
総合評価
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powered by ブクログ朝井リョウさんが描く青春群像劇は切実です。短編集ですが、一つ一つのエピソードに切実な問題と想いが詰まっていて、卒業×廃校という限られた時間でしか生み出されない物語を紡いでいました。
1投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ別の高校との合併で取り壊される高校の最後の卒業式の一日を、7名の少女の視点から描いた連作短編集。桐島、部活やめるってよが好きな人は好きだと思う。同じ空気感が漂っている。私も好きな作品。一番好きなのは四拍子をもう一度。
2投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ文化祭に卒業式、これだけでも青春小説として十分に鉄板なのだが、それに加えて”廃校が決まった学校”というシチュエーションがプラスされ、青春度100%に仕上がっている。 自分が高校生だったのは20年も前のことであるが、やはり自分の高校生活をいろいろと思い出してしまった。 自分自身、生徒会長もやったし文化祭の実行委員長もやった。もちろん人並みに人を好きになり体育館の裏に好きな子を呼び出して告白して見事に撃沈したり…笑 いろいろと後悔することも多かったけれど、もし生まれ変わって自分の思い通りの高校生活を送れるとしても、おそらく同じ道を選ぶんだろうなと思う。 何でもない日常があんなにも新鮮で輝いている時間って、やはり高校生活をおいて他にはないだろう。中学よりも自由だけど、大学ほど自由過ぎない。ほどよく制限されているからこその楽しさが高校時代にはあった。 …って、書評というより思い出話になりそうなのでこの辺で終了する。 映画が来年公開しようと思うのでぜひ見てみたい。ただ、アラフォーのおっさんが一人映画館で見るには厳しい映画だと思うので、見るのはもう少し後になりそうかな。。
4投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エンドロールが始まる 陽子 早々と推薦で東京の私立大学に進路を決めていた。 佳織 美容関係の専門学校に行く。 田所 日本の中で最難関の大学に前期試験で受かった生徒会長。 森崎 進路のわからないバンドマン。 作田 京都の女子大に進学。図書室に通う。 先生 一年生の古文を担当している。金曜日だけ図書室のカウンターにいる。 屋上は青 尚輝 孝子の幼馴染。芸能事務所に所属。高二の三学期の期末テストの全日程を無断欠席しそのまま高校を辞めた。 孝子 地元の国立大学の教育学部に進学し、英語の教師を目指す。 在校生代表 岡田亜弓 高校二年生。卒業式で在校生代表の送辞を読む。バスケ部。生徒会書記。今年の卒業式ライブで照明を担当。 前野 岡田の担任。あだ名はザビエル。 よっちゃん 岡田の部活仲間。 ゆっこ先輩 女子バスケ部の部長。卒業式のライブでサポートメンバーとしてキーボードを弾く。 田所啓一郎 去年の卒業式ライブで照明を担当。 寺田の足の甲はキャベツ 寺田賢介 男子バスケ部の高校3年生。痩せ型であだ名は歯ぐき。 よっちゃん 後藤よしえ。貧乳。 倉橋 女子バスケ部副部長。 滝川 女子バスケ部顧問。 四拍子をもう一度 カムイ 森崎のバンドのドラム。本名は高田。 桜川 ビートルズを始め主に洋楽のコピーをするおしゃれな男女混合バンド。ポール・マッカートニーをリスペクト。 氷川 放送部元部長。ふちなしのメガネ。長い黒髪に長いスカート。 祥子 キーボード担当。 森崎 衣装を盗まれた。バンドでの名前は「刹那四世」。 世界が消えて失くなる前に 森崎のバンドのギター担当。 心音 森崎のバンドのベース担当。「パルス」と読む。 神田杏子 ふたりの背景 高原あすか 高校一年生の九月にカナダから転校してきた。美術部。高校卒業後はアメリカの大学に進学。 中島里香 去年までアメリカのユタにいた。年齢は一つ上。母親はこの高校の英語教師。英語部。 楠木正道 H組。美術部。卒業後はパン屋に就職。 真紀子 英語部。 文則 H組。 佳代 H組。 夜明けの中心 香川 まなみが忍び込んだ北棟に先に忍び込んでいた。剣道部部長。 駿 剣道部のエース。習字が上手い。 まなみ 料理部部長。栄養士の専門学校に進学。 ザビエル 料理部顧問。放任主義で部活動にほとんど顔を出さない。
0投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ読み方が悪いのかもしれないけど、一つ一つの物語の登場人物に関連があるのかどうかと考えつつ読んでしまうけどないのよね。 青春は今振り返ると眩しいけど、その当時はそれなりに苦しかったり、もがいてたりしたなぁ。
1投稿日: 2022.07.23
powered by ブクログたぶん地方都市、高校卒業式の当日、7人の少女達の物語。甘さより、ほろ苦さが勝る短編集だけど、それぞれ少女達の意思が書かれていて、青春の幕の内弁当。“在校生代表”好きですよ。ありったけの想いが伝わります。 もっと、学生生活を大切にすれば良かったなって思ってしまう一冊。その時は精一杯だった気もするけどね。 朝井さんは、女子高生だったことがあるかもしれない。
39投稿日: 2022.06.16
powered by ブクログ『少女は卒業しない』読了。 およそ10年前の短編集。まだスマホではなくケータイ電話の時代。それでも、いつの時代になっても青春は変わらずそこにあるんだなぁ〜って感じで。なんだか読んでいて懐かしくなった。 Mrs. GREEN APPLE「青と夏」を聴きながら読んだら感慨深いものがありました。なんだか、いいねぇ〜 実は朝井リョウさんの『何者』を読んで以来、すごく苦手意識があった。その苦手意識が払拭できたので、もっといろんな作品を読んでみたいと思った。 2022.6.7(1回目)
14投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログ正直初めて朝井リョウの小説に引き込まれた。 今まで読んできた本も、一度読み直してみようか、なんて思わされるくらいに心を持っていかれた。日常の目の付け所が似ている気がするのに、表現の仕方がうっわ!ってなるくらいに、良すぎる。 各ストーリーで交差し合う人物たちがそれぞれ良すぎる。
2投稿日: 2022.04.11
powered by ブクログ別の高校との合併で、翌日に校舎が取り壊される地方の高校、最後の卒業式の一日を七人の少女の視点から描く短編集。 「桐島、部活やめるってよ」の時もそうだったが、それぞれの登場人物の視点から描き、物語が上手く繋がっているのが読んでいて不思議と面白い。 それぞれの少女の想いがなんとも切なく胸に響く。 青春を感じさせてくれる素敵な一冊です。
0投稿日: 2022.04.01
powered by ブクログ自分も高校生女子だったのかもしれないと思えるくらいにグッとくる心情描写(22歳男)。どれも青春の甘酸っぱさが鼻をかすめるようで好きですが、1つ目の話が個人的にはお気に入り。短編なのですぐ読めます。ぜひどうぞ。
2投稿日: 2022.03.18
powered by ブクログ校舎の取り壊しと共に卒業していく少女たちの等身大の物語。10代の脆くて爽やかな独特の心象を思い出させてくれる。夜明けの中心とふたりの背景が好きだった。
0投稿日: 2022.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
廃校になる学校の学生達の話が複数入っている。 最後に亡くなった学生の話を持ってくるから、感傷的な感覚で読み終わる。
2投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログちょうど私も一ヶ月後には高校卒業。あと2回しか制服は着ない。好きな先生がいた。告白なんて考えて無かったけどもう少し早くこの本に出会えてたら私も先生に、ずっとずっと好きでしたって伝えられてたのかな、
2投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログあの頃の忘れたくない気持ち、思い出すにはちょっと時間がかかってしまいそうな小さな感情の揺れ、そういうのをたくさんぎゅっと詰め込んだ作品。 これを読んだだけで、高校生の頃の自分の気持ちがよみがえる気がする。 朝井さんの書く高校生像は、まさに私が過ごしていた高校生活と同じで、共感しやすい部分が多いのも好き。 もっともっとあの頃に写真とか動画を撮って、気持ちを鮮明に思い出せるように記録しておけばよかったな〜とよく後悔するけど、そんな時はこの本を読もうかななんて思う作品。
1投稿日: 2021.12.23
powered by ブクログ卒業式の日に感じることや過ごし方って、卒業生の数だけある。 当たり前のように毎日会って、しゃべって遊んで、高校生の頃、それが永遠に続くような感じがして。 怖いもの知らずで無敵で。 でもわかっていた。当たり前じゃないことも、永遠じゃないことも。だからあんなにキラキラしていたことも。 そんな日々を思い出した。 思い出してクスッてなったり、切なく感じるようになったり、それだけ歳を重ねたんだなぁ。
4投稿日: 2021.12.10
powered by ブクログ「屋上は青」「在校生代表」「ふたりの背景」が特に好き 青春っぽい感じで、読み進めるうちに学校の輪郭が見えてきて面白かった。 さくっと読めるからまた読みたい
1投稿日: 2021.11.20
powered by ブクログ楽しい思い出だけじゃない。それぞれ色々な思いを抱いていて、それでも前を向いて新しい道を進む姿が感動的でした。特に、ダンスの道に進むと決めた少年と、少年の背中を見続けた少女のエピソードが素敵でした。
3投稿日: 2021.11.14
powered by ブクログ同じ学校、学年にいながらも一人ひとり違う気持ちを持って卒業するのがグッときた。 ある話の主人公が、別の女の子目線ではモブキャラとして描かれているのがすごくよかった。
0投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログ一般的な日取りよりも遅い3月25日の卒業式。そしてその卒業式を最後に廃校になる進学校。そんな卒業式を含めた、その前後からの短い時間の流れの中での高校生たちそれぞれの生(LIFE)を連作短編で描いた群像劇です。 7つの短篇に共通する人物がいたりもするのですが、人それぞれ価値観や性格が違うように、7つの物語の主人公独自の世界が繰り広げられています。 大きな世界観に登場人物たちをくるんであげるようにして群像劇を編む方法もあると思うのです。それは「閉じた詩的な方法」としてのもので、ファンタジックな方法です。この作品でいえば、東西南北の棟によって成り立っている高校の造りというものがひとつの世界観的なものとして登場人物をくるんではいるのですが、あくまでそれは無機的な舞台装置にすぎません。登場人物たちの考え方や感じ方はそれぞれに別個のものとして存在しています。いわば「開かれた散文的な方法」なんです。そして、散文的なできあがりかたをしていたほうが、現代の現実のあり方として読み手はリアルな肌感覚で受け止めやすいのだと思います。それでもって、散文的な作りの中の登場人物個人のなかに詩的なものが宿っている。 作者が「露骨なセンチメンタリズムっていうものは無しで」っていう前提から書き始めてみたならば、それでも話の流れでセンチメンタルな描写や内容に行き着くというのがあったとしても、それは必然としてでてきたものなのだから嘘くささを感じにくいというのはあるのではないでしょうか。そのように考えたとき、初っ端の『エンドロールが始まる』はちょっとくすぶっている出来あがりのようにも感じられます。 というか、小説を読むときにありがちなのですが、たとえばこのような短篇集を読みはじめても最初はなかなか波長が合わなくて苦労するというのが僕にはあります。今回は第二章の『屋上は青』の途中からようやく読めてきた感覚でした。ですから、第一章の『エンドロールが始まる』がもっとドライだったなら、統一感みたいな、「うまくハマった作り」というような感想を持ったかもしれません。ただ断っておきますが、それは僕の好みであって、もしも僕の好みに適う作りだったならもっと単純で割り切れすぎる作品になっていたかもしれないです。 さらにいえば、作品の出だしではいろいろと読者に情報を与えなくてはいけなかったりします。説明書きにならないように、うまく状況や舞台になる場所などを伝えなくてはならず、さらに連作短編ならば、その作品一つとしての情報のみならず、これから読み手が味わう作品全体への予備知識をも持たせなくていけないので、そういった都合上どうしても出来あがりとして他の作品とは違ってくるというのはあると思うんです。プロローグ的な仕事を背負わされますから。ですので、「露骨なセンチメンタリズムっていうものは無しで」っていう前提で嘘くささを排す効果があるやりかたは、やっぱり第一章は大目に見るべきで、本番は第二章からと考えるほうがいいのかもしれません。 第二章からはもうずっとおもしろくて、すごいんです。かなりおもしろい。ユーモアに満ちていますし、登場する高校生たちの体温や吐息までもが伝わってくるかのような生きいきとした言葉遣いと心の動きがあります。十代をぽやーんと生きていたらこういうのはまず書けない。作者はしっかり目を見開いて学生生活を十分に生きたのではないかなぁと思いました。 これがいいんだよなあと思うのは、作者と登場人物との間に上下関係がなさそうなところです。作者がセリフを言わせている、考え方を作っている、という感じがしなかった。たとえば第三章『在校生代表』にて卒業式の送辞をする亜弓という人物がどんどんきわどいことをステージ上から語っていくのですが、作者が操作している感じがまずしませんでした。そういう、作者が操っているんだぞ、っていう感覚を受けないところが作者の美点だと思いました。まあでも、俯瞰してみているんだな、っていう感じはあるんですけども。 笑えて、切なさがあって、十代のキュンとした記憶がくすぐられて、輝きがあって、闇があって、まっすぐな気持ちよさと自己陶酔的な愚かさとがあって、邪魔されない個性があって、邪魔される個性があって、単純で、でもわりきれなくて……。高校生たちのそういった生(LIFE)の物語でした。 タイトルが『少女は卒業しない』で、これは最初、否定的な意味なのかなと思いました。が、読み終わると「うんうん、卒業しなくていいんじゃないの? 卒業しないほうがその後と地続きでいられるじゃん」なんて思えてきました。まあ、個人的にそう思ったということですが。 またそのうち、朝井リョウさんの他の作品に触れてみようと思います。読んでよかった。
10投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログ別の高校との合併で取り壊されてしまう高校。その前日に行われた普通より遅めの卒業式の一日を七人の少女視点で描いた短編集。 甘酸っぱくて、切なくて、胸が苦しくなる青春恋愛短編小説の傑作。朝井リョウさんは本当に表現力の鬼だと思い知らされる。本当に女子高生目線で描かれているように思えるのがすごいし、相変わらず情景描写がとっても綺麗。恋愛小説は基本的にあんまり得意ではないけれど、朝井リョウパワーですらすら読み進められた。 卒業式の一日を色んな女の子視点で描かれていて、他の作品に登場する子がチラッと出てきたりするのが面白い。軽音楽部の卒業ライブが行われている最中、その裏では…とか、屋上では…とか。さらに、卒業式の日中を描いた作品が6つ続いた最後、「夜明けの中心」でその夜の話が描かれる。 これまでとはかなり違った雰囲気と苦しい展開で、余韻の残る読後感だった。 どの作品も印象的で、「卒業」を機に変わっていく環境を色んな捉え方で描いていて、胸が苦しくなりつつも、懐かしく、その頃に戻りたくなる、本当に素敵な作品でした。
0投稿日: 2021.08.17
powered by ブクログ卒業、これまでに区切りをつけて異なる一歩を踏み出すこと。その意味で作中の人たちは皆、「卒業」している。だけど何かから卒業はしていたとしても、『少女は卒業しない』。卒業により連綿と続く物語。
0投稿日: 2021.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
朝井リョウさんは、高校生のトキメキをよく覚えているんだろうなあと読むたびに思います。 だんだん距離が近づいていく喜びも、諦めなければならない苦しさも、卒業・廃校という舞台によってさらに高められています。 「エンドロールが始まる」 題名がいい。既婚者の先生に恋をした。図書室でなら近づける。 「屋上は青」 最初は「屋上の青」だったらしい。「は」、いいなあ。 幼馴染と屋上。真面目から抜け出せない孝子と「普通」から飛び出していく尚輝。どちらもお互いを大切にしているのがいい。でも、きっともう会えない。 「在校生代表」 卒業ライブ、照明。涙の理由が知りたくて生徒会に入った。テストの成績載せないで。卒業ライブ、照明がんばって。 「寺田の足の甲はキャベツ」 これはイマイチ…。私の甲はレタス。好きだけど、遠く離れても好きだと言える自信はない。サヨナラの花火。 「四拍子をもう一度」 もとは「雨上がりの四拍子」。独り占めしたい人と、みんなに知ってほしい人と。でも本当は、もう一度聞きたかっただけ。 「ふたりの背景」 これ好き。ヒエラルキーになじめなかった。だけど、決めつけていたのは自分も同じだったかもしれない。「そのままでいい」と、あすかには聞こえなかったけれど、真紀子は正道くんに言っていた。別れを受け入れた絵。うしろに流れる「The long and winding road」。 「夜明けの中心」 剣道部、調理部。香川の努力が駿を追い越した。でも、香川はそう思えなかった。そんなつもりはなかったのに。 まなみと駿の優しい関係がよかった。 だけど、ラストにこれをもってくるのはちょっとやりすぎよね〜。
0投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログある高校を卒業する(または残される)生徒たちの物語。 桐島部活辞めるってよ、と同じパターンで短編集でした。 登場人物の心情描写が非常に細かく、 入り込みやすい物語ばかりでした。 私の場合は、超平和な高校で部活やって 受験勉強死ぬほどやってあっという間に卒業式!! という感じだったので こんなに切なくなるような場面はなく、なんか羨ましかったなあ。(笑) 浅井さんの、最初は何の話をしているか分からないけど 読み進めるといつの間にか入り込んでしまっている構成、相変わらず好きだなあと思いました。
1投稿日: 2021.07.04
powered by ブクログかけがえのない卒業式の早朝から夜明けまで それぞれの短編のどこかにあの頃の自分の青さがいた 1話目と4話目が好き
0投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ比喩表現が好きで最初の作品「エンドロールが始まる」の文体模写をしてみた。以下、そこの感想から抜粋 ・すっかり乾いてしまった石の表面を少しでも潤すために、水を橋の下を流れているように見える。水面に映った空の雲も、もう過ぎてしまった冬も、私が制服を着た高校生だったということも、春の川に溶けてどこかへ流れていってしまう。そんなふうにして、すぐに私も、若いっていいですね、これから何でもできますね、なんてことを言ってしまうようになるのかもしれない。 →高校生じゃなくなってしまう悲しさ、大人になることの悲しさ、先生と生徒じゃなくなる悲しさ? ・左手の薬指の指輪を確認して、私はまた、心が熱くなった。あの写真も、指輪も、目も、先生の枠からはみ出たところにあるものたちだ。そんなものを三つもいっぺんに見てしまったら、もっともっと見たくなるに決まっている。 差し出してくれる先生の傘は晴れた日の青空のかけらで作ったみたいだった。 →恋心が芽生える瞬間の表現 ・スーツ、という、先生をより先生らしくしているもの。だけど、よく見ると、中に着ているシャツは誰がアイロンをかけたんだろうとか、ネクタイが曲がっていたとして誰が何をしたんだろうかとか、先生という枠からはみ出た部分があぶり出される。 →先生の先生じゃない部分を見つけてしまうたびに切なくなる気持ち 感情が書かれていないのに切なく感じる 高校生のあの瞬間でしか味わえないうまく言語化できない感情が、綺麗な表現や言葉の組み合わせで言語化されているところが好きだなと思う。朝井リョウの言葉選びが好きだなと感じる。
2投稿日: 2021.05.11
powered by ブクログ社会人3年目くらいに朝井リョウさんにはまって著書を片っ端から読んでいたが、この本は高校生が主人公ということでもしかしたら感情移入できないかな?と思い、だいぶ後に読んだ本。 読破してからしばらくたってから感想を書いているが、確かにどんな話だったかあまり思い出せずにいるのは高校生の話だったからか。 でも面白い!というのと、少し胸が締め付けられたのは覚えている。
0投稿日: 2021.05.10
powered by ブクログこういうのが大好きだから、物語を書く仕事の端っこで細々と、でもどっかで一発やってるんだとしがみついてることを再認識させてくれた一冊。ここ一年ほど一番好きなジャンルをあえて避けるように方向性の違う本を読んでいたのは、無意識だとしても青春という言葉に向き合おうとしていなかったからだと思う。 読み始めてから連作短編集だってことに気付いたんだけど、1つ目からいきなり160km/hのストレートを内角高めに投げられたような衝撃を受けて、泣きながら空振りしました。いつまでも心の本棚に置いておきたい大切な一冊です。
0投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログ繊細で美しい表現をされるので驚いたなあ朝井リョウさん。あの頃の恋特有の、ゆっくりと過ぎる特別で大切な、愛おしい瞬間を体感させてもらえた。 ◆エンドロールが始まる たった30ページちょっとだけど、本当に美しかった。今まで読んだ恋愛物で一番好きかもしれない。 「先生の、男のひとにしては細い左手の薬指の上を、春の光がつるりとすべって、とてもきれいだ。」 この一文で、既婚者であることを知らせるのすごい。明記せず、主人公の行動から少しずつその恋の真剣さと儚さとを伝えていく巧さ。 ◆屋上は青 「恋心とか片思いとか、そういう甘い思いじゃない。もっともっと辛くて、苦くて、憧れて、憎くて、焦って、もう二度と味わいたくないような思いを、私は尚輝に対して何度も感じてきた。 幼馴染の2人の間のそれぞれの「不安」、30ページでよくここまで鮮やかに表現するなあ。 ◆在校生代表 ザビエルがいい味出す。順位表の話がとっても好きだった 。生徒会室というこの恋愛を象徴する場所。あの頃のわたしにとっても特別だった生徒会室と文化祭を思い出したなあ。 ◆寺田の足の甲はキャベツ 朝井さん若いだけあって、高校生たちのノリがとんでもなくリアルだから、後藤と寺田のふたりの空気感も等身大で伝わってくる。 「あたしたちは十八年も生きてしまった。離れたくないと喚くほど子供じゃない。だけど、まだ十八年しか生きていない。離れても愛を誓えるほど大人でもない。」 大人っていつからなのか分かんないけど、幼いときに描いていた大人像とは全然違くて、離れても愛を誓える人はほんの一握りだし、2人のように綺麗に別れを告げる決断はできないと思う。だからすごいよ十八歳。 「こっち向かないでいいよ、寺田。」切ないなあ。 ◆四拍子をもう一度 氷川さんと神田さんかわいいなあ。森崎くんファン心理をそそるなあ。 ◆ふたりの背景 優しい二人が紡ぐ丁寧なことばが沁みる。細かい描写で口数の少ない正道くんのやさしさを伝えるの上手。よく喋る里香との対比が顕著だった。わたしはあすかみたいに芯のあって強い女の子にはなれなくて、真紀子みたいに本心隠して里香みたいな求心力のある人に引き寄せられたまま、あすかみたいな子に憧れて生きてきたから、真紀子の気持ちがわかる。だからあすかが、真紀子が正道くんに「そのままでいいと思う。」と言ったことを知って、彼女のこと知ろうとすればよかったって思ったのが嬉しかった。 尊い世界だ。 ◆夜明けの中心 かなしくてかなしくて言葉に出来なかった。 大切な人を失う哀しみを知るには高校生は早すぎる。
8投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログ良い大人の自分が、高校生たちの恋愛模様にここまで胸を詰まらせるとは思いもよりませんでした。 娯楽性に特化した小説には斬新で凝った仕掛けが用意されているように、轍だらけのシチュエーションで展開される恋愛小説には、「ではなぜこの小説が生まれたのか」、見慣れた筈の情景を全く新しい眼差しで捕らえた表現が描き出されています。 結局のところ、どちらの物語も、注がれた心血の量は同じなんだと実感させられました。 特に突飛な設定などない恋愛短編群の中、こんなにもこちらの集中を惹きつけて離さない著者の技量に脱帽しました。
0投稿日: 2021.04.17
powered by ブクログ高校の廃校が決まり、最後の卒業式を目前に、少女達が過去にあった出来事や過去に校舎に廻る想いを少女達の視点で綴った7つのものがたり。 卒業式直前なのに、未来に羽ばたくためにはやっておかなくてはならないことを過去に振り返り想う。とても小さな出来事だけど、それらは少女達にとってはとても大きな出来事。 作品名の「少女は卒業しない」は、読み終えた時に感じた気持ちを’なるほどなぁ’と思ってしまうのは、作者の策略にまんまと嵌っているのでしょうか!?
1投稿日: 2021.04.04
powered by ブクログ朝井リョウ作品の中で好きな作品3つって言われると入ってくる作品。 朝井リョウは本当に人間っていうものを描くのが上手すぎる。
0投稿日: 2021.03.10
powered by ブクログ高校生って儚くて、眩しいなぁ。「学校」といういろいろな人が集う小さな社会で、生徒の数だけ歩んできた軌跡があり、全てがドラマ。決して多くない経験をもとに考えて、もがいて、自分なりにケジメをつける。どの結末も甘酸っぱくて、切なくて、愛おしい。みんなが主人公のキラキラした青春が詰まっています。 個人的には、 ・エンドロールが始まる ・ふたりの背景 ・夜明けの中心 が好きです! 「わたしたちは18年も生きてしまった。離れたくないって喚くほど子どもじゃない。だけど、まだ18年しか生きていない。離れても愛を誓えるほど大人でもない。」
1投稿日: 2021.03.03
powered by ブクログどの短編も卒業式の前後を描いたものであり、生徒それぞれの思いをもって卒業式に向かっていくのだと感じた。やはり自分は朝井リョウさんの、登場人物らの細かい心理描写に弱い。フィクションなのに引き込まれる。それほどのリアリティを持っている。
0投稿日: 2020.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わって、他の人の高校の卒業式の日を覗いてしまった気持ちになった。私は私の高校の卒業式しか知らなかったから、この本はフィクションだけど、こんなに1人ひとり違う想いを持って、卒業というものに臨んでいたんだなぁと実感した。7つの話とも全て女の子から見た卒業式、好きな人・彼氏、卒業式後のライブ(後夜祭)、卒業式の夜…など題名の通り「少女」たち。それぞれの行動と想いとが、頭にリアルに映し出される、本を読んでるのに映画を見てるようなそんな本。 文章のテクニックもさすが朝井さんっていう感じ。 送辞をそのまま1つの物語にしちゃったり、連続短編集だからこそ伏線をいたるところに散りばめておいたり、7つの話の時間軸がちゃんと 卒業式の朝→卒業式20-10分前→卒業式→卒業式後→卒業ライブ前→卒業ライブ中→卒業式の夜 と、卒業式の1日を7人の少女の視点から見ることができたりと、凝ってるなぁと思った。
0投稿日: 2020.12.21
powered by ブクログどの話もキュンキュンするような内容だ。 高校を退学になったダンサーと真面目な少女、美術部の話が特によかった。ダンサーが将来が怖くて泣くシーン、正道くんのやさしさ、この部分がすごく心打った。
0投稿日: 2020.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
青春が詰まっている話。 校舎の立入禁止区域に入り込んだり、卒業式の代表スピーチで突然告白したり、ヴィジュアル系バンドの衣装が紛失したり…などなど、自分の高校時代にはあり得ないことばっかりだったけど、こんな高校生活を実際に送る人もいるのかな。
0投稿日: 2020.08.29
powered by ブクログ読みやすさ3 入りやすさ4 熱中度3 細かく描写されていて学生時代の初恋を思い出しました。 章ごとに違う少女の恋模様が綴られていました。 シチュエーションは違ったものの、同じような展開で3章あたりでお腹いっぱいになってしまった。
0投稿日: 2020.08.16
powered by ブクログもう絶対に戻れない高校時代を思うと、切なくて懐かしくもある。 後悔はないけど、当時見えてたよりももっとたくさんの選択肢があったなあと思い起こされる。 それぞれの視点から卒業式の1日が時間を追って描かれるのがよい。
0投稿日: 2020.07.02
powered by ブクログ「授業をサボることができない。しないんじゃなくて、できない」 真面目系不真面目を言い表した言葉。出席しているのに授業はうわの空という状態が1番良くない。それであれば、授業に出ずに自らの投資に使った方が良い。 「誰よりもセンスがあると言われていた駿が、香川の努力にはじめて負けた」
0投稿日: 2020.05.13
powered by ブクログ卒業式の前日に読了。この時期に読むことで、私にとって思い出深い一冊になると思った。 高校生で記憶が鮮明なときに読むことで、主人公に共感できたり、登場人物に誰かを重ねたりしながら読めたので良かった。 少女達の心理描写がとても繊細だった。朝井さんは、何故こんなにも巧く描けるのだろう。きっと大人になってまた読んでも、高校生の頃に戻ったような気持ちになれると思った。 最初の『エンドロールが始まる』と最後の『夜明けの中心』がお気に入り。 「誰もいない真っ暗な校舎の最期を看取るように歩く」
0投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ高校生にかなり近い年齢の作者が書いた小節だから、今風のリアルな高校生が書けるのだろうか、と思う、ただし本当の今風高校生を知らないけど。 会話の行間に挿入される何気ない描写が読み手を当事者にしてくれる。ほろ苦いストーリーが多いけど卒業式に纏わるお話だから仕方ない。 センスを思わせる文章は時に説明を端折るので読みにくく、読むリズムが狂ってもどかしい。 断片ではあるが、連作仕立てで他の章てわ新たな一面が垣間見られる構成は好きですね。 表示の画像は清々しくて好きだが、タイトルは内容とはそぐわないと思う。物語の主人公達はしっかり踏ん切りをつけようとしているだろうに。作者も素直に同意したのだろうか。
0投稿日: 2020.03.08
powered by ブクログ作品とは直接関係ないけど、自分たちが当たり前に使っていた私たちの教室が、ある日を境に別の人達のものになってた時の物悲しさを思い出した。
0投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログ3.9朝井りょうは人の心の機微を描くのがうまい。そう思える短編集。高校時代って切ないね。告白、別れ、死別 状況の中の心の動き。
0投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ翌日に校舎が取り壊されてしまう学校の卒業式でのお話。 卒業式の日の朝からその日の夜中まで時系列になっていて少しずつ登場人物が繋がっているのが面白かった。 特に「在校生代表」が好きだった。まっすぐに1人の大きな背中を追いかけていく後輩の姿がとてもかっこよかった。 文化祭とかキャンプファイヤーとか席替えとか、高校時代に経験したものがたくさん出てきて、懐かしいなあと思うのと同時に、もう二度とあんなに楽しい青春時代が戻ってこない現実がとても虚しかった。別れは悲しいものだけど、別れと向き合って乗り越えた人は強くなれるんだなあと。 「高校の校舎に似合うものは、いつだってとってもかっこ悪いものなのだ」 1番好きな表現。
0投稿日: 2020.01.14
powered by ブクログ現代の高校生(しかもそれなりの進学校の)を書くの、ほんと上手。 部活とか受験勉強の描き方が秀逸。 7人の女子の卒業式。 最後のお話は悲しすぎて辛すぎる。
1投稿日: 2019.11.09
powered by ブクログ廃校が決まった高校、校舎が解体される日の前日の3月25日。この最後の卒業式を7人の女子高生の視点で描く青春連作小説です。最後の限られた時間の中で、それぞれの女子高生の心と想いが淡く繋がり、どのお話もじわじわと心を動かされます。「ふたりの背景」が一番好きでした。
0投稿日: 2019.10.05
powered by ブクログ《quotation》 私、成績はいいんです。順位表に載ってしまうくらいに。 … … … 式が終わったら、生徒会室に来て下さい。 照明の使い方をもう一度だけ、私に教えてください。
0投稿日: 2019.06.24
powered by ブクログ卒業式と共に廃校になる高校。 その卒業式を控えた卒業生や在校生たちの想いを綴った物語は、決してハッピーエンドばかりではないけれど新たな道を進み出す若者の心に清々しさを感じました。
0投稿日: 2019.05.31
powered by ブクログ取り壊しが決まった校舎。そこに通う高校の卒業式を舞台にした七人の少女による短篇集。良く言えばあっさりしていて読みやすく、悪く言えば目新しさやオリジナリティのない淡白な短篇集である。どうにも全体的にヌルく、今ひとつ締りのない話ばかりで、個人としての物語力も弱い。まあ一介の高校生にそこまでドラマティックなストーリーはないのだが、かといって地に足のついたようなリアルさもなく、悪い意味で普通の高校生たちの物語になっている。唯一面白かったのは「四拍子をもう一度」で、これは日常の謎とでもいうべきミステリになっているからだろう。ライブ前に消えた衣装。反目する洋楽バンドとビジュアルバンド。謎のメトロノームの音。少女たちの秘めた思いなど、取り合わせのどれもがきっちり綺麗に噛み合わさっている。ホワイダニットのインパクトは弱いものの、動機としては納得のいくものであり、謎解きとしては十分面白かった。それ以外は出来はどれもどんぐりの背比べで「夜明けの中心」が出来としては惜しい部類に入る。テーマが重いというのもあるが、とある作中の謎を普通に明かすだけではなく、練って寝かせればもっと上質の短篇になったに違いない。あと、どれもこれもが恋愛絡みばかりで、リア充的ではあるものの、逆に薄っぺらく、登場人物の印象の差が無いのもつまらない点の一つである。別に劇的な出来事を起こせというわけではないが、日常の味も薄く、一部を除けば総じて普通の、つまらない短篇集だった。
0投稿日: 2019.05.28
powered by ブクログルールを破り、大人の言うことを聞かないことが個性だと持て囃された時代があった。 誰にでもできることじゃないし、情熱的で、自由に見えたから。だけど。 逸脱していない彼女たちだって持っている願い。 最後だから一歩だけ、はみ出してみたり。 彼女たちのまなざしが見えるみたいだ。 何をどんなふうに見てるのか、熱を持った視線の描写がそのまなざしを想起させるんだ。
0投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログ取り壊しが決まった校舎を中心とした、高校生たちの群像短編集。 切ない結末をチラつかせながら少しずつ進行していく。早く続きを読みたくなる文章。いつか再読しよう
0投稿日: 2019.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それぞれの短編の中に出て来る登場人物が重なるという私が好きなパターンの小説。 特に「在校生代表」がお気に入り。設定も面白くてどんどん読みたくなる。 どの主人公の女の子も悲しさややるせなさ、寂しさなどを内に秘めていて、どれもがハッピーエンド!とは言い難いけど、少なからずバッドエンドでは無い。人生上手くいかないけど捨てたもんじゃないかな、というような。 「エンドロールが始まる」の二つの影や「屋上は青」の逃げ水の表現が心情をよく表していて好き。
0投稿日: 2019.01.21
powered by ブクログ最初の一文だけでほろ苦いような繊細な気持ちがぐーっと胸を締め付けてくる. やっぱり高校の三年間は特別だったなと懐かしい気持ちになる.
0投稿日: 2018.09.11
powered by ブクログ何度も読んだ作品。朝井リョウの呼んだ中で一番好き。「寺田の足の甲はキャベツ」(だっけ?)は涙ちょちょぎれた
0投稿日: 2018.09.04
powered by ブクログ単行本が出たころに、大型書店でサイン本を見つけて買った。ずっと本棚に保管してあって読んでいなかったのだが、今年(2018年)のナツイチに入っているのを見て思い出し、読んでみた。ので、持っているのはハードカバーだけど、ブクログ登録は文庫にしてあります。 うーむ、ちょっとやられた。 7つの短編の主人公は全員女子。著者は男性なのに、いろいろとてもよくわかっていらっしゃる。数十年前の私の高校時代の空気を、ありありと思い出した。7つの話がたまに触れ合うのも楽しい。 高校時代ってなんでこんなにあやうくて切ないんだろう。ちょっとでも触れたら、簡単に粉々に壊れてしまいそう。 あぁ〜、青春の余韻がまだ消えない。
1投稿日: 2018.08.01
powered by ブクログ久しぶりに短編小説読んだ。やっぱり朝井リョウ好きだなー。すごくよかった。卒業する女子高生が一歩踏み出して行く、その先。登場人物の絡み合ってくる感じも自然で素敵。これはみんなにおすすめできるな!青春だなあ。
0投稿日: 2018.07.26
powered by ブクログ少女たちの繊細で、一言で表せない気持ちの揺らぎを、こんなに的確に、かつ美しく表現できるのか!と、朝井さんの文章力に引き込まれた。 もうすぐ取り壊される校舎のあちこちで、最後の別れの時間を過ごす登場人物たち。 女の子も男の子も、色々悩んで迷って、でも最後には決意や勇気や癒しを抱いて、一歩進もうとしている。 そんな生きるパワーに、私も勇気をもらえる。
0投稿日: 2018.07.10
powered by ブクログ短編集で、それ程長くもなく読みやすい。 高校生の瑞々しさとリアルさが沁みてくる。 多くの人の心に何かしらの共感を残すであろう1冊。
0投稿日: 2018.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校の卒業式の翌日に廃校になり校舎が取り壊される。 物語は卒業式当日。 朝 登校前から始まり 東棟の幽霊伝説の夜まで7つの甘く儚い青春物語。 好きだけど 好きと言えない。 もう少し近くにいたいけど 近づけない。 笑いたいのに 泣いちゃう。 近くて遠くて。 そんな頃に戻ってやり直せたら私の人生は変わってた?
1投稿日: 2018.05.22
powered by ブクログひとつの学校に関わる少年少女たちの物語。僕的には【在校生代表】が一番好き。朝井リョウそんの作品では一番好きだな〜。
0投稿日: 2018.01.18
powered by ブクログ卒業を迎える高校3年生。しかも、卒業だけではなく、学校の統廃合によって翌日から校舎が解体される、というその日の彼らを描く連作短編集。 ひとつの学校とは思えないほどに、いろんな個性の生徒がいて、それぞれにその年代なりにまっすぐでそれゆえに少し意地悪だったり傷ついたり、それでもみずみずしさがこぼれ出るようなお話。 ひそかに先生に思いを寄せる少女の「エンドロールが始まる」がいちばん好き。浅井リョウさんの描く作品は、ざわざわもわもわした高校の教室にいるみたいな気持ちになる。
0投稿日: 2017.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分が何もなさすぎて… 学校自体もなー 卒業ライブなんてない 情弱なだけ? 紡木たくの「机をステージに」を読みたくなる
0投稿日: 2017.09.02
powered by ブクログなんでこんなの書けるんやろうっていつも思う。忘れてた高校のときのこと、あのときの感覚がある。全然違う体験してるのに。夏休み、クーラーかけずに扇風機で、電気つけずに晴れた太陽の光で、今読んで良かったなと思う
0投稿日: 2017.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
卒業を控えた高校生の少女が主人公(1名は2年生)の群像劇。 朝井リョウはデビュー作の「桐島部活やめるってよ」でも 群像劇を描いており流石の描写力だと思いました。 が、「桐島」に比べてあまり響くものがなかったのは 自分があまりに高校生とは年が離れ過ぎたからなのか 少女だけが主人公ということで感情移入がしにくかったからなのかと 最初は思っていましたが多分違います。 おそらく男子校出身者である私は青春真っ盛りの少女達及び そのまわりの男性陣に嫉妬をしていたのだと思います。 (いい年こいて情けないですが) さすが少女を描くだけあってほとんどが恋愛に関する話が中心にあり 高校時代にそういったものと全くの無縁だった私は共感するどころか 年甲斐もなく嫉妬していたんですね。 それはあまりにリアルに高校生達の姿が描かれているからかもしれません。 しかし最後の「夜明けの中心」に関しては哀しい結末に いたたまれなくなり読後感はあんまりよくありませんでした。
0投稿日: 2017.07.10
powered by ブクログスゥーとカーテンに揺れてる春風チックな登場人物たちだった. 揺れたり、揺られたり、止まったり、飛び降りたり 忙しく動く時間の中で、最後の制服姿を楽しんでいるように思えた.
1投稿日: 2017.06.08
powered by ブクログ翌日に取り壊しが決まっている高校での卒業式を描いた短編集。それぞれの高校生の思いが丁寧に描かれていて各話ごとに感情移入でき面白かった。
0投稿日: 2017.05.13
powered by ブクログ女の子のキラキラした部分だけを掬い取ったような作品で、 少女漫画を読み漁った後に小説を書くと、こんな感じになるのかなと思いました。 「四拍子をもう一度」がお気に入りで、コミカルなやりとりが面白かったです。 「在校生代表」は、他人のプライバシーをどこまで侵害するつもりかと 読んでいてハラハラしました。 よく読むと自己中心的に行動する人物が多いのですが、 それがまた少女のリアリティを出しているのかもしれません。
0投稿日: 2017.03.13
powered by ブクログうんうん、なかなかやっぱ朝井リョウ的な学校もの、で良い。時系列的には何者よりも前だよな、調べればわかるんだけど、なんとなくこの後何者に移行?っていうのが自然な気がするね。 ありそうでなかった「卒業しない」というタイトルは秀逸。
0投稿日: 2017.01.03
powered by ブクログ文章がキレイ。 卒業の日に、きちんと終わらせなければいけないこと。 終わらせるには、キッカケが必要な時もある。 自分の意思だけじゃ難しくて。 「卒業の日」に背中を押されたみんなの物語。
0投稿日: 2016.12.18
powered by ブクログやっぱ、いい!! 朝井リョウの中でこの作品が一番好きかも 卒業を前にした何人もの女の子の話 みんなそれぞれ切ない何かを抱えて卒業していく もう朝井リョウにはこの作品みたいなのは描けないのかな 高校生のギリギリの心模様 絶望と同じくらき希望に溢れてる人生で一瞬の時期 また描いて欲しいな
0投稿日: 2016.12.12
powered by ブクログ伸ばした小指のつめはきっと、春のさきっぽにもうすぐ届く。 最初の一文がほんとに好きで、この本はちょっと手ばなせそうにない。ものがなしくて、がんばれがんばれ、まけるなよって応援したくなる。
0投稿日: 2016.11.20
powered by ブクログ瑞々しい。朝井リョウさんじゃなきゃ書けない。 自分も高校最後の卒業生だったから 重なって感情移入してしまった。 朝井さんは、本当にカメラのシャッターをきるみたいに一瞬の感情を逃さない作家さんだなあって本当に素敵だなぁって思う。1番心に残っているのは、憧れの先生との最後の瞬間を描いた話。 やっぱりどこか大人な先生に憧れてしまう時期ってあるよねえ、って思うし、その恋というよりも慕情に近い様な感情がとても繊細に描かれていて、わかるなあって思った。 卒業、のざわざわ感というか特有の切なさがずっとあってとても好き。素敵。 高校生のうち読んでほしい。 さよならは切ないけど始まるために必要なんだ。と、卒業シーズンに背中を押してもらった。
0投稿日: 2016.11.12
powered by ブクログとても良かった。少年少女たちの卒業という契機に伴う別れがきれいに描かれていた。高校から大学にかけては地方から都会に出て行く人が多いから、夢を追うと大切な人と離れ離れになる。でもそれを受け入れて前を向いて行く少女たちの姿が美しいと思った。
0投稿日: 2016.10.11
powered by ブクログ卒業式と、取り壊される校舎。 各章、同じ舞台なので共通点多数。 卒業式前日、直前、式、式が終わった後、取り壊される前日。それぞれが非日常の中で感じる、今までの日常と未来への不安。 比喩表現が多く、想像しながら読めた。
1投稿日: 2016.09.27
powered by ブクログこの本の前に読んでた本が難しかったからか、とても読みやすいなと感じました。 「同じ時間を違う目線で書いて進めていく」方式をやはり好むようですね。 心理的、物理的にも少女はそれぞれ一歩進んでいるのに、なぜこのタイトルなのかが今の私には分からなかったです。
0投稿日: 2016.09.06
powered by ブクログ今日、わたしは「さよなら」をする。図書館の優しい先生と、退学してしまった幼馴染と、生徒会の先輩と、部内公認の彼氏と、自分だけが知っていた歌声と、たった一人の友達と、そして、胸に詰まったままの、この想いと──。 別の高校との合併で、翌日には校舎が取り壊される地方の高校、最後の卒業式の一日を、七人の少女の視点から描く。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。
0投稿日: 2016.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
廃校が決まった高校生たちのお話し。 在校生として、恋人同士、恋人をなくした人、憧れの先輩、やりきった感のあるクラブとして、どのような選択をしていくのか?短編集ではあるが、ちょっとずつつながっている。 いつ読んでも氏の作品は瑞々しさを感じずにいられない。そんなに多感でもなかったかんじの高校生活だったからかも。 今思えば?でも、そのときはそのときなりに一生懸命だったんだよね。
0投稿日: 2016.07.10
powered by ブクログ高校の統合で明日には校舎が取り壊される卒業式前後の高校生達を描く連作短編集 あれっ?!オチは? 朝井リョウなのに「そうだったのかー!」という仕掛けがないので期待はずれ ま、小説のクオリティとしては低くはないんだけどね 個人的に面白かったのは亜弓さん(笑) 実際はあんな事ないわ~(褒め言葉) そこそこの進学校なんだけど、醸し出る底辺校の雰囲気 ま、でもどんな集団でも一定数は騒がしい輩は存在するからねぇ
0投稿日: 2016.06.22
powered by ブクログ卒業の1日を7人の少女たちの目線で描く短編集。清々しく、切なく、懐かしく。 それぞれのさよなら。 かけがえのない時間の終わり、つぎの始まり
0投稿日: 2016.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
7つの短編。 卒業シーズンに読むと感動が増しますね。 胸がキュンとする。 青春ていいね。その最中で考えていたこと、感じていたこと、思い出しました。 7つの中で特にお気に入りは「エンドロールが始まる」と「夜明けの中心」
0投稿日: 2016.04.04
powered by ブクログ図書館で借りたもの。 高校の卒業式にまつわる連作短編集。 胸がぎゅっとしめつけられる話が多かった。別れ、別々の道。 もう戻れない高校生活の描写は懐かしくてたまらない。
0投稿日: 2016.04.01
powered by ブクログhttp://www.shueisha.co.jp/sotsugyo/ , http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-771442-5&mode=1
0投稿日: 2016.03.13
powered by ブクログ卒業式っていいなと思います。学校最後の日ということで、告白のような何らかの行動を起こしていい舞台や条件が整っていて、たとえ普段ドラマでしか見ない突拍子もないことをしても許される気がします。1日1エピソードと決めていたのに2日で7つ全てを読んでしまいました。共感、切なさ、驚きなど各話で違うものを感じますが、共通しているのは懐かしさです。「夏は汗でノートと腕がくっつく」、「部活見学をする新入生の女子がタオルを口にあてるように持っている」など、高校生活を思い出すちょっとしたことを上手く文章にしてくれています。/Podcastでこの本の紹介をしています。他の雑談もしていますが、興味がある方は聞いて頂けると嬉しいです。⇒http://shinmaga.com/2016/02/29/post-247/
0投稿日: 2016.03.01
powered by ブクログ青春だな~。自分が高校生だったのは遥か昔のことだけど、7人の少女たちそれぞれの視点で語られる高校最後の日は、心を揺さぶられるものがある。もし自分がいま小説を書いたとしても、こういう作品は書けないないだろうな。朝井リョウの才能に嫉妬せずにはいられない(笑)
3投稿日: 2016.02.17
powered by ブクログ生徒会、バンドマン、真面目ちゃん、 先生に恋する美術部員などなど、 それぞれの視点から見た「卒業」を描いた連作短編集 個人的には、こういうのいくつも読んでると、 学校もので連作っていうのに少し飽きが出てきた
0投稿日: 2016.02.11
powered by ブクログ比喩のセンス、時代の若さを切り取る言葉のチョイス、つくづく若さが羨ましくなる。 そう、物語も朝井リョウの作風も、どちらも。 ただ…最後の短編はやりすぎだなあ。
0投稿日: 2016.01.28
powered by ブクログ高校時代は有限で貴重な時間だという当たり前のことを、その最中にいるとなぜ見過ごしてしまうのでしょう。この本は、その高校時代にしか感じ得なかったいろんな感情を思い出させてくれました。高校時代の日常の中にある普通は見過ごしてしまうような些細な物・事・季節の描写、比喩表現などがそうさせるのでしょう。著作は男性であるにも関わらず、女子高生の繊細で強かな気持ちを表現するのがとてもうまいです。個人的には、「エンドロールは始まる」「在校生代表」「夜明けの中心」が好きでした。毎日通った私の居場所である図書室、笑いを誘った答辞をした彼、そしてもう2度と戻らない高校生活を否応なく思い出しました。
1投稿日: 2016.01.13
powered by ブクログそれぞれの視点が離れて、交わって、展開していく様が素晴らしかった。 どのエピソードも共感する部分があり、物語に入り込んで読んでしまった。
0投稿日: 2016.01.05
powered by ブクログ高校卒業をきっかけに様々な「さよなら」が描かれる群像劇。 高校卒業って人生の中で最大の「けじめ」のタイミングなのかもしれないと思いました。そしてまっすぐな高校生たちはなあなあにせずちゃんと、自分の気持ち、相手との関係に「けじめ」をつける。 純粋で、切なくて甘い作品。
0投稿日: 2015.12.30
powered by ブクログ朝井リョウさんの作品を初めて読みました。心理描写がとても上手で男性ということを忘れて途中からは女性かと思いながら読んでいました。 お気に入りは『在校生代表』こんな送辞を聴きたい。
0投稿日: 2015.12.17
powered by ブクログ切ないなっと思う短編集です。最後の高校生活で学校が消えていく前日、校内の様々な場所で連なるストーリーは、朝井氏の作品とは世代が違う我々でも皆同じ気持ちになるのかなと思います。
0投稿日: 2015.12.14
powered by ブクログ▼収録作品 「エンドロールが始まる」 「屋上は青」 「在校生代表」 「寺田の足の甲はキャベツ」 「四拍子をもう一度」 「ふたりの背景」 「夜明けの中心」
0投稿日: 2015.12.10
powered by ブクログほんとに朝井リョウはすごい。 心を鷲掴みにされます。涙がこぼれます。 買ったその日に読み終えました。 余韻に浸れる一冊。 寺田くんが好きだった。
1投稿日: 2015.11.23
powered by ブクログとにかく懐かしい。淡い。青い。人の数だけ青春があって、悩み、笑い、恋をしている。色々な人間模様。障害や死をも独特な清々しさを含みながら描いている青春ストーリー。 全てに共感し、一度しかない学生時代をもっと大切にしまっておこうも思った。
1投稿日: 2015.11.19
powered by ブクログ取り壊しの決まっている地方の高校。最後の卒業式の一日を切り取った7つの別れ。 高校を卒業してかなり経っているので話についていけるかな…と読み始めた1話目で心を持っていかれました。私の卒業した同じ、地方の共学校へ。 先輩への憧れ、同級生との恋と別れ、同性の友達とのやり取り…すべてが一瞬で押し寄せてきて、懐かしくて、切なくて、哀しくて。 たった一日の卒業式の出来事を、こんなにも新鮮な言葉で描いていく朝井リョウがやっぱり好きだ❗
1投稿日: 2015.11.14
powered by ブクログ朝井リョウさんの小説、 読みやすくてやっぱり好き。 自分もタイムスリップさせたかの様な、 描写が好き。 青春の甘酸っぱさで胸を軽くつねった様な 短編が揃う本作。 お気に入りは「在校生代表」
0投稿日: 2015.11.05
powered by ブクログ懐かしく、切なく、悲しく、面白くて、何だか胸がざわざわした。描写がとにかく細やかで、色んな眠っていた記憶がよみがえってきた。
0投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログ読みやすかったけれど、印象に残らなかった 一つ目の物語は好きだったかな きっと穏やかで温かい「先生」の声が頭の中で聴こえてきた。「私」との間の空気感が良かった。 最後は…ううん。 全体的に良くも悪くもなくたぶん読み返さないかなぁという感想
0投稿日: 2015.10.09
powered by ブクログあぁ、読み終わってしまった。と思った小説は本当に久し振りな気がする。文章はとても読みやすくて、普通に読む分にはたぶん1日2日あれば読めちゃうんだけど、それでも10日もかけて読んでしまったのは、これがとても大切で綺麗な物語に思えたから。 卒業式という人生で一度の日に、少女たちは「さよなら」をいう、それだけの物語。話自体は普通なんだ。いや普通といったらあれだけど、だれもが胸に秘めててもおかしくないような、でもその人にとっては大切な、大切な、そんな種類の物語。 「あのあふれる直前の真水みたいな目」「ぴゅっと前に投げた声が一瞬であたしの顔に激突してぐしゃぐしゃになる」。こんな表現唸るしかないよ!短編集なんだけど、時系列は小綺麗に整ってるそつのなさとか、読み進めるにつれて交錯する登場人物とか深く彫られていくような学校という空間とか、そういうのも全部好きだ。 解説では「限りあること」とキーワードを示していて、なるほどなぁ。と。でもタイトルは「少女は卒業しない」。皮肉のような、最後の抵抗のような。切なさと決意が込められてるようなタイトルまで好きだ。
0投稿日: 2015.10.05
powered by ブクログ文章がとにかく瑞々しくて染み渡ってくる 桐島もだけどじっくり大切に読みたいのに自然とあっという間に読み進めてしまう 登場人物はどの子も人も現実的ではないかもしれない、だけど卒業のカウントダウンと共に進んでいく7つの物語はどれも限られた時間の中でどうにか答えを見つけ出す様にどこかリアルさを感じられた。いつも思うけど朝井リョウの女子心ってどこでこんなに生み出されたんだろ。
0投稿日: 2015.10.04
