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イスラーム国の衝撃
イスラーム国の衝撃
池内恵/文藝春秋
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総合評価

111件)
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    たくさんの人に読まれてほしい本。いかんせん日本では、研究者有識者が少ない。だからこそ、たくさんの人がこの本で勉強してほしいと思う。 再読

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    投稿日: 2015.02.01
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    著者の池内恵氏はイスラームの政治思想史、そして国際政治を専門とする研究者であり、本書も政治思想史的なアプローチと国際比較政治学的アプローチの両面から「イスラーム国」(ISIS)誕生の衝撃について、一般向けに解説したものとなっている。 なぜ、かの組織が「イスラーム国」を名乗っているのか、従前の国際的なテロ組織とどう違うのか、グローバル・ジハードはどのような教義や組織によっておこなわれているのか、などについて非常に丁寧にわかりやすく書かれていると感じた。また中東情勢の歴史についても第8章に非常に簡潔にまとめられており、バラバラに認識していた点が線になって繋がっていくように感じた(こちらの不勉強でそれがさらに面となり、立体化されるまでには時間がかかりそうだが……)。 本書を読んでいる最中に後藤健二さん殺害の報が入った。大変、残念なことであるが、彼らがなぜあのような残酷な処刑動画を流すのかについても第7章「思想とシンボルーメディア戦略」において詳述されている。

    1
    投稿日: 2015.02.01
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    後藤さんが処刑されたというニュースを聞いた朝に読み終わった。昨年末に書かれたようだが、イスラーム国というものの出現の経緯とその行動原理をわかりやすく説明されている。久しぶりに他人に勧めたくなる新書でした。

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    投稿日: 2015.02.01
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    昨今ニュースに取り上げられるテロ集団について、背景も含めて理解したいと考えて購入。 Kindle版があったことを書籍版購入後に知った。 「アラブの春」といった中東で起きた歴史的事件とイスラム国の関連、アル=カイーダやタリバンなどの過去のテロとの関係、比較等をデータを用いて客観的に丁寧に解説している。 ニュースでの中東情勢を一層理解する助けになると思った。

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    投稿日: 2015.01.31
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    アウトラインを知るために購読。目の前の現実で起こっていることを理解、解釈し、自らの思考を客観視・コントロールするにあたって、6章以降だけでも目を通すと良いと思った。 著者は、今日現在、日本に於いて「知的中立的」と受け止められるであろう「一般的な」解釈に対しても、一定の懸念を抱いており、そのことに私たちは耳を傾ける必要がある。 イメージだけで恐怖心を抱いたり、表面的な分析を行うことは極めて危険。それこそ、さらなる混乱の元となる。冷静で大きな視野を持って事態を把握・理解しようとする態度が何より求められているのだろうと思う。 ただ、そもそものイスラム教の概念、イスラム教とが見ている景色については、この本の内容が不足という意味ではなく、勉強不足という意味で、やっぱりまだわかりにくい。(そもそも、キリスト教も仏教もわかっていないが) 無意識に八百万の神を感じ、「お天道様が見ている」ことが自己統制の軸となっている自分にとっては、特定の「神」や指導者に正統性を求め、忠誠を誓う感覚が掴みにくいのだろうと思う。この点については、引き続き勉強が必要。

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    投稿日: 2015.01.29
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    まことに勉強になった。正確には、知らなかったいくつものことを知ることができた。新進気鋭の学者が培ってきた学識を一般に伝えるという古典的な新書を久し振りに読んだ気分。おすすめの文献の中から読みやすいものを見つけて読みたいがどれも一覧的には読めそうにない。次著を用意しておられるようなのでそれを読もうかな。類書もチェックしよう。

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    投稿日: 2015.01.29
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    今テレビで話題のイスラム国。ある日不思議な言葉をニュースできいたな、と思っていたら一気に大きなことになっていった。何かはよく知らなかったので、読んでみた。9・11のテロからこれまでのイスラム圏のニュースが俯瞰できてよかった。

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    投稿日: 2015.01.25
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    イスラム国とアルカイーダ、ターリバーンといったイスラム過激派の関連と変遷からなぜイスラム国が今のように力を付けて来たかを解説する私たち日本人の疑問に答える好著。結局のところ米国によるイラクの強制的民主化や様々なところで明るい兆しと捕らえられているアラブの春によって成立した民主的政府の統治能力のなさやスンナ派(スンニ派と思っていましたが本書の表記に従う)とシーア派の昔ながら対立などが問題のようです。個人的見解では、中世以降のイスラム世界の没落を被害者意識(まぁ、英仏の所業も十分悪辣ですが)でしか感じ取れていないので、最新のテクノロジーを利用しつつも昔のやり方で復讐しているように思える。

    1
    投稿日: 2015.01.25
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    前半はものすごく淡々としている。後半、特に7章はそうなのか、最近よく聞く「十字軍」ってそういうことなのね、とか。

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    投稿日: 2015.01.23
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    複雑でわかりにくイスラム過激派の思想や行動について、基本的部分から分かりやすく説いてくれている好著。 2日ほどまえに二人の日本人がイスラム国により身代金を要求されるという事件が発生し、1月20日発売のこの本の価値がより高まった。 モールス陥落の意味、カリフ制宣言の意味、タリバン政権とアル=カーイダ勢力についてとそれらとイスラム国の関係性、数年まえに各地で発生した「アラブの春」の意味、スンナ派とシーア派、(グリーバル)ジハードの意味、アッラーとムハンマドに関しての宗教的な内容とその教え、イラク、シリア、トルコ、ヨルダンなどなどの絡まり、イスラム国が行う西洋人への蛮行(我々にはそのように映る)の背景など内容は盛りだくさん。 付記:イスラム国のカリフ制宣言をしたアブ・バクル・アル・バクダディについても詳しく解説がなされている。イスラム国理解にはこの部分が根源となる。

    4
    投稿日: 2015.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本人人質事件のニュースに推されて読了。イスラーム国とはどのように台頭したのか、グローバルジハードとは…ある程度の中東情勢への知識は必要だが、イスラーム国の理解を深める事ができた良書。今回の事件も「日本よ、対岸の火事では無いのだよ」という挑発に見える。

    2
    投稿日: 2015.01.21