
総合評価
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powered by ブクログ日露戦争のうち、旅順要塞をめぐる戦いのうち二〇三高地争奪戦からステッセルの降伏、満州でのクロパトキンらとの闘い、ロシアを出港したバルチック艦隊のヨーロッパ、アフリカ大陸周りでの太平洋への大航海における大変な苦労などを中心に描かれている。 何度も読むが、多様な人物像が描かれ、人物描写が興味深い。 この時代の日本軍人は、一歩間違えれば国が滅亡というような戦闘を綱渡り的に続けてきたように思われる。 日本陸軍の情報軽視、柔軟な思考のなさは、やがて太平洋戦争での破滅につながる。
0投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログおびただしいほど戦争の生々しさと残酷さがゆっくりゆっくりと書かれている。 被害の数がどんどん増えている中作戦を遂行するのか変えるのか決断は周りの意見や通例によってま左右されるのか。 ロシアは驕りと油断で負けるべきして負けたし、日本は偶然とタイミングの良さでなんとか旅順を堕とすことができたものの被害は甚大でまだ戦争は続く。 先の見えない戦いはまだ続く
13投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ203高地を落とした後、バルチック艦隊の鈍臭い航海の描写が続く。その遅々とした様が物語の中だるみになっているが、意図したものなのだろう。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ『坂の上の雲』の5巻。 この巻では、前巻から続く日露戦争の戦況が進み、騎兵に注目されている。 今回だけに言えることではないが、この作品を読んで痛感することがあります。 「慢心してはいけない」 ということです。 本書におけるロシア軍は、様々な場面で日本軍を侮り、国内の権力争いに明け暮れ、それが悪い結果に繋がります。 仕事においても同じことが当てはまりそうです。 自分たちを過信していては、正しい判断はできません。 正しく状況を把握しなければなりません。 また本来はお客様を見て仕事をするべきところを、社内の上司を喜ばせるために気を配ってしまっている。 そんなことはないでしょうか? 私自身は社内の権力争いに興味がなく、そのために不遇な目に遭うこともありますが、あまり気にしていません。 やはり、社会に出て仕事をするからには、誰かを喜ばせるためにするべきと、私は考えています。 会社のお金は自分のお金ではなく、それを使わせてもらうからには、社内で機嫌を取るために使うのではなく、社会のために使うべきものです。 この『坂の上の雲』に出てくる人物のように、熱い気持ちを持って、仕事に向き合いたいものです。 坂の上の雲で描かれるリーダー像に、『リーダーが先頭に立ち戦う姿勢を示して士気を上げる』というものがあります。 今の社会では、リーダーというとスマートにマネージメントをするイメージを持つ人が増えたように思います。 しかし、本当に現場から尊敬され、信望を集めるのは、一緒に汗をかいて、戦ってくれる人だと私は思います。 そして、私自身もそうありたいと常々思っています。
2投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ乃木希典の面目のことを、常に考え行動する児玉源太郎。二人の友情の厚さ。戦時中でありながら、二人が漢詩を作り合う場面では、こういう時に文武両道とは言わないかもしれないけれど、教養の深さを感じました。すごいなぁ。 まだ、戦争にモラルが存在していた時代と記されていたこと、印象に残りました。今、ロシアのプーチンさんにこの部分を読んでほしい。
15投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログ二百三高地の状況が、(何と無くの知識だったが)本当に凄まじくひどいものだったこと。日本人のある意味異常な精神力を改めて知る。良い方向に行けば… 司馬遼太郎が、ドラマ化映画化に反対していた気持ちがわかる気がする。
8投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログもうそろそろ読むの疲れてきた。さすがに長いな。 旅順の攻防が描かれていたが、乃木率いる陸軍が周りの意見を無視し正面突破を続けた結果大きな損害を出していたことに苛立ち児玉源太郎が自ら指揮をしたことであっさりと203高地を奪うことができそれに伴い旅順全体も陥落することができた。あまりにもあっさりと奪えてしまったことが伊地知たち参謀の無能さが際立つ。 また、バルチック艦隊が喜望峰を回りながら日本に向かうシーンも同盟国だったフランスがロシアの敗戦により非協力的になりなかなかうまくいかないのも今後の海戦に大きく影響するんだろうな。
1投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログようやく司馬遼太郎さ(?)というか歴史小説を読むということに慣れてきた感。 ここまで苦しかった…!(笑) 新しい名前や艦隊の名称(とくに外国)が出てくるとその説明や現状についての記述が多くなるので(自分は)だれてしまう。 戦闘時の人々の描写になると、サクサク読めた。
1投稿日: 2024.11.20
powered by ブクログ坂の上の雲、5巻。 いよいよ二〇三高地の決戦。 旅順攻略がこんなにも困難を極めた原因は、司馬遼太郎の筆から見るに、どうしても第三軍司令部の、とくに参謀長の無能さによるところが大きいと思えてしまう。それに見合う資料をもとに書いているのでしょうが、ここまでけちょんけちょんだとちょっと気の毒になるくらいだ。 それに対して、児玉源太郎に対する書き方のカッコ良いこと。 黒溝台の章で少しだけ秋山好古がでてきたが、5巻のヒーローは児玉源太郎だった印象が強い。 それからバルチック艦隊の航行。 想像以上に大変だったんだな。 そして想像以上に日英同盟が効いてたんだな。 全編わりと細かすぎるぐらいの描写や、その後やその周辺について余談がめちゃくちゃ多くて、この巻はなかなか読み進まなかった。 1次資料、どれだけたくさん当たって書いたんだろう…。 凄いけど、正直ちょっと退屈だったな。 ともあれあと3巻、 そして日露戦争も佳境中の佳境。 シンプルに戦闘のしんどい表現も多いけど、頑張って読むぞ。
2投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ【30年ぶりに読む「坂の上の雲」】 第五巻は「二〇三高地」「水師営」「黒溝台」など。甚大な死傷者を出しながらようやく二〇三高地を奪還した日本軍。乃木が詠んだ「爾霊山」の漢詩が染みる。バルチック艦隊は様々な妨害を受けながらアフリカ喜望峰を回り日本に向かっている。 組織、特に官僚機構の退廃を現代のHRMに置き換えながら令和に読み返す「坂の上の雲」。六巻に進もう。
2投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ黒溝台途中まで。乃木大将は指揮官としては無能(頑なに自分の意見を曲げず、多数の兵士を死に追いやった…)極まりなかったが、児玉との関係性を見るに人間的にはなかなか魅力的な人物であった。ただ彼らの関係は軍の司令部としてみた場合、私情を挟みすぎたと思う。 戦争の中身というか、武器戦艦他、兵士の士気、運などいろんな要素を含んだ上での勝敗なんだなぁとよーく分かったような気がする…。 (※この感想は"司馬史観"を知る前のことなので…(^^;
3投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログ軍人としての乃木の能力が本当にいまいちなのか否かは置いておいて、同世代の軍人仲間から慕われたり心配されたり、敵将を敬ったり敬われたり、無口だけど漢詩などの表現のセンスに長けていたり、といった人としての魅力に富んだ人だったのかな、そしてその点は司馬も認めていたのかな、ということが感じられた。
2投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログ舞台は激戦の203高地。遼陽の満州軍総司令部から旅順にやってきた児玉が、第三軍司令部にて涙ながらに叱責するシーンが印象的でした。
1投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログ▼旅順が落ちない。なんともストレスである。ただ、通読3回目にして、司馬さんの「なんとなくの小説的意図」に気づく。司馬さんは旅順描写がストレスであろうとわかっていて、加減してはる。でも後でスカッとするためにはある程度ストレスも与えねばならぬ。▼司馬さんの取材もすごいが、それ以上に語り口がすごい。何かといえば「前代未聞」、「古今に例がない」、「史上初であろう」、みたいな文句が手を変え品を変え。それくらい、つまりは「面白いんだよこれ〜、ね?面白いでしょ?」、「この人物のこのエピソード、最高なんだよね〜、ね?最高でしょ?」ということ。▼これが逆に非難する場合も同じくになる。旅順の作戦司令部とか。▼というわけで語り口に引きずられ引き込まれ、とにかく面白ぇ。
5投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二〇三高地、乃木希典 目を見張る闘いの場面を想像していましたが、多くの日本兵が亡くなるという読み進めることが辛い描写が続きました。司馬遼太郎氏のこの坂の上の雲では乃木希典が海軍からの要請を受け入れず、ただただ兵を失うという愚策を続けたと記されています。日露戦争で日本が勝利したと歴史上では知っていますが、日本が勝利したことは薄氷を踏むようなギリギリのところだったと想像ができました。
5投稿日: 2023.11.01
powered by ブクログ本日晴天なれども波高し の有名な言葉の主 秋山真之が主役の壮大な長編小説。今の時代にこの小説の登場人物が生きてたら、ちっとは日本はましになってるだろうと思わずにはいられないほど、魅力的な人物像が描かれている。おもしろかった。
3投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログ旅順要塞における勝利は、多くの犠牲の上に成り立っている。いかにそれを指揮する人の優秀さによって、死者の数が変わるのか、痛感した。 柔軟性と信念、持ち合わせるのが難しいが、このバランスこそが必要であると感じる。
2投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログ戦闘の描写が多くを占めているが、ロシアのウクライナ侵攻中の現代に読むと昔からロシアという国は基本的に変わっていない。変わらないのはロシアだけではないが、ロシアに関しては悪い意味で昔からの考え方が踏襲されたまま現代に繋がっていると感じざるをえない。 以下、印象的な一文。 ・ロシア人が国家という神以上の命令者をもって以来、この航海ほど、人間どもに対してはなばなしい支配力を発揮したことはなかったかもしれない。
1投稿日: 2023.09.20
powered by ブクログあらすじ 203高地からの旅順攻略、バルチック艦隊の大航海、秋山好古の騎兵隊の活躍開始が描かれた。中でも児玉源太郎が乃木希典のプライドを傷つけずに作戦遂行するシーンが印象的だった。 また、秋山真之のあらゆる書物を読み原理を抽象化し、オリジナリティを作り上げたという話に感銘を受けた。
0投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログ数万人の兵士の死を伴っても攻略できなかった旅順および203高地だが、指揮命令を児玉に替えたら数日の準備と数時間の攻防で落ちた。 日本陸軍の陰の部分を知ることができるね。 乃木将軍のせいというか、伊地知のせいなのか。。。 まあ、そんな簡単な事ではないので、こんなに長い物語になるんだな。 それから後半はバルチック艦隊が出て来るが、それも今まで持っていたイメージよりもかなり軟弱に書かれている。 司馬遼太郎の書く小説は、本当なのか作り話なのかよくわからなくなってくる。 竜馬(ほんとは龍馬)も、たんなる商人みたいに言う人も居るしね。 武田鉄矢は「竜馬が行く」で人生が変わっちゃったみたいだけど(まあいい方向に転んでいると思うけど)、シバリョウの本ってそんなに凄いかなぁ。
0投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログバルチック艦隊だが、アフリカ最南端経由での大遠征により、日本領海に到着しても戦闘するどころの話ではないくらいに疲弊してしまったと思われる。 次巻以降の展開に注目したい。 あと、この巻で語られた乃木による203高地の攻防戦だが、結果的には児玉の介入で薄氷の勝利を得たが、ここに至るまでに膨大な戦死者、損失を被った。 なぜ、早い段階で乃木を更迭できなかったのか。それは、乃木の人格人徳によるものなのか、それとも日本軍組織の意思決定における弱点があらわになったのか。これらも見ていきたい。
1投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログこれまで面白いようで今ひとつ盛り上がりに欠ける印象で読み進めてきましたが、この巻より俄然面白くなってきました。 戦争の行方は戦場での戦闘のみならず、兵站など表には見えない部分が左右することもよく分かりました。
10投稿日: 2022.06.13
powered by ブクログとても面白かった。 ロシアという国がなんとなく分かった気がする。 当時の日本の雰囲気もよく想像できた。
1投稿日: 2022.06.09
powered by ブクログ正岡子規はもとより秋山兄弟さえもほとんど出ない巻です。しかし、日露戦を追っていく中では重要な巻。読みごたえがあります。
2投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ漸く203高地を確保。もっと早く児玉氏が指揮していれば、、、。表にあまり取り上げられないが、バルチック艦隊に対する日英同盟の効果。その後のロシアの騎兵を主力とした大作戦。それを事前に察知しながら取り合わなかった司令部。日本騎兵部隊の活躍や、敵騎兵隊の失策。歴史は紙一重と感じました。
3投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ激戦はますます佳境となり、その凄まじさ、彼我の犠牲者の数の多さには驚きと傷ましさしかない。 何千何万の兵士達のそれぞれの人生を思うと気が遠くなります。 余談なのですが、司馬遼太郎氏の小説は、その流れの中で、『余談だが』『先に述べた』『話を元に戻す』『○○は既に述べた』、など出来事が前後したり、ある人物を掘り下げたり、色々な要素が盛り込まれて話に奥行きが出て、話は長いがとても面白くて引き込まれてしまう大学教授の講義を受けている様な印象を受けます。私だけかも知れませんが(笑)。
2投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ついにニ○三高地を奪う。 もっと早く児玉さんが指揮をとっていれば 失われる命が少なく済んだのに…!と つい思ってしまう。 戦いが終わる、という情報が耳に入ったとき 日本軍、ロシア軍が互いに抱き合った、 というシーンが一番印象的。 戦争がなければお互いにただの人で 楽しく過ごせるのに 国のために、殺し合う、殺し合わされるって一体 戦争ってなんなんだろう、と思ってしまった。
2投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログバルチック艦隊の行方気になる。アフリカでのヨーロッパの構図がよくわかって面白い。乃木と児玉の関係もなかなか深いものがある。組織のトップの作戦の方向性の正しさは必要不可欠。無駄に失った命が多いことは心が痛かった。とうとう、ロシアに日本の弱点が知られたがどうなるのか。
2投稿日: 2021.11.12
powered by ブクログ大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。 長くかかったことだけを覚えている。 文庫本は実家にあるか、売却した。 そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。 秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はあるが、とにかく二百三高地の長く暗い場面の印象が強い。 読むのにとても時間がかかった。 その後3回目を読んだ。 バルチック艦隊の軌跡など勉強になる点はある。なお現職の同僚が、バルチック艦隊を見つけて通報した者の子孫であることを知った。 いずれまた読んでみようと思う。(2021.9.7) ※売却済み
1投稿日: 2021.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ついに旅順での戦いに終止符が。 児玉源太郎かっこいいなぁ。 そこから、旅順港が見えるかのところはグッときます。 つい感情的になりやすい部分も、乃木希典に対する配慮も、人間味があっていいなぁと思ってしまった。
2投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログ参謀とは何かを考えさせられる。 机上の安全なところで作戦を考える人のことか。 第一線の状況を知るために危険を犯すことも必要なのか。そこで死ねば作戦は滞るし、現場を見なければよい作戦は立てられない。教科書的なことは学んだ後、何が必要かは現場でそれぞれ判断することが求められるということだと思う。 軍隊を持つものとして、同僚の死に動揺せず、作戦を遂行すること以外に感情を持たない方が信望を得ると書かれているが、ブレない心であれば、感情を表に出してもよいのではないかと感じる。
1投稿日: 2020.07.04
powered by ブクログバルチック艦隊の大航海が物凄く滑稽なお芝居のよう。 どれだけ道理にかなっていなくてもやるしかなかった当時の乗組員の人たちには本当頭が下がる。
1投稿日: 2020.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
戦略や戦術の型ができると、それをあたかも宗教者が教条を守るように絶対の原理もしくは方法とし、反復して少しも不思議としない。
0投稿日: 2020.05.01
powered by ブクログロシア軍が一旦戦闘を休止するために、白旗を掲げた時に、日本兵、ロシア兵が抱き合って喜んだというシーンが印象的でした。 軍人とはいえど、本当に揉めているのは人同士ではなく、国同士でしかないということですね。 ロシア軍内部のまとまりのなさも見えてきました。
2投稿日: 2020.01.01
powered by ブクログ203高地の大激戦を描き、あのロシアのバルチック艦隊にいかに日本海軍等が勝利することが出来たのか、詳細に司馬史観がうったえる。
1投稿日: 2019.12.04
powered by ブクログ乃木さん司馬さんにdisられまくり。ただ得てして最終的に評価を得るのは…事実と向き合って現場に檄を飛ばし結果を出すものより、現場と協調して波風を立てない者なのかもしれない。
0投稿日: 2019.08.25
powered by ブクログついに旅順陥落。それにしても戦争というものの実態を把握するということが、いかに難しいかということを思い知らされる。それは巨大なロシアであっても、政治的に軍人が官僚化していることと、また個々人の才能では素晴らしく、少数を率いて善戦以上の結果を残している日本人であろうともである。 それはたんにこの時代だからというものではなく、恐らくインターネットが普及した今日でも(いやだからこそかも知れないが)言えるのではなかろうか。 それは情報を、正確に捉えるだけの組織と、それを正確に伝える最前線側のどうしても生じてしまう彼我の差があるからであろう。 そして話しは秋山好古がコサック隊との激戦へと続く。
1投稿日: 2019.06.05
powered by ブクログこう感じるのは、多分に自分の性格のせいもあろうが、しつこい。 見せ場だから繰り返すのではなく、テレビがCMを挟みながらなんども同じ映像を見せるが如く。 読み飛ばしてしまったところ多数。またいつか読み直してみると思う。
0投稿日: 2019.03.20
powered by ブクログ知られざる戦場の真実の姿を垣間見ることができる 自分の境遇がそこにあったとして、極寒の悲惨な環境に耐えられるのか、恐怖を乗り越えて突撃できるのか…色々と考えさせられる 両国それぞれの視点から情報がある点は画期的 国の政策として戦争は不可避な時代だったかと思うが、命を顧みずに戦った兵士達に対しては、日露関係なく畏怖を持って然るべき
1投稿日: 2019.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ついに旅順要塞陥落! 手に汗握る展開で常にハラハラ状態。 自分は観戦武官にでもなったような感覚で、戦いを眺めているような感覚。 なかなか主人公の秋山兄弟が登場しないにも関わらずに300ページを綴ってしまうほどのリサーチに感服。 僕の尊敬する一人にさせていただきます。
1投稿日: 2018.12.08
powered by ブクログ二百三高地での死闘。 闘いではない。 何も出来ずに殺されに行くだけだ。 軍隊における命令は、絶対であった。 戦場には、理性など無い。 あるのは、狂気だけだった。 だが、その狂気が奇跡を起こす。 いくらなんでも、乃木希典のことを無能と言い過ぎではないだろうか。 作者の主観によって、乃木希典が本当に無能のように感じてしまう。 そこが少し残念だ。
1投稿日: 2018.11.10
powered by ブクログ二〇三高地の闘い、しびれる。 児玉源太郎の指揮官たる所以、最後まで乃木希典への配慮を忘れなかった器。 続きが気になる。
1投稿日: 2018.10.27
powered by ブクログ大本営、海軍、満州軍から再三、二〇三高地の攻撃・奪取を要請を受けながらも、その戦略的重要性を理解せず、要塞の正面攻撃を少数の兵員の逐次投入を繰り返す乃木軍に対して、ついに満州軍参謀総長の児玉源太郎が動いた。満州軍総司令官大山巌の代理として現地に出向き、乃木に代わって二〇三高地の攻撃を開始するのである。そして、敵の猛反撃を受けながらも、二〇三高地を奪取することに成功する。山頂に28センチ砲を据え付けたことで、旅順港内の敵艦隊を自由に狙い撃ちすることができるようになった日本軍は、いとも簡単に敵艦隊を殲滅することとなる。日露戦争で英雄とされてきた乃木であるが、本書では決断できない無能な司令官として描写されており、これまでのイメージは覆される。児玉の行動がなければ、旅順艦隊はバルチック艦隊の到着まで温存され、日露戦争そのものの勝敗すら代わっていたかもしれない。 一方、当時世界最強とも言われたロジェストウェンスキー率いるバルチック艦隊はバルト海を出発し、一路極東へと向かったものの、その足取りは悲惨を極めたといっていい。日本艦隊の待ち伏せという、幻想におびえ、イギリス漁船群を誤襲撃し、その後もいるはずのない敵艦の幻影におびえながら航海を続ける。また、途中日英同盟の相手国であるイギリスの支配地域は無論のこと、フランス圏においても、イギリスの圧力が働き、ロシア艦隊は燃料である石炭の調達と、兵員の急速に支障をきたしながら極東をめざしたのである。情報の管理や外交戦略の稚拙さと、兵員の士気の低さなど、外身には協力な戦力に見えるものの、実態は張り子のような存在であったということであろう。また、地球の外周の3分の2に相当する3万キロにもおよぶバスコダガマやマゼランなどの大航海時代を再現するような大航海の後では、日本艦隊に出くわしたときには既に戦闘に足りるだけの体力や士気は尽きていたであろうと思われる。ロシアの敗因は、戦力ではなく、その腐った官僚的国家体制と、体制に不満を抱えながら徴兵された農奴を中心とした兵員の士気の低さということだ。
1投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログヨーロッパ人は物事を数量的にとらえる事を好む。 冒険的作戦実施者として優れた長沼秀文。 日本海へ向けて遅々として進まないバルチック艦隊。
0投稿日: 2018.09.29
powered by ブクログ日本軍は児玉源太郎の指揮のもと、203高地を占領。そこから、砲弾を打ち下ろし旅順要塞は壊滅、有名な乃木将軍とステッセル将軍との友情の講和へ続く。とはいえ、バルチック艦隊も残りのロシア陸軍も健在。日露戦争の先は長い。 で、本巻に登場するのは、凡将、凡才のオンパレード。乃木、伊地知、ステッセル、クロパトキン、ロジェストヴェンスキーと日露人を問わず、作者は彼らをこれでもかとこき下ろす。将軍として、指揮官として、そりゃ良くないところはあるだろうけど、ここまで言うか。ついでに専制国家ロシアも欠陥だらけのどうしようもない国だとバッサリ。 とにかく、司馬遼太郎にとって日露戦争の現場というのは凡人たちが才能の低さを競い合う、見るに堪えないものだったようだ。それならそれで、児玉源太郎とか東郷平八郎とか秋山兄弟などの優秀な人物の活躍も取り上げてくれればいいと思うんだが。 と、汚点のあら捜しみたいな本巻だった。次に期待。
0投稿日: 2018.08.28
powered by ブクログ二百三高地の激戦の話は聞いたことがあったが、日露戦争において、日本軍がいかに分不相応な戦をしようとし、いかに多くの日本兵を無駄死にさせたか、改めて思い知った。
3投稿日: 2018.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
旅順要塞が遂に陥落し、何とか日露戦争の峠を越えたような そんな気がする巻でした。 再三に渡る旅順攻略における日本軍の稚拙さが描かれ 乃木軍の司令部の愚鈍さが描かれていた上で 空しく散っていった名も無き兵士達の姿も描かれているので とてもやるせなさを感じていたのですが 二〇三高地を奪取した後はあっけなく旅順開城へと向かい 戦争が終わったかのような安堵感を得ることが出来ました。 ただ、それが故にもっと何とかなっただろうという (後から歴史を眺めれば誰でもわかるのですが) やるせなさも感じました。
0投稿日: 2018.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
組織内部の争いにエネルギーを取られたり、 必要な情報を入手しなかったり、 強すぎる先入観で判断したり、 それが勝敗につながっている。 しかし今より厳しい自然環境で、設備も限られ、情報入手もかなり困難な時代ならしょうがない判断だったのだろうかとも思う。
0投稿日: 2017.11.16
powered by ブクログ人間臭いしがらみとこだわりとが錯綜しながら戦争は続く… 人の死がぞんざいに扱われるのが戦争。 死の部分に目をつぶって読んでみれば、普段の会社生活でも同じ様な事があるって感じる。 目的意識をクリアにもって、俯瞰して冷静に作戦を練って実行することがどこまで出来るか? 中高年サラリーマンにとっては、切実な思いも錯綜するんでは無かろうか…
1投稿日: 2017.09.13
powered by ブクログ旅順の戦いが終了し、乃木希典が今も名将として名が残っている理由も判明。 ロシア軍の滑稽さと悲痛さが中心の巻でした。
0投稿日: 2017.06.03「なぜ失敗したのか?」を日露戦争を通して学ぶ
この巻では、 ・バルチック艦隊の長旅の苦悩 ・旅順攻防。後の日本軍の旅順攻略。 が主に書かれています。 この本の良いところは、 「なぜ失敗したのか」の考察が、 日本のみならずロシア側についても書かれている所です。 歴史小説を通して、過去の失敗から学べるとても良い本だと思います。 是非お勧めです!!
1投稿日: 2017.05.28
powered by ブクログ段々内容が難しくなって、後に読みたい本があるのに読み進まないために、焦る気持ちで、読んでいても上滑ってしまう。 全巻読んだら、NHKのドラマで内容を復習します。 学校で習ったことのある日露戦争ではなかった。 こんなに危うくて、こんなに後先の暗い戦争やったなんて。 日本国民が知らされた内容と実際の違いも相まって、第二次大戦に向かっていくのかと思うと、つらく切ない気持ちで読んでしまう。
0投稿日: 2017.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
旅順攻略、旅順艦隊撃滅。そしてバルチック艦隊東方遠征譚へ。 映画「二百三高地」とは異質の旅順攻略戦が描かれる。 バルチック艦隊東征(というより、南=喜望峰を大回りし、更に赤道を再踏越しインド、マラッカ、南シナ海と、地球を南北一周行にも匹敵)、旅順要塞降伏模様などであるが、日本側ではなく、ロシア側からの叙述が多い。
0投稿日: 2017.01.02
powered by ブクログ児玉源太郎の的確な指示とシンプルな考え方がよく理解できる。203高地の惨劇もいよいよ大詰め、28サンチ榴弾砲炸裂!旅順陥落。 ロシア本国からいよいよバルチック艦隊が万里の波濤を蹴って極東に回航。 日本もロシアも戦争当事国は、お互い苦しい内情を持って、人の知恵を駆使して、勝利をつかむために粉骨砕身する。 そしていよいよ、奉天会戦へ突入。 秋山好古久々の登場です。
0投稿日: 2016.08.26
powered by ブクログ身内の争いで戦術を実行しないことがどれだけ愚かなのか、前線の戦況を捉えることがどれだけ重要なのかを考えさせられる。この時代の戦争は、その後の核兵器などを使った戦争と違ってまだ騎士道精神のようなものがある。
0投稿日: 2016.07.09
powered by ブクログ再三の要請にもかかわらず、旅順要塞の正面攻撃を続ける乃木軍にしびれを切らし、満州軍総参謀長の児玉源太郎が動く。 陸軍に児玉源太郎がいなかったら、いまの日本はどうなっていたのだろう。不思議なのは、乃木希典の名は誰もが知っているのに、児玉源太郎の名は知られていないこと。理不尽に思う。
0投稿日: 2016.02.16
powered by ブクログ203高地と旅順の陥落。 何だか他国と戦争しているのか、自分の国と戦争しているのかわからなくなってきた。 あと、人物に対しての好き嫌いが激しい。劇的に見せるために、わざとやっているようにも思うけど。
0投稿日: 2016.01.26
powered by ブクログ旅順、陥落。 人の命が次々と失われていく戦場、やるせないです。従順すぎる兵士たちと、前線を見ない参謀と。 心と頭脳を動かすことで状況を一転させた児玉の活躍に魅せられました。 陸軍と、海軍と。 日本軍と、ロシア軍と。 いろいろな角度から描かれているので、ぐいぐい引き込まれます。 日露戦争の中には現代にも役立つ教訓がたくさんあって、自分の行動を思い返し、反省しながら読んでいます。歴史から学べることはまだまだあります。
1投稿日: 2015.11.03
powered by ブクログ多くの日本軍の戦死者を出した旅順は児玉の作戦転換によって降伏した 舞台は再び満州平野に移り、ロシア軍と日本軍の大きな戦いに向かっていく なんとツッコミ所が多い戦争なんだろうか。敵ではなく身内の権力争いや司令官の思い込みで戦略が決まっていく。そういう時代ということか。
0投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログ日清戦争がサラッと終わったから、日露戦争もきっとそうなんだろうと思ってたら、なんとこの巻でもまだ激戦続行中。この物語は、あくまで日露戦争を中心に描きたかったわけですねって、今頃になって得心がいった次第。ってか、実際問題として、日清・日露戦争にはそれくらいの差があったんだろうけど、歴史の教科書で並べ語られるだけだと、全然そんなイメージは沸かないですね。同じ時代に行われた同じ規模の戦争、っていうイメージ。そういう意味では、すごく勉強にもなってます。主人公云々とか関係なく、ここにきてようやく、面白く読めるようになってきました。
0投稿日: 2015.09.30
powered by ブクログ旅順陥落~黒溝台の戦いの前哨戦まで。好古から見た児玉も十分に愚将に値する気もするが、児玉をここまでフォローする理由がこの後あるのか?黒溝台の戦いの知識が全くないけれど好古の活躍には期待。日英同盟がバルチック艦隊にここまで影響していたとは。むなしいけれど、後のことを考えても日英同盟がすべてのようにも感じてしまう。
0投稿日: 2015.09.06
powered by ブクログ第5巻は、203高地の激戦が中心。ここで描かれるリーダー、乃木と伊地知はまさにリーダーシップと戦略、柔軟性の欠如の典型のような人物だが、実際はどうだったのだろうか。いずれにしても、リーダーの決断によって、数万人という規模の死傷者が生じたことを考えると、その責任の重さはいかばかりか。
0投稿日: 2015.07.28
powered by ブクログ読むのも苦しかった旅順攻略が、ついに二〇三高地の陥落により戦況が好転し、ようやく心が落ち着いた。その後は旅順要塞の開城やバルチック艦隊の大航海などロシア側の描写が続き、新鮮な気持ちで読めた。5巻の後半ではついに好古の騎兵隊の描写が始まり、日露戦争も佳境に入ってきたようでワクワクしてきた。乃木の爾霊山の詩や、乃木と東郷の武士道精神、新開河鉄橋爆破の際のミシチェンコの騎士道精神にはとても心を惹かれた。また、真之の心根の優しさに魅力を感じた。
0投稿日: 2015.04.20
powered by ブクログやっと旅順が陥落。 乃木さんって全然かっこよくないじゃんって話をしたら、友人が「司馬遼太郎は乃木がきらいなんだよ」って言ってて、なるほどって納得。 そのくらい、いいとこなしの乃木さんでした。
0投稿日: 2015.04.13
powered by ブクログ100年前の日本人と今日の日本人。戦争に対する感じ方が全く異なるのは当然なんだけど、かといって100年前の戦争に対する日本人の思想を100%否定することもできないんだよなぁ。
0投稿日: 2015.03.10
powered by ブクログやっと旅順が攻略でき、一安心だった。 参謀は、将校や兵士の気持ちも考えながら行動しなければならず、とても大変な仕事だと思った。 バルチック艦隊は行く先々でさんざんな目に会い、日本にとっては適方だけれども、可哀そうだった。
0投稿日: 2015.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とうとう旅順攻略し、東郷達はバルチック艦隊戦前に小休止に入る。 児玉という男の行動力とリーダーシップ、また友への心遣いに感銘を受けました。 また、大山や乃木など結果にこだわらず、リーダーとして立ち振る舞いは参考になった。 それにひきかえ、バルチック艦隊大将達の立ち振る舞いは、散々だと思った。 自分も社会人歴が増えてきて後輩を持つようになったが、児玉のような男を参考に立ち振る舞えたらと思う
0投稿日: 2015.01.10
powered by ブクログようやく旅順陥落の5巻 乃木に代わってやってきた児玉の漢っぷりがかっこよかった巻に尽きるかなあ、と個人的には思います。師団の参謀たちを叱り飛ばし、それでいて長年の友である乃木への気遣いを忘れない。そんな姿がかっこよかったです。 旅順陥落後の日本軍とロシア軍の会談の場面も印象的でした。戦時下の将軍同士の会話なんて、もっとぎすぎすしたものかと思っていましたが、 お互いに相手のことを認め合っている節があって、兵器が戦争の主軸になり始めた近代の戦争と違ってまだわずかながらも、戦争に情のあった時代だったのかもしれないですね。 また停戦後日本兵とロシア兵が抱き合ったり酒を酌み交わしていた、という記述が印象的でした。勝利も敗北も関係なく、戦闘が終わったという解放感からの出来事と書いてあるのですがそれが真実だとすると、改めて戦争って何なのかな、と思ってしまいます。 説明的記述がまた増え始めてきたのが少し辛いところですが、ロシアの石炭事情や外交事情などいろいろな見方がされていてそちらも興味深かったです。
1投稿日: 2014.12.02
powered by ブクログこの巻では、特に203高地の激戦と、バルチック艦隊の大回航が主かと。乃木将軍の無能さでいかほどの無駄死にをさせたことか…。 バルチック艦隊は気の毒としか言いようが無い。けど、こんなところで日英同盟が生きてきていたとは知らなかった。
0投稿日: 2014.11.14
powered by ブクログ折り返しの後半。旅順要塞に苦戦し兵をいたずらに殺す乃木軍を見かねて参謀次長児玉源太郎が督戦に赴く。 天皇の任命を受けた乃木の指揮権を奪うことはありうべからざる事態であったが、総大将大山巌の大器量によりつつがなく実施。児玉の指揮により旅順戦線は解決のめどをつける。 大器量の大山、大器凡才というべき乃木の対比が光る。 ○(袁世凱の秘書官、段芝貴の訪問を受けた折に大山が答えて) 段サン、人間はなにも知らないのに限ります。私もなにも知らない人間の仲間です。何も知らなければこそ、参謀総長にもなり、陸軍大臣にもなり、大警視にもなり、はなはだしきは、文部大臣にすらなりました。何も知りませんから、どんなところにでも向きます。まことに重宝な人間でございます。 ○(乃木の師である玉木文之進が若い頃に吉田松陰の師としてあったころのエピソード) 玉木の武士像というのは公的なものに献身することにのみ生命と存在の価値を見出すというもので、そういう精神を純粋に培養しようとし、片鱗の夾雑物もゆるさないというところがあった。たとえば少年のころの松陰が、書物をかかげて読んでいるとき、ハエが頬にとまった。ついそのかゆさに頬を掻いたところ、 ー聖賢の書を読むのは、公である。その読書中にかゆいからといって掻くのは、私情である。この小さな私情をゆるせば、大人になってからどのような私利私欲をもつかわからない。 として、松陰をむごいほどになぐったが、そういう玉木文之進の教育を、乃木希典も少年のころ受けた。
0投稿日: 2014.11.02
powered by ブクログ旅順要塞攻防戦。ついに二百三高地に辿りついた日本兵に児玉源太郎が吼える。「そこから旅順港は見えるか!!」「見えます!見えます!旅順港を一望のもとに収めることができます!」日本勝利の光明が見えた瞬間!
0投稿日: 2014.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
児玉の南下から、ステッセルの降伏を経て、グリッペンベルクの攻勢開始まで。 この巻では歴史観云々よりも、純粋に戦争文学として戦闘時における人物・心理描写を強調している印象を受けた。 攻めあぐねてる第三軍に対し自ら指揮を採らざるを得なかった児玉。外交圧力の中、劣悪な環境に身を置きつつも艦隊を率いるロジェストウェンスキー。負傷者の増加と共に戦況も悪化していく様を目の当たりにし、降伏を決断したステッセル。戦術思想の違いから同僚の失脚を望むに至ったクロパトキンなど、日露問わず様々な立場での苦悩を垣間見れた。
0投稿日: 2014.04.12
powered by ブクログ二〇三高地がやっと落ちました。 乃木サンが有能だったか否かというやりとりを たまに本作品の関連ページなどで見かけますが まったく目を疑いたくなるトップですね。 精神なんですね、乃木サンが素晴らしかったのは。 児玉サンはえらいよ、ほんと。クール。 秋山brothersがどんどん出番少なくなっているけど そんなこと気にならないくらい、戦争の行方、 日本の行方が心配です。
0投稿日: 2014.04.07
powered by ブクログ二百三高地の攻防はこれまでで一番読み応えがあった。 見えない敵と内部抗争にロシア軍が翻弄されることがなかったならば、その後の日本はどうなっていたんだろうと思わずにはいられない。
0投稿日: 2014.03.23
powered by ブクログ前巻の乃木軍のグズグズ感から一変、やっとやーっと旅順がおちた。 長かった…本当に長かった。 児玉が出て来てから呆気なくしかも早い動き。 顔を真っ赤にさせて怒りたくなるわな、そりゃ。 当時の軍本部のグズグズっぷりにも悲しくなるけど、同胞達が亡くなっていくのを遠巻きに見ているのはなんだかなと。 そして、いよいよ出てきたコサック騎兵隊。 こっから好古の活躍が多くなりそう。 海軍はというと、ロシアのバルチック艦隊が喜望峰へ行ったり 港へたらい回しにされたり、国と国の利権が絡みすぎてこちらもグズグズ… 石炭問題も当時は深刻だったのですね。と。 日本軍はとりあえず冬営中。。 なかなか真之の活躍がないので次の巻からなのかな? ロシアと日本の心理戦もさる事ながら、旅順がおちた時の敵同士が抱き合って喜ぶというのは なんかすごい状況だと、つくづく思う。 みんな争いたくないのにね、本当は。
0投稿日: 2014.03.16
powered by ブクログ乃木将軍は戦下手であったが、それを児玉が許しているのはなぜだろうか?作戦の失敗、大勢の兵士が無意味に死んだことに強い憤りを感じていたにもかかわらず、である。 同胞であるとかだけではなく、かばっているように思うのだが。 乃木本人も自分でも能力不足がよくわかっているだろうし、自分のせいで大量の人間が死んでいく中で、なぜ止めなかったのだろうか? どんな気持ちで戦いを進めていたのだろうか?
0投稿日: 2014.01.30
powered by ブクログ(2014.01.11読了)(2003.05.02購入) 全八巻の後半に入りました。 旅順では、攻撃を二〇三高地に集中することになった。乃木大将に任せていては、日本の敗戦につながると判断した児玉は、大山の了承を得て、自身で旅順攻撃に乗り出す。 死体収容の停戦を利用して、威力のある大砲を二〇三高地に集中し、攻撃陣の援護をしながら攻めることによって、あっという間に二〇三高地を確保してしまった。 二〇三高地から、旅順湾を見下ろすことができることを確認し、二〇三高地からの指示に従い、大砲を旅順湾に停泊するロシア艦隊に打ち込むことができ、大半の軍艦を大破することができた。 主要な目的を達成できたので、児玉は、後を乃木に任せて、沙河方面へ戻った。 乃木は、二〇三高地以外の旅順港を守備する要塞を次々と落とし、ロシア軍を降伏に導いた。旅順はかたづいた。 バルチック艦隊は、アフリカ大陸に沿って南下し、途中で石炭の補給をしながら、喜望峰を回り、マダガスカル島についた。艦隊の一部は、地中海・スエズ運河を経由して合流した。旅順のロシア艦隊と連携して、日本と闘う予定だったけど、肝心の旅順の艦隊が壊滅したという情報に接したため、本国の指示を仰ぐためにマダガスカルで二か月ほどを過ごしている。 旅順港の封鎖の必要が無くなった日本海軍は、日本に戻り軍艦の整備に入った。 大連の南でにらみ合っているロシア軍と日本軍は、冬営中。 日本軍は、冬の間は攻めてくることはないだろうと決めてかかっている。 ロシア軍は、乃木軍が旅順から北上して日本軍に加わる前に決着をつける方が有利と判断し攻勢に出てきた。 【目次】 二〇三高地 海濤 水師営 黒溝台 関連地図 ●歯科医(129頁) 「軍医部に、なぜ歯科医が加えられていないのか」 「上級指揮官は多くは老人で、野戦ひさしきにわたるため、義歯が破れ、みな難渋している。腹の痛みには堪えられても、歯の痛みだけはかなわぬ。」 ●公的なものに献身(144頁) 玉木(文之進)の武士像というのは公的なものに献身することにのみ自分の生命と存在の価値を見出すというもので、そういう精神を純粋に培養しようとし、片鱗の夾雑物もゆるさないというところがあった。 ●ロシア帝国(203頁) 「ロシア帝国の威信は、軍事的強大さによってのみ成立している。それ以外にロシアはなく、軍事的強大さがなくなればすなわちロシアそのものがなくなるのだ。」 ●喜望峰(223頁) 喜望峰回航が、航海者にとってどれほど困難なものであるかを、かれらは知っていた。この岬のあるアフリカ南端の海というのは地獄のような暴風の名所であり、その巨大な波濤はむかしから多くの勇敢な航海者を海の底にたたきこんだ。 ●士官と兵(233頁) ロシアの士官の多くは貴族もしくは地主階級を出身基盤とし、兵は農奴的な階級から徴募されてくる。ロシアの農村では地主がしばしば農奴をなぐる光景が見られたように、その関係が海軍にもちこまれても、結局はそのようになった。 ●国際法遵守(296頁) 日本政府は明治初年以来、不平等条約の改正について苦心をはらってきたが、そのためにはなによりも国際法をまもるということについて優等生たろうとした。このたびの対露戦においても、 ―国際にもとるようなことがいささかでもあってはならない。 として、軍司令官たちに大本営は入念に訓令している。 ●日本軍(318頁) ステッセルが日本軍についてほめたのは、前線で坑道掘進をやってのけた工兵の勇敢さと、砲兵の射撃能力と、そして二十八サンチ砲という物理的威力についてであった。 ●ヨーロッパ人(332頁) ヨーロッパ人というのは、有色人種よりも自然環境に対する適応力が少ないという説が、この時代の医学界では通説になっていた。 ●冬季(357頁) かれら(ロシア人)の運動はむしろ冬季において得意であり、さらにはその自軍の特性をロシア軍自身が伝統的に知っており、敵が冬将軍に悩まされているとき、かれは一大反攻に出てくるのが戦史上の習性であたった。 ☆関連図書(既読) 「坂の上の雲(一)」司馬遼太郎著、文春文庫、1978.01.25 「坂の上の雲(二)」司馬遼太郎著、文春文庫、1978.01.25 「坂の上の雲(三)」司馬遼太郎著、文春文庫、1978.02.25 「坂の上の雲(四)」司馬遼太郎著、文春文庫、1999.01.10 「条約改正」井上清著、岩波新書、1955.05.20 「日清戦争-東アジア近代史の転換点-」藤村道生著、岩波新書、1973.12.20 「日清・日露戦争」原田敬一著、岩波新書、2007.02.20 「爆笑問題の戦争論-日本史原論-」爆笑問題著、幻冬舎、2006.07.31 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」加藤陽子著、朝日出版社、2009.07.30 (2014年1月15日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 強靱な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。それはこの国の滅亡を意味する。が、要塞は依然として陥ちない。
0投稿日: 2014.01.15
powered by ブクログ旅順終わったー!! 人が死にすぎた。戦いが終わることがわかって、敵同士だった日本軍と露軍が抱き合って喜ぶ。 ヒトは本来種間争いには向かない生き物だ、と司馬さんは締める。私もそう思っていた。 が、他のページでは戦争の中に、人間らしさがまざまざと表れている部分が多くて戸惑った。戦争って、人が人ではなくなる、非情な行為なんじゃないの? 読んでわかったのは、戦争は人間らしい心を失った軍人によって行われるわけではないということ。司令官の性格や民族性が作戦に如実に表れ、別国の敵がいるにもかかわらず、出世欲、保身など内部闘争も絡んで侵略・防戦が展開する。実に人間くさい。 楽観的思考、勢い。 弱気、頑固さ。 それらからもたらされる勘違い。 戦争に関わる人間たちのそんな性格一つで、戦いは始まり、多くの人が死んだ。 愚かしいことだが、決して異常な行為ではない。欲の尽きない人間らしさの一つとして種間の殺し合い、戦争もあり得るのだと感じて、背筋がうすら寒くなった。
1投稿日: 2013.11.10
powered by ブクログ前半の二〇三高地が舞台の場面は盛り上がったけど、後はつまらん。こう言っちゃなんだが、いちいち説明がクドい。もっとテンポ良く進めばなと思ってしまう。
0投稿日: 2013.11.02
powered by ブクログ4巻とは一変して、5時間くらいで読み終わりました。 戦況の変化が多かったり、好古さんや児玉さんが活躍してくれたり・・・ 躍動感あふれる巻でした。
0投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログ児玉源太郎による旅順攻略。 常識にとらわれず、目的達成のために何をすべきかを考える事。 専門家であるほどこの常識というものにとらわれやすい。 だめだと言ってもこれが最善策ならつべこべ言わずにとりあえずやってみる。 言い訳ばかりでやらないやつが一番だめなんだ。 そういう児玉さんが奉天では、ロシア軍は厳冬期は動かないと勝手に決めつけて好古の情報を無視している。 勝って傲慢になるのも禁物。 教訓となる。
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログついに二〇三高地を陥落させた日本軍。 児玉大将の対応のおかげだが、もう少し早く決断していれば・・・と思わずにいられない。 しかし、戦場という緊迫した状況で、どれだけ冷静な判断ができるのか? 後世の人間が無責任な批評はするべきではないのかもしれない。 恐らく、自分も含め、現在の平和慣れした日本人でこの緊張感に耐えられるものは誰もいないだろう。 日本のために、命を懸けた全てのご先祖様たちに感謝。
0投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログ明治と言う時代を秋山兄弟と正岡子規の三人を通して描く。 この時代の人々の豪快さ、潔さ、必死さがひしひしと伝わってくる。
0投稿日: 2013.08.26
powered by ブクログ5巻は203高地から旅順戦終結まで 「旅順戦終結後、日ロの兵士は解放感に包まれ、酒を酌み交わした。」 こうゆうのは”何のために戦っているか”に依るんだろうなぁ
0投稿日: 2013.05.24
powered by ブクログ「勝敗はやっと五分五分である。それを、戦闘戦術に苦心して何とか六分四分にもってゆきたい~満州軍総参謀長 児玉源太郎」これが日露戦争の指導原理であった。 この章の物語は203高地占領~旅順艦隊撃滅~コサック騎兵との対峙と日露戦争のヤマ場へ向かう途中まで。秋山好古・真之兄弟登場。
0投稿日: 2013.05.15
powered by ブクログ…かわいそう、バルチック艦隊…! 私の中では、今までバルチック艦隊は絶対無敵だったので、どうやって日本軍は勝ったんだろう!と思っていたのですが… 結構、ぐずぐずな組織…! あと、「国家」「兵隊」「指揮官」を司馬遼太郎がどのように考えているか、一番現れている(5巻までしか読んでいないので、あれですが)のではないかと思いました。
1投稿日: 2013.04.20
powered by ブクログ日露戦争のハイライトの一つ二百三高地攻防戦が描かれた第五巻。 「旅順港は、見おろせるか」 「見えます。各艦一望のうちにおさめることができます。」 何度読んでも感涙の名シーン。 後半は官僚主義でボロボロのロシア軍がひたすら哀れ。
0投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログ第5巻。陸軍総参謀長の児玉が旅順に入り、乃木大将が苦労していた203高地を見事に占領した。また北の方では、いよいよ秋山好古率いる騎兵が大活躍するところ。面白い。
0投稿日: 2013.02.08
powered by ブクログ二度目! 二〇三高地、旅順陥落、黒溝台 史実と歴史小説の区別が大切。。司馬さんの乃木司令部に対する見方は残念ながら歪んでいる。 各種関係書を読んだ結果の結論です。
0投稿日: 2013.02.01
powered by ブクログやっと五巻目読了 司馬遼太郎の作品はこれが初めてなんだけどいったいどこまでが史実に基づいているのだろうと思うくらい司馬史観がダイナミックに描かれている。 中学高校の歴史で少々触れた程度の日露戦争がどれほど重要な国防戦争であったのかまじまじと実感させられます。
1投稿日: 2012.12.08
powered by ブクログやっと旅順がおちました この戦いが終わったあとに 日本とロシアの兵士達が 一緒にお祭り騒ぎをしたという 説明があったけどこれは 本当なのかな 本当だとしたら現代の感覚じゃ とても理解できません
0投稿日: 2012.11.13
powered by ブクログ『坂の上の雲』第5篇。 同じ司馬遼太郎の『竜馬がいく』との違いって、当事者意識なのかなと思う。竜馬は一人称、雲は三人称で書いているシーンが多くって(もちろん、竜馬だって三人称口調で書いているけど、人物を追いかけるっていう観点からして、事実(戦況)を追って行っている雲とは違う気がする)、前者の方が読みやすい。 でも歴史を知るってことはすごく良いことだと個人的には思っている。そこから導き出される方程式なんか見つけられたら最高だし、何よりロマンチックだよね。そんなことを考えつつ。星3つ。
0投稿日: 2012.10.02
powered by ブクログ二百三高地を撃破し、旅順を攻略した日本軍。 しかしながら、ロシア軍との苦闘は続いていく。 日本は「国家」によって先導した戦争に対し、 徴兵された国民は「国のために」勇猛果敢に戦い散っていく。 そんな誇りを抱いた先人達の姿は感動的ですらある。 しかしながら、ロシア軍の上層部での権力争い、 日本軍の上層部にある現場を垣間見ない戦略の進め方、 第4巻でも感じたことだが、これら姿は今の時代にも通じ、 かつ、その失敗が活かされていない点は如何なものか。 司馬遼太郎はその点を繰り返し突いているのだが、 現代人にも伝わっていないことが嘆かわしい限りだ。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二〇三高地の攻略は、戦争という極地においても、いや極地だからこそ「人」における「良いこと」が良く出ているように思えた。 大山と児玉の関係。児玉の方針転換の効果。専門家の思考の限界。 これが現実のこととは思えない。 この時代の日本人はやはり世界に誇れる人種だったと実感した。
0投稿日: 2012.08.03
powered by ブクログ二〇三高地の戦いから、旅順陥落、そして日本軍の最左翼にあった、騎兵隊の黒溝台の戦い(明治三十八年一月)まで。 やはりテレビドラマと比較してしまうのだが・・・ ロシア側の事情が、テレビと比べると、もっと詳細に描かれていると感じる。 両軍の組織としての問題点も、きちんと指摘されていた。 戦いのすさまじさは、映像がなくても十分伝わってくる。 旅順陥落の報に、戦場にいた人々の喜ぶ場面が妙に心に残っている。 その部分は引用のページに引いておくことにする。
0投稿日: 2012.05.29
powered by ブクログ二〇三高地、陥落~!!!涙、涙、涙!! 乃木じゃなく、児玉よくやった!! そしてバルチック艦隊、不運すぎ~~! イギリス、今は日本に味方してくれてるけど マジ敵にまわしたら超こわいっす。 そして私はこの5巻で、一番大山巌に癒されました。 「児玉サン、クロバトが来ましたか」ってwww 来てたらそれどころじゃないっつうの。 こののんきなじいさん、好きだわ~!
0投稿日: 2012.04.04
powered by ブクログ司令塔たる人物が備えるべき資質・・・ 人格,適性,職務遂行能力・・・ 責任感,想像力,知性・・・ 行動力,判断力,決断力・・・ 理論,経験,洞察力・・・ 創造性,瞬発性,カリスマ性・・・ 万能な人物はそうそういないだろうが, 欠けていていいものがあるとしたら それは何だろうか?
0投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
坂の上の雲〈5〉 読了。 遂に旅順開城。一万人以上の戦死者を出した激戦のやりとりがよく分かる。児玉源太郎、乃木希典、伊地知幸介…様々な考えが交錯しながら作戦が進行していく。司馬遼太郎の考えと、実際は異なる部分もある(賛否両論あるようだ)のだろうが、明治の軍人たちの考えが伝わってくる。 この巻で印象的だったのは、ステッセルの降伏から戦場に攻撃停止命令が出たとき、 「狂うがごとく、この開城(厳密にはまだ開城ではない)をよろこんだ」 というシーン。ロシア兵も日本兵も抱き合いながら喜び、酒を酌み交わしたという描写が描かれている。 実際に戦場で戦っている人間にとって、戦争は利益などないのだろう。凄惨な戦争を早く終えたいと願いながら戦う。国家の感覚と戦場の感覚は大きく異なるのだと思う。
1投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログやっとこさで二〇三高地を奪取したところ。主人公であるはずの秋山兄弟は、完全に脇役状態。基本的には日本軍側とロシア軍側の立役者にスポットライトを当てています。
0投稿日: 2012.01.03
powered by ブクログどこまでが正確な時代考証に基づいた史実なのか解らないが、近代の話だけあってもの凄い情報量。国家が重きをなした時代、胆力、偶然のめぐり合わせ、味方同士の相互補完性、あるいは非協調性、保守指向と冒険指向、すべての要素が作用している。爾霊山の句で表された圧倒的な悲しみと畏敬の念。凄すぎます。旅順攻撃中止とともに、直前まで殺し合っていた両軍の兵士が一緒に喜び合ったというのも大変に印象的。誰も戦争を喜びません。
0投稿日: 2012.01.02
