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ビッグデータ・コネクト
ビッグデータ・コネクト
藤井太洋/文藝春秋
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総合評価

60件)
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    藤井太洋『ビッグデータ・コネクト』読了。言わばIT版蟹工船な残酷にして苛烈な労働環境と社会構造、ビッグデータという巨大利権に群がる官民の癒着、そして不正のリアリティ。藤井太洋と言えばIT系のSFっぽい小説を書く人という認識だったから、「機甲兵装の出ない機龍警察」とでも言うべき骨太な物語に痺れた。サイバー犯罪やシステム開発の物語だけれども、わりかしフィジカルで突き進む豪快さもあり、そのギャップも含めて突き刺さるものがある。武岱という稀有なキャラクターの魅力が迸る一冊。

    13
    投稿日: 2026.01.06
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    ITもコンピュータも得意ではないし、理解できない用語もたくさんあったがワクワク楽しめた。戸籍の外字問題、探せないだけじゃないのか。個人情報、ダダ漏れなんだろうな。漏れて困る情報それほどないけど、気味悪い…。

    4
    投稿日: 2025.10.29
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    犯人不明で終結したウイルスを持ちいたサイバー犯罪、目的不明の猟奇誘拐事件。複数の事件が絡み合いやがて大きな闇に近づく王道のサスペンス。IT関係の現代の問題を扱いながら警察小説としてまとまっていた。

    1
    投稿日: 2024.09.14
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    長らく積んだままになっていた本書に取り掛かってみたが、「誘拐殺人事件」の謎で興味を引っ張りつつ、個人情報照合システムの問題点に切れ込んでいく構成が素晴らしい。 もっと早く読んでおけばよかった、と思う面白さであった。 ギークの生態もよく描写されており、個人情報保護法の問題点の指摘も的確である。 また、IT業界で横行しているといわれる多重請負問題についても、中抜きやブラック労働だけが問題なのではなく、個人情報の取扱いについても問題があることが指摘されている(本書では明示されていないが、政府や企業の秘密情報も同様であろう)。 それにつけても、日本そのものが巨大な虎にのまれることがないように願いたいものである。 なお、本書発表後の個人情報保護法の改正により、本書の「顔紋」のような「個人識別符合」は個人情報に該当することになったので、その点は留意する必要がある。

    1
    投稿日: 2024.06.10
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    藤井太洋。サイバー捜査官と過去にウイルスソフトに関わった容疑で勾留し、不起訴になったハッカーがITエンジニア誘拐殺人事件の捜査に挑む。捜査官は捜査への協力としてハッカーを監視することになる。 エンジニアたちの過酷な労働環境などは作者の体験談なのだろうか。IT関連には明るくないが雰囲気だけでも楽しめた。黒幕が正体をあらわすのが唐突でもう少し腹の探り合いが欲しかった。

    0
    投稿日: 2023.07.26
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    読み終わるまでに時間がかかりました。 警察としては目の前にいる一番怪しく見える人を容疑者として逮捕したい、けれど本当の犯人は別にいる。現実の警察はきちんと証拠に基づいて捜査してほしいとは思うものの、犯人の手口が巧妙だとミスリードさせられてしまうのかもなあ。 けれど、書き間違いやらなにやらで外字を使った漢字が何万件もあることには驚いた。 まあ代表的な名字でも思い当たるものがいくつかあるし、そんなに珍しい話ではないのかも。 結局最後の一文がどっちを示唆しているのだろう。守谷さんのことなのか、それとも武岱さんのことなのか。

    0
    投稿日: 2023.04.26
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    藤井太洋さんの本は、知らない世界に自然と連れていってくれる。一気読みしてしまう。ITのエンジニアとか、中国の不可解さとか、システムネットワークとか、全く未知なのに、知りたい欲を楽しく満たしてくれました。

    4
    投稿日: 2022.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初期2作ほどの爽快感はないが、より現実に近い話だけに他人事とは思えない感じがする ITという新たなインフラも建築現場同様に多重下請けに依存する国の現実を突きつけられる 話は中心人物がちょっとスーパーマン過ぎるために一気に解決に向かってしまう感じがある フィッシング詐欺とかもかなり面白い話題で、途中でわきに追いやられてしまうが、IT刑事ものとして連作としてもいいくらいの内容 色々な問題が盛り込まれるために、軸としてスーパーマンが出てくるし、さらっと読むと理解が難しい メインのビッグデータの連結はすでにほかの国では現実となっているだろうことだけど、そうした社会の息苦しさを考えるとちょっとぞっとする この分野に精通して文章が書ける人は限られるので、続編をぜひ書いてほしいと思う

    2
    投稿日: 2021.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    勝手にもうちょっと硬派な内容を期待してましたが、怪人物が登場してややエンタメよりでした。本書が発売されてから5年以上経って、今の技術はどのくらい進歩しているのか興味が湧きました(それともあまり変わってない?)。一点、舞台が関西ということで関西弁の人が何人か出てきますが、取ってつけたようで終始気になりました。標準語でもいいような気もしますが。関西の方は違和感なく読めるんでしょうか???

    1
    投稿日: 2021.02.03
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    出張のお供に小説を持っていきました。 犯罪小説はあまり得意ではないのですが、 テクノロジーな世の中になっているので、 それに関連しそうなネタであって、 ちょっと新しい著者にトライしてみたいということで この小説を読んでみました。 ビック・データ時代に警笛を鳴らすような小説で、 これからはますますデータを扱う人の 倫理観が求められてきそうな小説です。 著者はもともとIT業界出身のようで、 至る所に出てくるテクニカルタームが素人には理解できません。。 でも、小説の大枠はちゃんと理解出来て、 スリリングな展開を楽しめるので、問題ありません。 IT系の人なら業界のことをよく理解しているので、 もっと楽しめるんでしょうかね? これからの時代、どんな人でもデータやAIなどとは 切っても切れない関係になってしまうので、 こういった小説で時代のニュアンスを感じておくのはとても良いと感じました。

    3
    投稿日: 2020.10.22
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    同著者の他作品にあったのITやテクノロジーに対する描写は比較的控えめ。オービタルクラウドやジーンマッパーの様な壮大な世界観を期待していると当てが外れるかも。でも一気に読み切れたので作品としては面白かった。

    0
    投稿日: 2020.08.22
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    Amazonで電子書籍「Gene Mapper」に出会った時、新しい時代の到来と溢れる才能に心が昂りました。その成功後、作家として歩み始め、以降の作品が書籍として刊行されるに至り、その作品に触れることがありませんでした。 本作、まさに「警察ミステリー物」。もちろん作家が得意とするテクノロジーを題材にしたものですが、警察組織や地方警察、IT産業界の実情、社会情勢を綿密に取材し、働く者の悲哀をリアル描いた作品ではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2020.03.21
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    なるほどなあ……とか思うくらいノンフィクションに感じた。現実に同じような事が、国内で起きているんではないかと思わせられたが、現実はどうなんだろう。ネットセキュリティーとか、プログラムとか、本当に分からない世界なので、全て信じてしまいそうだ。 ストーリー的にはブダイというキャラが個性的で印象的。 刑事ものサスペンスというより、未知なITに対するサスペンスという気がした。

    0
    投稿日: 2019.12.12
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    友人に、SEが居ます。彼の言動の原因が、この本を読んで、なんとなくわかった気がします。病んでるなぁ・・・ って言うか、描かれている事が、余りにも“リアル”なので、不思議な感じがしたんですが、それはそう、著者が、元々ソフトウェア会社に勤務していたので、その経験が活きているんでしょうね。 ただ、ちょっと足りなくね?と思ったのは、武岱の要望の変化の理由が、イマイチ明らかにされ無かった事。まぁ、想像すれば、色々と考えられるんですが、伏線と思っていたので、その謎が解明されなかったのは、ちょっと残念。

    0
    投稿日: 2019.12.07
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    下請け、そのまた孫請け労働の顛末とは? IT分野の仕事はよく知らないが、就職氷河期世代として、非正規職員を転々としたので、この中に登場する社会や企業の仕組み、歪み、世界観は嫌と言うほどよくわかる。個人情報保護について、非正規職員も法令遵守を事細かに指示され、研修を受け、教育されたことを思い出す。 はてさて、ところで、そんなに難しい専門的な業務を委託する発注者の仕事とは?! 不条理な世の中で起きた事件がフィクションでありながら、あたかも事実のように思えて仕方なかった。

    0
    投稿日: 2019.09.29
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    初読の作家。タイトルから、ちょっと仕事と関係有るネタが出てくるかなーという不純な動機シリーズ。 滋賀県の山奥に、ツタヤのTカード…じゃなくて、TACカードの巨大データセンターを設立していたところ、メインのITエンジニア月岡が何者かに誘拐され、切り落とした指が届けられるという自体に。プロジェクトを止めようとしたのは、有名ハッカーの武岱なのか?そもそも動機とは? 古本漁りで手にしたにしては、珍しくえらく新しいのを引いてきたなというのが第一印象。個人情報保護法や本当にありそうなスマホ(台湾製でHW??)が駆使され、「2017年に法改正が…」なんて書いてあるので、去年くらいか?と思ったら2015年に書かれていた。当時の近未来小説である。 さてストーリーは、ハッカーの名前が武岱(ぶだい)という特殊パターンなのでやや引っかかるも、実在の京都や滋賀をベースに書いているような気が(風景描写なし)するので、少し前に読んだナニよりはましかなあというのが、第一印象。 また、専門系の記述やエンジニアの生態も、素人崩れの目から見ても、それなりにはちゃんと書けているような気がする。このあたりは、作者詳細はわからないが、そこそこエンジニア系のバックグラウンドがある人なんだろうか?この後にコレ系有名小説を読もうと準備しているが、ここまで書けているかな?細かいところだと、ルートにフォルダを作ってしまって、そこからプログラムを実行するのはいかがかと思う。それを見つけられないというのもどうなんだか。 じゃあややこしいんか?と言われると、技術的なことは本当にさらっと触れるだけ、タイトルの「ビッグデータ」も最後の方でちょびっと触れるだけというやつで、「エネミー・オブ・アメリカ」みたいなのを期待していただけにちょっと物足らない。 ということはわかりやすいんかい?と言われるとこちらも微妙で、最後の最後まで動機やら何やらが伏せられている状況のため、やきもきというよりもぼんやりしたストーリー展開が続くのはどうなのか。 最終的に、スーパーハッカーvsスーパーハッカー(vsスーパーエンジニア)が警察の失態を尻目に大活躍して終わるわけで、ちょっとそっち方面に夢見過ぎかなあと、アニメっぽい幕切れだなあという感じ。警察いらんやん。

    0
    投稿日: 2019.06.21
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    マイナンバー制度を題材にしたサイバー警察小説。元SEと言うだけあって、IT業界の内幕はゾッとする程リアル。作中の【十二次請け】という言葉が過酷な就業環境を端的に物語っている。中盤まではPM誘拐事件の陰に潜む巨額不正発注を捜査する社会派警察小説として楽しめたが、諸々詰め込み過ぎた所為で終盤は明らかに失速。構成が複雑な上に、説明不足も相まって、全体を通して散漫な印象が残るし、説明台詞ばかりで人物描写が圧倒的に足りず、登場人物のキャラクターも弱い。興味のある題材だけに、痒い所に手の届かないもどかしい作品だった。

    0
    投稿日: 2018.12.14
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    難しかった! でも面白かった! IT産業の下請け体質のひどさとか、いろいろ知れた。 サイバーのことはほとんど解らないけど、私と同様に解らない人が沢山いて、そこに付け込んで、あわよくば気づかれないだろう、という犯罪が沢山あるんだろうな。マイナンバー制の犯罪は、本当にひどい。

    0
    投稿日: 2018.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三年前の小説ですが、ネット社会における個人情報の扱いや、それらに関する世間の認識の甘さだったり、IT企業のブラックぶりなどは、今の世も変わってないなぁと痛感。被害者の月岡、ならびに武岱や内藤といった現場の人たちには(自分も一時期プログラマやっていたので)共感しきり。 著者も開発会社に勤務していたこともあるらしいので、このように現場が困窮している実態を知って欲しかったりもしたのでしょうか。 お話的には……武岱が、ゲーム的に言うと武力も知力も高すぎるので、いざとなったらコイツが自分でなんとかするんだろうという安心感があって、緊張感が欠けていたところが残念ポイント。ありきたりかもですが、武岱は登場直後のヒョロガリのままで、足りない武力を綿貫あたりで補ったりした方がよかったんじゃないかなぁ。素人考えですが。 とはいえ、久々に面白いと思いながら読んでた本な気がします。一番最後のページに書かれている「命を落とした人物」が誰なのか気になりますので、いつかこの続きがあるんじゃないかと、うっすい期待して待つことにします。

    3
    投稿日: 2018.09.18
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    ビッグデータを握ったものが、世界の覇者になれると思われる。GAFAが個人情報の元締めとなる。 インターネットが、実に便利になったと喜んでいたが、実は、個人情報がダダ漏れである事実の中で、それを意識的に統合しようとするものは、その情報自体が、マーケティング手法にとって大きな商品になるばかりでなく、あらゆるものがデータ化されて分析されていく。収入、貯金、ポイントカードの購買記録、その嗜好、犯罪者、病気履歴、親族関係、人脈。思想経歴、エッチサイト閲覧経歴、遺伝情報、などなど。ネットで繋がる限り、もはや個人情報を守ることができない。フェイスブックに顔写真を載せれば、監視カメラにより行動履歴はもはや全て監視される。スマホを持てば、GPS機能によりどこに行ったか、どこにいるのかもわかり、それが盗聴機能まで果たすことがある。 XPウイルスを作ったとされる 武岱が卓越した情報技術をもち、身体も強健で、あらゆる監視カメラや個人情報の流出をさせない人物設定が、本当にできるのとさえ思う。顔認証は、個人情報の中核ともなる。そのためには、整形を繰り返す事も可能だが、歩行様式や骨格までは変えられない。 まぁ。名誉毀損というか肖像権の侵害に対する裁判に勝つことで、生活費を稼ぐというのは、ちょっと、せこいのであるが。 サイバー対策の万田警部、そして 沢木警視。武岱を追いかけるが、物的証拠が上がらず、状況証拠でしかない。取り調べの可視化という問題がとわれながら、結局は冤罪を生み出してしまうとい現実。犯罪があっても、犯罪者として自覚がなく、倫理という不確かなものしか残されていない。 それにしても、プログラマーたちの残酷な下請け状態。労働環境の悪さと その悪さを改善するための方策もなく「仕事を奪われる」「能力がない」と見られるという個人に抱え込む体質。 こういうビッグデータの持つ危険性をもっと警鐘を鳴らすことは、必要である。

    2
    投稿日: 2018.08.01
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    SFの定義に当てはまるかわからないけど、マイナンバー制度の抜け穴や、IT開発の多重請負構造など、現代社会の闇に、焦点を当てた作品。 マイナンバーを利用した個人情報収集とは…。 プライバシーマーク掲げて仕事してる人達がキレそうな内容だわ。 プライバシー保護がいかに善意に基づいて成り立っているか、あらためて思い知らされた。 中国とかすでに顔紋導入されてるし。 犯罪者の検挙とか、功績は上がってるだろうけど、一方で個人情報の漏洩と、冤罪リスクの危機も恐ろしいわー。 とりあえず、アプリをダウンロードするときは、ちゃんと、連絡先へのアクセス許可をしてくるか、それは正当な理由かを確認した方がいい。

    0
    投稿日: 2018.06.10
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    京都府警サイバー犯罪対策課 万田警部の物語。 官民連携プロジェクト「コンポジタ」の利用者管理システムに絡む巨大な陰謀。 万田の協力者として捜査協力に名を挙げたのは、かつてXPウイルスの開発者の冤罪で、汚名を着せられた武岱(ぶだい)。 様々なIT用語が飛び交い、個人情報保護法や住基ネット、戸籍文字の話(斉藤の斎)、マイナンバー、多情下請けなどなど、ややマニアックな面も... ちなみに、IPAの脆弱性届出制度も、所々出できます(P190ほか)。 思わず、ニヤリ (^^;

    1
    投稿日: 2018.02.25
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    住基ネットとカメラが結びつけば、リアルタイムで追跡されるんだろうけど、既にGoogleは位置情報と写真とその人の趣味とかビッグデータで持ってるからな 怖い世の中

    0
    投稿日: 2017.11.09
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    ITエンジニアの誘拐事件を取り扱った警察小説。マイナンバーや公設民営施設といったトピックを物語の中に上手く盛り込みつつ、その裏側を垣間見せられてちょっと恐ろしくなります。IT業界の労働環境って…。 同じ著者の「オービタル・クラウド」ほど仕掛けは大きくないのですが、ディテールが緻密でそれぞれのシーンに物凄く説得力があるのは相変わらず。物語も中盤からは疾走感を持って進むし、キャラも描き込まれていて感情移入できます。 ただ、それゆえに一部の登場人物の動機は「そこまでかなぁ…?」と思ってしまったところも。あと、個人的な好みのレベルですが結末はちょっと残念。 最新のトピックを表層的でない形で(しかも、面白く)物語に取り込むという意味では、著者以上の人はちょっといないかも。

    0
    投稿日: 2017.10.29
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    サイバー犯罪捜査官とサイバー犯罪の元容疑者がタッグを組んで個人情報絡みの事件を追いかける警察小説。 元容疑者である武岱のキャラが立っていて、その存在感に本筋の話が絶妙にフックアップされている。 「XPウィルス」の作成と配布の罪で逮捕された武岱は2年に渡る勾留の末に不起訴処分となるも、長期の勾留期間によって蝕まれた彼の身体は痩せこけ釈放された頃には骨と皮の亡者然に成り果ててしまう。しかし、その2年後には驚くべきことに彼は筋骨隆々・頭脳明晰というスーパマンへと変貌を遂げていた。 そんな武岱がかつて自分の取調べ担当だった捜査官とコンビを組むという「設定」を軸にして、主要登場人物達(主に警察関係者)のキャラが本筋の流れの中で自然に深掘りされていくのが良かった。 手垢のついたような構成の話だとしてもキャラに魅力・奥行きがあると見える光景が全然変わってくる。

    4
    投稿日: 2017.04.27
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     IT業界の苛烈さは伝わってくるが、ITエンジニア誘拐事件に至る過程って、あまりに陳腐過ぎてことばにならず。文庫本の帯コメントから、期待大であったから尚更ざんねんの一言。多少救われるのが、過去に冤罪で逮捕され、捜査に協力する武岱のキャラが立っていたことぐらいかな。

    2
    投稿日: 2017.02.02
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    全体的にはこれまでの作品同様、技術的なことも盛り込みつつで面白かったけど、落ちがなんなあっけない…伏線を回収するのはええけど、すっきりしない感じ

    0
    投稿日: 2017.01.15
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    これまた面白いなぁ〜! ITの発達は警察小説をも変えてしまう。 聞いたことないようなコンピュータ用語やら沢山出てくるけど、登場人物がイイんで読めちゃいます。 読めちゃったら、もう止まらない。イッキです!

    0
    投稿日: 2016.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一般的に時給換算となる職種の人はコスト意識が低い。プログラマやSEではさらに、自分は特別という思いが強くなり、仕事を抱え込む傾向が昔から高い。プライドからサービス残業となっている場合もある。さらに、業務形態も孫請け、曾孫請けなどざらにある。本書では雲孫(ウンソン)、耳孫(エルソン)など何語だと思わせる請負まで。。やはり、IT業界で儲かるのは人材派遣か、丸投げして中間マージンを搾取するしかないのであろうか・・・ 武岱は、XPウィルスの作成者の疑いをかけられ、普通の社会人としては生きられなくなってしまった。復讐のため真犯人を一人で暴こうと、巨大な陰謀と戦う。その姿は、ハッカーらしからぬ鍛え上げられた肉体で、007で出てきてもおかしくない。そんな中、<コンポジタ>の主要開発メンバの月岡が殺され、脅迫メールが送られてくる。操作は再び武岱の身辺に及ぶ。 007のような特殊なメカは出てこないが、現実にありそうなシステムの矛盾・バグをついたトリックはなかなか面白い。 最後、トラに襲われたのは、武岱ではなく、守矢であったに違いない。

    1
    投稿日: 2016.07.24
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    マイナンバー制度を利用して個人情報を収集し悪用しようとする組織と戦う刑事たち。以前に逮捕したが起訴できなかったハッカーと協力しようとするが。 物語は何故かボンヤリとして読みにくかった。それ以上にシステムエンジニアたちの闇が酷い。ここまでの奴隷根性は日本だけだと思うが、ありそうで怖い話だった。

    0
    投稿日: 2016.07.03
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    昨今いろいろIT系で話題になったキーワードをちりばめつつ、 外字や業界の下請け構造みたいな泥臭い部分を うまくつなげて一つの事件にしている。 ちょっと超人じみたところがあったり、危機感を誇張しすぎている感はあるけれど、ありえなくもないIT的なSFとしては楽しめるかな。けど、興味のない人にとってはまったく???な感じで、読む人を選ぶと思う。

    0
    投稿日: 2016.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コンピュータウィルス/詐欺名簿事件の冒頭から、組織・行政・国ぐるみの大きな展開に。章を追うごとに高まる緊張感と徐々に炙りだされていく全容。警察モノという新題材だが変わらず理性的・解説的な記述が特徴。 ・警察のフリーダイヤル負担も捜査コストに ・”生活反応” ・住基ネット/マイナンバー/セキュリティ会社監視カメラが収集する顔紋データ/キャリア位置情報/店舗での購買情報/全てがつながったら・・? ・個人情報保護法の誤認(プライバシーの保護が目的ではない。企業が保有する個人情報が破損したり盗まれないよう保護する、利用方法を定めただけ。) ・顔紋は”特徴点を結んだデータの固まりにすぎない”=条文のいう個人を特定する情報ではない。顔紋にフラグをつけてやりとりするだけ、という抜け道 ・利用者官吏システムと見せかけた市民監視による防犯活用の二重構造

    0
    投稿日: 2016.03.13
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    サイバー犯罪対策課の刑事が、巨大な悪を追い詰めていきます。 誘拐事件から始まった犯罪が、どんどん得体のしれない闇に入り込んでいきます。 ビッグデータの怖さが分かります。 同時に、戸籍情報の不備にも触れています。 システム開発に闇にも触れ、どれをとっても読み応えのあるミステリです。

    0
    投稿日: 2016.03.08
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    ビッグデータという割には犯罪のスケールが少々、小さいのと、主人公の造形に無理があったかな。いずれにしろ、他の作品でも感じるのだが、この作者の人物造形は物語を進めるために都合よく能力を持った脇役を配するので、都合よく、そんなに有能な人物たちが登場するのかなという点でリアリティが乏しい。

    0
    投稿日: 2016.02.28
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    ある程度、IT業界を知ってる人は面白いが、あまり一般的でない気がする ブダイがそもそも何者なのか、設定に無理がないか? 個人的には続きとか読んでみたい

    0
    投稿日: 2016.02.24
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    バディものを想定していたら、不仲でした。中盤まではアレですが、そこから終盤への追い込みは勢いがあって、良かったです。私の知っている限りだと、4次受けが最大ですが、再派遣は日常。忙しいくらいで、あの人はそこまで壊れるか?と思える人は幸せです。

    0
    投稿日: 2016.02.09
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    面白かったけれど、期待していたほどではなかった。 GeneMapperがすごく面白くて、期待し過ぎていたのかもしれない。 前半のテンポがあまり良くなくて、なかなか読み進められなかった。 後半はエンジンがかかったかのように面白くなって、読後感は良いのだけれど、前半の印象が残ってしまっていて残念。 160122

    0
    投稿日: 2016.01.22
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    藤田太洋初めての警察モノ。当然ITがらみの話はどんどん出てくる。以前、ウィルス作成の疑惑で誤認逮捕された容疑者が犯罪を明かしていく。面白いキャラクタが揃ってるのでシリーズ化を期待したい。

    0
    投稿日: 2016.01.08
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    ビジネスの観点では大活躍するマーケティングオートメーションが、犯罪の観点で詐欺に使われる。 ITって使い方次第。 

    0
    投稿日: 2016.01.02
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    内容(「BOOK」データベースより) 京都府警サイバー犯罪対策課の万田は、ITエンジニア誘拐事件の捜査を命じられた。協力者として現れたのは冤罪で汚名を着せられたハッカー、武岱。二人の捜査は進歩的市長の主導するプロジェクトの闇へと…。行政サービスの民間委託計画の陰に何が?ITを知りつくした著者が描くビッグデータの危機。新時代の警察小説。 ---------------------------------------- 文章が下手。主語がなく、登場人物の中の誰の言動なのかわからない部分が多々あった。 マイナンバー制度については、敢えて嘘を書いているのか、本当に知らないのか? 武岱のハリウッドアクションヒーローなみの不死身スーパーマンぶりも説明つかないし、なによりオチの「氏名がすべて外字の人がシステムに登録すると、漢字がみなワイルドカードになって全住民データが流れ込む」ってあんた、何言っちゃってるの???? そんなバカな システムあるかいっ。

    0
    投稿日: 2015.12.24
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    相変わらず、ITについての技術面は分からないけど、スピード感のある文は止められない面白さがあった。今回、初めて警察物の小説を藤井さんの作品で読んだ。警察と政府、企業がからむ今話題のマイナンバー制の怖さとそれにからむ事象が描かれていた。TSUTAYAを思わせる具体的企業も出ており、実際に考えさせられる問題である。

    0
    投稿日: 2015.10.12
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    マイナンバー制度、冤罪事件、マスコミの偏向報道、警察の横暴捜査など、現実に今起きている、また今後起こりうる問題がてんこ盛り。 その上で、物語としてエンターテイメント性抜群で一気読み。

    1
    投稿日: 2015.10.08
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    主人公は京都府警サイバー犯罪対策課の刑事。IT業界のエンジニアだと、ニヤリとするような描写が散りばめられている。舞台は近未来のようだ。旬の話題を扱っていて、なるほどこんな未来もありうるのかなと思った。 ざっとキーワードを上げてみる。 コンピュータ犯罪、個人情報、冤罪、ウイルス、IT土方、マイナンバー、佐賀県武雄市図書館、Tポイントカード 関係ないけど、刑事は関西弁のイメージがある。どこでできたイメージなんだろう?

    0
    投稿日: 2015.10.04
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    公設民間運営施設の大型プロジェクトに関わるITエンジニアが誘拐され、京都府警サイバー犯罪対策課の万田は、かつてXPウイルス容疑で逮捕され最終的に不起訴になった武岱に協力をあおぎ事件を調べていく。 ポイントカードの利用履歴、マイナンバーによる個人情報管理などビッグデータに関する話題は興味深いが、誘拐事件や捜査の内容、登場人物たちも個性的で、盛り沢山過ぎて食傷気味だった。 (図書館)

    0
    投稿日: 2015.10.02
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    XPウイルスの事案で逮捕されたが最終的に不起訴になった武岱修.弁護士の赤瀬香歩里と一緒に行動している.彼にコンポジタのプロジェクトの中心になっている月岡の切断された指が送られてきた.万田や綿貫が行う警察の捜査に協力する武岱.コンポジタに乗り込み月岡の同僚の内藤や中国人の劉が会う.最終的にはコンポジタを推進する半田直人市長の取り巻きが、違法気味なデータ収集を目論むのを月岡が阻止しようとして殺害されたことが判明するが、最新のIT技術の一端が次々に出てきて、やや不消化の部分もあったが楽しめた.外字を確認するステップの不備を突いた武岱の試みが成功する場面は読んでいて興奮した.

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    投稿日: 2015.09.24
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    結構大作で楽しめた。 非常にリアリティがあるところと、あり得ないフィクションめいたところが混在しているという印象だが。 ピンポイントで妙にディテールな描写のところもある。 関係者にとっては突っ込みどころ満載なのだろうけれど、まあ小説だから。

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    投稿日: 2015.09.10
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    サイバー犯罪をテーマにした小説です。 これから運用が始まるマイナンバーも登場してくるのですが、個人情報の漏洩がどれほど恐ろしいことかよくわかります。 警察小説としても臨場感たっぷりの1冊です。

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    投稿日: 2015.08.23
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    藤井太洋さんの『ビッグデータ・コネクト』読了。今進行中のITニュースから想定される地獄を書いた警察小説で、非常に面白く一部冷汗が止まらなくなりました。ここまでの現場に遭遇したことが無い幸せをかみしめつつ、すぐ隣で起きている現実(そうです、割と現実です)を嫌でも思い出させるという… 余談ですが、今話題の鈴木亮平なら『ビッグデータ・コネクト』武岱の変身前・変身後、喜んでやってくれそうな。映像化の際はぜひ。

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    投稿日: 2015.08.21
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    近い将来、すぐそこにやってきているビッグデータの時代にふさわしい、警告を鳴らすような小説。某レンタルショップ・本屋のポイントカードのことを言っているのだな〜と思い、ポイントカードにどれだけ個人情報を収集されているのか、少し強くなる。そしていつか誰も気づかない間にこの小説なようなことが起こるのでは、と思わせる。 展開はさくさくと爽快にすすむ。ラストはものがなしい。

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    投稿日: 2015.08.13
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    ビッグデータが今後どのように取り扱われるか、近々未来の予言。技術の進歩と行政の信頼性。建設業界と化したIT業界の多重下請け構造。技術が実現する素晴らしい未来と、技術によって招かれるディストピア。作者のIT行政への考え方、姿勢も見て取れる。 作者は、日本のジェフリー・ディーヴァーになりつつあるような気がする。

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    投稿日: 2015.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マイナンバー制度、個人情報保護、PC遠隔操作事件、この辺りのキーワードに興味がある人ならば、興味を持って読めるはず。 UNIXタイム、人月(にんげつ)、多重請負、ヒューリスティック、正規表現という言葉に反応する人ならば、さらに良いと思う。 藤井さんはちょっとした近未来を、ああ確かにこういうのありそうだなあと思わせる書き方がホント上手いと思う。自分はとても楽しめた。

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    投稿日: 2015.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネット社会の便利さと危うさがすごく面白く描かれていました。とても「ありそう」な話で、今後「起きてきそう」な話に思えました。最後の最後、こういうのって、あー、なくても良かったのにとか、ないほうがいいのに、ということがありますが、この作品については大きな余韻につながって良かったです。次の作品、期待して待っています。

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    投稿日: 2015.06.08
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    あらすじを見たときは、もっとトンデモな話かと思ったけれど、なかなか真面目な警察小説で、著者の主張したいとこも伝わってきて、結構良い小説だと思いました。 (このあらすじに惹かれて読む人はもともと、個人情報に対する意識の高い人だと思うけど。)

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    投稿日: 2015.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     IT業界の仕事環境には驚いた。他の業種でも似たようなことはあるが下請けの数が多すぎると思った。  情報、データの恐ろしさ、扱いの難しさを感じた。

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    投稿日: 2015.05.27
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    主人公はサイバー犯罪の捜査官。 個人情報を悪用して精巧な振り込め詐欺メールを自動的に生成し、それを遠隔操作ウィルスで他人のPCから送るという事件があり、一人のエンジニアが被疑者として拘束されていたが、証拠不十分で釈放された。 その事件が未解決のまま、ある自治体が提供する複合施設のシステム開発に携わるエンジニアが誘拐され、その捜査線上に前述のエンジニアが浮かび上がる。 そのエンジニアを監視することも兼ね、捜査協力という形で共に行動することに。 自治体システム開発における違和感に始まり、予想だにしないところで矛盾に気付き、二つの事件の関係が明らかに… と言うストーリー。 登場人物の挙動に対して裏で話が進む感覚や、深追いする主人公が犯人の工作に巻き込まれる緊張感とか、非常によかった。 ストーリーに直結しない範囲で、実在の団体・サービス・システムの名前が出てきて、技術規格も今のものやその発展系のような名称で出てきたから、SFとかよりはイメージしやすいと思う。 懸念(?)しているように専門用語もそれなりに出てくる。 都度説明はあるが、IT関係者の方がスラスラ読めると思う、けど俺もぱっとイメージできない箇所もちらほら… 知識がない人でも読み進められると思うけど、普段全くPCに触らないような人はイメージできないところもあるのではないだろうか。 けどそれだけリアルな分、分かればイメージしやすいし、端々の出来事も「実現可能だな」と思える恐怖はあった。 また背景として、警察の動きや民間に対する働きかけ方もそれっぽいし、情報技術に関する官民の提携関係も非常に有り得る感じで、これもリアルだった。 3Dプリンタを使った建築って話もでてたから、新しい技術に関しても盛り込んでるのかな、その辺も興味があれば面白いと思う。 話の中には、システム開発を請け負っている人が10次請負であり、その悲惨さを記しているところもある、IT土方はこの先にもなくならないということか… 俺はまだ客観的に見れただけ恵まれているんだろうなぁ、ITに限らず近い立場の人は読んでて辛いんじゃないだろうか… プラチナデータと比べ、こっちの方がまだ近い未来なのかな、その分具体的にイメージしやすいと思う。 話としても面白かったが、やはり今後の情報技術に関する問題提起をしている面もあると思う。 出てきた言葉の中で、「個人情報保護法は流通規制です。プライバシーの保護を行うために制定された法律ではありません。」と言うものがあり、一番衝撃を受けた。 「マイナンバーは危ないですよ」と言うメディアに対して「短絡的だ」と思っていたが、この下りの話は危機意識を覚えた。 また、これは法律のあり方にも関係するかな、○○のための法律は必ずしも○○になるような法律ではないって感じ。 最近の安保条約や集団的自衛権の話と合わせて、色々考えさせられた。 あとは、人が手動で運用するルールや、古いバージョンでしか動かないシステム・規格はよくないよね、って言うシステム屋からすると耳の痛いメッセージも…

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    投稿日: 2015.05.18
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    IT業界に身を置く者としては興味深く読み進めることができたが、少し行き過ぎ感のある設定ではなかっただろうか。

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    投稿日: 2015.05.07
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    ウイルスソフト、多重請負、ビッグデータなど個人情報を脅かすITとIT業界、そして権力の横暴と利権が絡む犯罪小説、ウィルスソフト作成容疑で拘禁されていた容疑者が無罪放免された後、妙に逞しくなっているのは、やや違和感がありましたが、とてもスリリングな展開でとても面白く読めた。孫請けの次は曾孫、そして玄孫、来孫、昆孫、仍孫、雲孫、耳孫、と続くようです^^;

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    投稿日: 2015.05.06
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    ITの世界を微に入り細に入り描いたサイバー・ミステリー小説。評判ほどではなかった。 行政サービスの民間委託計画を巡り、システム開発のプロマネが誘拐される。捜査するのは京都府警のサイバー犯罪対策課の万田と元ハッカーの武岱… 舞台となるIT業界の描写は確かにリアルであるが、ただそれだけで、ミステリーとしては今ひとつのレベル。

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    投稿日: 2015.05.01
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    佳作。著者4篇目となる長編。 処女作のGene Mapperと3篇目のアンダーグラウンドマーケットは既読だが、それらほど遠くない、只今現在の現実世界と変わらない未来。そこではマイナンバー制度は現実のものとして稼働しており、ともすればIT土方とも称されるSE達の環境も変わっていない。そんな世界での警察が舞台となるのが本作。 現実世界でこれまでに起こってきた事件や企業や出来事がちりばめられており、よりリアリティを増している。そして様々な舞台設定は著者がIT業界に身を置いていたからこその内容で読みごたえのある一冊。 ただ前述の2作に比べると睡魔に勝つほどに作品に引き込む力強さは無かったかな、というのが個人的感想で☆4つ。

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    投稿日: 2015.04.29
  • サイバー犯罪の今がわかる

    新手の振り込め詐欺を追っていた京都府警の万田警部は琵琶湖湖畔で建設中の官民複合施設<コンポジタ>のシステム開発を指揮していた月岡の誘拐事件の捜査に駆り出される。犯人が送ったメールの送信元が、万田が追っていたPC遠隔操作事件で不起訴処分となった武岱修のアドレスだったからだ。武岱は濡れ衣を晴らすために万田の捜査に協力するのだが・・・・。 今回の題材は個人情報。現在、リアル・バーチャルの両方で本人認証する為に我々は日々情報を渡しているが、本人の知らないところでその情報が売買され、更に付帯情報を紐付けして学歴や交友関係までもが暴かれているという実態を虚実取り混ぜながら話の中に盛り込むあたりは相変わらずうまい。またシステム開発案件の多重受け(5次、6次)や納品間際の仕様変更などIT業界に身に置くものにはあるあるネタも満載でさすが業界に詳しい作者の本領発揮といったところか。 誘拐事件の真相を追っていくと業界の闇や今の社会制度や施策の盲点が徐々に浮かび上がる構成になっており、時事ネタも沢山出てくるので読んでいて大変タメになる。ただ後半は謎解きも含めてシステム・IT用語のオンパレードなので覚悟して読んでください。

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    投稿日: 2015.04.17