
総合評価
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powered by ブクログ大学時代の親友が、小説家と政治家になりそれぞれの視点で時代をかけぬける。 最後、消化しきれずモヤモヤ。
5投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ目次を見て、2011年が終章だったので、もしかしてこの作品にもあの大震災が関わってくるのだろうか?と思いつつ、読み終わって、そうきたか、と思ったのでした。 物語の初めに犯人がわかってしまっているので、誰が犯人なのか?わからないでドキドキするということはありませんでした。でも、果たして誰が犯人だったのかが明らかにされるのだろうか?というドキドキ感はなかなか新鮮でした。追求し切ってもらいたいような気持ちと、追求・公表してどうなるっていうんだ?という気持ちの両方が、読んでいる自分の中にあって、読み終わってから、どっちが良かったかなぁ?と考えてしまいました。
10投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ政治家と小説家という学生時代の夢を叶えた男達。二人の間には、忌まわしい殺人事件の過去が封印されていた。彼らの足跡を辿りながら、平成という時代を照射する社会派ミステリー。
1投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大学で知り合った夢を追う者同士のそれぞれの生き方を描いたお話。 1人は罪を犯し1人はそれを追う立場となりやがて事件は時効を迎える。 それから時は過ぎ夢が手の届くところまで近づいて来たとき2人はどうするか・・・・・。 いつもの刑事小説という感じではない。 いろいろなことをぎっしり詰め込んで最後の方ページが足りなくなりました風に感じました。 だが・・・ 途中まではぐいぐい読ませる内容なのは間違いなし。
0投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログこういう「解」もあったのか。 今の時代、インターネットで世界とつながっているにもかかわらず、人との絆は薄れているのかもしれない。。。
0投稿日: 2020.03.28
powered by ブクログ大学生の大江と鷹西。政治家と小説家になる夢を語り合う親友。 時は流れ、昔の殺人事件が二人の間にさざなみをたてる。 鷹西は大江に切り込んでいけるのか。
0投稿日: 2018.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画「フォレストガンプ」を観た時に近い感情が思い浮かんだ。 時代時代の社会事象、重要事件等が取り上げられていく様は、その時を生きた身には「ああ懐かしい」「うんうん、こういうことあったねぇ」とノスタルジックな気分を味わえるという点では◎。 しかし、逆に返せば、それらの事実を淡々と積み重ねていっただけの「紙芝居のような」雰囲気も感じ取れてしまうという。 さて、物語本編について。 冒頭に「事件」が描かれ、その後過去にさかのぼり、二人の男が「現在」まで歩んでくる様を対比させていく・・・・構成は面白い。二人の男の生きざまも(とくに大江)恰好良く描かれている。 終盤は、そんな大江を、友はどうやって追い詰めていくのか?真相にたどり着けるのか?または、「大局(日本)」のために・・・・な結論とするのか?と、ハラハラドキドキが止まらなかった。 しかし! しかし! しかし! そしていよいよ最終章に突入だというその瞬間、気づいてしまった。たしかに、目次にもそう書かれていたし、そこまで読み進める間に目次を目にする機会も何度もあったのだが、気づかなかった。 最終章の小題が「2011年」となっている。 その時点で予想できてしまった結末。まさしくその予想通りとなってしまった。 残念。 無念。 作者がこの絞めくくり方にて主張したかったことはまあ、何となく理解はできる。理解できはするが・・・・・・・。 失望。 3・11を絡めた物語のレビューを見ていくと、「安易に震災に逃げやがって」的な投稿を目にすることが何度かあった。その時には自分は特にそうは感じなかった。それらの作品での「震災」はあくまでも、ストーリーに必要な流れであったり登場人物のバックボーンを語る上で不可欠であったりすると思えたからだ。 しかし!!!!! 今回は、ちょっと・・・・・・・・・・。 この流れで3・11を使われるのは、被害にあった地域、人々への冒涜であるとしか感じられなかった。 今までに読んできた堂場瞬一さんの中では、ワースト中のワースト。自分の中で好きな作家の1・2を争うポジションにいた堂場瞬一を、嫌いになってしまいそう・・・・。 ★2つ、5ポイント。 2017.06.19.図。 ※物語のキーとなる出来事として描かれた「あの日」。主人公の所属、立場、、、、を考えると、枝野元官房長官あたりからクレームは来なかったかしら、と余計な心配がわきあがった(笑)。
1投稿日: 2017.06.19
powered by ブクログ大学時代の夢を叶え、大江は中堅政治家として頼りにされる存在となった。 鷹西はジャンルを時代小説へと移行し、安定した売上を見込めるシリーズを持つ作家となった。 互いに忙しく以前のようには会えなくなったけれど 、友情は少しも変わらない。 だが、鷹西が記者として地方に転勤になっていた時代に起きたひとつの未解決事件が二人の関係を変えてしまう。 物語の最後で提示されるひとつの未来。 それが正しいのか、それとも間違っているのか。 鷹西にもたぶんわからないままなのだろう。 まさに鷹西が問い詰めようとしたあの瞬間起こった出来事に、運命のようなものを感じてしまった。 時代が、国が、必要としている存在。 そんな無言のメッセージを鷹西も感じたのではないだろうか。 大江と鷹西が過ごした年月を、時代を行き来しながら描いていく。 当時の日本の空気を背景に、夢に向かってひたむきに進んでいこうとする彼らの姿は、そのままその頃のあちこちにいたかもしれない夢を掴もうとする人たちの姿なのだろう。 硬派な社会派ミステリーという煽り文句に違わない物語だった。
0投稿日: 2017.04.11男の友情?同士?戦友?
書籍説明にはミステリーと書いてありますが、 これはミステリーではないかと。 (分類は文学・小説になっていますね) 犯人、手段、動機、、、なにもかもわかっているのに、 <答え>がない。。。 警察小説が著者の作品には多いですが、 この作品の主人公は新聞記者と政治家。(2人とも主人公と言っていいと思う) それぞれの人生が描かれていて、そこは楽しめました。 ただ、フィクションだからなんでもアリなのかもしれないけれど、 あの大震災を、こんなふうに使っていいのか、と疑問です。
10投稿日: 2016.08.19
powered by ブクログ大学の同級生が大人になり、青春時代に語り合った夢を実現していくが。。。バブル崩壊や阪神淡路大震災など当時の社会の波を背景に二人の人生を交差させながら描かれるミステリー。しっかりと地に足を付けながらけれども容赦ないスピード感あふれるストーリーは一気に読ませる!面白すぎて途中でやめられなくなるので睡眠不足にご注意を!
0投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログ物事の善悪は別として、人生の機微を感じる場面が何度かあった。2人の主人公の、目標を達成する為に、迫られる選択に対しての苦悩をすごく感じた。自分が生きた時代背景を思いながら読んだため、一気に読んでしまいました。
2投稿日: 2015.11.26
powered by ブクログちょっとキレイに作り過ぎたかな、と言いたくなるほどの出来栄えだと感じた。主人公2人?と世代が被る自分としては物語よりも、時代背景との絡みに共感できるものがあった。
0投稿日: 2015.10.27
powered by ブクログ小説家の方はおそらく著者自身がかなり反映されているのだろう。発端を無理に殺人事件にしなくても・・・と、思った。
0投稿日: 2015.09.22
