
総合評価
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powered by ブクログ前作に引き続きエーレンデュルがいないエーレンデュルシリーズ第8弾。今回はシグルデュル=オーリが主役。シッギと呼ばれてて全部これにしてほしいと思った。 性的虐待、殺人事件、金融犯罪の3種類がテーマ。 自分の不始末の後始末を他人に任せるとどんなことが起こるかわからない。シッギの家庭も友人も複雑。 「アイスランドの社会構造の最小単位は家族でなく個人」とあって、日本もそうあってほしいと思いながら、でも他人との関係における葛藤は避けられないものだと思った。 日本も児童ポルノにはもっと嫌悪感を持つ人が増えてほしいし、法律も弱者を虐げる人には厳しくしてほしい。
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ北欧ものの中でも一味違うこのシリーズ。ご無沙汰だったと思ったら、なぜか図書館で前作の『悪い男』を入れていないことに気づいた。 自分も北国に住んでいるからなのか、北の地方の荒涼とした空気感や冬の陰鬱な雰囲気やそこに生活する人のメンタルなど皮膚間感覚としてわかるというか北欧ミステリにひかれる一つの要因であると思う。シリーズ読み始めてから12,3年になるから当然ながらほとんど忘れている。一気読みできればしてみたい。柳沢由美子氏の訳文もとてもよい。
8投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ読書備忘録961号。 ★★★★★。 この作品、ブクログではあまり評価は高くない。 でもわたし好きなんです。このシリーズ。 ところで、マラソンとか走り切ったあとのビールって旨いでしょうね!マラソンやらんから知らんけど。 トレーニング後のプロテインは旨い!ビールは旨い!これは間違いない! 特にしんどいことをやったあとの達成感をビールは格別! そしてこの作品。前半、中盤、後半。我慢の読書です。 最後に全貌が見えてくると、まさにトレーニング後のビールのようです! 格別! 前作、悪い男に引き続きシリーズ主人公のエーレンデュルは登場せず。旅に出てる。音信不通。生きてるのか? なので、前作はエーレンデュルチームの女性捜査官エリンボルグが主人公でした。 そしてエリンボルグのあれやこれや明らかになり、エリンボルグに血が通った。 今回、もう一人のチームメンバー、シグルデュル=オーリが主人公。 あれやこれや裸にされて、やっぱり血が通った。 さて備忘録。 冒頭、ゲロなる男を監禁している男が登場する。 どうやらゲロを殺そうとしているのか? この作品のひとつの枝葉ストーリーであり、物語のテーマにもなっている。 物語の大きな幹になっている事件。 シッギ(シグルデュル=オーリ)の友人の姉夫婦がとある輩(女性)から脅されていると。 このリーナと言う女。既婚男性とところかまわずセックスして写真をとり、相手を強請るというつわもの。 友人はシッギに助けてくれと。 シッギはそのクズ女性、リーナのところを訪れる。 リーナは頭から血を流して倒れていた。そしてシッギも何者かに殴られた! リーナは救急に運ばれるも結局死ぬ。 捜査の結果、犯人が逮捕される。 リーナへの借金回収に訪れたが、リーナから殴りかかってきたので正当防衛でやり返したと。死んでしまったのは事故だと。 そんなん絶対ウソやん! リーナの捜査でもうひとつ物語の柱となる事件が浮かび上がる。 1年前にとある銀行の職員仲間4人が訪れたフィヨルド。そこで銀行員の一人が事故?で亡くなっていた。 その旅行の企画、ガイドをしたのがリーナとそのパートナーの男だった。 リーナが殺されたのはこの銀行員達と関係があるのでは? リーナは彼らの何かしら秘密を握って強請っていたのではないかと考えた訳だ。 そして思ってもみないマネーロンダリング事件が浮かび上がってくる! 果たしてリーナ殺害は単なる借金回収の末の傷害致死なのか! それともマネーロンダリング絡みの末の巧妙な殺人なのか! 事故で亡くなったとされる銀行員は本当に事故だったのか! 我慢の読書でしたよ! メッセージがいくつかあるんですよ。この作品。 人間の果てしない強欲。強請りと金銭欲。ツケは返ってくるよ。 暴力と虐待。児童虐待。虐待は人の人生を破壊する・・・。そして復讐の連鎖。 作者のメッセージを2つの事件を幹にして、更に冒頭のゲロの話と、シッギと両親の話と、シッギと元妻ベルクソラの話を彼めてすべて伏線回収していく手腕が凄い。 アーナルデュル・インドリダソンはすごい作家だ。 そして今作で、いつも斜に構えていたエエかっこしいのシッギの体温、体臭が感じられた。もちろん優秀な捜査能力を見せてもらいました! 満足!
72投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ楽しくない話だ。まったく楽しくない。 主人公男性が色々つまらない目にあう。 つまらないとは、例えば同窓会に行ったら、自分以外のみんながキラキラ輝いていて、自分だけが冴えていない感じがする・・・・・・そういうことだ。 そのうえ、厄介ごとが次から次へとやってくる。 面倒くさいなあと思いながら、いっこいっこ対応していくしかない。 そんな、冴えない思いをしつつ、降り積もる面倒くさごとに、いっこいっこ対応していく主人公の姿を、ひたすら読まされるのだ。 その上、短い章が時々挟まれる。 主人公ではない別の人物が、えらい目にあっている話だ。次々にえらい目にあっている様子が静かに描かれる。 ねえ、楽しくないんだなあ、これが。 さらにこの主人公だが、私個人の事情ではあるが、ことごとく私と違う人なのだ。 例えば、新しく知った人と交流しなければならない時、たいていの人は共通点をさぐる。こんな感じで。 「紅茶が好きなんですか? 私もです」 「犬いいですよねえ、犬!」 ところがだ。この主人公、ことごとく私と反対の人なんである。 「紅茶・・・・・・ではなく、コーヒー派ですか」 「犬でなく、猫。ああ、そう・・・・・・」 こんな感じで。 こっちではなく、そっち。すべてにおいて「そっち派」なのだ。 これで、ちょっとでもいいところ、意外な面が見つかればいい。 「意外にどんくさいんだ」 「愛妻家なんだなあ」 こんな感じで。ちょっと好きになるポイントだ。 ところが、それもない。 共通点のまったくない男性の、冴えない思いをし続けている様子を、時に知らん誰かのえらい目にあいつづけている様子まで挟まれながら、ひたすら読まされる一冊なのである。 いやー大変だった。読むのに1ヶ月かかった! 不思議なのは、この「楽しくない話」を、私が、ちゃんと読み終えたことである。 なぜだろう? わからない。 不思議な推進力があったからとしか言いようがない。 よいところはあった。 まずこれは、シリーズものではあるが、シリーズ主人公であるエーレンデュルはいない。 エーレンデュルの部下シグルデュル=オーリが主人公の、独立した話である。 だからシリーズについてまったく知らなくても、いっこうに構わず読める。 だから、初めてシリーズに触れる人も、過去作についての記憶がアヤフヤな人も、遠慮無く読めるのだ。 舞台が馴染みのないアイスランドという国なので、出てくる人物の名前も地名もスッとは入ってこない。 戸惑うことは多い。 だが、私は読み終え、読み終えた時には「面白かったな」と思えた。 楽しくないアレコレを耐えられる人は、是非。
1投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ凄く好きなシリーズだが、今回は3番手のオーリ が主人公。このシリーズのエーレンデュルがいないのに作品を作るのが私にはあり得ない。彼を好きな人には良い作品かもだが、私には刺さらなかった。
18投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログエーレンデュル捜査官シリーズ第8弾。 今作品は、今までエーレンデュルの脇役捜査官だったシグルデュル=オーリが、友人から厄介な相談事を受けたことから始まる。 スウィンガー・パーティーで撮られた写真がきっかけで起きた暴力事件が殺人事件となり、関わった者を捜査するうちに銀行員が絡んだ犯罪もまた、この事件と絡んでくる。 もうひとつは、浮浪者で酒浸りのアンドレスと革製のマスクの男である。 何故アンドレスが酒に溺れることになったのか、それは彼の少年の頃の出来事が関係していた。 このシリーズの特徴といってもいいのが、捜査する者(シグルデュル=オーリ)の私生活が明らかになることである。 彼の生い立ちと母親との関係、別れた妻ベルクソラへの未練などが、捜査中にも入ってくる。 何事もなく捜査に邁進できる…わけでもなくちょっとした時間に母親との会話や父親の病気などで心乱されたりする。 だが自身が複雑なだけに捜査においても良い意味で、人の感情に敏感になりプラスとなることも…と思ったりするのだが…。 ラストで、革製のマスクと関わりがあるアンドレスを追った先に…。 これも想像してしまう…。 続編になるのか… そして、エーレンデュルの休暇は終わったのか、気になるところ。
73投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンドレスの復讐劇、スウィンガーパーティー絡みの殺人、銀行を巡る犯罪という3つの事件が複雑に絡み合い、時系列も入り組んでいて理解するのが大変。しかも登場人物の名前が覚えにくく、私にとってはかなり手強い一冊だった。著者はアイスランド出身でダガー賞受賞歴もあるとのこと。もし名前がもっと覚えやすければ、さらに楽しめた気がする。簡単には犯罪の全貌がつかめない構成はさすが!
1投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログアイスランドの作家によるアイスランドが舞台のミステリー。アイスランドは人口が40万人ほどで、金融立国であり観光立国でもある。舞台はアイスランドが所謂金融バブルが爆ける前で、書かれたのがはじけた翌年ということもあり、一部社会派寄りのミステリーとも捉えられるかも。 3つの事件要素を絡めての進展はなかなか面白く飽きさせない。一つ難を言えば、慣れない人名と地名で悩まされる笑
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かなり終盤まで、このシリーズの中では弱いなと思いつつ読んだのですが、終わってみればさすがの重厚さと暗さにしびれました。 主役不在の中、今回抜擢された普段は脇役の若者の、父と母からの影響の受け方、さまざまなカップルの形、また興味深いアイルランドのバブル経済など、忘れ難いものを残してくれました。
0投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ大好きなシリーズ新作、これまでザ陰鬱を突きつけてくれたシリーズにしては、銀行がらみでちょっと軽い印象。それでも、アイスランドって全く、、と思わざるを得ないような事件の数々でいやはや、です。まあ、知らないだけで日本もそうでしょうけど。アンドレスが切なくて胸が痛みました。そして、久しぶりのメンバー登場で懐かしさでいっぱい。いつもはサブキャラのシグルデュル-オーリ、スカした奴かと思っていましたが、妻や両親との関係など深くえぐってくれてて、好感持てました。エーレンデュルはまだお出かけのようなので、サブキャラの皆さんで展開してくださっても全然OKです。
5投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログエーレンデュル捜査官は東部に休暇中。休んでから2週間くらいたっている。今回は同僚のシグルデュル=オーリが中心に捜査。 初めに男がゲロと呼ぶ老人を廃屋に閉じ込め椅子にしばりつけ皮の仮面を装置する場面。この仮面は男の幼少期のある時期を過ごした農場で見知ったものだった。このあと断片的に語られる、この男の不幸な幼少期がこの物語の通奏低音になっている。 また、オーリは同級生から妻の姉夫婦が脅迫されているので助けて、と頼まれる。様子を見に行くと、その脅迫者の女が殺されかけている所に遭遇。さらにその背後に銀行関連の事件を探り出す。それが冒頭の男とも関係していて、それが人間の業の悲しさに、深く静かに落ち込まされる。 オーリの捜査中の心理や妻や、父母についても前作まででは分からなかったことが書かれていて、親近感が増した。 原題「svörtuloft」Google翻訳をかけたら「黒い空気」と出てきた。 アイスランドは人口30万。この人口でこういう事件。不幸な幼少期の事例、疎外された母親、実態はどうなんだろう・・ 2009発表 2025.6.27初版 図書館
8投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログアイスランドを代表するミステリー、エーレンデュル捜査官シリーズの第8弾である 前作に引き続きエーレンデュルは不在で、今作ではエーレンデュルの部下の傲慢野郎シグルデュル=オーリが主役を務めます 第1作からのレギュラーメンバーとの付き合いも長くなりました 懐かしいなぁ… あの頃はまだ経験不足のくせにやけに自信だけはたっぷりで、見当違いのことばっかり言ってたっけ そして今回もやけに不遜で、自分の考えだけで突っ走る こいつぜんぜん成長しねーなーと思っていたのですが… ちなみにシグルデュル=オーリとは本当に長い付き合いなのですが、実はほとんど彼のことをシグルデュル=オーリと呼んだことがありません いつも「シングルデュオーリ」って呼んでます なぜならその方が発音しやすいからw いやアイスランド人の名前の発音ムズいって、恐らくほんとはカタカナでは表現できないんだよ あと、主人公のエーレンデュルは「エーレンデュエル」、もうひとりの主要メンバー・エリンボルクは「シンボルク」って呼んでます その他の人の名前は全く覚えてません 翻訳ものを読むときに名前が読みづらいとか覚えにくいって人にたまに聞かれます「どうしてるの?」って お答えしましょう! ちゃんと読んでないし、ちゃんと覚えてません そんなもんです はいはい、本編ね 相変わらずの重〜いテーマです 人間の果てのない欲望と止まらない暴力についてです そして傲慢野郎は傲慢野郎なりに「警察官」だったということでした 彼もまた『黒い空』の下、絶望に飲み込まれそうになりながら、必死に「青い空」を手繰り寄せようとする「警察官」だったのです 頑張れ!闘う「警察官」たち!
63投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ本作もエーレンデュルは不在。同僚のシグルデュル=オーリが殺人事件の捜査を進める様子が描かれる。 エーレンデュルとは違い、やや気取り屋で熱血とは程遠いイメージのシグルデュル=オーリだが、本作では彼の生い立ちや、別れた妻や両親との関係も事件と並行して丁寧に描かれていて、彼の人間らしさに触れることが出来る。 その生い立ち、特に母親との関係のせいで、人を見下すような態度をとってしまう不器用な彼が、父親や悲惨な生活を送っている人達に時折見せる優しさが愛おしい。 事件の内容も読み応え十分で、次作へと続くであろう不穏な展開で物語は終わる。早くも次作が待ち遠しくて仕方ない。
1投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ★5 恐喝から発展、重なり合う凶悪事件… 背後にあるのは、欲望の黒い空と少年の叫び #黒い空 ■あらすじ アイスランドの犯罪捜査官、シグルデュル=オーリは友人から相談を受けていた。妻の姉夫婦が猥褻な写真をとられ、恐喝にあっているというのだ。彼は恐喝者である女性に話をつけに家に行くが、なんと女性が血を流して倒れていて… ■きっと読みたくなるレビュー ★5 北欧ミステリーの雄、エーレンデュル捜査官シリーズの最新作。 とはいえ本作ではエーレンデュル捜査官は休暇中のため登場せず、シグルデュル=オーリ捜査官が視点人物になります。これまでのシリーズ作を読んでなくても楽しめますのでご安心を、前作までのネタバレもありません(ちなみに私も未読です)。 まず声を大にして言いたいのは、主人公のシグルデュル=オーリの人間性ですよ。ヤな奴! でも愛おしすぎる! 警察官であるにも関わらず、自分の思うような行動をし続けるという剛腕&破天荒っぷり。周囲に気が利かず、常に自分の価値観が正しいと思い込んでる昭和のおっさんですよ。そりゃ仕事仲間からも嫌われるし、元妻からも嫌われるっつーの。 でもね、こんなオヤジでも言い放つセリフは筋がとおってるんです(同意できるかは別として)。正論を吐かないよりは、吐くほうが絶対いいと思うんですよね。時折、反省する様子も可愛いですし、私は結構好きです。まぁ友達にはなりたくないけど。 そしてヨーロッパの警察小説ってシブくていいのよ。次々と場面展開するようなエンタメ性は少な目だけど、じっくりと捜査をして、事件を読み解いていく感じがたまらなくイイ。 本作は恐喝から発展した殺人、マネーロンダリング、児童虐待と3つの事件が重なり合って展開していく。人間性は微妙でも、捜査官としての経験はあるシグルデュル=オーリの捜査は粘り強かったですね。 不真面目でいい加減な性格の私だったら、とてもじゃないけど彼みたいに根気強く行動できないと思った。やるじゃん、シグルデュル=オーリ! ちょっとカッコイイかも。 後半、事件の全体像が見えてきたあたりからはもう完全に夢中ですよ。そして終盤、思わず目が開かれるような真相が… いやー読み応えがありました。 前作もそうでしたが、人間の欲望って何故こんなにも尽きないんでしょうか。幸せの分量を人から奪っても、その分だけ自分の幸せに追加されることはないと思うんだけどなー。本作ではその強欲っぷりを見事に描いていて、どれだけ人が人でなくなるか悲しいほどよくわかるのです。 今回も読み応えたっぷりのミステリー、次回作も期待しています! ■ぜっさん推しポイント この小説を読んでいて一番心臓に突き刺さったテーマ。それは児童虐待がもたらす不幸。この行為がどれほど罪なことかよくわかるし、社会福祉や保護施設の重要性も納得できてしまう。 本作では被害者の痛切な叫びが描かれるのですが、彼の行動や価値や判断基準を見てると、どこまでもどこまでも泣けてくる。人ひとりの人生をまるごと狂わせてしまうんです。 親になったら子どもを大切にするのは当たり前。でもまずそれ以前に、自分自身がまっすぐ生きることが大前提なんすよね。だって影響与えてしまうのは子どもなんだもの。
102投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログシリーズ8作目だが、今回もエーレンデュルは不在。前回と同じ感じで、今回はシグルデュル=オーリ主役のスピンオフ的作品。いつもの作品に比べてやや暗い印象は薄く、シグルデュル=オーリの人生および人格形成から、さらには少しずつ変化が起こっている様子が描かれている。 これはこれで面白くないわけではなかったが、やっぱり主役不在はさみしい。次作はエーレンデュル戻ってくるのか?期待。
1投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログ前作に続き主人公エーレンデュルが不在、部下のシグルデュル=オーリが中心の話です。これまでのシグルデュル=オーリの横柄な態度や冷淡さの理由が明らかになります。彼の事はずっと、嫌なヤツ…と思っていましたが、本作を読んでちょっと可愛く思えてきました。 夫婦交換からの恐喝そして殺人。幼少期の性的虐待からの復讐。銀行員たちの金融関係の悪事。この3つの出来事が最終的に絡みあっていきます。さほど難解ではない割に、読み応えはたっぷり。今作も面白いです! 個人的にはシグルデュル=オーリが人の心がわかる人間に少しづつ変わっていく過程が好きでした。 それにしてもエーレンデュルはいつ帰って来るのかな。次回作に期待です。
2投稿日: 2025.07.24
