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青い壺
青い壺
有吉佐和子/文藝春秋
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総合評価

465件)
3.9
114
185
117
12
5
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    青磁で出来ている『青い壺』を通じて 家族の在り方、古い同級生同士の在り方等 様々な人間関係から見える見栄やプライド、物の価値観と言った人の想いが伝わってきて 時代を越えても変わらないのが面白さであると感じました。

    9
    投稿日: 2026.02.16
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    青い壺が色々な時代を経て色々な人の手に渡り、最終的に作った物の所へ戻ってきたのが印象的だった。定年退職した夫婦や遺産相続に悩まされる女や視力を失って娘の世話になる老女や70代になって行われるクラス会など、色んな価値観を持っている人のエピソードが13個あって面白かった。

    0
    投稿日: 2026.02.16
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    さすが有吉佐和子!面白い! 「悪女について」のように、この話はいったいなんなんだ?と思わせる語り口からいつのまにか「青い壺」が登場する…の繰り返し。繰り返すごとに紆余曲折、時代の変遷があり、最後はもう「青い壺」は独自に動いていく…。なんとまあ壮大で小さい話なんだろう。さすが!

    12
    投稿日: 2026.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    遅ればせながら話題の本を図書館にて借りる。 たまたま見事に出来上がった一点物の青磁の壺が様々な人の手にわたり、様々な人間模様を映し出す。奥深い。 第1話 陶芸家省造作の青磁の経管を妻治子が百貨店の担当者に手放す。  第2話 定年を迎えた寅三がお世話になった原へのお礼のために百貨店で壺を購入し贈答する。 第3話 受け取った原の妻がその壺に美しく花を生けることのむつかしさを語る。 第4話 娘婿実家の遺産相続問題。原は壺を気に入らず手放すよう指示。 第5話 白内障で入院中のキヨは治療してもらった石田医師へのお礼に原の妻からもらった壺を送る。 第6話 もらった石田はBARで壺を忘れるがウイスキーだと思っていた。 第7話 石田はBARのマダムが届けてくれた壺に姫瓜を飾って自宅で妻とディナーを楽しみ昔を懐かしむ。 第8話 石田は妻を誘ってホロホロ鳥を食べに出かけ、帰宅すると泥棒に入られ壺が盗まれる。 第9話 弓香は女学校の同窓会で京都に出かけ弘法市で壺を見つけ購入する。 第10話 修道院の給食を作る悠子は祖母の弓香から壺をもらう。 第11話 悠子は修道女のマグダレナがスペインの母を見舞いに行くと聞き、これまでのお礼に壺を送る。 第12話 病院の清掃婦でバラ好きのシメが務める病院にスペイン帰りの老人が入院。 第13話 退院した男を見舞いに訪れた省造に男はスペインで掘り出した名品の壺といって青磁の経管を見せる。省造は自分の作品だと気づき申し出るが、そんなことはない!と追い返される。省造は帰りのタクシーの中で人生を思う。

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    慎ましくも逞しく生きていく女性達。時代は昭和だけど現代にも通じる心情に共感しました。 その情景がぱっと頭に浮かび、すらすらと読める文書にストレスなく一気に読み進めます。 いい本に出会えました。

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    ある陶芸家が作った青い壺が、様々な人の手に渡ってゆくエピソードを数珠繋ぎにしたものです。 非常に文学的だと思います。エンタメ的な作品が好きな私にはあまり刺さりませんでしたが、とてもとても美しい作品でした。「こんな小説を書きたい」とのコメントも納得の一冊だと思います。 古い小説なので、言い回しが古く、サラッとは理解できない部分も多々あり。ページ数の割に、読み終わるまでにかなり時間がかかりました。 が、時間をかけて読むべき本である気もします。 こういった本が好きな人になりたいなぁと思いました。笑

    2
    投稿日: 2026.02.08
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    50年も前に刊行された作品のようですが、2011年に復刊され、話題作として書店に並べられているのをよく見かけていたので気になっていました。 全13話から構成される連作短編集で、第1話でとある陶芸家が焼き上げた青い壺が全話に登場します。 所有者が変わるごとに全く異なる人生を垣間見ることができ、短い話ながらもそれぞれの苦悩や本音が浮き彫りにされている点が凄いなと思いました。 また、昭和の時代背景を感じるレトロな文体も逆に新鮮でした。 皆を魅了した青磁の壺とは、一体どれほど美しいものだったのか。 頭の中でイメージを膨らませながら読むのは非常に楽しく、良い読書体験でした。

    26
    投稿日: 2026.02.07
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    祖母や母が生きてきた時代の想いと香が13の章で数珠繋ぎ。これは読む人の年代で味わい方が変わりそうで私はタップリ愉しめた。陶芸家も手放したくなかった会心の一作「青い壺」は人々を惹きつけるし想いも作り出す。 私にとってこの本の感じは何て言うのかなぁと考えてたらシンフォニー(交響曲)と思いついたけど、もっと深く大きい言い方無いかなと話題のCGPTを使ってみたら「オラトリオ」と出てきた。 オーケストラ+独唱+合唱なんだって。 そうね、各章が重なり合って交響曲となっていき、独唱する義母と、話を聞いている嫁が違う感情の合唱とかあったし。ふふふ 本の帯に原田ひ香さんが「こんな小説を書くのが私の夢です」とあった。なるほど ー長い長い数珠つなぎを忘れない為に(ネタバレ)ー 定年退職を迎えた男のしっかりとしているが認知症を思わせる行動のうら寂しさ。 壺は花活けするには難しい気品で、それに挑む婦人の悲喜交々。 その夫婦が死んだ時の算段を娘から直にされて辟易。 兄夫婦と同居していた眼の悪い母と暮らす事になった千代子。眼の手術のお礼にと壺が渡される。 酒場に忘れられた壺。リアルに思いのある戦中派と戦後派の意見がぶつかり合う。 昔の栄華だった暮らしぶりを繰り返し話す義母。 その話を嫌と言う程聞かされた息子が母を看取った慰労にと妻をディナーに誘う。帰宅後泥棒に壺を取られていた。 70代になって参加した泊まりがけの同窓会。準備からのすったもんだ。最後に東寺の縁日であの壺を手に入れる。 その孫はミッションスクールの栄養士。故郷スペインへ帰省するシスター・マグダレナに壺を贈る。このネームは有吉佐和子のクリスチャンネームだとあとがきにあった。 一変して病院の掃除婦の話となるが、今までの話と違い本当の幸せを対比しているようだ。 壺はスペインから日本に戻る。そのすったもんだも面白いが、壺の作者が巡り合うシーンはとても惹きつけられた。美術評論家が鑑定を誤る程の自分の作品。東京から京都に戻る間に陶芸家は「往時の陶工が決して作品に自分の名を彫らなかったように、自分もこれからは作品に刻印するのはやめておこう」と決意した。  うーん、この結末は名声ではなく作品を尊重したってことかな。未熟なわたしはそんな風に解釈しました。

    6
    投稿日: 2026.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新刊ではないと後で知る なぜ人気なのかなーと手に取る。 1977年出版本だったと、今知る。 タイトルの青い壺、に気を取られがちだけれども、 読み終えて一日たって、 これは普通は物語の中心人物にもならないような人たちへの想像を膨らませる仕掛けだったのかなーと、ふと思う。 時代は戦争の記憶がまだ色あせていない戦後、 というのは、今の読者からしたらなのだけれど、 当時の読者にとっては同時代の話であり、特別なことでも何でもない。 陶芸職人に生み出された青い壺を辿って長い年月を経るのかと思ったけれど、 実際は10年ちょっとで、 高度経済成長期、らしい。 フィクションなので実際を書いているわけではないけれど、 まったく庶民とかけ離れた設定にはしないだろうから、 書かれた当時からちょうど50年経った2026年に読むと、史料感も感じる。 読者の世代によって、感想など違いそうだけれど、 当時を生きていない世代にとっては、 70年代もすでに格差とかあるし、 金銭感覚は今より荒かったりすることもあるのかな、とか、 最近はインフレだけれども今まで本当にモノの価格50年ぐらいあまり変わってないんだなーとか、気づく。 職人で壺作って子ども数人育てられる収入になるんだーとか、 なんで急に退職した会社に2万円の壺持っていくかな、とか、 生け花や茶道やら習うこととか、 京都の縁日って盗品売られてるの、とか、 母と娘の会話はなんだか大変なズレがあるなーとか、 青い壺があってもなくてもそういった生活があっただろうし、 当時の読者にとっては、青い壺から人々を覗き見ることで、ちょっと客観視できるというか、そういった効果もあったのかもしれない。

    1
    投稿日: 2026.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルで聴いた。 面白かった!時代小説というほど昔ではないけど、戦後の時代に生きたいろいろな人の話が面白かった。おばあちゃんが主人公の話は、おばあちゃん目線での気持ちなどが書かれていて、面白かった。 人の人生を書いてる小説が好きなのかも。 しかも前の章で出てきた人が次の章では主人公になっている連作短編集なので、それぞれの視点から、青い壺にまつわるエピソードが聞けるのも面白い。 もっとそれぞれの話がもっと長くても良いのにと思った。

    5
    投稿日: 2026.02.04
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    売れているという事で読みました。 ひねりも無く、昭和の人々の生き方、考え方を感じれる作品ですが面白いかと言うとそいでも…

    2
    投稿日: 2026.02.03
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    「美しさとは、確かな基準がないものであって その価値は人それぞれに委ねられる」 これは間違いなく理に叶っていることとは思うが、なんだかぞわっとさせられた、、、 普段読まないジャンルの小説だったので、個人的には祖母や母と感想を語り合えるのが嬉しいところ。

    0
    投稿日: 2026.02.01
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    1つの青い壺をめぐる短編集。 どの物語も面白く、青い壺がメインでなくても存在感があり、なくてはならないものという感じ。 70代おばあちゃんのクラス旅行がツッコミどころ多々あり印象的。

    0
    投稿日: 2026.01.30
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    うつくしいものは、望もうと望むまいと、ひとの真実を露わにする 青い壺が描きだすのは、うつくしいものがみずから背負った宿命、意図しない残酷、または世の理のすがた 青磁の色・・・なるほど

    0
    投稿日: 2026.01.28
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    面白かった。 ある陶芸家が作った青磁が転々と人々の手を渡ってゆき、その様々な人間模様が描かれていく。 何か大きな事件が起こるわけではないが、普通の人々の普通の生活の中のちょっとした寂しさだったり幸福だったりが感じられて面白かった。 50年前の作品がなぜ今話題になっているのかは不明だが、人間関係が希薄な現代だからこそこういった人間ドラマが沁みるのかもしれない。

    1
    投稿日: 2026.01.25
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    総合本1位と書いてあったので、どんな作品か分からないままとりあえず購入。普段読まないジャンルで面白かった。 青磁の経筒が完成して、その後体験する様々なストーリーを追って読んでいくうちに、青磁に味が出てくる感覚があった。 戦争中のイマジナリーディナーの語りがお気に入り。

    2
    投稿日: 2026.01.23
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    とある番組にて紹介されていたので、手に取ってみました。 文章表現が難しく、単語や熟語、言いまわし等調べながら読み進めてみましたが、描かれた時代背景や登場人物の価値観に共感することができず、小説の世界に入り込むことができませんでした。 出会うのが少し早かったのかな… いつか再読してみたい一冊

    1
    投稿日: 2026.01.23
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    50年近く前の本がなぜ今頃?と思ってました。 有吉佐和子さんが没後40年になること 原田ひ香さんが、こんな小説を書くことが夢ですと帯コメントをしたことが火をつけたようですね。 50年近く前でも現代と同じ様な風景を感じられ 自分と重なる事で共感をよぶのでしょう 13章ありましたが忘れてるよ章があり再度読んで確かめたい なぜ自分の作品に名前を彫るのを止めておこうと思ったのか…  壺を持つ人によって価値観や思いが変わっていく 物の価値って名前やブランド値段ではないってことですかね…

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    言わんとすることを受け取れなかった。 「青い壺」は「不幸の青い壺」なのかと思い読んでいたが、そういうメッセージでもないらしい。 今持ってなお古くない物語ということだが、旅行の様相とか、昔の描写ではある。 しばらくして再び読めば理解できるだろうか。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    昭和52年、約50年前という私が生まれるより前の本が今、流行ってるというので読んでみた。(流行りのきっかけは何なんだろう?) 古いベストセラーを読んだり古い映画を見て思うことは、ほとんどが面白くない。やっぱりその時代の雰囲気だとかを知ってないと面白くないものなのかなと思ってた。 今回も期待せず読み始めたが、するする読めて悪い意味での古さは感じず、話も面白かった。 青い壺が色んな人の手に渡る話。 良い意味の古さはあって、知らない言葉や言い回しがたくさん出てきて面白かった。 あと、私が子どもの頃はこういう雰囲気だったなというのを本当に久しぶりに感じた。 世間体とか、贈答品についてとか、年輩の方に対してとか、祖母を思い出す感じ。 時代の雰囲気って言葉で説明されてもわからないんだよね。いつの間にか何十年も経って祖母も亡くなって久しいけど、絶対に戻れないあの頃にちょっと戻ったような、それが味わえるという意味でもとても良かった。

    7
    投稿日: 2026.01.22
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    色んな人の人生を覗いて体験した気持ち!その場に居合わせているみたいな臨場感!すごい。 主婦が主役の話が多く、みんなああ嫌だ嫌だと悩みながらも(姑嫁、老い、戦争など)生活に追われてない明るい感じがいいなぁ。防空壕でのディナー、同窓会へ行く心配性老婆、病院の掃除婦が作るバラの花弁の枕が特に自分と違う世界で、わくわくしながら読んだ。 それと話の終わり方がどれもすごく良い!お気に入りはバラ枕の 「極楽だな」シメは呟き、間もなく健康な寝息を立てていた。シメは寝入りばなに鼾をかく。 のところ!シメがいびきをかく幸せな光景が目に浮かぶ。すごい。寝息を立てていた。で終わるならわかるけど、その後にこの文章持ってくるのがすごい。良いなー。他の文章も本当に味わい深くて良かった。

    2
    投稿日: 2026.01.21
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    読書記録|『青い壺』著:有吉佐和子 ⸻ 1. この本を読んだきっかけ  祖母が「ちょっと紹介を見たので買ってみました〜!」というメッセージをくださったので、私も触発されて早速読んでみることとした。また読書好きの方々のSNSや、本屋さんの週間売り上げで話題に上がるなどしていて気になってはいたものの、好みの内容では無いように感じていたから読むまでには至らなかった。身近な人からの紹介の力は私の中でかなり読む動機となっているとも思った。 ⸻ 2. どんな本?(出版社からの引用)  無名の陶芸家が生み出した美しい青磁の壷。売られ盗まれ、十余年後に作者と再会するまでに壷が映し出した数々の人生。定年退職後の虚無を味わう夫婦、戦前の上流社会を懐かしむ老婆、四十五年ぶりにスペインに帰郷する修道女、観察眼に自信を持つ美術評論家。人間の有為転変を鮮やかに描いた有吉文学の傑作。 ⸻ 3.印象に残った言葉、場面  壺という骨董品であることから登場人物たちの年齢層が高く、会話内容などは正直に言って惹かれなかった。戦時中の話や家父長制の話、高級レストランでの食事について、怪我や病気についての話。そのような会話が繰り広げられている印象が強い読後感である。そうではあるが、「青磁」の色が所々の物の色に例えられている描写は美しいと感じた。青磁の独特な濁緑白色は瞳の色や宝石の色、鞄の色などで登場し、昭和の世界観に色濃く印象を与えていると考える。 ⸻ 4.読んで考えたこと・感じたこと  どうして昭和に刊行された小説が今頃になって唐突に再熱しているのか私は不思議だった。  調べてみると、2024年時に御著者が没後40周年であることと、小説家の原田ひ香先生が「こんな小説を書くのが私の夢です」――と帯コメントをしたことが出版社の火付け役となって売り出したようだ。  ある一つの壺がさまざまな家庭に移り運ばれ、その家庭の営みが物語では描かれる。まるで壺と一緒に各家庭を覗き見する旅をしているかのような感覚が味わえ、多くの方が讃評しているようにカメラアングルが秀逸な作品である。13章からなる本作品は始めの章は壺に焦点が当てられて人々の話題も壺に関した内容であるが、後半の章は最後の3ラリーぐらいの会話でしか登場しない。正直私は最後まで壺に焦点が当てられた作品が読みたかったが忘れた頃に壺が登場するのは面白かった。  あるモノが作品の象徴となり章を跨いで人々を繋いでいく物語構成は私の好きな形である。原田ひ香先生の作品をあまり味わったことがないが、短編連作などを書かれていたらぜひ読んでみたいと感じた。新聞の書評などでも取り上げられているのでそちらも併せて楽しみたいと思う。 ⸻ #本が好き #本 #読書記録 #読書 #読書好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #読書好き #book #読書メモ #読書録 #読了 #図書館 #猫 #保護猫 #猫のいる生活 #猫のいる暮らし #ねこ #cats #catlife #ヤヨ_0330 #書評 #ネタバレ

    1
    投稿日: 2026.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近では少なくない連作短編。 この作品が走りなのでしょうか。 それぞれの話の関連のさせ方がそれほど上手くない印象でした。 共感できない登場人物も多かった。 出た頃は斬新だったのでしょうが、こういう作品はいくつも読んでるので、真新しさはなかったですね。

    3
    投稿日: 2026.01.20
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    近所の古書店で見つけ、今評判なのを知っていてつい購入。 有吉佐和子さんの作品は初めてです。(読書歴は短いですが) 2011年が初版の小説ですが、昭和チックな家族観だと思いました。 大変読みやすく、すぐに読み終えました。 7話のキレッキレのお母さんが良かったです。 さぞかし、頭がよく活動的な方だったのだろうなと思います。 そして息子に容赦がないw。 7話と8話は同じ家族の話ですが、素晴らしい家族だなと思いました。 9話のおばあさん達もよかった。 すごく楽しそうに描かれていました。 会話の多い内容でしたが、その人柄ごとに書き分けられ、とてもよかったと思います。 こういうのはやはり日本語の良さかなと思います。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    初詣の帰り、本屋さん寄る?と珍しく友達から誘われて(笑) 2人してこの本を買った。まあ、私は違う本も2冊買ったけど。時代が古いけど、そんなん関係なく、や、や、や、面白いやん。 青い壺の持ち主が繋いでゆく小説。 時代が昭和40~50年。 その中でも旅行に荷物を詰めているとこから、着物なに着ていくのを悩んでるとこから70歳の祖母が同窓会の京都旅行が無茶苦茶面白い。質素な夕御飯とか、名所を回るのに疲れる同級生達。青い壺は、戦中戦後の厳しい中を生き抜いてきた人たちの人間模様を見守る。10年間怪我もせず割れもせず、様々人生ともに古色がつき名作となる。それに満足する作者。なんかいい。 早く友達と感想を分かち合いたい

    48
    投稿日: 2026.01.18
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    読み始めの2−3話は、1970年代の小説だけあって古いと言いますか、面白いかもしれないが少し時代がずれている感じがしたのですが、読んでいるうちにだんだんと気にならなくなってきて、いつの間にか小説の中に入り込んでしまいました。

    0
    投稿日: 2026.01.17
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    連作短編集。全てのお話のオチに青い壺が人々の生活にそっと佇む。 人の心情は時代が変わっても共通であると感じる。 共感も多いが戦争後の配慮、気配りや修道女などの話は普段過ごしているだけでは分からないことなので勉強になった。 非常に上品な作品で現役の作家の方が目標にするのは間違いない。

    7
    投稿日: 2026.01.17
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    さすが復刻版のベストセラー! まったく古さを感じない それどころか今流行りのオムニバスに繋がる洗練された運びに感心することしきり

    1
    投稿日: 2026.01.14
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    偶然焼きあがった傑作の青磁の壷。 陶芸家の手を離れ、デパートから贈答品、時には叩き売りの骨董品として転々と人の手に渡る。 転々と移動を繰り返しながら、壺が著者の有吉さんの分身のように人間たちを観察する13篇。 夫婦、親子、嫁姑、同級生、短編なのに色んな人間関係がギュッと濃縮されている。 これだけ濃縮したら読んでいて胃もたれしそうなものだけど、下品さは皆無で露悪的なのに品があるのがすごい。 印象に残ったのは同級生との京都旅行と、遺産相続の話。 有吉佐和子さんは昔読んだ『悪女について』も面白かったなぁ。

    9
    投稿日: 2026.01.12
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    時代を感じる小説。どの章でも、ストーリーの背景や小道具としての演出なのに、凛とした青い壺の存在が目に浮かぶ。感動!というより読んで唸った。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    評判が良いと言う触れ込みでしたので、買ってみました。自分には合わなかったということです。タイミングが悪かったのかもしれません。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    NHKラジオでたまたま紹介されているのを聞いて図書館で借りて読みました。予約に30人以上待ったのには驚きました。 物語は美しい砧青磁の壺を巡るオムニバスで読みやすかったですが、昭和の時代の女性の考え方や夫婦の距離感は令和の今の時代に慣れてしまった今触れると、何だかもどかしいというか苛々するというか、旦那様ってそんなに偉いのか!と言いたくなって読むのを途中で放棄しそうになりました。 けど、きっとこの時代は皆そうで、女性は家を家庭を守るものだったんだろうなぁとも思います。 悠子の話が一番好きかな。給食の献立考えるのって大変そう。 最後は巡り巡って作者の目に触れることになった壺。その壺を見る人によって価値が決められるんだなぁと銘を入れない決心をする省造が何となく好きです。

    1
    投稿日: 2026.01.11
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    半世紀前の作品がなぜ話題になっているの? と思い、読みました 13話短編が、壺にまつわるお話 昭和が細かく描かれて、人間関係や悩みは令和になってもあまり変わってないのかも… 作品には、刻印しないという終わりかたがいいです

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    残念ながら、私には全く面白いとは感じられなかった。読むのに費やした時間が勿体ないと思ったほどである。 なぜこれがそれほど評価されているのだろう。たしかに、出版された当時であれば、また違う感情があるのかもしれないが、現代に生きる我々がこれを読んで、なぜにそれほど面白いのか、心打たれるのか、私には全く理解できなかった。 最後に壺は作者の目の前に現れるが、それだけだった。全13篇の話が何か一つの共通点で繋がるとか、そんな驚きも期待していたが、何もなかった。 しかし、これだけ話題になっているのだから、多くの人は、私には感じ取れなかったなにかを感じているのだろう。 私もそれを感じたかった。 残念。

    1
    投稿日: 2026.01.11
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    新装版が話題になっていたものの、正直なところ自分には縁のない本だと思っていた。たまたま義母が読み終えたものを譲ってくれて、何気なく読み始めたら予想以上に面白く、すっかり引き込まれた。全13話の構成はテンポよく読みやすく、どこか昭和のドラマを見ているような感覚。世代も暮らし向きも異なる13の家庭をそっと覗き見しているようで、最後まで楽しめた一冊だった。

    8
    投稿日: 2026.01.10
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    ふら~っと丸善をうろついてなんとなく手に取って購入した本。 話題になってたの知らなかったな、情弱… 何冊か気になるのあったけど裏表紙読んでこの時の気分だった。 なんか思わせぶりな青い壺だけどミステリーでもなく何かドラマチックな展開があるわけでもないけど、それぞれの人生に青い壺がさりげなく彩りとなり花を添え静かに見守っている感じがよかった。

    0
    投稿日: 2026.01.08
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    ひとつの壺を通して、そっと覗き見る人間模様がリアル。派手な事件はないのに、連続ドラマを見るように最後まで楽しめた。昭和の話だけど、ぜんぜん古く感じなかった。

    2
    投稿日: 2026.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しかし、いつの間に、あんないい古色がついたのだろう。 往時の陶工が決して作品に自分の名など彫らなかったように、自分もこれから作品に刻印するのはやめておこう、と。

    1
    投稿日: 2026.01.06
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    「青い壺」がいろいろな人の手に渡ってその先々でいろいろな人生を垣間見る。共感できたり呆れたり。時代も昭和の中くらいらしく少し懐かしく感じました。 面白かったです。

    11
    投稿日: 2026.01.05
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    今年最初の作品として手にとったのは、時代を超えて話題になった『青い壺』。 古き良き昭和の風情だったり、家父長制の名残りが色濃く残る時代背景は、どこか懐かしさを感じさせる。幼少期の記憶が蘇ってきて感慨深い。 物語は、無名の陶芸家が作った青磁の壺が、十余年の歳月を経て人から人へと巡り、作者と再会するまでの軌跡を描いたもの。 この壺に関わる人物たちの複雑な人間関係や繊細な感情が深く掘り下げられていて、上質で深い読み味を残す作品だった。 壺と共に不思議な縁が織りなす、紆余曲折の旅路。 そこで出会う人物のそれぞれの苦悩や喜びなど、様々な人生の一部に触れることができた。そして、壺がその時々の持ち主たちにとって、人生を照らす希望の存在のように思えた。 壺の作者の省造は、最後どんな気持ちだったのだろうか。複雑な感情であったはずなのに、達観した境地になるのは、我が子の無事に安堵した親の気持ちのような感情か。いろいろと考えを巡らせていると、不思議と穏やかな気分になる読後感だった。

    49
    投稿日: 2026.01.04
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    テンポよくするすると読めてしまった。 美しすぎるものが目の前にある時、畏れを抱いたり距離を取ろうとしたりするかんじがリアルだった。 主張せずとも人の才能は誰にも盗られることがないことを小説の最後の一文で表現されていて、素敵だなぁと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    青い壺が映し出す人間模様が面白い。 無名の陶芸家が作った青い壺が様々な人の手に渡っていくなかで、彼らの人生や心の動きが生き生きと描かれていく。 シングルマザーや夫婦間の悩みや遺産争いなどのドロドロした感情も、有吉佐和子さんが文章にすると鮮やかで清々しくさえ感じられる。 昭和の高度成長期という時代は感じるも、文章に全然古さを感じないのは、描かれるテーマが人間の心という普遍的なものだからかな。人間の本質的なものは変わらないんだなと思う。 いろんな人がいて、生きかたや感じかたがあって、誰もが懸命に生きていて。自分の生きかたも肯定していいかなって思えた。

    50
    投稿日: 2026.01.04
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    義母から借りて読んだ。 不思議な小説だよ、と言われて読んだが、本当にその一言。 不思議。どんな物語って一言で言いづらい。 青い壺にまつわる複数の人々の物語?! 感動するわけでも、ヒヤヒヤするわけでもないけど、読み終わった後に、なんか充足感がある。 この物語を自分が生まれる前に亡くなった方が書いたとは、、 湊かなえとか、辻村深月とかが好きな自分でも面白いと思えた。 視点が複数人で、共通点が青い壺で、最初と最後でつながる、、っていう手法はこの本から生まれたのかな? 感想をうまく書くのは難しいけど、なんか読みやすくて、でも読み応えがあって、面白い本だった。

    2
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話題になって父が買ったらしく、借りて読んだ! おもしろい、けどそんなにハマれなかったかも 壺を巡って色んな人の物語が展開される 先生がバルセロナから省造の壺を持って帰ってくるんだけど、その壺があまりにも素晴らしいので南宋の時代に作られたものだと思い込み、死にかけてたけど執念?で持って帰ってきた。省造の作品だとわかったら多分死んでたから刻印が消えててよかったねって最後 私だったら自分が作ったって証明したいから強く判子しちゃうなー省造さんすげー ホロホロ鳥らへんの話が好き 木槿←むくげとよむ 母に聞きました

    0
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中まではね さすがだな こりゃ星5だよ と思っていたんです 自分で読みたい本を借りてくるとどうしても同じようなジャンルのものばかりになるので、他の方の本棚を盗み読みしてこちらを借りてきました。 久しぶりの小説。 壺が次から次へと持ち主を変えていく、その持ち主達の人生を書いたものだとは分かっていたんですが、壺自体が不運を呼び込む、もしくは持ち主の人格に合わせた不運を呼び込むものだとちょっと勘違いしてました。だって壺でも指輪でも持ち主の人生語り出したらそりゃ「数奇」になるでしょ。だって人生だもの。愛を語れば「狂気」になるように。それだけだとあまりにありふれた展開だからそれはないと安心してたんです。十三話構成っていう数字もね、なんか思わせぶりだし。 一話はまぁ振り出しといいますか、ここからサイコロが転がっていくわけだし、二話からは水の流れのように自然に展開していくとしても最初は蛇口を捻るなりバケツをひっくり返すなりなんか無理が必要ですもの。まぁこんなもんかなーと思って読んでたんです。一話がほんわか終わったとしても壺が不幸を呼び込むと思い込んでましたので、壺が本人の意思と関係なく手元から離れたことで夫婦仲や家族が安泰になったことを書いてるのかなと。 二話のゆっくり壊れていく定年退職の男 三話の見合いを断る若い女性 四話の定年退職男の上司夫婦 ここまでは本当にいい。というか好き。 はっきりとは書いていないけど、定年退職男が屋上から飛び降りたか、もしくはそのまま精神を病んで現世からいなくなってしまったか。見合いを断る女性が白状する「実は子供が」ってのも唐突でウソくさく書いてあるのはそれが全くのウソであり、世話役の男の愛人の可能性もある。四話で男が壺に強い嫌悪感を示すのもいい。 んですけどもぉ 五話が非常にあっさりしており不穏な空気がゼロのままほんわか終わる。あれ? ここでも私は「ははぁ。五話の登場人物は脛に傷がないので壺が持ち主の悪意を増幅させてもゼロのままなんだな。この壺の艶やかで滑らかな肌が悪意をそのまま映し照らすんだわ。」と謎の行き過ぎた勘繰りを続けてしまいました。(趣味妄想) 六話もほんわか。七話八話はありし日の上流階級Daysを懐かしむ老婆とその死後。ここもほんわかだけど話自体が面白いのでまぁまだ星4でした。話変わりますが八話に出てくる「暗い洋館」「増上寺前の」レストランとはおそらく数年前に無くなってしまったクレッセントのことですね。ここってどんなとこなのかなーと犬の散歩でほぼ毎日通りながら見てました。一度食べログかなんかで見たら夜は1人5万とか(もっとかな)書いてあってやめたんですよね。 今調べたら創業1968年。葉山御用邸のデザイナーが担当。松本清張や三島由紀夫御用達とな。 はぁ。やはり行っておけば良かった。 無知って本当人生損する。俺のバカ。 でね こっからの九話〜十三話がちとまずい。 これはなくない?有吉センセ。 老婆の同窓会、修道女、スペイン寄り道の一話への戻り。 んーーーーー。ちょっと無理すぎ。 二話三話四話の不穏さはどこ行った。 解説にはうんたらかんたら書いてましたけどここはもうちょっと壺自体が何かのきっかけとか原因とかになってないとまずくない? 後半なんてただそこにあっただけになってるような。スペイン経由させるのも厳しい超えて無理。 期待し過ぎたってのもあるかもだけど、前半と後半のクオリティ落差が残念。 これが最近の小説ならば星2。 文章自体が面白かったので星3。

    12
    投稿日: 2026.01.02
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    ひとつの壺が数奇な運命をたどって見つめる様々な人間模様。 半世紀ほど前が舞台だと思われるが壺を手にした人たちの生活、人生が生き生きと描かれている。本筋ではないが今読むとその時代のジェンダー差別や生き方が普通であることに驚かされ、そんな時代に生きなくてよかったなぁと思った。 短編集のようでラストはきれいにつながり見事な作品なのだろうと思った。個人的には時代背景が昔すぎて途中退屈に感じられた。

    23
    投稿日: 2025.12.27
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    少しずつ重なる登場人物、その度に持ち主が代わる青い壺をめぐる短編で構成されている物語です。 ちょっと期待しすぎたかな〜 短編の中では、京都旅行編が好きでした。旅行は金銭感覚、食事に対する思い入れが一緒の穏やかな友人としか行かない!再確認できました。

    3
    投稿日: 2025.12.27
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    青い壺を巡る13の物語。10年の月日を経て省造のもとに帰ってくるのは運命のようなものを感じ、美とは何かという命題に対する1つの答えに感じる。

    1
    投稿日: 2025.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひとりの陶芸家が焼き上げた、青い壺をめぐる13の連作短編集。 デパートの美術コーナーで購入した定年退職した夫婦に始まり、様々な人の手に渡ってゆく。陶芸家の自信作にもかかわず、疎まれて人手に渡る時もあれば、治療費の代償の贈り物になり、酒場に置き忘れられたり、露天で三千円という安価売られていたり…青い壺がたどる運命は華やかではなく、現実的で容赦ない。 美しさに一定の基準がないからこそ見る者、扱う者に価値を委ねられるほかないということなのかなぁ…そういう現実を突きつけられていて読み応えがあった。

    2
    投稿日: 2025.12.26
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    とても話題になっていると聞いた。みんなの感想を読んでも面白いという方が多い。ならちょっと読んでみようかなと思い読み始める。 結果、なんでそんなに話題なのか分からない。面白くて次々ページをめくりたくなるような没入感もない。 読む前に、期待のハードル高くしすぎてしまったかもしれない。

    3
    投稿日: 2025.12.26
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    私が子供の頃にまだ残っていた「戦争の後」という空気感を思い出した。社会の空気は変わったけど、人間関係の悩みなど変わっていない部分もあった。一番面白かったのは、第九話。高齢の女性たちがわちゃわちゃしているのが楽しかった。この本、うちの母が読んだらもっと面白いんだろうなぁ。贈ってみようかな〜

    2
    投稿日: 2025.12.25
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    なんで半世紀たってブームになったかは分からんけど、内容的には全然古臭くない。まあ、これが書かれた頃は私は学生時代で、その頃には読み切れなかったかも。今だから読めるわ

    1
    投稿日: 2025.12.25
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    ツアー中の本屋で出会った 青い壺を巡る人間模様 今はほとんど使われていない漢字を振り返りながら楽しめた。 面白かった。

    1
    投稿日: 2025.12.23
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    とても読みやすく、面白かった。評判になるわけだなぁ。 有吉佐和子さん。劇作家、演出家でもあるようで。会話部分が多いので、短編ひとつひとつがドラマのように脳内で再生された。

    15
    投稿日: 2025.12.22
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    壺が色んな人の手に渡り、人生を垣間見る話。 可もなく不可もなくといったお話でしたが、登場人物が想像しやすく読みやすかったです。 短編集といった感じでした。

    2
    投稿日: 2025.12.21
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    読んでいて「悪女について」を思い出した 究極な 多角的 俯瞰力 に 驚いて読んだ記憶 調べてみたら  青い壺  1977年作  悪女について  1978年作

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    話題になっていたので読んでみた。有吉文学の傑作との評判だが「和宮様御留」「華岡青洲の妻」「複合汚染」などの作品に比べると重厚感が足りず物足りなさを感じた。 無名の陶芸家が生み出した美しい青磁の壺が10年の時を経て作者の前に現れる。それまで壺はさまざまな持ち主の手に渡る。その壺のいく先々の出来事は昭和の生活を垣間見ることができてそういう意味でノスタルジックな風合いを楽しむことができた。

    2
    投稿日: 2025.12.18
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    青い壺が巡り巡って異国の地で見つかった価値のある美術品に。 各短編で描かれている人間模様が正に、価値観なんて人それぞれ、自分が満足出来ていれば幸せなんだ。 そんな風に纏めたくなるお話であり、共感出来る面白い小説でした。

    1
    投稿日: 2025.12.17
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    有吉佐和子さん。子供のとき、リアタイで「笑っていいとも」出演見ました。なんて迷惑なオバハンとしか記憶なかったが。改めて代表作は全部、読みます。本作、おすすめします。

    1
    投稿日: 2025.12.17
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    何かで話題だったので、図書館にリクエストしました。 第一話 父が有名な陶芸家で、悩みながら作陶を続ける無名の陶芸家。たった一度だけ、渾身の青磁の壺が出来上がった。それを、いつも取引している骨董屋が見つけ、売ってくれと…それも、骨董に加工して…。 売ると答えたが、美しい壺をフッ素で洗い、磁肌の艶を失わせ、時代の唐物に化けさせろとは…と落ち込み、妻にその話をして散歩へ出かける。 帰宅すると、妻が、デパートのバイヤーに渡してしまったと。 第二話… このブクロの内容説明に、各話のあらすじが書いてありました。 全体的によみやすかったです。 第九話が、共感したというか… 70代になって初めて、女学校の同窓会旅行へ京都へ行った弓香。 あまりの貧乏旅行に辟易してしまう。 幹事は、独身女性で、桂離宮など見学に許可のいる所を選び、宿泊施設は会館のような所で、戦時中よりも貧相なお食事。 70歳も過ぎたら、歩く見学よりも、旅館で美味しい物を食べておしゃべりしたかった。 昨年、母の昔の職場企画の旅行にお供しました。 70〜90代の方々…なんかね。そんな感じよね。 そして、友達との旅行にやっと参加出来た。 これは、共感。夫が生きていたら参加出来ない。 私も、そう思うかも。 まあ、でも、そろそろ良いかな。

    7
    投稿日: 2025.12.15
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    有吉佐和子さんの本は初めてでした。 なんでもない話のようで、何だかやめられない本。壺が主役で、色んな人の手に渡っていく。壺からしたら、色んな人間模様が見られ、さぞかし有意義だったでしょう。 面白かったです。

    3
    投稿日: 2025.12.15
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    ある一つのアイテムを介して物語が紡がれていく系の中でも崇高な気配がする作品。 青い壺にまつわる短編のそこかしこで青磁の魅力を常に感じる。 その魅力は青い壺がどんな時を過ごすかを切り取ることによりさらに増していくし、青い壺が過ごすその時間が物語をぐっと深めている。 古き良き時代に生きる人たちの強さ、逞しさ、大切にしている考えを青い壺が紡いでいく。 この作者は初めて読んだけど、NHKで話題になったのも納得。

    5
    投稿日: 2025.12.13
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    色々な人の手に渡って最後は作者の元へ。 章ごとに違う作品なのかと思ってしまうような、でも青い壺がそこにいる。 不思議な感覚になる一冊だった。

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青い壺がめぐる十三の連作短編集。それぞれの話は短いからサクッと読めると思ったが、そうならなかった。それぞれの話に出てくるそれぞれの人の人生の片鱗のようなものが重く感じられ一気読みできず、途中で休みを入れないと読めなかった。 最後の省造の話は省造にとって辛い面が強いと思った。でも、解説の「さいごに省造が思いいたる心境に、人間の執念や美意識にたいする救いがもたらされる」を読み、タクシー運転手の唐突な語りの意味がわかった。辛さを越える心境に至れ、「喜ぶべき」となれたのだろう。 帯の爆笑問題 太田コメント「信じられないくらいに面白い!」は感じられなかったけれど、後からじわじわ来そう。

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    青い壺を巡る13の物語りで、“有吉文学の傑作”。 初出は昭和51年。文庫新装版は平成23年で今年(令和7)第42刷で上半期文庫ランキング第1位とのこと。爆笑問題 太田光さんの「信じられないくらいに面白い!」ほどではないが、“小説の醍醐味”を感じた。今の時代に支持されているのは、メディアの影響もあるんだろうが、各話に登場する人物に美しい昭和を感じられるからかもしれないと思った。

    6
    投稿日: 2025.12.13
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    とても良質な文章を読ませていただいた気分です 人と人とのあり方が丁寧だった時代に生きる人々の人生観を学ばせてもらいました 親の老い、自分自身の老いが現実味を帯びている私には少し虚しさを覚えてしまう作品でした。でも、それはきっと私の読み方が下手くそだったせいだと思います むしろきっと生きる素晴らしさを見出せる作品なのだと思います

    17
    投稿日: 2025.12.12
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     ひとりの陶芸家が焼き上げた美しい「青い壺」をめぐる連作短編集でした。  半世紀も前に書かれたのに、そこに描かれている人間模様や人生の悲哀・裏表などが、今の時代にも当てはまることばかり(いわゆる「あるある!」)で、全然古臭さ感じさせない小説でした。今でも広く読みつがれていることに納得です。  この美しい青い壺は、人間世界の様々なドラマを目の当たりにし、登場人物たちのささやかな幸福に寄り添って、何を感じていたのかなあと思わずにはいられなかったです。  有吉佐和子さんの作品に出会えて感謝しています。他の作品も読みたいです。

    45
    投稿日: 2025.12.12
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    一つの壺を巡った13の連作短編集。 価値観が一緒の人なんて一人もいないのだと、 改めて気付かされた。 それは家族であっても同然。 みんな何かしら我慢して、 毎日を送ってるんだろうな。 自分だったら、 青い壺にどのような値をつけるだろうか。 そんなことを読後に考えていました。

    2
    投稿日: 2025.12.10
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    話題作だか自分に合わなかった…かな。 著者にはもっとすごい作品がある。 ので、あれれ?と少々期待外れな感じ。 ページをめくる手が止まらない!というほど引き込まれるものがなく、読み終わるのにだいぶ時間がかかってしまった。

    14
    投稿日: 2025.12.08
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    原田ひ香さんのおすすめとあり読んでみました。 文章も上手く物語も良くて楽しめました。 昭和の夫婦と現在の夫婦は全然違うなと思いながら読みました。

    41
    投稿日: 2025.12.08
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    青い壺の誕生から始まり、その後、さまざまな人の手に渡っていく。 関連した人々の日常が描かれており、壺そのものが物語の中心というよりは、生活の中にふと姿を見せる存在として扱われている。 13の連作短編を通して、高齢者の在り方や、高齢者と子ども、孫世代、兄嫁といった家族の関係性が一つのテーマになっているように感じた。 どの話も淡々と日常が進んでいくが、そのなかで家族の摩擦や、本音を飲み込んだ距離感、年齢を重ねることへの諦めや執着が静かに浮かび上がってくる。 壺が、登場人物それぞれの心情や関係性の揺らぎを照らし出すきっかけになっているのが印象的だった。

    25
    投稿日: 2025.12.08
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    人を魅了する美しい青色の壺。いろんなひとの手に渡り手にした人の生活を垣間見る。13の短編。 壺は物語の中心にあるわけではないけれどいいアクセントとなっているのが面白い。

    27
    投稿日: 2025.12.07
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    昭和51年から52年にかけて発表された作品。時代背景は昭和の後半。時々戦時中の思い出話も混じる。家族のあり方や夫婦の会話に古さを感じ、なぜこの作品が今読まれるのか不思議であった。が、最後まで読むと、タイトルでもある青い壺に関わった人々の人生を覗き見たような、登場人物たちの価値観を突きつけられたような感覚が起こった。人の評価と自分自身の評価は一致せず、思いもかけない出来事が起こることもあれば、ささやかな毎日が幸せをつれてくることもある。でも、生きていると、心の中にコブや穴をつくり、それを削ったり埋めたりしていくんだなあと思った。なにで埋めるかはその人次第、削るかさらに増やすかも。割り切れない、そんなところを描き出すのは、やっぱりすごい。 この作品は、読み始めたら最後まで読んで欲しい。

    5
    投稿日: 2025.12.06
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    2025年上半期文語ランキング1位。有吉佐和子さんが書かれ話題になっている本ということで(帯のコメントにもひかれ)購入。 青い壺ををめぐって短編の物語が繋がっていくのだが、「いつか盛り上がるぞ~」と期待をし過ぎたのがよくなかったのか。勝手な決めつけなしに読んだほうがよかったかも。 小説なので、もちろん”青”の色は映像化されてはいないのだが、読者それぞれ読む人の中に広がるであろうその”青”の輝きが何ともいえず美しく思える。青色が大好きな私としては、自分の頭の中で「青い壺」をイメージし、物語を通して堪能できたことは良かったかなと思う。

    3
    投稿日: 2025.12.06
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    青い壺を巡る十三話 ちょっと創作し過ぎ感はあったが、人間を知るということでは流石作家有吉佐和子だ 十一話の結末が私にとっては謎だった

    4
    投稿日: 2025.12.06
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    一人の陶芸家が焼きあげた青磁の壺、その壺がデパートに並べられ、買われたり、贈られたり、盗まれたりしながらいろいろな人たちの手に渡っていく 壺を手にした人たちの、家族との会話、友達との会話、いろんな生活が垣間見えておもしろかったです。

    9
    投稿日: 2025.12.03
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    1977年初版。NHKの番組で紹介されるや大ベストセラー。著者の作品は初めて読みました。偶然に近く出来上がった青磁の壺が、購入されたり贈られたり盗まれたりしながら持ち主を変えていく。持ち主のいろんな人生を13の短編で綴られます。微妙に繋がる各エピソード。描かれている時代は、かなり昔になりますが現在に繋がる部分もあるようで、面白い。めぐるめぐる運命の面白さ。秀逸だと思います。

    38
    投稿日: 2025.12.01
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    各所で評判になっているし、期待値Max! 無駄な言葉や説明がひとつも無いのに、時代の雰囲気やひとりひとりの心情がありありと浮かぶこと、端々から覗くその博識に「さすが!有吉佐和子!」と何度唸らされたことか! 「味覚というのは教養だからね」本当にもう、仰る通り!期待値を軽々超えて、おもしろかった。

    13
    投稿日: 2025.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青い壺がさまざまな人の手に渡って最後に作者の前に現れる。 50年前の作品との事で戦後間もない話や戦時中の話なども出てきた。 嫁姑問題、遺産相続、退職後の話など現在にもつながる話が多い。中高年の世代が読むと頷く所も多いのだろうけど、会話がやや冗長で読んでいて親戚のおばさんの悪口をひたすら聞かされているような心境になり読後のすっきり感はあまりなく、自分が読むにはまだ早かったか。 陶芸家が作った作品を10年の時を経て目の前に現れた時、古美術の鑑定家が12世紀の中国の代物だと勘違い?で絶賛する。生涯の最高傑作な訳なのだが、逆にこの10年はそれを越える作品はできないのかと思うと、経験を積んで徐々に熟練の域に達するというのとも違うのだなと芸術家の難しさを感じた。 後書きにも書いてあったが、その最高傑作であっても3千円程度で売られていたり二束三文で譲り渡されたりと持つ人によってその物の価値というのは委ねられるものなのだとも感じた。 ラストで陶芸家が決意したこと、往時の陶芸家と同じように自分の作品に名を彫らないこと。印象的だった。

    8
    投稿日: 2025.11.30
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    有吉氏による2025年上半期文庫本売上1位の作品。 とある青い壺の旅を巡る13編の物語。 時に贈られ、時に盗まれ様々な形で人々の手を流転していく壺とそれを背景に映し出される人間社会の密度が素晴らしい作品。 有吉氏が戦時中の経験者ということもあり、戦時中から高度経済成長期の時代背景の解像度が非常に高く、自分がもち得ない価値観を得た気がする。 また、その時代から見た「現代」というのも巧みに表現されていて読む世代によって様々な見方ができると感じた。 この作品から何を感じ、どんな感想が生まれるのか。 是非様々な異なるバックボーンをもつ人たちに聞いてみたいと思えるようなそんな作品でした。

    4
    投稿日: 2025.11.30
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    母に借りて読みました。 短編同士がうまく繋がってて面白かったです。 ただ、個人的には、専業主婦の代弁的な印象で、 共働き世代からすると、感情が追いつかない部分がありました。 内容を忘れたので雑ですが、 お年寄りの旅行の回における、 話し口調、登場人物の魅力の描き方が素敵でした。

    4
    投稿日: 2025.11.30
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    50年も前の作品なのに現代の心情に共通するものあり。青い壺の行方も興味深く、読後は、どれも晴れやかな気分になるかな。

    1
    投稿日: 2025.11.28
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    13話を通して様々な人間模様を垣間見せてくれる。欲、老い、矜持。一方、無名の陶芸家により偶然の出来栄えで生まれた青い壺は、勝手な評価をされ、また持主の都合に利用され、壊れもせず、人の手に渡っていく。あたかも慌ただしい人生を淡白に冷徹に見ているようだ。2025.11.28

    3
    投稿日: 2025.11.28
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    最初の和歌山で青磁の壺を焼き上げた瞬間から物語が始まる。このスタートはすごく晴れやかで、その一方で価値を見出した人から古色をつけるように言われる職人の衝撃を追体験し、デパートに流れるまでを鮮やかに描いている。ここでもうこの作品にしっかりと絡め取られてる。 そして話はどんどんと主人を変えて進んでいく。退職した夫の家での所在なさや、バァの女性の話や貴婦人だったおばあちゃんの戦争中の工夫されたディナーの話など、現代にも通じる瑞々しさがあって面白い。 目の見えなくなった老婆が娘に引き取られて、新たに医者にかかったら手術で目が見えるようになり、医療費が市の助成によりタダで済んだことを知ったときの反応がすごくよかった。怒るんだよね、そこで。昔の人間だから、そんなの受け入れられないって。その気持ちがもうなんだかすごく心を打たれる。 その後に出てくる、弓香おばあちゃんの話もすごく面白かった。長い時間を生きた女性の逞しさや強かさってこういうことなんだなぁ。 そして、ラストの批評家と陶芸家が青磁の壺を巡って話をするところも、アーティストの成果物への対価や価値を軽視される風潮を想起させた。物の価値、ことに芸術品の価値を見極めるということはほんとに難しい。青磁の壺が持つ数奇な運命が壺に風格を持たせたのか?といったSFみたいな雰囲気も醸しててそれも興味深い。 読み終わった後に、たくさんの想像をさせてくれる素晴らしい本。解釈をめぐって様々な人の意見を聞きたい。

    28
    投稿日: 2025.11.27
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    すごく面白かった! 恥ずかしながら有吉佐和子さんをほとんど知らず、ブク友さんたちの本棚でよく見かけるけど、ミステリーでもないし、自分の好みとは違うだろうと勝手に思い込んでいた。 でも、Audibleで見つけて軽い気持ちで聴きはじめたら、何これ、面白い! 青い壺が人から人へ渡るたび、その持ち主の生活がふっと覗ける。 仕事一筋だった夫の定年後、食糧事情が厳しい時代でも工夫して楽しむ老夫婦、子育てを終えた高齢女性たちの同窓会。 それぞれの人生が壺を介して垣間見れる。 どの人も一生懸命生きていて、その人間味あふれる姿がなんだか愛おしい。 自分の生まれる前の日本を知る楽しさと、50年近く前の作品なのに、悩みや心配ごとは今と変わらないという不思議さ。 変わったことと変わらないこと、その両方を感じられるのがとても面白かった。 両者のファンに怒られるかもしれないけど、私はクリスティと有吉さんの2人に、共通する気品と知性を感じた。 上品で知的で教養を身につけたお嬢様らしさがありながら、好奇心旺盛で、型にはまらない独自のスタイルを持っている。人間や物事の本質を見抜く洞察力にも優れている。 ぐいぐい読ませる無駄のない美しい文章で、登場人物たち(特に女性たち)は、生き生きを通り越して、まるでスキップして飛び出てきそう。 有吉さんの経歴を調べると、幼少期をインドネシアで過ごし、子ども同士で遊ぶより本を読み、自由主義のお母さんのもとで育ったそうだ。その背景がクリスティの幼少期と似ていたのがまた興味深い。 特に心に残ったのはこの言葉。 「味覚というのは、教養だからね」 食事は単なる空腹を満たすだけじゃなくて、食を通じて文化や歴史を感じられる。 日々の食卓も家族の中で大切な時間だなと改めて感じた。 とはいえ、私はつい手抜きご飯ばかりなので、たまにはちゃんと作ろうと心に誓った。 日本人女性作家さんでこんなにハマったのは初めて。忘れたころにまた読み返したくてKindleでも購入した。 ブク友さん方のおかげで出会えた作品。 皆さんに心から感謝です。 有吉佐和子ワールドをもっと楽しみたい。 ★10 Audibleにて。

    118
    投稿日: 2025.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (2025.11再読) 昭和50年頃の話。ちょうど今から50年前。終戦から30年ばかり。 40代以上は、戦争経験者であったり、戦争の記憶があったり、というところだろうか。 ちびまる子ちゃんと同じくらいの年代。もちろんスマホなどない時代だが、ちびまる子ちゃんを観ている時と同じで、それほど古さは感じない。古いというより懐かしいという感じ。 むしろ、シングルマザーや、マンションを持っている独身キャリアウーマンがさらっと登場し、意外に現代的で驚いてしまった。 作中で、印象に残った石田先生のお母さんのセリフ。 「戦争に敗けて、何もかも根こそぎ変ってしまった」「世の中は、私の生きている間だけでも千変万化しましたよ、本当に」 私は戦争経験はしていないが、2つめのセリフには、とても共感してしまった。レベルは全く違うかもしれないが、戦争経験がなくとも、子どもの頃からは信じられないような、ほぼSFのように進化した技術や、アップデートされていく価値観に、私も時々、そのように感じているからだ。 本作では、戦争を経た時代の変化(法律、高層建築や集合住宅などの住環境、社会制度など)を意識的に描いていると思われる。十三話あるので一つ一つの話は決して長くはないのだが、語られない部分の余白があり、社会の変化をさりげなく盛り込みながら、一人の人間の人生という歴史の意外な長さと奥行きを感じさせる。人の人生って、歴史なんだなぁ。さらに同時代に生きている人の間でのジェネレーションギャップも描かれているのがまた面白い。 美術品であり、贈答品であり、花器や花瓶などとしての実用品でもある。実は無名の作家が作ってたまたまうまくできてしまった、という作品であるのだが、時に貴重な骨董品だと思われたり、見い出す価値や評価もバラバラで、人それぞれ。そんな壺をキーアイテムにしたのは非常に見事。青い壺は、様々な家庭を渡っていきながら、様々な人生の厚みと奥行きを垣間見せてくれた。「思い込み」が人生のスパイスであるということも。 今回初めて気づいたが、表紙の円筒形のシルエットが壺の形!?

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    時代を超えて人の手を渡っていく青い壺に関わるお話。時代・人によってそれぞれ扱い方が違う。年齢重ねたらまた読みたいけど今の自分には早かったかな...

    2
    投稿日: 2025.11.23
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    作陶家が作った渾身の青い壺が、日本の色々な街で見たであろう家族の日々を描いている。 時代設定が戦後何年かの時期から新幹線が開通した頃までなので、生活様式など戸惑うけど(女性の扱いの酷さも)家族の会話は今とほぼ変わらず面白い。青い壺の美しさが印象的で、良くも悪くも家族の象徴の様。旅した後に作陶家の元に返ってくるのもほっこりした。

    19
    投稿日: 2025.11.23
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    一つの青い壺に纏わるお話し。時代背景は戦後間もない昭和30-40年代といった頃か。 それぞれの登場人物が、この壺だけで繋がっているという設定も面白く、それぞれの個性が際立っている作品である。傑作といわれるのも頷ける。

    1
    投稿日: 2025.11.22
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    青い壺を取り巻く人たちの人間模様が描かれていて、いろいろな立場のいろいろな環境に生きる人たちの心の動きをすごく繊細に描いていて面白かったです。

    2
    投稿日: 2025.11.21
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    夏頃に話題になっていた有吉佐和子の作品。 美しい青い壺が多くの人の手を渡り歩く物語で、登場人物は10数人ほどとかなり多い。 その壺を手にした人々の生活ぶりがとても興味深く、裕福な人、貧しい人、高齢の人、若い人…立場も背景もさまざまだった。 それぞれが抱える人生の課題の中で、青い壺はただそっとそこにあるだけのようでいて、圧倒的な存在感を放っていた。 時代設定は戦後の高度経済成長期であったが、姑との関係、老後、介護といった話題はいつの時代も大きな関心で、共感できることもあって楽しく読むことができた。

    2
    投稿日: 2025.11.20
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    一つの壺が様々な人の手に渡り、その人々の生活を映し出す。 同じ壺なのに、手に取る人によって、その壺に対する評価や扱いが全く違う。 短編小説の連なりでありながら、青い壺が物語の骨格として存在するので、物語としてとても纏まっていて、見事だった。 もちろん、短編小説それぞれも面白かった。

    1
    投稿日: 2025.11.19
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    青い壺が人の手から手へと渡る。それぞれの人間模様が描かれ心が揺さぶれられる。壺はつややかに美しく、じっと佇んでいる。そしてー。 巻末の平松洋子さんの解説が、読み終わった人の想いを全て汲んでくれる。有吉佐和子さんの本も平松洋子さんのエッセイも読んでいきたい。

    13
    投稿日: 2025.11.17
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    青い壺の代々の持ち主の短編集。 特出して、何か変わった出来事があるわけではないけれども、女性の内面がうまく表現されていて、中年以降の女性であれば、共感できる話が1つはあるはず。 いつの世も変わらないんだなぁと、ちょっとした安心感。 5話目。失明した母親と娘。兄嫁に任せられず自身が引き取る話が記憶に残りました。

    2
    投稿日: 2025.11.16
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    話題になっていたので読んでみたが、50年前のものと思えないぐらい面白かった。連作短編という手法は昔からあるんだな。会話だけで当時の時代背景や人物達の関係性、感情までイメージできる。嫁姑関係や定年後の寂しさなどいろいろな人間模様がシュールに描かれている。

    3
    投稿日: 2025.11.15
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    面白かった。あまりに華やかな家系の家が多いので、どこかの誰かに感情移入というのは難しいのだが、あちこち漂流するはめになる壺を通して、たくさんの人の人生を覗き見できるのは面白い。 壺からしたらほんの十年ほどのことなのだろうが、話を担う人が人生を振り返ったり、家系の中で引き継がれたりで、時代を随分遡るので、長く人々の人生を覗いた、神のような視点を持った気分になる。 そしてこの話の主人公?である壺自身は、一言も語らずなんの感情も表さず、ただ翻弄されている。人々はその壺に惹かれながらも、なぜかただ一箇所で大事にしようとしない。長い旅をして、最終章では生みの親とまた出会うという何かの力を発揮しているような壺。だがその再会は、新たな持ち主となった弱った初老の男と、その人を尊敬している生みの親、彼らの人生に遺恨を根差しかねない。 壺自体は何も悪いことをしていないのに、何故か幸せな場所に留まれない。不幸とも悲運とも言い難いのだが、不思議な運命を背負っている。 同じ時に生まれた壺達は皆割られたというのに、本来持つべき以上の美を持って生まれてしまったのが業なのだろうか。 ただ、物である。何も抗う術なく翻弄される壺に、哀愁のようなものを感じる。 作品を産むという作業には、たまにこういうことが起こってしまうのかもしれない。様々な要因で、作り手の本来持つ力を超える、もしくはうっかり最高傑作を引き出してしまう。そういう時その作品はこうして、ただ、物であるというのに予期せぬ運命を辿るのかもしれないな。

    2
    投稿日: 2025.11.15
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    今話題なので手に取ったが、私には言葉が難しかった。読み進めるのに、一苦労。 言葉も漢字も今と少し違うので、すんなり頭に入ってこない。 青い壺がどう巡り巡って、省造の元へ戻ってくるのかは、とても興味深かった。

    11
    投稿日: 2025.11.15
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    昭和のお話でしたね~ 言葉遣いやらが懐かしい感じ。 無名の陶芸家が作った美しい壺がいろんな人の手にわたり、何十年も経って又目の前に現れる。 どんだけ美しい壺だったのだろう。 想像が膨らむ。

    6
    投稿日: 2025.11.14
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    昭和に刊行されたものとは知らず、少し読みにくいなと思いながら読み進めていたら面白さにどっぷりハマりました。 特に!女学校時代の友人との団体旅行の話。情景が浮かび、面白くて大好きなお話です。

    1
    投稿日: 2025.11.14
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    名作と言われてる作品だと知らずに、読んだ。 読み始めたら面白い。様々な人間が出てきて、どうやって青い壺に繋がるのが読みながら見てた。 少し時代が戦後経った話ではそこも興味深かった。 特にお気に入りは、戦争中にじゃがいもでフレンチ風のディナーを過ごした話。素敵。 まぁまぁ面白かったけど名作と呼ばれる点がどこなのかピンと来なかったので気になる。

    2
    投稿日: 2025.11.14