです。これは発電班よりも、特に復旧班なんですよ、水を入れたりする復旧班とか、消化班とかですね。もうここまでくると、そっち側の仕事になるんでしょう。私、福島第一の補修部門では、30代の初めから働いてますからね、一緒に働いた連中、山ほどいますから、次々、顔が浮かんできました」 p.317 「吉田さんは、その後、ゴロンと横になったんです。ハット思いました。ああ、吉田さんもいよいよ、と思いました。吉田さんは、しばらく横になったままでした。私たちには吉田所長だけが頼りでした。吉田さんは来鳥ない人というか、素のままの人なんです。見た目大きいですが、実際に人間として大きい。どんなことがあっても、逃げない人で、みんなが頼りきっていました。その吉田さんが、そういう状況になってしまったんです。私はもうダメなんだと思ってしまいました。うちの千夏工房の人間が机の下で倒れている吉田さんに“しっかりしてください。大丈夫ですか?“と声をかけて起こしたのは、30分ぐらい経ってからだったと思います」 それは、「日本」を守るために、戦う男のギリギリの姿だった。 〈関連書籍リスト〉 ・船橋洋一『カウントダウン・メルトダウン』 ・共同通信社原発事故取材班『全電源喪失の記憶ー証言・福島第一原発ー1000日の真実』 ・NHKスペシャル『メルトダウン』取材班による『福島第一原発7つの謎』
1投稿日: 2023.01.25
powered by ブクログ何度も泣きそうになって最後には涙がでた。 震災について私は何も知らなかった、こんなことが起きてるなんてと思った 命を懸けてたたかう姿を見て、人の命は何よりも大切なものだと思っていたけれど、命をうわまわることがあるのかもしれないと、はじめて感じた。 自分の生き方について考えさせられた
0投稿日: 2022.09.08
powered by ブクログあの当時、自分の事だけで精一杯だった。 何も出来ず、ただ流れる映像を見やる毎日。 建屋が水素爆発した時も、爆発したかくらいで、これからどうやって生活していくかしか考えられなかった。 原発、放射能汚染、言葉しか分からず、どれほど危険なことか想像だにしなかった。 今になり、ある程度の知識と経験が重なるにつれ、恐怖に包まれる。 極限の中に身を置きながら、行動していた方達。 一つ一つの言葉に重みを感じます。 普段読書しながら、うるっとくることはあっても、 水滴が頬を濡らすことはありません。 でも、この本で、頬は濡れました。 胸が、熱くなりました。
0投稿日: 2022.09.07
powered by ブクログ3.11のことを忘れたくないと思い、読んでみることにしました。 原子力発電所で必死に働く人々と政府のすれ違いなど、様々な事情があったことを知りました。 葛藤や国民からの非難がある中、最後まで戦い続けた人がいることを忘れてはいけないと感じました。
0投稿日: 2022.02.25
powered by ブクログ3.11 から10年、福島原発事故は風化され私たちの記憶から忘れ去られようとしています。 東日本大震災は巨大地震と大津波により、世界最悪レベルの原発事故を引き起こしました。 最も震撼した最悪の事態はかろうじて回避されましたが、福島第一原発では命を懸けて必死に戦い、世界からFUKUSHIMA50 (フクシマ·フィフィティ) と呼ばれた原発スタッフの驚愕の真実がありました。 登場人物はすべて実名。吉田所長をはじめ東電や協力企業、自衛隊、政治家、科学者、地元住民など多岐にわたり、多くの関係者の取材をもとに事実に忠実に再現されていると言われています。 現場パニックは凄まじく想像を絶するものでした。原発事故から1年間、この本が世に出るまで、殆んどの国民はこの真実を知りませんでした。 原発事故の報道に一石を投じる一冊です。 原発の是非を問う前に一度手にされることをお薦めします。
1投稿日: 2021.10.30
powered by ブクログ3.11であった原発事故のこと、この本を読む前は恥ずかしながらテレビで見る情報くらいしか知りませんでした。本を読みあの日何があったか、どれだけたくさんの人が尽力したかを知ることができた。吉田さんを始めたくさんの人にインタビューをしたからここまでリアルになったのだと思う。しかし、今もまだ事故は収束していない。未だ尽力している方がいる事を忘れずにいたい。
0投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログ3.11の震災と大津波において、福島第一原発で何があったのか、丹念な取材に基づいたノンフィクション。 数年ぶりにブクログに感想を書くくらい衝撃を受けた。 はじめに、にもあったが、事故調査報告書などは流し読みしたけれども、可読性を備えたうえで、原発推進・規制の政治的視点によらず真実を書きとどめようとしたこの本は非常に貴重であり、必読の書となるだろう。この本に出合えるきっかけには感謝。
0投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログ二号機のサブチャン圧力がゼロになったこと、何が起こって何故鎮静化できたのか?自衛隊ヘリによる水投下の話がやや唐突な気がする。これらを除いて非常にわかりやすく、そして読みやすい。感動できます。
2投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログ福島第一原発事故の現場では何が起こっていたのか、関係者の証言をもとに書かれたノンフィクション。 線量が徐々に上がっていくギリギリの状況の中、死ぬ覚悟で事態収束にあたった人々には頭が下がる。 この有事に対し、冷静に現場を動かした今は亡き吉田所長と、冷静さを失い現場に恫喝する首相の姿は、対照的に描かれており、どちらがリーダーとして相応しいのかということがよく分かる。
0投稿日: 2021.07.08
powered by ブクログあの震災を知っている人は読むべき本。 知らない人にも勧めていきたい本。 日本を救った英雄たちのあの日の記録。
0投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログ私自身も近隣県で被災し、長年関連のメディアや書籍は意識的に触れる事を避けていました。大変な記憶しかなくて、一部記憶も曖昧で、思い出すということ自体をしてこなかった、というのが正しいかもしれません。 先日ニュースで地震から10年と聞いて、そんなに時間が経ったんだと、やっと当時何が起こっていたのか振り返る気持ちになり、この本を手に取りました。 私が被災して日々を過ごしていた中で、壮絶な事態が繰り広げられていたことに大変驚き、また、本書を手に取り本当に良かったと思います。原発の是非に関わらず、福島第一原発で何が起こっていたのか。日本人として知っておくべきとことと思いました。吉田所長と現場で従事した多くの方達に敬意の念しかありません。 私自身も原発について知らないことが多すぎるので、学びが必要と感じました。
1投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログ多くの国民、身近な部下の命がかかる非常事態で命がけで責任を全うした吉田氏の苦闘と決断。 エピソードが具体的で、吉田氏の立場になったと想像するだけで苦しい。 官邸からの命令に表向き従うふりをしながら、自らひとりの責任で自分の信念を貫くエピソードに痺れました。
0投稿日: 2021.04.13
powered by ブクログ門田隆将「死の淵を見た男」ー吉田昌郎と福島第一原発ー、2012.11刊行、2016.10文庫化。現場で最後まで命を賭けて奮闘した人たち、福島第一原発所長・吉田昌郎氏はじめ東電の社員、協力企業の人々、自衛隊員・・・。放射能汚染の真っ只中で踏ん張った彼らの行動を描いたノンフィクション作品です。
0投稿日: 2021.04.05
powered by ブクログ所長が吉田氏でなかったらどうなっていたかと思うとゾッとする。あの過酷な現場で闘った全ての作業員に拍手、そして感謝。大雑把な映画よりこちらの方がおすすめ。
1投稿日: 2021.03.14
powered by ブクログ東日本大震災、福島第一原発事故から10年になります。さまざまな情報が飛び交う中、命をかけて立ち向かった方々を忘れてはいけないと改めて感じます。
5投稿日: 2021.03.09
powered by ブクログ【ご注意】本レビューは、PHP研究所版単行本の読後(2013年10月)のものです 映画公開により、絶賛レビューが再び散見されております。 このような否定派、懐疑派の視点も合わせてご覧いただくのは意味があろうかと思われ再アップいたしました。 (以下レビュー再録) 本書を手に取る前から、かなり東電寄りの内容であると聞いていた。 (amazonのレビューは、一見しただけでかなりキモい) 世論の趨勢を見れば、それはそれで意義のあること思っていた。 しかし、著者はかなり過剰にそのスタンスを表明し過ぎている。 死を賭した名もなき英雄たち、ハリウッド映画化すれば嵌りそうなプロットだ。 だが、ストーリーテラーは、手を緩めない。 ・「想定外」で済ませる加害者意識のなさ ・こっちこそ犠牲者視点 ・ついには宗教者的な人物にまで持ち上げられる吉田所長 ・そして、チェルノブイリ10倍規模に拡大して日本が3分割になるところをこの程度に留めてやったんだという恩着せがましさ…。 ・被災した地元住民に拍手で慰労され贖罪を終える伊沢宿直長 (福島の方は、こんなに度量があるだろうか) どうなのだろうか? 「マッチポンプ」が、そこまで言うのか!と結局反発してしまう一冊だった。 原発推進、津波対策放置、その果てに、事故後の有効策って、ひたすら水をかけただけ?(1号機のベント(?)は、その後に水素爆発) そして、現在の汚染水漏れとさらに問題は続いている。
1投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログ何も知らない事は罪だと思った。同時に何も知らずに批判するのは愚かだと思った。 一昔の福島のお話は貴重でした。原発でその地域が救われると信じていたのに、やるせない。
0投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログ本書の著者である門田隆将の『記者たちは海に向かった』や佐々涼子の『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている』などは読んでいたが、あの時に原発の現場では何が起こっていたのか、東日本大震災から10年経つ今だからこそ知っておこうと思い本書を読むことにした。原発そのものには色々な思いもあるが、未曽有の災害の中で命を賭して被害を止めようした人たちがいた。被害に遭われた方も多くいらっしゃると思うが、それでも彼らのおかげで最悪の事態が避けられたことに感謝しかない。
0投稿日: 2021.02.21
powered by ブクログ福島からだいぶ離れた地に住んでいる私には、あまり当事者意識というものがなかった。 その時知っていることといえば大地震、津波、原発、ダメダメな東電くらい。 日本が三分割されそうな危機に陥っているなどとは夢にも思わなかった。 あの地震の直後、事故を最小限に防ごうと決死の覚悟で闘ってくれていた人がこんなにもいたなんて全く知らなかった。 放射線量の高い現場へ行き、どうにか事故を防ごうと真っ暗な中作業をする職員、そんな現場へ部下を送り出さないといけない責任者、国や上層部と闘い、最後までこの地に残ろうと決めた責任者、専門知識はないだろうが、一緒に日本を守ってくれた自衛隊。 私達はこんなにも多くの方に守られていた。 後に朝日より心ない記事が掲載されるが、現場の人達は決して逃げたりはしていなかった。 あの時期、原発反対という声が大きくなるのはわかるし、仕方のないことだと思う。 だからといって現場で闘ってくれていた職員に、一切話を聞くことなく軽々しく「逃げた」などという言葉を使うべきではないし、それは新聞社が一番やってはいけないことだと思う。 菅総理は、納得できる説明を誰もできなかったから被災地へ行ったと言っていた。 その気持ちもわからなくはないが、一国のトップが行くべきタイミングではなかったし、現地の方達への声のかけ方も完全に間違っていた。
0投稿日: 2021.02.15
powered by ブクログ映画『Fukushima50』が公開されたときにtwitterで「これを観に行く金をスターチャンネルに充てて『チェルノブイリ』観るべき」みたいなツイートを見てバチクソにムカついて絶対自分の目で観て判断したるからなと思ってるうちに映画館自体が休館になってしまって買った原案本(映画ノベライズではないです)。 まず驚いたのが全て実名証言であること。吉田昌郎所長だけじゃなく他の東電社員の方々、班目原子力安全委員長や菅元首相の証言まで出てきたのにはびっくりした。裏を返せばここに証言してくれている人たちは少なくともあの事故を生き延びた人たちであるというわけで、安心もする。 ノンフィクション本だけど、小説を読む感覚に近かった。膨大な取材量と鍛え上げられた構成力の賜物。 長く手元に置いておいても良いと思える本だった。これは1F事故の資料として貴重なものだと思う。 現代日本人の食わず嫌いそして拒絶反応トピックス堂々の第一位(だと思ってる)福島第一原子力発電事故ですが、後に残しておくべき本は残しそして読まれるべきである。
0投稿日: 2021.01.19
powered by ブクログ物語としてみれば面白かったけども、著者の日常的な発言を見ていると、かなり偏った内容である可能性は極めて高い。書かれている内容が全て事実と思わない方が良いと思う。
0投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ原発に賛成か反対といったイデオロギー論ではなく、事実(ファクト)に基づいた人間ドラマが描かれているノンフィクション。福島第一原発の最前線のいた東電社員が描かれている箇所は秀逸である。21章 七千羽の折鶴の寺島祥喜、22章の吉田昌郎。エピローグの伊沢郁夫。この3人の人間ドラマは感動的。
0投稿日: 2020.11.22
powered by ブクログ資源小国の日本は、現実的に考えて、原発と共存していく他はない。 どうして死の淵とわかっていても退却せずに留まれたのか。 これからもそのような人材を育てることが出来るのか。 逆に、どうすれば災害時に一人も死なせない原発稼働が出来るのか。 電気は最重要インフラ。電気と、電気に関わる人を大切に。
0投稿日: 2020.11.21
powered by ブクログ普段、ノンフィクションの本を読むことはあまりありません。今回、この本を読むことができ、本当に良かったと思いました。 その頃、関西に住んでいた私にとっては、その日地震を感じ、ニュースで映像を目の当たりにしても、現実味からは少し遠い出来事だったように思うます。 しかしながら、この本を手に取り、原発の事故が非常に大変なものであったこと、その対応に命がけで対応する人が多くいたということに、常に涙涙でした。 この本はぜひもっと多くの人に読んでもらいたいと思います。
0投稿日: 2020.11.03
powered by ブクログ取材した内容は凄いと思うけど、読み物として読んだ時の文才がもう一つな感じ。 映画の方が感動出来るかな?
0投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログ災害復旧現場の緊迫感・臨場感を見事に描いた名作です。 現場仕事をしたことがある人であれば、本社とのやり取りが実際のとおり腹立たしくリアルすぎて笑えます。 また、世間で報道されているような官邸の対応とは別の側面を見ることが出来て良かったです。決して政権を貶めるように嘘を書いているわけでなく、ただ事実を書いているだけなのが伝わります。 お時間に空きが有れば一読してみる価値はあります。
0投稿日: 2020.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3.11のころ、何かで話題にされていて、半年経ってやっと読めた。まだ東日本大震災から10年もたっていないのに、その話題はほとんどない。コロナ禍もあり、忘れ去られている気がする。私も、3.11が近づくと少し出てくる東日本大震災の話題に食いついただけで、東北とは離れたところにいてもあの地震で少しは大変な思いをしたのに忘れてしまっている。ああいう災害がいつ起きても不思議ではないのに。 解説まで読んだら、解説を書いていらっしゃる専門家にお墨付きをもらった気持ちになり、自信を持っているのは、この本は、読むべき本ということです。やはり、知らないことが多すぎたと思いました。また、全く当事者意識がなかったのですが、日本全体が死の淵にあったということに驚きました。政治のこと、東電のこと、正直よくわかりません。でも、現場で戦ってくださった人にまず感謝したいです。様々な事情で戦いたいのに戦えず悔しい思いをした人がたくさんいたことも想像できます。 こんな人におすすめ 東日本大震災を経験している(大きな被害でなくとも) 経験しなかったが、どんなことが起こっていたか知りたい 仕事に熱い人の物語が好き 高校生以上のノンフィクション初心者
0投稿日: 2020.09.29
powered by ブクログあの事故から9年半、たしかに年月は積み重なり、当時の緊迫感、絶望感、焦燥感、不安感などは随分緩和された気はするけれど、未だに記憶の中には生々しい。 福島第1原発の事故もリアルタイムで体現してきただけに、その実情を生々しく再現した本文も、圧倒的な迫力で我が身に迫ってくる。 しかし、なぜだろう、どうしても冷めた自分がそこにいるのである。
1投稿日: 2020.09.15
powered by ブクログ映画が良かったので、原作も手にとってみた。 正直、私は自分が原発推進派なのか反対派なのかは分からない。 ただ、津波後に原発から命がけで日本を守ってくれた方々がいたという事実を知るべきと思う。 もし自分がその場にいたとしたら、あそこで働いてたとしたら、彼らと同じように覚悟を決めて日本を守ることができただろうか。
1投稿日: 2020.07.30
powered by ブクログ映画Fukushima 50の原作なので、映画を観て感動してからすぐ買って読んだ。 丁寧な取材が素晴らしいと思う。そして菅直人だったりと描かれ方に不都合があるような人たちにもちゃんとその時の想いなんかを聞いていて、客観的で公平。その上でぐいぐい読ませる文章力と構成。福島第一原発事故のことを詳しく知らなかったけど、映画とこの本を通していろんなことが分かったし、自分にも直結する教訓を学んだ。
1投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログこれは皆さんに読んでもらいたいと強く思った。ニュースでしか知りえないことしか知らなかったけど、この本を読んで、凄く知ろうと努力しなかったことを悔やんだ。所長の吉田さんや現場の方々、自衛隊の方々、協力企業の方々、さまざまな人達の信念に感服する思いです。あとがきにある「部下たちがすごかった。俺はなんにもしちゃいない。俺はただのオッサンだよ。」この言葉に凄く心にきた。こんなことをサラリと言える吉田さんは、とても素敵な人だと思う。1番辛い立場だったのに、周りを気遣える。本当に素晴らしい。ずっと手元に置いておきたい本となりました。3月11日は、ずっと忘れたことなかったけど、これから毎年3月11日には、これを読み返したいと思う。忘れてはいけない事だから
3投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログ映画が素晴らしかったので原作も購入。 メディアでは報道されなかった真実を目の当たりにした。あの未曾有の危機の中で職員たちが何を思い、どう行動したか。吉田所長、伊沢当直長はじめ現場で作業に従事した方々に心から感謝と敬意を表したい。 原発問題に関しては様々な意見があるだろうし、今後も日本の課題として向き合わなければいけないだろうが、命懸けで闘った彼らの存在をしっかり胸に刻みたい。
3投稿日: 2020.07.09
powered by ブクログここまで過酷だったとは 原発事故の処理に当たった現場の状況がリアルに語られています 死を覚悟して、処理に当たっていたとは全く思ってませんでした 状況もギリギリで、格納容器爆発寸前だったこと、その恐怖と向かい合いながら、正に死を覚悟しながら、首相や本店からの横槍もかわしながら、何とか食い止めた吉田所長はじめ現場の皆さんには頭が下がります 必読です
0投稿日: 2020.06.25
powered by ブクログ真山仁のシンドロームから、本書にたどりたいた。 ただただ真実を知りたかった。 当時、中の人は死ぬ覚悟で原発の暴走を止めていた。 圧倒的な取材力と取材量から東電職員とその家族、官邸、自衛隊、協力会社ら、様々な人達が何を思い、何をしていたのか記録として綴られている。 当時のテレビや新聞なんかでは伝えていなかったことがここには記されている。 311を経験した人は是非読んでほしい。 映画は家族をつれて見に行こうと思う。
0投稿日: 2020.06.24
powered by ブクログ東日本大震災直後の福島第一原発で起きたこと、事故対応に当たった人たちの奮闘の様子が実名入りで、ご本人たちのインタビュー発言で再現された克明な記録。 本書には著者の使命感、インタビューに答えてくれた吉田所長、当直長の伊沢さんを始め現場で闘った人たちの魂が込められている。 政府や東電の検証記録は読んでいないけれども、震災当時から復旧・復興に向けて、原発の状況を意識して日々のニュースや新聞を見てきたのに初めて知ることばかりだった。 東電職員・消防士・自衛隊員の闘いぶりが、名前や立場、家族の話、当時のエピソードや想いが伴ってより鮮明になり、命を賭けた勇気と使命感に感銘を受けた。各々の立場の責任感を捨てず、福島と日本を守るために命をかけて闘ってくれた皆さんに改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。 もちろん、今だって十分大変なことになっていて、震災から9年過ぎても自宅に戻れない地域があるけれど、もしあの日、皆さんの闘いが無かったら今の日本はもっと違う姿になっていた。 そして、当時の菅首相の冷静さと周囲への信頼を欠く言動、東電本店の無責任な指示・対応は死を覚悟しながら闘っていた職員への敬意も自身たちの覚悟も感じられなかった。吉田所長が官邸も本店も無視して目の前の現実と闘う部下たちを守るために冷静な対応・決断ができる人だったおかげで今の日本があると言ってもいい。 原発という題材上、設備や作業内容に難しい用語が出てくるが、現場がどういう状況だったのか、人々がどう闘ったのか、それを理解するのに支障になるほどではない。原発の今後について議論する前にまず、多くの人が読むべき作品だと強く感じた。 これを読んでいた2020年5月は新型コロナウイルスの拡大で世界中が混乱に陥り、各国・各自治体トップのリーダーシップが問われ、その真価が試されていた。緊急時にはトップの采配で被害の程度、その後の復興が大きく変わるが、震災当時もこのコロナ禍においても、日本のリーダーは頼りなく、誠実さにかけ、国民を不幸にしているだけだと再認識した。
0投稿日: 2020.06.24
powered by ブクログ2011年3月、日本は死の淵に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。全電源喪失、注水不能、放射線量増加、、このままでは故郷福島が壊滅し、日本が三分割されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。あの時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。ヴェールに包まれた未曾有の大事故を当事者たちの実名で綴る。
3投稿日: 2020.06.15
powered by ブクログ東日本大震災当時、福島第一原発に関わった、 多くの方々への取材に裏付けられたノンフィクション作品です。 筆者が言うように、この作品を通じて、『原発事故の「悲劇の実態」と共に、最悪の事態に放り込まれたときに日本人が発揮する土壇場の「底力と信念」』をひしひしと感じます。 今年で東日本大震災から9年がたちます。当時の福島第一原発でどれだけの人がどんな思いで闘っていたのか、この作品を通じて広く知れ渡ってほしいと感じました。
4投稿日: 2020.06.09
powered by ブクログ東日本大震災の際の福島原発の事故の時のスタッフの対応の様子を、丁寧で膨大なインタビューや聞き取り調査から再現している。西日本に在住していた身には、当時のことはやや他人事だったが、実はこんな大きな事件があったのだということを知らされた。みんなが知っておくべき大切なことだとは思う。ただ、この本が読みやすいかというと、丁寧に書いてはあるのだが、物語として面白く読みやすいこととは別だと思った。
0投稿日: 2020.05.27
powered by ブクログ震災時、仙台在住だったが恥ずかしながら本書に書かれた内容は知らなかった。原発賛否の意見はあるとは思うが、命がけで行った原発との闘いは日本人なら知っておくべき内容であると思う。
3投稿日: 2020.05.26
powered by ブクログ福島第一原発の事故の今年は当時のマスコミ報道でしか知らなかった。命をかけて何かを守ろうとする人たちの使命感に心打たれた。 菅直人の言動が 笑えた。とんでもないヤカラだ。ただ彼の言い分も確認すべく「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと 幻冬舎新書」も読んでみよう。 いずれにせよ、本書は丹念になされたことがよく分かる良書と言える。
6投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログ3.11と大津波によって起きた福島第一原発事故のノンフィクション。『Fukushima50』という映画がコロナ禍で観に行けなくなり読み始めた。まったく前知識がなかったため、半分くらいまで読むのに1ヶ月かかった。しかし読み切れて本当に良かった。この本は原発の是非は問わず、ただ、人々が何を考えてこの事故に立ち向かったのか、その事実を伝えたいという思いで書かれている。東電の所員だけでなく、消防隊、自衛隊、遺族の方からの証言も折り込まれている。 東電所員が命をかけたのは当然なのか?いや、そうではないだろう。どんな仕事でも命をかけられる人はほとんどいないはずだ。最前線を指揮した吉田所長と当直長だった伊沢さんのリーダーシップに敬服した。東電本店と政府、現場との板挟みの中で、次はどういうことが起こり得るか、いま一番に何をすべきかどうかを見極めて、部下の安全を考慮しながらどんどん実行していった。この2人が指揮官だったからこそ、他の所員たちが付いてきたのだと思えてならない。実際に「決死隊」という言葉を使ったそうだが、まさに戦地に赴く兵士さながら、現場は戦場だったのだと思う。部下を危険な現場に送り出しながら、自分が生きて帰るわけにはいかないーー自分は最後の1人になっても残るーーという責任感の強さに泣けてしまった。 上昇し続ける放射線量に対する恐怖は、その知識のある人たちにとって非常に強いものだったと思う。自らが被災者であるのに加えて、福島、日本が直面した危機に対して、責任感と大切な人たちを守りたい思いで、一生懸命闘った人たちを尊敬する。 また、どうしてもいまのコロナ禍の、医療従事者の闘いと重ねてしまう。命をかけてまで従事する仕事なんてない。しかし、実際に命をかけている人がいる。その人たちのおかげでわたしたちはいま生きていることを忘れない。そして改めて感謝したい。 Kindle Unlimitedにて200515読了
4投稿日: 2020.05.15
powered by ブクログニュースなどのメディアでは決して知ることができない被災現場のリアルを、当時福島第一原発の所長を務めていた吉田昌郎の実体験をもとに忠実に描かれている。世間体を気にした政府の行動が災害の対処を遅らせてしまったという事実を知り、政治、国の在り方に疑問を持った。
1投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログ久々に心の底から買って良かったと思える一冊に出会えた。あの時、テレビや新聞等から流れてくる映像や情報しかわからなかったが、まさか現場がこれほどの状況だったとは全く知らなかった。読めば読むほど涙が止まらない。この未曾有の事態を風化させないこと、また、あの時現場で何が起きていたのか1人でも多くの方に知っていただくためにも、ぜひ読んでいただきたい。
0投稿日: 2020.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
福島出身だから他人事ではない、と思い購入。 正直、東電には良いイメージはなかったけど、それは経営層や体質への不信感だったのかな、と。 当時は理解できていなかったけど、想像以上に原発は危険な状態で、命懸けで対応した吉田所長はじめとする運転員のおかけで、日本が救われたという事実を知れて良かった。 あと、現場担当者、吉田所長、当時の菅総理のやりとり等の細かい描写もあり取材力に驚き。 映画も観ます。
3投稿日: 2020.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本人として、忘れてはならないあの事件において現場ではどういうことが起きていて昨今映画化されて必ず見に行きたいと思っていた時にコロナ対応となってまず書籍(文庫本)を手に取った。 事実をひたすら集めてインタビューを重ね2012年に書籍化されたものの文庫本。 残念ながら起きてしまった事実に対して時間軸で話は進んでいき本を読みながら泣いてしまうことも多数。 いいとか悪いとかそういうことではなくてただただ感動しました。 さらに本を読み終わったのち、この事実を映画化でどう表現するのか?といてもたってもいられなくなり、ビデオオンデマンドを契約してStayhomeで配信閲覧し、大泣きしてしまいました。 さて、書籍レビューなので、「おわりに」からいつもの抜粋を(いくつか抜粋でつなげるのでご容赦ください) ======== P468 本書は実に多くの協力者によって成り立っている。(中略) 「この未曽有の事故の事実をきちんと後世に伝えなければならない」(中略) 私は、このノンフィクションを執筆しながら、「人間には、命を賭けなければならない時がある」ということを痛切に感じた。 暗闇の中で原子炉建屋に突入していった男たちには、家族がいる。自分が死ねば、家族が路頭に迷い将来がどうなるかもわからない。 しかし、彼らは意を決して突入していった。 自衛隊の隊員たちも、自分たちが引き起こした事故でもないのに、やはり命の危険をかえりみず、放射能に汚染された真っ只中に突っ込んでいった。 その時のことを聞こうと取材で彼らに接触した時、私が最も驚いたのは、彼らがその行為を「当然のこと」と捉え、今もって敢えて話すほどでもないことだと思っていたことだ。(中略) 今回の不幸な原発事故は、はからずも現代の日本人も、かつての日本人と同様の使命感と責任感を持ち、命を賭けてでも、毅然と物事に対処していくことを教えてくれた。 その意味では、この作品で描かせてもらったのは、原発事故の「悲劇の実態」と共に、最悪の事態に放り込まれたときに日本人が発揮する土壇場の「底力と信念」だったかもしれない。 ======== 余談ですが一番泣けたのは1号機のベントへのチャレンジで第2班が線量が高すぎて戻ってきた瞬間に「申し訳ありませんでした」「もう一度行かせてください」と泣き崩れるシーン。
0投稿日: 2020.05.04
powered by ブクログ映画を先に観たのですが、先に本を読むべきでした。 感動シーン満載。 色々と考えさせられます。 もう一度、映画を観たいと思いました。
0投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログ原発のことを多角的、多面的に書いてあり、実情がとてもよく分かりました。原発によって繁栄し、原発によって住めなくなった町。諸刃の剣とはこのことだと感じましたが、そんな強大なものに文字通り命をかけて戦った人たちに敬意を表します。
0投稿日: 2020.04.30とても重要な一冊
映画フクシマ50が公開されるのに合わせて購入しました。 著者も書いている通り、圧倒的な人数へのインタビューと事故調査書などの信用のおける資料に基づいて成り立っている本です。 311の福島第一原発で何が起こっていたのか、現場の人々がどう戦っていたのか、詳細に書かれています。 あなたにとって読むべき重要な本は何か?と聞かれたら、迷わず挙げる一冊です。
0投稿日: 2020.04.25
powered by ブクログ福島出身の私は当時小学生で、放射線のため楽しみにしていた様々な行事を犠牲にしました 東電を悪者だと思いました しかしそこではこんなにも命懸けで闘った人がいたんですね 読んで良かったです 東電を叩いた福島県民に読んで欲しい、知って欲しい、感謝したいと思いました
6投稿日: 2020.04.23
powered by ブクログ東日本大震災の直後は、津波の映像に衝撃を受け、福島原発の放水などに関しては、あんなの意味があるのかなと呑気に見ていました。 しかし、現実は「チェルノブイリ×10」以上の被害が出て、東日本が壊滅してしまう可能性がある事態に直面していました。 そして、それを救うために命懸けで日本を守ってくれた人たちのことが書かれています。 彼らの働きのおかげで、今暮らしていけています。 感謝です。
1投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ著者は何度も繰り返し丹念に取材を重ねたのだろう。 生々しい描写が伝わってくる。 一歩間違えれば我々の住む世界は変わっていたかも。吉田所長を始めとする現場の職員達の奮闘に拍手を送りたい。 それにしても、悪戦苦闘する現場と頓珍漢な政治家・本社との乖離はいつの時代でも変わらないのだろうか。 今回のコロナ対策でも同様の事が言えると思う。
3投稿日: 2020.04.02
powered by ブクログフクシマ50の映画が話題になり読んでみた。 私は福島で育っており、大学では原子力の勉強をしていたので、他人事ではないと思っていたが、実は何も知らなかったのが自分に対しての感想だ。 大学の時はチェルノブイリ原発事故やスリーマイル島の事故などの原因など安全面の講義もあったときには、日本の安全神話のような高を括っていた感じもあった。 しかしながら現実に起きた。ニュースでは想定外の津波のためにバックアップ電源が損失してとこが原因とただその事実だけを聞くと、何をやってるのだとも思った。 しかしながら、想定外は想定外として、現場の方々が被害を拡大させないためにまさに命がけで戦った姿に感動をした。登場するすべての人がどうにかしたいという気持ちはよく伝わってくる。それぞれの発言をそのまま記載されているので、変な主観がなく、それぞれの立場で見ることができる本です。 絶体絶命の状態で、最善を尽くすことがどんなに壮絶なことか、心に伝わってくる本である。
1投稿日: 2020.03.28
powered by ブクログ3.11 原発事故の現場で起きていた、事実。 その中で何が起こり、誰が何をしていたのか。 事実に迫るまさにノンフィクション。 とにかく読む手、目が止まらない。 あとがきに書く、 「結局、日本では、行政も事業者も「安全」よりも「採算」を優先する道を選んだのである。それは、人間が生み出した「原子力」というとてつもないパワーに対する「畏れのなさ」をあらわすものだった。」 そして今まさに迫っている感染リスクに対しても、 同じ道を歩んでいる気がしてならない。。
1投稿日: 2020.03.23
powered by ブクログあとできちんと感想を書きたいけど、文庫化に際して加えられた開沼博先生の解説が、長年私の心の片隅にあった福島第一絡みの「書き物」(記事とかルポとかドキュメンタリーではなく敢えてこう書く)に対する鬱屈とした迷いをある意味明文化してくれていたので、ものすごく気分がすっきりした。文庫版を読んでよかった!
0投稿日: 2020.03.22
powered by ブクログアメリカのドラマの「24」だったけ?と錯覚を起こすぐらい、テンポの良い悪夢のノンフィクション。 有名となった東電福島原発所長 吉田昌郎だけでなく、大切な故郷を守ろうとした人達の目線が、より臨場感溢れる。命を懸けた人達に対して、敬意を払わざるを得ない感動モノ。 本当に守ろうとした事故前の福島の風景が思い浮かぶ。 バカな組織・本店、バカな政治家、そしてバカなマスコミ。 本作の感動的な人達と、バカ達との対比もシュールである。 何にしても学ぶべき事が多いにある作品。
1投稿日: 2020.03.20
powered by ブクログ「東日本大震災」未曾有の大事故の現場で戦った人の命懸けの実録ドキュメント。読むのが遅くなって申し訳ありませんでした
0投稿日: 2020.03.14
powered by ブクログインフラに携わっている技術者なら読んで感動すること間違いなし。同じ立場に立ったら、自分なら?と何度も考えた。巻末に朝日新聞の粗末な批判についての記事があった。新聞だからといって、無条件に信頼することの怖さを知った。
3投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログ日本を襲った未曽有の大災害・それにより引き起こされた最大級の原発事故。 その最中で被害を食い止めるべく懸命に闘った現場の方々のノンフィクションです。 文章や展開にすごく臨場感があり(映像が浮かぶようです)、刻一刻と状況が悪くなっていく時ははらはらしますし、とても興味深く読めました。 当時の政権の対応はどう考えても最善とは思いませんが、何かを決めるときには様々な角度からの意見なり情報なりが必要になるんだなあとは思いました。 とにもかくにも、文字通り命を懸けて立ち向かった現場の方たちには感謝しかありません。 そして当時沸き起こっていた東電バッシングにより、行方不明になっていた方(実際にはご自身の仕事を全うされた末に亡くなったのですが…)が逃げたといわれていたのは胸が痛みます。 しかし、声を大にして言わないまでも、あの当時多少なりとも東電に悪感情を抱いていたのは私も同じだったことを思い出しました。木を見て森を見ずならぬ森を見て木を見ずにならないようにしなければと思いました。
1投稿日: 2020.03.02
powered by ブクログ映画「Fukushima50」の原作にもなった。原発賛成か反対かを問わず全ての日本人に読んでもらいたい、感動の事実。ノンフィクションの傑作。 東日本大震災による福島第一原発の全電源喪失という想定外の事態。原子炉の暴走、放射線量が増加すれば東日本には人が住むことが出来なくなるような危険な状態。 被害を食い止めるために現場で戦った東京電力の職員たちの実話。本店であったり原子力安全委員、時の民主党政権など、そちらの行動とは関係なく使命感から現場に残り活動を続けた職員たち。 本書の中心は所長の吉田昌郎。彼は2013年7月9日58歳にして食道癌、脳出血による闘病の末亡くなっている。 夫人の言葉「あの時に福島にいたっていうのは、なぜ1億3千万人の中からパパが選ばれたのか。若い頃から運命を受け入れることをずっと言い続けた人だったので、こういことがやっぱり決められていたんじゃないかと思うんです。」 吉田が所長であったから日本は救われたと言っても過言ではないように思う。 吉田ほか死の恐怖より使命感が打ち克った人たち。本書は貴重な記録だと思う。 それにしても時の総理大臣はイラ〇の愛称の通り現地に急に来て怒鳴り散らして掻き回すばかり、その後の心ない発言も含め、映画ではきっと悪役になるだろう。
2投稿日: 2020.02.25
powered by ブクログ⑮よく戦時中ものを読みますが、実際の体験がないので今ひとつ。それに対して東日本大震災は自身でも体験しました。 その最中に福島原発では、このようなドラマが起こっていたのかと感動しました。死の危険を伴う作業に自ら志願する若者。あれから9年経過し内閣も自民党に代わり震災体験が薄れているとしたら怖い。来週は「Fukushima50」の試写会にも行きます。
1投稿日: 2020.02.20
powered by ブクログ2020年39冊目。福島第一原発事故で、現場にいた作業員がどのように危機に立ち向かったかというドキュメンタリー。当時は、ニュースを見るたびに、日本はどうなってしまうのだろうかという懸念で一杯だった。どうにかして原子炉の爆発を防ごうとした現場の人達の苦労が垣間見えてくる。文章を読んでいて胸が一杯になった。感想はただそれだけです。
0投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログ最初の写真のページから涙が出そうになり、はたして最後まで読み切れるだろうか?と思った。ノンフィクションを殆ど読まない、原発の事もわからない私でもすんなり文章にのめり込んで一気に読めました。 震災からもうすぐ9年になろうとしています。今、東北のこの地で普通の生活が出来るのも、吉田所長をはじめとする現場の人達のお陰だという事が良く分かりました。
6投稿日: 2020.02.13
powered by ブクログ重い。 とっても、重かった。 これがノンフィクションの魔力だと言えよう。 この本を手に取って以来、わたしの心に張り付いて離れない 感動と恐怖の入り混じった感情。 人々はただ豊かになりたくて、ただ日本を豊かにしたくて。 「自然災害だから仕方ない。」 「社会問題レベルの事柄だから仕方ない。」 新型コロナウイルスの流行で最近よく聞き、わたし自身も使うフレーズ。 「だって、どうしようもないもんね。」 それで納得できる・納得してもらえる仕事と、そうではない仕事の線引きはどこにあるのだろうか。 「福島への責任」 東電のHPにはこんなタブタイトルのついたページがあった。 ドキリとした。 そもそも原子力発電を建設・運営した東電が初めから間違っていたのだろうか。 今回の原発事故を防ぎきれなかった東電は果たして悪者なのだろうか。 筆者のおわりににあった(このくらいしておけば大丈夫だろうという)「甘え」。 たしかに、海面から10メートルのところにあるという過信や、自然災害が過去の災害の「範囲内」に終わると都合のいい解釈をしてしまう人間の弱さ。 そして、9・11テロのあとのアメリカの原子力安全委員会のとった行動を知った今となっては、 東電にも問いだたされずにはすまにない責任があったことを理解できる。 それでも、どうだろうか。 一企業としての「東京電力」のみに責任が所在するとは正直言えないと思う。 彼らは、なぜあそこまで頑張れたのか。 彼らは、何のために頑張ったのか。 あきらめない気持ち。 たとえ物事が失敗に終わろうとも、0か100じゃない。 いかにその影響を最小限にとどめることができるか。 いろいろと考えるとこがあった。 本当に「立派」なひととは。 本当に「尊敬」に値するひととは。 そして私自身も社会に生きる人間として真実を知ること。知る努力をすることは絶えず続けていきたいと思った。
1投稿日: 2020.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書を、元・民主党内閣の面々に読ませたい。 特に!! 「第9章:われを忘れた官邸」を。 本書を元に製作されたという、映画も、観せてやりたい。 特に! 「第9章:われを忘れた官邸」に基づく部分を。 その他、一冊通して多くの日本国民に読んで(観て)もらいたい。(なぜ、自分は今までこれを読まなかったのか?と自分で自分に憤る 、) 「Fukushima50」 まさに"あの時"…おそらく3月16日とか17日とかの頃かしら。2度の爆発に見舞われた第一原発に残って闘う男たちを海外メディアがそう呼んで称えている…という話を見聞きしたのは。 あれから9年。 あの未曾有の大災害・大事故、はあまりにも風化してしまった。世間一般での扱いはもとより、自分自身にとってさえも。自身が福島県出身で、毎年3~4回ずつは帰省する程に故郷を愛していてさえも。 時の流れの無情さを感じていたところで 映画「フクシマ・フィフティ」の宣伝を何かで目にし、これは観ねば❗️と思っていた矢先に見つけたのが、本書だった。当然、即レジへと持っていった。 男達の壮絶な闘いの軌跡をこうして本という形に残してくれた筆者に感謝。 ★5つ、10ポイント。 2020.01.14.新。
2投稿日: 2020.01.14
powered by ブクログ読んでいて、ただただ胸が熱くなった。 あの日、あの地震の日。 まだ、いまひとつ何が起こったのか日本中の人が把握しきれず、茫然としていた時。 まさかこんなことが起こっていたなんて。 全電源喪失の可能性、、、というニュース速報が出た時。 ん?これってやばい?なんかやばそうだけど、まさかね? と、思った。 自衛隊がヘリで水をかけようとしたとき、 え?まじでこんなことしかできないの??? これって本当にやばいんでは? と思った気持ちがよみがえってきた。 とにかく、イデオロギー、原発の是非などとは一線を画す、 あの時、あの現場で何が起こっていたのか。 あそこでなんとか、食い止めようと、 本当に命を懸けてくださった、 そんな人々の話です。 そう、あの現場には、実際に作業員がいて、 そして彼らは、彼ら自身も被災者で、 そして、誰かの夫で、お父さんだった。 最期、泣けました。 本当にありがたく思います。 これは、日本人全員が読むべき。 そう思いました。 菅総理のいけてなさ、駄目さがひしひしと伝わってくるストーリーでもありましたね。。。(もちろん作者の気持ちが相当入っているのは承知ですが、、、)
7投稿日: 2019.12.15
powered by ブクログ2011年3月11日の東日本大震災で大津波の被害を受け原子炉のメルトダウンを起こした東京電力福島第一原発。その事故の対応にあたった当事者たち、90人以上の直接インタビューをもとに書かれたノンフィクションだ。どの報道機関も単独インタビューが出来なかった吉田昌郎(まさお)所長の生の声が、この本には溢れている。中央制御室にいた運転員たちの声も貴重な記録だ。死の淵を見た者たちの覚悟が心を揺さぶる。津波の想定が甘かったと言われればその通りだろう。しかし起きた後の決死の事故対応は正当に評価したい。読んでいて何度も涙が溢れそうになった。こんな人たちがそこにいてくれて本当に良かった。
1投稿日: 2019.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
わずか1日半で読み終えてしまいました。 震災後の原発で、最悪の状況が起きないよう努力していた方々がいたという事が良くわかりました。 廃炉へ向けた今後の動きもわかりませんが、東日本汚染という最悪の事態だけは避けられたのは、現場の方々のおかげです。事故対応について更に知るには、「全電源喪失の記憶: 証言・福島第1原発 日本の命運を賭けた5日間」(共同通信社原発取材班高橋秀樹編著)も併せて読むこともおすすめします。 他の事故関連書籍を読んで比較すると、この本も映画もですが少し美談にしてる感があります。
2投稿日: 2019.11.13
powered by ブクログありがちなフレーズだけど、この人たちの戦いの日々は、知っておかなきゃいけないことだと思う。忘れちゃダメなんだ、俺は。
2投稿日: 2019.10.22
powered by ブクログあの時、どんな人たちが危機に立ち向かっていたのか。それを知りたくて読み始め、読み終わってもいない中で、土地勘が知りたくて、事前に地図の確認も計画もせず、お盆休みを利用して日帰りで震災後8年も経過して恥ずかしながら初めて被災地を訪ねました。 この本と共に現地で感じたのは、安全神話などないこと、経済的に恵まれた状況や自然、科学を過信しないこと、常に謙虚に対策を検討することの大切さ、危機に直面した時の人の振る舞い、などなどたくさんのこと。 今でも帰宅困難地域の家の門は柵で立入を禁止されていることがわかります。これを目にした瞬間、ここで育った人々の同じ場所で同じように振り返ることが許されない思い出、そこに住む人々の何気ない日常を奪うことになってしまった事実がバァーッと胸に迫り、グッと苦しくなりました。 対応にあたられた、今もなお対応される方々に感謝の気持ちを持つようになりました。 今では科学的に安全であることが証明されている農産物、とても美味しいのに、ありもしない因縁をつけてくる、ごく一部の隣国や左がかった風評被害などに負けず作り続けて頂きたい、福島を応援したい!と思いました。 この事実を一冊の本に書き上げてくださった門田隆将さんに感謝とこれからも応援していきたい気持ちでいっぱいです。
2投稿日: 2019.08.20
powered by ブクログ取材に基づくリアリズムをとても強く感じる。危機の中で人間がどのような行動を取ったかが克明に記載されている。
1投稿日: 2019.08.14
powered by ブクログ2011年3月12日午後3時36分、福島第一原発1号機の原子炉建屋が水素爆発。続いて3月14日午前11時1分、3号機が爆発した。 私の実家はこの原発から25キロ程北にある。近くに住む幼馴染は、自宅の2階からこの爆発によって立ち昇るきのこ雲を見た。彼はその時「終わった」と思ったそうだ。自分の人生、家族、ふるさと、福島、日本――。すべてが「終わる」、と。 しかしその時中央制御室ではすでに、吉田所長の指揮下で原子炉を制圧するための戦いが始まっていた。 3月11日に東北、東日本を襲った巨大震災、その後太平洋沿岸部を襲った大津波によって福島第一原発は全電源喪失、注水不能となる。冷却機能を失った原子炉は、致命的な暴走へと突き進む。 時とともに放射線量が増加し、建屋が爆発してゆくなか、現場に踏みとどまり原子炉の暴走を食い止めるために命を賭けた人々がいた。東電の社員、協力企業の人々、自衛隊員。その多くが地元・福島に生まれ育った人たちだった。 彼らは死の淵に立っていた。それは彼らの「死の淵」、郷里福島そして国家の「死の淵」でもあった。 あの時あの場所で何が起き、現場が何を思い、どう闘ったか。90人を超える関係者にインタビューを繰り返し、「何があったのか」を読む人に克明に伝えるノンフィクション。
1投稿日: 2019.08.12
powered by ブクログ2011年3月、日本は「死の淵」に立った。大地震により福島浜通りを襲った大津波は福島第一原発の原子炉を暴走させ全電源喪失、放射線量増加・・・このままでは日本は「三分割」。そんな死と向かい合う局面で使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いをした男たちがいた。
1投稿日: 2019.07.31
powered by ブクログ2020年映画化!福島原発を描く 佐藤浩市と渡辺謙が共演!「Fukushima 50」映画化決定。 約50名の作業員の物語。
0投稿日: 2019.06.19逃げる?誰に対して言ってるんだ。
吉田昌郎さんへの感謝を込めて。 主人公は吉田氏だけではなくいわゆるFUKUSHIMA50と言われる人たち。東電本社はともかく現場の人たちは限られた条件の中で出来ることはした。よくあの状況の中で自発的に必要な判断を出来たと思う。 一例に挙げると福一を最悪の事故から救ったのは津波と全電源喪失直後に1号炉に冷却ラインを作り消防車の応援を呼んでいたことだった。事故直後の報道ではわからなかったが吉田所長の最悪の想定はチェルノブイリの10倍の規模の放射能漏れであり、班目氏はさらに福島第二と東海原発への連鎖まで想定していた。彼らは専門家でありその想定は重い。しかし、全電源喪失については防げる事故でもあったのが残念だ。 一号、三号が爆発した3月15日の明け方席に戻った吉田所長はゆらりと立ち上がり、机と椅子の間に胡座をかき目を閉じて座り込んだ。その時周囲の人間はプラントの「最期の時」を感じたのだが、吉田は腹を決めている。「私はあの時、自分と一緒に”死んでくれる”人間の顔を思い浮かべていたんです」「やっぱり、一緒に若い時からやってきた自分と同じような年嵩の連中の顔が、次々と浮かんで来てね。頭の中では、死なしたらかわいそうだ、と一方では思っているんですが、だけど、どうしようねぇよなと。ここまできたら、水を入れ続けるしかねぇんだから。最期はもう、(生きることを)諦めてもらうしかねぇのかなと、そんなことをずっと頭の中で考えていました」 その吉田にテレビ会議で管が言う。「事故の被害は甚大だ。このままでは日本国は滅亡だ。撤退などあり得ない! 命がけでやれ」「撤退したら、東電は百パーセントつぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ!」 逃げる?誰に対して言ってるんだ。いったい誰が逃げると言うのか。(なに言ってんだ、こいつ) 厳しい批判を受けた中では班目氏はどうやら限られた情報の中で想定される事態を把握していたようだ。少なくとも官邸に対しての助言は間違ってはいない。しかし、どうしようもなく当事者意識が無く官邸が自分の言うことを理解しなければどうなるか薄々わかっていながら怒れる管に何も言えないでいた。伝わらなければ正しいことを言っても意味が無い。 最終段階では出来ることはないとわかっていても残ろうとした若者もいた。残ってくれると信じていたが退避したものもいた(彼らを責めるのは筋違いだが)。そして新潟から応援に来てそのまま残った協力業者もいた。一旦退避してから戻って来たものも多い。「ヤクザと原発」によれば協力業者の中には必ずしも使命感だけで残ったのではなく、その場のノリで残ったものもいる。それもこれも含めて彼らに救われたんだろうと思う。
0投稿日: 2019.03.31
powered by ブクログ8回目の3/11がやって来た。当時、会社の 東北大震災で押し寄せた真っ黒い津波の映像に驚愕し慄いた。そして福島第一原発事故… 阪神淡路大震災を経験した自分であるが、当時、原発事故の混乱はテレビの中の出来事に思えた… その後、沸騰水型原子炉は構造的に問題があったとか、東電の経営側が当事者意識が薄いとか、民主党政権が事態をより混乱させたとか、色々言われていたこともあって、この国は一体どうなっているんだって気持ちにさせられた… 近年、日本の近現代史に興味を持つようになって大東亜戦争をちゃんと知ろうと考えるようになった。関連図書をそれなりに読んで来て少しは自分なりの考えも持てるようになって来た。戦争を契機にこの国が抱えた問題、国民が抱えた問題も分かるようになって来た。そしてこれから私達はどうするべきなのかを考える事も出来るようになった。 中国北朝鮮韓国その他日本を取り巻く国々との関係や基地問題、少子化、人口減少などの問題の原因とか打開案とかと向き合えるようになって来た。多種多様な問題の一つとして日本のエネルギー問題を考える上で福島第一原子力発電所、当時、そこで何が起こり、誰がどう動いて、何をどう対処していったのか?彼らはどう戦ったのか?そう言うのをちゃんと知っておきたかった。 ちゃんと知っておくべきだと感じるようになっていた。そんな気持ちで本書を手に取った。読んでみて最初に得た正直な感想は、不謹慎かも知れないが「面白い」だった。本書はノンフィクションであるが故、出てくる言葉にも動機にも行動にも想いや熱さが感じられる。その熱量がとても人間臭さや日本人ぽさを感じて面白いのである。でも言っておくが愉快痛快ではない。 後半は目頭が熱くなり過ぎて読み進めるのが大変だった… 本文は言うまでもありませんが、あとがきや解説までとても素晴らしい文章で驚きました。この一冊は必読するべき一冊です。
7投稿日: 2019.03.16
powered by ブクログ2019/02/21 016 福島第一原発事故の事故発生直前から1週間ほどのドキュメント。多くの人にインタビューした内容から切迫感のある作りになってる。 あの爆発の映像を見たのは、地震で帰宅困難者になってからようやく家について、テレビをつけてすぐだったなぁとか、いろいろ思い出しながら読んだ。 今は落ち着いてるけど、落ち着いた状態にするまでの綱渡り感がすごかった。危険を顧みず、日本を守るために頑張ってくれた現場の方々に頭が下がるとともに、当時の首相のお粗末さが思い出されます。
1投稿日: 2019.02.21
powered by ブクログ東日本大震災の記憶が薄れないよう、みんな読むべき。 原発の賛否、当時の政権への評価は抜きにして、未曽有の大災害に対して、現場がどうなっていたのかを知ることができてよかった。 (とはいえ、無視することになった官邸の指示や、首相の行動や演説など、現場と政府の距離感は課題である) 無知な人が無自覚にあれやこれやと評論することが愚かだと、改めて気付かされた。 自分なら、「最少人数を残して退避!」の命令に、どう向き合って、判断するだろう。。 職務とはいえ、仲間が津波で命を落とし、自分の命も、家族の安否もわからない状況で、原発を守り抜いた方々に感謝したい。 『吉田や現場の人間が闘ったのは、会社のためでも、自分のためでもない。世のなかで一番、大切なものを「守るため」ではなかっただろうか。 それは「命」である。』
2投稿日: 2018.12.18
powered by ブクログ2018年11月10日読了。 456ページ 門田隆将氏による、吉田昌郎氏へのインタビューと3.11直後の福島第一原発を制御すべく闘った男たちのドキュメント。 多くの言葉はいらない。 彼らがあっての今の日本がある。 もし吉田昌郎氏以下、原発職員が奮闘しなかったならば、今の日本は三分割されていたかもしれない。 久しぶりに本を読んで涙が出た一冊。
5投稿日: 2018.11.20
