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総合評価

79件)
3.7
10
31
28
1
0
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    語り手の「私」である利一が、小学4年生の夏休みから春休みまで、自分と友達に起こった出来事を書き起こしています。 なんたって小学生。スキあらば何か(ちょっと悪いこと)を思いつき、何かを発見し冒険し。友達にイラッとしたと思えば何かしてあげたいと思ったり。ケッタイな作戦を練ってはうまくいったり、と思ったら大失敗して叱られたり。 この子らはとにかく事件を起こします。最初はちょっとした冒険やイタズラだったのが、どんどんシャレにならなくなって…読んでるこっちは気が気じゃない。早く落ち着きたい一心でダッシュで読むハメに。 (カメの「ダッシュ」君もいい味出してます) 道尾作品で小学生がメインのものだと、問題を抱えた大人がたくさん出てきてズーンとなりがちなのですが…今回は大人も魅力的だったなぁ。 ちょっとした小道具たちが後からいちいち効いてくるところにもシビれました!全部回収されてました。 あと、解説読んでクーッ!となったところがあって…自分で気づきたかったっ。

    13
    投稿日: 2026.01.06
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    子供達の冒険譚 子どもの頃と大人になってからだと、いろんな物事の感じ方は変わってくるけど 子どもの頃の感性を忘れないで生きていきたい

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    感想を書くため再読。 とにかくアクティブな子供たち。出来ることを全力で楽しんでる姿に羨ましくなる。自分がここまで子供時代を楽しめたかというと、全く自信がない。 子供達も元気でいいけど、身近に潜む幻想的な風景や奇跡の描写に、現実の世界の出来事のはずだけど、どこか非現実感がある不思議な感じに、緩めてもらえる気持ちになった。リラックス〜。 と思いきや、最後はピンチになってハラハラ。子供が知らず知らずのうちに巻き込まれる大人の事情に、大人はしっかりしなきゃなとも思う。 そして、回想者にしてやられた。 うん、読後感、なんかアンニュイ。紅茶を飲みたい。

    0
    投稿日: 2025.02.17
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    再読。小学生の少年少女が主人公だけど虐待や育児放棄のような悲しい境遇が出てくるわけではなく、道尾作品の中では後味が悪くなく読める作品。 子供達のキャラクターが立っていて、小学生くらいの時ってこういう子いたなぁと解像度の高さにグッときました。中でも特に祖母と二人暮らしで貧しい生活をする清孝、議員の息子で大人びた言動の劉生は作品のキーパーソンであり印象的なキャラクターです。 人類初のあの月面着陸の話も効果的に使われていて、より一層子供達が愛しくなりました。 364ページ以降の物語のスピード感、好きです。

    2
    投稿日: 2025.02.05
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    あらすじすら見ずに読み始めたけど、面白くてすぐに読み終えた。冒頭からの身近な小さな事柄のお話からの意外と大きな事件の展開は、引き込まれました。

    0
    投稿日: 2024.12.01
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    子どもの頃というのは、自分たちで遊びを思いつき、ちょっとしたことも冒険となる。自分たちでひらめいたことに感動しては、成功すると信じて疑わない。想像力豊かで、希望に満ちている。いま振り返って懐かしいと感じるということは、いつの間にか子どもの頃の当たり前が無くなっていたということ。無くしてしまったことにも気付かなかった、ということだ。子どのも時間は特別で、二度と味わえないのは寂しいけれど、その頃を思い出すきっかけとなる素敵な話だった。

    1
    投稿日: 2024.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よかった。とてもよかった。 こんな子供時代を過ごしてみたかったと思わせる一作です(ただし危ない目に遭ったのを除く)。 仲間たちもすごくいいですよね。間違った行動をしてしまう時もあるけれど、それが仲間のためっていうのがすごく素敵。 夢を語り合って、それが叶ったり叶わなかったりするのも結構リアル。 あと余計なことかもしれませんが、最初の赤い水の物語で、この作者の別の作品が頭をよぎって、また狂った少年が出てきたと思いましたが、全然勘違いでした。すみません清孝くん(汗)。

    1
    投稿日: 2024.08.22
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    切なく、郷愁を誘う少年たちの物語。 それぞれの小さな胸の裡にある未完成な思いや大きな夢を、宝物のように大事に読んだ。

    1
    投稿日: 2024.07.01
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    小学一年生の息子がいるので、これから友達と一緒にこんな風に冒険したり好奇心旺盛に遊びに行くのかなぁと想像しながら読みました。 男の子にしかわからないような感性とかワクワク感が読み手にも伝わってきました。 息子には沢山遊んで、仲良しの友達を作って、沢山思い出を作って、大きい夢を見て育っていって欲しいなと思いました。 ただ危険な目には合わないように本当に気をつけて欲しいですね。

    14
    投稿日: 2024.05.01
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    存在しないはずの記憶が思い起こされる物語。子供時代の好奇心や、仲間といる時のワクワク感が目の前に浮かんでくるようだった。ラストの目が離せない展開もハラハラしておもしろかった。もう戻れないんだな、と切なくもなり、余韻がしばらく続くような小説だった。

    1
    投稿日: 2024.04.28
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    子供は冒険が好きだよね。かくいう私も好きだったし、危険な遊びもしてたと思う。 でも親になってからは、危ないことはしないでって思って、子供に色々制限してしまってたかもしれないのは反省。でもやっぱり心配。さすがに終盤のような事件はなかなかないだろうとは思いつつも、何が起きるか分からない昨今。複雑な思いである。 とはいえ、友達とかけがえのない時を過ごしてほしいね。 一人どうしても好きになれない子がいたな笑 あと、レビューで軽く書き方についてのネタバレを受けてしまっていたので、ここかーと気づいて驚きはなかった。残念すぎ。

    6
    投稿日: 2023.11.13
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    田舎で暮らす小学生たちの冒険小説。冒険といっても日常の中での範囲であって、友達同士でふざけ合ったり探検したり叱られたり。 ノスタルジックで光輝くような少年時代の思い出たち。 仲のいい野良犬の行方不明事件や偽化石作成、湖の人魚伝説や誘拐事件など様々な騒動が主人公の利一の視点で描かれる。 小学生にありがちなおふざけとか、こんな子いたなーって感じたり、昔懐かしい気持ちにさせてくれるお話。

    0
    投稿日: 2023.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。 少年少女の小学生の頃の話 田舎の何もない小学生が、湖の洞窟やアンモナイトと出会い、心が踊る。ザ少年が好きな事をまとめたような話。 少年時代特有のタイプが違ってもなんか仲良くなっていく過程がリアルでワクワクした。 一気に読めて、めっちゃおもしろいかったけど、 星4を付けるにはなんかなあって思ってしまった。 3.5ぐらいの3かな。

    1
    投稿日: 2023.05.24
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    あだ名とか、子どもの感性とか、あの時期特有の自意識とか、すごく共感。しかも丁寧に描かれている上、スリルに溢れる少年冒険小説。さしずめ、現代のトムソーヤーの冒険のよう。 月と蟹よりも、こちらの方が共感度高い。

    3
    投稿日: 2023.04.17
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    道尾秀介の少年が主人公になる作品の中 で、一番のお気に入りになった。 短編集のようで、月日が流れていく。 さまざまなエピソードがあり、利一や友 人達との絆が強くなる。 ラストの息詰まる展開から目が離せなく なった。

    2
    投稿日: 2023.04.16
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    道尾秀介を初めて読んだ。「光」を手に取ったが、手始めとして、そして元旦に読む本として相応しい作品だったかなと思う。題名のごとく「光」がモチーフで、光の向こうにおぼろげに見えるノスタルジックに描かれる少年時代。しかし、本文の「私」と、ゴシック体で書かれた「私」にちょっと戸惑いを覚えた。

    3
    投稿日: 2023.01.01
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    田舎町で暮らす少年少女の物語。毎日が冒険で友達と過ごす日々は本当に光り輝いていた。成長物語の要素はもちろんのこと、ちゃんとミステリの要素もある。道尾秀介さんはホラーなんかもあるため身構えることも多いけれど、本作は爽やかな読み心地なので安心して読んでほしい。自分の子供の頃を思い出すからか心に残った作品になった。

    3
    投稿日: 2022.12.30
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    「道尾秀介」の長編小説(連作短篇かな…)『光』を読みました。 今月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、10冊連続で「道尾秀介」作品です、、、 今月は「道尾秀介」特集月間ですね… でも、1作ごとに作風が異なり、作品が進化し続けているので飽きずに読めるんですよね。 -----story------------- あのころ、わたしたちは包まれていた。 まぶしくて、涙が出る――。 都会から少し離れた山間の町。 小学四年生の「利一」は、仲間たちとともに、わくわくするような謎や、逃げ出したくなる恐怖、わすれがたい奇跡を体験する。 さらなる進境を示す、「道尾秀介」、充実の最新作! 「利一」が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。 真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。 偽化石づくりの大作戦と、洞窟に潜む殺意との対決。 心に芽生えた小さな恋は、誰にも言えなかった。 懐かしいあの頃の記憶は、心からあふれ出し、大切な人に受け渡される―。 子どもがもつ特別な時間と空間を描き出し、記憶と夢を揺さぶる、切なく眩い傑作長編小説。 ----------------------- 小学校の頃って、ホントに毎日が冒険だったなぁ… 本書に登場する「利一」とシンクロする部分が多く(誘拐事件は除く)、少年時代を思い出しながら読み進めましたね、、、 自転車で移動できる範囲が自分にとっての世界の果てだったことや、友達と手打ち野球を楽しんだこと、山林や雑木林が遊び場だったこと、野良犬との交流があったこと、亀を飼っていたこと、昔は化石を容易に見つけることができたことを教えてもらったこと、カセットテープを使って遊んだこと、河原でホタルを追ったこと、貧しい子やそれなりに裕福な子がいたこと… 等々、懐かしい日々が蘇えってくる作品でした。  ■第一章 夏の光  ■第二章 女恋湖の人魚  ■第三章 ウィ・ワァ・アンモナイツ  ■第四章 冬の光  ■第五章 アンモナイツ・アゲイン  ■第六章 夢の入口と監禁  ■終章 夢の途中と脱出  ■解説 大林宣彦 小学四年生の「利一」と、その仲間たちの夏休みから冬の終わりにかけての体験と、その経験を経て子どもたちが成長していく姿を描いた作品… 読後の印象は「スティーヴン・キング」の『スタンド・バイ・ミー』を読んだときに近かったですね、、、 真っ赤に染まった川の水の謎と、湖から魚がいなくなった本当の理由と人魚伝説、洞窟での恐怖体験、アンモナイトの偽化石づくり大作戦、大切な人にホタルを見せるためにホタルの幼虫を厳冬の川で捕獲、去って行く友人へ渡したかった贈り物を手に入れるためのデパートでの盗掘作戦、誰にも言っていなかった将来の夢を告白したテープ、胸の中に芽生えた小さな恋心、そして、狂言誘拐が誘拐事件に発展してしまった決死の対決… 等々、わくわくしたり、恐怖を感じたり、切なくなったり と、「利一」に感情移入しながら愉しく読めました。 「利一」の友人「清孝」の祖母「キュウリー夫人」は、最初、気難しい人だなぁ… と思っていましたが、「利一」等との交流の中で徐々に心を開いてくれて、終盤では大好きな登場人物となりました、、、 こんな大人との交流もあったなぁ… と思い出しましたね。 大人になってから、いつの間にか失ってしまった冒険心、見えなくなってしまった光… 少年の頃って、こんな生活が永遠に続くような、そんな錯覚があったような気がしますね、、、 「道尾秀介」って、少年の心情を描くのが巧いなぁ… と改めて感じた一冊でした。 冒頭(目次より前)に紹介される『時間(とき)の光』という「市里修太」という作家の文書の一部や、アポロ11号の月面着陸の際の、「ニール・アームストロング船長」等と管制センターの通信記録、各章の間に挿入される「わたし」の回想等、読んだ際には意味がわからない、ちょっとした謎が、読んでいるうちに徐々に解けていくのも愉しみのひとつですね、、、 「利一」→逆にすると→「一利」→「市里」 亀の「ダッシュ」→逆にすると→「シュダッ」→「修太」 なんて気付かないよなぁ… そんな遊び心もある作品でしたね。 先入観を持たずに、自然体で読み始めたのも良かったかな。

    1
    投稿日: 2022.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    デパートのとこ、油断してたからギャップにめちゃくちゃ泣けた。自慢しぃだけど、熱いハート持ってるじゃんか。 キヨもばあちゃんもカッコイイし、キャラクターがみんな魅力的で楽しかった。 冒頭の一文は、解説を読むまで「私は知らんけど有名な本の引用なのかな」と思ってました。 意味もなく「…なのねす」って言いたくなる。 私の学生時代も「模試」が「もち」になる先生いたなぁ

    1
    投稿日: 2022.06.04
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    ★3.6 2022.04.23 みんなが小学生だった、あの頃の話。 ちょっとしたことが冒険で、友だちのためという大義があったあの頃。 さすがに小学生としては冒険の度が過ぎているのはフィクションなので良しとして、あの頃の、甘くて苦い思い出に浸れる物語だった。 ↓↓↓内容↓↓↓ 利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。偽化石づくりの大作戦と、洞窟に潜む殺意との対決。心に芽生えた小さな恋は、誰にも言えなかった。懐かしいあの頃の記憶は、心からあふれ出し、大切な人に受け渡される―。子どもがもつ特別な時間と空間を描き出し、記憶と夢を揺さぶる、切なく眩い傑作長編小説。

    1
    投稿日: 2022.04.23
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    スタンドバイミーのような作品 ミステリーかなと思って読んでたから毛色が違くておどろいたけど、これはこれで大好き 少年の頃の思い出が蘇ってくる、、 最初のページから騙されてるだなんて思ってなかった笑

    1
    投稿日: 2022.03.26
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    序盤は少年文学というか、子供の時図書室にあったズッコケ三人組シリーズなのか?と思いながら読みました。伏線の回収も、少しわざとらしいところもあって、ちょっと舐めてました。いやーしかし、終盤は加速度的に面白くなりました。そして、最後は見事にやられました。 そうですか。私とわたし、そうですか。 本のド頭の引用箇所とか。そうでしたか。 大林宣彦の解説も面白いです。本編とセットでお楽しみ下さい。 余談ですが、劉生が慎司からポックリさんのモノマネを習うところが大好きです。 「もうお正月ではごないまねん。」

    1
    投稿日: 2022.03.01
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    小学四年の利一とその友達の半年を描いた物語。 写真家の父を持ち、金持ちをちょっと鼻にかけた宏樹。 離婚した母を小学二年で失い、祖母に育てられている清孝。 お調子者で不器用だが憎めない慎司。 そして慎司の二つ上の姉で、利一の憧れの人悦子。 この五人が女恋湖の伝説をめぐる冒険をしたり、アンモナイトの化石のレプリカを作ろうとしたり。 人魚伝説、冬の花火大会、アンモナイトの化石など、子ども時代ならではのエピソードの数々が楽しい。 五人のグループは…実際の子ども集団にはそれくらいの人数のことだってあるけれど、物語での子どもグループとしては多すぎはしないか?と最初思った。 ドラえもんだって、のび太、ジャイアン、しずかちゃん、スネ夫の四人だ。 多いとキャラがかぶるし、読者の方でも覚えきれない…とも思えたが、さすがそこはうまく描き分けられている。 気になったのが、視点人物で、本筋の物語の語り手でもある利一がやけに大人だなあ、というところくらい。 しかし、この利一少年が小4として不自然なくらい繊細で大人びたキャラクターなのは、この物語内物語がどういうものなのかが明かされていく最終章を読んで納得する。 そこも含めて、周到に考えられたということだったのか、と感服する。 清孝が、とてもいい。 小学校二年で母親を失って、強くなるしかなかった少年だ。 この子が、おばあちゃんである「キュウリー夫人」を思っていうセリフが泣かせる。 「(ばあちゃんは)俺たちよりずっとたくさん生きているから、足だって腰だって、俺たちと同じことしても、俺たちより、何倍も何倍も、疲れるから、俺が(買い物に)行くんだ!」 自分もおばあちゃんっ子だったが、この年齢でこのやさしさはなかった。 強いこととやさしいことが両立する、これまたすごい小学四年生であった。

    1
    投稿日: 2022.02.27
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    道尾さんもっと面白いイメージだったけど、これは文章が回りくどくてあまり好きじゃなかった。 隠されていたトリック?も、そこまで「あぁぁー!」となるものでもなかったな

    1
    投稿日: 2021.04.03
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    たぶん再読。それに、子どもたちの国語の問題で読んだこともある気がする。 だから、ちょっとした伏線は気がついた。でも、ワクワクしたし、ドキドキしたし、子どもの頃の読書体験がこんなだったら良かったなって思った。実際は、今読むからこそ、こんな風に思うんだろうな。 以前、読んだかもしれないが、今、家にないということは、そのときはそんなに良いなと思わなかったのだと思う。

    1
    投稿日: 2021.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    それが当たり前であるかのように高校生の甘酸っぱい青春を描いた物語を読んでも自分にはあまり共感できないことが多いが、本作が描いている小学生時代の好奇心や思い出には懐かしい気持ちを味わうことができた。登場人物の小学生らしい天真爛漫な言動は大人になった自分にはとてもまぶしい。とはいえ、ただそれだけでは終わらないのはさすがの道尾秀介。最後の解説を読むまでは市里修太という作家は実在するのだと思っていた。 道尾秀介作品は文体というか全体的な雰囲気として独特の寂寥感を感じるものが多いと思っているが、『光』は物語のテーマも相まって特にその色が強く感じた。またさらに年を取ってから改めて読みたい作品だ。

    2
    投稿日: 2019.09.21
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    田舎の少年時代に、日常的に起こるドラマを描いた作品。 子供の頃は何とも思わなかっ当たり前の出来事が、大人になると全てキラキラ輝いており、1つ1つが眩しい光の様に感じた。不自由で無力で上手くいかない事が多い少年時代が、不思議と羨ましく感じた。道尾秀介さんはミステリー作品が多いが、個人的にはミステリーではないヒューマ二ティ作品が好き。出会えて良かった本の1つになった。

    1
    投稿日: 2019.07.26
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    ー もし子供を持っていたなら、あるいは将来的に持つことがあるなら、どうしても教えてあげたいことが一つある。 息子でも娘でもいい。わたしたちは二人並んでゆっくりと歩いている。足下にあるのは、ぬかるんだ土かもしれないし、乾いたコンクリートかもしれない。周囲の風景に、色は多いかもしれないし、少ないかもしれない。どこだって関係ない。いつの季節だって同じことだ。 わたしは子供の顔を振り向かず、景色にも目を向けず、ただ顔を少し上向けて、あの頃を見る。そして教える。 もし本当に綺麗な、眩しい光に出会いたいと思うなら。 いつでも目を開けていなさいと。何があっても、両目に映る景色がどんなものであっても、決して顔をそむけずに、それをよく見ておきなさいと。 ー 子どもの頃の思い出とそれを振り返る「わたし」の短編集。もちろん、道尾さん特有の全てが繋がっている素敵な物語。 どの作品を読んでも面白いのだが、真備庄介シリーズを書いてくれ!

    1
    投稿日: 2019.06.22
  • 憧れの少年時代

    ミチオ君のお話の好きなところは登場人物ひとりびとりに救済措置が施されていて優しくてほっこりする。それは無いだろうなんて突拍子もないこと、あちこちに散りばめられた小さなギャグ。確かにデパートやホテルの大理石が本物か分からないが、その中に遺物を探したり、図書室の本の題名がキュリーなのに何故かみんなキュウリ夫人と発音してたなぁ。今となってはわざとなのか単にバカだったのか分からないが(笑)フォントが変わった時、最初は?となったがそれにより靄が晴れて心に光が差した。

    0
    投稿日: 2019.05.19
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    利一、慎司、宏樹、清孝、悦子、そして劉生。彼らの小学生時代が生き生きと描かれている。ハラハラあり、涙あり、笑いありの輝く日々。自分の子供の頃を思い出します。子供の頃の記憶はいつもキラキラしている。夏休みなんて毎日が冒険だった。スタンドバイミーや、夏の庭を思い出した。こういった本はいつだって琴線に触れる。とても良かった。

    1
    投稿日: 2019.04.10
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    2018年、29冊目は道尾秀介。 小学四年生の利一、親友の慎司、その姉で六年生の悦子、写真家の父を持つ同級生の宏樹、キュウリー夫人とあだ名される祖母と二人暮らしの清孝。田舎町での五人の冒険譚。 赤く染まった川、湖の人魚伝説、アンモナイトの化石、冬の蛍……etc。少年の物語としては、直木賞作品『月と蟹』より、コチラをススメる。 各章にちりばめられた、道尾らしさ。そして、物語全編に大きく仕掛けられた道尾流フック。ミステリーの流儀を踏まえ、どちらも上手く機能している。特に、物語全編に大きく仕掛けられた方は、一つは何となく気付いたが、もう一つは、解説で気付かされるといった具合(その解説が、ちょっと……)。 全体的に悪くない。ただ、クライマックスのエピソードは少し好みとは違った。それでも、やや甘めだが、★★★★☆あげれる読後感あり。

    1
    投稿日: 2018.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    道尾さんらしさが程よく出ていて楽しく読めました。 光にまつわる話を、最後にうまくまとめ上げて、ひねりを利かせて、いい着地点に持っていく。 私とわたしの現在はうまくぼやかして、リドルストーリーっぽくもしたのかな。 職人芸を感じさせますね。

    1
    投稿日: 2018.09.30
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    『スタンドバイミー』的な。 自転車で行ける範囲が世界の全てだった子供の頃。 近所の兄ちゃん姉ちゃん達とも遊んでいたあの頃。 まだ、公園で元気に遊んでいた頃。近所に名物の口喧しい爺さん婆さんがいたあの頃。 郷愁を感じる一冊でした。懐かしさを覚える。 今日日は安全の面が過剰な程に考慮され公園の遊具は撤去され、外で遊ばず、家に籠るのが多いようだが、そんな子達が大人になった時、この本のような懐かしさってのは感じないんだろうなー。 しかし、あの頃の友達の姉ちゃんとか、従姉妹の姉ちゃんって、一つ二つしか歳が違わないのに、やたらと上の存在に感じられたもんだ。暑の頃から、そういう感覚がなくなったんだっけかなー。

    1
    投稿日: 2018.06.27
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    まあまあかな。 前半は、なかなか読み進まなかったのだが、誘拐事件あたりからは、展開が気になった一冊でした。

    1
    投稿日: 2017.11.25
  • 大人になった子供たち

    子供目線なのに妙に大人びた言い回し。少しあった違和感も話が進むにつれて解消されていった。妙に冷静な観察、邂逅。出来すぎとも思えるけれど、懐かしさあり共感を呼ぶ作品だった。

    0
    投稿日: 2017.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どこか「トム・ソーヤ」を思い起こさせる物語。 小学4年の「僕」と、子供時代を懐かしく思い出す大人になった「私」と、そして……。 小学校の仲間と一緒に生き生きと目まぐるしく過ごす日々。 そんなきらきら輝く光を感じることが難しくなった大人になり、子供時代に想いを馳せ、その眩しさに目を細める。 でもあの頃のような眩しい光は見えなくなってしまっただけで、大人になった今でも包んでくれているのかもしれない。 夢はまだ続いているのだと大人にエールを貰えた物語。 ま、光輝く夢が続いている可能性は「ひふてぃひふてぃ」かもしれないが。

    0
    投稿日: 2017.08.20
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    いつから色々な事に感動することが少なくなった。そんな自分に今より瑞々しい感性を持っていた時期を思い出させてくれた本。

    0
    投稿日: 2017.05.18
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    田舎に住む少年少女の冒険物語。 小学生の男の子の心理描写がすごく細かく書かれていて、子どもの頃を思い出しました。 子どもの頃の話と、大人になった誰かの目線とで構成されていて、最後に「そういうことか」と納得。 『向日葵~』から入ってしまったせいか、なかなかそれを超える作品に出会えない。。

    0
    投稿日: 2017.02.05
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    少年たちの物語。 ドキドキハラハラする場面も多く、読み始めると止まらない瞬間も。 何気ない日常も、少年たちに係れば色鮮やかな光を放ち、たちまち冒険となる。 そのキラキラした冒険に心奪われるのは、きっともう手に入れられない時代だからなのかもしれない。 2016.11.23

    0
    投稿日: 2016.11.23
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    夏の京都の旅中に。このタイミングで読んだのはたまたまだったのだけれど、蝉時雨がぴったりな懐かしい小説だった。 ページを繰る手が止まらず、少年たちの夏の冒険にしっかりのめり込んでいったのだけれど、 道尾さんはもうシャドウのようなミステリーは書かないのだろうか。 2016.8.5

    0
    投稿日: 2016.08.05
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     田舎に住む小学生たちの日常と謎、そして冒険を描く長編。  道尾さんの小説に出てくる小学生は、『向日葵の咲かない夏』『シャドウ』『月と蟹』など、どこか暗さを感じさせるものが多かったのですが、この『光』はそれとは真逆の感じ。タイトル通りキラキラと輝いた小学生たちの日常と冒険が描かれます。読んでいて思い出したのは「ズッコケ三人組」シリーズでしょうか。  不気味な伝説の残る洞窟の冒険。生意気な同級生を見返すための偽化石づくり。入院した友人のおばあちゃんを元気づけるためのホタル探し。そして、クライマックスは犯罪に巻き込まれたりと、利一たちの日常と冒険は、いい意味で小説じみていて、読んでいて楽しいです。キラキラ、ワクワク、ハラハラ、そんな言葉が似合います。  それはなぜかというと、自分が憧れていたけどできなかった冒険を、彼らが代わりに体験してくれているからだと思います。だから読んでいるうちに、自分も利一たちの友人になったように、彼らの冒険を一緒に楽しんでいるのです。  自分がこれまで読んできた「ズッコケシリーズ」をはじめとした児童文学は、この感覚を味わいたいがために読んでいたような気がします。自分が現実では出来なかった冒険を、本の中では、本の中の友人たちと一緒に体験できるのです。自分の本好きの原点もここにある気がします。  大人が主人公の小説や、シリアスな小説ももちろん楽しいのですが、主人公と読者である自分との間で、どこか線を引いているのだなあ、と自分の読み方を発見できました。そうした小説は完全に第三者目線で、「これからどうなるんだろう」と読んでいるのですが、小学生が主人公の明るい小説は、自分の童心の感覚を思い起こしながら読めるから、自分も参加しているような感覚で読めるのかもしれません。  郷愁やノスタルジーを感じるとはまた違うのですが、久しぶりに子供時代の読書の感覚を思い出させてくれる、どこか懐かしい作品でした。  そして自分の小説の読み方を再発見できた、という意味でも、実りの多い読書になったと思います。

    0
    投稿日: 2016.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2016/5/30 おもしろかった。 この作家のデビュー作?が嫌いで、手ひどく裏切られたような印象があるもんだから今も最後まで気が抜けない。 どんな酷いことがおこるかハラハラしながら、最終的にはワンダも無事、キュウリー夫人まで華麗に復活してニコニコで終わった。よかった。 けど、あのあとがきはないと思う。 大監督だけどなんでこんな人に頼んだんだレベル。 こじつけやん!関係ないやん! ナナメ読みしかしてないけどなんか脱力した。 まさかここで裏切られると思わなかったわ。

    0
    投稿日: 2016.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公たちが小学生だった頃、 少し外れた郊外の自然が残る街で山や川や湖で遊びながら冒険、発見と 著者の時空を使った言い回しが妙です。

    3
    投稿日: 2016.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    祖母のために嘘をついて、ワンダ殺しの犯人にされた清孝、 見下されたのが悔しくて、偽物のアンモナイトを作る利一たち、 誰かに認められたくて、女恋湖の伝説を作り嘘つきと言われた教頭先生、 最後にはみんな報われてる気がして、読後感◎。 あぁ、懐かしいなぁ、と自分の子供時代を思い出した。 小さいころの友人と連絡を取ってみたくなった。 すごくほっこりしたけれど、もっと濃縮した短編で、疾走感を持って読みたかったかなーというわけで☆3。

    0
    投稿日: 2016.04.08
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    一言で表すと 「田舎の少年少女の小さな大冒険」 といったところか。 いや、最後の一作は「小さな」ではないか(^ ^; 他の道尾氏の作品の例に漏れず、 引き込まれて集中して読めたが... 解説の大林氏が言うほどの「感動」は 私は覚えなかったなぁ...(^ ^;

    0
    投稿日: 2016.03.29
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    少年少女の青春の物語。何処と無く私自身の思い出ともかぶり、懐かしさを覚えました。題名の「光」は、最終章で主に出てきますが、キラキラした青春時代=「光」でもあると思います。最後までサラッと終わらずしっかりした作品で、とっても満足して読み終えました。私が知っている道尾さんの作品にはない、とっても爽やかな夢のある物語です。一番好きな章は「アンモナイツ・アゲイン」、一番好きな登場人物はキュウリー夫人。最後は私とわたしに少し騙されちゃいました。最終章の緊迫感と躍動感はハンパなかったです!

    0
    投稿日: 2016.03.09
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    ちょっと物足りない感ありかな、「水の柩」の時も思ったけど... あとがきの大林さんのような深掘りができなくてすみません。

    0
    投稿日: 2016.03.05
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    もう少しノスタルジックな郷愁をそそられるかなと思ったが、自分の幼少時代と違いすぎるからかそうでもなかったなぁ。

    0
    投稿日: 2016.02.29
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    少年の夏の日の冒険と思い出。 ミステリではないのであしからず。 でも、最後の小さな仕掛けにかからずに済むかしら。

    0
    投稿日: 2016.02.08
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    何かをするときの期待も恐さも不安感も、それだけで目いっぱいになっていた日々。 仲間とのいざこざ、人魚伝説に、アンモナイト…。 教頭先生のたたずまいが印象的。 どうも道尾さんは私にとって、子ども時代の感情をすぐそばまで引っ張ってくる作家さんの一人のよう。 当時の自分がここにいたら何度も「そうそう」を連発しそう。 物語の中にいくつか具体的な「光」が登場するけれど、もし映像化されるなら効果音無しの無音で見たいような気がした。 「珠玉」という言葉がぴったりかと思いつつ読み進めていた終盤、待ち受けていたのはそれまでとは格段の緊迫感をもった事件。うねるようにおおいかかってくる。 ノスタルジックでありつつ、かつ道尾さんらしくも感じた作品。

    0
    投稿日: 2016.02.06
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    田舎の小学生たちの話。 小学生たちというか小学生時代というか。 どちらにしても都会では見られない風景。 読むのに時間かけすぎた。。 一気に読んだ方が楽しめただろうな。

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    利一、慎司、宏樹、清孝、悦子 清々しくて一生懸命な子供時代 同じような子供時代ではないのになぜか共感してしまうのは、すっかり忘れているだけで感性は一緒だったからだろうか。 かなりクセのある子供達も、お互いなんとなくうまくやっていけるって、わがままになってしまった大人から見るとすごいなあ、と感じながら、確かにあの頃は真剣に友達と付き合っていたと思い出した 愛すべきキュウリー夫人、幸せな余生に安心

    1
    投稿日: 2016.01.18
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    自分でも何と呼んでいいのか分からないような初めての感情の描き方や それぞれのキャラクターの人間らしさが良かった

    0
    投稿日: 2016.01.16
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    少年時代の色々な出来事の話。 トリックはあるけど物語のそこまで重要な部分に関することではないので物足りない。 系統的には透明カメレオンに近い感じ。 向日葵の咲かない夏の様な変則ミステリを期待してる人には合わないかも。

    0
    投稿日: 2015.12.31
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    誰しもが持つ子どもの頃の光り輝く思い出。どこかなつかしく、もう戻れないから眩しくてはかない。くだらないことで大笑いし、どんなことにもまっすぐ全力で突っ走る。だからこそ起こせる奇跡もある。そんな一冊。

    0
    投稿日: 2015.12.28
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    読み終えるまでに時間がかかってしまって、ちょっとよくわからないところがあった。むむむ。 とはいえ伏線はしっかりあったのに見落としてて、いかにぼんやり読んでるかを痛感させられた。 少年時代の、忘れられない物語。 こんなふうに思い出せる少年時代が、あったかな? 2015 12 05

    0
    投稿日: 2015.12.05
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    文庫本化で再読。最初は気が付かなかったが最初の序文の作者が、そうだったのねというのが初めてわかった。本作の主役は子供たちではなく、あくまでも犬と婆。

    0
    投稿日: 2015.11.22
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    ストーリー的には某少年探偵団的な…。 最近の道尾さんこういうの多いなあ〜 暖かくて良いのだけどこうも続くとちょっとお腹いっぱい感。 個人的にはもっとダークなのが読みたいのねす…。

    0
    投稿日: 2015.11.15
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    舞台は数十年前の山あいの村だろうか。今ではあまり見られなくなった、大自然と共生して暮らす小学生たちの冒険譚である。 冒険の中身は実際に読んでいただくとして、毎度ながら本作でも著者の小説的技巧に唸らさせられ、もちろん巧さだけではなく読了後に響く切なさおよび余韻の心地良さも素晴らしく、個人的には十分満足できた。ただ少年少女を主人公とした物語(正確には回想形式だが)としてみると、過去作との類似性および既視感を覚えるのも否めないか。 子どもの頃に持っていたけれど人が成長すると共に失っていくもの、それを思い起こすことができる作品だと思うので、是非多くの大人に読んでいただきたい。

    0
    投稿日: 2015.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生の主人公利一とその仲間達が故郷の村で冒険(?)する物語。 表題の「光」は何を指していたのだろうか。 カメラの光やホタルの光、コケの光、花火の光と色々あtったが、それが示す意味が掴みきれませんでした。 しかし、「私=利一」「わたし=悦子」に気づいた時の、やられた感はハンパなかった。

    0
    投稿日: 2015.11.03
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    大人になってからその時代を回想するという形式といい、日本版「スタンド・バイ・ミー」と感じさせる作品だ。小学四年生の子どもたちの冒険を描いている。各章ごとに「光」というキーワードを主軸にしてストーリーが展開していく。各章でいろいろな「光」が描かれている。それが登場人物たちの心に、そしてこの小説を読んでいる私達に印象的に焼き付けられる。読者の中にポッと暖かい「光」をともしてくれる作品だ。

    0
    投稿日: 2015.10.17
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    最近、読む作家さんが固定化されているので、少し手を広げてみるかと買った道尾さん。初めてだと思っていましたが、以前『ソロモンの犬』を読んでいて、あまり良い印象は持っていなかったようです。 この作品は良かった。少なくとも私にはドンピシャでした。 元々ミステリー作家さんなのでしょうが、ミステリー要素は伏線で、むしろ登場人物たちを描く事が目的の様です。そして、この登場人物、主人公の小学生・利一とその仲間たちが生き生きとして。特に女性陣が良いですね。真っ黒に日焼けした2歳上の姉貴分の悦子と、口が悪く気難しそうなお婆さんのキュウリー夫人。 懐かしい少年時代を思い起こすノスタルジックな雰囲気が心地良く。

    0
    投稿日: 2015.10.09
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    山ではないが私も自然の多い田舎町で育った。 そのため利一たちの姿、周りの様子などは鮮やかに私の脳裏に描かれた。 今は都会で働いている私だが、やはり子供は自分や利一たちが育ったみたいな田舎で思い切り大きくなってほしい。 素敵な話だったが私が涙しなかったのはたぶん大人になった私がまだ利一たちのように夢を追いかけている途中で、懐かしさより共感が勝ったからだろう。

    0
    投稿日: 2015.10.06
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    光に向かって進むちょっぴり奇跡的な少年たちの物語。 道尾さんが描く子どもは本当に魅力的だ。生き生きとしながら、どこか淋しさや哀しさをまとっている。 道尾さんが選ぶ言葉は本当に美しい。淡くて、陰もあり、希望もある。

    0
    投稿日: 2015.10.01
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    壮大な奇跡が起こるのかと期待し過ぎた。でも、この年代の子どもの発想力とか感覚とかが、すごく克明に描かれていて利一たちと一緒にものを見て、行動している気分になれた。

    0
    投稿日: 2015.09.29
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    ネタバレ ザ青春小説。最初、利一は男の子なのに私だから違和感だったけど、最後まで読んで、なるほどと。ゴシック体の部分が悦子というのも、驚きだったけど、大どんでん返しとまではいかないかな。それぞれキャラ立ちしていて良い。特にキュリー夫人がかっこいい。鯉とかホタルの小さな奇跡は少年時代だからこそ見えたのかなー。ほっこりするエピソードの詰め合わせ。

    0
    投稿日: 2015.09.22
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    光に出会いたいと思うなら、 いつでも目を開けていること。 何があっても、 どんな景色が目に映ろうとも、 決して顔を背けないこと。 何が本当で、何が嘘か。 どこまでが現実で、どこからが物語か。 自分で考えればいい。 自分で決めればいい。 思うままでいい。

    0
    投稿日: 2015.09.19
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    初めての道尾秀介。 私の周囲で、この作家の「向日葵…」の評判がすこぶる悪いので何となく警戒しながら読んだのですが、全然違う系統でした。まさにタイトル通りのお話。 所々笑ったりうるうるしたりしながらあっという間に読み終えました。 男の人はきっとより一層面白く読めるんじゃないかなーと思いました。 (今時の少年が大人になって読んでどう感じるかはわかりませんが…)

    0
    投稿日: 2015.09.14
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    何だか懐かしい感じ。確かにこういう少年時代を過ごしたもんです。また時間が経てば読みたいですねー。やっぱり子供達には田舎で大きくなって欲しいなと思わせてくれた作品です。

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    投稿日: 2015.09.09
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    単行本でも読んだけど、文庫で再読。 確かにこの作品は光。 こどもの頃友だちと遊んだ想い出は、自分の中の光のような存在になってる気がする。

    2
    投稿日: 2015.09.07
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201509/article_2.html

    0
    投稿日: 2015.09.07
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    利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。偽化石づくりの大作戦と、洞窟に潜む殺意との対決。心に芽生えた小さな恋は、誰にも言えなかった。懐かしいあの頃の記憶は、心からあふれ出し、大切な人に受け渡される―。子どもがもつ特別な時間と空間を描き出し、記憶と夢を揺さぶる、切なく眩い傑作長編小説。

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    投稿日: 2015.09.05
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    作者独特の怪しげな光のお話かと思ったら読書感想文の課題図書っぽく、安心して読めた(笑)親に内緒のプチ冒険や友達にしてしまった悪意のない残酷なイタズラとか誰しもが幼い頃を思い出して懺悔したり、懐かしがったりするはず。

    2
    投稿日: 2015.09.04
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    所々でうるっとさせられた後、最後の最後にこの本の仕掛けが分かった時には、ま~た道尾さんにやられたわ、、、とニヤつきました。

    0
    投稿日: 2015.09.04
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    小学生が主人公のちょっとしたミステリー。どことなく懐かしく、真っ直ぐな面だけでなく、少しずつ大人に向け成長していく感じが懐かしく思う。 色々と考えてつくった作品なんだなあと感じました。

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    投稿日: 2015.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    利一、慎司、清孝、宏樹、悦子のまだ青春ともいえない 小学生だった頃の、懐かしいような真摯な1年間 まっすぐなんだけど、それぞれの心の葛藤や痛みもあり 小学生だったからこその感覚が蘇る 道尾さんの小説は、どんなお話でも裏切らないです

    0
    投稿日: 2015.08.31
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    この作者、あまり良い印象になかったのだけど、この本は皆さんのレビューを読むとなかなか良さそうだったので手にしてみた。 ある年の夏休みの前日から語られる、幼い頃の出来事の数々。 利一、同級生の慎司とその姉・悦子、婆ちゃんと二人暮らしの清孝、小金持ちのボンボン・宏樹、野良犬のワンダ、途中からは市会議員の息子・劉生。 多少の謎解きを含んで淡々と描かれた物語はなんということはない話だけれど、過ぎ去った日をいつくしむ様な語りで綴られる。 そこには、この何十年間年の中で私たちが失くしてきたもの-貧しくても屈託がなく、年令や男女の関係なく近所の子供らで遊び、他所の子でも気にかける大人がいて、そういう大人の言うことを聞く子どもがいて、自然の山川があり、秘密の遊び場…-があった。 金持ちの子供はその頃から感じ悪かったが、言うてもあんな程度で、今の格差社会と比べればかわいいもんだ。 夏休み中、子供が深夜早朝にうろついていても親すらも気にかけない結果のニュースを見るにつけ、ここに描かれている世界の佳さを知るというもの。

    1
    投稿日: 2015.08.29
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    小学四年生の男の子たちに六年生の姉が一人加わって遊ぶ、工夫する、いたずらする、冒険する。怖いこともあったけれどホントにあの頃は楽しかったと利一君は思っているんだろうな。全ての子供がそんな宝物のような時を幸せに過ごして大人になってほしい。 解説の最後の一行に釘づけになった。 「2015.7.15、――日本がまた戦争をする国になった日に。」

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    投稿日: 2015.08.21
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    2012年に刊行された単行本の文庫化。 著者の作品に多く見られる、小学生を主人公にした青春ミステリ……小学生に『青春』はやや早いか? 道尾秀介の作品に登場する小学生は、何処か影のある大人びた子供が多いが、今作の主人公はオーソドックスな小学生だった。今作そのものも、最後に事件こそ発生するものの、ミステリというジャンルからは離れているというか、もうジャンルの枠には収まっていないように思う。 なんやかんや言って『背の眼』が好きなので、またああいう本格寄りのものを書いて欲しい気持ちも強いのだが、多分、現在の路線から戻ることもないのだろうなぁ……そう考えるとちょっと寂しい。

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    投稿日: 2015.08.18