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新装版 ぼくらの時代
新装版 ぼくらの時代
栗本薫/講談社
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総合評価

19件)
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    栗本薫といえば「グイン・サーガ」。あそこに手を出すのはなかなか勇気がいるもんで、新装版になった「ぼくらの世代」を手に取ってみた。ミステリでサスペンスなのかな。ジャンル的には。1978年刊行。だいたい50年前の作品。描かれているTV局の感じは今も昔もあんまり変わらないように思える。視聴率第一主義のTV局。長髪の男子は偏見の目で肩身の狭い思いをしながら、でも、長髪はやめない。女の子たちはアイドルにキャーキャー言っている。そうそう変わるもんではないんだな。と変なところに感慨深い思いを抱く。

    5
    投稿日: 2025.04.30
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    古いからしゃーないんだけど、 言葉遣いが最後まで読みづらかった。 冗長だし、物語りはあまり展開がない。 また、オチは予想できなかったけど、 そもそもの理由もクソみたいな話で誰にも共感できない。 主人公たちも最後の最後まで好きになれなかった。 出てくる70年代の曲だけが最高。 めーーーーーっちゃ眠くなったし、 読んでる時に何回も落ちたけど、 なんとか読み切ったぁ

    1
    投稿日: 2024.09.11
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    軽めの推理小説として、また80年代若者文化(シラケ、ヒッピー、歌番組)を映しだした物語としての側面とともに、アイドルに傾倒する少女たちの心理(を主人公の青年が代弁したセリフ)が印象に残った。「推し活」が話題になることも増えてきている現在、読んでみると発見があるかも。

    0
    投稿日: 2023.04.04
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    図書館で。 栗本薫のミステリ…というか現代ものはどうやら合わなそうだな… もうやめておこう… というわけで80年代の無気力・何考えてんだかワカンネー系若者の象徴が長髪だったんだなぁ…と悟った感じです。そしてそんな彼らもきっと今頃は中年のイイおじさんになっていて「近頃の若いもんは」とか「俺たちの頃の方がまだマシだった」なんて言いあってるんだろうな。歴史は繰り返す。 それにしてもロックバンドで「ポーの一族」って。それだけでちょっと笑っちゃうんですがどうなんでしょうか。ポーの一族だったらゴスロリ系とかじゃないのか?メタルとかもしくはクラシック寄りのテクノとか。外見にもこだわっていて、化粧とかして、衣装にも凝ってる感じの!ジーパンにTシャツで伸ばしただけの長髪がそんなバンド名にしたらファンに怒られないのか?ダメだろ~それは~(笑)どうせ少女漫画で付けるなら…なんだろ…ホット・ロード辺りが合うような?…でも暴走族は違うか。サジタリウスぐらいでいいんじゃないのか?(少女漫画じゃないか) 謎解き辺りはふぅん、という感じで読み終わりました。昔のテレビ番組ってあんな感じだったんだなぁ~ ドラムの子の殺人はとばっちり感があって可哀想な限りですが大人はわかってくれないから俺たちが…といきがってる辺りで彼らも大人を軽視したんだから手痛すぎるしっぺ返しを受けた、という事なのかも。 それにしても一番の被害者は歌手の彼なんじゃなかろうか。目の前で少女が死んでいくのを見てる訳だし。

    0
    投稿日: 2017.08.08
  • rosso さんに 1票

     私の前に書かれた rosso さんの レビュー を読んで 「本当に、そうだ!」 と思いました。 誰が犯人なのか、なかなか分からず、最期に納得する... 正に良質ミステリーです。  安保問題, 沖縄返還問題などを熱く語り合い、デモ・闘争、そして最後は過激派まで生んでしまった混乱の時代の後に書かれた小説と思うと、 軽快な文章・展開とは裏腹に、この殺人ミステリーの心理は深い気がします。  現代の若者が読んでも、犯人と殺人を犯した事情, 理由に納得しますか?... 例え納得しても、犯罪を犯してはダメですけれど...。

    2
    投稿日: 2014.10.03
  • 今は無き「ぼくらの時代」

    天才栗本薫の小説家としてのデビュー作。 1970年代の小説だけあってさすがに古さを感じさせる記載が多い。いまどき大学生が長髪で歩いていても(というか、そもそも長髪自体あまり見かけないが)、誰も咎めるものは無いだろう。その意味でタイトルとテーマの「ぼくらの時代」はすでにノスタルジーに過ぎなくなっている。 その時代の変質とややトリックが弱いところを除けば良質のミステリー。推理小説作家としてスタートしたがその後あまりに広範な著作を遺したのは言うまでも無い。夭折(と言って良いだろう)が惜しまれる。

    3
    投稿日: 2013.10.02
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    頻出するサブカルチャーや固有名詞は古過ぎますが、時代背景が分かるのでこれはこれで良いかなと思いました。ただ、登場人物たちの語り口調やノリは好ましいものではなく、感情移入できませんでした。 前半の事件の真相は意外ではありましたが、あまり正々堂々とした答えではなかったので、やや期待外れでしたし、後半の密室も予定調和で、本格推理小説としてはイマイチかなと思いました。

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    あるTV局で起こったあるアイドルのまわりで起きた連続殺人事件のお話です。 この話を支えてるのは、昔かたぎの警察といまどきのロックな奴ら。 付属の赤川次郎と栗本さんの対談にもあったけど、 昔の大江健三郎の時代だったら『われらの時代』だったのに、これは30年前に出版された当時は『ぼくらの時代』にタイトルが変わった。 たぶん、30年後の今、こういう推理小説を書いたら『ウチらの時代』になるのかな~? なーんて考えたりしちゃう。。。 この30年前から援助交際なんてあったんだぁ~。 でもその当時は何千円の単位だったんだな~とかリアルに思ったりして。。。 話自体は古くないよね~。っていうか今でも全然変わってない。 そんな社会を背景に書いてあるとこがちょっと悲しかったりする。。。 結末は、ちょっと意外な展開でビックリしたけど、まぁ普通の推理小説だったかな。。。? 栗本さんは、中島梓で文壇デビューしたんだけど、この本の主人公がこの本の書き手で栗本薫ってんで、それから栗本薫と中島梓と使い分けていろいろマルチに活躍しなさった偉い人だったのね~。

    0
    投稿日: 2012.11.26
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    最初は、軽佻浮薄な70年代の風刺小説のようでした。文章のタッチも軽いので、殺人事件を扱ったミステリにしては緊張感がありません。しかしながら、読後には若者たちの苦悩を描いていたことが分かります。著者の瑞々しいデビュー作です。

    0
    投稿日: 2012.11.08
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    僕らの時代 栗本薫の代表作で、30年前の江戸川乱歩賞受賞作。 ロンゲ、バンド、アイドルといった昭和50年代の世俗が見えるミステリー作品。連続殺人事件をロックバンドのメンバーが探偵よろしく推理し何事件を解決していく?かに見えたが、バンドメンバーが殺されてしまう。そんな中でもしらけ世代の僕らは、無感動を装いながら大人たちを煙に巻いていく。 しかし最後の結末は、実は連続殺人事件ではなく、連続自殺事件であり、僕らはその自殺にストーリーを持たせる役目だった!? 途中から以前読んだことがあることを思い出した。 そうだよね。栗本薫これだけ読んでるんだから。

    0
    投稿日: 2012.10.16
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    ミステリ色はわりと薄め。連続女子高生殺人事件に挑むロックバンド仲間の大学生3人組、を中心に据えた、まさに「ぼくらの時代」の物語。しかし、あの動機が表向きだけでも通ってしまうって凄い時代だと思う。。

    0
    投稿日: 2012.10.09
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    文体も時代背景も80年代でちょっと古いかな、という印象ですが、 独特の感性が鋭く表現されていて、少し懐かしい気がしました。 彼女自身も音楽が好きだったのですね。 文中に登場する洋楽は、きっとこだわりが強いのでしょう。 それと、書きたいことがあとからあとから沸いて出てくるような 彼女の創作意欲が垣間見えるようで、ものすごいエネルギーを感じます。 もう少し元気でいてくれたら、違ったものが読めただろうに。 本当に惜しまれます。

    0
    投稿日: 2012.09.09
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    乱歩賞第24回。読みやすいにょ☆アルキメデスより爽やか風味て感じ。 キャラがユーモラスで親しみやすい。若者たちの心の葛藤を描いて、理解に苦しむ大人たちがいてと共感する部分が多々あったかな。エンタメ的にもよくできている話。 非常に面白かった。

    0
    投稿日: 2012.01.27
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    これもやはり中学時代に読んだ記憶が。 栗本薫作品はグインサーガが入口だったので、ファンタジー作家がミステリーも書けるなんて、器用な人だな、なんて生意気な感想を抱きながら読みました(笑) 推理小説もよく読みましたが、ミステリーマニアを自負するところまでは到っていないので、この作品がミステリーとしてどのような完成度(つまり謎と、それを解く為の鍵の配置、そしてトリックの着想や実現性)なのか、判断はつきません。 でも、物語としては(俺の判断基準は常にそこにあります)秀逸だと思います。 ミステリーの括りではあるけれど、これはジュヴナイル小説だと思います。 思春期の葛藤そのものが書きたかったんじゃないかな。 ぼくらシリーズは、そんな甘酸っぱさに満ちた作品です。

    1
    投稿日: 2012.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こちらにレビューが書かれています。↓ http://booklog.jp/users/kaizen/archives/4062759330

    1
    投稿日: 2011.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初に読んだ感想としては、この作品を男性が書いていたとしたらすごく非難を浴びたかもしれないのではないかと感じました。ひょっとしたら 賞はもらわなかったかもしれないかもしれないと。 伊集院大介 もの を沢山読んで,栗本薫の愛好者になってから読みました。 「ぼくらの時代」を、栗本薫の作品として最初に読んでいたら,栗本薫の作品を読み進もうと思わなかったかもしれません。 この作品以外での登場人物としての栗本薫(男性)は,もっと透明感があり,素直だと思っていました。 「ぼくらの時代」でのような行動は取っていないような気がしました。 ネタばれになるのであまり理由は書けません。 栗本薫の愛好家以外の人の評価をぜひお聞きしたいと思います。 栗本薫の愛好家になってしまったので,ついつい擁護したくなっています。批判は抑えたくなっています。 栗本薫の初期の作品なので,難点があってあたりまえではあるので, 歴史的作品としての評価が高い。 賞を取った作品という意味が無かったら,評価は低いかもしれない。 栗本薫(登場人物)を男性として描写したのが作家栗本薫(女性)の原点であることがわかると、さまざまな謎が読み解けるだろう。

    0
    投稿日: 2011.06.25
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    主人公たちもあい光彦の風貌や設定は時代が違っていて、どうにも想像がつかない。しかし世代間の対立や、大人に振り回される子供たちの訴えという軸には大いに共感出来る。視点がころころかわってしまうために感情移入しがたいが、それこそが狙いだったのだと納得もする。

    1
    投稿日: 2011.01.14
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     何とも懐かしい、というのが正直な感想であった。ここで描かれている風俗は、作品が書かれた当時はリアルタイムの現実だったと思うのだが、今となってはまさに時代劇である。テレビ局を主な舞台にしているけれど、あ、これはあの番組かな、なんていちいち思い当たる。登場人物のファッションも、雰囲気も。レコードが(CDでなく)モチーフのひとつになっているあたり、今の若い人が読もうとしたら、脚注が必要になるのではないだろうか。  しかし、登場人物、特に主人公の3人の思考パターンはまったく違和感のないものだった。作品中では世代の違いや対立がいろんな形で現れてくるし、それがその作品の多分中心なのだと思う。そしてこれはミステリの形を借りた、ひとつの世代の「存在宣言」のようなものなのだと思う。そしておそらく僕は、その世代のしっぽなのだろう。  今の大学生たちは、大人に対してどんな感覚を持っているのだろうか。この物語に登場する3人の大学生の思考や感覚に、共感することができるのだろうか。とても気になる。

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    投稿日: 2010.08.17
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    超人気アイドルのファンの女の子が、番組収録中のスタジオで謎の死を遂げる。アルバイトで現場にいた大学生の‘ぼくら’、薫、信、ヤスは、自慢の頭脳を使って事件を追いはじめる… 栗本薫の小説デビュー作。同名の作中人物が、自分が遭遇した事件の記録を綴るという形で始まるこの小説、‘革命児’らしい著者の挑戦が感じられて、興味深い。探偵役だったはずの彼らが、物語の最後に立つ場所は…鏡の迷宮を歩くような、めくるめくミステリー体験。かなりユニークな作品。 男子が髪伸ばして、ロックだかなんだか騒がしい音楽やって、まるで自分だけで生まれてきたような顔して、口ばっかり達者で…1960~70年代に青春期を迎えた人たちは、戦争を身近に体験した大人たちから、こんな呪詛をあたりまえのように聞かされたんだろう。そんな時代の匂いが、むっとするほど感じられる、そんな‘ぼくらの時代’。 自分が‘ぼくら’の年頃だった時期(ちょうどこの本を最初に読んだ時期)は、作品の時代から10数年は過ぎていて、そういう意味では少々古い印象を受けたけれど、いつの時代も「今時のわかいもんは…」という言葉を聞かされることに変わりなく、当時の自分も、そんなセリフばかり吐く大人たちをうっとうしく感じて、`ぼくら‘にリアルな親近感をもっていた、そんな気がする。 自分も微妙な齢になった今、読み返して思うのは、大人たちの気持ちの複雑さだ。「今時のわかいもんは」には、諦めてしまった夢、捨ててしまった憧れ、後悔、焦燥…そんな想いが練りこまれている、そんな風に見えてきた。大人たちの言葉を、ただ「うるさい」と感じて、聞き流すことしかできなかったけれど、その時の大人たちが若者だった時の話を、時々は聞いてみてもよかったなと、今更にして思ったりして。

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    投稿日: 2010.07.16