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オリガ・モリソヴナの反語法
オリガ・モリソヴナの反語法
米原万里/集英社
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総合評価

180件)
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9
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    後書きにもあった通り、この本の唯一の欠点は『題名』であるかもしれない。 物語のなかでこれでもかというほど反語法に魅せられ、物語との結びつきに唸らされた後に改めて題名を考えたときと、書店でふと手にとったときの重みが全く違いすぎる。 まったく、拍子抜けするほど期待を裏切る一冊だ。 反語法の使い方、これで合ってるだろうか。

    0
    投稿日: 2012.03.16
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    よく調べられていて、時代の流れに基づく人々のドラマが過去の謎を解きながら語られるのが凄い。暗い粛清時代の話しだが、それを乗り越えよう、生き延びよう、と前向きにも後向きにももがく人々の様が重たい読後にさせない。 かなり読みごたえがあるし、何度も読みたい本。

    0
    投稿日: 2012.03.10
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    「オリガ・モリソヴナの反語法」米原万里、読んだ。この人の本はきっといずれ全部読むことになる。ソ連社会主義体制下で行われた反体制分子排除が凄まじい。重い内容を、「アーニャ」同様に軽い読み口で、活き活きと鮮やかに人物や情景が目前に描き出される様は見事だ。

    0
    投稿日: 2012.03.05
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    ロシア語通訳者である米原さんの小説。 独特の語り口のエッセイもから入りましたが、小説もすごく面白い。 オリガ先生が懲罰独房でヨガ鍛練をするのがかっこいい。

    0
    投稿日: 2012.03.01
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    いつも読むジャンルとかけ離れていて、あまり入り込めず。 でも激動の時代を生き抜く強い女性達に心を打たれました。

    0
    投稿日: 2012.03.01
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    旧共産圏の話って慣れなくて身構えするけど、読みだすとひきこまれます! 小説以上に、数奇な体験を著者がしていそうな感じがしました。 浪人時代〜バイトと縁のあった、世界史の講師のおすすめ。

    0
    投稿日: 2012.02.05
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    著者の実体験とソ連・共産主義時代の出来事をミックスした小説。フィクションではあるが、ノンフィクションノベルの趣きが強い。 謎解きの要素もあり、ぐいぐいと引き込まれて一気に読んだ。終盤が駆け足で、ちょっと「とってつけたような」エピソードの羅列になってしまったのは残念。 本筋とは関係ないが、日本バレエ界の裏側暴露をさりげなく絡めている点には驚いた。つい、作中で指摘された日本の有名某プリマのエピソードをネット検索してしまった(笑)。バレエ事情に詳しくない私にとっては、へえーーーーー面白~~い!!と、興味津々なエピソードだった。 1989年に終焉を迎えた共産主義。その時代の狂気に翻弄された人々に興味を持つ人におすすめ。

    0
    投稿日: 2012.01.31
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    父に勧められて読んでみた。 ソ連時代ってこうなんだって、驚くことばかり。 プラハにいた小学生時代の謎を大人になった今その頃の友人とときあかしていくお話。 粛清といった重い内容の話だけれど、謎の一つである小学校の先生の生い立ちを軸に描いていて、暗いイメージというよりもその時代の人々が、とにかく生きていくという、生きる強さを感じました。

    0
    投稿日: 2012.01.17
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    米原万理さんの自伝に近い長編小説です。 主人公がプラハのソ連人学校に通っていた頃のダンス教師オリガ・モリソブナの過去を紐解いていく・・。 旧ソ連のスターリン時代に生き抜いたオリガ・モリソブナとはどのような女性なのか? 読んでいるうちに自分が主人公になったように錯覚するほど入り込んだ1冊です。 米原さんの本によく出てくるソ連人学校。個性的な教師といわくありげな同級生たち・・・。それぞれの人生が見えてくるのも面白いです。

    0
    投稿日: 2012.01.13
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    作者の逝去を、読み返すたび思う。 主人公は大使館員の子女、スターリン時代のソヴィエトでの、張り詰めた生活。しかし、通う学校には、強烈な個性を放つ舞踊の先生がいた。 オリガ。 彼女が上手いといえば、それは反対。醜くてたまらない、その言葉は最上の褒め言葉。そうしてその奇妙な婦人にいつもよりそう、貴族的老婦人。 二人の数奇な運命を、長じた主人公は自らの人生をからめながら、そうして時代をさかのぼりながら、旧ソヴィエトを旅していくことになる。 そこには、悲しい色がたくさん、潜んでいた。

    0
    投稿日: 2011.11.30
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    フィクションだけど、ほんとうにあったかのような気にさせる本。 むしろ、実際にあってもおかしくない気がする。 そのくらいの説得力がある。 あまりの面白さに引き込まれて、どんどん読んでしまった。

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    投稿日: 2011.10.28
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    圧倒的。引き込まれる。一回読み出したら中断するのがもったいない。結局このボリュームを一日で読み切ってしまった。 話はとても『嘘つきアーニャ』に似ている。主人公の志摩がプラハ時代の親友と再会するシーンとかは、自分の経験とその時の気持ちをそのまま投影してる感じがしたし、チェコから帰ったあとの日本での主人公のようすは、他のエッセイで触れていた著者の過去そのまま。でもその繰り返しにとどまらず、まったく趣も読後感も違う話になっていた。 アーニャの時も思ったけれど、ジャーナリスト顔負けのこの行動力はものすごい。語学に不自由しないことは差し引いても、一昔前のモスクワにいる志摩は、とにかくフットワークが軽い軽い。こういう人になりたいなぁと前思ったし今でも憧れる。

    1
    投稿日: 2011.09.24
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    スケールが大きくて読み応えがある。ボリュームもある。でもぐいぐい読める。プラハで過ごした少女時代に出会った先生の謎を解いていく話なのだけれども、旧ソ連の歴史が背景にあって、世界史を学んでこなかったことが悔やまれる。でもすごくいい小説。すばらしい。

    0
    投稿日: 2011.09.03
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    コーヒーを飲みながら、1章だけ読もう♪と読み始めたら止まらなくなった!! と言う訳で、そのまま読了。旧ソ連と東欧の歴史背景知識に乏しいワタシでさえ、ぐいぐい引き込まれククッと笑ったかと思えば、想像もしなかった凄まじい描写に暫し思考停止…を何度繰り返したことか。(^^;) それにしても、参考文献の数ときたら!!! 改めて『限りなくノンフィクションに近いフィクション』だと認識させられる1冊でした♪

    0
    投稿日: 2011.08.19
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    ロシア語翻訳家のシマが、かつてプラハのソビエト学校のダンスの教師だったオリガ・モリソヴナの過去を探っていくフィクション。でも限りなくノンフィクションっぽい雰囲気。それは著者の米原万里がプラハのソビエト学校に在籍していたことや、ロシア語同時通訳者であったことが関係しているのかも。 聞いたことはあるけど、その詳しい事実についてはよく知らなかったスターリンの粛清。その苛烈さと残酷さに、スターリンは一体どうしたかったんだろう……と、しみじみ思ってしまった。猜疑心の強い独裁者、という一言で片付けるには、あまりにも払った犠牲は大きかったのではなかろうか。 そしてそんな過酷な状況におかれてもなお、生きる気力を失わない人たちのしなやかさとしたたかさが胸に迫る。だからこそ、読後感はどこか爽快だったのかもしれない。

    0
    投稿日: 2011.07.20
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    1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に入った志摩は、舞踏教師オリガ・モリソブナに魅了された。それから30数年、志摩はモスクワに赴きオリガの半生を辿る。 ・・・ 「これぞ美の極地!」と罵倒する強烈なキャラクターのオリガの謎と、過酷なスターリン時代を描いた作品。物凄い吸引力で最後まで一気読み。 私は中学生の頃、ソ連崩壊後の混乱のため地理教師に「ソ連はよくわからないので授業ではとりあげません」と宣告された世代。とりわけ、謎に満ちた国との印象が深く物語に吸い寄せられるように読みきった。フィクションとしてもおもしろいが、歴史的背景を学ぶには良いと思う。

    0
    投稿日: 2011.07.13
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     反語法というのは、例えば歌が下手な人を評して、まるでひばりのさえずりのようだわ、と褒めたり、へっぽこダンスを踊る人に対して、よっ!プリマドンナ!と叫んだりするような表現法のこと。 (グルメレポーターがまずいものを食べたとき、好きな人にはたまらないんでしょうね、というのも反語法か?)  オリガ・モリゾウナというのは主人公が子供時代に出会ったダンスの先生のこと。1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に入った主人公の志摩は、老女だが踊りは天才的なオリガに魅了される。かつては伝説の踊り子として一世を風靡したらしいとの噂も。それにも増して彼女を魅了したのが反語法と呼ばれる罵倒の数々。強烈な皮肉なのだが、そのユーモアのセンスに驚かされることばかり。どうしてこんなにも口汚いのに、ちっとも嫌味じゃないんだろう。その記憶は子ども時代の懐かしい思い出としてずっと残った。  30年後、翻訳者となった志摩はモスクワに赴きオリガの半生を辿る旅にでる。しかし、次第に明らかになってくるのはスターリン体制下での壮絶な過去。伝説の踊子は吹き荒れる粛清の嵐のなかをどう生き抜いてきたのか。ひとりの女性の人生をたどることによって見えてくるロシアという国家の暗く深い歴史。  小説のかたちをとってはいるが、登場人物たちに投影された、ロシア女性たちの苦難は、きっと本当にあった苦難なんだろう。  これは傑作だよ。読んだほうがいいよ。ちょー分厚いけど

    0
    投稿日: 2011.06.29
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    ☆5以上つけたいくらい。米原さんの本にはずれはないけど、これは今まで読んだ中でも最高! 事実を基にしたフィクションということで、実在した人物がたくさん。私たちの知らないロシア史、東欧史があるなと・・・ちゃんと勉強したいな。 オリガ・ソリモブナのダンスが見てみたい!

    0
    投稿日: 2011.06.17
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    まったく認識していなく、米原さんの本を初めて読んだ。 もう、味わってない人も、この本だけは読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2011.06.12
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     だから米原麻里は大嫌いなんだ。  荒削りの文章の下から滲み出てくる、このロシア人の血の流れまで描き尽くすような瑞々しさ。  太刀打ち出来ようもない内包する膨大な情報量は私をとことんまで叩きのめしてくる。  私は駐在で幼いころソ連の現地幼稚園に通っていた。記憶は不思議なくらい鮮やかで、今でも一つ一つの事が思い出せる。  でも、こんなふうに文章で表せるかと言ったら、『ニェット』。  ドストエフスキーの再来と後書きで書かれていたが、それは誇張でもお世辞でもない。  あの男の筆力が甦ったのではない。  ただ、日本の女性に彼の系統を継ぐ者がいたという事だ。  ロシア人の名前や、あだ名に慣れていないと辛いかもしれない。タチアナがターシャになるのは良いとしても、アレクサンドルがサーシャになるお国柄。  でも主人公だけ追いかけていればいい。  主人公と同じく、目の前の謎に迷い、探し、人に逢って喜ぶだけで良い。  ノンフィクションより濃密な、そして重々しく息苦しいロシア文学を見事に日本語で書きあげた、正に名作である。

    1
    投稿日: 2011.02.06
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    オリガ・モリゾヴナって誰?反語法って・・・?という声が聞こえてきそうな、あまり俗耳になじまないタイトルだが、このタイトル以外にあり得なかった!と最後のページで腑に落ちる。 ちかごろの若手の国内作家が書く小説は、とかく「身の回りの世界」の「どうにもならなさ」「閉塞感」がテーマになりがち。『オリガ・モリゾヴナの反語法』のようにスケールの大きい小説読むと、目の前の景色が広がって、吸ってる空気すら濃くなった気がする。

    0
    投稿日: 2011.01.20
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    実体験を下敷きにかかれた小説。歴史小説にも近い。これはかなり面白い……! 文体は少し荒いように感じるけれど、あと、突っ込みどころもあるけれど、とにかく内容が濃いし、徐々にあかされる事実がドラマに満ちていて最後まで飽きさせない。

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    投稿日: 2010.12.17
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    愛読書&コレクション本。愛読といっても、単行本で衝撃を受けて、数年後に文庫で読み直したら、なんだか日本語がカクカクしてた。著者がインタビューで「わたしの日本語は (不自然に)堅い」ということを言っていたけど、この感じのことなのかも知れない。もちろん、一読の価値あり。

    0
    投稿日: 2010.11.20
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    とにかく、「大きな物語」。 最初の50ページを読むのに10日余りをかけて、今日一日で残りを読み切った。 フィクションでありながら、ノンフィクションの骨太い感じを持ち合わせるこの作品は本当に面白い。 題名も秀逸。 読み終わって、もっとこの著者の本を、と思ってふとそでの部分を見たら06年没、とあった。 何とも残念な気持ちになった。

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    投稿日: 2010.11.16
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    じっくりと時間をかけて読んだ。 謎の老女オリガ・モリソヴナの壮絶な人生を辿る物語。 時系列がバラバラだったり、語り手が急に変わったりするが読みにくいとは感じないところが米原さんの構成力の高さを感じる。 読みごたえがあるが、ところどころに入るユーモアがほどよい軽さにしている。

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    投稿日: 2010.11.09
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    私なんていつもいろいろ考えすぎるから、そのうちスープの出汁にされちゃう七面鳥かも!と思いました(笑) 本の中から飛び出てきそうな程勢いのあるオリガ・モリソヴナのキャラクターが魅力的で、私もシーマチカやカーチャと一緒に彼女の魅力と謎にとりつかれてしまいました。 なんて面白い本なんだろう!

    0
    投稿日: 2010.10.07
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    訳のわからないタイトルだなと思いながら、さして興味も持たず手に取ったのに引きずり込まれるように読んでしまった。 今まで出会わなかったのが悔やまれる程の作品。 ダンス教師オリガ・モリソヴナの謎を解いていくというミステリの形だけど、それと同時に崩壊までのソ連の様子も語られていく。 ソ連・ロシアという国の抱える問題、暗さを、オリガ・モリソヴナという強烈な輝きをもった女性を通して書かれてあるのが、もう本当すごい。 構造もそれを書ける筆力も。 またキャラクターが魅力的で読み進める牽引力になってしまった。 登場人物、おばさんばっかりだったけど、こんなにフットワークが軽くて行動力のある人たちって、なかなか今の物語にはいない気がする。おばさんだから行動力があるとも言えるのか? ともあれ、米原万里さんとの素敵な出会いの一冊でした。

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    投稿日: 2010.09.30
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    強烈に面白かったです! 外国の方の名前を覚えるのが苦手な私ですが、それでも読めました!(途中こんがらがりましたが。。。) この作家さんもこの書名も見るのも聞くのも初めてでしたが、本プロでは大勢の方がアップされていました。う~ん、納得。 1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に転入した志摩は、舞踏教師オリガ・モリソヴナに魅了されます。 反語法を駆使し濁声で生徒を指導するオリガ。その行動には謎も多かった。 30数年後、舞踏家を志したが挫折した志摩は翻訳家となり、その謎を解くためにモスクワに赴きます。 そして明かされるオリガの壮絶な半生。 こういった作品を読む度に、世界情勢についての無知を思い知らされ、「勉強」の必要性を痛感します。 米澤さんの『さよなら妖精』もそうでした。 世の中には「知らない」ではすまされないことがほんとに多くあります。 収容所での暮らしなど、悲惨な出来事が綴られているのにカラっとした印象なのはたぶんに出てくる女性たちが元気だからですね。 とくにオリガのパワーには圧倒されます。 次々に謎が解かれていくのですが、それにより物語はますます広がっていき、ページをめくる手は止まりませんでした。 読む前はタイトルのとっつきにくさからちょっと躊躇しましたが、読後はこのタイトルしかありえないと思うようになりました。 オリガの反語法。この意味を知ったときの感動!!! もっとも心に残ったのはラスト近くのエレオノーラの「ありがとう」。 これに込められた心情と事情が明らかになったときの驚愕はほんとうにすごかったです

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    投稿日: 2010.09.29
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    すごくおもしろかった。 米原さんがこんな小説を書いていたとは。 久々に感動的な本に出会いました。

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    投稿日: 2010.09.02
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    根底に流れる話は重いのですが主人公の日本人留学生のシーマチカの子供時代の話などが明るく盛り込まれているので、読了後鬱々とした気持ちにはなりませんでした。沢山考えさせられましたが。 また米原さんの表現豊かで適切な文章がするりと入ってきて気持ちいいです。 バレエの話も興味深く…w エッセイも楽しく読ませて頂いてましたが、小説も素晴らしかったです。 本当にもっと沢山のお話を読ませて欲しかったです。

    0
    投稿日: 2010.08.21
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    日本人留学生のシマが小学生時代を過ごしたソビエト学校では、 スキル、ファッション、鋭い舌鋒で話題の中心になる舞踊教師がいた。 彼女の名はオリガ・モリソヴナ。 彼女は罵倒の代わりに褒め言葉を使い、誉め言葉の代わりの罵倒を使った。 その「反語法」という独特の言葉遣いが、彼女の存在を印象付けていた。 成長したシマがロシアへ再来し少女時代を懐かしむうち、 オリガの過去の謎に気づき始める。 語り手であるシーマチカが個性溢れる教師や親友と過ごしたプラハでの少女時代、引き込まれた舞踏での成長と挫折のドラマ、少女時代を懐古しそこに埋まった謎を紐解く調査・インタビュー、調査の傍ら見えてくるソビエト時代の異質な社会構造。 青春・ミステリ・少女・歴史、色んなジャンルをこんなに欲張て詰めちゃうなんて面白い。しかも、どれもがこの一冊に必要で無駄がない。 そんなポトフみたいなこの一冊の中、読後に1番に残るのは時世のために不条理な状況に陥っても煌びやかな反語法をもってネガティヴな心を覆し、豪胆にしなやかに生きたオリガ・モリソヴナの強さ。 収容所での劣悪な生活の中、刃物類は全て奪われた彼女らがたった一本のピンを見つけ、その先端を研ぎ澄まし鋭利な針にしたものを肌身離さず携帯する。それは「自由」が与えられなかった彼女にとって、唯一手にした「生死の自由」を選ぶことのできる自害用の刃、それが奇しくも生きる糧になっている姿に打たれる。 酷い有様をあえて「至高のもの」と語り、遠まわしに皮肉るオリガの反語法、過激な嫌味にしか思えなかったこの反語法が彼女の生涯を辿ることにより生き抜く助けになっていた事を知る終盤は胸が熱くなりました。

    1
    投稿日: 2010.08.20
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    恩師の知られざる過去を辿っていくのでミステリーとして振り分けてみたけれど、この作品はどのジャンルにも当てはまらなさそうだ。 著者のエッセイ的な要素も含んでいるようで、エピソード一つ一つがまるで見てきたように濃い。 自分が生まれる前の、しかも行ったこともない土地の物語だが、とても身近に感じた。 戦争を扱う作品であっても、暗く沈みっぱなしの印象がなかったのは、オリガお得意の反語法やストーリーテラーの役割もある志摩たちの明るさのおかげかな。

    0
    投稿日: 2010.08.19
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    重かった…。 ソ連の(無実の)粛清対象者の女性たちの話です。 重くて辛い話なのですが、何が起きたのかを無関係の日本人女性が探っていくというストーリーなのでそちらの平和な描写が交互に挟まれて、読み進めるのが辛いという事はあまり無かったです。 でもやっぱり残酷で、重苦しい気持ちになりましたが…。 こんな事が実際に国中で身近だったなんて、と怖くなったし、色々考えてしまって、自分は本当に平和な場所で生きているんだなと思いました。 臨場感がある描写に続きが気になって一気に読み進めちゃいましたが、日本人女性・粛清対象者ところころ場面が変わるのでいまいちどちらにも入り込めなかったです。キーパーソンも都合よく現れすぎてる感じがしてストーリーに仕立てる必要はあったの?って感じもします、けど、面白かった。ほんとに一気読みでした。

    0
    投稿日: 2010.08.15
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    日本人が書いたとは思えないくらいリアリティーのある東欧~ロシアを舞台にした小説。 東欧という地域は私たち日本人にとってはイメージのつかめない地域だが、幼い頃著者が過ごした影響だろう、東欧の世界観(問題を含め)をぐっと近くに感じることのできる小説。 著者、米原万里さんの実体験を小説に凝縮した彼女の一連の著書は、日本の誇りだと思う。

    0
    投稿日: 2010.08.10
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    これほどまでに印象深い作品はない。 「ときにフィクションのほうがノンフィクションよりも多くの真実を語ることができる」 書評まさにその通り。 先へ先へと夢中になって、読んでも読んでも減らない頁がうれしくも、終わりがこないでほしいと懇願してしまうほど読み続けたいと渇望する。 スケールの大きさもさることながら、緻密なエピソードは圧巻。

    1
    投稿日: 2010.08.09
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    間違いなく生涯大切にしたい本のうちの一冊。 ものすごい感動が押し寄せてくる。 解説で「ドストエフスキーの再来」のような 感じで書かれていたけど、確かに『罪と罰』を 読んだ時と同じような衝撃を受けた気がする。 やっぱり米原万里は天才なんだ。 確かにこれはフィクション。 でも膨大な文献資料に裏付けされているように 全体ではフィクションでも細かい部分は事実で、 この時代を生き抜いた人にはそれぞれ似たような ドラマがあるんだろうなと思った。 今は連絡をとってないけどロシアでの友人に ナターシャという娘がいた。 ナターシャは名前こそロシア風だけど 顔形はまったくの東洋系。 日本人と言われてもおかしくない。 一人でモスクワに住んでいて、なぜモスクワにいるのか?出身は?両親は?誰も聞いたことがなかった。 この本を読んでそんなナターシャのことを思い出してしまった。

    0
    投稿日: 2010.07.31
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    エッセイは読んでたけど、米原さんの小説は初体験。おもしろかった! 歴史に翻弄される数奇な運命…こういう物語大好き。ほとんど知らないソ連のことを、なるほどと知っていくのも楽しかった。

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    投稿日: 2010.07.25
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    2010/05/11 14:56:52  オリガとエレオノーラのファッションに夢中。 -------------------------------------------------------------------------------- 2010/05/12 14:11:41  藻刈富代て(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- 2010/05/13 11:48:38  過去の懐かしい思い出から、一気にミステリーな感じになってきた。 -------------------------------------------------------------------------------- 2010/05/14 15:28:52  手紙を読み終える間に髪が真っ白に……どれ程の恐怖と絶望なんだろう。 --------------------------------------------------------------------------------  ああぁ~~~、読み終わってしまった、勿体無い!!  と思うくらい面白かった……!  今まで、ノンフィクション作家やエッセイストのフィクション、逆に、フィクション作家のノンフィクションやエッセイなんかは何故か読まないようにしていたので、米原万里は大好きなのに、この本だけは放置していた。  馬鹿だったー。もっと早く読めば良かった!  この物語はフィクションであるけれども、著者の体験に基づいた部分が多いし、創作の部分についても、物凄い量の資料を調べて書かれている。  ソビエトで行われた恐ろしい出来事の、この本に書かれている場面そのものは創作かも知れないが、絶対にこれと同じような事は行われていたに違いないと思う。胸がつまる。  巻末の対談の最後に書かれていた、アルジェリア・東ドイツ・ハンガリーの三人の少年の物語、凄く凄く凄く凄く読みたかった……! 彼女が亡くなられてしまった事が本当に哀しい。  米原万里の本に出会うまで、私の中のロシア像っていうのは、ハリウッド映画等で描かれる、無表情で冷酷で残忍な、冷たい目をした人ばかりがいる、恐ろしい国だったんだが、彼女の本はそんなイメージを吹き飛ばしてくれた。

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    投稿日: 2010.07.23
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    普段あまり小説を読む機会が少ないのですが、この本には相当引き込まれました。冷戦時代真っ只中のソ連、謎に包まれた街の雰囲気や、そこに暮らす人びとの生活が目に見えてくるような描写がとても興味深く描かれています。また、話もサスペンス感満載で、主人公やその仲間達の行く末が気になって、なかなか寝させてくれませんでした。

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    投稿日: 2010.05.13
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    文化や芸術っていうのは、水や酸素、食物のように生命をつなぐために必要不可欠なものではないけれど、やっぱり生きていくためには必要で、大切なものなんだと思わせてくれた作品。

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    投稿日: 2010.04.29
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    スターリン体制下で収容所に送り込まれた女性の手記を通して、主人公・志摩が出会った教師、オリガ・モリソヴナの隠された人間像を追う。 物語の横軸は三つ。一つはプラハのソビエト学校に通っていた志摩の幼少時代、オリガ・モリソヴナという女性が幼い志摩に与えた強烈な印象と独特な学校環境が描かれる。のちに志摩が追う謎がここで提起される。もう一つはメインの軸でもう若くない志摩がロシアを訪れ親友カーチャたちとともに謎解きに奔走する現在。私立探偵のごとく情報のしっぽをつかんではその足で出向きパズルのピースを集めていく。そして三つ目はパズルのほとんどを占めるある女性の手記の挿入で、彼女が経験した強制収容所の実態が描き出される。その中で志摩が追うオリガが登場し、思いがけない事実にぶつかる。 フィクションとして一人の人間の軌跡を辿ることを目的としながら、ロシアの社会制度とその時代背景を膨大な参考資料をもとに事実に迫っている。結果的に事実である特殊な状況がむしろフィクションたらしめた恰好の素材になっている。また主人公の造形がもろに作者を投影しているために、書きたかった個人的な思索をすべて詰め込もうという欲もあったろうけど、それらがすべて長い年月をかけてろ過された形で書かれているようで、小説特有の嘘臭さがない。 という感じで完全無欠の小説なのに読了までかなり時間がかかった。ロシアという国への興味と手記にどれだけ引き付けられるかが分かれ道だと思う。 今亡き米原万里はロシア語訳者。外国語を扱う人の日本語は簡潔で綺麗。

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    投稿日: 2010.04.12
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    【あらすじ】 1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に入った志摩は、舞踊教師オリガ・モリソヴナに魅了された。老女だが踊りは天才的。彼女が濁声で「美の極致!」と叫んだら、それは強烈な罵倒。だが、その行動には謎も多かった。あれから30数年、翻訳者となった志摩はモスクワに赴きオリガの半生を辿る。苛酷なスターリン時代を、伝説の踊子はどう生き抜いたのか。感動の長編小説、待望の文庫化。 【感想】 神。

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    投稿日: 2010.01.06
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    <書き途中>「小説」の全てがここにある!これこそが「小説」だ!ネタバレになってしまうから詳しいことは言えないけど、部屋に鏡を張ってオリガ・モリソヴナが踊るシーンで、僕は昼下がりの副都心線の車内、人目をはばからずボロボロに泣いてしまった。物語はヒロインの志摩のプラハ・ソビエト学校時代から始まる。学校の名物、舞踏教師のオリガ・モリソヴナは、年齢不詳の老女ながら踊りは天才的。ダンサーとして鍛えた脚は今もうら若い美女のように綺麗なままなのをいつも自慢していた。そして彼女はなにより口が悪かった。できない生徒には、褒め言葉で反語的に罵倒をするのが常だった。それから三十数年、志摩はダンサーの夢を諦め、日本で翻訳者になっていた。ソ連の崩壊した現代で、自分がダンサーを目指すきっかけとなったオリガ・モリソヴナの半生を追い始める。言うまでもないことかもしれないが、著者はロシア語の同時通訳者兼エッセイストである米原万里。これは彼女が残した最初で最後の小説である。というのも、彼女は既に亡くなっているからだ。この米原万里という作家が50代半ばにして早逝してしまったのは、集英社にとって、日本文学界にとって、そして世界にとって損失だった。それだけこのデビュー作はずば抜けている。この本にはおおよそ「小説」というものが備えるべきものが全て詰まっている。謎解きがあり、サスペンスがあり、ドラマがあり、コメディがあり、エンタメがあり、群像があり、歴史があり、恋愛があり、社会性があり、知恵があり、笑いがあり、涙があり、とにかく全てがある。なにより特筆すべきは、その広さと深さ。この小説の舞台は、60年代のソビエト学校、現代のモスクワ、スターリン時代のアルジェリアと、時代や場所を縦横無尽に移動する。まるで時間旅行をしているかのようで、日本の小説ではついぞお目にかかったことのないレベルのスケールだ。その一方で、物語は深くもある。彼女自身が本当にプラハ・ソビエト学校に通っていた経験によるものだろう。スターリン時代のロシア社会の描写は、それは凄絶なものだし、その一方でソビエト学校の子どもたちの様子は瑞々しさでいっぱいだ。この振れ幅が、フィクション史上でも稀有な深みを生み出しているのかも知れない。考えてみると、この本を読むのには随分時間がかかった。読み始めたのが12月の終わりで、読み終わったのが3月頭、丸々2ヶ月以上この本を読んでいたことになる。別にこの本が以上にブ厚い、とかつまらない、というわけではない。むしろ逆だ。短すぎるし、面白すぎる。私がこの本に時間をかけたのは、読み終わるのがもったいなかったからだ。この本を読まない日本人がいるなら、それは本当にもったいないことだ。日本語が読めるなら、絶対に読まなければいけないスゴイ本。

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    投稿日: 2010.01.03
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    主人公が少女時代、チェコプラハのソビエト学校で出会った舞踏教師オリガ・モリソヴナ。辛らつな老女だが天才的な踊りで皆を魅了したオリガ。大人になった主人公はオリガの半生の謎を追うのだけど、その中で明かされていく、過酷なスターリン体制下でのオリガの生き様・・・夢中になって頁をめくった。

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    投稿日: 2009.11.04
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    最近読み直したら、やはり大変おもしろかった。テンポがよくて、愛が感じられて、何より生きていることのすばらしさがあふれんばかりに読者の心を満たす。作者には、もっともっと語ってほしい事がたくさんあった。この人とナンシー関の、今の世の中についての文章を読んでみたい。すごく。

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    投稿日: 2009.10.18
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    冷戦時代のなかで 賢く生き抜いた強い女性たちのお話。 これを読むと どんな環境に追い込まれても 生きるための知恵と云うか したたかさを持つことを 教えられます。 表面的な強さではない 真の強さに憧れます。

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    投稿日: 2009.10.12
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    米原さんの作品で読んだのはこの本だけ。けれど大好きな作品です。 世界史で現代史を勉強し、その流れでスターリン時代というキーワードに誘われて手に取ってみましたが、時代背景を知っていればもちろんのこと、知らなくても本の世界に引き込まれます。幼少時代をソビエト連邦下(プラハ)で過ごした著者を、主人公の志摩に映したと推測できるほどリアリティーあふれる物語となっていますが、この推測はあながち間違いではないと思います。 著者が亡くなってしまったことは残念ですが、私のお薦めの本リストに必ず入ってくる作品です。

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    投稿日: 2009.08.26
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    かつて少女時代をチェコのソビエト人学校で過ごした 女性が、学校でもっとも強烈かつ多くの謎があったダンス教師の 過去を解き明かしていく物語。 人間性をはぎとられる戦争の悲惨と、 巻き込まれ、つぶされていく人々の悲劇。 それでもその中で立ち上がる、 生きることへの意志、 生きる希望を与えてくれる、ユーモアや芸術。 人間の強さと善さが描かれています。 この先中年になっても老いても、何度も繰り返し 読み続けるであろう本の一つ。 米原万里の本は、どれもそうです。

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    投稿日: 2009.08.22
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    この話は、最後まで読んで初めてタイトルの大きさが分かります。子どもの頃に出会えった、オリガ・モリソヴナというソビエト学校のダンス教師の過去の謎を大人になった主人公が解いていくという話。旧ソ、スターリン時代の粛清ってホント壮絶…。外国人と文通しただけで逮捕投獄なら私はとっくにスパイとして処刑されてます。今の日本に生きててよかったと心から思った瞬間。はー。 話全体は悲劇の匂いに満ちているかと思いきや、ソビエト学校の子供たちの様子やダンスのエピソードがとても明るいので嫌にならずにどんどん読めます。面白かった。

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    投稿日: 2009.08.14
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    『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を読んだあと この本を手にしたので、 簡単に入り込むことが出来た。 私は米原万里の媚びない文章が大好き。 上手に書こうとか、 読み手を感動させてやろうとか、 そういう意図がまったく見られないこの文章は 読んでいてとてもすがすがしい。 選び出された語彙の絶妙さと、 自身の体験に基づいた少女の細やかなこころの表現がとても親しみやすい。 わざとらしい形容詞の乱用もなく、 簡潔な言葉で伝えるべきことを伝える。 やはり通訳者ならではの文章なのだろうか。 人物描写もおもしろくて、 オリガ・モリゾヴナの風貌などは惚れ惚れしてしまう。 スリル満点の謎解き、 シリアスな歴史事件の裏にあった事実の合間に シーマチカとカーチャのちょっとどたばたした やり取りがあって 読んでいる私もちょっと一息。 とにかく大好きな本。

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    投稿日: 2009.07.03
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    2009.06.30〜 知り合いが面白いからって貸してくれたので・・・読み始める 2009.7.16 読み終わり ソ連を舞台にした小説は、殆ど読んだことがないので、新鮮な感覚で読み終えた

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    投稿日: 2009.06.30
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    プラハのソビエト学校に通った日本人シーマチカが、当時の名物ダンス教師オリガ・モリソヴナの謎に迫っていく。 スターリン(ラーゲリの時代)−フルシチョフ(ソビエト学校当時)−ゴルバチョフ(小説の「今」)と重層的なソ連の歴史が響きあい、 フィクションでありながら歴史の事実が背景にある分(参考文献の膨大なこと!)、リアルで読み応えがあり、興味が尽きない。 オリガは実在の人物がモデルだそうだ。ドゥマゴ賞受賞作。本当に惜しい人が亡くなったものだ。 書店のAさんとの話題から読んだ。 ロシア語は世界で一番罵詈雑言の豊かな言語だそうだ。それって自慢しにくい…20090624

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    投稿日: 2009.06.24
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    エッセイではなく小説の米原万里。 ソビエトの恐ろしい時代を生き延びた恩師たちの真実を探る物語。 ぐいぐいとひきこまれる。

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    投稿日: 2009.06.11
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    米原さんの小説を初めて読みました。バレリーナの話とかはエッセイでも書かれてましたね。 にしても、このお話って小説だけれど現実にあったことを元に書かれてるんですよね…何もかもに疑心暗鬼な時代だったのか…私全然知りませんでした。「さよなら妖精」を読んでも思いましが、旧ソ連や東欧について知識がなさすぎますね。自分の知識のなさはひどいと思いますが、程度の差こそあれ日本人には多い気がします。色々考えさせられました。 楽しい話をするなら、オリガ・モリソヴナのダンスが見たくなりますね。

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    投稿日: 2009.02.08
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    すごいリアルだし・・・ 参考文献の数ものすごいし・・・ 面白すぎて惹き込まれた。 自身も9歳から14歳までチェコ・プラハのソビエト学校で学んだ米原万里さんの経験も含んだ小説。 共産圏の歴史を知ることができます。とても悲しい歴史やけど。何も知らなかったので、こんなことがあったのか・・・ってへえって思いつつこの悲しい歴史に巻き込まれ翻弄されたたくさんの人々のことを考えて悲しくなった。突然強制収容所(ラーゲリ)に入れられたり夫が二度と帰ってこなかったり子供と生き別れたりしたら誰を恨めばいいんだろ。何を救いにしたらいいんだろう。 登場人物のオリガ・モリソヴナやエレオノーラ・ミハイロヴナも歴史に翻弄された一人。 子供の時、親の赴任先のプラハのソビエト学校で学んだ志摩が40代になり、その当時舞踏の教師だったオリガ・モリソヴナとフランス語の教師だったエレオノーラ・ミハイロヴナの謎をロシアに行って解き明かしていく、っていう話です。 元・同級生のカーチャもロシアで再会して一緒に謎解き。 そこで明かされる数々の事実がほんとに胸を締め付けられるくらい悲しいです。切ないです。 でもどんな状況でも生きることに貪欲な姿勢に感動。 悲しいだけじゃなくユーモアもいっぱい詰まっててすごくいい小説。

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    投稿日: 2008.11.09
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    米原さんの本を探していて発見。 あまりなじみの無い旧ソ連圏が題材になった小説。 小説としても楽しめたし、勉強にもなった。

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    投稿日: 2008.11.01
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    結構分厚い本だけど、一気に読めた。続きが気になってしかたなかった。 オリガ・モリソヴナという非常に口が悪いが、天才的に踊りの才能に長けていた女性を 幼少の頃、プラハのソビエト学校で教わっていた主人公が、大人になり彼女を尋ねようとする。 その過程で、思いもかけず彼女の壮絶な過去を知ることになる。 昔はソビエトのスターダンサーだった彼女がスターリン政権の粛清によって、強制収容所へ送られ…。 確かに社会主義国はこういった欠点も多々ある。 けれど一番印象に残ったのは、特に旧ソビエト(ロシア)は個々の才能=国家の財産と捉えているところ。 日本や英米などは、芸術や、個人の才能を伸ばす機会は、富裕層の特権みたいなところがある。 けれど旧ソ連(ロシア)の良いところは、例えば絵の上手い子がいると手放しで「この子はすごい」と皆で喜び 国家レベルでその才能を大事にしてくれる。その才能は国民全体が分かち合うものだし、芸術=文化みたいなところがあるのはロシアの美点だろうなぁと思う。 著者は実際、プラハのソビエト学校で学んでいるから、学校の様子はノンフィクションの部分もある。そこも面白い。

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    投稿日: 2008.10.26
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    2日で読破。 寝る間も惜しんで読んでしまうほど引き込まれる一冊。 帝政時代のロシアの粛清の実体が明らかにされていて、 衝撃を受けることが多かった。 多様な角度から物語の真相に迫っていく書き方が本当に上手。 米原さんの自伝的小説だそうな。 この本を読んでロシアに興味が湧いて 後期からロシアの社会経済史の授業とってます。

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    投稿日: 2008.10.25
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    主人公が思い出の教師の来歴を追ってゆくと 国家権力に蹂躙された人々、 ソ連からロシアへの時代に立ち会った人々が 浮かび上がる 悲惨な境遇に落とされ それでも、生きていくのにささやかな喜びを見出すのが せつなくて、たくましくて 静かに希望がもてる たくましいのは筆致かも。。 読み応えあります!

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    投稿日: 2008.09.28
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    暗黒の世紀ー我々がギリで感覚を想像できる範囲のー 題名は決して間違ってはいないのだが、ここまで読み手をいい意味で翻弄してくれる小説はここ何年か読んだ記憶がなかった。 柔らかい文体の女性の手記はとても皮膚感覚に満ちていて、現代のモスクワをいきいきと描いている様だけでも頁が進むのに、読み進めていくにつれ、いつの間にやらミステリーの渦中へと入り込み、引き込まれていく先にはソビエト時代のロシアという、まさに人類未曾有の歴史的暗部へと繋がっていく。 まさか、まさか。手に取るまではこんな展開は予想だにしなかった。 この小説は基本フィクションだそうだが、鮮やかな文章で切り取られた絵はまさしくノン・フィクションだ。暗黒の時代が生み出したあまりにも雑な生命への仕打ちに反吐がでそうになる。こうした絶望の記憶は救いようのないだけ、人のぬくもりや、優しさを浮かびあがらせるのかもしれない。 今年読んだ中では間違いなくダントツの作品。

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    投稿日: 2008.09.20
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    小説として、本当におもしろかった。 学校もの、歴史もの、サスペンスとしても中身がぎっしり詰まっている感じがした。 オリガ・モリソヴナが、とても強くてかっこいい。

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    投稿日: 2008.09.10
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    図書館 次元が現在になり過去になり、舞台が日本になりチェコになり。 その切り替わりがいつでも唐突なのに読者を迷わせない。 今年一番楽しんだ本かも。

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    投稿日: 2008.09.03
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    自分の人生に大きな影響を与えた強烈な個性の教師 その人生を探る内に浮かび上がる壮絶な過去、そして時代に翻弄される人々・・・・・

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    投稿日: 2008.07.05
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    すごい本でした 著者の実体験も入ってるからリアル。 ソ連からロシアへ 壮絶な時代にたくましく生きた人々の物語。 読んでてつらいっていう場面も多いのに、 それでも暗くならないのは 何があっても生きのびてみせる!っていう 登場人物たちの圧倒されるぐらいの生命力が 充ち満ちているから。 社会主義も民主主義も、行き着く先は いっしょなのかなぁ。 この著者はエッセイストだから、 普段小説読まないっていう人にもオススメかも

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    投稿日: 2008.07.02
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    ものすっごく楽しみにしてた。 米原万里好きだし、ミステリーって言うし。 ミステリーでもないし、ノンフィクションってわけでもない。 ただ、米原万里の本特有の 自分にない考え方や、見聞きする機会の少ないロシアの話 というのが健在で、そこだけで許しちゃう…かな。 タイトルの素敵さも、相変わらず。 才能をみんなで愛する世界、憧れる。

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    投稿日: 2008.05.17
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    1960年代にプラハのソビエト学校に留学した主人公の志摩は、 出来の悪い生徒を「この神童が!」と反語法で叱り飛ばす豪快 なダンス教師オリガ・モリソヴナと出会う。 帰国後30年経った志摩が改めてオリガ・モリソヴナの足跡を辿 るべくロシアに渡ると、凄惨な歴史の爪痕に翻弄されたオリガ ・モリソヴナの過去が生々しく浮き彫りになるのだった……。 この本は、小説の体裁をとっていますが、著者の入念な文献調 査により限りなくノンフィクションに近い内容になっています。 温室のように安全な現代の日本の中流家庭に育った自分には、 こんな酷いことが本当にこの世に起こったのかということさえ うまく想像がつきません。 安直で浅い感想ですが、人間って本当に強い生き物なんだなと 思わされます。 分厚い本ですがグイグイ引き込まれること請け合い。電車の中 でも臆面もなく泣きじゃくって読み終えました。オススメ。

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    投稿日: 2008.03.01
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    社会主義のいい面、悪い面、資本主義のいい面、悪い面、その中で生きる人間の弱さ、強さ、愚かさ、気高さが鮮明に浮かび上がる。愛と勇気が湧いてきた。 誰か映画にしてくれないかなぁ。活字だけにしとくのもったいない!。

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    投稿日: 2008.02.23
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    マリがプラハのソビエト人学校に通っていたときのダンス教師、オリガ・モリソヴナ。彼女の人生をたどる旅は、ソ連という巨大な国の悲劇をたどる旅でもあった。悲惨すぎる出来事とマリの小学校時代のギャップがすばらしくて、それでも前向きに笑える一作。

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    投稿日: 2008.02.12
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    チェコにあるソビエト学校に入学した日本人の女性が、恩師の謎を解いていく話。 スターリン政権の頃のソ連国家が舞台だけど、暮らす人の目線で生き生きと描かれていて、読むのが辛くなる固さや重さはない。 主人公の女性たちが若々しいのと、謎解きを中心に進んでいく展開に引きこまれる。

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    投稿日: 2008.01.20
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    米原さんのエッセイだと思って手に取ったら、本格的なミステリー仕立ての小説でした。舞台は旧ソ連。でも、単なる謎解きの面白さだけではなく、登場する女性達の姿が生き生きと描かれていて、大いに読み応えがありました。タイトルに帰結していくラストはとても感動的。

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    投稿日: 2007.09.10
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    面白い。本当に面白いです。 複雑に絡み合った東欧近現代史が嫌いで、その部分をまじめに学ばなかった高校時代がものすごく悔やまれます。私がもっと東欧諸国の歴史的背景を深く知っていれば、この本は★5つになっていたはずです。

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    投稿日: 2007.08.14
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    読み出したら止まらない、そんな小説。ミステリ以外のカテゴリに入れたが、オリガの過去の謎を追う物語なので、謎ときとしても楽しめる。3つの時代(スターリン時代のソ連、60年代のプラハ、ソ連崩壊後のモスクワ)が交互に描かれ、主人公志摩の目を通して、それぞれの時代を追体験する。不条理な粛清、強制収容所の話など、とても重い題材を扱っているにもかかわらず、すらすらと読める。登場人物のキャラクター設定が見事で、感情移入してしまっていたからだろう。オリガの凄まじいばかりの半生は、しばらく心から離れそうにない。2/24-25。

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    投稿日: 2007.02.25
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    <06/12/28読了> ◆読後呆然としてしまってしばらく身動き(みじろぎ)ができなくなりました。◆米原さんが少女時代を過ごしたチェコスロバキアへと過去探しの旅に出かけるお話です。その中で、過去のさまざまな謎、とりわけ学校御舞踏教師だったオリガ・モリソヴナにまつわる謎を明らかにしていきます。◆このオリガのキャラが強烈なキャラで、それがこの作品を活き活きとした魅力あるものにしています。年齢不詳の老女にして、踊りは天才的、よく見ると結構美女。気風のいい竹を割ったような性格で、しかし口も悪い。子どもに向かって、とても女性や子供には聞かせられない語を連ねた罵倒をしたりします。◆このオリガの謎をさまざまな伝手を使って明らかにしていくわけですが、その過程が上質のミステリを読んでいるようでとてもスリリング。そして、次第に明らかになるオリガの過去がすさまじい。ネタバレにならないよう、ヒントとしてオリガの過ごした過去はスターリンによる恐怖政治時代だったとだけ言っておきます。◆過去を探すお話って、もうそれだけでも面白いのに、その過去がこんなにすごい上に、それを明らかにしていく過程がスリリングなんですから、もう面白さ百倍です。じっちゃん、脱帽の一品でした。

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    投稿日: 2007.01.12
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    興奮しながら一気に読んだ。ロシア語通訳者米原万里さんの小説処女作。ロシア語通訳者の志摩は少女時代をすごしたプラハを訪ねる。ソビエト学校の名物教師オリガ・モリソヴナの人生を追う中で次々と謎が解き明かされていく。ロシアという奇妙な国の鮮烈な近代史が見えてくる。にしてもロシア学校のアカデミックな教育内容はうらやましい。

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    投稿日: 2006.09.28
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    必死で読み終えました。 この本を、途中で止めるなんてできないでしょう。 オリガの謎が解けるまでは。 でも、ハードな道のりだったわ。 なんせスターリンあたりのソ連史が深く関わっているので、史実だけでもしんどかった。 読後感は『夜と霧』に近いものがありました。 アウシュビッツは有名だけど、スターリンの粛清の想像を絶する凄まじさ。 『嘘つきアーニャ…』と対をなす小説ですが、世の中の不条理のなかで、生き延びた「オリガ」の人生に圧倒されます。 「昔は外国人と話すと殺された」 こんな時代もあったのです。

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    投稿日: 2006.07.31
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    ロシア語同時通訳にして名エッセイスト米原万里の最初にして最後の長編小説。改めて作家の稀有な才能を惜しむ。米原さんにはもっともっと書いて欲しかった! 旧ソ連の苛烈な冬の時代をたくましく生きた人たちの知られざる物語。どん底のラーゲリ(収容所)での生活、女たちの寄り添い助け合う姿に救われる思い。毒とユーモアでシャレのめし、軽快なテンポで読者をひっぱる米原流は、タイトルロールのオリガの生き方と重なる。のらりくらりと安逸に過ごしているところへちゃんと生きろ!と喝を入れられた。

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    投稿日: 2006.07.05
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    米原万里さん、亡くなってしまいました。本を2冊しか読んだことがないのにすごく淋しいです。この本はなんて言うかな切ない。米原さんの勢いのある文章がいいんだけれど、ロシアの人々の名前がややこしくて少々混乱した。時代遅れの貴婦人のようなオリガ・モリソヴナは今にも本から飛び出して、私のことを褒めそやしそうな(つまりは貶しそうな)気がした。

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    投稿日: 2006.06.12
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    一級のロシア語通訳者として名を馳せた米原万里の長編小説。 荒削りだけど、骨太で、久々に手ごたえのある小説を読んだ気がする。 文庫になるのを待っていて良かった。 1960年代のチェコはプラハのソビエト学校から話は始まる。 両親の仕事の都合で、この学校に通っていた日本人の少女志摩は 個性的な老女の舞踊教師オリガ・モリゾウナと出会い、魅了される。 三十余年後、翻訳者となった志摩はモスクワに赴き、当時の友達と劇的な 再会を果たし、そして謎に満ちたオリガの半生を辿る。 プラハの春以前のチェコの学生の明るさや、オリガ・モリゾウナの劇的な生涯、 垣間見える当時の中欧世界にぐいぐいと引き込まれる。 気がつくと、ページをめくる手が止まらないのだ。 恐るべし。 フィクションであるが、膨大な資料と体験に基づく話なので、引き込む力が 違うのだ。 話も面白いが、巻末の参考文献が圧巻である。 史実をそのまま書くよりも、一見史実に見える嘘を書くほうが遥かに労力が 必要であると、かつて塩野七生が言ったようなことを言っているのも頷ける。 ロシアや中欧の情勢だけでなく、日本のバレエ事情に言及している辺りも 非常に興味深かった。 誰がどう考えても、某バレエリーナーだろうという名前が出てきていた。 その辛辣な筆がステキなのだ。 舞踊家の道を諦めた志摩の言い分が、極めて日本的であると思わせる辺りも鋭い。 知っているようで、ロシアのことも、中欧のこともあまりよく知らない自分に 愕然とした。 こりゃ、勉強が必要だわ。 勢いで『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)も再読した。 こちらは、チェコ時代の級友との思い出と、大人になってからの再会の様子を 書いたエッセイであるが、『オリガ・モリゾウナの反語法』を読んでから読むと、 より理解が深まる。 社会主義国って何だったのだろうかと、改めて考えさせられる1冊であった。 米原女史のご尊父が共産党員だったというのも、合点がいく。 日本人的悲観と批判を、こんな言葉では片付けられないと知りつつも、 潔く書いてくれた米原万里に改めて拍手を送りたい。

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    投稿日: 2006.06.04
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    一日で一気に読んでしまったほどの面白さ。 1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に通った弘世志摩は強烈な舞踊教師オリガ・モリゾウナに出会い、惹かれる。  後年、ダンサーになる夢を捨て、ロシア語の翻訳家になった志摩が、ソ連崩壊後ロシアを訪れ、謎の多かったオリガの人生の軌跡をたどろうとするのだが・・・  元・ロシア語同時通訳の米原万里さんが、自らの経験を生かして書いたこの小説。読むとはまること請け合いです!

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    投稿日: 2005.11.03
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    オリガの人生を主人公と一緒に謎解きしていくようで、最後まで息つくひまもなく読みました。オリガの人生に重くのしかかる当時の情勢もまた興味がわきます。

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    投稿日: 2005.10.29