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パン屋再襲撃
パン屋再襲撃
村上春樹/文藝春秋
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総合評価

187件)
3.7
32
68
56
8
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パン屋再襲来 村上春樹のイメージ通りの作品って感じがした。結局なんでパン屋を襲う必要があったのかよくわからなかったけど、そのよくわからない感じが文学って雰囲気を醸している気がする。いま感じている状態をボートの映像に例えられても明確に分析できない。 ファミリー・アフェア 妹との微妙な距離感、妹の婚約者に対する嫌悪感が絶妙に表現されている気がする。 偏狭な性格な僕をあらゆる事象から描写しているのは面白かった。「フィンランド語の動詞変化と同じくらいよくわからなかった。」けど。 ねじまき鳥と火曜日の女たち なにかが起こりそうで起こらない感じでずっとソワソワした。 消化不良で終わった感じがする。「ねじまき鳥クロニクル」も読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    ちよっとミステリーっぽいのに、解決しない 笑 ちょっと詩のような雰囲気もある これが村上春樹ワールドかぁ

    0
    投稿日: 2025.11.28
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    想像力がないので、考察を見て初めて感動した パン屋再襲撃の象徴性(学生運動への反省を象徴している)、象の消滅は主人公がやけに象が好きなところがなんだかいいと思った ねじまき鳥〜はクロニクルを読んでから読むと村上春樹が執筆する際のプロセスが伺い知れてよかった

    0
    投稿日: 2025.11.17
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    ⭐️パン屋再襲撃 何度この本を読んだのだろう。若い頃はふわふわした印象しかなかった。相変わらず感覚で読む村上作品なのだが、妙に懐かしさが込み上げるのは歳を重ねたせいか?今回は表題作より「象の消滅」が印象的だった。世界は統一性、便宜性を求めすぎるためバランスを失っている。年老いた象と年老いた飼育員が幸せそうに見えるのは何故だろう?

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    この本は、まさに春樹ワールドといった感じの本で、とても気に入りました。 少し現実離れして、哲学的で、詩的な感じがとてもよかったです。

    9
    投稿日: 2025.11.03
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    ファミリーアフェアは主人公?の独特なユーモアのあるボケがなかなか面白かった。「オブラディオブラダ、人生は続く」困難な場面に直面したらその時考えるっていう気楽さが自分にはない考えで見習いたいとも思った。 ほかの5個はよく分からん

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    なんと約40年前の著作。今よりも閉塞感が少なく希望に満ちていた時代の空気感が感じられます。村上春樹さんの文章も力強く若々しい気が。面白かったです。ここから名作、ねじまきどりクロニクルに繋がるんですね。

    12
    投稿日: 2025.10.19
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    何年かに一度、どうしても読みたくなる短編というものが、いくつかある。 そのひとつが、この本に収められた「ファミリー・アフェア」だ。 若い頃、それこそ二十歳そこそこの頃に大好きだった作品で、春樹のあらゆる作品の中で最も春樹ジョークが鮮やかに炸裂していて最高だ。 『帰納法、と僕は思った。』が個人的にはツボだが、ここだけ抜き出しても何のことやら。 「ピンボール」にルーツを持つ作品あり。 「クロニクル」のルーツとなった作品あり。 どの短編も春樹ファンにはたまらない。 そして、いったい何人のワタナベ・ノボルが登場するのか。

    11
    投稿日: 2025.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はじめて読んだ村上春樹はたぶんこの作品の文庫版。有名な作家さんだし読んでみようかなって読んでみたけど…。なんだか良く分からなかった記憶があるな~。まさか色々読んでクセになるとは思わなかったな。『ねじまき鳥クロニクル』を読みたくなってしまったな~。

    0
    投稿日: 2025.10.01
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    「ファミリー・アフェア」 村上春樹を好きになった理由を思い出した。僕は『風の歌を聴け』をきっかけに村上春樹を好きになった訳だけれども、そうだよなぁ、これだよなぁ。クールでスマート、都会的な村上春樹作品の真骨頂。 クスッと笑えて、むず痒くなるくらい格好良い主人公に憧れる。 能天気な冗談を言う、それにしっかり者の女性が呆れながらツッコむ。この構図、すごく好きだなぁ。 最近の重いテーマに果敢に挑戦している村上春樹も好きだけど、初期のこの能天気で飄々としたアーバンな村上春樹もやはり好きだなぁ 初期の頃の村上春樹が好きな人は是非読んでみてほしい。

    5
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「営業用の微笑みだけは明け方の三日月のように唇の端のあたりに不安定にひっかかっていた。」の一説を想像してクスッとした。

    0
    投稿日: 2025.09.10
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    『パン屋再襲撃』『ファミリー・アフェア』が好き。 村上春樹はが繰り返し用いるものとして、”妻”、”セックス”、”失踪”、”猫”がある。 時代背景が違うので、軽い気持ちで女と寝ている主人公の気持ちが分からん。 昔は出会いの機会がたくさんあったのかな? 一度もそういうことになったことないから、気持ちが分からん。

    7
    投稿日: 2025.09.09
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    ■参加者の感想をピックアップ■ ・ 作者の名声が先行してどうしてもハードルが高いと感じていたが、予想に反してDecentな感覚の持ち主だと思った。 ・(クローゼットからライフル、など予想を裏切る発展が続き)面白く、脳に良い刺激を感じた。 ・主人公の男性がいつも斜に構えていて、流されやすく、しかもすぐに女の人と寝るのが、昔のトレンディドラマみたいだった。(※主義主張のない、「透明感のある主人公」は春樹作品の特徴の一つだそうです。主人公にキャラクターがない分、他のキャラクターが際立って見える狙いがあるのでしょうか) ・(母になってから再読したからか)主人公の何もしなさに腹が立った。 ・(春樹作品は全体を通して)諸行無常や人生の儚さがテーマにあると思う。また、何故かいつも女性に去られる男性を主人公にすることが多い。 ・「水が透き通りすぎて深いのか浅いのかもわからない」など、とにかく比喩が素晴らしい。 ■読書会後の私的感想■ 作者の名声と強いメッセージ性のない作風で、今までは自分の読解力が足りないから楽しめないと感じていた村上作品でしたが、課題本を読む前に「雰囲気を楽しむ」というヒントをいただき、初めて彼の著書を楽しむことができました。残念ながら私のストライクゾーンからは少し外れていたのですが、「ああ、この箇所とかはファンにはたまらないんだろうな」という彼独特の言い回しや設定が随所に散りばめてありました。 また、 すべての短編が、現実社会で非現実的なことが起こるが話自体は淡々と進む、という体ですが、その非現実も違和感なく読み進めてしまえるあたりは、彼の高い筆力と描写力の賜物だと思いました。 ちなみに、ファンのえりこさんがおすすめする長編は、「羊をめぐる冒険」、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」だそうです。もしこの機会に村上春樹に興味を持った方がいましたら、ぜひ長編にもトライしてみてください! ■参加人数■ ・ 3人 ■今月の課題本■ ・「パン屋再襲撃」(村上春樹 著) ■開催日時■ 2020年11月

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    一見は合理性がない物語の中に、合理性を当てはめていく作業。見えない水脈を探し当てるように、ひとつの筋を見つけようとする作業を続けていく。こんな作業を通して、この物語たちは、読んだ人々に溶け込んでいくのだろうかと思う。

    1
    投稿日: 2025.08.25
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    ファミリーアフェア。兄妹がまるで熟年夫婦のようなやり取りで、婚約者と妹の会話はまるで仲の良くない兄妹のよう。そう感じるのは、自分と妻とが上手くいっていることの証明みたいなものだなと、良い気づきを得られた。それでなくとも、この話はどこか共感できるところも多くて凄く好きだった。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    パン屋を襲撃するという意味がわからない展開。展開自体は意味がわからないけれど、独特の世界観すぎて安定に面白い。比喩が誰にも思いつかないような比喩で彼にしか書けない

    1
    投稿日: 2025.08.21
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    笠原メイ、ある歯科医の受付女性は五反田君と過ごした後に失われてしまったメイなのか。名作長編『ねじ巻き鳥クロニクル』へと続く前日譚を収めた、読者に畳み掛ける短編集。山羊を飼う少女、ワタナベノボル、ある場合においては繋がり合う世界観。ひと差し指で軽くこめかみを押さえると、かっこうと鳴く声が聞こえる。

    10
    投稿日: 2025.08.13
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    ピンボールの双子の登場にはテンションが上がった。村上春樹作品は、つながっているようでつながっていないようでつながってる感じがする。個人的にこの短編集では、喪失がテーマだと感じた。我々は失った瞬間悲しむのではなく、気づいた時に悲しむ。

    0
    投稿日: 2025.07.26
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    パン屋再襲撃、象の消滅、ファミリー・アフェアという面白い短編が三作も続いて収められており、特にパン屋再襲撃、ファミリー・アフェアの二つはユーモアに溢れた作品であり、あまり本を読まない人にとっても読みやすい事請け合いである。 ねじまき鳥と火曜日の女たちというねじまき鳥クロニクルの種となる様な短編もあり、こなれてきた読者としても重要な一冊だ。

    1
    投稿日: 2025.07.16
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    パン屋再襲撃が何故か心に残ってしまった。 なんでだろう。少し変なのに、想像できてしまって、そこには少し憧れがある。

    0
    投稿日: 2025.07.16
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    ねじまき鳥、パン屋再襲撃、象の消滅、 あなたの頭の中のどこかに致命的な死角があると思いわないの? 確かに、どこか地底の底のような暗闇が、自分を違う自分へと、ねじを巻くようにジリジリと巻いて、ずらしているような気がする

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    初めて読んだ村上春樹作品 6つの短編で構成 中でも"象の消滅"という話が好きだった ある日、町で飼育されていた象とその飼育員が、急にいなくなってしまう。形跡も残さず消滅してしまう。その大事件も、日が経つにつれ多くの人の記憶から消えていく。 その象に愛着を持っていた男が、仕事関係で出会った女性とお酒の場でその話をする。 結論、選んだ話題としては間違いだった。 感情や心踊る物で人と繋がるより 便宜的である方が生きやすく、評価される。 それだけで物語が成り立つようなストーリーを、伝えたいことの反面教師に使うのが凄いと感心してしまった

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    再読。初回いつ読んだかは忘れた。 おもしろい。全話おもしろいし、ねじまき鳥読んでからだとなおおもしろかった。

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    微妙に話の繋がった短編集。 表題作であり、するっと読める「パン屋再襲撃」 謎が残るものの読み進めやすい「象の消滅」 村上春樹節とも言えるユニークな台詞を楽しめる「ファミリーアフェア」 この前半三作は楽しめました。 正直、どの話も好みが分かれると思うので評価は難しいと思います。

    0
    投稿日: 2025.05.05
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    《目次》 「パン屋再襲撃」 「象の消滅」 「ファミリー・アフェア」 「双子と沈んだ大陸」 「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン放棄・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」

    0
    投稿日: 2025.04.23
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    「ファミリーアフェア」は面白い。 きっちりとした生活を送る妹の婚約者にげんなりする主人公両者を比べてみたら、恐らく我々は婚約者を好きになるはずだろうけど、そういう種類の人間に少し気後れする自分もいることもまた事実。 退屈な日常には怠惰と安寧があるけど、そこから離脱した人間たちが送る日常に少しの刺激が含まれている。それが現れてる気がした。 それ以外はよくわからない。象の消滅に関しては本当に謎。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    多分、私は村上春樹を剽窃する文章や表現やコントに触れすぎたんだろう。本物を読んだ感想が、「すごい村上春樹っぽい〜」なんだから恐ろしい。 どこか退廃的なアーバンアトモスフィアの中で、風のように女達の上を渡り歩く男(絶対に喫煙家)は初期作品でも定番ですが、こんなん読むタイミング今じゃなかったやろって我ながら選書ミスを痛感した。我が子が生まれためでたい年に、初めて読了した本が、テレフォンオセッセをけしかける話が収録された作品か〜い。

    9
    投稿日: 2025.03.06
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    総評としてやはり、村上春樹の文章は面白い。 ときどきあまりにも拗すぎる表現や言い回しも見受けられたが、やはりここまで考えを客観的かつ主観性を持って語ることはなかなかできない。 必用に描かれる男と女の関係が心地よくおしゃれである。 日常を感じさせる音楽や映画、考えを表現する目線ややり取り。会話のテンポでは、独文と会話文の流れ。さまざまなものが読みやすく流しやすい要因になりうる。 内容としては、 パン屋再襲撃では過去の自分自身と今の自分自身によるわがたまりを描いた。 マックを襲うことが面白いが、主人公のわがたまりをじぶんのわがたまりであると大胆に論理する妻が痛感である。 物の準備も含め、彼女にもそのわがたまりはあったのだろう。 また、あれは渡されたのだと、過去のパン屋の襲撃を語るのも非常に面白い。 ゾウの消滅 個人とその存在を定義される様はいまの外国人問題のようである。 ゾウの消えた先に待っているのは幸福なのか... ファミリーアフェア 非常に等身大であり面白い. 今を立ち止まる主人公も、不安を振り払おうと思った妹もその先に待っているのは不安である。 ジム・ジャームッシュの映画のパターソンを思い出した。小さな変化こと日常の幸福である。 最後に終わるカタルシスも含め、今後たくさん読み直すであろう一説。 非常に好みである 双子の沈んだ大陸 非常に難しい本編。あまり考えたことを忘れてしまったが、人を壁の隙間に埋めるように塗っていく行為は我々人間による自己形成の本質であり、それをいまから取り出してやり直すことなんて本質的に不可能なのだと私も思う。 それは喧嘩をやり直すことや別れを立ち止まることなのであろうが、今の私にそれは重要にはとても思えない。 ローマ...以下省略 帰着したテーマがフェチすぎる。 組み立て方骨組みを作り方がオタクすぎてつまらなかった。 ねじまき鳥と火曜の女たち 非常に面白いかつ、痛快な小説である。 小説を謙って読む大学生にぴったりな本。 過去を振り返る時、大学のようすから現代まで一気に飛ぶ。 過去なんてきっと、そんなに昔ではない。 本質なんてものはそうそう変わらない。 裏道を渡る場面。妻の葛藤と猫を探していた過去を暴く。だが、非常にわかりにくい。 翻訳をしたようなメリハリのある会話は村上春樹といった感じで非常に心地よく、含みがすごい。 いつも選択を強いられていると思っている主人公。パスタが茹で上がってしまう。女に声をかけられたから猫を探すのをやめる。自分が女子高生なんてわかるわけがない。 全て選択をしているのは自分自身であるが、それは自分自身のせいだとは思わない。 火曜日の女たち。どんな意味があるのか、 これを読んだ後にねじまき鳥クロニクルを読んだ人たちはどんな感想を得たのか。 今から読むのが楽しみである。

    1
    投稿日: 2025.02.12
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    久しぶりの村上春樹。 6篇の短編集。 彼の短編集を読むのは初めてかもしれない。 ・パン屋再襲撃 「もう一度パン屋を襲うのよ。それも今すぐにね」と彼女は断言した。「それ以外にこの呪いをとく方法はないわ。【本文抜粋】 アヒルと鴨のコインロッカーを思い出した。 あれは本屋だったか。 ・象の消滅 はあ、そうですか。不思議ですね。という感想しか出ない。 ・ファミリー・アフェア 一番村上春樹っぽかったような気がした。 妹の婚約者と遭う兄の話。 なんだかんだ言っても仲の良いご兄妹ですね。 ・双子と沈んだ大陸 別れた双子の女の子のことをずーっと考えてしまう男。 ノルウェイの森とか他の作品でもこんなのあったような。 作者は双子というものに特別に惹かれるものでもあるのかな。 ・ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵攻・そして強風世界 長ったらしいタイトルに反して本文はたったの13ページ。 しかも珍しく挿し絵付き。 挿し絵の分を除けば実質11ページ。 嵩増ししようとして挿し絵なんか入れたのかな? ・ねじまき鳥と火曜日の女たち ねじまき鳥クロニクルの原型らしい。 たしかに中途半端な終わり方だった。 本人が消化不良で続きを書いてみたくなったのか。それとも編集者や読者にでも要望されたのか。 ねじまき鳥クロニクルの方はきれいサッパリ忘れているので原型ぶりが判別できなくて残念。 全部まとめての感想としては、あまりおもしろくはなかったなー。 あとがきも解説もないので、よくわからんかったしー。 /⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\

    35
    投稿日: 2025.02.06
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    どの短編もおもしろく、クスッと笑える。 テーマはなにかと問われたら、なかなか難しいけど日常の設定の中に非日常的な出来事が次々と起こるコメディのようでそのアンバランスさがおもしろかった。 ねじまき鳥クロニクルの元となった短編もあったり、ワタナベノボルが何ヶ所か出てきたり、繋がっっていない短編がどこかで繋がっているのかと考えたり考えなかったり。 気を抜いて読める村上作品でした。

    0
    投稿日: 2025.01.26
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    『パン屋再襲撃』の短編のみ読了。 小説読んだのがもう何年ぶりか分からない。 村上春樹さんの作品は、恐らく初めて。 最近は、読みやすい作品ばかり読んでたから、読み方が分からない漢字や熟語を調べながら読むのも新鮮だった。 内容は多分、夢の中の話。 奥さん、ファミレスは拒否したのにパン屋は探しに行ってくれるんかーい。 とか、冷静に考えると…なところが多い。 海の描写で、過去のトラウマとリンクさせてくる感じが映画を観ているようだった。

    0
    投稿日: 2025.01.25
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    初めての村上春樹作品。初めて手に取ったのは三年前くらいで、その時は回りくどい独特の表現に疲れてしまって(笑)これが村上春樹なんだ…!と途中で挫折してしまったが、今回は読書習慣ができてからの再開だったのでスラスラ読み進められた。 絵画でも歌でもその人の作品だとすぐ分かるのが本物の才能だなと思うけど、まさにそれで。村上春樹の世界、明け方に見る夢みたいな、夢心地になってしまう。本作はやれやれな男たちがたくさん出てきたが、描写は十分なくらいされるんだけど、心情や肝心なことはあえて描かれていない感じが想像力を刺激して尽きない。他の作品も読みたいと思う。

    0
    投稿日: 2025.01.13
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    Podcastの読書会に触発されて、1年ちょっと前にはじめて村上春樹を読んだときに書いた文章を発掘&掲載してみる。表題作を読んだあとのこの文庫はまた一年以上積まれているのだった。 はじめて読むことになった村上春樹の小説は、86年の短編集の表題作。先入観を持って頁を捲ったけれど、嫌なところがあまりなかったというか、これは良い短編小説なのかもしれない。と思って2回続けて読んでみる。 ありそうで、やっぱりなさそうな設定、しっかりと書かれる固有名詞、唐突に現れる突飛な事象と、それをサラッと受け入れる登場人物と物語、“現実”とシームレスな心象風景。それを書く湿っぽくない文章。と、良かったところを考えていくと、これはいつも読みたいと思っている海外文学の短編とも被っていて、なるほどと思う。外文influenceな短編小説。そりゃ嫌いじゃないですよ。でも、この後逆輸入的に欧米に影響を与える側になる長編小説は、やっぱり苦手ぽいんですよね。イノセントなものの扱い方とか…という読んでいないのに持っている先入観は、その辺りの小説を読むことになる(かはわからないけれど)まで引き続き持ち続けておこうと思っています。 読書に限らず表現に触れるときに持ってしまう先入観はわりと大切にしたいとも思っていて、それがそのまま当てはまったりその上で良かったり、覆されて新しい発見があったり斜め下をいってがっかりしたりも含めて、どうしても持ってしまうものなら、そこに生じる差違も楽しんだり驚いたりしたいと思うので。まあ、それで読まない本もあるかもしれないけれど、そいういのはタイミングだから。 ああ、そう、この短編を読んだのもタイミングなのだった。最初に短編集を手に取ろうと思ったのは宮内悠介の短編「クローム再襲撃」を読んだからなのだけど、古本で買ってから例によって積んでいたこの本を開くきっかけは数日前のパーティで村上春樹の話をしたからで、この短編小説はそのとき話に出て翌日買いに行ったスティービー・ワンダーのCDを聴きながら読んだのでした。というようなタイミングと物語も含めた文章を書いて「村上春樹を読む」というタイトルをつけてみたい、という気もしてきています。

    4
    投稿日: 2025.01.11
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    どれもハズレのない短編集。『双子と沈んだ大陸』では双子の近況を知り、『ねじまき鳥と火曜日の女たち』はクロニクルの元を見ることができた。春樹ファン必見ではないだろうか。

    0
    投稿日: 2025.01.08
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    表題作の『パン屋再襲撃』は本の一番最初に収録されている短編だ。 深夜に目を覚ました主人公夫妻は空腹に耐えかねていたのだが、主人公はふと学生時代にパン屋を襲撃したことがあることや、その顛末の釈然としない気持ちを「呪い」と称してを妻に溢す。するとそれを聞いた妻は、呪いを解くために今からパン屋を再襲撃しようと提案する。 なんともまあ、初っ端から村上春樹ワールド全開である。 しかも余計に愉快なのが、なんの計画性もなく話が進行していくこと。東京といえども深夜二時半に開店しているパン屋は見つからず、最終的に妥協してマクドナルドを襲撃することになる。 無論、標的をマクドナルドに変更したのは妻で、主人公は「マクドナルドはパン屋じゃない」と彼女に呆れ返る。まるで読者の気持ちを代弁しているような途方の暮れっぷりに笑いが堪えきれなかった。結局ハンバーガーが食べたかっただけなのでは……というツッコミはやめておこう。 主人公の妻は非常にパワフルであるが、それでいて妙に愛らしい。バックボーンもほとんど描かれていないに等しいのに、読者を強烈に惹きつけるのはなぜだろうか。強引に物語を動かしながら主人公を従える姿は、村上春樹氏と読者の関係に似ているのかもしれない。 以下、各短編のざっくりとしたあらすじと感想。 ○象の消滅 街のシンボルだった老いた象とその飼育員が失踪、もとい消滅する話。一見ミステリーのようで謎はまったく解決しないため、どちらかといえばファンタジーよりの作品だろうか。 作品の本質に触れることは難しかったが、相変わらずの村上春樹節が良かった。特に9月末に降る雨の表現がお洒落で好み。 ○ファミリー・アフェア 同棲していた妹の結婚を機に、妹との関係性が変化していく男性の話。 主人公は口を開けば冗談を言わずにはいられないような男。そんな男が心地よかった妹との関係が崩れていく現状を憂いている様子が、人間臭くてとても良い。 ○双子と沈んだ大陸 かつて双子の女と暮らしていた男性が、たまたま目にした雑誌で二人の姿を見つける。また、主人公は雑誌に双子と共に座る男性を見つけ、それが彼女らの現在の寄生先なのだと知る。 前述の二編よりも喪失感強めの作品に感じたものの、やはり謎を多く残しておりモヤっとする。歯医者の受付の女の子を登場させたのにも、何か意図があってのことなのだろうか…。 ○ ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界 短編につけるタイトル名じゃねえ!とツッコミたくなる作品。ある日曜日に起こったことを男が日記にまとめたのがタイトルの由来なのだが、こんな大雑把なメモでは何が起きたのか振り返ることは難しいだろう。 タイトルを含め、クスッと笑わせてくれる不思議な短編だった。 ○ねじまき鳥と火曜日の女たち 失業し専業主夫をしている男性が火曜日に出会ったさまざまな女たちとの話。 ここまでの作品で、村上春樹氏が作中の登場人物にワタナベノボルという名前を当てはめることは知っていたが、まさか猫の名前にまでなっているとは……。また『ねじまき鳥クロニクル』と関連がある作品なのかも不明。いつかあちらを読めば理解できるのだろうか。

    42
    投稿日: 2024.12.26
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    村上春樹に久々に触れた。動機とか大事なところを濁しちゃう感じとか一般人の理解の範疇を超える言い回しとか、異世界に飛ばされた気分になるからやっぱり面白い。パン屋再襲撃、象の消滅、ファミリー・アフェアの3つが面白かったかも。インディアン蜂起に登場したソフィーの選択いつか観よーっと。村上春樹の短編といえば、最近友達と話してて思い出したとんがり焼きの盛衰を読みたいんだよな〜

    0
    投稿日: 2024.11.16
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    久々に読んだけどやっぱり面白い。真面目に考えたら馬鹿馬鹿しい?けど。なさそうでありそうな話しに思えて不思議。強風が吹いてローマ帝国が崩壊したことを感じる。発想する?そう言うの好きです。

    4
    投稿日: 2024.11.12
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    存分に「やれやれ」してる本。女の話ばっかりだな、とか、かっこつけすぎだろ、とかどうしても思ってしまうんだけど、文章が良くて読めてしまう。平易だけど独特で、40年近く前の本なのに古さを全く感じさせない。「パン屋再襲撃」と「象の消滅」が好きだった。

    0
    投稿日: 2024.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は多分3,4年くらい前からずっと読んでなかったんだけど、晴れて今日全部読み終わったということになった。 ただ最後のねじまき鳥短編以外のことはほぼ全て忘れてる。 にしても、最後のはわかりやすかった。 電話の女の主も足を引きずっている女の子もどちらも妻の姿が変わったもの。時間を経て、あるいは巻き戻した姿と言える。もしくは現在の妻が迷い混んでいる「路地」までの案内役。門番的存在。 猫=ワタナベ・ノボルは彼女の中で悩みの種。 本当に言葉の意味そのまんま。 猫という気まぐれな存在が抽象化され、そこに名前としてつけられた義兄(テレビに出る人間)であり、妻の悩みの種である。 それがとんと袋小路に逃げていったのだけれど、主人公は必死になって探そうとはしない。 猫というものは果たして夫婦間で解決すべきことなのだろうか?ずっと電話はなり続ける。

    0
    投稿日: 2024.08.23
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    あまりにもめんどくさい比喩表現。どんなふうに生きていたらこんなめんどくさい表現が思いつくのか。でも、何度か読み返して咀嚼しているうちになぜかちょっと癖になってきて、面白さまで見出している。もう自分でもよくわからん。村上春樹は学生の頃に読んで、それがほんっとに訳わかんなくて、以来敬遠していたのだけど、あのときと比べるとすごく読みやすかった。本作が短編で読みやすいのか、自分が大人になっただけなのか。読みやすいと言えども、わたしの頭ではすべてを理解するのは無理なんだけど…(「パン屋再襲撃」の地底火山の比喩の意味がわかんなくて解説調べちゃった)でも、村上春樹の本、もうちょっと挑戦してみようかなって思った。唯一無二であることは間違いない…。「ファミリー・アフェア」台詞センスが光っていて面白かった。

    1
    投稿日: 2024.07.26
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    村上春樹の短編は面白い。85年頃の時代背景が新鮮で古さを感じなかった。一度読んだことのある短編ばかりだったが内容を覚えていない部分が多く新しい物を読む気持ちで楽しめた!

    0
    投稿日: 2024.07.20
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    「初期の傑作6篇」とある。 喪失感や虚無感みたいなものが漂う作品が多い。 そして、渡辺昇(ワタナベノボル)が多出(笑) 『パン屋再襲撃』 この話の、激しい「飢餓感」は何かを象徴しているのだろうか? 過去のパン屋襲撃の時は、この自堕落な生活をこのまま続けていてはいけないという焦燥感? 現在は、結婚してこのまま落ち着いてしまうことへの焦燥感? 『象の消滅』 象の消滅を経験して以来、何かをしても、しなくても、結果は何も変わらないのではないかという思想が芽生えた。 そして僕は便宜的に生きることで、なんとなく仕事もうまくいっている。 「便宜的」という言葉をなんとなく雰囲気で流して読んでいたが、きちんと辞書を引いてみたら、 『理想的ではないが、ほかに上策もないので、仮にそれに従う様子』とあった。 いろんなことに折り合いをつけて生きていく・・・それが大人の生き方。 『ファミリー・アフェア』 妹が変わったのは、彼女の婚約者、渡辺昇のせいだ。 僕はキリギリスで、渡辺昇は蟻のタイプ。とてもきちんとしているが、何もかも気に入らない。 妹を取られたくなくて拗ねてるんだろう?めっちゃ、妹を愛してるなあ。 『双子と沈んだ大陸』 1974年4月 「1973年のピンボール」に出てきた双子を雑誌のグラビアの中に見つけて不安定になる、僕。 双子は僕の前から忽然と消えたわけではなく、ちゃんと納得してお別れしたよね? 双子って何者なんだろう?羊みたいに、ある条件の人のところに憑いて回っていたりして・・・ 『ローマ帝国の崩壊・1881年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界』 僕は、毎日、簡単なメモをつけておいて、日曜日に1週間分の日記をきちんとした文章で書くのを習慣にしている。 今日のできごとのメモは、 (1)ローマ帝国の崩壊 (2)1881年のインディアン蜂起 (3)ヒットラーのポーランド侵入 ・・・これ絶対、後でなんのことなのか分からなくなるやつ。 「強風」「彼女とカキ鍋」、この方がいいよね? 『ねじまき鳥と火曜日の女たち』 変な女からの変な電話(もはや、コント) 猫を探しに行って、出会った女子高生。 あなたのせいで猫が死んだと責める妻。

    3
    投稿日: 2024.07.18
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    久しぶりに村上春樹さんの世界にふれたくなって短編集を手に取った。 最初の「パン屋再襲撃」から夢中になった。何が飛び出すかわからない展開。巧みな比喩と春樹語。 やれやれ、また戻ってきてしまった。わけのわからないひどく魅力的な世界に。 「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」 これ、日記の内容題名メモ。センスあるよなあ。ほんと。私のツボだった。

    59
    投稿日: 2024.07.01
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    村上春樹の初期短編集。 「パン屋再襲撃」ある日特殊な飢餓感におそわれ若い夫婦。夫はかつてパン屋を襲い、ワーグナーを聴いたらパンをあげると諭されたことを後悔し、妻はそれならもう一度パン屋を襲撃しようと東京の街を徘徊。マクドナルドを襲いビッグマック30個を要求する。他にも、街で親しまれる象が飼育係とともに姿を消す「象の消滅」など。 はまりたいのに、なかなかはまれない。ハルキストの気持ちがわからない。なんではまれないのか考えてみると、おそらく、短編集は膨大な村上春樹世界のわずかな上澄みだから、だろう。他の作品とリンクしていたりするから、知ってる人には面白く知らない人は煙に撒かれる。 もうひとつは、時代背景を理解していないから。表題作は、学生運動の比喩として語られることが多いらしい。また、当時、政治的主張やイデオロギーを持つ作品こそが良いとされる時代にあって、村上春樹の描く日常のありふれたものが新しかったとも。なんにせよ、同時代に読んでこそ面白い、という側面があるのかもしれない。少し気障に感じるところも含め。 だけど負けずに読んでみたい気もする。ドライブ・マイ・カーの原作短編集は面白かった。コンピレーションアルバムのような通底するテーマがあったからだろう。ちゃんレンジしてみよう。

    2
    投稿日: 2024.06.16
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    パン屋巡りをした翌日に図書館で見つけ、名前で読んだ笑 不思議な長編を読むことが多かったが、不思議な短編の村上春樹も結構面白い。 ワタナベノボルと笠原メイ出てくるのいいね!

    7
    投稿日: 2024.06.01
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    限りなく⭐︎5に近い⭐︎4 と思ったけど思い返したらこれは⭐︎5でしかなかった。 象の消滅は読みながら思考が巡る、理想的な短編。 双子もねじまき鳥も、長編作品読書には堪らない。

    1
    投稿日: 2024.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなか理解させてくれない、この短編たちに心惹かれる。でもどうしたって分かりたくなってしまう。 『パン屋再襲撃』は、「愛を描く世界の秀作短編シリーズ」という女性雑誌に掲載されたらしい。それを知ると、 犯罪を犯してまで、夫を救済しようとする妻の行動‥確かに、ここに描かれているものは愛である。互いを想いあい、結婚した間柄であるからこそ、夫の凄まじい空腹感を、妻も同じように感じる。満ち足りなさを掻き消そうとアルコールに手を伸ばしても、それは一時的な効果しかなく、根本(強い空腹感)は変わらない。彼を救うのは妻の行動であったということか。

    2
    投稿日: 2024.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての村上春樹作品。 始めは怯えて読み始めていたけど、挫けることなく読了。 「パン屋再襲撃」は名前の通りパン屋を再襲撃しようとする話で、タイトルと設定から一気にひきこまれたが、襲撃前からその後までの会話、描写が面白く、でもどこかリアリティもあり何かそういう映画を見た気分になった。 「象の消滅」もタイトル通り町の象が突然消滅してしまうお話である。 この象の消滅によって主人公の中で変化が起きていくのを、象の消滅までの流れと、女性との会話で追いかけていく。大きな物語の展開があるわけではないが、会話と言葉でぐっと引き寄せられてしまう。 「ファミリーアフェア」は、兄と妹、そして妹の婚約者によるお話である。 これも基本的に会話のみで展開されていくが、今回は兄が冗談を言いまくる適当な男であるため読んでる途中に吹き出してしまうほど面白かった。 「双子と沈んだ大陸」は、主人公が以前関わりのあった双子を偶然雑誌の写真で見つける。そこには新しい家主だと思われる男性も写っていて、始めは何も思わないもののその写真が気になったりその双子に関する夢を見たりするのであった。 この短編集の中で一番日常に近いような作品で難しかったが、「1973年のピンボール」のスピンオフ作品だというのでそれを読んでからもう一度読んでみたいと思った。 「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界 」はタイトルが長く、硬い名詞が多いので一番身構えて読んだが、男性が日記を書きながらガールフレンドを待つという話であり、短く、話自体も分かりやすく読みやすかった。 自分もこの主人公式日記を始めようかなと考えたけど、全く歴史の教養がないため諦めた。 このお話が特に比喩が良いものがいっぱいあった印象。 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は主人公がある火曜日色々な女たちによっていろいろなことに巻き込まれていくお話である。 出てくる女性はみんな秘密抱えているようだし、出ていった猫もみつからない。ねじまき鳥は世界のねじを巻いている。そんな不穏な空気で始まり、そのまま終わる。しかし、そんな中でも主人公の心には少し変化が起きているのを考えながら読んだ。 これは「ねじまき鳥クロニクル」として長編化しているため読んでみたいと思った。 特にすきだったのは「パン屋再襲撃」と「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界 」だった。

    5
    投稿日: 2024.04.08
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     6つの短編が収録。一部ほかの作品と関連があるが、どの話から読んでも楽しめる。個人的に、『ファミリー・アフェア』の妹の様子の変化が印象的で、妹と婚約者、そして主人公の渡辺昇との緊張感が、読んで伝わってきた。『ねじまき鳥と火曜日の女たち』に関しては、のちの『ねじまき鳥クロニクル』の元となった作品である。

    1
    投稿日: 2024.03.16
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    パン屋を襲う 象が消滅する そんな兄妹いないよの話 ワタナベ ノボル 再登場 日記のメモ ワタナベ ノボル 再々登場。 いろいろ不思議だけど読後感は良かった。

    9
    投稿日: 2024.03.12
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    短編集。やはり村上春樹の文章は自分と波長が合うというか、読んでてなぜか気持ちが動く。易しすぎず、難しすぎずという点がいいのかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村上春樹さんの作品は初めて読んだが、思ってたよりも読みやすく全体的に洗練された文章で美しかった。 よくわからないまま終わる短編が多かったけど、ファミリー・アフェアは面白かった。主人公の性格、好みが分かれそうだけど個性があってとてもいい。完成されている小説だった。今まで読んだ短編で1番好き。 P.117 「良い面だけを見て、良いことだけを考えるようにすれば、何も怖くないよ。悪いことが起きたら、その時点でまた考えればいいさ」

    1
    投稿日: 2023.12.27
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    【2023年153冊目】 久々に村上春樹さんの作品を読みました。いつ、いかなる時に読んでも、どこかシンと静まり返ったような世界観に引き込んで来るのが恐ろしいなと改めて思いました。 短編集でありながらも主人公はずっと「僕」なのですが、同じであったり、違う人物であったりして、でもそんな差異はきっと些細なことなのだろうな〜と思ったりしました。 一番好きなのは兄妹の話ですね。距離感がすごくいい。上手く言えないですが、理想的な感じがしました。 双子はどこか、他の作品で見かけたような気もしてますがちょっと覚えてません。この作品も読むのは二回目だったりします。何回読んでも、色褪せないし、読もうと思わせるのが恐ろしいですね。 初読:2012年11月1日以前

    1
    投稿日: 2023.12.07
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    1985〜86年発表の短編をまとめた作品集。 外食して食事を残す主人公に感情移入できない自分は貧乏性なのか?村上春樹作品に割と多い気がするお残しキャラ‥‥

    18
    投稿日: 2023.12.06
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    短編集なのだが、いくつかの作品に、ワタナベノボルが出てきてきたところが、遊び心が感じられた。どの作品も、村上春樹を楽しめるものとなっていた。

    0
    投稿日: 2023.11.04
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    初村上春樹 めんどくせぇオタクみたいな文章と唯一無二の比喩がクセになる なんとなく敬遠してたけど他の作品も読みたくなった パン屋再襲撃の突如レミントンを取り出してくる超展開好き

    0
    投稿日: 2023.10.09
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    パン屋らしいパン屋が開いてなくて「妥協も必要〜」という台詞には特に笑ってしまった。 他、うちの冷凍庫は小さい上に冷凍食品で詰まってるのにアイスクリームを持ってくるとは、ステーキは昨日食べたしコロッケがいい、等、日常あるあるなネタがちりばめられており、時折笑ってしまう。 「妥協というものもある場合には必要なのよ」p28

    9
    投稿日: 2023.09.19
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    内容は分からなくても、村上春樹の小説は好きなんだなと思った。 新しいレコードを聴く、白いシャツを着る、十時半にスパゲッティを作るみたいな主人公のちょっと洒落た生活感を読んで感じるのが好き。

    0
    投稿日: 2023.09.19
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    村上春樹の初期の短編集。 この頃からすぐにわかる「あ、これ村上春樹の文章だ」って感じが好き。パン屋再襲撃の静けさの中にある刺激やトンチキ具合がすごく好み。

    1
    投稿日: 2023.09.18
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    村上春樹の中では比較的好きだった。内容としては、相変わらず意味不明だったけど、空気感が澱みなく伝わってくる。あ、パン屋のやつだけね。

    1
    投稿日: 2023.09.18
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    ___やれやれ 村上春樹さんの小説によく登場する “やれやれ…”の言葉に出会いたくて…笑 遅まきながら こちらの作品を読んでみた 大満足するほど どの短編にも “やれやれ…”がたくさん登場する! 特に好きだった短編 ★パン屋再襲撃 ★象の消滅 ★ファミリーアフェア どの短編も繋がってるわけではないのに なぜかワタナベトオルがよく登場する その名前を見つけるごとに “あっ!” と 声を出して 喜んでいる私がいた! まるで宝物を見つけたような心地になった… 物語では 何か大切なものを掴みかけたと思ったのに読み終わった頃には 蜃気楼のように ゆらゆらと漂って消えていく感じも心地良かった… もっともっと 村上春樹さんの作品が読みたくなってきました

    2
    投稿日: 2023.09.09
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    オーディブルで。 初めての村上春樹で、入院中の暇つぶしに聞いてみました。 正直なところ、面白さがよくわからなかった… なんでそうなった?!え?終わり?みたいなモヤモヤが残ってしまい、解説サイトとかを見ても頭の中にハテナが残るというかスッキリしないまま終わるものが多くて不完全燃焼。

    0
    投稿日: 2023.09.06
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    初めての村上春樹作品をオーディブルにて。文章に引き込まれるもののわたしにはまだ早すぎたのかもしれない……。つまらないとか退屈だとかは思わなかったけれど、魅力がよく分からない。悔しい。また挑戦しようと思う。

    6
    投稿日: 2023.08.28
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    これが村上春樹氏の作品なのですね! 初、村上春樹氏の作品に触れましたが、なんとも言葉選びが面白く、一話終わるごとに余韻に浸り、村上ワールドにのめり込みました。 ファンの方にとったら、別作品とシンクロしたり、思わずクスりとしたりする演出が散りばめられているようなので、もっと深く知っていきたいと思いました。 (私的な部分ですが、誕生日に配信されたということ、柳楽さんがナレーターであること、そして村上 春樹氏であることといくつものきっかけを生み、手に取らさせて頂きました。感謝です。)

    0
    投稿日: 2023.08.22
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    短編の持つ、他の作品と軽く繋がるあの感じが、個人的には好き。村上春樹作品に慣れてきたのか、読みやすさを感じた。短編だから、かもしれないけど。

    6
    投稿日: 2023.08.15
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    特にパン屋再襲撃とファミリー・アフェアがおもしろかった。わりと全部のストーリーが癖が強すぎず、読みやすいように感じた。 村上春樹の作品を読むとビールを飲みたくなるので、読むのは適度にしておかなければならない。

    2
    投稿日: 2023.08.12
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    ワタナベノボル短篇集か?と思うほど、ワタナベノボルがたくさん出てきた。「ノルウェイの森」の主人公もワタナベだったし、この名前にはなにか意味があるのだろうか。 「ファミリー・アフェア」という短篇が好みで、面白く読んだ。 なんというか、全体的になんだけど。学生の頃に村上春樹作品を読んだ時は、大人の感覚が書いてある本なのかと思っていて、自分の知らない感覚がたくさん書いてあって、私にはさっぱり意味がわからないけど、大人になるとしっくりくるもんなのかなと思っていた。のだが、大人になって村上春樹を読むと、大人になるとしっくりくるはしっくりくる、そのことは間違ってはいないんだけど、それは大人だからわかることが書いてあるのではなくて、これは随分と若者の感覚が描いてあるのだ、ということを大人になって理解することができたからだ、ということがわかった(伝わる?)。 自分が全然同じような体験をしなかったにも関わらず、この感覚を知っていると頻繁に思いながら読んだ。きっと「風の歌を聴け」とかにも知ってる感覚はたくさん書きつけてあったんだろう。でも村上春樹は私にそれを気づかせることはできなかったし、私も気づくことができなかった。ここへきてようやく、私は村上春樹が描いていることがなんとなく、心で、わかるようになってきた。調べないとわからんけど、もしかしたらこれを書いていたときの村上春樹と今の自分が、同じ年齢だったりしたら、面白いなぁ。

    2
    投稿日: 2023.06.20
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    ナイス短編集だった 一話一話引き込まれるけどちょうどよく終わって、ナイス短編集!パン以外には金を払う精神好き

    2
    投稿日: 2023.06.02
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    初めての村上春樹 静かな夜に読むのがぴったりな短編集 思ったより読みやすくて、世界観も好みだった 「パン屋再襲撃」と「ファミリー・アフェア」がお気に入り

    2
    投稿日: 2023.05.02
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    自分にとって初めての村上春樹作品でした。 やたら小難しい文章を捏ねくり回す(ど偏見)勝手なイメージを持っていて敬遠していたのですが、最近新作を出して再び話題になったので、今度こそ読んでみようと、唯一家にあったこの本を手に取りました。 確かに読んでいて難しい部分もあったのですが、氏の卓越された文章力からか、比較的スラスラと読み進めることが出来ましたし、面白かったです。 今まで敬遠していましたが、これから他の作品もチャレンジしてみようかと思います! 個人的に面白かった作品は「象の消滅」 「ファミリー・アフェア」 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」

    6
    投稿日: 2023.04.20
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    表題作である「パン屋再襲撃」には強烈な既視感を覚え、これも村上春樹マジックかと関心していたが、以前読んだ「パン屋を襲う」に収録されていて読んでいたというだけだった。また「パン屋を襲う」を読み直さなくては。 それはさておき、この短編集は、短編として完成しているものと長編の書き出しのような余韻のある(かといって未完成であるとは言えない)ものが織り混ざっている印象だ。 そしてどれもすぐに読み切れてしまう。 決して簡単ではないし、不思議な世界観には難解になりかねない部分もあると思うが、それでもページを繰る手を止められなくなるのは、間違いなく村上春樹マジックなのである。

    1
    投稿日: 2023.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『村上春樹流:クールな僕が淡々と語る非現実な日常』 象が消えます。 夜中にマクドナルドが襲撃されます。 双子が再登場します。 見知らぬ女から電話がかかってきます。 そんな非現実も、村上春樹が描くと、なぜかクールで、かっこいい。 そんな短編集です!

    1
    投稿日: 2023.03.29
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    2/12 ゆったりしてるのに会話に起伏があるからハマる 後半3話はぼーっとしながら読んでたらなんか終わってた

    0
    投稿日: 2023.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    喪失と世界のシステムに対する無力感が漂う短編集。 何を喪失したのかを具体的に表現することはできないのだけれど。 当たり前で大事だった、形がくっきりしてるわけではない何かを失う。 なんで失ったかは分からないし、取り戻す方法もわからない。 そして取り戻すなんてできないと捉え、空白を抱えたまま生きる。 一種の諦念が垣間見える。 必死で割り切っている姿がどこか悲しい。 主人公達は、村上春樹小説に多いタイプの人という印象。 自分はこういう人間だからと割り切って奔放に生きていて、それ故に周囲と軋轢が生じたり、逆に妙な親しみを覚えられたり。 自我なく何でもただ受け入れて、何に対しても責任を持つつもりなく生きていて、そのことを指摘されたり。 個性と偏見、特定の何かに拘り、酷なジョーク、独特の回り道多めな言い回し…。 久々に読んだけど相変わらずだなあと思って、懐かしくなった。

    2
    投稿日: 2023.02.12
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    タイトルに惹かれて読んだ パン屋を襲うっていいね、銀行でも無くスーパーでも無く、生きるために、炭水化物を盗みに行くっていうのが合理的

    0
    投稿日: 2023.02.11
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     学生時代に未遂に終わった"パン屋襲撃事件"。  生活も環境も変わり大人となった今、再び実行を企てる。  空腹であることの表現が秀逸で、めちゃめちゃお腹減ってることが伝わってきて、読者もお腹減る。

    0
    投稿日: 2023.02.07
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    ファミリー・アフェアが好きだ。村上春樹の性格の悪い部分が詰まっている。ノルウェイの森にも散見されるが、ひどいジョーク、ひどいときは本当にひどい。しかし、その切れ味の鋭さに何故だか笑えてくるのだ。

    3
    投稿日: 2023.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    むっっっっず 誰かが書いてた、リアルな夢の中みたいって感想がすごくしっくり来る 全く訳は分からないし、一つ一つにメタファーがあるんだろうが、その当てはめる作業が面倒くさい過ぎる。 なので全て何を言いたいのか全く理解出来ない 頭が良ければこれを理解出来るのか? 難解な答えのないパズルを解くのが好きな人が好きなだけじゃないのか? でも理解したいねーいつかは理解出来るのだろうか? それとも永遠に理解は出来ないのだろうか? 作者はそもそも理解出来ているのだろうか? 難しいね

    1
    投稿日: 2022.11.10
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    午前2時半、東京の街へ僕は相棒とパン屋を襲撃しに行く。 今夜襲撃するのはマクドナルド ねじまき鳥クロニクルの元の話などを収録した6篇を収めた短編集 ところで全てに渡辺昇出てくるの面白いね同一人物ではないだろうけど

    0
    投稿日: 2022.11.07
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    すごくリアルな夢の中にいるみたいで、読んでいて楽しかった。もっと賢い人が読んだら深い意図がわかったりするんだろうけど、私には無理。もっと知識をつけたいね。

    0
    投稿日: 2022.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友達から借りた。 パン屋再襲撃、ファミリー展アフェアー、ローマ帝国の崩壊・一八八一のインディアン蜂起田ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界が好き。 ワタナベノボル。 みんなが思うハルキって感じが沢山あった。

    1
    投稿日: 2022.10.06
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     難しいけど面白かったです。ちょいちょい生々しい表現があって、そこがちょっと苦手やったかもです。僕もいつかパン屋さんを襲撃してみたいと思いました。

    1
    投稿日: 2022.06.23
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    どんな鮮明な夢も、結局は不鮮明な現実の中に呑み込まれ、消滅していくものなのだ。そしていつか、そんな夢が存在していたことすら、僕には思い出せなくなってしまうだろう。

    1
    投稿日: 2022.06.22
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    面白かった。ファミリー・アフェアが特に好きだった。村上春樹の会話劇はとてもリズムがよく心地が良い。意味があるようで無いような、ナンセンスな言葉は僕の頭の幻想的な部分を刺激する。他(僕自身、あまり読書家では無いので知らないだけだが)の作家でこういう部分に共鳴してくる人はあまりいないと感じる。意味が分からなくて、テーマ性やオチがなくてもほんの少しのユーモアと魅力的な雰囲気があれば僕は満足なのだ。

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    象の消滅とローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界が好きだった! 全部の短編に当てはまるけど、どうしてこんな物語がポンポン頭に浮かぶのか不思議でたまらない 象の消滅に関してはリアルに有り得そうで前例のない話でワクワクした、こんなニュースあったらこぞって漁るだろうなと思う そしてやっぱり村上春樹の選ぶ言葉が好きだなと思った

    1
    投稿日: 2022.05.28
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    どの短編も面白かった。 敷いてあげるならば、象の消滅、ファミリー•アフェアが好み。 頭空っぽで楽しめるのがいいね

    1
    投稿日: 2022.05.21
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    ファミリーアフェアが1番印象に残った お互い干渉し合わない、ほどよい距離感で一緒に住んでくれるひといねーかなー

    0
    投稿日: 2022.05.20
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    表題作や象の消滅など、盛り上がりはないが印象に残る不思議な話が多かった。ファミリーアフェアの台詞回し、主人公の適当な軽口が好き。象の消滅での、「……消滅してしまったところで、社会の趨勢には何の影響もないのだ。地球は単調な回転をつづけ、政治家はさしてあてになりそうもない声明を発表しつづけ、人々はあくびをしながら会社にでかけ、子供たちは受験勉強をつづけていた。」が凄く好き。

    0
    投稿日: 2022.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1 表題作 失い続けて生きる。マクドナルドが1985年の8月にとってどのような位置付けであったのか私は体感で感じることはできない。その当時30歳前後である人間にとっての1985年のマクドナルド。わからん。彼らは1950年代に生まれているわけだから2022年現在主人公夫婦は70歳前後になる。途方もなく遠く感じる。いわゆる老害と言われる立場にあたる彼らの世代が今の私のような感覚で傷つき錯乱していることに「納得がいかない」と理不尽に感じる。この人たちはどこにいるのだろう。これを読み村上春樹に共感した1985年における30歳前後の人間たちは今どこで70歳前後になっているのだ。見かけにくい。私の人生において観測される村上春樹的感性と矜恃を本当の意味で保つ人間は祖母の弟のみである。ゴウおじさんはきちんと繊細できちんと日本の豊かさを受け取り味わいまざまざと全身で感じながらもその気味の悪さと下品さから逃げ続けて生きた。抵抗として何もしなかった。今は勤め上げた某世界的メーカーの福利厚生を懶惰に享受して高級老人ホームにいる。やり切った人だと思う。でもゴウおじさんの本棚には村上春樹はない。三島由紀夫などになる。じゃあ当時の春樹読者はどこにいるのだ。さっぱりである。春樹を読むたびに思う。なぜこの作家が日本中のほとんどに人間に名が知れ渡り、ノルウェイの森がバカ売れしたにもかかわらず、今現在のドンピシャ世代たちは「ああ」なのだ。直子らのように死んでしまったのだろうか。私も早死にした方が身のためか。話が逸れすぎる。恋人にあらかたの筋を述べて意見を求めるなどした。何が失われて何が戻ってきたのか。うまく言語化はできない。彼もできなかった。意見も違った。口頭で言って「どう思う?」と言ったのは悪かった。この語り口調で、このすべてのセリフを、文字を、この並びですべて読まなければ同じものは共有できない。「恐ろしさ」は私も昔より増した。同じものに怯えているし呪われたと思っている。2020年が訪れてから恐怖が強い。海底火山がむくむくと大きくなる。グッツグツ言っているようにも見える。それに対して私は無力感がある。立ち向かうことができないと思ってしまう。そんなこともないと思いたいがどうしようもない。何を考えているかわからないと思っている他者たちが、実はそもそもそのカテゴリ・分野・抽象化されたテーゼについて「考えたことが一切なかった」「問いを立てたことがそもそもない」という現実に直面したのが大きい。どうしようもない。触ろうとしたら触るものの形がなかった。恐ろしい。通じさせたい。どう思うかは自分で決めても構わないがとにかく言葉を理解し問いを立てられてほしい。全員が全員の凶暴性を剥き出しにできなくちゃ何も前に進まないように思っている。 2 象の消滅 僕はあいかわらず便宜的な世界の中で便宜的な記録の残像に基づいて、…を売ってまわっている。僕が便宜的になろうとすればするほど、製品は飛ぶように売れ…僕は数多くの人々に受け入れられている。おそらく人々は世界というキッチンの中にある種の統一性を求めているのだろう。デザインの統一、色の統一、機能の統一。(P73) 象の消滅を経験して以来、僕はよくそういう気持になる。(「何だかそんなのはどうでもいいことであるような気分」)何かをしてみようという気持になっても、その行為がもたらすはずの結果とその行為を回避することによってもたらされるはずの結果とのあいだに差異を見出すことができなくなってしまうのだ。…その責任はたぶん僕の方にあるのだろう。(p72) これもこの時代にこれが書けた作家がいてそれをなかなかの人数が読んだはずでなんで令和の今こうなっているのだ。全くもって不可解である。象が消えるよりはマシだけど。こんな感覚になったことがない人間の方がマスなのがこの世界である。やってらんねえという気持ちになる。なんだかもうどうでもいいことであるような気分そのものである。摩訶不思議なことが起こる。その事件の中枢は愛情に満ちていたことだけは知っている。かたや自分はそうではない。うまくやっているし毎朝のモーニングルーティンはYouTubeやSNSどころかスマホ・携帯電話さえもなかった時代のくせして洒落ていて、仕事もできてクールであるが、結局何をしているのかわからなくなってくる人間が1985年のアラサー世代として存在していた。今どこにいる。本当にどうでもよくなって今の私よろしく寝そべりという犯行をやってみせているのか、いやそれでもとやりきって2階部分の年金をもらいながらコロナにたまに怯えつつ逃げ切って死ぬため生きているのだろうか。(そこは他人の自由である。今の同世代が地方移住しようが二子玉や武蔵小杉を選ぼうが港区よりも渋谷区のここのディナーが云々ということで頭がいっぱいになっていようが個人の自由であるのと同じである。)今のエディのセリーヌやユーチューバーによる神コスパアイテムのご紹介、マスに媚びて潰れていく「イケているが客は少ない方のもの」に底知れず叫びたくなるが1985年のどんちゃん騒ぎ前に誰とも感情のシェアができず打ちひしがれて傷ついたデリケート属性は泡を吹かずによくやったなと思う。約35年前の予言の通り統一を求め、日本の女は16に自らと他者を分けてその枠にうまくハマろうと努力している。携帯電話のデザインはほぼ統一された。人間の機能も統一されたがっている。自分らしさを見つけたい人間なんて本当は推定の半分もいないのだ。見た目や社会的機能性の話だけではない。自己肯定感の5文字で自らの自尊心を片付けること自体が私は気に食わない。どうせ統一させるなら私の思想で世界が統一してほしい。それが多様性への道である。最終私が殺されてムッソリーニよろしく晒しあげられて世界はすべていい方向に動く。エレンイェーガーみたいなことを言っている。「その責任はたぶん僕の方にあるのだろう」そうだろう。こんなこと考える方がバカなのだ。迎合していけば初代東京イケ族として僕くんはうまいこと独身貴族をやる。LEONを読まなくても若い女にモテてマティーニをいい感じに飲む人生であろう。だがそれを選ぶことはしたくない。レキシントンの幽霊だったか一人称単数だったかで前述のナチュラルマティーニいい感じオジサンルートを選ぶ系の男を非常にストレートに嫌悪する作品があった。私は村上春樹が描写する「俺が一番嫌いな奴」を「昼神の女」(※ハイキュー夢同人オリキャラ女性像概念)として喋りがちである。純粋な嫌悪だ。何も掴めない。何も知ることができない。それで満足している姿そのものが無理だ。この小説は自分がそれっぽいのが無理な僕という解釈をした。幸いにもこの僕くんは仕事とプライベートをきっちり分けることができる人間であるし、自分のかぶる仮面のダサさに苦悩した上で諦めて仮面をつけ続けてみたりつけるのをやめて知らんわと大の字になるタイプなので救いがある。私はこういう人間のことはとても好きだ。ちなみに昼神幸郎本人には何の罪科もない。概念の話である。わざわざこういった注釈をつけなくてはならないに違いない世の中もあまり好きではない。 3 ファミリーアフェア そんなことを思いながら次の作品にいくとまた春樹が嫌いなタイプの男の話だった。「言いたいことはとてもわかる」と思い続ける。この時代の人間はまだおそらく親に逆らうことが珍しくてこの僕のような人間が《新人類》であったんだろうと思う。どのような人間が自由に存在していようが自由であるのはもっと昔からだけど、明治維新〜1945が全てを台無しにしたように思う。国が大きくなるために多くの人間が精神の成熟を禁じられた。主人公の妹のフィアンセが「何を言ってるんだ。良い人であろう」と思える人間が多くいるのはこのせいだと思う。もしくは、《婚姻に向いていると思う=自身にとって都合の良い動きをする異性である》の図式が無意識の内にある人間。ブラックジョークが通用しなくて、ボンボンで実家が太く、兄の家電か何かをさっさと直してくれて、頑張り屋で、素直で、きちんとした格好をしていること。そらゃ婚姻に向いている。都合が良すぎるからである。その都合は自分自身による彼の利用価値にあるのがよろしくない、という話が通じる人間と通じない人間がいる。私は私が正しいと言うつもりはないけれど、そのように考えて人間をチョイスした場合、相手もそのように自らをチョイスしている可能性があるというのを覚悟しておくべきだと思っている。一番私がヤバいなと思うのは父親への絶対服従でビクビクな件。彼はそのような父親になる可能性がある。ならないとしても彼に他人の目を自己の意思決定に必ず用いるマリオネット的一面があるのは目にも明らかなので「やれやれ」。明るくまっすぐで非難を行わずお育ち良さげ、は精神的に覚悟が足りない無能の裏返しであることも少なくはない。

    0
    投稿日: 2022.03.31
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    朝の通勤で読むにちょうど良い短編集。 ねじまき鳥〜や1973年の〜を思わせる内容もある。ワタナベノボルがいくつかの短編で出て来る。 ファミリーアフェアと象の消滅がお気に入り。

    0
    投稿日: 2022.02.16
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    村上さんは短編を書くときはタイトルを先に思いついて、いろいろとストックをためておき、それからそのタイトルから想起した物語を書いてゆくとどこかで読んだ覚えがある。そういう見方でこの短編集を読むと、短編集として初期の作品にも関わらず、どうやってこんな物語を考え付いたんだと言いたくなるような素晴らしい小説ばかりだった。まずタイトルからして考え付かないような秀逸なものばかりだ。パン屋再襲撃とか象の消滅などセンスの塊だ。そしてやはりタイトルだけじゃない。話も面白い。調べたら本当にパン屋襲撃という短編を以前に書いていたようだった。だからパン屋再襲撃はほんとに再襲撃だった。

    6
    投稿日: 2022.02.04
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    村上春樹の短編は、長編の日常からどんどん離れていってしまう手前で終わる感じでそれもまたいいなと思う。日常のなかで、大きいけど静かな変化が起こる感じ。そして、短編集のようで、全て繋がった長編のようでもあって。物語のその先で、主人公にまだ何か起こるのかもと想像してしまう。

    0
    投稿日: 2022.01.23
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    不思議な短編で読み終わった後も印象に残る内容でした。中でもファミリー・アフェアの会話のやり取りが読んでいてリズムも良く惹きつけられました。

    0
    投稿日: 2022.01.07
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    後の作品に繋がるアイデアが多い短編集 渡辺昇、笠原メイが登場して勝手にワーと盛り上がった "ぼく"のひねくれ具合、達観具合が好き

    8
    投稿日: 2021.12.28
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    初めて村上春樹作品に挑戦。 初心者向けとのことでこちらを読んだ。 ???となる結末のものばかりだったけど、 なんか不思議な感じになって夢中で読んだ。 読後のなんとも言えないような不思議な感じが良い。 【象の消滅】が1番好き。 【ファミリー·アフェア】も面白かった。

    18
    投稿日: 2021.11.28
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    村上春樹の作品はこれが初めて。 本を通して知らない音楽、絵を知るきっかけができた。 どの話も不思議な時間を過ごせて面白かった。 他のレビューにあるように他の村上作品につながる話もあるようで、読んでみようと思った。

    0
    投稿日: 2021.11.23
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    私の感受性やIQが衰えてしまったのかと思うぐらい感じるものやピンとくるものがなかった。 しかし、それぞれのストーリーに漂う空気感は独特のものがあり全体的に好みだった。 個人的には雰囲気を味わう短編集だと捉えている。

    0
    投稿日: 2021.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パンはパンでも、まさか某ハンバーガーショップを襲撃するとは夢にも思っていなかったので、たいへん驚いた。主人公は相変わらず独特の考え方を持つ人物であり、主人公の奥さんも中々癖の強い人物である。呪いを解くためとはいえ、散弾銃を両手にパン(ハンバーガーショップ)屋を襲う。やれやれ、なかなかに行動力が高い。独立した短編集だと思っていたが、もしかしたら連作短編集なのでは?と感じる要素が所々に散らばっており、繋がりについて考えるのはとてもおもしろかった。主人公は結構というか、だいぶ好みが別れるので、読むときには幾分か度量が必要かもしれない。『やれやれ』と同様に『オン・ザ・ロック』という単語が作中ちらほらと登場するので、当分は頭の中に漂っているのだろう。やけに身内の距離感が異様に近いのは気のせいだろうか。 この作者は独特でユニークな世界観を作るのに長けているが、この世界の大事なパーツなのか性的描写がストレートにやってくるために、この独特な世界観とのちぐはぐが起きるので、なかなかじぶんはこの世界に馴染めずにいる。けれど、作者の洗練された独自の描写は共感するときもあれば共感できないときもある。 『時代が変れば空気も変るし、人の考え方も変る』 『それは僕にもわからないな。世の中にはずいぶん沢山の呪いがあふれているみたいだし、何かまずいことが起ってもそれがどの呪いのせいなのか見きわめることはむずかしいもの』

    0
    投稿日: 2021.07.20
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    1984で挫折していたら、同僚から薦められた1冊。 確かに比較的読みやすいが、それでもやはり手が止まるところも多かった。笑 そして下ネタも結構多いのね。笑 また読み直そうと思う。

    0
    投稿日: 2021.05.30
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    マクドナルドをパン屋って言い張る彼女が爽快でよかった。パルプフィクションみたいなブラックジョークとテンポがいい!

    2
    投稿日: 2021.05.22