
総合評価
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powered by ブクログ妖怪の話の出所を探るというところが面白かった。 仮説でしかないのかもしれないけれど、なるほど!と思った。
0投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ就職を諦め、大学院進学を志す映画研究会の高橋真矢。アルバイトとして民俗学の准教授のカメラマン兼助手として同行する「座敷わらしの右手」「河童沼の水底から」「天狗の来た道」の3篇。 座敷わらしと河童のお話が実は大昔の子供の間引きが関係しているかもしれないという説にはびっくりです。現地調査でそれらしき物が現れるのは真矢の目の前だけで布目准教授の前には現れない。真矢には得体の知れない物を引き付ける何かがあるのかしら? 天狗の北欧精霊説も面白いですね。天狗の渡したコインはどうなったのかな? 最初はこのコンビどうなるのかと思っていたけど、ちょっと恋愛感情が芽生えた様子。二人の今後も見届けたいし、続編出てくれると嬉しいです。
4投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログ大学生の女性と民俗学者の先生の現地調査の話。自分の好きな妖怪について、民俗学的な視点を交えて調査をしていく軽い感じで見れる連続短編集三編。遠野などの妖怪好きにはたまらない地名が出てきてわくわくします。少し軽すぎる作風が、個人的にはやや減点ポイントでしたが、おおむね楽しく読めました。
0投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ面白かった。日本古来から語り継がれているもののけ。座敷わらしや河童、天狗など日本人には馴染みのある生き物たち。ファンタジー要素だけではなくて、しっかりとした説や解釈があって面白かった。それ以上に、民俗学の准教授と女子大生の真矢ちゃんのコンビがとても良い。この二人の関係性がどのようになっていくのか気になる。三話のなかでは「座敷わらしの右手」がとても良かった。座敷わらし君、怖い思いして可哀想だったけど、これからもあの幼稚園で子供たちと遊んでてほしい。
0投稿日: 2023.12.11
powered by ブクログ民俗学の准教授と学生が現代の日本で河童や天狗を探しに行く話。まあまあ面白く4日くらいで読み終えた。深く考えないで済むライトな妖怪譚。キャラ設定なども深くつっこんではいけない。
1投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログ螟ァ蟄ヲ?泌ケエ逕溘?鬮俶ゥ狗悄遏「縺ッ縲∵丐逕サ遐皮ゥカ莨壼惠邀阪?螳溷鴨繧定イキ繧上l縲√い繝ォ繝舌う繝医〒豌台ソ怜ュヲ閠??蟶?岼蜃?蕗謗医?蜉ゥ謇九→縺ェ縺」縺溘?ょク?岼縺ョ迴セ蝨ー隱ソ譟サ縺ォ蜷瑚。後@縺ヲ驕?驥弱∈縲や?懷コァ謨キ繧上i縺冷?昴r謦ョ蠖ア縺吶k縺溘a縲∝ュ舌←繧ゅ′?倅ココ縺?k螳カ蠎ュ繧定ィェ蝠上?ゅせ繧、繧ォ繧帝」溘∋繧句ュ舌←繧ゅr謨ー縺医k縺ィ縲√?縺ィ繧雁、壹>??シ溷コァ謨キ繧上i縺励?∵イウ遶・縲∝、ゥ迢励→譌・譛ャ莠コ縺ョ蠢?↓譽イ繧?縺ゅd縺励>繧ゅ?縺ョ豁」菴薙r豎ゅa縺ヲ縺ョ迴埼%荳ュ縲らャ代>縺ィ豸吶?縺ェ縺九↓驛キ諢√r隱倥≧繧ゅ?縺ョ縺醍黄隱槭?ゅが繝ェ繧ク繝翫Ν譁?コォ縲
0投稿日: 2023.08.02
powered by ブクログ座敷わらし、河童、天狗。これらの伝説が語り継がれる地を民俗学者と女子大生が訪れる短編集。 女子大生のキャラがやや痛々しいが、物語に軽さを与えていて読みやすくなっている。 河童や天狗の伝承がどのような背景で生まれたのか、その自説がおもしろくて、なるほどと思わされるところがあった。
1投稿日: 2022.12.12
powered by ブクログ妖怪系が好きな私にはぴったりだった。 特に、この作品みたいに妖怪などの話を検証したり、解明したりするお話はウキウキする。 准教授とアシスタントが調査していく話だったから、民俗学とか、文化人類学の知識とかも入ってて面白かった!
2投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログ読み終えて尚、興味ある物語り おもしろかった ユーモア 小説ともいえるが、座敷童子、河童、天狗という3編の民俗伝承、妖怪研究物語りだ いやいや研究書ではない 3編の短編小説集だ 座敷童子では岩手の遠野へ 河童では富士山麓の架空の地 河童沼へ 天狗では山陰の架空の地 霧北へ 研究者は大学の准教授だが、女子大生のアシスタントがどうやら もののけを引き寄せていそうな感じでおもしろい反応をする 私が行けば出てくれるなんて、あたしは便秘薬か とか 架空の地ではあるが、時代考証も、漂白民や製鉄史との関連を取り上げるなど、いかにも学術調査的な記述もはさんでいて楽しめる ニヤニヤしながら楽に読めるのが良い
1投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログ民俗学者布目と進路に悩む大学四年生真矢(まや)が座敷童や河童を調査しに行く物語。 荻原さんの本にはほかにも座敷わらしが出てくる本があったりするので、時間ができたら遠野に座敷わらしを探しに行ってみようかな・・・と思ってしまいました。
0投稿日: 2022.06.23
powered by ブクログ大学4年の高橋真矢は就活する気にもならず、映画研究会に所属していたこともあり、自分で映画を撮りたいという夢を捨てられない。 ただ、そんなことを言って実家からの仕送りがストップされ、大学の准教授の元でアルバイトをすることに。 准教授の名前は布目。民俗学者である。 布目についてあちこちに座敷わらしや河童等を追いかけに行く。 真矢にはそれらを引き付ける何かがあるらしく… 日本に古くから伝わる怪奇現象というか、妖怪というか…それらの存在をふと思い出すきっかけになる… 2022.4.26
0投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログ民俗学がテーマなのは好きだし、先生と生徒が協力して謎を解くのも好き だけどこの女の子はどうにも気に入らない 歳上は無条件に敬え…というつもりはないけど、ちょくちょく馬鹿にした言動が嫌だった 座敷わらし、河童、天狗の正体とは??を探しに行く連短
0投稿日: 2021.08.08
powered by ブクログ読みやすかった。 怖くないと思っていたところでいきなりワ!と驚かされる感じで飽きなかった。主軸の二人がイイ。
0投稿日: 2021.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
民俗学専攻の大学准教授・布目と、その助手のアルバイト学生・真矢。性格など正反対なようで実は息の合った二人が繰り広げる”もののけ”珍道中。 座敷わらしに河童に天狗。 そんなの単なる迷信でしょ、今どきそんなのいる訳ないじゃん、とスルーしたくなる”もののけ”を探し出して撮影する、意外とハードなフィールドワーク。 古来から日本に言い伝えられている数々の伝承。 その摩訶不思議な存在や言い伝えなど、聞いてるだけで背筋がゾクッとしそうだけれど、それらをコメディタッチに描いてあるので読みやすい。 そして調査する二人の軽快なやり取りも微笑ましかった。 「妖怪の正体を知ることは、この国の正体を知ることでもある」 布目の言葉にも納得。 二人の”もののけ”談義も面白くてもっと読んでみたくなった。 この二人のフィールドワークの続き、あるかな〜?
26投稿日: 2021.07.08
powered by ブクログ荻原ワールドの物の怪シリーズ。 「押し入れのチヨ」で初めて出会った、物の怪と現代人のなんともほのぼのとした世界。 時々無性に読みたくなるなぁ。
0投稿日: 2021.07.01
powered by ブクログいい意味で軽く読める文書で座敷わらしの右手、河童沼の水底から、天狗の来た道と割と話もくっきりと分かれているので本が苦手な人でも読めそうだなと。私的には座敷わらしの話が1番好みだった。 いつか続編が読めたらいいな、、、。 印象に残った文 p.44の11行目〜この目で確かめてもいないのに、頭から否定するのは正しいのだろうかって。 p.191の11行目〜そうか、日常のすぐ近くには非日常がたくさんあるんだ。古さの中にも新しさがあり、平凡の中にも名場面がある。
2投稿日: 2021.06.21
powered by ブクログ大学院生の高橋真矢(妖引き寄せ体質)が民俗学の助教授布目と一緒に各地の伝承について調べる話。布目と真矢が最後にいい感じになるところが好き。
0投稿日: 2021.05.08
powered by ブクログ20210430 貧乏女子大生の真矢が誘われたアルバイトは布目准教授の現地調査。天然准教授とガテン系女子の妖探しの連作短編集。 3編しかないこともあって、真矢の将来への不安や二人の仲の進展についてはもう少しみたい!という状態で終わった。妖怪の正体については、それなりに納得できる部分もあった。妖怪、いつか見てみたい。
1投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
萩原浩の作品って現実はうまくいっていないけど、なんとかもがこうとしている人を明るく楽しく描いているから読んでて元気になれる気がする。
0投稿日: 2021.02.24
powered by ブクログ学生真矢の、妖怪と布目准教授への気持ちとが変化していくのが面白い。 座敷わらしの章が一番すきかも。 誰かにお勧めされたのに、誰か思い出せない。
0投稿日: 2021.01.11
powered by ブクログ座敷わらし、河童、天狗は本当にいるのか? その正体は? ゾクゾク、ワクワクと 面白くて、あっという間に読んでしまいました。 気に入った言い回しの箇所↓ 「馬…」と前半の一文字が零れてしまってから、相手が准教授であることを思い出して、続いて飛び出そうとした鹿を檻へ戻す。
5投稿日: 2020.12.14
powered by ブクログ特に座敷わらしの短編が良かった。 「いやいや、そんなワケないでしょう!」って言いたくなる座敷わらし探し。座敷わらしがあまりに人間臭く可愛くてほっこりしました。 研究一筋の布目准教授に対する真矢の心の呟きや突っ込みも絶妙で面白かったです。 『驚きや不思議はいつもの毎日にいっぱい詰まっている』 『見る目を少し変え、感じるこころをちょっと変えて』
0投稿日: 2020.10.07
powered by ブクログ荻原浩はストーリーもしっかりしてるし登場人物のキャラもコミカルで楽しめる。 伊坂幸太郎とはやみねかおるをmixした感じだと思った。 優秀なのにどこか抜けていて風変わりなキャラクターと、それを支える常識人の主人公の2人を軸に進んでいくストーリーはよくあるけれど面白いよね。 分野は何であれ自分の研究に没頭できる人はかっこいいと思った。
0投稿日: 2020.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サクッと読めて面白い 題材に惹かれて読んだ 座敷わらしや河童や天狗、いたら面白いけど逢うのは怖いから遠慮したい面妖なモノたち 目撃した人、村起こしをする人たち、奉る人たち なんでいるかはわからないといえる布目先生のキャラクターがとてもよい 助手の真矢さんの上から目線というかなんというかちょっとこまっしゃくれた感じがあまり好みではないので真矢さんが語り手なのは残念だった 内容はとても面白かったので、続編があれば読みたい 恋愛要素はなくても十分面白いかと 天狗の正体、正体というか言い伝え?が布目先生の説だろうなぁと思ってたところに北欧神話のトロールやゴブリンが出てきてワクワクした たたら場、もののけ姫のたたら場も山奥にあったのはそれが理由かなぁと 天狗の回がお気に入り
0投稿日: 2020.08.22
powered by ブクログどうしてそのような怪異伝説が生まれ、語り継がれてきたのか。それを紐解くことで、この国やその土地でどのようなことが行われてきたのかか見えてくる。 ファンタジックな小説を思い浮かべていたが、良い意味で裏切られ、知的好奇心をくすぐられた。
1投稿日: 2020.08.13
powered by ブクログ座敷わらし、河童、天狗と日本古来?の妖怪に焦点を当てた話。 つまらなくはないが、もうちょっと掘り下げた内容だったら良かったかな? それぞれの話で各地域に行くんやけど、そこでの田舎の風景の描写がすごく良かった! 日本の良き風景みたいな感じで、旅したくなった! 座敷わらしの話が1番好きだな!
0投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログ図書館で借りたもの。 民俗学者・布目准教授と助手・真矢のコンビが、座敷わらし、河童、天狗など日本のもののけ探しに奔走する。笑って泣ける珍道中! 民俗学って興味深いなぁ。 『妖怪や精霊が実在するかどうかではなく なぜそういう伝承や信仰が残るに至ったか、その歴史や文化的社会的な背景を解明するのが目的』 2人のキャラもいいし、続篇出て欲しいなぁ。
1投稿日: 2020.01.27
powered by ブクログ民俗学者布目准教授と助手の真矢。 座敷わらしを探す旅で、子供が8人いる家族を訪問。 いつしか子供が9人になり……。 座敷わらし、河童、天狗と怪しいもの探しの笑って泣ける珍道中。
0投稿日: 2020.01.18
powered by ブクログ荻原さんのいつもながらの雰囲気で進む本なので、読む人は選ぶだろうな。今回の加筆分のエンディングは個人的にはあまり好きでは無い。 それはそれとして、天狗についての荻原さんの解釈は(詳しくないのでどこまで通説なのかは知らないが)興味深かった。
1投稿日: 2019.10.10
powered by ブクログひとり多いって怖い。 誰が多いのかもよくわからないってさ〜。でも、悪さをするわけじゃないんだよね。
2投稿日: 2019.08.27
powered by ブクログ変わり者の民俗学の准教授と、進路に悩む女子大生のコンビ。座敷わらしや河童、天狗などのウンチクや解釈が面白い。ラブコメ要素もあって楽しめた。読みやすかったので、著者の他の本も読んでみたい。
1投稿日: 2019.07.24
powered by ブクログ44 めちゃくちゃラブコメでしたね~ こんなのも書けるんだね荻原浩! 面白かったけど、もっと面白い話を知っているからなぁ。 文章が上手だからコミカルもシリアスもホラーもかけてすごい。 河童は終始ぞわぞわした~! 座敷童子も数を数えるとこビビるし、天狗は山の中のシーンめちゃ怖かった。 たまにはこういう純粋さ溢れる話もいいですね。 20190604
2投稿日: 2019.06.08
powered by ブクログ座敷わらし、河童、天狗。 さすがの荻原浩さん、文章はとても読みやすく、コメディタッチなのに、背景の時代描写なんかは深いものがあって、面白いし、興味深いしで、あっという間に読み終わってしまいました。 昔書いた2作品を手直しし、書下ろし1作品を加えての文庫化ということのようです。 なるほど・・・楽しい1冊でした。
2投稿日: 2019.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*大学4年生の高橋真矢は、映画研究会在籍の実力を買われ、アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった。“座敷わらし"を撮影するため、子どもが8人いる家庭を訪問。スイカを食べる子どもを数えると、ひとり多い!?ハンサムらしいが風変わりな大学教授と、映画製作を夢見てアルバイトに励む女子大生の迷コンビの珍道中。ふたりに芽生えた恋の行方も読みどころの、笑いと涙のなかに郷愁を誘うもののけ物語* 荻原氏らしい軽くて読みやすい文体に、もののけ?達とのユーモア溢れる展開が楽しく、どんどん続きが読みたくなります。 ただ、よくあるもののけ物語ではなく、あやかしの由来と言うか成り立ちと言うか、そもそもの起源に焦点を当てて書かれているのが新鮮でした。そして、ちょっぴりしんみりするところもあって、軽くて楽しいだけのお話でないところも良かった。これは続編、期待したいです。
1投稿日: 2019.03.11
powered by ブクログ久しぶりの 荻原浩 座敷わらし、河童、天狗の伝説の謎を紐解くお話し。主人公2人のキャメラクターが良く、なかなか楽しめました。
0投稿日: 2019.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本の妖怪譚の真偽を求める連作集。 「座敷わらしの右手」 「河童沼の水底から」 「天狗の来た道」 の3編収録。 18年前に書かれていた二つの連作を、現在の設定にリストラして、書下ろしを加えた連作集です。 「座敷わらしの右手」は、映画化もされた「愛しの座敷わらし」と比較してしまいましたが、真矢と布目コンビのシリーズとして見れば、似て非なるものと言えますね。 せっかく再開したこのシリーズなので、続編を期待したいです。
0投稿日: 2019.03.10
powered by ブクログ大学生・真矢と民俗学准教授・布目の妖怪探し旅のお話。座敷童、河童、天狗のお話3話。 荻原さんが妖怪をどう捉えて書いてゆくのかと、二人のやりとりが面白く、一気に読んでしまった。妖怪の背景、その土地の歴史的なもの文化的なものにも惹かれるし、シリーズで続けてもいいのでは。天狗の展開には驚きました。軽く楽しく読める一冊。
2投稿日: 2019.01.25
powered by ブクログ座敷わらし、河童、天狗が登場する。 登場人物のキャラが良く、コミカル的な部分もありながらそれぞれの妖怪の成り立ちについての布目先生の見解話も出てくるところがにくい。 続編が出たら読みたくなるなぁ。
0投稿日: 2019.01.06
powered by ブクログ主人公二人が変人ながら くっつく?くっつかない? というラブコメ要素にちゃんと落ちが付くので なんとなく嬉しかった どの妖怪たちも怖くないしゆるくてほのぼのしてます こんな妖怪なら 会ってみたいけどなぁ
0投稿日: 2018.11.26
powered by ブクログ座敷わらし?河童?天狗? 個人的に好きなジャンル 妖怪も宇宙人も妖精もお化けも全部信じてる側に生きてます笑 否定も肯定もせずに、摩訶不思議に面白くそして優しい。 もののけオタクの准教授と、少し素直じゃない真矢の不思議探索旅行記。 大学4年生の真矢は、民族学者である布目准教授の助手アルバイトとして現地調査に同行することになる。 不満だらけの真矢なれど…あれあれ?どうやら真矢はもののけを引き寄せる特異体質かも? 果たして伝説の主人公たちには会えたのでしょうか!2人のプラトニックさもなんかいい。 今年の19冊目 2018.11.25
2投稿日: 2018.11.26
powered by ブクログ同じ“もののけ”もの「金魚姫」とはボケとツッコミが男女逆になったようなラブコメ風掛け合いが笑える。北欧編もぜひ…とシリーズ化期待。
0投稿日: 2018.11.21
powered by ブクログ座敷わらし、河童、天狗という伝説の存在を求めて研究する大学の先生と臨時助手。 荻原さんだけに期待したのだが、その解釈は特に真新しいものはなかった。その点は北森鴻さんの民俗学シリーズの方が面白い。 キリスト教まで触れるのなら、なぜ当時の権力者たちがキリスト教を禁じたのかまで踏み込んで欲しかった。 それに無理に二人をくっ付けることも必要ないような。このまま凸凹コンビで良かったのに。 短編集だけに色々消化不良で終わった。 あとがきによると、昔書かれた作品を完結させたとのこと、その辺がチグハグさを感じさせた原因か。
3投稿日: 2018.11.10
powered by ブクログ短期バイトで民俗学者の布目准教授の助手となった大学4年の真矢。 現地調査の行先には座敷わらし、河童、天狗。 錯覚なのか思い込みなのかそれとも? 座敷わらしの話が一番好き。 デビュー当時の2編を現代にあわせ書き直し、 更に1編を追加した短編集だが この先も続いてほしいな。 [図書館・初読・11月7日読了]
1投稿日: 2018.11.07
powered by ブクログ他にも、いろんな妖怪のことを知りたいなー。続編を読みたい!海外編も面白そう。 ただ怖い、楽しい、ほんわか、だけじゃないところが好き。ちゃんと歴史に光が当たってます。 ゲリラ的にかっこよくなる布目先生に注目です。
0投稿日: 2018.11.02
powered by ブクログ映画作家を志す女子大生の真矢(まや)は就職を避けて大学院進学を決めるが、親からは仕送りを絶たれしまう。 生活費捻出のため、布目准教授のフィールドワークのバイトで遠野へ行き座敷わらしを撮影することになったが―。 変わり者の大学教授と女子大生のコンビによる妖怪調査旅行を描いた連作短編集。 妖怪のフィールドワークのお話ですがホラーな要素はあまり無いので怖いのが苦手な方も大丈夫。 のどかな雰囲気の中、主人公コンビの会話もテンポ良く、さくさく読めました。 最初はコミカルな妖怪探しの話かと思ったのですが、案外きちんとした民俗学的なアプローチによる調査をしていて興味深かったです。 座敷わらしや河童、天狗の伝承話の成り立ちについて文化的・歴史的背景を踏まえた布目教授の考察が披露されるので勉強になりました。 3話しかないのですぐに読み終わってしまい、不完全燃焼でした。 まだまだ日本には(世界中にも)妖怪はたくさんいるんだから、続編も作れそうです。
0投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログ図書館で借りた本。座敷わらし・河童・天狗の調査をする大学の先生と生徒。憎まれ口を叩きあいながら2人で遠方までフィールド調査に出かけていくうちに恋心が芽生え…という展開にもなる。妖怪たちは、なぜか真矢としか出逢わない。多分、綺麗な女子大生の真矢は、男の妖怪に好かれてしまうのだろう。
0投稿日: 2018.09.26
powered by ブクログ民俗学の助教授と成り行きでたまに助手になる女子大生のフィールドワーク。 民俗学からの観点で妖怪の目撃情報を追ってフィールドワークに出てあれやこれやってお話なので、すごく怖い話を期待してしまうと肩透かしを食らうかも。 載っている短編のうち2本は2000年に書いた短編を今の時代に合わせて書き直した作品で最後がこの本の為の書下ろし。 俺的には最初の座敷童の話が読んでいてちょっと怖って感じて一番ゾクっとした。 イケメン准教授なのに真矢からはあまりそう見られていないとか、布目の真矢への反応とか二人の関係性の変化というか、真矢の心境の微妙な変化に結構文章量割いてるけど、シリーズ展開していくならまだしもこの本で完結ならちょっとくどいかなぁと感じた。 妖怪に対する考察はそれなりに面白い。 キリスト教をうんちゃらって部分はその認識はちょっとと思ったけど、野暮なのでやめておこう。 読み終わって物足りなさを感じる。
0投稿日: 2018.09.23
powered by ブクログさっくり読める本でした。(普段重めの話ばっかり読んでるからかもしれないけど) 星は3.5くらいのつもり。 「鬼灯の冷徹」では現代の座敷わらしはオフィスビルの普段あまり使わない部屋に隠れているなんて話もありましたが、この本も座敷わらしは私たちの身近なところに紛れ込んでいるかも……と思わせてくれます。
0投稿日: 2018.09.08
powered by ブクログやはり、「荻原浩に外れなし」ですね。 「座敷わらし」「河童」「天狗」の三部作ですが 「天狗の来た道」はこのための書下ろしと会って、その展開も面白かった。 ぜひとも、大学院へ行くのか高橋真矢女子と布目悟准教授のコンビをシリーズ化してほしい
0投稿日: 2018.08.22
powered by ブクログほのぼの、コメディーで読みやすかったです! もう少し続きが知りたくなる感じでした。 書いてくれるかな??
0投稿日: 2018.08.19
powered by ブクログ+++ 大学4年生の高橋真矢は、映画研究会在籍の実力を買われ、アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった。布目の現地調査に同行して遠野へ。“座敷わらし”を撮影するため、子どもが8人いる家庭を訪問。スイカを食べる子どもを数えると、ひとり多い!?座敷わらし、河童、天狗と日本人の心に棲むあやしいものの正体を求めての珍道中。笑いと涙のなかに郷愁を誘うもののけ物語。オリジナル文庫。 +++ 「座敷わらしの右手」 「河童沼の水底から」 「天狗の」来た道」 メーキング +++ 妖怪、民俗学のフィールドワーク、変人の若き准教授、やりたいことはあるのだが進路に悩む女子学生。これらの要素が、なぜかタイミングよくかみ合ってしまい、布目、真矢コンビが誕生したのである。読者にとっては喜ばしいことだが、初めのうち、真矢には納得がいかないことが多々あったようでもある。布目准教授はといえば、研究者としては別としても、男性としては、まだいまひとつつかみどころがなく、このコンビのこれからは、そうすんなりとはいきそうにない気はするのである。真矢がどうやら引き寄せ体質ということもあり、フィールドワークに行った先々で、頻繁にこの世ならぬ者たちかもしれない者たちに出会ってしまうのだが、それを確実に実感していないところがまた面白みを増しているところかもしれない。ぜひシリーズ化していただいて、今後の二人を見守りたいと思わされる一冊だった。
0投稿日: 2018.08.12
powered by ブクログ2018年89冊目。ほんわかした掛け合いが面白い。怪異に対する考察は現実的な視点のもので興味深かった。
0投稿日: 2018.08.11
powered by ブクログ面白かった!ほどよく気分転換できました。もののけの解釈も一理あるものになってて、民俗学方面に興味が湧きました。座敷わらしとの対面のくだりは、出先で読んでて思わず笑いそうになって鼻の穴が膨らみました。シリーズ化してほしいな。
1投稿日: 2018.08.03
powered by ブクログ民俗学を研究する准教授と、その手伝いをする女子大生のフィールドワークの旅を面白おかしくつづった、3編からなる連作集。 座敷わらし、河童、天狗の存在を確認するための旅行は、どたばたを交えながら民俗学的な観点も盛り込んで描かれている。初めの2編は作者のデビュー間もない頃に書かれたというだけあって、初期の軽妙な作品を思い起こさせる笑いがある。 が、近年の深みのある作品になじんでいるので、荻原作品としてはちょっと物足りない1冊だった。
0投稿日: 2018.07.02
powered by ブクログ座敷わらしや河童,天狗といった妖怪が本当にいるかどうかではなく,どうしてそれらの存在が信じられるようになったのか,をめぐるフィールドワーク。それらの存在をめぐる可能性(仮説)の内容は深く,民俗学の面白さが伝わってきた。
0投稿日: 2018.06.28
powered by ブクログ座敷わらし、河童、天狗と日本人の心に棲むあやしいものの正体を求めて、布目准教授と助手の真矢が日本各地を捜索する珍道中。 オリジナルは著者がデビューして間もなく創作されたとのこと。ユニバーサル広告社シリーズに雰囲気は似ていて、キャラクターが親しみやすい。もののけたちの誕生諸説もさりげなく紹介されていて、意外と勉強にもなる。
0投稿日: 2018.06.28『無駄には叫ばない』の法則 納得!
世紀をまたいだ物語! 時代設定を現代へのリメイク+書下ろし作品だそうです。 なので身近に感じられて、応援したくなっちゃいます。 みんなの思う事は、先生はハンサム! 真矢さんとしては、先生はしじみ貝!? どうやら、ここらあたりから・・・。 先生の妖怪研究も、興味深くじっくり聞くことができました。
0投稿日: 2018.06.14
powered by ブクログ座敷わらしの右手/河童沼の水底から/天狗の来た道/メーキング 真矢と布目准教授のテンポの速い会話が小気味いい。怪しいものが出現するときはチョット怖い。
0投稿日: 2018.06.11
powered by ブクログ私が嵌ったデビュー当時の作品みたいと思うながら読んでいたら、アタリ! 後書きに3篇中2編はデビュー2-3年目に書いた作品の自己リメーク作品だと書いてありました(1篇は今回の出版にあたり追加したもの)。うん、私の目も捨てたもんじゃない(笑)。 座敷わらし、河童、天狗。それらの正体を探るべく、浮世離れした民俗学の若い准教授(常に寝ぐせ髪に無精ひげ、へなちょこ風で実は・・・)と女子大生(空手黒帯、映像作家志望で色気を映画館の中に捨てたと噂される)のフィールドワークの旅の物語。 ニヤニヤ、フッと笑いながら読んでるうちに読了。何にも残りませんがそれで良いのです。 それにしても荻原さん、若い頃に書いた2作の方が面白かったですよ。
0投稿日: 2018.05.31
powered by ブクログ2018047 大学4年生の高橋真矢は布目准教授の助手として、各地の妖怪を追いかけることに。 高橋真矢は、大学4年生だけど、映画の研究を続けたいが、実家からの仕送りも止められ、お金のない有り様。 布目准教授は、有能だけど、おかしな研究ばかり続けてばかりで、ぱっとしない。一方で、登山をしたり、海に潜ったりと意外にアクティブ。 座敷わらし、河童、天狗と話が巡って行きます。 メルヘンチックな話が続くかなと思いましたが、 河童や座敷わらしが、子供を間引きした結果であるとか、おどろおどろしい話も出てきます。 妖怪の類いの話って、大人の都合で派生した話が多いと聞くと、この世で一番怖いのは、人間なのかなと思います。 最後はふたりはきちんと、くっ付けことが、できたのか気になりました。
0投稿日: 2018.05.14
powered by ブクログ久々の荻原さん。 座敷わらしに河童に天狗。 それらを求めてフィールドワークに行く准教授の布目と巻き込まれた(笑)真矢。 日本古来からのモノたちの解釈については、新しい説が唱えられたわけではないけど、真矢がいると、彼らが現れるというのが面白い。 真矢には色々災難だけど、続きを書いてほしい。
0投稿日: 2018.05.06
powered by ブクログ面白かった。連作3話なので移動時に、カフェで読むのに丁度いいボリューム。荻原さんの小説はテンポ良くニンマリしながら読めるので、好き。座敷わらしに河童に天狗を探しに行く布目先生と真矢コンビ。世界中の妖精や妖怪探しの旅、シリーズ化しないかな。
0投稿日: 2018.05.05
powered by ブクログ文庫書き下ろしにものすごく面白いものはなかなかないと思っている身としては、いかにお気に入りの著者といえども「オリジナル文庫」の触れ込みにハードルを下げて読みはじめました。意外に面白いぞと思ったら、純粋なる書き下ろしではなく、荻原さんがデビューしてまだ数年の頃に書いた作品のリメイク版2編に、書き下ろしの1編を最終話として付け加えたものだそうで。 映研に所属、空手初段で体力に自信のある大学4年生・真矢(まや)は、大学院へ進むのに有利かもとの下心からアルバイトの話を引き受ける。それは、民俗学の准教授・布目のフィールドワークにおけるアシスタント。重いカメラを担いでついて行くが、布目が狙っているのは座敷わらし、河童、天狗との遭遇。あまりにも馬鹿げていると真矢は呆れるのだが……。 大好きなユニバーサル広告社シリーズに比べると控えめな印象ではありますが、真矢と布目のコンビがなかなか楽しく、1編につき少なくとも1度は大きくふきました。たぶん、電車の中で読んでいたら「怪しい人」になっていたはず。真矢のいちいち自慢げだったりふてくされたりするところも可愛いし、「ロング丈のブリーフのもっこりを」なんて若干の下ネタもワラける。「サネヒサ」もツボ。←ネタバレにはならんでしょうが、読まなきゃ何のことやらわかりませんね(笑)。 全体的にこぢんまりと楽しい、そんな感じの、幸せな読書。
0投稿日: 2018.05.01
powered by ブクログ座敷わらし、河童、天狗を探る変な准教授と女子大生。民俗学探偵とへぼ助手、という役どころ。民俗学のウンチク話がたくさん埋め込まれているのだが、肩は凝らない楽しい読み物。
0投稿日: 2018.04.25
