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High and dry (はつ恋)
High and dry (はつ恋)
よしもとばなな/文藝春秋
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総合評価

131件)
4.1
42
37
30
2
0
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    小さく小さく積み重ねていくたくさんの幸せを覗かせてもらった。主人公がなんだか子供らしくないなと思いながら読み進めていたけれど、終盤にその葛藤を知りなんて素敵な子なんだと微笑ましく感じた。 また大切が増えました。この作品を学生さんにぜひ読んでほしいと願う。

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    14歳の女の子の、初恋のお話。 1人っ子なのとか、共通点があって なんとなくわかる気がしたところもあったなぁ

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    2時間くらいで一気に読み切ってしまった! 暖かくて甘酸っぱい、いやらしいところが何もない爽やかな話だった〜 ただ14歳か… 14歳にしては大人っぽ過ぎる気もするし、このくらい聡い子がいる気もするし… 周りの大人が14歳の少女を20代後半の男性のガールフレンドとして捉えることに何の違和感も持たない、というのはちょっとおかしく感じてしまった。 童話的、と作者も言ってるので、そこの違和感はあえてのスルーなのかもしれないけど。 シチュエーションや感性としては高校生なら違和感がないような気もしたけど、そうなるともう少しセクシャルな話も自然に入ってきてしまって、この神秘さは出ないよなぁとも思う。 また相手がもっと近い歳の方が設定としては自然だけど、それもまた歳の差を超えて魂が通じ合う、という深みはなくなってしまうのかなぁとも思う。 そうすると、この違和感も含めて完璧な設定なのかしら… 挿絵は可愛かったけど、話とまったく関係なくて笑ってしまった。 諸々含めて星4.5の気持ち!また読み返したいな〜

    0
    投稿日: 2024.10.20
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    御守のように何度も読んでいます。 読むときの自分の状況によって、様々な方向から何度も救われています。 初めて読んだ時、父親の事業が成功したことで、父は家にはなかなか帰ってこない状況で、他の女性の影を感じる状況でした。そして母はそれを気に留めない様子でした。 金銭面で豊かになる一方、両親が家にいる時間が減り、家庭の温かさが日常でなくなることに哀しさを感じていた頃にこの本に出会いました。 この本に出会い、夕子ちゃんと重なる部分を感じ、自分だけじゃないと安心したのを覚えています。 少し大人になった今、初めて恋人のご両親に挨拶に行くに伴い、再度この本を手に取りました。 取り繕うのではなく、キュウくんのように、自分の考えを自分の言葉で紡いできたいと思います。 よしもとばななさんの本は、少しモヤッとしたときに手に取りページを捲ることで、もやっとしたものがすとんと落ちる感じがして、自分にとってこれがあったら安心という頼りにしている存在です。

    0
    投稿日: 2024.10.19
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    ザよしもとばななワールド全開。 ばななさんの言葉には不思議な力があると思います。 "絶対に不自然なことをしなければ、自然がすべてのタイミングを見つけてくれるんだよ"という言葉が印象に残っています。

    0
    投稿日: 2024.05.06
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    30! よかった心が暖かくなる本 ひとつひとつの感情をここまでうまく言葉当てはめられるばななさんやっぱすごすぎ 一個一個の文を大事に心に留めながら読んだよ

    0
    投稿日: 2023.08.02
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    みんな強いなぁと思った。言葉を選んでいるし、人それぞれ捉え方がができそう。私はこの本読んでよかったと思う。吉本バナナさんは見えてるんだろうな〜色々と

    0
    投稿日: 2023.07.30
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    14歳の女の子ってこんな大人じゃないよ〜と思いつつ、取り巻く人々と思春期の葛藤・ぽわぽわした優しい時間がすてきな本。 大好き。

    0
    投稿日: 2022.12.09
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    たまたまラジオで紹介されていた一冊。近所の本屋にはなく、ブックオフで探して読んだ。主人公は中学生。14歳の子供でも大人でもない女の子の目線でストーリーが進む。絵画教室の年上の先生キュウくんに初恋をする。でも、単なる恋愛小説ではなく、親子関係のことにも深く触れられていて、夢中になって読んだ。読後感がなんとも言えない良さがある。キュウくんの誠実さがまたたまらない。主人公の少女の心根の美しさ、実直さ、そして少しづつじんわり成長していく姿に、心が洗われる一冊だった。一枚一枚丁寧にページをめくりながら読んだ。

    1
    投稿日: 2021.08.22
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    読んでる途中は 懐かしい【恋愛中】の気持ちになりました。 相手との距離が縮まる時間や感覚。 思わず、そうそう懐かしいこんな感じよねって 口元が緩んでしまう感じ。 読み終えた後は、 ほっこりあたたかくなりました。 まるで、春の暖かい日差しを浴びながら あったかーいって日向ぼっこする感じ。 この2人がどんな未来を歩んでいくのか 想像したくなるそんな1冊です。

    0
    投稿日: 2020.01.14
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    小学生の頃から大切に読んできた本。 この一冊でよしもとばなな沼に引きずり込まれた。 この本だけは手放すことはないと思う。

    1
    投稿日: 2019.11.12
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    挿絵もろとも可愛さ全開のほぼ絵本 14歳のときにこんなに物事を考えれてたかどうか怪しい それが自分の未熟さなのか成人した大人が書いた小説だからなのかはよくわからん でもあったかくて良い 寒い冬の夜に暖炉のそばで読みたい本

    0
    投稿日: 2018.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。読んだのは二度目で昔読んだ時と少し感想が変わった。良かった。 夕子とキュウくんそれぞれが家庭で子としての立ち位置を考えていくことで、夕子は大人にキュウくんは幼くなり、二人の内面の歳の差は縮まった。 見えないものが見える力やライバル(?)の登場についてはよく分からなかったし、詩的というか自分の感情について客観的で理屈っぽい部分があったが、初恋のフレッシュさ・エネルギッシュさを感じることができた。身体うんぬんよりも先に、気持ち的な大事なことがあるでしょうと。 意外と若い子より大人が読んだ方が来るものがあるのかも?! 挿絵も可愛かった。

    5
    投稿日: 2018.04.22
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    14歳の夕子の初恋の相手・20代後半の絵の先生とのお話。 夕子は考え方が大人で落ち着いていて、純粋で、でもまだ子どもで、とても魅力的な女の子。 二人の周りでは不思議な出来事が度々起きる。 目に見えないものを信じたくなるお話。

    0
    投稿日: 2017.07.22
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    子どもと大人の境界にいるような14歳の夕子のはつ恋。真っ直ぐで爽やかだが眩しすぎるかも。純粋なのか達観しすぎなのか。 はつ恋自体も素敵なのだが、キュウ君やその母、周りの人を通して親を親だと感じつつ、一人の人間としてとらえられるようになる、自分が子どもであることを皮肉でなく感じられる、大人への一歩を踏み出す瞬間が美しく描かれており、なんだかよい気分になれた。

    0
    投稿日: 2017.06.29
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    とっても穏やかな気持ちだったので、この気持ちを乱したくないと思い、手に取ったよしもとばなな。静かに温かくなる、素敵なお話でした。あとがきにも書いてあったけど童話みたいな小説。あたたかみのあるイラストもすてきだった。

    0
    投稿日: 2016.06.05
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    素敵なかわいらしい1冊。心がほっこりして、なんだか気持ちが洗われたような感じ。西荻窪とかあのあたりが舞台なのかな??14歳のキラキラした感じが、良い感じで眩しい。最近は本を読めてなかったけど、やっぱり読書はよいね。人を作るよ。よしもとばななは初期の頃より最近の方が私は好きかな。

    0
    投稿日: 2016.02.25
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    恋の本。思いっきりの。 そして、色や形を意識する本だった。 少なくともわたしにとっては。 のびのび生きてほしい、大切なひとがいるとして、そのひとが誰かの心無いことばで傷つくくらいなら、 もっと、あっけらかんとした空気のなかで育ってほしい。 自分が、できれば近くにいて、目を見つめる役とか、ことばを受け止める役とか、そういう役を引き受けたい。 大好きな年下の友達に読んでほしい、そんなかんじ。

    0
    投稿日: 2016.02.21
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    よしもとばなな続き。尚、帯には著者コメント「とても幸せな小説」とあり、確かに幸せっぽい感じ(描写)は随所で見られるのだけれど、結構複雑な家庭環境と家族間のトラブルや葛藤を書かれてたりする。そういったことひとつひとつに主人公が折をつけていく話ではあるのだけど、単純にポジティブに読めばそうなんだけど、これから自分が家族を築いていく上で、私達の言動ひとつひとつに対してどう感じ、それがどう影響するのか、とか考えると少し怖いよう。だってこの主人公は、考え方は大人(所詮すべての大人は「子供が歳を重ね経験を積んだり積まなかったりして結果大人になった、もともとの子供」であるという前提での”大人”)だし、客観視するのが異常にうまい部類だし、もし自分の子供がそうじゃなかったら、ちゃんと幸せを感じさせることができるのか?とか、ちょっといろいろ考えちゃうのだ。 主人公と周りの大人のバランスが、確かに今まで読んだよしもとばななにはないかなあと思う。

    0
    投稿日: 2016.02.01
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    文章のひとつひとつが、子どもの頃感じた空気感を思い出させて、すぐに泣いてしまう。 よしもとばななさんの本を読むといつもこうなる。

    0
    投稿日: 2016.01.26
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    家族とすれ違ったままの夕子ちゃんとキュウくんが、色彩豊かに世界を感じて、わだかまりをなくしていくお話。 全体的にキラキラしていて、イラストもとても可愛くて。ふたりとその家族が愛しくなりました。 心に残っていたわだかまりは、案外周りの人は気付いていなかったりして、言葉に出した方が分かり合えるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2015.08.25
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    270515読了。よしもとばななの作品の中でも文章の表現が柔らかくて繊細で、すきだなと思う。14歳の少女がはつ恋を通して成長していく物語だけれど、相手との精神的な繋がりしかないところが邪心みたいなものを感じなくて、すごく安心した。物語だからこそ成立するんだろうな。よかった。

    0
    投稿日: 2015.05.15
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    不安定で心許なくて、そんな時にハッとするほどすきになる、というのは奇跡みたいだ。 思春期の女の子が主人公だけれど、思春期だから不安定で心許ないわけじゃない。 大人のはずで自立してるはずのキュウくんも、お母さんも、みんなホントは、かさぶたや傷や抱えきれない思いがある。 よしもとばななさんの言葉は水みたい。 心の柔くて渇いたところに、ぐんぐん潤って満たされていくのがわかる。 こんな世界あるわけないよ、って人に言いたい。 こんな世界こそ、ホントなんだよね、って。

    0
    投稿日: 2015.04.20
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    すごく深く、じっくり、ゆっくりと恋をしているなあと思った。主人公とキュウくんの話はいつも深いところで会話をしていて、ましてや主人公の夕子ちゃんは中学生なのに本当に落ち着いていて大人だなあと思った。 ばななさんの作品は〜だったり、とたくさん例をあげてるから想像がしやすいです。 途中途中にカラフルでかわいいイラストもあってこころがぽかぽかします。 読んでいて、心地よい気分になります。

    0
    投稿日: 2015.04.18
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    明るくなった電球がお父さんの顔をぱっと照らす瞬間には・・・人の得意なことの頼もしさが、いつでも家族を包んだ。お父さんの顔は迷いがない感じで、誇らしげで、そして私たちのことがとても好きで、私たちの役にたてることが嬉しい、そういうふうだった。

    0
    投稿日: 2015.03.16
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    この人のお話や文章が好きだなぁ と思った本でした。 最後スッキリしない終わり方も このおはなしのよさなのかなぁと 思いました。

    0
    投稿日: 2015.01.29
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    内容は可愛らしくあたたか。 人物のこころ、場面の描写がきれいな、ていねいな言葉で表現されています。 言葉がキラキラしていて、何度も読みたくなる物語です。

    0
    投稿日: 2015.01.02
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    14歳の夕子ちゃんが、20代後半らしき絵画教室の先生であるキュウくんに恋をする話。 なんとも大人っぽい14歳だと思った。 それでいて、14歳らしい瑞々しい感性も持っている。 そんな夕子に対してキュウくんは、夕子視点で語られているせいもあるかもしれないけど、子供っぽい印象を受けたが、それでないと14歳と20代後半の青年の恋愛なんて成立しないのかもしれない。 後書きにもあるけれど、14歳という未成熟な年代だからこそ成立する、清い恋愛がぎゅっと詰まっていた。

    0
    投稿日: 2014.04.25
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    14歳の主人公夕子と、20代後半のキュウくんの物語。 はじめは夕子さんの片思いだったのが、少しずつ二人の心が通っていく。 年の差とかそういった枠を飛び越えて、人間同士の心のつながりとか、ふれあいってこういうことなのかもしれないと思いながら読みました。 以下、印象的なことばの引用。 「この冬は一回しかないから、あまりたくさん気持ちを言葉に移しかえてしゃべりたくない、そういう気持ちだった。しゃべるとどんどん消えてしまうものと、増えていくものがある気がする。こういうのは、減っていく類のことだった。」

    0
    投稿日: 2014.04.11
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    塾の先生を好きになるってとても生々しくていやなかんじがするけど、そういうんじゃない。 夕子は身の回りをそのままに愛そうとしていて、夕子母も自分のままに生きようとする 自分のままであることは薄情とは違うけど、とにかく行き違うことが多いから、なるべくできることを、素直に伝えたい 薄い膜を剥がすように変化する姿はとても色鮮やかなんだろう キュウくんは大人で子供で素直でガードが固くて、外側で生きようとしてたけど、夕子と話すことで内側も外に向かって使うようになった 肉欲とプラトニックってほんと陳腐な対比だけれど、狭いルールのなかで触れあうっていうプラトニックは不便だけど言葉を尽くして伝えたい、とおもうことになるのかも 肉で安心するとこもあるかもしれないけど、それを使わないけど大人と二人で主観と客観で交互に確認しあっている 一生のうちに奇跡が一回もない、なんてことはない おとなりでもきっと起きてることなのだ

    0
    投稿日: 2014.03.20
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    登場人物の絶妙な人間同士の距離の取り方は、非常に理想的だった。14歳の少女は、その中で、社会という名の胎内で、ゆったり育ってゆく。

    0
    投稿日: 2014.02.11
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    14/1/20 なにごともはじめてのことだったら、絶対に、自分だけで考えなくちゃいけない。お母さんはそれだけは、絶対にじゃましたくない。 high and dry/吉本ばなな

    0
    投稿日: 2014.01.22
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    いつも鞄に入れていたい一冊。14才で読んでから、ずっと特別好きな本。14才で読んだから、特別好きになったのかも。 言葉が粒みたいに光ってて可愛い。

    0
    投稿日: 2013.12.18
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    主人公の少女の心の変化、成長をみて、私もこんなこと思ったり感じたりしたことあったなあ、とか。こんな風に素直に思えないなあ、って、そんな自分にもやもやしたり。 夕子ちゃんとキュウくん。2人の見る世界がとても綺麗で憧れてしまいました。きらきらしていて、、とにかく読み終わったあとにほっこりする。 ものすごい大きな事件があったりするような感じではないんだけれど、この年の差カップルがどうなっていくのかもっと見ていたい!って思えるお話でした。 もちろん作品の魅力は2人のことだけじゃなく、主人公を取り巻く周りの大人たちの姿にもあり、年齢を選ばず楽しめる作品だと思います。

    0
    投稿日: 2013.12.05
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    色とりどりの世界観。 言葉選びも絶妙。 物事をいろんな角度で考えたくなる。 大好きな一冊になりました。 そして、どちらのお母さんも素敵。

    0
    投稿日: 2013.11.16
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    14歳の夕子のはつ恋の相手は20代後半の絵の先生。ちょっとずつ、歩みよって、仲良くなっていくふたりは・・・ 14歳を相手にしている時点でちょっとヤバいかな?と思いそうだけれど 夕子ちゃんは、エキセントリックな両親のせいか大人っぽく、 けれども14歳らしい純情さ、素直さも持っていて、 キュウくんも惹かれてしまうのは仕方ないかな、と思う。 キュウくんも年齢なりの恋愛経験はあり、ずいぶん年下の彼女との交際(?)は多少躊躇しているようですが。 大体、年上の恋人を持つ人は、精神的に大人っぽいものですよね。 年齢差があるのに、ほのぼの交流をつづけていく2人がほほえましいです。

    0
    投稿日: 2013.06.11
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    発掘された積読本を消化。14歳の大人びた女の子が、プロの芸術家である大人の男性に恋をする物語。育ち盛りの一番家庭を必要としている時期に仕事に走った父親をずっと悲しく思っていたが、実はお父さんのせいじゃなくて自分の幼い心のせいだったんだ、と気付くまでを、二人一緒に精霊を見たり個展に行ったりハーフのお母さんの家を訪ねたりメルヘンチックに語る。このお話が一番好きだ、と言える人は、きっと幸せな家庭に育ったんだろうなと思う。 ほつみさんがキュウくんから逃げ出した話にはいたく共感した。

    0
    投稿日: 2013.05.21
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    胸がホクホクしました。 女心を描いてる作品って、男にとっては新鮮なんだよねー。「あーやっぱり男は何もわかってない。」ってな視点で書いてる作家さんが多いのは気のせい? 癒されたからまぁいいか。ww

    0
    投稿日: 2013.05.20
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    はつ恋! この本を色で表すと淡いパステルカラー 味で言うと甘酸っぱい感じでしょうか^^ 人との出会いって何か不思議な力が働いているような感じがします。 私は、初対面でいきなり友達みたいにしゃべっていて、 「え?なに。2人は知り合いだったの?」って言われた経験がありますね~ 全然知らないのにそういうふうにいきなりなれるパターンとか ずーっと知り合いだったにもかかわらず、ある時を境に急に親しくなったりというパターンもありますね この本は、まさに出会ってしまった主人公夕子ちゃん14歳と 大人な男性(精神年齢は14前後ww)のキュウ君とのお話 初恋だけではなく、親子関係とか、家族の在り方なども出てきます 全体的にホワ~ンとしていて、ほっこりできますね(⊹^◡^)ノ この時期に読むのはお勧めかも 夕子ちゃん大人だなぁ~w

    0
    投稿日: 2013.04.15
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    まず、タイトルがいいよね そして表紙がめっちゃ可愛いよね 中身もめっちゃ、よかったよ 中学生の主人公が絵かき教室の先生、 キュウくんと恋に落ちる。 そのきっかけは二人が妖精を同時にみたことだった。 一風変わった恋だけど、はつ恋というイメージそのもの。 世界がキラキラしてて、でも未来は安定してなくて、 せつないけどそれでもその人しか見えないあのかんじ。 風景の描写がとってもきれい ばなな作品は、ファンタジーな世界にはいかないし、 現実的で少し悲しい状況のときが多いけど、 登場人物たちは不思議な勘を持っていたり、 少しだけ違う世界を垣間見れる人が多い。 それは彼らの物語をまた少しだけ悲しくするけど、 それが彼女の作品の特徴だったりして、 わたしはそこが気に入っていたりする ばななさん本人もそんな人なんだろうなあってみたい

    0
    投稿日: 2013.03.02
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    よしもとばななさんの紡ぎ出す 風景描写はみずみずしくて 油絵みたいだった。 女性である故の 心のまどろっこしい部分が 丹念に描かれていた。 キュウくんと私の関係 ーー間柄に囚われないつながりーー が羨ましく感じられた。 キュウくんのキュウは キュウ母のつくるカッパみたいな妖精の彫刻とかかっているのかな、と思った。 私とキュウくん、 母と父、 私と父、 これからどうなっていくんだろう。 体裁や利害、 人間としてのつながりについて 考えさせられる一冊でした。

    0
    投稿日: 2013.02.23
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    高校生の時に「よしもとばなな」さんの作品が読みたくて、絵が可愛かったから購入した本。 当時読んだはずなのに、 全く話が記憶に残っていなくて… この間実家の本棚を漁ってたら出てきたので、もう一度読むことにした。 やっぱり、何が伝えたいかとか わからないけど 14歳の子が思うがままに、書いたら こういうモノになるんだろーな。 とは思った。 とにもかくにも、よしもとばななさんの本は読んだことがある!と言えるようになったので、でめたし★でめたし★

    0
    投稿日: 2012.12.24
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    ちょうど「グッモーエビアン!」を書きはじめる前にこの本を読んでいて、中学生の話を書きたいなあと思っていたところに小説の依頼がきたので、しぜんと「グッモーエビアン!」は中学生はつきの視点から書かれることになりました。 装丁もなにもかもかわいくて大好きな本です。

    0
    投稿日: 2012.12.08
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    好きです! お母さんとの関係性や、思春期の葛藤や、先生の優しさや 一気にお風呂で読んでしまいました。 個展で主人公が気づいた視点や、世の中のあれ、と思うことが思春期の視点で描かれていて。繊細な物心を持つ主人公の視点がいとおしく思えました。 世界は優しいんではなく、自分の中に優しい世界を形取っていけばいいのかなと。そんなことを感じた読了後。

    0
    投稿日: 2012.10.26
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    とにかく可愛らしい。なんというか、装丁も含めて、宝物にしたくなる本だ。この主人公みたいな考え方ができたらなぁ、と思う。どんな学生時代を送ることができただろうか。泣きたいとき、抱きしめたくなる本だ。

    0
    投稿日: 2012.10.24
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    あと2ヶ月したらきっと読みたくなります。毎年秋が来たら読み返す本。幸福感ととにかくきれいなものだけが凝縮されているおはなし。

    0
    投稿日: 2012.08.07
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    表紙で選んだけど、すごい良作だった。アイスクリームが好きで好き毎日食べるお母さんや、自分の生々しさを自覚しながら清廉に生きようとするキュウ君という、いいキャラクターに囲まれて生きる夕子が、少しうらやましい。

    0
    投稿日: 2012.07.18
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    2012.7.6.fri 【経路】 akanehige推薦。素敵な告白文句があると聞いて。 【感想】 型にハマらずじぶんの美や人生哲学を築くことの大切さをブレ無く一貫しているのが素敵な小説。 •スピリチュアルなものを大事にするわりに愛する人が目の前にいなくなると忘れちゃうっていう夕子ママのサッパリとしたある種の清々しいかんじが男らしいしすごく女だな!とも思う。 •アイスのささやかな食の贅沢の描写は母とおんなふたりで暮らすわたしにはすごく分かる。 •ほつみのミホへの疎ましさには、あーってなる。そう、自由人は真面目な底力がこわいの。ちょっとした、でもキラキラした大切にしているものを壊してほしくないの。 【素敵引用】 •いつもよりふんだんに金の粒なちりばめられているような感じがした •いろいろなものを通して、じぶんの中の美が、世界に力強くぐんぐんと伸びていく。 •嘘の絵をひとつ描いたら、絵を描くことから一歩離れるだけだということを知っている。 •あの、もっとよく知り合いたいんです。よかったらもう少し親しくおつきあいしてもらえませんでしょうか •世界はきっと、目に見えないこともいっぱいにつまった風船みたいなものだ •胸のあたりからぴかぴかとした光があたりを包んでいるように見える •ひとりのひととまじめに関わるって、とてもたいへんなことなのですね •しゃべるとどんどん消えてしまうものと、増えていくものがある気がする。 •あなたもくせでしゃべったり、型で行動しないで。なるべく型を疑い続けてほしいの。 •かみしめなくては。この瞬間を大事にして。これ以上持てないから、とにかく逃げないようにこの気持ちを、目を閉じてだいていなくては… •絶対に不自然なことをしなければ、自然がすべてのタイミングを見つけてくれるんだよ •私はいつまでだって、こうあう小さい奇跡を探し続けていくんだから 【内容メモ】 ●冒頭 十四歳のその秋のはじまりは、何かを予感するみたいに、世界中が完全な色に輝いて見えた。 ●人物メモ 夕子 14 世界の構成 おかあさん 書店員 スピリチュアル おとうさん 骨董屋 アメリカ 久倉 きゅうちゃん 絵の先生 きゅうママ 木の彫刻 精霊 ほつみ 自由 きらきら ミホ 底力 サポート

    0
    投稿日: 2012.07.08
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    中学生の頃に買って読んだけど、当時は理解できなくてツマラナイ本だと思った。だけど、読み直してみてこの世界の色が伝わった。私も恋愛というものを知ったから、きっと上手くはまったんだろうなぁ。ほんわかとしていて、面白かった。

    0
    投稿日: 2012.04.18
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    表紙絵や挿絵がとてもかわいくて、童話のようなお話しかな?と思って読み始めたのですが、たしかにファンタジー要素は濃かったですが、ちゃんと大人の恋愛小説のテイストが感じられる素敵な初恋物語でした。妖精が見えるというのは本当にあるのかどうかは別として、スピリチュアル(という言葉は使いたくないのですが)なレベルで訪れる恋ってこんな感じなのでしょうね。読みながら始終、忘れかけてた大切なときめきを思い出させてくれるような感覚を味わいました。個人的には那須塩原など懐かしい土地が物語に出てくるのでうれしかったです。あと、はずかしながら私自身も初恋が10歳以上年の離れた先生だったりしたので;なんだか思い入れを持って期待して読んでしまいました。でも私の場合はこんな素敵な結末ではなかったですけどね…。いいなぁ夕子ちゃん。(笑)

    0
    投稿日: 2012.01.31
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    ばななさんはもう読まなくていいかも。 ちょっとくどい。『こういう人いやだ』みたいな表現多くて読んでていい気持ちじゃない。絵があまったるすぎる。 私大人になったのかしら~ばななさん卒業!

    0
    投稿日: 2012.01.22
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    読み終えたあと、この本を高校時代の同級生に紹介したくなった(今度手紙でも書こう)彼女は今年結婚し子どもを産んで母親になった。親目線、主人公の14歳の少女目線、その子のはつ恋の男の子目線、どれも彼女の目線になりうるような気がした。そういえば小さいころ絵画教室に通っていたと言ってたなあ。 絵を描く、彫刻する、小さな宝物のようなものをつなぎ合わせていく。ものをつくること、あらかじめうまれる前からそこにあったもの・見ていたものがある時自分に降ってきて道具が手に操られ導かれるようすらすらと動きだす。神秘的な瞬間・瞬間・一瞬を留める。 男女の関係、年齢、かたちや言葉ですべてを言い表せないもの、またはそれだけでははみ出してしまうものを書いているようです。 作者は案外さらっと書いたような気がする。芯に迫るような押し迫った感じは、ないなあ。

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    投稿日: 2011.12.29
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    文教大学広告企画制作サークルの発行誌 『FOGPARTY』Vol.6 において、「本~めくり、ひろがる、せかい」の特集に応じ、学生の皆さんから選ばれ紙面にて取り上げられた図書です。 企画コーナー「FOGPARTY Vol.6 掲載図書」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。 展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2012/1/10-3/19まで】 湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1519102

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    投稿日: 2011.12.19
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    「生まれて初めて、ひとを好きになった瞬間を覚えていますか?」 「自分の考えをよく見てみると、きっとそれぞれに色があるだろう?色として見えなかったとしても、しいて言えばどの色に置き換えられるかは想像できるだろう?それをどんどん塗っていってみたら?」 「人を好きになるとこんなにも、つらいけれどいい涙が出るなんて知らなかった。」 「…時間よ止まれ、もうこれ以上絶対に進まないで!」

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    投稿日: 2011.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学生という大人には分類されない年齢の女の子が絵の先生に恋をするお話。 よしもとばなな独特の思想(?)が描かれているため、少し飽きる部分もあったが、挿絵もかわいくてスラッと読めた。

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    投稿日: 2011.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確か発売当時すごく宣伝されてたり話題になってた気がします。 何だか今のあたしに境遇が似ててびっくりしました。 家族構成とか環境とか違うところの方が多いけど。 キュウくんいい人だなぁ。 20代後半の男の人から見た中学生ってこんな感じなの?

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    投稿日: 2011.11.23
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    すーごいよかった! 表現とか精神世界がすごくじんわり染みた。 友達に借りたけど、ぜひ買いたいと思った!

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    投稿日: 2011.11.22
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    よしもとばななさん好きだな、と改めて感じさせられあ一冊 14才のはつ恋。 キュウくんはあたしの今好きな人にすごい似ている。常に真面目で、何に対しても誠実に考えてから意見を述べるところとか。もどかしいくらい淡いはつ恋。ふわふわしていて夢みたいなリアルに近いおはなし。 よしもとばななさんの描く主人公になりたい!!

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    投稿日: 2011.11.03
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    メインテーマこそは初恋だが、恋人に関連する人間性についての話、家族の話、人付き合いの話、生きるということ、と言った人生哲学のようなサブテーマが散りばめられ、丁寧に広がりを見せた後に初恋でコーティングされている。 恋人に読ませて感想を聞きたくなる本。

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    投稿日: 2011.10.29
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    うーむ 嫌いじゃないのだけど 長回しのセリフが長すぎて、なんだかな。 あんまりお腹にたまらなかった、読む時期じゃなかったのかも。

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    投稿日: 2011.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このお話は14歳の女の子が恋する話! でもお相手は大学生くらいの男の子なんだよね。 ええっ、はつ恋にしてはヘビーじゃない?って思うけどそこはばななワールド。 なんかさっぱりしてそれでいて子供っぽくて大人な彼だから一切生々しいこともなく。 二人が心が通ってる感じがすごく素敵な話。 最後主人公の女の子が「ここが気持ちが通じ合ったピーク」って思うところが結構可愛かったな~。 優しい気持ちになれました♪

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    投稿日: 2011.10.11
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    恋愛などで人を信じられなくなりそうな時に、 ふっと読むと「世の中まだまだ捨てたもんじゃないなあ」なんて思えます。 「人を大切にする恋愛」ってこの二人のことかもしれません。

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    投稿日: 2011.09.27
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    心が温まるような恋の話。とはいっても大人の恋というより、少女の初恋の話なのでドキドキするような感じではない。イラストが時々挿入されているけど、文章に集中したい自分としては、少し読みづらかった・・・。

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    投稿日: 2011.09.11
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    「本に引き寄せられる」というのは、こういう体験をいうのだろう。 大好きな図書館で、お目当ての本に向かって歩いていたところ、本棚からこの本が呼んでいた。 なんてカワイイ色合い!思わず手にとってびっくり。 またも、よしもとばななさんの本ではないか。。。 (結局いつもそうなるので、今日は違う人の本!と思っていたのに。) 目に見えないものの世界、家族、恋、いつものばななワールドだけど、こんなに温かい彼女の作品には初めて出会った。 ばななワールドには全くそぐわないようなポップな挿絵も、思わず微笑んでしまうほど、物語にぴったり! ハードカバーの意味合いを再認識しました。

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    投稿日: 2011.09.04
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    主人公の年齢が低めなこともあり、他の作品にくらべて若干明るい。 日常的な非日常を描いている。非現実なんだけれど、もしかしたら今どこかで同じことが起こっているのかも、と考えてしまう。

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    投稿日: 2011.08.31
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    好きなフレーズ ☆ひとりの人のいろいろなことを、こんなにも気に入ってしまって大丈夫なのだろうか?後戻りができないくらいになってしまって、これから私はどうするのだろう?心配なくらいだった。 せっかく嫌いなところを見つけても、結局ちゃんとした理由があってそこがクリアになり、またすぐ好きになってしまう。 ☆(小さなこだわり、嫉妬は)出所が分かれば亡霊は消える。 ☆絶対に不自然な事をしなければ、自然がすべてのタイミングを見つけてくれるんだよ。 久しぶりに簡単で、単純ででもきちんとしていて良い本だった。。。なんだか14歳ってとても大切な年だと私自身も感じていてそれが”そうそうこんな感じ”って思えた。そして泣けもした。 良い本だった。

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    投稿日: 2011.08.25
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    何年も読まずに置いてた。子供が主人公だと思ってたんだな。読みだしたら面白かった。さいごの3ページぐらいが特にハッ!と、する、いまの自分にピッタリなことが書いてあった。いま読むタイミングだったってことだな。

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    投稿日: 2011.07.23
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    一番お気に入りの本! だいすきなお話! 素敵な挿し絵! 2人のほんわかした雰囲気が大好き。お母さんもとても素敵。 何度でも読み返したい! 好ききらいが分かれる本でもあるかな?

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    投稿日: 2011.07.23
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    よしもとばななの始まりはこの一冊から。 手に取った理由は、表紙が可愛かったから。 そしたらなかみもすっごく可愛かったのです。 純粋に恋をしたくなります。 ピュアに生きていこうと思います。 歳をかさねる毎にだんだん黒い部分も増えて 裏表もできてくるけど いつまでもこの本を大切に持っておいて 何回でも読み直したい。 死ぬまでぴゅあな部分をもって 可愛い女の子でいたいな。 でも女の子は強いのです。

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    投稿日: 2011.07.11
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    感じたことを感じられるか、感じたことをどう受け止めるか、そんなことが、その人の心に小さな衝撃を与える。 小さな衝撃が積み重なって、影響しあって、優しさを創りあげていくのでしょう。

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    投稿日: 2011.07.05
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    中学生の夕子の初恋が、キュウくんとか親とのやりとりが、可愛らしくキラキラと描かれていた。 こんなにキラキラとしかも深く描けるなんて素敵だな。 不安の出どころがわかると、自分をいままで悩ませていたそれがなんでもなかったかのように思えてくる。それは、その通りだと思った。

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    投稿日: 2011.06.19
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    夕子さんの、真剣に、まっすぐにキュウくんと向き合う姿がとても好きです。 人と真剣に向き合うということは自分と向き合うことにもなるのね。

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    投稿日: 2011.06.08
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    中学校の図書館で出会いました。 心があったかくなるおはなしでした。 きいちゃんが素敵。 ふとした時に読み返したくなります。

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    投稿日: 2011.05.25
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    わたしが最も好きで、何度も読み返した本である。 絵画教室の先生・キュウくんをお相手に、はじめての恋をする夕子。 二人がどうにかなっちゃうわけじゃないんだけど、、 イラストもかわいくて、 あったかい気持ちになれる本。

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    投稿日: 2011.03.23
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    唯一持っているよしもとばななさんの本。 かわいらしくてココロあたたまる女の子の恋のお話です。 量的にも読みやすいので、読者初心者におすすめの一冊。

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    投稿日: 2011.03.20
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    恋の形は人それぞれだろうけれど、 はつ恋…はじめての恋の、 ときめきやせつなさ、 心を震わせる、感じる想いの大元は きっとみんな同じなんじゃないかな。 暖かくなれる本。

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    投稿日: 2011.03.14
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    久しぶりのよしもとばなな。高校生くらいのときに一度読んだような記憶があるのだけれど、あまり思い出せなかったのでもう一度借りてみた。 絵画教室の先生に恋する「私」。お茶をしたり個展で話したりしながらふたりはゆっくりと「仲良く」なっていく。 主人公はまっすぐで感受性が強くて、ちょっとだけ弱くて、共感できる。たとえば母親の変化に敏感になってこわくなったり、単身赴任中の父親の電話の向こうの声や雰囲気を感じ取ってさびしくなったりするのがすごくよくわかる。 ところどころ文章が英文を翻訳したっぽくなるのが気になったけれど、外国の絵本みたいだと思えば大丈夫かな。

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    投稿日: 2011.02.18
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    主人公は14歳の夕子。彼女は道で半透明な人(この世にいない人)が見えたり、極小の蜂だとかありえない生き物を見たりする不思議な力がある。けれど、お母さんがその力を深刻に心配したりしないでくれたおかげで、自分が変なのではないかと思わずに生きている。 そして絵画教室の先生であるキュウくんと出会い、彼もまた同じような感覚の持ち主であることを知り、恋をする。 冒頭からいかにもばななちゃんの文章で、読みやすいけれど、 のめりこむまでは没頭しなかった。 それは14歳という年齢のせいかもしれない。でも、この話はきっと主人公が14歳じゃないと成り立たないんだろうな。 つまり、大人の行動(別居とか)が大きく影響する年代というか、大人と子供のハザマ、みたいな。 だけど、ばななちゃんの中ではあまり好きじゃない。

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    投稿日: 2011.02.09
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    読んだ後にしあわせな気分になれる一冊。 文章もやさしいのだけれど、挿絵もかわいくていい。 何度でも読み返したい。

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    投稿日: 2011.01.24
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    絵も文章もきらきらしている。 どこかで「少女漫画を朗読したらこんな感じ」というレビューを読んだが、まさにそんな感じ。

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    投稿日: 2011.01.20
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    本屋さんで呼ばれているような気がして、つい立ち読みしたままずっとつづきが気になっていた。久しぶりに本屋さんで再会したので思わず買ってしまった。うん、いつものよしもとばななだ。でもいつもより、ちょっぴり甘酸っぱい。

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    投稿日: 2010.12.17
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    何度も読みたくなる、大好きな本。 こんな恋、出来ないだろうな・・・と思いつつ。 にこにこしながら見守りたくなる恋。 ああほっこりほっこり。

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    投稿日: 2010.11.11
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    胸がキュンとなって、初恋の甘酸っぱい感じと、そわそわする感じと、いっぱいいっぱいな感じと、苦しい感じと、ふわふわする感じをぐるぐる回ってたくさん感じる本でした。

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    投稿日: 2010.10.08
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    そうじゃないかもしれない あのコスモスは わたしのために 咲いてくれてるのかもしれない 間違ってるかもしれんけど そういうところがあって そこがすきだ!

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    投稿日: 2010.09.20
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    私はそのころ、いつでもとてもとても真剣に考え事をしていて、それはたいてい、この世の中がどんなふうに、どういう仕組みでできているかということに関してだった。 ふうっと意識がかすむようになって考えに焦点が合わなくなり、ちょっと背中が寒くなって、もう考えるのをやめるのだ。 自分の考えをよく見てみると、きっとそれぞれに色があるだろう?色として見えなかったとしても、しいて言えば、どの色に置き換えられるかは想像できるだろう?それをどんどん塗ってみたら? たまにふと思い出しては、のたうちまわるような気分になるんだけれど、やっぱり僕ってものすごく暗いんだろうか?

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    投稿日: 2010.08.28
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    よしもとばななさんの作品はアンソロジーを除いてはじめてちゃんと読んだ気がするからなんとも言えないけど「はつ恋」というタイトルのまま「恋」がメインで、そのときめきもあって、それと「家族」に対してが、すごく 暖かく、どことなく懐かしく感じるように…描かれていたのが印象的でした。 あとはとにかく個性的なキャラクター。 夕子を筆頭にキュイくんとか…もう出てくる人出てくる人がみんな一筋縄じゃいかないような子ばっかりで(笑) いやもう話にのめり込みすぎて、少々疲れつつとても読みごたえがありました。表紙や挿し絵も裏切らずほとんど家族がメインと言ってもいいかもしれない風合いを見せつつ、恋も程よく進展を見せ、とっても優しくあったかい終わりかたで大満足でした。最後の扉絵かわいすぎた\^^/

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    投稿日: 2010.08.28
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    一気に読めちゃう本なんだけど、忘れてて何度も途中途中から読んでいたので、 あんまり話のまとまりをつかめなかった>< でもはつ恋のきらきらした感じはすごく伝わってきた。 14歳ぐらいの時、親の前の自分と違う自分を誰かに見せているっていうことに引け目を感じたりしていたことを思い出した。 成長することへの戸惑いっていうか、たぶんそのころからこどもの頃を懐かしく思う気持ちが芽生えてくるんだろうなと思う。 まだまだ子どもなんだけど、十分自分をでっかい枠の中で考えられる思考力が備わってきている。 だからこそもどかしい。 自分が一人の女性になろうとしていることに気付く時、 お母さんも一人の女性であることに気付く。 たぶん私がそれを知った時はこの子みたいに切ない気持ちや悲しい気持ちになったんだろうな。 こういう人間の変わり目を描くにはどうしたらいいんだろう。 どうしてその時の気持ちに返れるんだろう。 確かにこの主人公は大人びているけど、やっぱり14歳なんだよね。 そういうのを表すってすごい難しいことだろうなー。 小人とかそういう話はいつものばななさんの話なんだけどね! そしてよしもとばななの小説にはやっぱり悪い人はひとりも出てこない! 本当に根性の悪い人間は描きたくないってなんかのテレビ番組で言ってた気がするけど、 「描きたくない」から描かないで、描かなくてすんでいるのがすごい。

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    投稿日: 2010.06.28
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    妹が、中学のときの読書課題でこれを選んで読んでいました。 今、大学生の私が読んで 中学のときにこの話を読んで妹はどう感じたんだろう。。。。。。 と、ちょっと気になってしまいました。 話は、とてもわかりやすい。 14歳の女の子が自分の通う美術教室の若い先生のことを好きになります。 先生も、相手がこどもだから。って簡単に蹴散らさないで、 ちゃんと、話を聞くし、 ある意味で対等の関係を築きます。 それでも年齢的にやっぱり普通の恋愛関係じゃないから いい距離感で、いい関係を築きます。 私が14歳で読んだら何を思ったんだろな〜〜

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    投稿日: 2010.06.16
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    かわいらしいものがたりです。こういう恋をした女の子は素敵な女性になっていくんだろうな。彼女のまわりの大人達も、私は素敵だと思います。

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    投稿日: 2010.05.31
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    少し変わってるけど、ごくふつうの14歳の感性をもつ主人公がかわいらしく、人と人のつながりを大切に描いた小説だと思います。 いまどきの中学生にこういう本を読んでほしいです。

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    投稿日: 2010.03.14
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     一人っ子の夕子は、西荻に友達と共同経営するアンティーク雑貨屋を営む父と、本屋で働くアイス好きな母との3人で暮している。 と言っても父は仕入れのためにアメリカに行き1年のほとんどは母との2人暮らし。  そんな夕子が絵画教室に通っている時に、以前から気になっていた講師のキュウ君と絵画教室にある月下美人の脇から、小さな人間が走り出していったのを偶然2人で見てしまう。 この不思議な体験からキュウ君も夕子を意識する。 大学を出たキュウ君と中学生の夕子では歳の差はあるけど、心の核ととなるところが共鳴できる2人。 その後、母と偶然会ったことで関係は知られてしまうが キュウ君なりをだんだんと理解するだけでなく、夕子の母は私の母や世の中の一般的な母親と違った感じであるタイプなので、母親なりの忠告が、子供とはいえ心はだんだんと大人になってきている中学生にも理解できるようなことを言うのがなんかいい感じ。  キュウ君のちょっとしたことでも、ちゃんと自分の心に正直に話す言葉や、夕子のキュウ君の行動や言葉への感じ方が、平たい言い方になってしまうけど、ピュアで透明感があるのもよかった。 そういうのが初恋ってことなのかもしれない。  いつしか気がつけば、将来のこと=金銭的なことも考えて相手を見たりとかで、ただ純粋に相手を好きという気持ちだけでなくなってくるのが大人。 それはもちろん中学生の恋愛と違うから当然のことなのだが、そんな中でもクリアな気持ちも忘れてはいけないんだなと自分に照らし合わせて思った。 でも生きていく上で、価値観が同じというとすごく大きい意味になるけれども、一緒に生きていく人とは・・・ということを考えたりする中での印象に残る1冊だった。 ※2005年5月16日読み終わる

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    投稿日: 2010.03.09
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    14歳の、ごく普通の少女が主人公。 好きになった相手は年上で、とても純粋な恋物語。 読了後は、「こんな恋したいなぁ」と思う一冊。

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    投稿日: 2010.02.26
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    初めて読んだよしもとばなな作品。表紙も挿絵も、内容も可愛い。読み終えた後はほっこりした気分になれます。

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    投稿日: 2010.02.25
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    柔らかく、光のイメージがする作品。主人公はまだ14歳。 絵の先生に恋をして、やがて二人は不思議な奇跡を体験する。 14歳といったら、僕も2年前にそうだったように、まだ恋のイメージもあやふやな年頃だ。 この年頃の子は、形だけの恋や、ファッション感覚の見せ掛けの恋が非常に多い。 しかし、主人公は違う。 彼女はきちんと、自分の頭で考えて、自分の意思で恋をした。 先生に恋をしたのも、彼の人間性が本当に好きだったからなのだろう。 その結果として彼女は人間と触れ合う本当の幸福を味わえた。 リテラシーって恋にも応用できるのねん。

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    投稿日: 2010.02.06
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    私のよしもとばななさんの本の中で特に好きな本が『High and dry(はつ恋)』です。主人公の14歳の夕子のはつ恋の相手は、20代後半の絵の塾の先生のキュウくんこと久倉先生。二人にしかない不思議な絆で、年齢の差という大きな壁を乗り越えていきます。とても純粋な恋愛で、お互いを大切に想う気持ちがよく伝わってくる、ほっこりする内容です。挿絵がとても可愛いところも気に入っています。癒されたい時に読むのがおすすめです。

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    投稿日: 2010.01.20
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    中学生の女の子が絵画教室の先生に恋をしてしまう。その女の子は初恋でどうしたらいいのかわからない。女の子の行動がすごく大人っぽくて好きだ。ところどころに入っている挿絵がとてもかわいい。主にカッパの絵が描かれているが、それは話を読み進めているうちにわかってくる。

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    投稿日: 2010.01.14
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    これは夕子ちゃんの初恋の物語です。この本は中学の頃に読んだことがあり、久しぶりにまた読みたくなって読みました。心が優しくなれるような話で、最後は笑顔になれます。そして恋って素晴らしいと思わせてくれる作品でした。しかし、恋だけではなく家族との繋がりも強く描かれていて家族の大切さも考えさしてくれます。難しい事を考えず初心に戻り、ゆったりとした穏やかな気持ちで幸せな気分にされてくれる温かい作品でした。

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    投稿日: 2010.01.14
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    なんかちょっとだけ読みづらい。。。 っていうか分かりにくかったかな でもタイトル通り「初恋」ってかんじでほんわかでした

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    投稿日: 2009.11.10
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    甘酸っぱいってこーゆー事なのか。すっかり忘れてしまった。 全てを悟っているような中学生、末恐ろしい。

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    投稿日: 2009.11.08
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    中学生が初恋を経験することで成長する物語かと思いきや、これは親が子どもの恋愛や思いを知ることで成長し親になっていく物語でした。虐待や家庭内暴力など様々な問題が起こる中、普通の世の中が普通で、自分の箱を時には疑いながらもその中にいることを最善として生きていく。その箱の中で子どもの成長に寄り添い、見守り、離れていき、親にそして人になるんだよって、アイスを食べながら納得したい気分になる本でした。

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    投稿日: 2009.10.12