
総合評価
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powered by ブクログ全く前情報なしに買ってみた本作。 帯に「最低でも3回の驚愕を保証」とあるが、「え!?(大)」が1回、「え?(小)」が1回の計2回でした。 確かに面白いが、「恋愛サスペンス系(解説によれば犯罪小説)」「性的描写が多い」という自分の苦手要素がギッシリだったため、その点が面白さからマイナスされる、という印象。 特にこれまで古典小説ばかりを読みまくっていたこともあり、現代的な性的描写の多さとストレートさには辟易してしまった。 「セ○クス」「体位の描写」「股」「股間」「ペ○ス」「キ○タマ」「立たない」「胸が云々」「○慰」などが、最初から最後まで一定間隔でワードや描写として出てき続ける。 そういう描写書きたくて無理矢理本文に入れてるだろwと思うレベルで出てくるため、その点が残念。 個人的には「感情」や「人間関係」よりも「物」や「事実」を重視したきっちりサッパリした作品の方が好きなので、ピーター・スワンソン氏の作品が全て本作のような傾向なら次作以降は読まないかもなあ、と思ってしまった。 逆に、本作のような性的描写オンパレードな作品でなければ次作以降も読んでみたい。 というのも、話としては普通に面白かったので。
6投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ海外小説の中でも特に日本作家に近い翻訳でとても読みやすかった。 海外ならではの伏線で翻弄され、女性ならではの心理描写に恐怖心を植え付けられる。 幼い頃に経験したことは、その人の一生をかたどるものになるのだと再認識できた。
1投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ面白かった!登場人物それぞれの語りで物語が進むのだけど、予想を裏切る(いい意味で)展開で楽しめた。最後の最後に…なるほど…他のスワンソン作品も読みたいと思った。
1投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ(⌐■-■)ご都合主義展開もあるけんど ⊂|⊃ [ಠ_ಠ]まずまず。〇〇ーが怖いんだけど。
1投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ映画ゴーンガールを思い出す。視点が変わり、どんどん真実が明らかになっていく、群像劇的な展開。最後はどうなるかと終始ハラハラで、非常に楽しめました。
1投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ登場人物が少なくわかりやすかった。出てくる人、皆ちょっとアレレ…という感じですが、ラストまで楽しく読了。作者のピーター・スワンソンさんの作品、他のもぜひ読みたい!
1投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ最初は読みにくさからなかなかページが進まなかったけど、中盤あたりからなんとなくスイッチが入ってやっとはまった感。さほど登場人物は多くないので混乱はしないで読めた。たまに視点が切り替わって語られるので、状況はわかりやすかったかな。 これからも海外ミステリはちょっとずつ読んでみようっと。
10投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先日読んだ『自由研究に向かない殺人』内で本の紹介を見て読みました。 “空港でたまたま出会った人に妻の浮気を知ったことを話す。奥さんを殺す協力を申し出て…”。気になる物語ですぐ読み終わってしまった。 主人公の目線になりつつも、最終的には罪のある人はそれなりの報いをうけるという結末で後味はスッキリ。(最初に殺された方は微妙ですが) ウィノナ・ライダーやナンシー・ドルーの登場にちょっと親しみを覚えたりして。(ナンシー・ドルーは子供向けなんですね、知らなかった)
7投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あれよあれよと主役級が殺されていく。誰が最後に残るのか? なるほど、でもこの人も無事では済まないのか?
1投稿日: 2025.05.15
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ずっと気になってた1冊。想像以上にバンバン人が死んで、なんだか読み終わって疲れたかも。でも終始ハラハラドキドキで次に何が起きてしまうのか気になって続きを読んでしまうし、びっくりする仕掛けもあったりして面白かった。 リリーの生い立ちには同情するけど、自分に不利益を与える人間が現れるたびに殺していくのではキリがないよ〜と思いながら読んだ。というか登場人物みんな、わりと簡単に人殺しを決意してしまうから誰にも共感はできなかった!笑
5投稿日: 2025.04.17
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最初から犯人がわかっている、いわゆる「古畑任三郎」方式の倒叙ミステリー。このジャンルはいつか触れたいと思っていたのですが、たまたま手に取った本書がその方式でした。 タイトルからミランダが殺されることはわかっているものの、第一部の終わり、そして第二部の始まりは衝撃でしたね〜。ただ、予想するストーリーとは尽く異なる方向に進み、最後の最後まで安心できませんでした。最後もね……あれはジ・エンドといっていいでしょう。 犯人がわかっているのに何を楽しむのか最初はわからなかったのですが、なるほど犯人の思考回路はこうなっているのか!と新鮮な感覚でした。 それでも、読み進める中でやはり待ち望まれたのは警察(真相を解き明かすもの)の存在。 リリーの最初の殺人はまだわかるとしても、それ以降については、殺人という一方的な暴力を押し付けたことへの怒りは否定できません。正直、浮気しただけで彼氏を殺すような女がそのへんを出歩いてるの、怖すぎる……(しかもアナフィラキシーショックを使うなんて!)。 解説ではサイコパスへの言及もありましたが、同じルールを共有している前提の社会で、独自のルールを押し付けてくる存在は一市民からしたら恐怖でしかありません。そういう意味では、以前読んだ『ザリガニの鳴くところ』の主人公と似たものを感じました。 そして四人目の語り手として警察が出てきたと思ったら、優秀かもしれないけれど下品な詩を作り、個人的な妄執で尾行を始めちゃうんだから……おいおいリリーはこのまま野放しか?と本当にハラハラしました。 一応の決着はついた形ですが、終盤に両親と仲を深めるシーンがあっただけに胸が痛みます。まあたぶん、リリーは両親が悲しんでもなんとも思わないのでしょうが……。 現代ミステリーはあまり読まないのですが、それは必要以上にシリアルキラーだったり性的な描写が多いからだなぁと改めて感じました。 それが物語を刺激的にするのかもしれないけれど、私はもっと奥ゆかしいミステリーが好きですねぇ。面白さとは別のベクトルで、好みの問題です。 もう一人現代作家で気になっているのが、『ボーン・コレクター』で有名なジェフリー・ディーヴァー。 彼も本当に面白いと有名ですが、(物理的に)痛い描写が多そうで、なかなか勇気が出ずにいます……。むむむ。
14投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
意外な展開にとても衝撃を受けました。一部でテッド(夫)殺されちゃうんですもん。語り手のひとりなのにそんなことある?って思いました。そして二部ではミランダが語り手のひとりとなり…。ああ、だから『そして』が着くのかと思い至った。最後逃げ切れるかと思いきや森が売られてしまい掘り起こされてしまう(もう掘り起こされてる)という最後の最後にどんでん返し。気を抜けない。面白く読みました。
4投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログ第一部はダラダラ読んでいたけど、第一部ラスト〜最後までは続きが気になる展開で面白く一気に読み進められた。 ただモノローグを担う男女4人が全員好きになれず、そのためラストも不完全燃焼感があった。
2投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログ★3の下。 空港で知り合った男女の殺人計画。その行く末と真実は。 タイトルが印象的。 原題はThe Kind Worth Killing 英語知らんから意味わからん。 「そして」でも 「ついに」でも 「やっと」でも 「とうとう」でも可。 「それから」なら不可。 目的はあくまでもミランダであり、しかし時間の経過はあるもののそれほどの執念もない。 結局「そして」でいいのか(笑) キャラクターはわりと好き。 長く感じるけど終盤は良い。 ラストも。 少し古い感はあるが皮肉っぽい切れ味があって好感が持てる。 昔のオーソン・ウェルズ劇場なんかを思い出したな。 いや、懐かしい~。オープニングが怖かったな。
43投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024/12/3〜2024/12/28 え、こんなに一生懸命読んだのに全然山場がない… 最後リリーの秘密の井戸が改築で壊されて証拠が出てきちゃうみたいだけど、そのお知らせで終わっちゃって不完全燃焼 パパの事故の話もなんの繋がりもなくてだからなんなのって感じだった タイトルのミランダもあっっっさり殺されたし ほんとーーーにサラッと死んでびっくり
4投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ衝撃的なタイトルに劣らず、内容もなかなか面白かった。こんなに流行ってた本なのに、今まで何の情報も見なかった自分はエライ! ミステリーの感想ってどう書けばいいのか分からない。ともかく先が読めなくてワクワクした。
7投稿日: 2024.11.20
powered by ブクログ前から気になっていたもの。男女4人の視点で語られる。(終盤は刑事視点も)ラストの手紙はあの罪がいずれさらされることになるという提示かな。破滅ということかしら。
2投稿日: 2024.07.25
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「死体から始まらない本は、どうも信用できないんだよ」 ピーター•スワンソン「アリスが語らないことは」の中の一節だが、ミステリー好きには良くわかると思う。死体から始まらない本は、どうにもノレなくて、、、一人目の殺人が起きるまでが冗長気味で、、、そこが今回、星が一つ少ない理由。 三人目の殺人からは、思いもしない怒涛のストーリー展開。 ラストは身勝手な女に相応しい幕切れなのも気に入った。 彼の作品は、読まずにはすませられない面白さだ。
14投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログ面白すぎた。没入感が半端なくあっという間に読み終わってしまった。解説でも書いてあったけど、クリフハンガーと同シーンのキャラごとの視点のストーリーが良くて引き込まれたね。この作家さんを追うことにします。
1投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ空港のラウンジで出会ったテッドとリリーが、テッドの妻ミランダの殺人計画を立案していく冒頭から始まり、リリーの半生や殺人計画の行方など、決して速いテンポではないが、着実に語ってくれるので読みやすい。リリーのサイコパスなところの表現がとても現実的で、よく勘違いされているサイコパス像と違って淡々とした怖さがあった。最後の最後までどうなるんだろうかと興味を惹かれたし、前作のような尻切れトンボな感じもなくとても面白い作品だった。
1投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ3部構成で凄く読み易かった。ミランダが中々殺されないでヤキモキした所もあった(笑)ある人物が早々に退場した事に驚いた。
5投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログ最初から引き込まれて,中盤にはもうジェットコースターに乗っていましたね。一気に最後まで読んでしまいました!最後の最後までドキドキして手に汗握るとはこの事!と言った状況で読んでいました。最後の最後のどんでん返しもスパイス効いていてよかった! 久々に痺れるミステリーを読みました!
3投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・あらすじ 特大地雷女たちとそのいざこざに巻き込まれた男たち(と言っても男達も不運ではあるけど可哀想ではない)4人の話。 殺そうとするもの、殺されるものが入り乱れる。 ・感想 リリーの評価が男女でかなり差があるのが面白かった。 狩るものと狩られるものの視点が交互に書かれてるので物語の先が気になってすぐ読み終わってしまった。 読了後原題を知ったけど納得のタイトルだった。 しかしあの気持ち悪い刑事は何のために出てきたんだろう? ケイトが語らないことは、も読んでるけどどっちも自分勝手で共感能力が低く、思考回路が理解できない主人公だった。
1投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログ詰まらなくは無いけど、物語が退屈、殺人計画も杜撰で運が良いだけ、今までの人生が上手く行き過ぎなんだよね。 最後のおちは確かに「太陽がいっぱい」を彷彿させる。 少し期待外れだった。 ミステリーをあまり読んだ事が無い人に薦めるには丁度良い作品。
3投稿日: 2024.02.10
powered by ブクログ痴情のもつれといえばそれまでだが、この小説ではそれぞれの登場人物(特に女性)の立ち位置が複雑になっていて、展開が気になってどんどん読んでしまった。 (ストーリーと関係なしに、アメリカやイギリスの小説を読んでいると、ティーンエイジャー達の生活の治安が心配になる)
1投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログある日、出会った美女に殺人を持ちかけられたら? しゃれたタイトルと、あらすじ紹介の2行目で想像したのと似たようなタッチの作品ではありましたが。 展開は予想外で、クール! 空港のバーで、テッドは知り合ったばかりの美女リリーに妻が浮気していると喋り、殺したいと口走ると、当然だと言われる。 妻の名はミランダ。 まさかと思いつつも、再会を約束する二人。 リリーというのが実は、普段は地味な勤めをしている目立たない女性。 テッドは企業家で大金持ち。 ミランダは美人だが気が強く、わがまま。 とはいえ、殺されるほどのことをしているかと言うと、そうでもない。 ただ、現実にも出会ったら、「嫌だな」と思うだろう‥ そういうタイプの存在を、さっくり殺してしまう、というのに、ちょっと笑ってしまうブラック・ユーモア。 動機としては弱いので、罪を犯してもバレず、すぐは捕まらないでいるのも。 こんなことを実行する人間は、普通ではない、サイコパスに違いない。 でも、「嫌だな」という気持ちの中には「こんな奴、いない方がいい」という考えも混じっているかも? いや、あくまでフィクションなので。 ダークめな犯罪小説だが、視点が変わる面白さや意外性ある盛り上がりがスマートに描かれています。 ミステリの各賞で2位と上位だったのは納得です。
26投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2023/8/16読了 原題は”The Kind Worth Killing”(殺されて当然の者). 何だかんだ惹かれ合ったテッドとリリーだったが、計画が成功して一緒になれたとしても秘密を共有したまま幸せに、とは行かなかっただろう。ミランダと同じく、リリーも“ひと目見た瞬間から、彼に助かるチャンスはなかった”タイプなのだ。P・スワンソン、初めて読んだけど、他にも買ってしまいそう。
1投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログいつ殺すのかなあってダラダラ読んでいたら、半分くらいで思いもしてなかった事態になって、震えて、それから最後まで一気に読んだ。 一つのシーンを2人の視点で描くのもよかった。主観と客観の違和感を、殺す人と殺される人で描くの天才すぎる。 最後までどうなるか読めないのも、好き。 サイコパスの殺人鬼が主観なので気持ちいい読書ではなかったけど、完成度高すぎる。傑作であることは間違いない。
0投稿日: 2023.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく面白かった! 殺すつもりが殺される。追いつ追われつ、全く予想できないスリリングな展開で、連続ドラマにしたら面白そうだなぁと思った。解説に書いてあった映画化はどうなったんだろう。 主人公のリリーは独自の正義(倫理感)を持っているが、リリー目線で読んでいるとそれほどサイコパス感がないというか、不思議と嫌な感じに見えない。ただし、リリーの殺人の理由はやむにやまれて…というよりは、過剰防衛にも思えるが。 全く知らない地名ばかりだけど、リリーの育った郊外、リリーの通った大学、勤務先の大学、テッドの別荘を建設中のリゾート地、いずれも風景描写が印象的。月が海を照らしていたり、殺人の夜が満天の星空だったり、街に林檎酒の香りが漂っていたり。 ラストのリリーの父からの手紙に驚愕。私は、父はリリーの行動に気づいていると思って驚いたのだが、どうだろう?
1投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログおもしろかった! 導入部から最後の一文まで、 緊迫感が途絶えることはなかった。 最近読んだミステリーの中では 群を抜くストーリー展開の素晴らしさ。 (ただし、少々アダルトな展開も多めなので、 ああ、また始まったかー、な所もなきにしもあらず) タイトルの「そしてミランダを殺す」の通り、 最初はどんなふうにこの殺人が行われるのかという興味がメインだったのが、徐々に 登場する女性たちの頭脳戦にワクワク。 語られることのない結末までもが なんとも言えない余韻を残した。 ※全くの余談ですが、最後の方に出てくる弁護士の名前が「ステファニー・フリン」で、ポー&ティリーシリーズ大好きのわたしは同姓同名の登場に思わず叫んでしまった!
22投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お互いの殺したい相手を交換しよう、という話かと思いきや一方的に支援される話で、サイコパス/ソシオパス なるほど…と思いました
0投稿日: 2023.08.27
powered by ブクログ妻ミランダを殺したい夫、それに協力するリリー、殺人計画を練る最中、予想外の事態が起こる話。海外小説あんまり読まんのやけど、めちゃくちゃ面白い。登場人物が少なめなのと展開の早さと先の見えなさに苦手意識が飛んでいった。
1投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログどんな展開になるの?と止まらなくなるが、まだまだ読んでいたい(終わらないで〜)となる作品。リリー(主人公)のその後も気になるなぁ。
2投稿日: 2023.06.27
powered by ブクログ最初から犯人目線、殺される側の目線、とそれぞれの気持ちが描かれているので、飲み込みやすい。 出来事が淡々とかかれているのだが、なぜかそこに入り込むことができない、物語が頭に浮かばない。 だれの気持ちにも共感できないし、大きな恐怖や感情もあまり見えない。
1投稿日: 2023.06.06
powered by ブクログオチだけ弱い。 終盤までひねりが効いてて面白いだけに勿体ない。 サイコさんの気持ちが分かる小説です。
1投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログ浮気をしている妻ミランダを殺す計画を空港で偶然出会った女性リリーと立て始める。 ただの殺人犯視点の犯罪小説かと思いきや、狩るものと狩られるものが入れ替わる展開がスリリングで、第二章はサイコパス同士の頭脳戦みたいになって特に面白かった。
2投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
空港で出会った男女。 偶然の出会いの中、男は妻の浮気の件を話し2人は殺人計画を立てていく。 語り部が交互に描かれるミステリー。 テッドとリリーの共犯殺人ものと思いきや、途中でテッドが逆に殺されたところから急に舵を切り物語に引き込まれていきました。 過去と現在を取り混ぜて描く構成が絶妙。 主人公はテッドとリリーの2人と思いきや、真の主人公はリリーですね。リリーはサイコパスと呼ばれる部類なのでしょうか。彼女視点から描かれるため、当然のように描写され麻痺していく感覚があり怖く感じた。 最後の結末も見事。具体的に書かずに想像させる結末が良かった。
2投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ若き実業家テッドはヒースロー空港のラウンジでリリーという若い女性に声をかけられた。話がはずみテッドは実は妻ミランダが浮気をしているようで、機内でミランダを殺す計画を立てる、と話してしまう。と、リリーは、そうすべきだと思う、というのだ。この展開に?となり気がそがれたのだが、読み進めると、リリーの幼いころからの出来事が語られ始め、興味をひかれて読み進む。 物語はリリー、テッド、妻のミランダ、ミランダの浮気相手?ブラッド、の行動が順に描かれる。半ばまで読み進めると、えっつ! そういうつながり! と俄然興味が湧き、どんどん読み進める。これはリリーの心の軌跡の物語なのだった。 それにしてもリリー、ミランダ、どっちも淋しい人。気に入らない人がいると、殺す、という発想になる。 リリーは幼いころ落ち葉にもぐるのが好きで、父母からは野生動物みたいで、キツネっ子と呼ばれていて、父は「一時的に人間に育てられているわけか、わたしたちがお前を台無しにしたんでなければいいが」と言う。これはこの物語では意味深長な言葉だ。そう、リリーはキツネなのかも。生き抜くために獲物を狩る。 ミランダはリリーの反転形なのかも。 2015発表 2018.2.23初版 図書館
9投稿日: 2023.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・視点の変化がとても良い ・トリックを楽しむという感じではなかった ・ラストもうひと展開あったらよかった! ・原題が好き
1投稿日: 2023.04.03
powered by ブクログある本屋の創元推理文庫コーナーを眺めていたら、この題名に惹かれて読んでみました。 読み始めたときは、ミランダの夫が主人公だと思ったが、どうやら違ったようだ。幾人かの登場人物が一人称で現れるのも面白い。 さて、ミランダは殺されるのか、誰が殺すのか、犯人は捕まるのか。。。 少しずれますが、欧米人らしい性的表現が、ところどころあるので、娘には読ませたくないかな。 取り留めのない感想でした。
30投稿日: 2023.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中でミランダを殺す人が変わるんだろうなと気付いた時にはワクワクした。警部が出てきてつかまるのか?とも。しかし、そうはならない。のに、ラストの父からの手紙で終わるという…。ゾクっとする読後感。
0投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二転三転して面白かった。 最初はミランダは殺すほどか?と思ってたけど、テッドが死んでフェイスだとわかったあたりで、やっちまえに変わり、だんだん、いやまあもうみんな捕まれよという心境で、最後の最後、やっぱ逃げ切れるなら逃げ切って、だって警官キモいと思ったらあのラスト。手紙で知らせるのが最高に良い。 警官は最初、どうとも思ってなかったけど、リリーに執着したあたりで気持ち悪いなと思った。その気になる、というのは容疑者として、それとも容姿が?ごっちゃになってない?純粋に犯人を追いかける以外の感情が気持ち悪かった。 リリーは、アリス同様、こういう美人書きたいっていうのが伝わってくるし、またかって思った。 美青年が犯罪おかすとなると、あんまウケないのかな。ハイスミスと被るのかもしれない。『太陽がいっぱい』とか。 リリーがちょくちょく他人を必要としない、と内心考えるところが良かった。他人とのきやすい関係が好きじゃないんだろう。彼氏も作ってみたものの、心の底から信頼してたわけじゃなさそうだなあと思ったし、エリックの性格を考えるとだるそう。 とりあえずまあまあ面白かったから、ダスティンも読んでみたい。
0投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログ倒叙ミステリならここまで謎解き要素皆無でもありなのかな。 推理小説を期待しすぎると損してしまうかもしれない作品。
0投稿日: 2023.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2023.2.20 先日、だからダスティンは死んだを読んで スワンソンの世界に魅了されてすぐこれを手に取った。 めちゃくちゃ面白かった〜 ミランダの死に際は呆気なかったけど、 人が死ぬ瞬間ってこういうモンなのかもな 最後、終わり方がゾクゾク。 今年本国で続編出るみたいなので、 日本でも早く読めますように。 リリーとキンボールがどうなるか、、楽しみ。
0投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同作家の「アリスが語らないことは」 を読んでからすぐに読み始めたので 地名や設定など、ところどころ似ていて ちょっと困惑。 早々にテッドが殺されてびっくり。 リリーは人間的には理解できなかったけれど つい感情移入してしまいハラハラドキドキ。 うまく逃げおおせたと思いきや 結局最後はつかまるフラグがたってしまった。 「アリス〜」にも書いてあった シェパードパイを作りたくなった。
9投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ソシオパスが題材だと、もっと特殊な雰囲気で書かれそうだけど、リリーの描写はずっと静かで淡々としていて良かった。 人間味がありそうでなさそうな、うまくいってるような、いかないような所が現実味を持っていて好き。 トラウマになる部分の性的描写は読む人を選びそうなので、友達には気軽にオススメはできないかな。
1投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログなかなかミランダは殺されない。 このタイトルでもいいんじゃないかと思うくらいに、ミランダはなかなか殺されません。笑笑 いつ?いつ!!ってくらい殺されそうで殺されない。なんとも焦ったい一冊です、 もう最初の数ページで殺そうとしてるのに、なっかなか殺さないのよね。 なんだかなぁ。 そこまでいったらもういいんじゃない? 殺さなくても? くらいのとこでやっと殺されます。笑 長いよ!! 大した理由もなく。長すぎるよ! そんなに考えるならやめとけよ! そんな一冊ですわ。
1投稿日: 2023.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話者が切り替わるタイプのサスペンス。富豪のテッド、その妻ミランダ、謎の女リリー、刑事のキンボール。妻の不貞に気付いたテッドは、妻と浮気相手への殺意を偶然出会ったリリーに告白する。認知バイアスや認知の歪みが当事者の視点から感じられる。悪事を正当化する思考。飼い猫を守るために野良猫を殺す。親に相談しても解決しないだろうから、気持ち悪い居候の画家を殺す。ダンスパーティで恥をかかせたので、死ぬほど怖がらせる。自分を裏切って浮気した相手は殺す。どうせいつかは死ぬのだから、自分が殺してもいい。エスカレートする行動とその終焉。
2投稿日: 2022.12.25
powered by ブクログ―― いつか完全犯罪と云うものが現実になるとして、その犯人はきっと女なんだろうと思う。 恐るべきクライムサスペンス。 何をどう書いてもネタバレになる、というのはそのとおりで、レビュアーとしては手の施しようがないのだけれど、ここまで読み手として試され続ける作品もそうはあるまい。 ミステリ的な展開力は勿論なのだけれど、その展開を予想して裏切られてを繰り返す中で、自分の思考回路がどんどん、寄ってはいけない方向に寄っていく。こうすればいいじゃん、が冗談で済まなくなっていく。 立脚点を見失うというか…凄く単純に云えば、誰の味方をしているかわからなくなっているような。本来忌避すべき思考がすんなりとトレース出来てしまう怖さに何度かぞっとした。 ともかく、反転に続く反転によってもたらされる驚きと、ヒリヒリするスリルとが相俟ったエンタメ的な部分は申し分なく、仕掛けも充分な上に冷たく残る怖さもあって、非常に楽しめる一冊でした。お見事。 ☆3.9
1投稿日: 2022.08.16
powered by ブクログタイトルの潔さに惹かれてずっと読んでみたかったのをやっと読みました。 感想としては、3分の1くらい読み進めてやっと本作の面白さを感じたかなというところ。 男女間のアレコレが多すぎてちょっとくどく感じるのが個人的にマイナスポイントでした。あと、あんまり予想外の展開ってわけでもなく割と順当な物語に感じます。 しかし、人物の心理描写やこまかな情景描写によってぐっと物語に引き込まれる感覚はとてもよかったと思いました。
4投稿日: 2022.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
空港で謎の美女リリーに声をかけられた実業家テッドは妻の浮気を目撃したこと、「彼女を殺してやりたい」という秘めた想いを告白する。本気ではなかったはずのその思いはリリーによって実現可能な「計画」へと変わっていく。 いやー、面白かった!なぜリリーが協力するのか、そして彼女の過去と、気になる要素はあるものの正直前半までは前振りといった感じ。 それが後半、ミランダの視点が加わることで一気に面白さが高まっていき、リリー、ミランダ、ブラッドが集まる新居での対決は深夜でしたが眠気が吹っ飛ぶほどの緊張感と解放。まさに手に汗握りました。 恐らくリリーはサイコパスなどに分類される人物。悪とみなせば殺人にも倫理的な抵抗を感じない冷静かつ頭の回転が速い女性。 間違いなく受けつけない方もいると思いますが、私は正直彼女にかなり肩入れ、というかめちゃくちゃ応援しました。 リリーが悪と判断する人って確かに私から見ても最低なんですよね。もちろん、そんなことで「殺していい」とはならないんですが、彼女の悪に対する強い憤りは理解できる。そこへ持ち前の頭脳と動じない胆力で殺人を成功させていくのはクールだし爽快感すら覚えました。もし、彼女が無差別に自分の利益の為に殺す、または快楽殺人者なら感情移入は到底できないんですが、殺人という選択肢があるだけの”愛と平穏を求める女性”なのが魅力的でした。 だからこそ、終盤に彼女が自分の自由の為だけに刑事を手にかけ、それすらも乗り切ったと思いきやのあの手紙に、やっぱりそうなるよね...と。正直私は彼女に逃げのびてほしかったんですが、あそこで全てが明るみになることで広がる物語の余韻に、やはりあるべき最期だったのだと思わされました。 誰にでもおすすめ!とは言えない物語ですが私には大ヒットのエンターテインメントサスペンスでした。
1投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログ空港で出会った2人が殺人を共謀する仲になる… 登場人物たちの心情描写を交互に繰り広げ、殺す側と殺される側の視点に立ってるのでハラハラしながら読み進めました! 海外小説って日本の小説と雰囲気や文の構成などが違うので、読み慣れるのに時間がかかりますが、この小説は割と読みやすかったです! ミステリーよりサスペンス寄り?
0投稿日: 2022.07.19
powered by ブクログタイトルに惹かれて読んだ。 展開が気になって、読んでいて楽しかった。 海外ミステリー作品で初めて完読できた。
0投稿日: 2022.07.18
powered by ブクログダラダラと続くのかと思ったら、三部構成。 意外なところで実は顔見知り。 完全犯罪は難しい 協力者の女性主人公のパートでもいくつか事件があり、飽きさせない。 パトリシア・ハイスミス敬愛とのこと
0投稿日: 2022.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初のピーター・スワンソン。 いわゆる倒叙もの。 狩るものと狩られるものが各パートで入れ替わり、ラストへと繋がっていく。 特に二部冒頭の仕掛けは良かった。 ミランダはもちろんのこと、リリーも超絶地雷な女性。 毎日何が死亡フラグになるかわかったもんじゃない笑 ストーリー構成が素晴らしく、次作も楽しみ。 リリー父の、100年経ったら世界中の人間は入れ替わるって言う考え方は確かにと思った。
3投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログミステリーですね。おもしろい。 まるで映画を観ているかのような臨場感がある。登場人物がそれほど多くなく、交互視点で展開していく割に、わかりにくさが無かった。 そのためか、緊迫感が持続していて、惹き込まれますね。 『トイレを我慢しながら最後まで観てしまうサスペンス映画』 そんな作品。
0投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログ友人ご推薦にて。これは面白かった。 言うてもキングやディーヴァーだと読みすぎてて、なんとはなしに、これから死ぬなコイツとか、あー犯人かなと目星がついてしまうが(それでも魅入られるからすごい)、慣れてない作家だと先が読めないので身が入る。 そうきたかーって中盤からのツイスト以降がお見事!ネタバレになるからなーんも言えんが。
1投稿日: 2022.06.16
powered by ブクログ殺人を軸にしたミステリーかと思いきや 物語のほとんどは、青春小説であり恋愛小説の色合いの方が濃いと自分は感じた。 あと、翻訳小説は訳者の訳が自分に合わないと読み進めるのが苦痛になりがちだが、この訳者氏の文は気持ち良く読める文章だった。結末を知っててもまた読みたくなる作品。
3投稿日: 2022.05.31
powered by ブクログかなり最強ミステリ。展開が読めないのはもちろん。終わり方もいい。すごい作家だね。俺も凄くなりたいな。
2投稿日: 2022.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっと期待はずれかなぁ... 三部構成で主要登場人物はリリー、テッド、ミランダ、ブラッドの4人。 著者の作品も、訳者も初読みでしたが、二部までの文末が「...た。」「...た。」「...だ。」のオンパレード。 それに気づいた瞬間から少し読むのが苦痛に感じてしまいました。 三部に入ると文末の表現は一気に変わるのですが、ここに隠された意図も私には気づくことも出来ません。 テッドが死に、ミランダが死に、ブラッドも。 そうなれば必然的に残るのはリリーなんですが... 確かに構成は面白いと思いました。 視点が変わり、時間軸が変わり、同じシーンを視点を変えて描くところなんてなかなかにくい。 ただなんか薄っぺらく感じてしまったのは、そこまでの疾走感もなく、まさかの大どんでん返しでもなく、かと言ってレクター博士のようなサイコパスでもない。 次はちょっと気分転換で違ったジャンルの本でも読んでみよう。 説明 【年末ミステリランキング上位独占の傑作!】 『このミステリーがすごい! 2019年版』第2位 『週刊文春ミステリーベスト10 2018』第2位 『ミステリが読みたい! 2019年版』第2位 読者・書評家が大絶賛! 予測不可能な殺人計画の行方は!? ある日、ヒースロー空港のバーで、離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに声をかけられる。彼は酔った勢いで、1週間前に妻のミランダの浮気を知ったことを話し、冗談半分で「妻を殺したい」と漏らす。話を聞いたリリーは、ミランダは殺されて当然と断じ、殺人を正当化する独自の理論を展開してテッドの妻殺害への協力を申し出る。だがふたりの殺人計画が具体化され、決行の日が近づいたとき、予想外の事件が起こり……。4人の男女のモノローグで、殺す者と殺される者、追う者と追われる者の攻防が語られるスリリングな快作!
23投稿日: 2022.05.22
powered by ブクログ日本人はもっと魚を食べるべきだと思うんです(土瓶さんへの挑戦状) ノースウエスト航空の黒い髪の背の高いヒスパニック系美女のキャビンアテンダントに「ビーフオアチキンオアフィッシュ?」と聞かれたら食い気味に「フィッシュ!」と高らかに宣言してほしいんです そもそも戦後の欧米化により食肉文化が浸透することで徐々に日本人らしさというものが薄れていったこと、またそれがアメリカの陰謀だということはすでに皆さんもご存知かと思います つまりは日本人が日本人らしさを取り戻すには魚をもっと食べないといかんということなんですよ!(強い口調で押し切る) そして魚料理といばより日本人らしい煮付けをおすすめしたい そして魚の煮付けといえば100人の日本人に聞けば120人が一番好きと答えるカレイの煮付けですよね そのレシピはまずお鍋に水と調味料を入れてひと煮立ちさせます 調味料は砂糖『そしてみりん酒醤油』なんちて(長いわ!) さて『そしてミランダを殺す』です いやぁちょっと売り口上で煽りすぎです 全てにおいて予想の範囲内かな〜っていうね そこまで「やられた!」って感じはなかったかな? 後半畳みかけるところもなんか落ち着いちゃってスピード感に欠けました また、いちいちそれぞれのキャラクターたちの行動の理由付けが希薄なんですよね サイコな方に振り切る訳でもなくなく え?そんな理由でそうなる?ってのが多すぎるんですね そんな中途半端ならぜんぜん理解できない!に振り切っちゃったほうが良かったかな?と思いました
37投稿日: 2022.05.20
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第一部から第三部まで、リリー、テッド、ミランダ、キンボール四人の視点が入れ替わって事件を語っていくミステリ。 一部から二部に続くところが個人的に一番盛り上がった。リリーは冷静で狡猾に計画を立てていってるように見えるけど、わりと杜撰だと思います。これで捕まらずにこれたのは幸運だったとしか言えない。 刑事が出てきて緊迫した対決になると思ったら、、、どうしてそっちに行っちゃったかなあ。出てくる男性みんなリリー目当てになるのはなぜ?
2投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログ『ケイトが恐れるすべて』に続き、ピーター・スワンソン2冊目。 今回も、複数人の視点から語られる形式になっています。 ヒースロー空港のバーで見知らぬ女性から声をかけられたテッド。リリーと名乗る彼女は赤毛の美しい女性で、テッドは一緒にお酒を飲んでいるうちに、見知らぬ同士特有の気安さから、浮気をしている妻を殺したいと思っていると打ち明けてしまう。最初は冗談のつもりだった。しかし話をしているうちに、それが段々正しいことのように感じられ、気がつけば、殺害の協力を申し出たリリーと1週間後に会う約束をしていた。 再会した二人は、妻殺しの計画について具体的に話し合う。赤の他人に妻を殺してもらえば、その間にテッドは確実なアリバイを作ることができるし、二人の間になんの接点もなければ、警察の調べがリリーに及ぶことはまずない。ミランダを殺すことが現実的になってきたテッドは、同時にリリーに対して特別な感情を持っている自分の気持ちに気がついていた。妻を殺すことが目的なのか、それとも彼女を亡きものにしてリリーと一緒になることが目的なのか、テッドの胸の内でその二つがせめぎ合うようになってしまう。 でもここでひとつ疑問が。 なぜリリーは初めて会ったテッドのために、そこまで危険を犯すのか。 テッドは実業家として成功している大金持ちだ。 彼の妻はミランダといって、まだ若く美しく、そして建設中の新居の建築業者であるブラッド・タゲットと寝ている。その現場を目撃してしまったテッドは、二人の様子から彼らが体の関係だけではなく、愛し合っているのだと確信した。 そして語り手はリリーに変わり、彼女の子ども時代まで遡る。 リリーは普通じゃない。それは分かった。 そうやって複数の語り手により色々なことが判明してくるのだが、一番びっくりしたのはわたしがなんとも思ってなかったことの中に実は謎があったってこと。 大金持ちの男性、美しい女性たち。 まともな殺人の動機は大抵、金か愛か憎しみだ。 でもリリーはちょっと違う。 騙し騙されの内容に辟易した頃に、物語は唐突にラストを迎える。 最後の手紙には少し笑ってしまった。そうこなきゃねって思って。
1投稿日: 2022.05.11
powered by ブクログ内容は読みやすくて良かったけど、読み終わって色々嫌になった。この本の中で描かれているアメリカ社会の環境は僕には羨ましくない。食べ物や飲み物には全く惹かれないし、人はセックスを求めて交流し合う。ラストについても最初からその想定で不安だったのが的中した感じで驚きもない。そもそもミステリ物が好きだったのが、あまり読みたくなくなるような感想を持つような副産物も出てしまった。それはこの本のせいかどうかはわからないけど、とにかく(特に)海外ミステリはしばらく読みたくない。
1投稿日: 2022.04.05
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フェイスとミランダが同一人物であることが早々に明かされ、おっと交換殺人じゃあないんだ…と、予測つかない展開で、どんどん読まされる!でも、オチはこれかあ。あら、あの井戸って、自分ちのじゃなかったのねー。じゃあそもそも全然ナシじゃんか、「死体さえみつからなきゃ殺人事件にならない」ってやつは。ぶー。
0投稿日: 2022.03.01
powered by ブクログ下品な人間関係が交錯するアメリカンクライムミステリー。高品質な海外ミステリーが体験できる傑作! 空港のバーで偶然出会った二人が、密かな殺人計画を企てる。妻の浮気を許さない夫は具体的に計画を進めるが、想定しないことが起こり… あまり体験したことのないストーリー展開、結局この話はどうなるのか全然読めない。特に中盤からの怒涛の展開はマジスゴイ。これは楽しい!わくわくが止まらないです。そしてなんとも怖いラスト、いやーそうなりますよね。 海外ミステリーは国内ものにはない、洋画を見ているような雰囲気がたまらないですね。 独特の坦々とした書きぶりなので、流して読んじゃうと重要な情報を落としがち。ただこれは心情描写や比喩が多すぎる国内ミステリーにはない、海外ミステリーの魅力の一つだと思うので、前向きに丁寧に読むようにしましょう。 本作の読みどころは、なんといっても4人の登場人物ですよ。 騙された人、狡猾な人、もっと狡猾な人、ただただ不幸な人… 人間関係の絡まり具合が、超下品で最高です!ミステリーはこうでなきゃ。 作者の次回作もまだまだあるようでので楽しみです。国内ミステリーにちょっと飽きた方は、楽しめること間違いなし!超おすすめです。
37投稿日: 2022.02.26
powered by ブクログ空港のロビーで出会った男女から、こんな物語が展開するとは…。 なぜ私はもっと早くピーター・スワンソンを読まなかったんだ、と、本書の刊行当時の自分を問いただしたい。それくらい面白かった! これはミステリではない。犯罪小説であり、横文字を当てはめればサスペンスとかになるだろうか。 とにかくリリーの心理描写がリアルで、つめたい恐ろしさがあり、だからこそのあの幕切れが鮮やかだったのだろう。リリーがもう少し常識的であれば、まったく違った最後になっていたのだろうと思う。 殺人の被害者と加害者、でも本当に悪かったのは誰だろう?例えば言葉の意味だけで「加害者」が悪いのだろうか……。 と、こちらの倫理観も危うくなるほど、とにかく登場人物に感情移入してしまうし、物語に没入出来た作品。今にも鼻先に潮風が香りそうなほどに。
2投稿日: 2022.02.07
powered by ブクログある日、ヒースロー空港のバーで、離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに声をかけられる。彼は酔った勢いで、1週間前に妻のミランダの浮気を知ったことを話し、冗談半分で「妻を殺したい」と漏らす。話を聞いたリリーは、ミランダは殺されて当然と断じ、殺人を正当化する独自の理論を展開してテッドの妻殺害への協力を申し出る。だがふたりの殺人計画が具体化され、決行の日が近づいたとき、予想外の事件が起こり……。 2019年のベスト10で話題になった本作。デビュー作よりも腕を上げたのは間違いない。
3投稿日: 2022.02.05
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そしてミランダを殺した。 リリーの中に狂気が感じられない文章なので 美しき殺人者リリーは、完全犯罪のまま 完結してほしいと願ってしまった。 とは言え、間違いなくサイコパス 獄中で釈放が近いと悟った彼女は、 『もう2度と同じ過ちは繰り返すまい。 今後、私は誰も入り込ませない。 それはトラブルのもとだから。』 などと誓っていたが、 この世界で生きる限り彼女は繰り返す。 父から届いた手紙に救われたようなものだろう。
0投稿日: 2021.12.30
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すぐ物語に引き込まれた。ミランダでなくテッドが死ぬシーンは予想外すぎて、わくわくしながら読んだ。最後の手紙の追記が面白すぎて吹き出した。 読み始めてすぐ最初はリリーが嫌いだった。どんな理由でも人殺しは好きじゃないから。でも、その倫理観を持っていない人をどう説得すれば良いのだろう、リリーを「間違ってる」って頭ごなしに否定するのは正しいかなって考えてたけど。読み終わってからは一番考えさせられたリリーが一番好きになってる。結局一番人間味に溢れたキャラだったんだなあ。
2投稿日: 2021.10.23
powered by ブクログノンストップミステリー。 リリーの語り口が多いので、どうしてもリリー中心に感情が入ってしまうが、サイコパスは怖い。 嘘をつくと、その嘘を隠すために人を殺す。最後のオチはゾクっとくる。
3投稿日: 2021.10.09
powered by ブクログさっと読み進められるミステリー。殺人の動機や真犯人の性格描写が、共感はできないが、リアリティがなくはない。周囲の環境が異なれば、防ぐことができたのだろうか。ミステリーとして楽しむよりも、犯罪心理の難しさに感じ入った。
1投稿日: 2021.09.16
powered by ブクログミステリーランキング上位独占の傑作。その面白さを満喫!妻ミランダの不倫を目撃し、殺害を決意した夫のテッド。偶然テッドに出会ったリリーは彼に手を貸すことに。第一部はそのテッドとリリーが交互に語り手となっててんかいされるため、単純な倒叙ものかと思いきや、思わぬ形で第一部が終了。そして第二部は、語り手が変わり、今度はリリーとミランダ。この辺りから次の展開が読めず、俄然面白くなってきます。二人が接近する終盤に向かっては、語り手が交互に代わる手法がますます威力を発揮して面白さが加速します。そして最後の第3部は、また語り手が変わり、ここで正統派の倒叙かと思いきや、ラストの展開は予想外。キャラへの感情移入もでき、倒叙ものの中でも秀作です!
2投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログ評判に違わぬ面白い作品です。読み進めると想像と違う展開に驚きます。英国ミステリーのようなひねりの利いたストーリーが気に入りました。ただ万人向けの作品ではないと思います。
1投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ"鏡の法則" 「こんな人になりたくない」「あの人のこういうところが嫌い」は、もしかしたら自分を映しているのかもしれない。 読み進めていくにつれて、だんだんと互いに殺意を持ったミランダとリリー2人が似ているように思えた。 殺したいほどの相手なのに、皮肉にも自らと同じ行動や言動をしている。 良くも悪くも相手には自分を映し出している。
1投稿日: 2021.07.22
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冒頭の空港のバーでテッドとリリーが出会う、あのお洒落なミステリアス感が最高です。以後の展開は怖すぎる。 最大のミステリはリリーの「動機」でしょうか。 海外で映画化の話もあるようですが、仮に日本で映像化するとしたら、リリー:松本まりか ミランダ:菜々緒 テッド:稲垣五郎 キンボール:風間俊介 ブラッド:浅野忠信 とかですかね。菜々緒さんリリーもありそうだけど、陰キャ学生時代を考えると松本さんの方がイメージあってるかと。 松本リリーに空港のバーで誘惑されたら、まあ。
1投稿日: 2021.07.10
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中盤までつまらないなーと思ってたけどテッドが死んだあたりから急におもしろくなった。警察官の人は気持ち悪い詩書いてたし、いずれ問題起こしそうな雰囲気だった。映像化されたらおもしろそう。再開発してバレるってあるあるだから、ブラッドは別の方法で消したらバレなさそうだったね。チェットはバレても酔って落ちたって思われるだろうし。そのころリリー子供だし。最終的にはおもしろい作品だった。
1投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログハイスミス見知らぬ乗客風味かと思いきや、1部から2部の切り替えで脱線して、あとはオフビートなノリで突き進む。一言で言うと悪女もの?
2投稿日: 2021.04.16
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学生時代に同じ男と付き合い、奪い合いになった女二人が社会に出て遭遇する。既に二人を殺しているリリーの冷静冷酷な行動に感心し引き込まれる。 ミランダの殺人計画が着々と進み、実行寸前でまさかの逆転劇が起こる場面は驚きとこの後の展開が楽しみになる。 リリーの探偵張りの思考力と異常に執着する復讐心に偏執的なもとも感じる。
0投稿日: 2021.03.16
powered by ブクログ話は結構単調、ミランダが誰かわかることに驚くと言うより、リリーに感情移入しちゃって最後の方上手いこと逃げ切れそうと思った矢先の結末でぶわってなった、まあ悪いこと繰り返しちゃったらいつかはバレる
1投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログ運命的な出会いを果たしたテッド&リリー。男は女に酒の肴として妻ミランダの殺害願望話を提供。 何故か乗り気のリリー。 リリーは一体何者で何を抱え何を思い、何故テッドの妻ミランダ殺害に手を貸すのか。ミランダの行動は単なる不貞行為、テッドとの愛が冷めブラッドを愛した 果たしてそれだけなのだろうか。 テッドとブラッド メンズサイドの欲求を満たしたいだけの行動が問題を引き起こし利用され、それに対して懲りずまた欲求を満たそうとして破滅する滑稽な姿を見届け、ヒューマンストーリーを想像したが、良い意味で期待を裏切ってくれた。 単調では無いこの作品。読者にこのプランでいきます、と大まかな道筋を見せ信頼させ助手席に座らせといて、その高速並に単調な景色に飽きてきた頃急ハンドルを切ってガードレール突破な破天荒構築。 スピード感がある訳では無いのだが、着地点の見えない荒道に興奮し後半は一気読みだった。 強いて言えば、伏線があまり機能していないのが残念。リリーの過去やその家族構築、ミランダ母のかさ増し物語。刑事含めメンズ側の鼻の下を伸ばす体操のお時間。等々。 点と線が繋がりボルテージ最高潮ド派手な幕引きとはいかない静かな着地点は味わい深いのだが少し物足りない気もしてしまう。 とは言え、行動力と思考がずば抜けたこの頭脳派殺人物語を心の底から楽しみました。自作も楽しみです。
69投稿日: 2021.03.04
powered by ブクログまず、「そしてミランダを殺す」という決意表明のようなタイトルに惹かれ読んだが、原題の「殺されて当然の者たち」に納得。 翻訳物は苦手だけど、予想外の展開続きでサクサク読めた。 映画化の話があるようで楽しみ。
1投稿日: 2021.01.22
powered by ブクログ水のようにスイスイと読めてしまうミステリー小説 よくある不倫のイザコザから始まり 交わっていくテッドとリリーの人生。 中盤までは痛快な結末を期待してワクワクするが 番狂わせの出来事で、ストーリーは終わりを迎えず さまざまな人間を巻き込んで展開してゆく。 人と異なる倫理観を持つリリーの人生譚が かなり異常なはずなのにどこか爽快で 罪と倫理について考えさせられてしまった。 何度も訪れる意外な繋がりや展開も心地良く、 小さな予想外が続いていくことで 最後までこの物語の結末が予測できなかったのも ミステリーとして大変読み応えがあった。 あまりに呆気なく、それでいて無理のないラストも お気に入り。
1投稿日: 2020.12.20
powered by ブクログ巻頭に地図が欲しい リリーもミランダも、怖いけどそんなに美しいなら見てみたい 久しぶりの海外ミステリ。もっと読みたくなった
1投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ優れた刑事も探偵もいない。いつものミステリーとは一味違う、どちらかと言えば「サイコ・サスペンス」 「悪女」という言葉にストレートに当てはまるミランダに対して、リリーはサスペンス・ホラー映画に出てくる狂気の殺人鬼ではなく、幼少期の体験から自らの残虐性に気づいているがゆえに、自己の世界をガードしているものの、それでも期待と失望の中を揺れ動いている。 町の中に溶け込んで、輪郭すら不明瞭な印象を与えるリリーは、一度近づくと、裏切りに対する異常な反応を隠し持った「青白く光るポケットナイフ」の危険な魅力を発して読者をも虜にしていく。 一章毎に入れ替わりながら、登場人物が一人称でそれぞれの心境とともに出来事を語り進める。 回想などが入ることで間延びすると思いきや、ちょうどいいボリュームでそれぞれのエピソードが興味深く描かれて、ストレスを感じさせない。 そして急展開したのちは、もう読む手が止まらない。 弾劾も救済もないエンディングは、その後の想像を掻き立てる。 思う先は人それぞれ。
4投稿日: 2020.09.09
powered by ブクログただの行きずり…だった人と企てる殺害計画。 話はサイコロの展開図のように右へ左へ転がってゆく。 語り手の切り替わるタイミングも、少しずつ小出しにされる明かされ方も、その間隔・テンポが心地いい。 策士であるだけでなく、人を動かすことの巧みさ。冷静さ。 彼女の奥の方をさぐれば、一般的にいわれる動機以外の、クールな何かが潜んでいそうである。 出番は少ないながらロバータ・ジェイムズもちょっと気になる存在だった。
6投稿日: 2020.07.15
powered by ブクログ最後まで先が読めず、どうなるのだろうとハラハラしながら読みました。話の展開も登場人物も魅力的で面白かったです。 ミステリー好きな方は充分楽しめると思います。 ただ、最後は予想できる内容だし、好き嫌いが分かれるかなと思いました。
0投稿日: 2020.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
空港のラウンジで話しかけられた美女リリーに妻を殺したいと思う胸の内を冗談交じりにさらしたことがきっかけで急に現実味を帯び始めた計画。 リリーの後押しを強い追い風にして、妻殺しの計画を一歩一歩詰めていく大金持ちの投資家テッドの物語。 と思いきやリリーの方の物語とは。 全くもってありそうにないフィクションだけれど、とことん込み入った四角関係が織り成すなんとも複雑でシュールなシチュエーションを、絶妙なモノローグ形式で紡ぎあげた秀作。 結末まで読み応え十分。
10投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログ前半はテッドとリリーの一人称の書体を交互に繰り返す。 テッドが本当に妻ミランダを殺したいのか、どうなのか曖昧なまま、やや冗長した感じで物語が進む。 それが中盤から一変、スピーディな展開が進んでいく。 各章ごとのシーソーゲームはどちらに転ぶのかハラハラさせた展開となる。 終盤はこの犯罪が明らかにされるかどうかを焦点に物語が進む。 飽きさせてない展開で進む物語は一読の価値があります。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログリリー「初めまして!あら、貴方冴えない顔してるわね、どうしたの?」テッド「初めまして!実は妻のミランダが浮気していてね、いっそ殺してやりたいよ、ハハハ(アメリカンジョーク)」リリー「いいわね、是非やりましょ。(大真面目)」..という物語。1部まではあまり面白くないかも、と不安だったが、2部からは俄然面白くなってきた。白百合のようなリリーと、赤い薔薇のようなミランダの女の対決がこわっ!そして怖い女の前では男のまあ無力なこと。誰にも感情移入できないわりに、人物造形は妙に魅力的。アメリカンミステリーを楽しんだ。
1投稿日: 2020.05.22
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まずは邦題が素晴らしい。 原題は「The kind worth killing(殺されて当然の者たち)」。このタイトルがはじめから頭にあったら、誰が最初に殺されるのか?という観点で読み進めていたかもしれないが、邦題は「そしてミランダを殺す」。当然のように誰がミランダを殺すのか?という観点で読み進めるから、途中からの展開に意表を突かれ、次へ次へとページが進み、ラストまで一気に読ませる。 不思議な魅力のリリー。 普通に考えたら殺人鬼。ただ、殺人への動機を希薄に淡泊に描写することによって、殺人を一つの仕事としてこなしているように思えてくる。何だか最後はリリーに逃げ切って欲しいとの気持ちも湧いてくる。 章ごとに変わる視点。 章ごとにリリーの一人称だったり、テッドだったり、人物が入れ替わる。これがまた絶妙で、物語の流れに軽やかなテンポを生み出している。 まだ2020年前半だが、自分のなかでは今年度ベストワンになりそう。
0投稿日: 2020.03.08
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クライム小説は久々だけど、スリリングな展開は想像より楽しめた。でも価値観ぶっ飛んでるサイコキラーの物語だよ、これ。 単純なエンターティメントとしては一級品だな。最近の小説に求める趣向とは異なるのでこの評価ですが、娯楽を求める読者にはぴったりだと思う。リリーさんとち狂ってるけど、最後のオチで犯罪が公になって然るべき罰を受けるであろう余韻を残してるのが、プチどんでん返し的なまとめだな。うんうん。
0投稿日: 2020.03.02
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いろいろ読んできて私がミステリ小説というものに慣れてきてしまったのだろうか、展開はあまり驚く方向にはいかなかったなぁ、と。ブラッドはきっとミランダを殴ると思ったし。あぁ、フェイスとミランダが同一人物だったことにはビックリしたけど。4人の視点から語られる、という形はおもしろかったかなぁ。ただページをめくる手が止まらないという感覚は、さほど感じなかった。
4投稿日: 2020.02.24
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なぜこの邦題にしたのかという疑問が読了後もぬぐえないのですが、展開を読ませないためだったんでしょうかね。 「殺されて当然の者たち」ではリリーの超然的な人物像が薄れてしまう気はしますが、1章の終わりで「ミランダ死んだやん!」って思いました。 有能な探偵役が登場するミステリーだと、確実にしっぽを掴まれてしまいそうだけれど、現実の警察では捜査が及ばなさそうな擦れ擦れの所を駆け抜けていくリリー。 もしかして最後まで逃げ切るのではないかとも思われましたが、すべての殺人に独自のルールを設けていた彼女も最後は保身に走りキンボールを刺してしまうことでファム・ファタールからただの悪女に堕ちてしまった感があってちょっと残念に思いました。 あのラストを見る限り、それも作者の意図するところ なのだと思いますが、個人的にはファム・ファタールであって欲しかったな
0投稿日: 2020.02.19
powered by ブクログモノローグの積み重ねで語られる物語は真新しい。 途中まで、上手く妻殺しの計画が進んでいると思ったら、一気に話は転換します。そうくるか。でも、そこから先は、意外にも予想通りに話は展開します。もっと捻ってくるかと思ったんですが。 ラストの父からの手紙。最初はどう言う意味かわからなかったんですが、あぁ、そう言う意味だったんですね。なるほどね。
0投稿日: 2020.02.06
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テッドは浮気した妻を殺したいと考えていて、その話を空港で知り合ったリリィにすると賛同が得られる。彼女が殺す計画なら二人をつなぐものはないからうまくいくに違いない。ところが、奥さんミランダも同じことを考えていたようで、愛人ブレッドテッドは殺されてしまう。リリ-はそのことに怒り、二人を殺してしまう。二人とのつながりはないはずだったが、ミランダとは、大学時代、恋人を奪い合った仲ではあった。 女性二人ともサイコパスで、機会あるごとに殺人を犯していた。人称が章ごとにかわるスタイルで、興味深く話が進展する。最後に残ったリリーは彼女を怪しむ刑事につきまとわされ、彼を刺してしまい、そこにいた刑事に捕まってしまうが、彼はストーカーとしてつきまとっていたので、放免されるというどんでん返し。さてどうやって犯罪が露見するのかと思ったら、自宅を開発業者に売り渡しており、死体を入れていた井戸もその対象になっていたというところで幕切れとなる。楽しいサスペンスでした。海外小説も面白く読めるじゃないか。 『このミステリーがすごい! 2019年版』第2位 『週刊文春ミステリーベスト10 2018』第2位 『ミステリが読みたい! 2019年版』第2位
0投稿日: 2020.01.11
powered by ブクログ様々な人物の目線にたって描写される物語は一見すると余計な描写が多いようにも感じられるが、終盤に進むにつれてそれぞれの人物像がリアルに感じられて面白い。 ややアダルトなのが万人に勧めがたい要素ではあるが、ゾクッといい意味でも悪い意味でも心臓に悪いラストが印象に残り、その後どうなるのか想像するのもお楽しみのひとつ
7投稿日: 2019.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんや、あのしょうもない詩は・・・ 逃げ切れた・・・ 読みやすくなかなか面白かった。 が、絶対次作も読もうって程では無いかなー。
2投稿日: 2019.12.12
powered by ブクログ全編に緊張感がみなぎり、最後の1ペ-ジまで目が離せない大傑作。女性サイコパスの犯罪心理が巧みに描かれており、読む者を悪の道に引きずり込み、犯罪の成功に期待をかけさせる著者の手腕に驚かされる。積読中のパトリシア・ハイスミスの『見知らぬ乗客』や『殺意の迷宮』への読書欲を沸き立たせる、深く大きな溜息のでる満足度の高い作品。
0投稿日: 2019.12.02
powered by ブクログ内容は、面白いのかもしれないけど、やっぱり海外ミステリー苦手。 翻訳の独特の文章が、回りくどくて飽きてしまって 内容が頭に入らない。慣れないせいもあるかもしれないけど。
0投稿日: 2019.11.18
