
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと読みたかった一作。 図書館にあるのは認識していたけど、「さて」と思った時にはいつも誰かが読んでいて、予約するほどでもないかなと次の機会に回していたけど、最近アリス・フィーニーやピーター・スワンソン読んだ後にやっぱり読みたくなって予約して借りた。 相思相愛、順風満帆な交際、結婚だったはずの大都会ニューヨークでライターの職に就いていたニックとエイミー。 不況の煽りを受けた失業とニックの母の病気を機にニックが育った中西部ミズーリ州に引っ越すことに。 結婚5周年を迎えた「その日」、ニックはこの地で始めたバーに出勤後間もなく、近所の知り合いから自宅の不審な様子を知らされる。 急いで帰ってみると、リビングは散乱し妻のエイミーは居ない。何者かに連れ去られた!? 過去から現在に向かうエイミーの日記パートと「その日」からの経過を追うニックのパート。 2つの視点からのずれを巧みに使い、拗れた夫婦関係を浮き上がらせつつ進むサスペンスはまさに『彼は彼女の顔が見えない』のよう。 しかもこの語り手は割と序盤の方である意味暴露、ある意味挑戦を仕掛けてくる。 ほー、それ言う。 それでもなんか全部じゃない、なんか食い違ってるっていうところに惹き込まれてどんどん読まされる。 ただ2人の関係の破綻への道がありきたりなのと、ちょっとやり過ぎなくらいなニックの愚かでクズ男な立ち回りがエイミーに対して痛々しいし、「ほんと男ってバカだなー」って気にしかならなくて、そこがなんかげんなりする。 唯一、ニックの双子の妹マーゴが良いキャラしてて精神的にはそこに救われる。 このままの路線で突き進むのか、一波乱あるのか。 「嘘だ嘘だ嘘だ」で切れる上巻。 後者の予感。
38投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ前半戦は、ただただエイミーがいけすかない奴でアメリカンな文化も馴染めず読むのをやめようかと何回か思った。
0投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ夫が語る結婚生活と妻の日記が交互に描かれている。 よくある夫婦のすれ違いで、夫婦の悩みってアメリカでも同じなんだなと思いながら読み進めていくと、段々とよくあるすれ違いではなさそうな雰囲気が…。 下巻に入った途端に「え?!何これ面白い!(゜o゜;」となる。
77投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログ個人的・夏のホラー特集。なんだけど。どこかのホラー特集て見かけたこともあり、そのつもりで読み始めたけど、今のところ、良質なミステリって感じ。ホラー感皆無。それはさておき、かなり引き込まれる内容であることには違いなく、面白きゃどういう風でも良いんです、はい。だいぶもったいぶって閉じられた上巻だけに、続きが凄く気になる。
1投稿日: 2024.09.19
powered by ブクログ夫の現在と、妻の過去の日記が順に描かれる凝った構成が楽しい。 ニックが失踪した妻について事情聴取を受ける章のラストに「それはぼくが警察についた五つめの嘘だった。まだ序の口にすぎない。」とあったのには痺れた。 え、今までのどれが嘘だったの!?と一気に引き込まれた。なんとテクニカルな手法。
29投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ妻エイミーの失踪。エイミーは何故いなくなったのか? 夫と妻が交互に語る形で物語は進み、展開が読めな過ぎてあっという間に読み終えてしまいました! 最後迄どうなるかわからず、そうきたか!で終わりました。それでいいのか!? 妻も夫も理解できないけど面白かった!
5投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ結婚5周年記念の夕、お宅の玄関が開いてると近所の住人からの電話で戻ってみると、争った形跡があり妻エイミーがいない。さっそく失踪届をする夫ニックだったが・・ 上巻ではニックとエイミーの行動と心情が交互に綴られる。ニックのは今の、エイミーのは5年前にニックと出会った時のから。そこにはニックと出会った喜びが綴られているのだが・・ エイミーのは日記。これが後になってミソなのだとわかるのだが、上巻ではエイミーの日記もニックの今もわりとだらだらと続く。が、下巻になって急転! なんだなんだ、エイミーって・・! そりゃあ生まれも育ちもちがう二人が一緒になるのが結婚。思ったのと違う、ってのはあるでしょうが・・ やがてエイミーの思惑にニックが気づき、下巻ではエイミーの今とニックの今、ええっ、そう行くか~ 予測のつかない展開、着地点はどこに? う~ん、こうなるか・・・ ちょっとクリスティの「春にして君を忘れ」を思い浮かべた。書かれた時代がちがうが、着地点は似ているかもな、と感じる。ただエイミーは21世紀のアメリカらしく、いやーやってくれます。 ニックとエイミーはともにニューヨークで雑誌ライターをしていたがネット時代のあおりで失業し、ニックの故郷ミズーリに戻ったという設定。ニューヨークで裕福に育ったエイミーにとってはミズーリ州のミシシッピ川に面した寂れた街の今の住まいはなんとも受け入れられない、という雰囲気を描いている。作者のギリアン・フリン(女性)もミズーリ州カンザスシティ生まれ。 2012発表 2013.6.11初版第1刷 図書館
9投稿日: 2023.10.10
powered by ブクログニックは34歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、2年前に妻エイミーとともに故郷ミズーリ州の田舎町に帰ってきた。 しかし、両親ともに高名な童話作家で、その人気児童文学シリーズのモデルでもあったニューヨーク育ちのエイミーにとって、この田舎町での生活は決して満足するものではなかった。 そんななか、結婚5周年の記念日にエイミーが突如謎の失踪を遂げる。家には争った形跡があり、確かなアリバイのないニックに容疑がかけられる。 次々とニックに不利な事実が浮上するなか、彼はみずから妻探しを始めるが、その一方で何かを隠すかのように嘘を重ねるのだった。 ニックの語る結婚生活と、交互に挿入されるエイミーの日記。夫婦双方の言い分からなるふたつの物語が重なるとき、大胆な仕掛けと息苦しいほどの緻密さで描写される夫婦のリアルな愛憎劇、やがて浮かび上がる衝撃の真実とは。 デヴィッド・フィンチャー監督で映画化された傑作サスペンス小説。 ストーリーはほぼ映画と同じだが小説のほうが、ニックにエイミーが結婚記念日のプレゼントに導く手がかりが付き合っている時の思い出に繋がっているのにそれに気づかないニックに不満を募らせていく心情の変化やエイミーの周りに「パーフェクト・エイミー」と認められたい一心で努力する過剰な虚栄心そして周りの男性を上手く利用し侍らす小悪魔ぶりや暴力的な父親のせいで権力に盲従するようになったニックの性格や夢の結婚を台無しにした夫に対して恨みを募らせていくエイミーの心情が丁寧に描いているので、より夫婦関係の負の側面や現代社会の批評が描かれたサスペンス小説の傑作に仕上がっています。 ニックが映画好きなだけに、細かな映画ネタも、満載です。
1投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ失踪した妻が残した日記による過去パートと、妻の行方探しに奔走する夫の視点で綴られる現代パートが平行して描かれていく。序盤は所謂【ままごと婚】夫婦のすれ違いが執拗に描写されていて辟易するが、中盤過ぎからは未成熟な夫と献身的な妻という構図に変わり始める。著者は元々批評家で、よくぞここまで全方位に穿った見方ができるモノだなと感心するほど痛烈な筆致だが、経済不況による地方の惨状は日本もアメリカも大差はない様子が伺え、何ともじめついた気分に。夫に不利な証拠ばかり集まる中、上巻は幕引き。下巻は一体どうなることやら…。
3投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログ映画館で、予告編が流れていたのは、覚えているが、原作がこんなに面白いとは、知らなかったので、見向きもしなかった。ありがちな夫婦のボタンの掛け違いの表現が最高。先に映画を見ていたら、こんなに楽しめなかった。今度は映画の方も見てみたい。
0投稿日: 2021.08.07
powered by ブクログここ最近流行りの「信頼できない女」(女性主人公の一人称ナレーションで、信頼できない語り手パターン)の嚆矢となったNY Times No.1 ベストセラー。中盤のあっと言わせる場面展開は見事だが、終盤の展開は陳腐で、ラストもそれなりの緊張感を孕むものの読後感はすっきりしない。出てくる登場人物、登場人物、全部ロクなのがいないのも(まともと言える人間は、警官のボニーとニックの妹マーゴくらいか)、印象を損う一因。
0投稿日: 2021.06.12
powered by ブクログ映画版が大好きなので!!! やっぱり映画は色々端折られてるんだな〜!! エイミーすきすき ニック普通にクソじゃない?
0投稿日: 2021.03.27面白いのか、面白くないのか、判断のつかない序盤の展開
妻がある日失踪する。 失踪後の夫視点の話と、過去から失踪までの妻の日記が交互に綴られていく。 この構成、貫井徳郎の『慟哭』に似てる。 まだ失踪の真相は見当もつかない。 とにかく展開が遅いのでヤキモキする。 なんか本筋と関係なさそうな人物や話題がいっぱい出てくるが、それが伏線なのか、本当に関係ないのか・・・。 正直言って上巻はかなり期待外れ。 ミステリーなのにハラハラするような緊迫感がない。 絶賛になるか酷評になるかは下巻次第。
0投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログ翻訳物はイマイチ好きにはなれない(入り込めないし、名前が覚えられない)し、これもそれはあまり変わらないんだけど、ストーリーは面白い。真相はいかに⁉︎ しかし…主人公の男が好きになれなーい_:(´ཀ`」 ∠):
1投稿日: 2017.06.13
powered by ブクログ上だけ読んで下がまだ手に入っていない。今のとこマットがただのクズ旦那。犯人もマットっぽそう。うまくいくはずだった夫婦関係の破綻までを描いてるはなしなのかな?主人公の奥さんに似てるところが自分にあって相手に迷惑をかけるし自分もめんどくさい女になりたくないって勝手に我慢するのってあとで何倍にもなってつけで帰ってくるとおもった
1投稿日: 2017.03.17
powered by ブクログ小説として面白い心理サスペンス、ページターナーでした。前半、軽い人物たちと思ったけれども、読みすすめると進化していく、、、結末をどうつけるのか知りたくて最後まで止まらなかった。謎解きではなく心理ドラマの面白さがある。小説にしかできないことって、これかもしれない。
1投稿日: 2017.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妻エミリーの失踪当日からの夫ニックの様子を追う合間に、妻の日記が挿入される形式。 もうすこしスピーディーでも良いかも。 失踪の謎も気になるけれど、お互いにだんだん相手に失望していくそれぞれの様子が興味深いです。 わかるわかる…と思う自分を発見して自己嫌悪になったりするイヤな作品です(褒め言葉)。 初めは感じの良いニックが、実は嘘つきでええかっこしいで無責任で…とどんどん暴露されてあまりにも追い詰められるので、これは本当に夫がアレなのか、あるいは妻の陰謀では…と下巻が待ち遠しい終わりです。
1投稿日: 2016.11.10
powered by ブクログラブラブだったのにだんだん気持ちが離れていく、ちょっとずつずれていく過程がリアルすぎて嫌。旦那も気持ち悪い。エイミーも。嫌すぎて気持ちが折れそうになりつつ下巻へ。
1投稿日: 2016.10.18実に「不快」、しかし読む手を止められない物語。
この物語の主人公となる夫のニックの「独白」と、妻エイミーの「日記」が交互にそれぞれの視点で語られる中、妻エイミーの限りなく夫ニックが怪しいと思わせる「失踪」と、その事件の容疑が実際に夫ニックにかかる所までがゆったりとしたペースで語られる上巻となっています。妻エイミーの「日記」の内容とニックの「独白」の内容が合っていない部分が下巻への伏線であろうとは思いつつ、夫ニック、妻エイミー、2人それぞれが持つ人間としての「嫌らしさ」の描写がかなり「不快感」を伴うものとなっており、「イヤミス」と呼ばれているのも納得と思いつつ下巻へ進みます。
7投稿日: 2016.06.24
powered by ブクログす、すごかった……(語彙力の死) 冒頭だけ読んで「ん?高知県在住の元都民が田舎に嫌気さして逃げ出しちゃう話USAver.かな?」とか思っちゃってごめんなさい。 あとがきにもある通り、人間の「負」がこれでもかと描き出されている作品。書くではなく描く。あらゆる負が主人公の目を通してまざまざと見えました。にしても、これ執筆するの大変だったんじゃないかな……
0投稿日: 2016.06.19
powered by ブクログ帯に何らかの賞をとった作品とあったので、グイグイと物語に引き込まれるかと思いきや、なかなか進まない^^; ペニスやファックだの直接的な表現がいかにもアメリカらしいけど、日本人の私には下品すぎる。上はエンジンかかるのに時間かかったが、最後のページで下巻への期待が大きくなる。下巻は予想外の展開が続きスラスラ読めました!
0投稿日: 2016.05.09
powered by ブクログ期待しすぎたのか。読むのがだんだん辛くなってきた。 “猿まわしの猿”のように洞察力の鋭い文章に納得させられつつも、エイミーの甘ったらしいポエムやクイズに胸焼けするようになった。上下巻セットで買ったし、結末は気になるのでとりあえず最後まで読むつもり。
0投稿日: 2016.04.04
powered by ブクログニックもエイミーもイヤな感じで、読み進めるのが辛い。だけど先も気になる。 (結局、下巻の中盤で読むのを止めてしまった。登場人物の誰もが不快で、もう最後がどうなろうと、どうでも良くなってしまった。下巻のあらすじに「イヤミス」って書いてあったけど、こういうジャンルは、私には合わないな…と思った。読むのを止めると決めて、気持ちがすっきり!)
0投稿日: 2016.02.24
powered by ブクログ実際に起きた事件をモチーフにした小説。 結婚記念日当日に失踪してしまった妻。 限りなく怪しすぎる夫。 結婚する前からの妻の日記と 現在の夫目線で物語は進んでいきます。 こんなにも夫婦のズレとは怖いものか。 どちらもエゴの押し付け合いをして 憎悪しているのかと思えば 一方は関係をどうにか立て直そうとしていたり。 どちらが本当なのか。 実は結末は知っており、きっとこの先胸糞悪い思いをするのだろうなぁと分かっていても どうにも手が止まらない。 覚悟を決めて下巻にいきます!
0投稿日: 2016.02.01
powered by ブクログ人間のイカれ具合にぞわぞわするミステリー。 ありれないイカレではなくて、普通の人にもあるプライドやエリート意識がエスカレートした結果のイカレなので、リアリティがあってより怖くなる。
3投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログ読後の後味の悪さはダントツ。一言でいうと「結婚て怖いな…」っていう物語です。結婚というよりも人間の怖さだろうか…こんなに頭が回る生き物だったんだっていう…。人間の汚いところが非常にうまく描かれた小説だと思います。
0投稿日: 2015.08.23
powered by ブクログ映画化❗️という帯に惹かれて購入。 寝るのも惜しんで読んだのは久しぶり₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾ 夫と妻の視点からその日の出来事が描かれている。 日記を読んでいるような感じ。 映画はイマイチだった。
0投稿日: 2015.07.16
powered by ブクログ「ゴーン・ガール 上」失踪した妻の行方は?浮気していた夫に嫌疑がかかるが…。 http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-06-22
0投稿日: 2015.06.30
powered by ブクログ話題だった本、やっと読み始めたぁ。 期待しすぎたからか、結構スローな展開でイマイチ話に乗り込めず時間かかった。 ジワジワと押し寄せてくる感じ。 この本を読んだ人は、エイミーのコワサに感嘆してるみたいだけど、上巻を読み限りでは、最低極まりない旦那にムカツク。 これから下巻でどうストーリがひっくり返るのか楽しみだ。
2投稿日: 2015.06.12
powered by ブクログとりあえずニックにイライラするぜ‼︎ しかし、まだ新婚だからいろいろ考えるとこもある… 五行日記では内省したりないこととか。 ダーリンを大事にしよう‼︎
0投稿日: 2015.06.11
powered by ブクログ映画を観て、非常に楽しめたのに、この上巻非常に読み辛い。どんでん返しの起こる顛末がいかに下巻で楽しめるかな
0投稿日: 2015.05.24
powered by ブクログなかなか読み進められなかった。DVDをレンタルしたほうが早かった気もする。主人公が終わっててイライラした。笑
0投稿日: 2015.05.02
powered by ブクログエイミーの語りにぐいぐい引き込まれた。嫌な性格で意地が悪いけど魅力的。どこかハイスミスのリプリーに似ている気がした。孤独で飢えていて頭がきれて行動力がある。意地悪の数々も女性ならどこかセクハラ、パワパラ、不実な男性などで傷ついた出来事に見事に仕返ししていて痛快ですらあった。現代のツールや現象もうまく描き仕掛けもたっぷり。下巻にも期待する。
0投稿日: 2015.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画も話題になったミステリー小説。 裏をかくストーリー展開はわくわくさせられるが、文章自体が平凡で楽しめなかったのが残念。 ※ネタバレ 主人公ニックは不倫をしていた。 ある日、妻エミリーが失踪するが、それはエミリーの策略。ニックがエミリーを殺害したと思わせるような数々の巧妙な罠を仕掛けてあった。 恐ろしく頭が良くて大嘘つきのエミリーが恐怖。
0投稿日: 2015.03.08
powered by ブクログ2015年1月読了。 夫婦二人が交互にモノローグ。 失踪した妻と、わけのわからないまま取り残された夫。 事件に巻き込まれたのか、家でなのか…謎が深まる一方の上巻。 盛り上がってきたところで下巻に続く…でした。
0投稿日: 2015.02.03
powered by ブクログ映画はまったくの他人事と思って観れたのに、小説は自分にも当てはまる所を見つけてしまった。 あーあ、なんてこった。 日記の最初に登場する、好奇心旺盛で奇抜な妄想が好きなエイミーは私と似てる。 さらに読み進め、いい女であろうと色々我慢する記述には同情心が芽生えた。 「もっと素直に感情出したっていいのに……でもこの部分は私とは似てないな」 自分と似てる/似てない、の軸で読んでる時点でやばい。 案の定、夫婦間の問題が顔を出すにつれ、「魅力的に思ってるものが色褪せる時が、自分にもやって来るのだろうか。だんだん石みたいな人間になってくのかなー」と、考え込んでしまった。 やるせなくなった。 日記の真偽は定かでないし、先の事は何もわからないのだから、落ち込む必要もない。 のに、囚われる。 こういうとこがほんと「イヤミス」だな~と思う。 つづきはブログにて: http://haiiro-canvas.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html
0投稿日: 2015.02.02
powered by ブクログ帯文:”虚栄、嫉妬、裏切り、復讐、憎悪、そして嘘。読んだ後まで、あなたの心は操られ続ける。” 目次:第1部 失踪
0投稿日: 2015.01.26
powered by ブクログ2015.1.25父親がアルツハイマー、その世話をしていた母親が癌になり、化学療法が必要たとの知らせを双子の妹が、マーゴか、受け、ライターをクビになって生活が行き詰まっていたこともあって、ニック・ダンはニューヨークでの暮らしを捨て、故郷ミズーリの田舎町に帰ってくる。妻、エイミーは心理学者の両親が書いた児童小説シリーズ『アメージング・エイミー』のモデルになった都会的で美しい妻だった。妻の資産を元に「ザ・バー」という酒場を開く。最近、妻との仲は冷えきっていた。そして、二人の結婚記念日にエイミーは失踪する。荒らされた家の様子にただならぬ気配を感じたニックは警察に通報し、捜査を待つのだが…。 失踪当日からのニックの視点と結婚前からずっと書かれてきたエイミーの日記が交互に出てくる。 最初、ニックの口から語られるエイミーは都会から田舎に連れてこられたことをとことん恨みに思う、底意地の悪い古女房なのだが、エイミーの日記からは冷めていく夫の姿にただただ戸惑う妻が描かれる。だんだん、暴かれるニックの裏の顔にいったい話はどうなっていくのか、上巻ではニックが追い詰められていくのだが、まだ、下巻一冊分残っているので話がそんなに単純なわけもなくこれからの展開が期待される。そして、上巻の終わり方!一刻も早く下巻が読みたい。 出てきた弁護士、妻殺しの嫌疑のかかった夫の弁護を引き受ける、亭主の切り札として名を馳せる辣腕弁護士タナー・ボルト。この人すごい!
0投稿日: 2015.01.25
powered by ブクログ妻エイミーが突然の失踪。物語は2つの視点で進行。ニックが語るエイミーが失踪してからの話と、2人が出会ってからを綴ったエイミーの日記。和訳特有の読みにくさもあり、途中ダラダラして、くじけそうになったけどなんとか上巻読了。
0投稿日: 2015.01.23
powered by ブクログこの奥さん面倒くさい女だな~と思っていたら、徐々に明らかになる旦那のダメっぷり……。 下巻の急展開に期待!
0投稿日: 2014.12.20
powered by ブクログ上巻を読んだ限りでは事件の全貌が見えないのだが、なかなか雰囲気のある作品である。夫の視点で綴られる現在進行形の物語と妻の日記…一体この先、我々に何を見せてくれるのだろうか。 5回目の結婚記念日に突然、失踪した妻のエイミー。夫のニックは妻の失踪に関与しているのではないかと疑われるが… 所詮、他人同士と言えば、それまでなのだが、砂上の楼閣のような結婚生活の危うさ、脆さに怖さを感じる。 ギリアン・フリンの作品を読むのはデビュー作の『KIZUー傷ー』に次ぎ2作目。
0投稿日: 2014.12.09
powered by ブクログ海外特有の文章で最初は少々読みづらかったのですが、夫が追い詰められ始めたあたりから一気に面白くなりました。 イヤミスと煽るからには、このあと更に下巻でどのように展開されていくのか……。 楽しみです。
0投稿日: 2014.12.03
powered by ブクログ翻訳が素晴らしく読みやすく、スピード感を保ったまま最後まで読破。噂通り面白かった。映画を観るなら上巻を読んでみたほうが良いというどこぞのアドバイスに従い、下巻は映画を観てから手を出そうと思っている。いやしかし、上巻終わりの寸止め感が…。映画観るまで我慢できるかなぁ〜。
0投稿日: 2014.12.01
powered by ブクログ最初は読みにくい文章だな、と思っていたがジワジワと気になる展開に。 なにが本当なのか? 全部正しい気もする。 下巻を読まざるを得ない終わりかただわ。
0投稿日: 2014.11.16
powered by ブクログ先が気になってページをめくる手が止まらない、なんて久しぶりのことで、読みながら歓喜の声をあげていました。「すごいぞ! これはすごい!」 『元雑誌記者のニックは、癌を患った母の看病のために妻のエイミーとミズーリ州に帰郷した。慣れない田舎暮らしでも順調な結婚生活を送っていたが、5回目の結婚記念日にエイミーが突然行方不明に。家族や近隣住民、警察が捜索を開始。すると愛妻家と思われていたニックに、少しずつ不審な点が現れる……』 この本の最大の魅力は違和感だと思います。 地の文は夫の一人称で、途中妻の日記が挿入されていますが、読み進めるうちに2人の話に食い違いがあることに気づきます。ジワジワと迫る違和感のキモチワルサがタマラナイ! 明らかに嘘をついている語り手は、いったい何を隠しているのか? この違和感を彩るのは、全編に漂う悪意。的確な比喩と冷静すぎる写実的描写には語り手の嫌悪がありありと浮かんでいるけれど、怖いもの見たさで次へ次へと読み進めてしまいます。 と言う訳で続きがめちゃくちゃ気になる上巻だったので、すぐに下巻を読みふけろうと思います。 きっとイヤミスの代表作! オススメです!
3投稿日: 2014.11.06
powered by ブクログ主人公の夫婦が新婚旅行で妻が村上春樹を夫がミステリを読んでいるというところで笑った。この夫婦の乖離を端的に表していると思った。しかも『ねじまき鳥クロニクル』って渋い選択。この作者が実際に読んでいる証拠ですね。
0投稿日: 2014.11.06
powered by ブクログ2014年このミス9位。全体的に話が重い。夫の話と、妻の日記が交互に書かれているが、どちらも胡散臭い。特に妻の日記が。下巻に期待。
0投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログ上巻は先が読めなくて時間が掛かったが、下巻は一気読み!読み終わった後もじわじわ怖さが甦ってきて、なかなかの名作。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ外国文学は直訳した感じがとても苦手なのは相変わらず。 一人がたりも多い本なので、それも手伝ってとても読みにくい。 しかしそれを上回る、次々に表れる謎。 続きを読まずにはいられなくなる! 下巻早く読まなきゃ
1投稿日: 2014.01.25
powered by ブクログなんだこれは。上巻から下巻でがらっと変わる世界観。誰が善人で誰が悪人かがまったくわからなくなってしまう。ここまでやるかという感じ。ただしエンディングについてはちょっとがっかり。
0投稿日: 2013.10.22
powered by ブクログもはや何を書いてもネタバレになるので何も書けない。って小説です。 ある日奥さんがいなくなっちゃう。って話です。 オレは割と一度読みだした本は最後まで読むたちなのでアレなんですけど、上下巻の上巻の最初の方が割とダラダラしていて(これにも意味があるんだけれど)その辺りで読むのやめちゃった人とか結構いるかもなぁとか思いました。 下巻から急展開です。 にも関わらず、星三つ★★★、、、、お察しください。
0投稿日: 2013.08.03
powered by ブクログギリアン・フリンの新作。 夫の言動と失踪した妻の日記が交互に描かれる。 夫の言動はあからさまに怪しいし、何かを隠している様子。では失踪した妻の日記はどうかというと、これまたネチネチとイヤな感じだったり、追い詰められている様子だったりと振れ幅が激しい。 果たしてこれが下巻でどうなるのか……?
0投稿日: 2013.07.09
