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異人館画廊 幻想庭園と罠のある風景
異人館画廊 幻想庭園と罠のある風景
谷瑞恵、詩縞つぐこ/集英社
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総合評価

49件)
3.7
3
20
16
0
0
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    頑なに一人で生きていけると思っていたらしい千景ですが、ちょっとだけ心境の変化が見られて良かったと思います。

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    透磨がデレてきた!3作目は透磨サイドからの描写が多く、千景に対しての透磨の気持ちが少しずつ紐解かれてきたかんじ。千景の力や孤独を知ってるからこそ突き放すように接する透磨と、何も知らずにただ優しく接する京一と、千景はどっちが幸せ?昔を思い出せないなら新しく覚えてほしい、昔と変わらずあなたの味方だと言って言ってくれる透磨の言葉に、千景が少しずつ透磨を頼りにしていく姿に成長を感じた。透磨は千景への気持ちにちょっと気づいてきた?

    0
    投稿日: 2023.11.19
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    今回は離島でブリューゲルの庭!この庭を設計したのは?そこでつながるか・・ 確かにバベルの塔をはじめ、ブリューゲルの絵に図像術が入っていても驚かないかも。 結局は、”囚われていた”んだな。

    9
    投稿日: 2023.09.13
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    シリーズ三作目。 父の考えが明らかになったりしながらも透磨がいるお陰で、イカロスにならずに済んだ千景。 やはりこの2人いい関係だな。

    0
    投稿日: 2022.12.05
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    透磨の気持ちが見えているから、千景がわがままに見えちゃうのが辛い。それで物語途中、2人のすれ違いに読むのがしんどかったなぁ。 でも物語は今回もそうくるかー!っていう結末で面白かった 2022.8.27 122

    1
    投稿日: 2022.08.27
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    「離島のコレクター」 彼女の噂は常々と聞いていた為。 どれだけ偏屈な人であろうと誰かと会う約束をしておいて、何時間も待たせるだけでなく気分が乗らないので会わないなんて本気なのだろうか。 「大罪と美徳」 欠航に伴い彼らと居合わせた者。 二人だけで一晩を越した所で何もないのだろうが、今の彼のみを知る彼女からしたら態と嫌われる様な言動などを取る彼とは居たくないだろうな。 「幼児虐殺のイコン」 完成させたい庭園に足りぬ物は。 こんな残酷な答えは考えたくも無いが、絵画を見たせいか彼を甘やかし続けた周りのせいか現在進行形で迷惑を被っているとなると有り得なくはない話だよな。 「イカロスの墓標は誰のもの」 潜入捜査に行った先に居た人物。 彼女は彼の犯罪を起こした瞬間か何かしら島では知る必要のない事を知ってしまい身を隠したのだろうが、それを告発すべき術はないのだろうか。 「隠された罠」 送られてきた写真を元に探しに。 何年間も生きている事すらバレぬ様に身を隠し生活していたはずなのに何故、突然自分の居場所を教えるような写真を送ったのか気になるな。 「聖女の肖像」 持っていた絵画に描かれた世界。 彼女が見せた事により暗示がかかり現実に立ち向かったのか、それとも彼女の意思によるものだったのかは分からないが無事に助かり首謀者も捕まり一安心だな。

    0
    投稿日: 2020.02.09
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    誰もイカロスにならなくて良かった。伸之が千影をイカロスに見たてていて、より伸之アンチになった。特定の人間にしか効かない図像術が出てくるとは思ってなくて最後真澄がいきなり出てきて驚いた。親を許せるようになったわけじゃないけど、務と千影が成長できたのを感じて良かったなと思った。

    0
    投稿日: 2019.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    異人館画廊、3冊目。 千景のことを誰よりも理解し、だからこそ他の人と変わらず接することができる透磨。 逆に、全く理解しないからこそ、他の人と同じように接して平凡な幸せを与えてくれる、かもしれない京一。 どちらと一緒にいるのが幸せなのかと考えると、確かに難しい選択だ。 誘拐事件の真相はわからないけど、父親の影は多少見えてきた。 なんとなく横浜かと思ってたけど、この巻ではっきりと神戸だと……。 関西が舞台のラノベって、なんで登場人物がみんな標準語なの?

    0
    投稿日: 2019.03.11
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    一冊の中で同じことを何回も繰り返さなくていいよ…、くどい。 それが無ければ流れの良い作品になるのでは。

    0
    投稿日: 2018.09.15
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    【あらすじ】 図像術の絵を求めて離島に住むブリューゲルのコレクターを訪ねた千景。 波田野は邸の庭園でブリューゲルの絵を再現し、そこに図像術を込めようとしていた。 庭園を完成させれば絵を見せると言われた千景は庭園の謎を追うが、透磨はそれが千景の父・伸郎の設計だと気づく。 父の見えない悪意に苦しむ千景は、さらに波田野の息子が起こした事件に巻き込まれてゆき…。 【感想】

    0
    投稿日: 2018.02.17
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    透磨と千景の関係にも少しずつ変化が出てきたのかな…。 お互いに複雑な気持ちのままではあるけれど。 美術には疎いので何とも言えませんが、謎解きと二人の関係性を追うだけでも面白い

    0
    投稿日: 2017.12.04
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    今回はミステリー色強めでした。 ブリューゲルの図像術の絵、特定の人間に効果ってそんな範囲とかまで設定出来ちゃうのか?? そう言うモノがリアルにあるのかな?? あるならお目にかかってみたい。 二人の関係もちょこっと進んだ…と思うがどうだろう。

    0
    投稿日: 2017.11.23
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    千景と透麿の心の距離がぐっと近づいた気がする。素直に言葉にはしないけど、お互いに相手を気にかけているのがわかり微笑ましい。透麿と京一も何だかんだで相手の良いところは認めているのが面白い。今後も楽しみです。

    0
    投稿日: 2017.02.04
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    このふたりはほんとくっつきそうでなかなかくっつかない…でもそれが良いし前よりはお互いちょっとずつ近づいてる気がしてとてもきゅんとする…透磨くんほんとすきです…あと瑠衣さんみたいな女性に憧れる! 名前は聞いたことあるけど知らない画家ばかりなので今回もブリューゲルの絵が気になったし、いろいろ図像学についても調べたくなった!

    1
    投稿日: 2016.11.27
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    内容(「BOOK」データベースより) 図像術の絵を求めて、離島に住むブリューゲルのコレクターを訪ねた千景。絵の持ち主・波田野は、邸の庭園でブリューゲルの絵を再現しようとしているらしい。庭園を完成させれば絵を見せると言われた千景は庭園の謎を追うが、透磨はそれが千景の父・伸郎の設計だと気づく。父の見えない悪意に苦しむ千景は、さらに波田野の息子が起こした事件に巻き込まれてゆき…。

    0
    投稿日: 2016.10.25
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    2016.9.7 読了 ついにでてきた、千景の父親。 登場はしてないけど、存在がちらほら。 物語はやっぱり千景の過去の記憶が戻るか戻らないかという感じだな。 まだまだ不安感があるんだけど、千景と透磨のやりとりはやはりいじらしくて好きだーー 続きが読みたいーー 次はもうちょっと2人の仲も進展があるといいけど‥‥

    0
    投稿日: 2016.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ第3弾。妹より。 1・2作目、ちょっと私には合わないと思って敬遠してましたが 3作目も手に取ったら意外に、続編も楽しみになってきました。 絵画、図像術の専門の千景 絵画のことはわからないので、グーグル画像検索しながら。 「イカロスの墜落のある風景」 そしてそれを真似たとする庭 特に今回は、千景とお父さんの関係がクローズアップされました。 そして、件の庭の持ち主のところの親子関係も 画像検索といえば今回は絵画よりも前に おばあちゃんが作るおやつ? スターゲイジー・パイの方が先でした (これはどういう向きにして口に入れればいいんだろう?)

    0
    投稿日: 2016.07.25
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    シリーズ3作目。読了。 図像学を絡めた推理小説はとても面白く読みやすい。 ブリューゲルの画をテーマに話が展開。千影の父親は登場しないものの事件に関わりを持ってくる。過去の誘拐事件も徐々に明らかになり、千影と透麿の気持ちも少しずつ変化してきている。 今後の2人も気になるし、カゲロウの正体も気になるし、誘拐事件のことも気になるし。次回作が楽しみ。

    0
    投稿日: 2016.07.03
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    シリーズ3作目、今回も図像学を駆使して絵画にまつわる謎を解いていくという展開が面白かった。絵画に関しての知識はないが、図像学の複雑さもあるが、話の展開、登場人物たちのやりとりなど、引き込まれる要素があり楽しめる。千景を始め画廊のメンバーが物語を追うごとに親密さを増しているのも物語に欠かせない要素で、千景と透馬との関係も前回から進展しているのか気になりつつ読み進めていった。途中、関係にひびが入ったのが気がかりであるが、少しずつよりを戻していけたらと思う。千景の父も登場し、どのように関わるのかも気になる。

    0
    投稿日: 2016.04.25
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    ■名画を模した庭園にこめられた謎―― 図像術の絵を求めて離島に住むブリューゲルのコレクターを訪ねた千景。波田野は邸の庭園でブリューゲルの絵を再現し、そこに図像術を込めようとしていた。庭園を完成させれば絵を見せると言われた千景は庭園の謎を追うが、透磨はそれが千景の父・伸郎の設計だと気づく。父の見えない悪意に苦しむ千景は、さらに波田野の息子が起こした事件に巻き込まれてゆき…。

    0
    投稿日: 2016.04.21
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    表紙に似合わず(?)、高尚なブリューゲルの話が、絡んでいる。 つい最近、バベルの塔を調べている時に、ブリューゲルの文字を見たばかりである。 つい、その文字と推理のある様な「幻想庭園と罠のある風景」と言う表題に、誘われて読んでしまった。 シリーズの3巻目から読んでしまうことになるが、、、、案外読みやすかった。 図像術(イコノグラフィー)と言うのが、少し理解出来なかったけど、、、、 まだ、読みが浅いかな?

    0
    投稿日: 2016.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブリューゲルの絵画に絡ませていて、面白かった。最後の崖のシーンも母親が子どもを守る強さを表していて、とても良かった。 千景と透磨の関係もなかなか前に進まないけど、素直じゃない二人も可愛い。

    0
    投稿日: 2016.03.30
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    シリーズ第3弾。ブリューゲルの絵と、その絵を再現した庭園をめぐるミステリー。このシリーズすべてそうだけど、ミステリー部分は軽め。 今作も、絵画や図像術が絡んでくるけれど、それ以上に千景と父親との関係が主なテーマになっている。親に愛されなかった自分を受け入れられず、その傷を隠すために強がり続ける千景が痛々しい。 そして、千景と透磨が相変わらず不器用すぎて、いい加減焦れったくなる。それでも少しずつ距離が縮まりつつあるので、気長に見守ることにしよう。

    0
    投稿日: 2016.03.23
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    絵を求めてやってきた離島にて 複雑な人間関係に直面する。 離島の人達の、であったり、自分の、であったり。 過去の幻のように、ゆらゆらと出てきています。 子供にとって、どんなにひどい親であっても 絶対のもの。 切り離すには、非常に体力を消耗してしまいます。 しかし、Aだと思っていたのが実はBでした、は よくあるパターンですが、まったく。 それよりも、図像術の話から、そこまで引き出せる おばあちゃんがすごいのか? ひっそりこっそり、いい所を持って行った感じです。 そしてこの二人の距離は…縮まったような そうでないような。 ツンデレとツンデレは、一体いつデレるのでしょう?w

    0
    投稿日: 2016.03.11
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    3作目にしてやっと内面性が描かれてきた気がする。 千景の複雑な過去と図像術研究へのあがらえない心。 謎な役柄故に出番の少なく存在すら怪しいカゲロウだけど、毎回印象的に登場すると思ってたら、今回は存在感が増した模様。 今のところ今回のが一番好き。

    0
    投稿日: 2016.03.10
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    谷さん、やっぱり個人的にはあまり文章が合わない。題材とか凄く魅力を感じているけど、すとんと入ってこないのです。

    0
    投稿日: 2016.02.19
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    シリーズ第4弾。 絵画よりも、だんだんと千景の両親や人間関係に重きを置いた話になりつつある。 今回の犯罪の話は黒幕がすぐにわかってしまった。 が、ラストは思いつかずびっくりした。

    0
    投稿日: 2016.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリー部分の犯人は予想がすぐつくけどおもしろかった。千景と透磨の距離が今回は少し近づいて、千景も透磨への気持ちを意識しだしたのかな。千景の父親の姿が少し見えましたが、本当にそんな人なのかな・・・。千景の誘拐事件の謎はさっぱり明かされず。キューブの仲間たちへの千景の心境変化もあるし、少しずつ他者への関わりを心地よく思い出した千景がかわいい。

    0
    投稿日: 2016.01.02
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    異人館画廊の3冊目。 恩師からの依頼でブリューゲルの収集家と接触した千景。 絵画を再現した庭園を完成させれば絵を見せると 言われるが、透磨は庭園の設計者の正体に気づき…。

    0
    投稿日: 2015.12.10
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    今回の主な舞台は瀬戸内海の離島。 そこにはブリューゲルの熱烈なコレクターがいるという。 ブリューゲルの絵画に登場するモチーフをちりばめた庭園は、何かが足りない。 その何かとは「イカロス」。 イカロスはなんなのか。 イカロスは誰なのか。 罠の仕掛けられた庭園に千景と透磨が赴く。 この離島に住むコレクター、波多野はカササギを家紋としている。 日本では吉鳥、しかし西洋では不吉な鳥。 この正反対のイメージが今回の物語の重要なテーマだ。 どんなものにも裏と表がある、愛と憎悪が地続き......この言葉はトラウマを持つ千景が語るからこそ意味をなす。 桐真澄という女性が登場する。 この女性は波多野の娘であるが、波多野の息子の務の姉だという。 姉弟揃って粗暴で、力を誇示することしかできない。 しかし、それぞれの背景を知ると、違ったように見えてくるから不思議だ。 もう一つ、本作に登場する重要なものとして『悪女フリート』がある。 この女性は聖女と言われることもあるが、「地獄で泥棒をして無事に帰る」ということわざの体現でもある。 彼女もまた、二つの面を持つ。 二面性とは、まったく異なるもののようでいて、同じものを別の立場から見ただけなのではないか。 この悪女フリートで思い出すのが鬼子母神(正しくは鬼という漢字の上のツノがない)。 まったく違う世界の、まったく違う話なのだが、力強い母、子供のために戦う母のイメージが重なった。 母親像を理想化し、人に押し付けるつもりはないが、母というものは鬼や悪魔でありながら、仏や聖人でもあるような気がする。 それにしても、京一の空気の読めなさ、間の悪さったらない! 気づかないことも優しさなのかもしれないが。 ああ、腹たつ〜と思いながらどう次作もかき回してくれるのか、楽しみでもある。

    0
    投稿日: 2015.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    透磨の不器用さと千景の鈍感さにいい加減ちょっとイライラしてきます。 こんかいは千景の父親、母親の身勝手さにひどい!っておもってしまいました。

    0
    投稿日: 2015.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第三弾。今回は千景の父に対してフォーカスが当たっている。父が手掛けたイカロスの墜落を見立てた庭園に足りないものを見つけるよう依頼された千景たちは、庭に無いのはイカロス自身であることを発見する。 依頼者は足りないイカロスとは、粗暴に成長した息子の事ではないかと考えており、千景は父がそんな未完成の庭園を作ったことで、千景へイカロスはお前だとメッセージを送られたように感じて、依頼人の息子に興味を抱く。 そのことにやきもきしながらも、素直に態度に出せない透磨。 千景が忘れてしまった記憶を思い出して欲しいのか欲しくないのか葛藤する彼だが、そんなこと知らない千景は透磨のツンツンした態度に無意識に傷つく。 千景は絵画に関してプロフェッショナルな知識を持つ職人だが、美人なのに10代らしく両親や周りとの関係を上手く作れなかったことで自分は誰からも必要とされないというコンプレックスを抱えるアンバランスさを持っていて、非常に危ういなぁと感じる。やはり親の影響って本当に大きい。 透磨が千景を受け止められるようになるには、まだまだ何か足りないなぁ。 不器用な二人のやり取りで、読み手側はじりじり感じてしまうが、今回の件で二人の仲が絵画と図像術を通してまたほんのちょっと縮まったかな?

    0
    投稿日: 2015.11.23
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    まあまあ。前作の方が好みだったな。 ちょっと飽きてきちゃったかも... ブリューゲル・イカロス・聖女マルガリーテ・悪女フリード

    0
    投稿日: 2015.11.11
  • 六者六様の活躍ぶり

    シリーズ第3弾。千景は図像術の用いられた絵を探して、瀬戸内海の離島を訪れます。せっかく透磨も一緒なのに、全然甘いムードにならないのがこの二人らしいところ。恒例の口喧嘩は、もはや微笑ましく感じられます。 本シリーズはライトミステリに分類されると思うのですが、この3巻はこれまでで最もミステリ色が強く、いつも以上に楽しめました。Cubeの他メンバーにもそれぞれ見せ場が用意されていて、探偵団的な活躍で千景たちをバックアップしてくれます。 相変わらず基本ツンツンな透磨ですが、たまにドキッとするような言動をするので油断なりません。千景も透磨を取っかかりに、頼れる人を増やしていってくれたらなあ……と思いました。

    3
    投稿日: 2015.10.24
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    お洒落なブルターニュ産のりんごジュースに、 見た目が強烈なスターゲイジーパイにそそられた。 絵画はブリューゲルの『イカロスの墜落』と『悪女フリート』。 今回も千景と透磨の関係がいじらしい。

    0
    投稿日: 2015.10.19
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    3巻は、ブリューゲルのコレクターの絵を見せてもらうという代わりに、持ち主から出された難題をクリアするまで。 親に愛されなかった子供という点に焦点をあて、千景の行方不明である父・伸郎の存在をちらつかせてのストーリーとなっております。 図像による暗示のあるなしはさておき、登場人物達の気持ちの動きにポイントを置いて楽しむということで満足。 千景の中で、透磨にどう思われるのかが、かなり重要な位置をしめるようになり、透磨の中でも彼女への保護意識から抑圧するような態度への反省と信頼への展開という大きな進歩を見せ、恋愛面的嬉しい巻となっております。 詳細は下記 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4730.html

    0
    投稿日: 2015.10.13
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    図像学に興味をそそられる。 絵に関わるミステリー。 今回は途中で、結末を予測できてしまったけど、図像術に関する部分はやはり面白い。

    0
    投稿日: 2015.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親子の関係性と、イカロスの庭園を重ねていくことで 孤独感が一層強まる。 絵画の謎とともに、シリーズの謎も深まってきた3弾。

    0
    投稿日: 2015.10.04
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    推理物としてよりも、二人の関係の変化が楽しみなこの頃です。 今回は、京一さんの空気読めなさとかちょっと、イラっとした。 焦れったいわーw

    0
    投稿日: 2015.09.26
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    自分を捨てた父の影が残る庭園で、彼女は断罪されるのか シリーズ3作目。今回ピックアップされている画家はブリューゲル。前作から一歩進んで、透磨は千景をどうしたいのか、その一端が垣間見えた今作。千景も少しトラウマを乗り越えて強くなった。 相変わらず事件自体はすごいトリックや深い過去があるわけじゃないけれど、絵画って面白い!と思える内容。次巻が出るまでに、図像に関する本を読んでみたいと思う。 あと、実は京一の空気の読めなさも楽しみなったきた。

    0
    投稿日: 2015.09.16
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    このシリーズも3巻目ですが、どうも、盛り上がったところで急に失速するというか、いつも肩透かしをくらったように感じます。 ミステリのカテゴリーではないので、種明かしをしたり、衆人環視の元謎解きをする必要はないのでしょうけど、それにしても物足りない。で、結局あのひとは、なんでそれをしてたのさ!の部分が未消化です。 2巻に比べると、透磨くんは自覚症状も出てきて、覚悟も決まったようです。よかよか。千景ちゃんは、未だに悶々としていて、彼女が「冷静よ!」と言うたびに失笑してしまう。でも彼女、まだ19歳ですもんね。あんなものなのか。 キューブのメンバーたちにも何か過去が?という伏線も敷かれ、カゲロウさんに会えるのもそう遠くはなさそうです。 シリーズを通して、ピックアップされる画家が素敵。今回も、ブリューゲルを調べましたが、あのイカロスは素晴らしい。また、絵画を言葉で説明してくれる箇所が好きです。どうしても感覚に頼らざるをえず、しかも主観的になりがちな絵の魅力を、ああして言葉にできるのは、かゆいところをさりげなくかいてくれるみたいで、読んでいていつも興奮します。次は誰の絵なのかな。楽しみ!

    1
    投稿日: 2015.09.12
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    千景と透摩の関係に少し動きがありました。 どちらも少し素直になったような気がします。 そして、千景の父親も名前だけですが登場。 でも娘のことをあまり好いていないようですね。 なんだかなー・・・。 それに京一の空気の読めなさにはイライラしました。 千景の過去を知らないわけないはずなのになんでそんなこと言うかなー!?って感じ。

    0
    投稿日: 2015.09.09
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    このシリーズだけでなく、「思い出のとき修理します」も、「ガラクタ屋と月の夜話」も、親子の確執が根底にあるみたい。

    1
    投稿日: 2015.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    異人館画廊三作目。クールなヒーロー透磨が、空気の読めない京介とヒロイン千景の父が話に出てきたおかげで、千景に対して、自分が思ってることを少し言うようになりました。千景は誘拐事件のせいで、子供の頃、透磨と仲が良かった時の記憶をなくしていて、彼のことを信用せず、勝手な行動をします。業をにやした透磨がいうセリフ。「おぼえてなくても、あのころと同じように僕はあなたの味方です。今も、何があっても味方です。意地悪だと思われても、鬱陶しくても嫌いでもいい、信用できなくてもいいんです。でもこれだけは、もういちど記憶に刻み直してください」 透磨がこんなこと言うなんて思いませんでした。きっと千景がツンデレすぎるのもあるかもしれません。 この二人、両方クールだから、進展するのか心配です。 謎自体も楽しめました。ブリューゲルの「イカロスの墜落のある風景」や「悪女フリート」、ブリューゲルの他の絵も見たくなりました。

    3
    投稿日: 2015.09.06
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    真犯人途中でわかってしまった…。 少しずつ変わりつつある2人の関係と、主人公の父親とのこれからの展開に期待が持てる一冊でした。

    0
    投稿日: 2015.09.03
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    恋愛小説としてみると、非常にもどかしい作品です。今回はなんか救われる話でした。人を陥れるばかりが図像術ではないということですね。

    0
    投稿日: 2015.08.25
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    シリーズ3作目。 思わぬ形で千景の父親が関わってきて、彼の悪意をぶつけられる千景が痛々しく、不憫でならない。 千景と透磨は少し近づいた気がするけど、相変わらずじれったい。そして京一は相変わらず空気読めず地雷投下。。 色々な謎はまだまだ解けそうにく、さらに深まっていった感じ。

    0
    投稿日: 2015.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公二人に多少は成長が見られると思ったら、今回京一さんが地雷過ぎた。 なんということでしょう。 vs父親は今後もあるのかなぁ。

    0
    投稿日: 2015.08.23
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    だんだんおもしろくなってきたように思う。最後に自分の予想を越えててびっくりした!ブリューゲルは好きな画家なのでさらに楽しめた。

    1
    投稿日: 2015.08.22