
総合評価
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powered by ブクログさくっと読めた やっすい感想をいうと「課長かっこいい」 たいていのことは、 一発逆転のテクニックなんかあるわけなくて 信頼を積み重ねるための実直さが大事なんだよなあ 点と点が繋がって手応えを得られる感じ 気持ちいいよね それにしても10年前のこの作品 三茶徒歩5分、ペンシルハウスとはいえ 6480万で買えていたひとのいまは……(羨望) 私はこれまで4社の仲介業社とやりとりしたけど 2社からはあまり購入に前向きじゃないと 感じられている雰囲気を受けた そういう客がたくさんいるんだろうなと 1社はここからは買いたくないなという不躾さだった だれが客になるかなんてわからないんだから 少なくとも舐め腐った態度をされると こちらも踵を返すってもんよ〜
0投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログオーディブルで。 有名大学卒だが、就職に失敗。全く売れない不動産営業が、退職を迫られたところで一念発起し、難ありの物件を売ることに成功する。それが自信となり、課長からのアドバイスをもらい、スーパー営業マン道を歩みかけるが、恋人、友人その他、失うという救いのない話。 お金を稼げる人って、こういう営業ができる人なんだろうな、と思った。 仕事の現実って、これだ。 かっこよくて、給料がいい仕事なんて、ないんだろう。
0投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログいつか何かを成し遂げると心のどこかで信じて、社会のレールから外れてはならないという義務感のもと、惰性で過ごす日々が生々しかった。自分の限界を無視して、むしろどこまでいけば壊れるのか試してしまうと、脳内の思考回路が取り返しのつかない変化をしてしまう気がする。松尾の行き着く先はどうなるのか、暗澹とした終わり方だった。豊川課長の完璧な空虚さは不思議と魅力的だった。 文字の大きさにずっと違和感を感じた。
15投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログこの作家、誰?と思った方も「地面師たち」の原作者と言えば通じますよね? せっかくだから違う小説もと思い、読みました。 初段は「あれっ?」と思ったけど、読み終わって「なるほどなぁ!」と思えた一冊。
1投稿日: 2025.05.19
powered by ブクログ面白い!けど、理不尽なパワハラ当たり前の絵に描いたようなブラック企業で、周囲にも向いてないと言われる中、主人公はなぜそんなに不動産屋の営業にしがみつくのかが、理解できなかった。固執せず、さっさと転職した方が楽しい人生を送れたのでは…と思ってしまう。 豊川課長の存在が良くて、もっと深掘りしてほしかった。
9投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ地面師たちを読む前に彼のデビュー作を読んでみようと思い手に取った。 結論から言えば、直向きに数字を追求するタイプの営業の仕事をしたことがない私にとって、背景情報がピンと来ずのめり込めなかった。
0投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログ新庄耕さんの作品は初めて読みました。 「狭小邸宅」がデビュー作で、2012年の「すばる文学賞」を受賞されています。すばる文学賞は「純文学」の公募新人文学賞でありエンターテイメントではなく芸術性が重視されます。そのためか?過去の受賞作の一覧を見ても知らないものばかりでした。 「狭小邸宅」はブラックな不動産屋での日常が舞台となります。休日なし、毎日帰宅は日付けが変わってからという毎日。主人公もそんな会社を辞めたいと思いながら働くも結果の出ない毎日。 そんな主人公を新興宗教の洗脳と同じやり方で、会社に貢献する戦士に育てあげていきます。ブラックな会社は社員を使い捨て要員としか見ていないことはわかっているのに、そこから抜け出せないサラリーマンの悲哀が描かれています。 本著が純文学作品であるということは意識せずに、すらすらと読めてしまいました。予想を裏切る結末だとか、どんでん返しとかも全くなく、たんたんと物語は進みますがどんどんページをめくってしまい、気が付いたら読み終えていました。 今まで、純文学=芥川賞作品=理解できない=読む気がしない、という苦手意識がありましたが、今後はそんな枠に囚われることなく、読みたいと感じた本を読むようにしたいと思いました。
10投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログ狭小住宅の営業が主人公。今時ここまでのブラックも無さそうだけど、読んでてしんどかった。家を売るために道を覚えるとか、はったりをかますとか、その辺はある意味勉強になった。
0投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ明応大(≒慶應)卒で不動産の世界に入った主人公の悲哀に心が震える。 営業こそ全ての世界に、異色の豊川課長の洞察力や凄みが際立つ。 心が壊れていく主人公がどうなるのか…終わり方がぶつ切りで不満であるものの面白い。
1投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ薄めの本で年内冊数稼ぎ?目的で読んでこうかな、と。 んー、なんだろね、この打ち切りにあったみたいな切れ味の終わり方。派手なドラマが起きたというよりもやっと歩み出して色々もやっとしてそれでも人生は続く、みたいな。 伏線っぽいフラグもそのままだし話の短さからしても著者途中で飽きちゃった?って感じも。 読みやすいんだけどね、すごく。でもあまり心に残らなかったタイトル。
0投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログ不動産屋の営業マン ノルマに日々追われ、上司からいびられる毎日。 最初はただガムシャラに仕事にしがみついていたが、気づいた時には仕事に呑まれていた。 渦中の人間は、自分がそうなっていることに気づけないんだろうなあ....。
0投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 いい大学でたのに就活失敗してやりたいことも無くなんとか入った小さな不動産会社に勤める主人公の松尾。でも全然売れない。 向いてないのかと思いきや後々登場する異動先の課長に指摘された通り、できる努力してない。辞めろと言われてもしがみついてる割に何か行動を変えようとはしてない様子は傍から見たらめっちゃイライラすると思う。 この物語は一体何を伝えたかったんやろう? 皆自分にうっすら自信があって何者かになれるはず、何事か成し遂げられるはずという期待をしてるけどそんなもんないんやでってこと? 別にメッセージとかは無いんかな。 最初はブラック企業に勤める主人公がどん底まで落ちて挫折して這い上がって成功でもするのかと思ったけどそうでもなく。 ある程度の成功はあるけど本にするほどの…て感じではない。最後自殺した?しんだ?しんでもいいという気持ちでアクセル踏んだよな。もしかしたら運良く生き延びてるかもしれんけどそれは分からぬまま…。 ただただ不快な人がいっぱい出てきて変にストレスかけられた。笑 スイスイ読めて1時間半くらいで読了。
1投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログ主人公の気持ちがよくわかります。 OB会に集まる同世代の1人に『人を騙すような仕事なんて自分なら死んでもやらない』と正論打たれるけどその1人も空虚な成長途中の人間で。
0投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログ有名大学を出て中小不動産屋に就職。 出来ない営業マンが一流に成長する一方で何かを喪失する。 なんとも言えない不動産屋の話。
0投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
松尾 フォージーハウスの営業。 中田 木村 新入社員。 松本 伊藤 部長。 大山 課長。 斎藤 課長。 武田 圭佑 松尾と大学時代のゼミナールが一緒だった。丸の内にある大企業に就職した。 めぐみ 外資系の化粧金会社に就職。 山口真智子 山根 駒沢支店の部長。 サトちゃん 河野 パニックと呼ばれている。 田村 マルメラ。 村上 ジェイ。 豊川 二課をまとまる課長。 重村 中野店のエース。 トシユキ 松尾の二つ年下。大学時代にあるバイト先の新聞社で知り合った。
0投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログ「地面師」を読んではまったのでこちらも読んでみた。 えげつないブラック企業の不動産屋で営業をしている主人公のつらい毎日がリアルすぎて、読んでいて胃が痛くなりそうだった笑 自分だったら絶対無理。
16投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログブラック企業に身を置く主人公が感じる重苦しい雰囲気が、文章からも伝わってくる表現。情景が鮮明にイメージされる。息苦しさを感じでいる自分に気づく。 仕事に染まっていくことで、少しずつ変わっていく自分と周囲に気づきながらも、それに抗えない主人公が何とも言えない。 ラストが唐突で、読者次第で主人公がどうなったかが変わるだろう点は個人的には好き。 全体としては、ジェットコースターのように怒涛の展開のため、あっという間に読めてしまった。
0投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログタワマン文学の走りのような、私自身が体験したことのない「不動産営業」を追体験できる小説だった。主人公である松尾や、課長が指導する営業テクニックを読みながら、「私もあの時、この営業テクニック使われてたな、、、」と妙に感心してしまった。 松尾の性格に共感はできなかったが、ギラギラとしたサラリーマン魂を思い出したい時に、また読み直したい作品だった。
0投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログ昭和生まれのサラリーマンが読むと、胸がキューっとなること間違いなし。 入社したころの時代を思い出して身が引き締まります。 パワハラ会社の解像度が高い。 慢心してるかなっ?ってときに読むと気持ちを改めることができる。
0投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログ不動産業界ではないが、4月から新卒で働く身であるため、働くことの恐ろしさが鮮明に伝わってきた。主人公ははじめは全く売ることができなかったが、運が味方したことや課長にテクニックを教えてもらったことで売れる人に変わっていった。売れる人に変わったことで、自分が大物になった気になって傲りが見えてきたが、本当は中身は何も変わっていないのではないか。これは、サラリーマン全員に言えることだと思うが、謙虚でいることが1番大切なのではないか。そんなことを考えさせられた。売れなくなった時に謙虚さを持っていなければ、周りから人がいなくなってしまいそうな気がした。 もし自分が少し仕事で成功することがあっても謙虚さは忘れずにいたい。この本はそう思わせてくれた作品。でも、謙虚で居続けることは難しいことなんだろう。
5投稿日: 2024.03.14
powered by ブクログリーマン後の新卒営業ってこんな雰囲気をひしひし感じながらやってたなという一冊。某不動産屋をモチーフにしているらしいが、どこまで本当かは分からない。 割と面白かった。結局松尾がどうしたら幸せなのかは私もまだ分かりません。でも売れるようになったところでまた考えてみれば良いとも思う。そこからまた踏み出せるし。
0投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気に読めるっちゃあ読めるが、染まっていく(堕ちていく?)姿を描くにはちょっと過程が短かったかなぁ。彼女の存在も出会いも別れも中途半端な気がする。不動産屋のやり方を知るうえでは多少参考になるかも。
0投稿日: 2023.11.03
powered by ブクログブラックな不動産業界で働く営業マンの話。ストーリーはわりと普通だけど、上司の言葉とか主人公の内面に同情してしまう。就活中の自分には結構刺さった
0投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログ不動産業界の闇、成果主義、狭小住宅販売の罠、営業マンのテクなど学びの多い小説だった。面白くて一気読み。ビジネス小説と侮るなかれ。かなり面白いのでおすすめです。
0投稿日: 2023.09.25
powered by ブクログ不動産営業の仕事について、人生について、考えさせられた。 単なるサクセスストーリーではなく、主人公ひいては読者の仕事観・人生観を揺さぶるような終盤の流れが良かった。
0投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログこの主人公が会社はオープンハウスをモデルにしているとか。サンドイッチマンのくだりとか似ている。 ただ売れない営業マンに対し「辞めろ!」と怒声を浴びせるが強硬的にクビにしないあたり実際よりソフトなのかもしれない。 あと主人公が一流大学を出ているということで、 どこか自分が務めている会社を下に見ている感じがした。 同僚とか上司にはそれが透けて見えるのだろうな。
0投稿日: 2023.07.06
powered by ブクログ不動産購入の内部がどんなもんなのか興味があったので購入。これと"正直不動産"を読んで家を買う時の事前知識としておきたいです。
0投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログとても読みやすい。しつこい不動産営業が大嫌いだが、その内情を垣間見れた気がして読んで良かった。 営業トークや"まわし"の技術は参考になった。 あと、20坪未満の敷地でペンシルハウスが成り立ってるわけがわかった。
2投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
●素晴らしすぎる、サラリーマン小説 ●怖いもの見たさで読んでみたら、最初はブラックな不動産営業で、間に恋あり、途中からどんどん上手くいきだして、突然の終わり ●余韻があるのかないのか、よくわからないけれど、テンポもいいし、疾走感の凄い小説でした
0投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすく、面白い ブラック企業の話で、最後半沢みたいに上司に倍返しするのかと思ったけど、闇落ちして終わったわ
0投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログブラック企業感満載の不動産会社で働く青年のリアル。ボロボロの成績であった名門大学卒業の主人公が、あることがきっかけで成績を上げていくが、成績が上がっても拭えない劣等感や周囲との差異など、事細かにリアルに描かれている。一気に読み終えたが、残念ながら終わり方がイマイチな印象。
0投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ不動産会社に就職している若者の青春小説。 ストーリー前段に描かれている不動産会社での上司とのやりとりは、現実を想像させて心が苦しくなる程。家を売るのは非常に厳しいことがよくわかる。
0投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ就職活動を怠ったばかりに···· 似たような経験者のために主人公に共感し、わずか数時間で読破。 面白かったー!
1投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不動産営業に従事する若手サラリーマンを描いた1冊。名言が多く、それはそれで面白いが、個人的なテイクアウェイは「人間は、ありとあらゆるコンテクストに対応できる経験や人間性が十分に満たされるということはなく、不完全な他者と相互に影響を及ぼし合う中で形成されていく」ということ。 主人公は過酷な労働環境の中で打ちひしがれ、時に光明を見出し、一時の「あるべき自分の姿」を獲得したようにも見える。一方ラストは、客から叱責され、「どす黒い不安」が顔を覗かせたシーンで幕を閉じる。何かを得たと思った瞬間に、またその何かを否定されるのである。恐らく、主人公にとっての2度目の自己喪失(1度目は不動産営業に従事し始めた際)。 個人的には、自己喪失はあって然るべきと考えるが、それだけでは筋肉質な思考のみが蔓延ることになってしまう。ここで、自己喪失を受け流す1つの方法として、「所詮、人間は完全に満たされることはなく、自己喪失もまた、不完全な他者によってもたらされているだけ」と考えることはできないかと思う。上記のテイクアウェイからは、このような解釈を行った
0投稿日: 2022.10.25
powered by ブクログ厳しいノルマと上司からの暴力暴言、少し売上が上がれば高いものを身に着け気づかない内に傲慢になっていく主人公。 特に大きな成長もなく、何故辞めないのか主人公の気持ちもよく分からず読後は虚無感ばかりが残る。 昔のゴリゴリの不動産屋のイメージで書かれているな。著者は業界に恨みでも? 不動産畑に入って8年、こんな業界を知らない私は幸せなのかも知れない。 決してこのような不動産屋ばかりでは無いし、もし入社した不動産屋が本書のようなパワハラブラック企業であれば、時代錯誤の極みなのですぐに転職する事をお勧めする。
0投稿日: 2022.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
住宅営業のノルマやプレッシャーによる過酷さと、苦労の果てにやっとの思いで契約が成立した際の高揚感が臨場感のある描写で描かれていると感じた。 主人公が住宅営業を通して成長していく展開かと思いきや、途中、仕事への情熱により邁進するも徐々に精神が蝕まれていく様子に恐怖を覚えた。ラストは唐突だが、契約の成約と破綻のイメージに生活が支配されていく様子がとてもリアル。
1投稿日: 2022.10.18
powered by ブクログ物件を見るのが好きで読んでみました。 営業はどこもノルマがきついものだけど、上司に怒鳴られたり蹴られたりしてまでも耐えなければならない仕事なのか。耐えていればいつかは報われる日が来るとも思えないけれど……。と、主人公に共感できないままに読み進め、恋人への理不尽な仕打ちに更に心が離れ、ラストにそれなりに納得しました。 こちらは地方なので、基本的には土地を買ってから建てます。建て売りも勿論あるので、それを売るのは大変なんだなと感じました。ただ、都心と違い、建てた家にはずっと住むものなので、地盤改良や工法の方が間取りよりも大事になります。 それと住みたい土地の歴史、周囲の環境など。自分たちではどうにもできないことをしっかりと吟味して納得した上で土地を買うのが更に大事かな。うわものはリフォームできますからね。 建ててすぐに水害で全損した元同僚がいますが、そのあたりの土地は、ちゃんとした建設関係の者ならば人には勧めない場所でした。安い土地にはそれなりの理由があります。この主人公なら勧めそうでゾッとします。 好きだったものや大事にしていたことがどうでもよくなってしまったと気付いた瞬間に、主人公が転職していたら── でも、就活のときからやる気がなかった結果がこのラストだとしたら。色々考えさせられるラストでした。
0投稿日: 2022.10.08
powered by ブクログ2012年第36回すばる文学賞を受賞した著者のデビュー作。 200ページ弱ながら内容は濃い。不動産のいわゆる上司からのパワハラがきついブラック企業に勤め始め、契約をとれずに「辞めてしまえ」と言われてしまう。ここまでが第一部とも呼べる部分で、ブラック企業で勤めることの大変さを描いた作品かなと思う。しかし、なぜ契約が取れないか、上司に従ってノウハウを叩き込み成長する姿が描かれる第二部とも呼べる部分では飛躍的に仕事効率が上がる。文句ばかり言って努力が足りなかったのだろうななどと考えていると、一転して第三部では企業に染まりすぎた姿が描かれる。 結局、会社で働くって何なのだろうな、何を守り何を犠牲にしているのかなと考えさせられる。ワークライフバランスやQOLって、何だろうなとわからなくなる。
0投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログ都内で戸建住宅を売る営業マンのお話。 前半は、営業スキルがなく猛烈な罵倒を受ける不遇な姿が描かれる。一方後半では、巡り合せが重なって夢見たエース営業マンにのし上がるも、仕事をこなす中で心のバランスが崩れ、幸せとは言い難い様子が描かれる。 仕事は何のためにしているのだろうか?幸せになるにはどうしたら良かったのだろうか?と考えさせられました。 文章はさっぱり淡々として読み易く、それでいて要所で迫力ある表現もあり、大変良かったです。
0投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ不動産営業のリアリティをとても感じられてよい。ドラマ化したら面白そう。不動産に関わってる方が読むとなお実態感あって楽しんで読めると思う。
0投稿日: 2022.07.20
powered by ブクログどんなに感動した本でも年月とともに内容が薄れていくものだが、この本は何年経っても鮮明に覚えているような気がする。ちょっと強烈だった。 小説と言うよりドキュメンタリーに近いかも。 日本はまだまだブラックが多いんだろうな。なんでこんな効率の悪いやり方から抜け出せないのだろう。そしてあえて効率の悪いやり方に執着する。苦行だ。日本人は苦行が好きなのだ。そして苦行の先に待っている救いを求めて働き続けるのだ。さて、「救い」って何だろうね?
0投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログ「お前、自分のこと特別だと思ってるだろう。 いや、お前は思ってる。自分は特別な存在だと思ってる。自分には大きな可能性が残されていて、いつか自分は何者かになるとどこかで思ってる。俺はお前のことが嫌いでも憎いわけでもない、事実を事実として言う。お前は特別でも何でもない、何かを成し遂げることはないし、何者にもならない。」(P97) この部分が全てかな。 少し面白いけど、この本を紹介していた「窓際三等兵」さんのtweetの方が、面白いかな。
1投稿日: 2022.04.17
powered by ブクログ不動産に関するストーリーが読みたくて、試しに手に取ってみた。 帯には「不動産営業、絶賛の共感!」みたいな文言が。これは期待できるかもしれない…。と思い読み進めたものの、途中までの内容はよくあるビジネスサクセス系のストーリーだった。 主人公はちょっとした学歴を持つ、不動産営業担当。しかし、在籍する企業は大手でもなんでもなく、上司が部下を罵倒したり、(文字通り)蹴りを入れるような環境。 まったく物件を売ることができなかった主人公は、別の支店に左遷となる。伝説の営業担当が上司となるが、「お前は売れない」と単刀直入に言われてしまう。 しかし主人公は、全社的に課題となっていた売れ残り物件に注力。1ヶ月以内に売れなければ辞める…!と覚悟を決める。(これ、絶対に売れる流れじゃん) 案の定、物件は売れる。たまたま物件を探していた高属性の夫婦がやってきて、たまたまお節介な友人も一緒についてきて、主人公が、というよりもその友人が買うように後押ししてくれるという…。 そして伝説の上司が助言をしてくれるようになり、主人公はまた物件を売れるようになるという…。 いやぁ、これ系のお話にありがちなストーリーw 不正融資の話とか、不動産バブルの話とか、そういう社会問題やマクロな話が読めたらもっと面白かったな〜と思ってしまった。事前の期待が大きすぎた。 ただ、終わり方は良かった。 大学時代の同窓会にたまたま参加してしまった主人公。大企業のサラリーマンたちの仕事の愚痴大会。「世田谷の家ってどれくらいで買えるの?」という不躾な質問。「お前らみたいなカスは世田谷の1億の家は買えない」と言い放つ主人公。いやぁ、すっかり業界に染まってしまった。 それから、担当している購入希望者は、条件を下げずに予算は上げない。現実を伝えるも、逆上されて罵倒される。 なんとも後味が悪いのだけど、でもそれが良い。さすが、すばる文学賞を受賞しているだけあって面白かった。 (書評ブログもよろしくお願いします) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/2022/04/16/%E3%80%90%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%80%91%E7%8B%AD%E5%B0%8F%E9%82%B8%E5%AE%85_%E2%88%92_%E6%96%B0%E5%BA%84%E8%80%95
9投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログ友人が突然貸してくれた。新庄耕という著者の名は初めて聞いた。 不動産業界はどこもこんなにブラックなのか?自分が家を購入した時に担当してくれた営業さんはこの本に書かれているようなひどい環境で仕事をしているようには到底見えなかった。それほどおどろおどろしい思いをしながら読んだが、人物描写が今ひとつ凡庸でどの登場人物もどこか中途半端な存在だったせいか、物語としてはいささか物足りなかった。ただひとり、途中から主人公の上司となる豊川課長だけは別格で、この人が登場する場面は常に緊迫感に包まれ、その言動にいちいち興味を惹かれた。これが当作の一番の読みどころだった。また、城繁幸(株式会社ジョーンズ・ラボの代表とのことだが、もちろんこの人の名も初めて聞いた)の解説が当作のポイントを非常に鋭く捉えており、この本を良い具合に締め括っていた。
0投稿日: 2022.04.01
powered by ブクログ面白かったードラマみたいに一瞬で読めちゃった。 これから建売戸建てを購入しようとしている人にぜひぜひ読んで欲しい本。 某体育会系不動産の営業受けたことあるけど、まさにそれが本書に載っている手法でびっくり。最初に微妙なとこばっかり見せられるのは焦燥感を募らせるためなのね。そろそろたくさん見たのに完璧なところはないな、妥協するしかないかな、と思わせるのね。それで一番マシなものを最後に見せると。 これ読んでたらあんな簡単に申し込みしてなかったな…(遠い目)
1投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログオー◯ンハウスの不動産営業をモデルにしたような小説. いやはや大変な世界ですなあ. 一生に一度の買い物をさせるんだからあらゆる営業テクニックで客を興奮させないとダメなんだろうね. 不動産会社では売上が全て. 戸建を売れない主人公は職場で罵倒・暴力・侮辱に晒され腫物扱いされる. だが蒲田の物件を売ることをきっかけに,不動産営業として目覚め,上司の指導もあり成長を遂げる.一方でそんな営業成績と反比例するように失われる社会性,友,人間性. 不動産販売における営業テクニックも知ることができる. ・完成物件は売れ残り ・紹介物件はまわしと本命 ・「かまし」 ダミー電話で競合がいるかのように演出し,決断を急かす ・押しの営業・引きの営業 「これだとちょっと駅から離れすぎですよね」 ・「できれば」=絶対と読み替える "現代の蟹工船" 「自意識が強く、観念的で、理想や言い訳ばかり並べ立てる。 それでいて、肝心の目の前にある現実を舐める。 腹のなかでは、拝金主義だなんだと言って不動産屋を見下している。 家一つまともに売れないくせに、不動産屋のことを わかったような気になってそれらしい顔をする。 お前、自分のこと特別だと思ってるだろ。 自分には大きな可能性が残されていて、 いつかは何者かになるとどこかで、思っている。」 行動は合理的・発言は断定的 サンドイッチマン ペンシルハウス 安普請 畢竟 恬淡 慇懃 悄然 野卑 阿る 接ぎ穂
0投稿日: 2022.03.16
powered by ブクログ面白かった!サクッと読める。仕事がうまくできなくても辛い、できるようになっても面白い気がするだけで辛い。結局空っぽのままだと満足できないという話でした。
0投稿日: 2022.03.14
powered by ブクログ家を売るためのノウハウが書かれた本。自分も家を不動産屋から買ったので、いろいろ思い当たる節があった。うすくて読みやすいので、これから家を買う人は読んで、変な不動産屋には騙されないようにしてほしい。
0投稿日: 2021.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
狭小邸宅 (集英社文庫)2015/2/25 営業なら道路を覚えろ(細かい路地まで) 2015年6月13日記述 狭小邸宅(きょうしょうていたく) 新庄耕氏の作品。 第36回すばる文学賞受賞作。 2013年2月集英社から刊行。 自分は城繁幸氏のブログで本書が紹介されていて読んでみようと思った。 不動産屋で明確な動機もないまま営業をしている主人公松尾。 不動産業の支店内での生々しい現実が多く書かれていて勉強になる。 松尾が転勤した駒沢支店で出会った豊川課長からの指摘は道路、物件、鍵を覚えろということ。 人に気に入ってもらいやすいとか信頼される何かがある人、つまり営業の才能がある人もいるだろう。 そうでない場合でも道をしっかり覚えると言った基本を覚えきれてない場合があるのではないか。 特に道路を覚えろというのは他の職種、他の営業でも大事だろう。 可能なら時間のある大学生の間にドライブしまくって道を覚える努力をやった方が良いように思える。 才覚も重要だけど覚えるべきことを覚える。 この事は重要。 他の方のレビュワーも紹介していた社長の台詞は自分もかなり印象的だったので記載しておこう。 文庫本P87より 「いいか、不動産の営業はな、臨場感が全てだ。 一世一代の買い物が素面で買えるか、 臨場感を演出できない奴は絶対に売れない。 客の気分を盛り上げてぶっ殺せ。 いいな、臨場感だ、テンションだっ、臨場感を演出しろっ」 本書後半で蒲田での売買を成功させた後の主人公が見事な演出で客に不動産を購入させる事になる。 「お前らは営業なんだ、売る以外に存在する意味なんかねぇんだっ。 売れ、売って数字で自己表現しろっ。 いいじゃねえかよっ、わかりやすいじゃねえかよっ、 こんなにわかりやすく自分を表現できるなんて幸せじゃねえかよ、 他の部署見てみろ、経理の奴らは自己表現できねぇんだ、 可哀想だろ、可哀想じゃねえかよ。 売るだけだ、売るだけでお前らは認められるんだっ、 こんなわけのわからねえ世の中でこんなにわかりやすいやり方で認められるなんて幸せじゃねえかよ。 最高に幸せじゃねえかよ」 ある程度金額の大きい営業で且つ最終消費者相手の営業ならこの社長の台詞、この考えはほぼ似たようなものだろう。 また主人公松尾が大学時代の同期会で世田谷に庭付きの家を買うにはどれくらいの金額がいるか答え、挑発され答えた台詞 「嘘なわけねえだろ、カス。本当だよ。世田谷で庭付きの家なんててめえなんかが買えるわけねえだろ。 そもそも大企業だろうと何だろうと、普通のサラリーマンじゃ一億の家なんて絶対買えない、ここにいる奴は誰ひとり買えない。 どんなにあがいてもてめえらが買えるのはペンシルハウスって決まってんだよ」
1投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログブラック不動産屋に務める新卒2年目?の松尾君の話。有名大学を出たものの就職活動に身が入らず、周囲からバカにされながら就職した不動産屋でもたいした目標も気概もなく漫然と働き続け営業成績も出ないまま。異動先の駒澤支店でも一軒も売れず、課長にやめろやめろと言い続けられて最後の一ヶ月と決めた期間で(それでも背水の陣というほどの覚悟はないものの)ずっと売れ残っていた蒲田の一戸建てに執着した結果見事に成約。それをきっかけに客を回してもらえるようになり、成績も上向き、周囲からの見る目も変わり、ギラギラとした高級時計とスーツに見を包んだゴリゴリ系の不動産営業マンになる。一方で、売れない頃からよくしてくれた同棲相手の真智子には逃げられ、大学の同期には金の亡者と罵る者もおり、全ての商談が上手くいくというわけでもなく。すっきりしないまま最後は契約を逃すことを予感させながら唐突に終わる。 怒鳴られたり蹴られたり、顧客名簿片手にガムテープで受話器を頭に縛り付けて電話をし続けたり、定休日である水曜日も仕事をしていたりと、超絶ブラックな不動産屋が描かれている。実生活で付き合いのある田舎の不動産屋のイメージからは全く想像もつかず、東京にはそんな会社が溢れてるのだろうかと心配になるほどの描写はともかく、客を殺す(=契約に持っていく)までのストーリーづくりは本当か嘘か知らないが、こんな仕組みになっているのかと興味深かった。終盤までなかなかエンジンがかからないくせに、盛り上がってきたと思ったらボロボロに疲れてまた歯車が狂い始めて…というところが生々しくリアル。 話が短い割に、いろいろと背景に興味がそそられる登場人物が多く、続編やスピンオフ?も読んでみたいと思わせる作品だった。横川課長が大手商社にいたときの話や辞めた経緯、ジェイが独立したあとの話、etc...
0投稿日: 2021.11.18
powered by ブクログ住宅販売を専門とする超ブラック企業に勤めるサラリーマンのお話。と言うと大体ストーリーは読めると思います。前半はそんな感じで、無茶苦茶なパワハラが横行する企業の中で主人公が今日にでも辞めてやると決意しつつも奮闘する日常が描かれています。ただ、異動先の上司との出会いから徐々に主人公の気持ちに変化が現れ、予想を裏切る展開になっていきます。営業職というノルマのある仕事の過酷さがリアルに?描かれていて息詰まる物語です。
1投稿日: 2021.09.10
powered by ブクログこの会社に転職して挑戦しようとした時と、激動の中で3年半経ちマネージャーも経験して卒業してから2回目を読んだ。 渋谷店→恵比寿。桜新町→駒沢と駅をずらしていたり、色々な小ネタが身内ネタ。 ただ、この内容がブラックではなく、主人公がダメすぎる。 学歴も何も関係ない、公正な評価が得られる環境は言わば「戦場」 前日飲んで二日酔いとかありえな過ぎる。 実際の会社は、もっと高いレベルで競争がハードな中、皆競っていた。 高校球児が甲子園優勝するために一生懸命するのは貴くて、社会人が仕事の為に一生懸命なのは「拝金主義」になるのか。 今のこの会社を書いたら、社会的に意義がある本になると思う。
0投稿日: 2021.05.29
powered by ブクログ私は過去、テレアポの新規開拓営業をやっていたので、新規開拓営業のつらさがよくわかる。 私は退職するまで売れない営業マンだったので、途中で成功(するが、結果報われないのだが)する主人公がうらやましくもあった。 展開がはやく、心理描写もたくみなため、読み応えがあった。
0投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログちょうど購入を検討していたところだったので、興味深く読めた。しかし、「まわし」は理解できなくもないが、「煽り」は売る側、買う側のどちらの立場でも理解不能。そんなんされたら一瞬で興ざめるし、買う気もなくなるのは自分だけかな。確かに不動産屋って、暫く売れていない中古物件でも、複数の客が検討している様子を出してくるよね。あれって客を馬鹿だと思ってるのかな。それで購入意欲に影響があるとはとても思えないけど。 それとやけに地理に詳しい様子を出してくる営業マン、本を読んでその意味を若干理解した。地理の詳しさにそれほど意味があるとは思えない。ただ、どの営業であっても、営業マンがしゃべくるのではなく、顧客にしゃべらせた方がよいと思うけどね。まぁそんな顧客の言う理想的な物件はないだろうけど、どこに重きを置いてるかは理解しとかないと。 それと他社や他支店の悪口を言う営業マンも多いけど、それは描かれてなかったね。 総じて、不動産営業マンとして、背中をそっと押してあげるのはよいけれど、嘘やまやかしで騙そうという魂胆は信用をなくすだけだよ。
0投稿日: 2021.01.25
powered by ブクログ不動産営業にみる社畜物語。 不動産屋に就職したあの人は今も元気でやってるかな…なんて思ったりした。
0投稿日: 2020.12.16
powered by ブクログ僕も元不動産営業マンです。 多少の誇張はありますが、平成の不動産屋はこんな感じでした。 主人公以外の登場人物も似たりよったりです。 あの時を思いだして、若干の冷汗が出るほどとてもうまく描けています。 前半の主人公の心情はとても理解できるのですが、後半にいくにつれ結局業界に飲まれてしまったのかと残念に思いました。 結局、主人公は売れなかったからみんなに優しく出来ていただけで売れてきたら天狗になる人間でした。 こういう人間も実際多くいました。 卵が先か鶏が先か。 不動産屋になった新卒の子は最初はとても丁寧なのですが、3年後くらいまで残った元新卒は総じて不動産屋に染まり横柄になっているのです。 自分はこの考え方をあまり好きではありません。 売れようが売れまいが、お金があろうがなかろうが自分は自分でしかなくて、それ以上でもそれ以下でもないはずです。 主人公もラストの後にそれに気づいてどんな仕事でも本当の意味で誇りを持って欲しいと思います。
0投稿日: 2020.12.14
powered by ブクログ社会に出て働く中で人間がどのように変わってしまうのか……新庄耕さんの小説『狭小邸宅』は、その変化の切なさと充実感を思い出させてくれる労働小説(Twitterより)
0投稿日: 2020.10.28
powered by ブクログ大学を卒業して、不動産業界に入ったものの、全く売ることができずに退社寸前まで行った松尾。蒲田の売れ残り物件を1件(軒)売り、部長と課長のアドバイスでスランプを乗り切るが…。 文字が大きくて、しかも本の上部が空白という、見た目の割に短い純文学なやつだ。始まりの、どつかれ蹴られ、「辞めてしまえ」と罵られ、ブラックな会社環境が、読んでいてものすごくしんどいけど、最近のことなかれ、何もなかれ、事件なかれの純文学に比べると臨場感が有る。 配置が変わり、キャバクラを辞めた女性と出会ってしばらくして、視界が拓けていく。この辺りで主人公の魅力がなくなっていき、ストーリーも魅力がなくなっていき、終盤にかけて予想していたような展開になっていく。 単純なサラリーマン小説といえばそうで、もう少しある意味の葛藤的なものが有ればよかったし、もう少し開ける前の読んでいて痛い展開を続けてほしかったと思える。 最後はおおかたの人の予想しているような展開になっていくが、そこの部分も割と何も書かれずに終わっていくのは消化不良だ。 また、途中に出てくる女性の存在感もないし、大学の先輩の担当を任されるというのも、弱みを握られるだろうから実際には行われなさそうだし、現実味のないところからほころびが生じているのが残念なところである。 前半☆4、後半☆2というところ。
0投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログこれは面白くて一気に読んだ!友達が住宅販売の営業をしてるから読んでみた本。都会の営業職はこんなに厳しいところもあるのか…。 (職場の)常識より良識。こんな言葉を思い出した(。-_-。)
0投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログ一度でも営業職を経験した事のある人間なら、多少の差はあれど感じるところがある話。 自分自身も転職して今の会社に入って本当に良かったとつくづく思う。 確実に、身も心も染まって、大事なものを大事に出来ないようになっていた。今は、できる。
1投稿日: 2020.06.14
powered by ブクログ結局、主人公は何がしたいのだろう。 流されるまま不動産会社に入社、毎日上司のパワハラに怯える日々。 主人公の卒業した明王大が、マーチの方なのか、ソーケーの方なのかは定かではないが、どちらにせよ、第二新卒と呼ばれる期間内にもっとイージーな会社に転職した方が合理的だろうに。 不動産にさして思い入れもない、と始めに気怠く明言しておきながら、退職勧告まがいのことをされてもなお辞めないのは、潜在的に不動産業界の星になりたいとかかな〜、と期待して読み続けてたら、ついに!社長案件の蒲田のいわく物件を、見事、粘り勝ちで売却! したにも関わらず、まだ、ここで辞めちゃおっかな、どうしよっかなみたいな煮え切らない感じに更にイライラしてくる。 挙句、駒沢支店の次期エース候補よろしく、豊川課長直々に目をかけてもらって、やっと『見える世界が変わってきたぜ』とか調子こき始めたと思ったら、終盤またひとつ契約逃して、このままだと目標未達、不安な僕ちん・・・。 でジ・エンド。 主人公が成長していく様に爽快感?え?何処に? 世の中には仕事に情熱を傾けられる人がいて、一方食う為仕方なくという人もいて。どちらも正しい生き方なんだけど、この主人公は、本当は後者に適正があるにも関わらず、自分をずっと偽り続けて、空回りしちゃってるんだよね。このままいくと、おま、遅かれ早かれ病むぞおい。 あと、主人公が1987年生まれとはにわかに信じがたいくらい思考がオッサンくさいし、SNSとか、出てこないし。 1987年設定ってことは、2010年新卒(早生まれは2009年卒)だよね。てことはこのストーリー期間内に東日本大震災も起こってるはずだが。不動産業界だって大打撃だろうに、何故かすんなり成績トップのエースになる謎。 あとは、もう、男性作家お約束の、女との絡みが、ハルキムラカミ的ご都合主義なのも、なんかね。 真智子との偶然の出会いが美人局疑うレベル。 とまあ、好き勝手書いちゃったけど、不動産業界特有の営業手法『まわし』とか『かまし』とか、勉強になる部分もあったし、半田さんご夫妻との契約までこぎつけるくだりは疾走感あって、ハラハラして楽しめました。 未だに、不動産会社ってこういう泥くさいことやってんだろな。営業の方々、マジでお疲れ様です。
0投稿日: 2020.01.28
powered by ブクログブラック会社の実態を、まざまざと描く。 この筆力は大したものだ。 パワハラあり、暴力もありの上司に、 ただひたすら耐えて、ついていく。 なぜ不動産会社の社員になったのか、はっきりしない。 でも、なかなか売れない。 お前は、能力がなく、売れないから、やめろと言われる。 それでも、続ける 大学卒の松尾。 同期の同僚は、多くはやめてしまった。 そして、本社から、移動させられる。 その上司は、前と違って、実に冷静で、 やめたほうがいいと言われるだけだった。 「自意識が強く、観念的で、理想や言い訳ばかり並べ立てる。 それでいて、肝心の目の前にある現実を舐める。 腹のなかでは、拝金主義だなんだと言って不動産屋を見下している。 家一つまともに売れないくせに、不動産屋のことを わかったような気になってそれらしい顔をする。 お前、自分のこと特別だと思ってるだろ。 自分には大きな可能性が残されていて、 いつかは何者かになるとどこかで、思っている。」 と上司は、ズバリと言ってのける。 蒲田の売れないペンシルハウスを売ることで、 やっと、松尾は変わる。 上司は、的確なアドバイスをする。 そして、売ろうとする家を決めさせるテクニックも使えるようになる。 一人前の 不動産屋になるのだった。
2投稿日: 2020.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結局、長時間労働・恫喝・パワハラでは部下は何も学ばないし、会社の生産性も上がらない。やるべき基本をまず忠実に。 主人公が何も学ばず、耐えていただけならば、なんとも後味の悪い話。 最初から最後まで暗い話の中の、その微かな光に希望と救いを感じてしまった。 面白かった。
0投稿日: 2019.07.17
powered by ブクログ映画関係の仕事に就きたかった OB訪問やボランティアも経験したが、新卒で採用されることはなかった。 大学を卒業して、アルバイトとして業界に潜り込んだ。 楽しかったけれど、働いていた先輩たちは疲弊していた。 好きなことを仕事にしても、時間もなければお金もない。 そうか、自分が金持ちになって映画関連の仕事を始めればいいんだ。 知恵のない僕がない知恵を絞って考えた真理だった。 そして僕は学のない人間が稼ぐ最後の砦の1つ、不動産屋の扉を開けた。 この小説は、僕が建売を売っていた時代の話だ。
0投稿日: 2019.07.03
powered by ブクログ営業って何だろう。人は何のために働くのだろう。 身を削って不動産営業に励む主人公。 幸せって何だろう。 やりたい仕事に出会えることか、 お金がたくさんあることか、 大切や友人や家族がいることか。 働くことを通して、幸せについて考えさせられた。
0投稿日: 2019.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は元エリートといえる経歴ながら、レールを外れ不動産屋となる。どうしようもなくブラックで卑しい仕事に身が入らないが、土壇場で、とある成功体験からどんどん興奮状態になる。しかし仕事へのどこか覚めた態度は目先の成功を積み上げても払しょくできず、結局は「ここではないどこか」の周りをぐるぐる回っているようにも見える。 レールを外れても別のレールに乗っかっているだけで、本質が変わらないことへの不安を暗示するラストかなと思った。 あと、不動産屋の営業のしかたがちょっとわかった気になれる。
0投稿日: 2019.03.10
powered by ブクログ2019/02/03 しょっぱなから手に嫌な汗をかくブラック企業描写。 仲介販売会社をモデルにした。 よく調査されたないよう。 とてもおもしろかった。
0投稿日: 2019.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルから不動産に特筆しているのかなと期待したが、それよりは現代人の労働に対する意識に重点を置いている印象の作品。 主人公が勤める企業はとにかくブラック。それにも関わらず、主人公は退職という選択肢を選ぼうとしない。何かにしがみつくように働き続ける姿からは狂気が感じられ、理解の範疇を超えた気味の悪さを感じた。 筆者のデビュー作ということも関係しているのか、結論がはっきりとしないぼんやり感のあるクライマックスで少し不満に思った。もっと分かりやすいメッセージを残してくれたらよかったのにな。
1投稿日: 2019.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ただノルマを達成することだけにコミットして結果を出さない奴には人権がない。営業の世界は数字が出てきてしまうからそうなるのだろう。ただ、主人公が営業成績を上げていく過程では気合やコミュ力だけでなく道を覚えることや客の落とし方など面白いと思える部分もあった。 最後は結果を出すことにコミットした主人公が蔑まれる場面があるがその気持ちは結果を出す人にしか分からない。戦う舞台に立ち続けなければ見えない景色がある。それを見てからでないと戦う舞台からは降りられそうにないだろう。
1投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログ前半は読むのを止めたいくらいの暴力の場面。 不動産会社の営業マンってこんななの?それとも小説だから誇張してるのか? とにかくこんな会社イヤだ、早く辞めちゃえばいいのにとの思いでかろうじて読む。 少し家が売れるようになってからは、主人公がこういう営業マンとしての在り方を管理職として改革してくれないかなとずっと思ってた。そういう小説だったらいいなと。 でもなんだかだんだん染まっていくような感じがしだし、最後はなんだかよくわからない終わり方。 楽しいお仕事小説ではなかった。
1投稿日: 2018.09.27
powered by ブクログストーリー 学歴も経験も関係ない。すべての評価はどれだけ家を売ったかだけ。大学を卒業して松尾が入社したのは不動産会社。そこは、きついノルマとプレッシャー、過酷な歩合給、挨拶がわりの暴力が日常の世界だった…。物件案内のアポも取れず、当然家なんかちっとも売れない。ついに上司に「辞めてしまえ」と通告される。松尾の葛藤する姿が共感を呼んだ話題の青春小説。第36回すばる文学賞受賞作。
0投稿日: 2018.06.09
powered by ブクログ新卒で不動産会社に就職した『松尾』。まったく物件が売れないことから、上司からパワハラを受け、それでも何となく営業を続ける日々。異動先でも退職を促されながら、何とか不人気の狭小住宅を売ることができた。その日を境に、上司からの手ほどきもあり不動産営業にどっぷりと浸かる。 一方で大切なものを失い、言いようのない不安に駆られながら、今日も車を走らせる。 とにかくのっけからパワハラの描写がひどくて、読んでいるこちらまで心臓がドキドキする。不動産営業は売ってなんぼ。「殺してこい!」。物件を売ることをそう呼び、押して引いてのテクニックでお客をその気にさせる。『松尾』がどんどん不安定になっていく状況は、もう見ていられません。ああ、こういう仕事、わたしには無理だ。強靭なメンタルが必要だ。 なんでこの作品を読んだかというと、日大のアメフト問題だったかでどなたかのブログで紹介されていたからなのですが、こういった特殊な環境で追い込まれると、人間、変わってしまうものですね。その本人には為す術がありませんから、周囲がきちんとケアしていかなければいけませんね。
1投稿日: 2018.06.07
powered by ブクログむかし、友達のコンサートのために降りた駅前で、何の気なしに不動産のサンドイッチマンからチラシを貰ったら、ものすごい勢いで追い縋られたのを思い出した。 家なんて一生に一回の買い物だけど、ちょっとした小技や営業のトークなので判断力を失わせて、あっという間に買わせる、お客にとっても不幸だけれど、それを商売にしている人にとっても、なかなか辛く厳しい業界なのだなと思った。
2投稿日: 2018.04.23
powered by ブクログ(01) 家族とその象徴である家の話でもある.その家を商品として売るための手筈についての物語が本書である.そこで売られようとしているのは,近代的な家族像でもあった. 興味深いのは,ここで買い手側として登場する家族は,現代的で近代的な家族ではないし,売り手側の主人公の両親兄弟といった家族も見えてこない.どうも売り手側の不動産の営業マンの多くが家族を喪失しているようでもある. 家を売るものが家にあるべき生活(*02)を失っているというテーマも読み取ることができるかもしれないし,主人公の恋愛の渇きにもその傾向がみられる. (02) ここに問い直されるべきは,家で営まれるべき家族の生活のほうである.近現代の核家族が既に幻覚であって,本書はそこから醒めている.醒めることで売ること(殺すこと)ができるのであり,狭小をネガとして邸宅をポジとして営まれるべき家族を求めてさまよう購入希望者たちは,やはり幻覚に苛まれているのだろうと感じさせる.
0投稿日: 2018.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不動産仲介の世界に入り、業界を知るためにこの本を手に取った。書いてある内容は非常にリアルで厳しいが、感情移入してしまいあっという間に読んでしまった。 最初は不動産を売ることができず、罵倒されて日々悩む営業マンの苦悩の日々、後半はある先輩に出会い主人公が変わっていく姿が描かれる。業界用語にも詳しくなると思います。
0投稿日: 2017.12.02
powered by ブクログ初読みの作家さん。 1営業マン密着のドキュメンタリーを見ているようで、小説を読んでいるという感じがしなかった。不動産の営業は本当にきついと聞くので、半フィクションなのかもしれない。読んでいて心臓が縮みあがった。半分以上読んでからようやく明るい兆しが見えてきて心底ほっとしたのだが…引き換えに人間性が…。 最後の1行、これってどういう意味だ?怖すぎる。
0投稿日: 2017.11.17
powered by ブクログ前半のブラック企業部分の真に迫る感じ、作者の実体験か何かが反映されているとしか思えない。 しかし家が売れてからの後半の方がむしろ主人公が人間性を喪失して虚しさが増していく。不動産業界は闇。
0投稿日: 2017.09.15
powered by ブクログ主人公の松尾氏が入ったのが不動産屋さんで、そこでの会社の様子が書かれています。昭和時代ならまだしらず、今でもこのような体育会系の職場があるかとしたら驚きですね。少なくともこの小説の前半は、読むのも気が引けました。 小説に動きが出るのは、松尾氏が恵比寿支店から、用賀支店に転勤になり、少し毛色の異なった上司の下で働くことになり、そこで個人的指導を受けたおかげで、周りの人たちが売ることができず、社長も気にしていた物件を売ることができてから人生が変わってきたようです。 不動産業界の話あり、最近の若い人たちの仕事に対する考え方もでてきて、恋愛に関する話題もあり、楽しく最後まで読めました。でも、最後まで読み終わって、まだ結論に至っていないな、まだ話が続いているかのような終わり方でした。 以下は気になったポイントです。 ・覚えることは意識して覚えるようにした、道路・物件・鍵、この3つのことを覚えるだけで、見える景色は変わった(p136) ・利便性、広さ、環境の三拍子を揃えることは難しい。(p145) ・ネックを潰すには、客が諦めるまで「まわし」の物件を案内し、勧め続けるのが鉄則である(P146) ・まわしの物件は、それがどれだけ気に入らないものだろうと勧める、本命はその逆、押しの営業と引きの営業の使い分けも大事(P153) ・仕事は何か、という答えは自分で見出すものであり、出来るだけ多くのビジネスマンに会い、できるだけ多くの経験を積み、そうして自分なりの答えを出せる土壌をつくるのが大事、この本を読むことで取っ掛かりは掴めるかもしれない(P190) 2017年5月14日作成
1投稿日: 2017.05.14
powered by ブクログ第36回すばる文学賞受賞作である本書、内容は不動産会社へ勤める主人公が、売れない営業マンからある切っ掛けで売れるようになり、しかし本来の仕事の意義は何なのか。これは物語であるが、不動産会社のブラックさは群を抜いていると言う印象。実際にこのような会社が有るかは不明ですが、もしかしてと思わせるストーリーも読み手を引き込む一つではないでしょうか。テンポよく書かれている内容は良いのですが、完結が今一つしっくりこない形で締めくくってある辺りが、少し消化不良な気分になります。その先がどうなのかと読み手に想像させる形です。
1投稿日: 2017.05.14
powered by ブクログすばる文学賞受賞作品とのこと、これも初めて読む作家さん。主人公が新卒で入社した不動産会社は販売専門。きついノルマとプレッシャーの嵐。客に買わせることを業界用語で「殺す」と言うのだとか。興味を示した客を現地へ案内するテクニックなど面白い。家を購入したときに回った不動産会社数社を思い出し、なるほどこういうことだったのかと納得したり苦笑いしたりもして。結局わが家が購入を決めたのは、いちばん口の上手くない、正直すぎる不動産屋さんの物件でした(笑)。あ、もしかしてそう思っていることが向こうの思うツボ!?
1投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログhe dies at the end? why can't or don't he quite his job? why can meet a qute girl only once night? why japanese people('_'?) so he likes the pencil house?
0投稿日: 2017.04.04
powered by ブクログブラックな不動産の戸建て販売業者に入社した主人公の物語。 上司の言葉が、私の心に良くも悪くも刺さります。似たような業種に勤めているので、感情移入できました。 営業という仕事において、大事なことも書かれてあると思うのですが、本質はもっと深いところにあるようです。 サラリーマンで先に希望を見出せていない方にオススメの本です。
1投稿日: 2017.03.28
powered by ブクログブラック企業の代表のような不動産会社で働く主人公は、まったく家が売れない。しかしなぜか会社を辞める気にはなれない。新しく配属された支店の課長の指導で徐々に売れる営業マンに変わっていく過程が面白い。しかしエース社員になった後の主人公の心には以前とは違う空虚感が広がっていく…。その描き方も上手い。
1投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログ某東証一部上場ハウスビルダーがモデルと思われる小説。超絶ブラックな住宅営業のディティールは必見。ひとつの成功体験から徐々に自信を深めていく描写も上手い。
2投稿日: 2016.10.10喜怒哀楽ならぬ、怒哀喜哀?面白さがギュッと詰まってます!
私のスマホで289ページ。でも内容はそれ以上!密度の濃い小説を読んだなぁと思います。 いま、ドラマで『家売るオンナ』をやっていて、それがとても面白いので、こちらの本を読むことにしました。私は一軒家に住んだことがないのですが、学生時代住宅展示場でバイトしてたことがあります。 そこで営業マンて大変だなぁと思っていたのですが、本作はその斜め上行く過酷さ。社長、部長はほとんどヤ○ザです。1日で胃に穴が空いちゃうよ…。 しかし、高学歴でこれという希望もなく不動産屋に入社した松尾。大学時代の仲間は大企業に就職していたり、院に進んだり。怒鳴られ蹴られ家を売れないと人間扱いされない自分の現状と比較して、松尾の心はやさぐれていきます。なにかというと出身大学を引き合いに出されてネチネチ言われるし。怖すぎる。 でも、松尾がお荷物の狭小住宅の販売に成功した時は、私も一緒に「うおっしゃぁぁ!」という気持ちになりました。でもこれは初めの一歩。これから松尾はここにいる限り家を売り続けなければなりません。 時々街中で、「この家薄っ。狭っ」という家をたまに見かけます。なんでこんな家に住むんだろう…。と不思議でしたが、その影には不動産屋さんのたゆまぬ努力があったのかもしれませんね。 自分は一生流浪の民ですが、今度から街中の狭小住宅に敏感になってしまいそうです。 松尾、エース営業マンになって~!と思いながら読了。この本、オススメです。
4投稿日: 2016.09.06ドラマ「家売るオンナ」
ドラマで放映中の「家売るオンナ」を興味深く見ている人ならば読んで損なし。もう少し過激ですが。正直ドラマの原案としてクレジットしてもいいんじゃない?と思うほどです。
2投稿日: 2016.08.30
powered by ブクログ同じ営業をしている者として、感情移入して一気に読めてしまった。 不動産の営業の世界の過酷さと、営業としてやるべきことまで学べる小説。 特にエース課長の淡々としたキャラクターが、的を得た営業アドバイスをズバズバ主人公に指摘するシーンは爽快。 ただ、最後の終わり方が呆気ない… 三部作の一部目のような終わり方だったのが残念。もっと主人公が活躍する姿が見たかった。
2投稿日: 2016.08.27
powered by ブクログ図書館で借りた、初の作家さん。 ブラック企業で働く主人公の、自分との、会社との戦い。こういう環境だったら、私だったら、即辞めるかな。 読み始めから、最後まで、主人公がしぶとく会社にしがみつく様は、滑稽を通り越して、不思議。 どうなるのか・・と思っていた矢先、物語は、唐突に、ブツりと終わる。 きっと読み手の環境によって、主人公のその後は、その読み手の想像に委ねられ、想像して完結するようになっているのだろう。私が選んだ主人公のその後は・・転職だったけれど。 青春小説と謳ってはいるけれど、青春とはちょっと違うような。奮闘日記・・ともちょっと違うような。 そもそも主人公の、「会社を続ける意義・信念」みたいなものが全くないので、先述の通り、会社に居残るのは、不思議でしかない。そういった意味では、全く共感は出来ないけれど、よっぽど、命の危険が、とか、自分の確固たるスタイルが、とかが無い限りは、意外とそういうものなのかも知れない・・とも思ったり。 良くも悪くも、不思議な読後感が残りました。
1投稿日: 2016.08.26
powered by ブクログ営業で1番辛かった時期を思い出した。どの業界も似たり寄ったりだな、と思った。 主人公がどんどん壊れていく感じが、恐い。
1投稿日: 2016.07.28
powered by ブクログすべての評価は結果次第。不動産販売営業社員・松尾の苦悩と葛藤を描く青春小説。第36回すばる文学賞受賞作。 どんな職業でも、まずは自己否定からスタートすべきなのか。松尾に浴びせられた「お前は特別でも何でもない」というストレートな言葉は、これから社会に出る者全てに与えたいメッセージである。仕事に答えはない。自らがたどり着くから『仕事』だ。『仕事』は『為事』とも書く。
1投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不動産屋さんに入社したけれど、あまり営業成績のよくない若い社員の話。 読み手としては「もう転職したら?」と言いたくなってくる。なんでそこまでしがみついてるんだよ。いい加減にしなよ、ってところでストーリーが動き始める。(とはいえ、このケースは実力ではなく、運だ) 不動産屋の営業マンとして順調に進み始めたかと思えば、あるところで突然話は終わる。うーん なんかもどかしい。そこがいいのか。 女が出てくるあたり、『ブラックジャックによろしく』の斉藤先生を見ているようでもあった。 内容的にはちょっと期待外れかなぁ...
1投稿日: 2016.05.08
powered by ブクログ社畜生活を思い出し、もう戻りたくないと胃をキリキリさせ、師を見つけた主人公を羨み、やり甲斐を見つけて抜け出せなくなっていく姿には未だ体調が戻らない自分を重ねて暗澹たる思いに沈み…そのまま悶々と読了。 働くことは生きることで、生きることはよく死ぬことだから、働くことは良い死につなげることでありたい。ハッピーやキラキラの必要はなく、痛くて辛くて吐き気と戦う毎日でも、よく死ねるなら人間らしい人生だったといえるんじゃないかな。 憂鬱だけど。 彼は確かに数年前の私であるけど、今の私は彼の未来とはいえない。私もまだ違う未来にすすめると思おう。
1投稿日: 2016.04.14
powered by ブクログ「お前は自分を特別な存在だと思っているが、お前は特別でも何でもないし、何者にもならない」 資本主義社会において市場が労働者に開放されてからというもの、資本をもたない労働者は自らの労働力という資本を使って市場というフィールドに参加することができるようになった。 仕事がこれほどまでに人生を多くを占めるようになった理由はとてもシンプルで、資本を持たないものは労働でしか社会の階層を登ることができないからであり、裏を返せば「労働すれば階層を登ることができる恵まれた社会」という物語が成り立っているということである。働かなければ(売らなければ)何者にもなれないというリアリティが不動産営業にはり、そんな大変なことで有名な営業職の本丸といっていい不動産営業の話。 ここに書かれている日常は嘘じゃないと思うから心が沈む。受話器と手をガムテープでグルグル巻にするってのも聞いたことあるし、営業の仕事は客の背中を押すことって不動産営業マンが言ってたし。 そんな不動産営業の日常を書きながら、何者でもない売れない営業マンが自分のがんばりと上司のサポートで売れるようになり仕事を通じて自己を獲得していく。なんてビルグンドゥスロマンな物語と思いきや、家を売りギラついた目をするようになった主人公が手にしたのは果たして自分が手にしたかったものなのかという、非常に考えさせられるラスト。というか、そんなことは売ってからしかわからないわけで、家を売った後、何者でもなかった主人公は一体何者になったのかと。
1投稿日: 2016.04.05
powered by ブクログタイトルと、冒頭で家探しの女性が迷走しているところから始まるので、家選びのあれこれ、というお話かと思ったら、不動産屋の営業として働く若者の、仕事に対するあれこれ。ブラック中のブラック企業じゃないか、というパワハラ満載、労基法違反満載のチェーン不動産屋で、ぼろぼろになりながら、でも仕事って、ということに目覚める主人公。でも仕事が楽しくなるにつれむなしくもなり。結末を読者にゆだねる終わり方は私はあまり好きではない。結論とかしっかり描かなくてもいいけど、せめて誰もが同じ方向を向ける程度の指針はあってもよいだろうと思うけど。だから? え、それで?というような終わり方って。
1投稿日: 2016.03.18
powered by ブクログ不動産会社に勤める男性が主人公。不動産、ブラックすぎる。休みは水曜のみ。けれど水曜も休日出勤。厳しいノルマ、怒鳴る、蹴るの上司。恐ろしいところだ。嫌な人はいっぱい出てくるけど魅力的な人は一人も出てこない。主人公の性格もよくわからず。ラストももやもやする。
1投稿日: 2016.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数字のプレッシャーに負われ、上司から罵倒される不動産仲介会社の厳しい職場環境を描いた小説。 作品自体面白くあっという間に読み終えてしまうが、最後の城繁幸氏のレビューがまた秀逸だった。 厳しい職場環境で苦労する人も多く、最初はなかなか結果が出なくても、必死になれば結果が出る時もくる、けれど人間関係で悩むことはつきまとう、それぐらいの感想しかもてなかったけど、城氏は人生における仕事とは何か、自分の価値についての苦悩、その中でも目標を持って前向きに人生に取り組む人について意見を述べている。
1投稿日: 2016.01.17
powered by ブクログ不動産クラスタおすすめとのことで読んでみた。前半のブラック企業っぷりにゲンナリしてなかなか読み進められなかったけど、後半からいっきに読めた。どんな仕事も、闇雲にやるんじゃダメだよね。まだ住宅を購入していないので、不動産屋営業のテクニックが勉強になった。家買うの怖くなったけど…
0投稿日: 2015.12.12
powered by ブクログ初読みの作家さん。不動産業界の話というところに興味がわいて読んでみた。私は、仕事に対する考え方や取り組み方は、人それぞれだと思っているし、会社内で調和がとれてさえいれば、それでいいのではないかと思っている。読みやすい文章だったし、伝えたいこともわかったのだけど、もう少し掘り下げて欲しいと思ったところやボリューム的にも書ききれていないところがあって若干中途半端、モヤモヤが残る作品だった。
1投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログ仕事柄、「不動産営業」を目指す求職者と、会社の両方に会う事があるので、読んでみた。 相場や案内方法、メンタリティーなど、非常にリアルに描写されており、読んでいて衝撃を受けた。もちろんフィクションなところはあるだろうが、このシビアな環境でやっていける人達は本当に尊敬する。 主人公の松尾は、有名大学卒業だが、就活に失敗してなんとなくこの業界にいて、そして売れない。話の中に出てくる「お前は自分を特別視している」というのはまさにこれだと思っていて、彼はエリートだからこそ、その業界が彼の昔の友人たちからどう思われているか知っている。そして、自分もどこかそれに納得していないのだ。 だから、何かあると、売れない。こだわりきれない。何度かブレイクスルーはあっても、最後まで、そんな状態だった。 どんな仕事も、最後は必死になって、コミットして、走りきれるかどうか。
1投稿日: 2015.10.12
powered by ブクログ第三者の目、読み物して読めるが胃がキリキリくる。 最後の解説も必読。これもまたキリキリする。 本は読みやすく、3時間もあれば読める。
1投稿日: 2015.09.21
