
総合評価
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powered by ブクログエンダーの物語終章と「エンダーのゲーム」新訳版解説で知り、読みました。しかしながら先に刊行された「ゼノサイド」との連作であることを本書「エンダーの子どもたち」の解説で知りました。「ゼノサイド」未読のためか、最初の数章では人物設定が分からず、非現実な摩訶不思議物語なのかと読み進めてしまいました。 摩訶不思議かどうかはさておいて、「エンダーのゲーム」と異なった読後感になるのは、その続編「死者の代弁者」で予測されたことのように思います。物語としての面白さよりも作者の思い描くテーマを映すキャンバスとして話は紡がれ、登場人物は饒舌で理屈っぽくあるように感じました。 しかし、「エンダー」がその後どうなったか気になる読み手には一読おすすめできる本です。
0投稿日: 2018.07.30素晴らしいストーリーテラー
一時期のSFに登場した”ニホン”がこの作品にも登場します。オボロヒカリのモデルは大江健三郎と三島由紀夫を二で割ったようなキャラクターでしょうか? 太平洋戦争について考える時、日本の宇宙進出にはフィクション上にさえ置いても暗い現実を考えざるをえないわけですが、海外作品に宇宙進出した日本が登場すると何とも言えないほっとした気分になります。 さて、民族愛とかそういうのはお仕舞にして、エンダーのゲームから始まり、死者の代弁者に至って始まったエンダーの贖罪と再生の物語は、佳境を迎えています。ピーター、ヴァレンタイン、ジェイン、ミロ、バガー、ピギー…。確かに私たちは多すぎると作者が叫ぶほど、登場人物の数は多いです。ですが、それらを乗り越えた先に、エンダーシリーズを追いかけ読み進めてきたカタルシスが待っています。思想的なものは作者がモルモン教の牧師であることと関りがあるのでしょうが、最後のシーワンムが感じるエンダーの再生、ひいては、あの時代に子供だったSF読者の再生という非常に大きなテーマを持ち込んでいるなあと感じました。 さあ、最後です。ウィルス文明との邂逅がどうなるか、期待です。
0投稿日: 2018.06.29
powered by ブクログエンダーマニアには涙ものの作品 表紙 7点加藤 直之 田中 一江訳 展開 7点1996年著作 文章 8点 内容 760点 合計 782点
0投稿日: 2017.05.02順番に注意!
ストアの解説ではわかりづらいのですが、執筆順は 「エンダーのゲーム 」 「死者の代弁者 」 「ゼノサイド」 「エンダーの子どもたち」 です。 特に、「代弁者」〜「子どもたち」は、惑星ルジタニアでのひとつながりの物語なので、「エンダーのゲーム」の次にこの作品を読むとちんぷんかんぷんでしょう。 また「シャドウ」シリーズとして 「エンダーズ・シャドウ」 「シャドウ・オブ・ヘゲモン」 「シャドウ・パペッツ」 が別の年代のひとつながりになっています。 個人的には、 ネビュラ賞、ヒューゴー賞、ローカス賞を受賞した代弁者シリーズの1作目「死者の代弁者」がNo1です。 代弁者シリーズ是非読んでください!
3投稿日: 2015.06.17
powered by ブクログ題名は違うしシリーズとは書いてありませんが、「エンダーのゲーム」「死者の代弁者(上・下)」「ゼノサイド(上・下)」「エンダーの子どもたち(上・下)」とつながる一連の作品です。少なくとも「ゼノサイド」から読まないと話がつながりません。連作であることがわかる題名にしてくれればいいのにね。間がかなりあいてるけど、あとから出る方にわかる題名つけてくれればいいのに、と思いました。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログやっと出ました、「ゼノサイド」の続編。待つこと六年半。あまりに間が開いてしまったので、「エンダーのゲーム」から読み直す破目になった、
0投稿日: 2006.02.28
