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印
アーナルデュル・インドリダソン、柳沢由実子/東京創元社
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総合評価

6件)
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    人に薦められて読み始めた本シリーズも6作目。 前回「おいおい……」と思ったのでやや警戒しながら読んだのだけれど、もうこのシリーズはこれで最後かなぁ。 中心の事件は読み手にカタルシスがないというか、犯人が犯行に及んだのかは読者の想像に任されるし、並行して描かれていた昔の若者の失踪の顛末もなんだかなぁ……。 もったいぶっといて結末は拍子抜け、という作品が2作続けてだもんなぁ。 もう一度『フラットライナーズ』を観たくなってしまったけどね。

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    エーレンデュル捜査官の6作目。 死後の世界に救いと安穏、赦しを求める女性が自殺する。果たして自殺の理由はなんだったのか。 そして、関係者が老い、誰もが心の中に留まり続ける感情の残滓を消化し、納得し、理由づけ作業を終えようとする30年前の失踪事件をエーレンデュルが追いかける。 ハードボイルドとは少し違う、でも淡々と渋くエーレンデュルが事件を捜査するシリーズ。 今回は、エーレンデュル1人で静かに捜査を続けるので盛り上がりに少し欠けたか? しかし、今作はエーレンデュルを含め周囲の人物の激しい感情の起伏が少ない。 そのため今までのシリーズよりも優しい穏やかな空気感とアイスランドの厳しい寒さ、そして閉ざされた暗さが絶妙にマッチしている上質な一作となっていた。

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    地名人名が長くて覚えられないほかは 相変わらず渋くて、 きちっと解決しないような、 間に合わないような、 救いがあるような無いような結末に痺れます。 相手が英語を使うと電話をガチャンと切る エーレンデュル、笑える。

    0
    投稿日: 2024.01.28
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    <エーレンデュル捜査官>シリーズ邦訳第六作目。降霊術士の元に通う女性が自殺死体で発見されるというオカルトチックな筋書きだが、従来通りエーレンデュルが丹念な聞き込みを繰り返すことで、事の真相が明るみに出ていく。今作では彼の家族問題に改善の兆しが見え、娘のエヴァが彼の弟に言及する場面が印象的だ。毎度、謎が解けても全くスッキリしないシリーズだが、自身に課された贖罪かの如く【居なくなってしまった】人々の行方を追い続ける彼が行方不明者の家族にかける言葉に救われた。しかし、この調子だと本来の業務に絶対支障出ますよね?

    0
    投稿日: 2024.01.08
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     安定の暗さと面白さ。死後の世界に魅了された女性の自殺とその裏側…。エーレンデュルはエヴァリンドと少し関係が良くなってきた感じ。最後、遂に弟への気持ちを整理するのかな?  次回も待ち遠しいです。  アイスランドの寒さや美しい風景が目に浮かぶ、この時期にぴったりの作品だと思います。

    13
    投稿日: 2023.12.27
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    アーナルデュル・インドリダソン『印』創元推理文庫。 レイキャヴィク警察シリーズ第6弾。 サマーハウスで起きた首吊り自殺の謎だけではなく、主人公であるエーレンデュルの家族や過去と共に30年前に起きた失踪事件を描くことで、ストーリーに重厚感が増しているようだ。焦ってはいけない。これは、ゆっくりとじっくりと味わうべきミステリーなのだ。 歴史学者のマリアがサマーハウスで首を吊って死んでいるのをマリアの友人のカレンが発見する。マリアの夫によると、数年前に母親を癌で失ってから彼女は精神的に不安定になり、死後の世界に興味を持ち、降霊術師の元に出入りしていたらしい。 マリアの死は自殺とされ、荼毘に付される。マリアの自殺に疑問を抱いたカレンは犯罪捜査官のエーレンデュルに相談する。エーレンデュルは捜査するうちにマリアの死に疑念を抱く。 やがて明らかになる悲痛な過去。 本体価格1,260円 ★★★★

    67
    投稿日: 2023.12.19