
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
見たことある絵だな?と思ったら、【ハカイジュウ】の人だった。ネタバレあり。 中学卒業後、進路はバラバラになったクラスメイト。中学でのみなのアイドル奥村切子の十七回忌ということで、廃校となった母校に集まり同窓会をしませんか、という案内を受け取り、五人の人間が廃校者に集う。幹事は遅れているらしい。 良介は、みんなのアイドルだった切子に少しときめいてきた。彼女は中三の時橋から飛び降り自殺したとされていたが、可愛くて成績も良くみんなから慕われていた切子、そんな彼女が自殺するはずがない、誰かに殺されたに違いないと良介は思っていた。 お酒を喰らい、思い出話に花が咲く。 ……と、安酒に酔った和哉、トイレに出かけ、途中の空き教室に亡くなったはずの切子の姿を見かけドキリとする。 見間違い……そうだ、きっと酔い過ぎたんだ……。 ナンバーワンキャバ嬢だという理緒は、中学時代初恋人であり現在妻子持ち且つ会社社長という和哉にモーションをかける。が、和哉はすげなくそれを断る。 フラれた理緒は煙草を吸いながら一人愚痴る。24歳までは八王子のキャバクラでナンバースリーまで行ったことがあるらしい。 扉の閉まる音が聞こえ、そちらに気を取られた際に太ももに違和感……見れば便座の下から右手が……。 思わず悲鳴をあげる理緒。 悲鳴につられ、女児トイレに向かう五人。みずほが電気をつけると…… 首をかっ裂かれた理緒の無残な姿が。 助けを求めようにもケータイは圏外、職員室の固定電話も繋がらない。外へ出ようとしたそのとき地響きが鳴り響き、土砂崩れにより脱出は絶望的に。 16年ぶりに集まり、同窓会をひらいた。そこにいきなり不審者が紛れ込み、理緒を殺して去った、ということは考えにくい。つまり同窓会を仕組んだ人間が何か企み、理緒を殺したのだろう。 誰が、となっていたその時、急に停電に見舞われる。 良介と正雄が配電盤を見に行くことになり、途中正雄は良介とはぐれてしまう。良介を探しにフラついた折、ピアノの音が近くの教室から聞こえてきた。 ピアノを叩く切子らしい人影。混乱し、アーティストとしての血が騒ぎ、セッションを試みる正雄。 しかしすげなくゴキィという音が響き渡る……。 ようやく配電盤に辿り着き、電気を復旧させる良介。正雄を探しに向かい、音楽室にて正雄の無残な姿を発見することになる。 教室にて良介と和哉の口喧嘩が始まる。 いい子ぶって罪を流れるつもりか、途中まで面白がっていたお前も同罪だ、と糾弾する和哉。良介には意味がわからない。 タイムカプセルを開けようと同窓会の招待状にはあった、向かおう、向かったところで無駄だ、以下エンドレス。 そして窓の外にべたりと張り付くナニカ。 「りょうすけくん」 とそのナニカはつぶやく。 と同時に窓を破り中に侵入してくるナニカ。 みな逃げ出す。 そこで英孝が、みんな死んだって仕方ない集まりだとぼやく。 理緒は近年働くキャバクラで客がつかず、枕営業を繰り返しては首になり、東京郊外の店を転々としていた。 正雄は音楽活動と称して親の老後資金を食い潰し海外旅行三昧。 和哉は、経営していた会社は三年前に倒産、現在無職。妻子への度重なるDVが原因で昨年離婚していた。 また、そこで招待者のKは英孝だということが暴露される。作家名である桐島桐緒からとったという。 英孝もまた、小説家になるべく頑張っていたが芽が出ず苦悩していた。 自分と切子は似ている。だからこれを機に一緒に復讐しよう!と叫んだ瞬間、切子に似たナニカに顔を吹き飛ばされる英孝。 一刻を争う、三人は駆け出す。 「イジメの標的を自分から切子に移したのは英孝のくせに!」 和哉が叫ぶ。良介は戸惑う。切子がいじめられていた……? どういうことか詳しく聞こうとしたその直後、和哉は頭をかじり取られ絶命する。 良介はみずほをおぶさり逃げ出す。 タイムカプセルを掘り返したら何かわかるかもしれない、ということになり、みずほと二人、タイムカプセルを掘り起こす。 様々なものがガラクタに混ざり、写真が出てくる。切子の真似をした顔の知らない人間がおり、良介は驚く。 いいや、その子が切子だとみずほに言われ、さらにわけがわからなくなる良介。 良介の記憶では、可愛らしくて学校中のアイドルだった切子。その面影すらないその少女。 そしてどんどん思い出していく…… みんなでその少女をいじり倒していたこと。 一度助けただけで彼女ヅラをした少女のこと。 みんなから囃し立てられ、バケモノ!と追い払ったこと。 その後は見て見ぬ振りをしたこと。 タイムカプセルに品物を入れたその日、急に切子にごめんねと凄まれ、叫んで押しのけーー橋から突き落としてしまったこと。 ーーそう、切子を殺したのは誰でもない良介だった。 その記憶に蓋をして、必死にアイドル的な切子を上書きした。みんなでいじって遊んでいたかわいい切子を思い出の中に実現させることで、都合の悪い記憶を改竄した。 良介はみずほに、自分は生きる価値がないと吐露する。 みずほは、妻子ある上司と付き合っており、最近になって別れたことを告げ、自分も褒められた人間ではないと伝える。 切子はなんとウルトラマンの怪獣のごとく、校舎を派手にぶち壊せるほどの大きさとなって良介を付け狙う。 自分を連れて行けと叫び、切子の口が迫り…… 目覚めると、大きな土砂崩れが眼前に広がっていた。どうやら助かったらしい。 切子の痕跡は何一つ見つからなかった。 一ヶ月後。 同窓会以降、生まれ変わったようだ、と思う良介。上司から理不尽な指摘を受けても、軽く受け流せる。 みずほとは一週間ほど連絡が取れない。みずほも忙しいんだろう、と良介は思う。 切子に救われた命だから、さらに大切にしないと…… そんなふうにホンワカ思っている真後ろに、大きな瞳が……。 って、なんでだよ!??? 理不尽だなオイ!! 二人助かった意味ねーじゃん! いやたまにあるけど! こういうの! ホラーでたまにあるけど!! ブックパスだったから良いけど、これ定価で買ってたらクソ過ぎて泣く。
0投稿日: 2017.11.14
powered by ブクログクラスのアイドルだった切子の死の真相が同窓会で明らかになる。閉ざされた学校で、一人、また一人と切子のバケモノに惨殺される。それにしても、集まったクラスメイトたちのダメダメな現在がひどい。音楽室でピアノを弾く切子のバケモノと、自称ミュージシャンのセッションには笑った。歌を聞かなくても、どうしようもない音楽だと思えてしまうひどさ!
1投稿日: 2017.09.30ストーリーは悪くないのですが...
作者の本田真吾の作品で、私が読んだことがあるのは「ハカイジュウ」で、本人が意識してかどうかはわかりませんが、見方を変えるとギャク漫画になってしまうそのぶっとんだ発想は結構好きです。その作者の一巻完結のホラー漫画ということで、興味津々でした。 ...で、読んだ感想ですが、ストーリーもよく練られていて、 とてもよくまとまっていたと思いました。ただ、期待していた方向性での驚きもなく(いや、あるにはあったんですが微妙に消化不良というか...)普通に面白かったです。という感想になってしまいました。 どうもこの作品、ホラー漫画としてのおどろおどろしい感じをあまり受けない印象です。例えるなら昔のフィルムのぼやけた心霊写真とデジカメで合成されたくっきり心霊写真の差というか、まあこれは完全に個人の嗜好の問題ですね。
3投稿日: 2016.08.27
powered by ブクログ怖いかどうかは別として、なかなかに破壊力のある作品。ホラー漫画のセオリーから少し外れているので新鮮味がある。 なかでも、幽霊(?)の奏でるピアノとセッションして心を通じさせようとする試みは未だかつて見たことがない。
0投稿日: 2016.04.09
powered by ブクログ面白くなかったから速攻古本屋に売った。 ホラーって最近こんな感じなのかな? ひたひた…って形容詞が合わないホラーは好かん。 んんん???って思うポイント多いし オチの怖さもわかんないし 私の好みじゃなかったって事かな。
0投稿日: 2016.04.04
powered by ブクログ虐め問題、同窓会をテーマにした残虐シーン満載なホラー漫画。 思い出の美化が暴かれる瞬間を恐怖とみるか笑いととるかで評価が別れる気がします。
0投稿日: 2016.03.23
powered by ブクログただただ怖いわ・・・ 読み終わってから、原作リングの最初の話を読んでるみたいな気持ちになった 一切謎が解けない感じがまた怖い
0投稿日: 2015.05.18
powered by ブクログこういう話を読むと、中学で3年間いじめられっぱなしだったKを思い出す…今だから解るが、精神遅滞などではなく、極度の対人恐怖症その他を抱えていた精神病だったんじゃないか、と思う。両親がおらず、親代わりが祖母だけ。小学生から彼女を知っている学区の子たちは当然の様に中学でも彼女を苛めの対象にしていた。他の学区から来た私たちには何故彼女が苛められているのか本当の理由は分からなかったが、一年生の間はまだ本読みで当てられると立って小さな声で普通に本を読んでいた。徐々に、鼻水を机の上まで垂らしてじっとしているなどの奇行が目立つようになった。私が丁度前の席に座っていたのでティッシュを渡してあげたが、彼女は身動き一つせず、鼻をぬぐおうともしなかった。2年になって、友人のクラスの彼女がいた。生理用品を持っておらず、垂れ流ししているのを友人他が見つけ、大騒ぎになった。生理用品を常備できないほど彼女の家庭は貧しかった。貧しさに、ますます苛めはエスカレートしていった。風呂に入ってないらしく、彼女の体臭は浮浪者のようだった。全く口を利かなくなり、一人でにやにや笑っていたり、今ではあの様が精神病か神経症を患っている人のものだと解る。3年の時、下駄箱で友人とだべっていたら、彼女のクラスの意地の悪いグループ女子がたむろしていた。そこへ、Kが奇声を上げながら突進していったのを覚えている。その後、彼女は学校に来なくなったように思う。風の噂に、高校へは行けず、精神病院に入院してると聞いた。シンナーやり過ぎのヤンキー女子も、精神に異常を来し、やはり精神病院に入ったと聞いた。こういうリアルな話の方が怖いだろう。ティッシュを渡した私も、何も親切心でやった訳じゃない。なんで苛められるネタを提供してやるんだ、と腹が立ったからだ。ティッシュで拭けばいいだけじゃいか、と言うのが本音だった。もしかしたら、ティッシュさえ持てなかったのかもしれないし、彼女にとってはいじめのネタが一つ減ったところで自分が苛められる事実は変わらないと知っていたのかもしれない。奇声を発し、苛めた相手に突進していく彼女の事を未だに思い出す時がある。髪に掴みかかり、ひっこ抜こうとしているかに見えた。彼女は復讐心を持ち、それを自覚していた。決して頭が可笑しい訳じゃないんだ、と未熟でバカな中学生の私でもそれは理解できた。
2投稿日: 2015.04.10
powered by ブクログやっぱりお約束を曲げずに踏襲しつつ、精密な画で魅せる(キモくても魅せるものは魅せる)作家なんだなあと再確認。巨大切子はやり過ぎな気はしたけど、画の説得力はあるし昨今このぐらい普通ではあるよね(多分)。
0投稿日: 2015.04.02
powered by ブクログまあ、なんというか。パニックホラー的な。 「誰だこいつは!」のところが、それまでと顔違いすぎて笑った。
0投稿日: 2015.03.29
