
総合評価
(76件)| 14 | ||
| 29 | ||
| 22 | ||
| 4 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
違和感は大当たり。 勘違いかな?読み飛ばしたかな?と思ったらその通りでした。 もう1回ひっくり返っても良かったなぁという印象。 それから、語りが長くて若いなぁ!とふふっとなった(最近の綾辻さんを数年前に読み終えているので、今の本がこんな感じかは覚えていないが)。 若さやそれ故の挑戦力は大事ですね。忘れかけていたものがここにある気がする。
0投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
見立て殺人に便乗殺人。芝居がかった雰囲気も納得の事件解決だった。 霧越邸が巨大な舞台装置のようにはたらき、最後は幻想的な雰囲気で締めくくっているところがよかった。まるで幻の館のようで。館のほうから入り口を開かれたときにだけ、たどり着けるのかもしれない。 終わってみれば、白須賀邸の人々はちょっと変わっているだけで何も悪くなかったのが気の毒だった。数日間、遭難者の食事と寝床の面倒までみてあげたのに、家を殺人現場にされてしまうなんて。彼らからすれば、最初に言っていた通りに本当に迷惑極まりない事件だったのだな。
0投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログ吹雪の中お屋敷にお邪魔した劇団一行が連続殺人に巻き込まれていくという大好きなクローズドサークル系ミステリー。屋敷の中に初めましてのはずの彼らを示すようなものを発見していくちょっと気味の悪い感じが面白かったし推理のシーンもわたしは好き。 見立て、文学、芸術、偶然、名前……面白くて一気に読みました!
0投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ後半は次々に殺人が…連続殺人になりました。ただ、読んでいても決定的な理由がわからず、どうしてどうしてで進んでいき、最後はこういうことなの~って感じで終わりました。綾辻先生らしい世界観で、楽しめました。
18投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ上巻に続き、見立て殺人が続いていく。骨董品のラインナップからか、この見立ての道具立てがすごく好み。形だけでなく状況小物と来るとより態々見立てをする狂気が際立っていく。 見つからなかった名前は途中で気づいたけれど不思議に思っていたが、途中の独裁者発言で納得してしまった。 見立てのズレや、探偵の推理の一方的具合に訳がわからなくなってしまったけれど、ようは運命というものを信じてしまった人が、それに追い詰められてしまった人がどのような行動を取るかがこのミステリーの要なのだろうと感じる。でなきゃここまで回りくどく積み上げることもないだろうし。
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻に引き続き殺人が続く。3人目からどんどん大胆になっていくような印象。時間に関係あることとないことの振り分けが難しい。いないと言われている誰かの存在も、本人はそこまで隠れる気もないような気がするが。 謎解きパートは二段階構成で、一回納得させられた後にさらに展開があって、まさか見立てが細工されていたとは…確かに違和感だらけだったから、またうまく違和感回収されてしまった。 動機に関してはすごい独特の世界観を感じた。3人目は特に、バスが故障しなければ、天気が崩れなければ、道に迷わなければ殺されることはなかったはず。最終的な犯人も、殺人を犯すことはなかったはず。その要素は持っていたのかもだけど。この屋敷にたどり着いてしまったが故に起きた事件もあり、不思議な力、雰囲気が良かった。
0投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういう作品は探偵役も疑わねばならないの典型だったやつ。館の中にいる何者かの正体に関してはちょっと…て感じだったけど、火事のショックやら肉体的な問題があるから隠そうとする気持ちは分からなくもない。でもそれならちゃんと隠し通しなよ…てなった。どうして殺さねばならなかったのか、の部分が深月以外なんかよく分からなかったし、館で起きた怪現象は結局謎のままだったのが残念。なんかどれもどっちつかずのままで終わっちゃったなあ。
1投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ探偵役のキャラクターの話しが兎に角長くて閉口してしまった。 ロジカルに推理していくタイプのキャラではなかったので、少々イラッとした。 最後のエピローグは斜め読み。
1投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幻想的でミステリアスで綺麗な雰囲気の小説。 吹雪の山荘も、霧越邸という名称もよく似合う。 館の中で起こる超常現象も嫌な感じではなく、これが何か意味をなしているのかそうでないのかは、受け取り手の解釈に委ねている、というところもいい。 SFすぎるミステリーはあまり得意ではないので。 槍中さん、"綺麗なもの"への執着や情熱が凄すぎてイカれ男になってしまっている…笑 槍中さんが骨董品や文学とかについて長々と語っているところはやや退屈になってしまった。現実にこういう男がいたらモテないだろう。笑 超常現象の影響も信じすぎだし。かなりや置いてあるからってそんな気にせんでいいでしょ。笑 槍中さんが犯人じゃないかな〜〜とうっすら思ってたけど、まさか犯人が複数いるとは思ってなかった。 でも西條八十の本の名前言ってて、なんで名前知ってるんだ!?っていうのは気付けた! 幻想的でミステリアスなミステリー小説という感じで、面白く読めた。
2投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第一の犯人まではわかって、見立て部分をあやか(あほなふりは全部演技)がやって、あやかが第一の犯人を脅して、役欲しさにみつきを殺させたんだと思って読んでたら、違った…。うがちすぎた…。
0投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログ本格ミステリとしての体裁を保ちながら、幻想的な美しさを感じる物語は、綾辻さんの真骨頂と言えそうです。 館シリーズではありませんが、醸し出される雰囲気から、シリーズの番外編と表現しても、それほど的外れではないように感じました。 後に発表される『暗黒館の殺人』にも通じるものがありそうで、初期の代表作のひとつと称されるのも頷けます。
0投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ白き雪時が停まりし屋敷にて美しきひと愛しき別れ//問題は飽くまでも受け止める人間の意識にあると云える。(p.72)//雰囲気がいいので好みです//ある意味月並みな設定の新機軸は何か? 邸のありようか?/意外な展開を考えるなら、すべてが事故とか自殺とか偶然やったって場合かな? 見立ては誰にでもできるから。でも、それはさすがに…/連続殺人になるらしいので、犯人と動機がそれぞれ異なる、いわばリレー殺人とか(雰囲気的にこれはアリかも)/さて、後半戦(今回は読む前に書いてみました)/読後に…「第三の死」だけにある特別感はなんや? と思い、そこらへんから大まかなところは途中で察しました(あくまでも大雑把)。 ・闖入者と言える連中が勝手に殺され気の毒な霧越邸の皆さんは本当に関わりがないのか? ストーリー的には関係ないほうがよさそう。 ・普通のミステリならば皆がここに来たのは誰かに誘導されたのだ、なんやろうけど…普通のミステリやないらしいしなあ。 ■簡単な単語集 【芦野深月/あしの・みづき】暗色天幕の女優。本名は香取深月。二十五歳。鈴藤にとって美人としか言いようがない。槍中の母方の従兄の子。霧越邸の住人たちが知る人物にそっくり。槍中《そう。彼女は諦めている。》上巻p.267 【暗色天幕/あんしょくてんと】小劇団。メンバーは槍中、榊、芦野、希美崎、名望、甲斐、乃本。鈴藤は協力者として台本を書いている。 【井関悦子/いぜき・えつこ】厨房担当。 【甲斐倖比古/かい・ゆきひこ】暗色天幕の男優。本名は英田照夫(あいだ・てるお)。二十六歳。がっしりしていて大柄だが性格は控え目。 【神谷光俊/かみや・みつとし】ミステリ作家。かつて暗色天幕のメンバーだったが探偵小説雑誌『奇想』の新人賞を取って作家デビューした。『吸血の森』という本を上梓している。 【希美崎蘭/きみさき・らん】暗色天幕の女優。本名は永納公子(ながの・きみこ)。肉感的なボディ。二十四歳。 【霧越邸】「私」たち八人が雪で遭難しかけたとき出合った、霧越湖畔にある大邸宅。《この家は祈っている。》上巻p.270。的場《この家は鏡です》上巻p.294。的場《時間に乗って生活しているのではなく、時間に包みこまれているような。》下巻p.105 【榊由高/さかき・ゆたか】暗色天幕の男優。本名は李家充(りのいえ・みつる)。アイドル系の美形。演技力もそれなり。李家産業(りのいえさんぎょう)の息子。何か問題を起こしたらしい。 【執事】→成瀬 【白須賀秀一郎/しらすが・しゅういちろう】霧越邸主人。 【末永耕治/すえなが・こうじ】邸内の雑用を一手に引き受けている使用人。二十八歳。楽器の調律わ専門に学んだそうでチェンバロの調律ができる。 【名望奈志/なも・なし】暗色天幕の男優。本名は松尾茂樹。やせぎす。二十九歳の古株。刃物恐怖症。 【成瀬孝】執事。無表情、無愛想。 【忍冬準之助/にんどう・じゅんのすけ】医師。先客。ぽっちゃり。 【乃本彩夏/のもと・あやか】暗色天幕の女優。本名は山根夏美。十九歳。くるんとした大きい目。人懐こいタイプ。 【的場あゆみ】住み込みの医師。黒縁眼鏡で男性のような服を身につけている女性。《自分の未来に興味がなくなったわけです》(下巻p.44) 【槍中秋清/やりなか・あききよ】暗色天幕の演出家。三十三歳。本業はアンティークショップ経営で、都内にいくつかの店を持っている。鈴藤が学生時代に暮らしていたアパート、神無月荘の大家を学生ながらにしていたのが槍中。「僕はね、〝風景〟を求めているんだ」(上巻p.82) 【雪に閉ざされた館】いったい何処で現実と小説の線引きをしたらいいのか、迷いたくもなってくる(上巻p.243) 【鈴藤稜一/りんどう・りょういち】語り手の「私」。本名は佐々木直史(ささき・なおふみ)。三十歳。暗色天幕のメンバーではないが台本を書いている。
0投稿日: 2024.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
94点。 初めての綾辻行人。 筆力がすごいと思った。さすがだなあ。頭が良いんだろうなって感じられる。 これくらいの長さの小説を読んだのは久しぶりな気がしたけれど、あっという間に読み終わってしまった感覚になった。実際には時間がなくて少しずつ読むことになっていたから読み始めからは1週間経っているのだけれど、それを感じさせないような勢いだった。続きが気になって止まらなかった。屋敷の見取り図があって構造上のトリックがあると思ったけどそれはなくて少し拍子抜けだった。3階の存在や6人目の屋敷の人間も驚きや納得感が少なかったからそこもまた拍子抜けはした。 本筋のトリックや動機も、度肝を抜かれるものがあるかと思ったら意外と地味なものだった。初めての綾辻作品だから少し期待しすぎたかも?そうは言ったものの、ミステリとしてはかなり上澄みの作品だったと思う。論理的で、破綻がない。ちゃんと緻密に作られているんだなという印象だった。一方で、屋敷に起こる現象が本当に屋敷そのものの性質でびっくりした。そこは現実離れしてるんだ、、って。それこそ最初の偶然から、犯人が便乗して作り上げているのかと思っていたから。名前の暗号も、何回か誘導されていたけど分からなかったなあ。年齢順か。頑張ればたどり着けたよなあって少し悔しい。悔しいけど、そんなことある?!って感じだったね。 『雨』の見立てが2番以降雑だったのは疑問に思ったし、ということは別の人間がやったのでは、とも思ったけど真相まではたどり着けなかった。残念。アリバイをどう崩すか、の視点がまだ足りてなかった。自分はまだまだミステリ初心者で経験が浅いから、この先もたくさん読んでもう少し推理を頑張りたい。 本当に偶然性や超常現象が中心であったことを除けばかなり好きな作品です。 とは書いたものの、巻末のインタビューを読んで、たしかにミステリと幻想の融合に成功した作品なんだと感じた。時代背景を考えればたしかに。槍中が見立て殺人に介入した理由を現実的な理由に落とし込んで欲しかった気持ちも少しある。幻想としたのは逃げだったとも思う部分は少なからずあるけど、だからと言ってこの世界観にしたことについては文句がない。魅力的な雰囲気が生まれていてとても引き込まれた。 振り返ってみればみるほど良い作品だったと思える小説でした。
0投稿日: 2024.10.15
powered by ブクログ吹雪+館という王道のクローズドサークルもの。 綾辻さんの作品は、いつもすっと入ってきて、読みやすくて好きです。 ○登場人物の心理描写や背景が丁寧で混同しない ○展開が早すぎず遅すぎず丁度よい ○推理のトライ&エラーが分かりやすい ○やはり、最後の解決編にいつも騙される 館シリーズが好きですが、本作も楽しめました。
3投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ大好き館に閉じ込められた設定(笑)。 設定、動機、エトセトラ、あり得ないとは思いつつあり得そうに思わせる綾辻ワールド。薄ら不気味な感じ、古き良き館の雰囲気を上下巻のボリュームで味わえるなんて…。 ラストも番狂せがありとても楽しく読了。この洋館の雰囲気が恋しくなりふと読み返したくなる作品です。
1投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻とだいぶ間をあけて読んでしまったのが悔やまれますが、面白かった…!館シリーズでもあった犯人解明からのどんでん返し。どんでん返しでもない?便乗殺人。亡くなる人や、犯人をも暗示する霧越邸。芦野さんが殺されてしまった時は悲しかった。 槍中秋清 鈴藤稜一 名望奈志 甲斐倖比古 芦野深月 希美崎蘭 榊由高 矢本(及本)彩夏 やりなかあきさや
1投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログ1990年の作品の改訂版です。 上下巻のため、700ページ超えの大作です。 ダラダラと長い印象は全くなく、テンポよく読み進められました。 本格ミステリではありますが、どこかホラーの感じもあって、物語に引き込まれました。
2投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログ館シリーズに近いクローズドサークルものでした。 設定上はよくある吹雪の中で遭難しそうになったところで館に辿り着き、クローズドサークルから事件へ発展していく純粋なタイプですが、推理うんぬんよりも文学や美術?の雑学が多く綾辻さんの知識に圧倒されながらも登場人物の背景や心情の変化にも注目していくと面白かったです。 解決編では、ホームズの推理が淡々として普通すぎるものの自分の推理と大差なく、、、はい落とし穴にドップリハマりやられました。 犯人の動機には全く共感はできないもののそれを理解しようとすればするほどなんだが切ないお話だなとしみじみ思います。
1投稿日: 2024.04.17
powered by ブクログ上巻の話がなかなか進まなかったので、下巻に入ったら一気に面白くなるだろうと楽しみにしていたけど、その期待値を越えることは最後までなかった。 ミステリーが好きなので、怪奇幻想のような非現実的なものが入ってくると冷めてしまう。 大好きな館シリーズに比べてこの本は説明が全体的に長めだったので、登場人物の性格などがわかりにくくて、ほとんど感情移入できずに、没入感が感じられなかった。 館シリーズに戻ります。
22投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログ芸名を使っていたり、さぞ大層なトリックがあるのだろうと思っていたらそこは大した要素ではなかったのが残念。 雰囲気作りやワクワク感は良かったし真相解明もなかなか良かったけど、ボリュームに対していまいちスッキリしきらない。6人目の住人も含め。
1投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログ犯人は途中でこの人かなと感じたけど、決定的なところまでは謎解きは分からなかった。 読んでいてとても読みやすい、読み返しても何度読んでも惹き付けられる文章だった。 不思議な現象についても、雪の中の山荘という孤立した場所で起きることで一層不可思議な雰囲気を醸し出していてとてもよかった。
1投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったは面白かったけど、これから死ぬ人が館によって予言されていたのがマジで何一つ関係なく、ただの偶然(もしくは不思議な力による予言)だったことは結構驚きだった。何か理由あるのかとか思ってた。 見立てをした理由やアリバイ工作、そして二重殺人、探偵役が犯人、というそれぞれのトリックは驚きこそしたが、甲斐を自殺で片づけようとしたあたりで「え?」と思ってたので、トリックの破壊力はそこまでだった、個人的には。 やっぱ名探偵がいないミステリは探偵役も疑わないとなと思った。深月を殺した理由が中々人外じみた理由だったな~。あとメンバーの名前の頭文字アナグラムはそこまでやるか?と思ったが面白くもあった。
3投稿日: 2023.09.16
powered by ブクログ自身にもっと文学・日本文化の教養があればより楽しめたのか? 北原白秋 誰? 箪笥、如雨露?等々漢字が読めず ググる 個人的に綾辻行人はミステリー要素強めが好き 館シリーズ外伝と言われてるけど読了して納得
25投稿日: 2023.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初期の作品ということもあり、館シリーズや囁きシリーズと比べると個人的にはいまいちだった。 驚きのトリックという訳でもないし動機も結末もミステリにはよくある流れかなと… 数々の不可思議な現象も説明あるかと思ってたら「偶然」とか「この家の不思議な力」で片付けられてちょっと拍子抜け…^^; 霧越邸の方々がとんでもない迷惑被ってて気の毒。
3投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログ幻想的な舞台で繰り広げられた連続殺人事件。 語弊があるかもしれないけれど、美しい光景が展開される物語でした。 読者に「解けた!」と思わせてからの意表を突いた犯人。 特に下巻はページを繰る手がとまらない。
6投稿日: 2023.03.06
powered by ブクログある劇団が吹雪で遭難し、たどり着いた霧越邸。 当然のごとくクローズドサークルという状況になり連続殺人の幕が上がる。 最終章で劇団主催の槍中が、広間に人を集め長口上で理論的な名推理を披露する。それですべて解決かと思われたとき、 隣の部屋からピアノが鳴り第6の人物が現れ、探偵役を交代する。その推理とは?という二段落ち。 巻末解説のあとの、作者インタビューが貴重。創作秘話を赤裸々に暴露してくれているのがうれしい。
3投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログえ、これで終わりみたいな。 きちんと落ちてるけど、うーん、新本格?でも有栖川さんのが好きだな。 話としてはよくできてるから、自分に合わないだけだな。
3投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログクローズドサークルものとしては王道の設定と内容。ただ犯人だけはそうじゃなく、さすがにこの結末は予想できなかった。
1投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログいわゆる吹雪の山荘モノで個人的には大好きなシチュエーション 見立て殺人もあり、霧越邸の雰囲気もかなり良い 新本格好きにはたまらない作品 読了後はしばらく余韻に浸りたくなってしまった
1投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全ての謎がしっかり明かされて他作と同様に爽快感がある。霧越邸自体が持つ意思が物語に神秘的な情景を与えていた。彰がとても魅力的!
2投稿日: 2022.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと読みたかったのですが、借りられてばかりで悔しくて予約して読みました。 なんとも言えない幻想的な雰囲気がとても良かったです。ありそうでなさそうでありそうな館…好きです❥ 今回は犯人を想像とかしないで、没頭しようと決めて読んだので犯人は全然わかりませんでした。推理を聞いて「あぁ…確かにそんな反応してた…」ってなりました。 幼少より演劇をやってきましたが、動機はあまり好きにはなれなかったかなぁ( まぁ演劇は関係ないですもんね ) あと霧越邸の不思議な力のお話がとても面白かったです。最後に名前のアナグラムとか…たまたまにしてもすごい…と思わずその場にいるような感想に。笑 4年後訪れた時には見ることが出来なかったそうですが、そこもまたいい…❥ 久々の綾辻ワールド。しっかり堪能したら余韻で次に進めないです。笑 王道ミステリもっと読みたくなりましたが、現在入院中で持ってきてないのでもう少し我慢します。 話変わりますが『清』という字を『さや』と読むのが素敵すぎて、嬉しかったです。
2投稿日: 2022.07.07
powered by ブクログ最後まで不思議な感覚が拭えないままのお話でした。 何に突き動かされていたのでしょう? 霧越邸は皆んなを何の為に迷い込ませたのでしょう? 不思議なお話でした。
3投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログ雪に閉ざされたお屋敷の中での密室殺人。上下巻の意味も読了後になるほどね、と思った。所々、ん??と思うところはあったけど、犯人は最後まで分かりませんでした笑
0投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログ上巻で折り重なっていた謎が 一つひとつ暴かれていく解決編。 犯人との対決を迎えたクライマックスの盛り上がりは 流石の一言です。 本当に面白かった!! でも個人的に一番魅力を感じたのは 館の持つ不思議な力。 ミステリーを超常現象のようなものと結びつけるのは あまり好きではないのですが、 理屈や原理では理解できない不可思議な現象を 不自然ではなく、上手く、美しく絡めさせていて、 極上の物語に仕上げています。素晴らしい!! ★5を付けたいくらい好きな話でしたが、 大どんでん返し的なことがなく 今すぐ読み返したい!と思えなかったので、 ★4としました。
1投稿日: 2022.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「第一の殺人」を犯すのは「カイン」であるべきでしょ、という思いが上巻からあったため回収されてホッとした。昔に組んだプロットということだったが、確かに犯人のボロの出し方などの甘さがあれど連続見立て殺人をやるに当たってあってほしい話の童話的なリズム感や流れというのはかなり完成されていたと感じた。 第二以降の犯人の特性もあり、劇的すぎるというのは全然気にならなかったしむしろ好ましかった。 霧越邸の奇妙な一致を見せる事象についてもパラドクスの説明があったように、とりたててファンタジーであるとは思わない。好きです。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホラーかと思ったけど普通にミステリーだった。トリック難しくて何も予想できなかった。深月実は生きてるかなと思ったけど普通に死んでた。個人的にはあまりたのしめなかった。
0投稿日: 2022.01.24
powered by ブクログ二重三重に罠が仕組まれており、それらが上手く全体として繋がっていており、非常によく纏まった作品であった。 但し、一部の事象が超常現象である、という点を素直に受け入れられるかは、読者次第な気がする。この辺がanotherなどの別作品にも引き継がれている印象。 なお、1点非常にわかりやすく犯人を指し示してくれている箇所があり、そこで犯人はな~んと無くわかった。だけど、最初にも記載したとおりそれだけでは無かった点は脱帽。
0投稿日: 2022.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
綾辻先生の作品の中で、やはりこれが一番好き。 吹雪の山荘、愛想のない住人達、隠された存在、見立て殺人。 到底理解はできないけど、槍中の散り際は見事。 事件から年月がたち再び鈴藤が霧越邸を訪れるも、人目見ることすら叶わなかった切なさや、祈るように眠りについた霧越邸の荘厳さたるや。 読み終えた時の余韻はずっと変わりません。 この完全版は特に巻末の霧越邸秘話を読むだけでも価値あり。 館シリーズを読んでいるから、その場にある不思議な力を何の違和感もなく自分の中に落とし込めてしまうけど、ただの遊びだった名前の暗号を鍵として組み込むことで結果、幻想小説の色も濃くなったというのにはただ驚き! 作家の中で作品は進化してるんだなと大袈裟ですが感動しました。
0投稿日: 2022.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったけど欲をいえば、動機にもっと狂気的なのを期待したかも(第一第二) 霧越邸の息子で一本書けそう、書いて欲しい
3投稿日: 2021.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幻想的な要素と本格ミステリーが融合した館シリーズのスピンオフ的な作品。ずっと違和感があり、解決編に入ってからもモヤモヤしていたが、真犯人が分かってからああ納得となった。槍中の発言の随所になんでそんな結論がその段階で出せるの?と思っていたのでそれは納得だった。しかし、最初の事件にはズレを作ったとしても完全なアリバイがあるという点はずっと引っかかっていたが、犯人が違うのは説明がついていたので納得した。とても面白かった。
0投稿日: 2021.10.13
powered by ブクログ下巻を半日で読破する。 上巻は文庫で340ページ余を費やして、犠牲者は1人。「連続殺人と銘打ったからにゃ4人は死ななきゃ」なんて思っていたら、下巻に至って第二・第三・第四の殺人が起きる。 謎解きに関して、ほぼ完敗。劇団員の名に秘められた意味は片方だけ解った。温室天井の十字キズの意味も解った。しかし、謎解きドラマ『安楽椅子探偵』で綾辻行人か有栖川有栖か、いずれかが言い放った「犯人の名前だけ当てられても我々は痛くも痒くもない」に則れば、私の推理は蚊の一刺しにも及ばない。途中の手掛かり、もう犯人の名を言ったも同じではないか。なぜ気づかない⁉ 私の馬鹿‼ 本作に関して、クイーンよりカーへの傾倒が色濃く感じられた。傑作。
0投稿日: 2021.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
完全に予想を裏切られた…! 確かに少し引っ掛かる部分はあったけど、まさかあの人が本当に犯人だとはΣ( ºωº ) “本格ミステリ×幻想ミステリ” 現実的であり非現実的な要素も絡んでいる。 とても濃厚な小説を読んだ満足感があるのに、文章自体は(蘊蓄とかの理解力が足りないのはさておき…)読みやすく、展開もどんどん先が知りたくなる様に描かれているので、あっという間に読み切りました。 霧越邸に魅了されたらきっと引き返せなくなります。
0投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ館シリーズのスピンオフ的な話、らしい。相変わらず伏線まみれで、最後に綺麗に回収され、証明終了。お見事である。伏線といえば黒猫館が、一番多かったような気もするが。二番目の犯行の犯人は途中読んでいて気づくことができたのが、なんだか嬉しかった。
0投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3 第2,3,4の殺人が次々と起こり解答へ。それまでの探偵役の槍中と主人の白須賀の息子の登場と解決。第一の犯人甲斐とそれ以降の犯人槍中。一番美しいときに摘み取る。芸名と本名の羅列と犯人の槍中秋清の符合。トリックの暴き方もなかなか面白いが、超常現象的な符合などの幻想要素や小難しい話もちょいちょいありそこまでな感じ。霧越邸は本格7:怪奇幻想3、暗黒館は5:5、Anotherは3:7らしい。
0投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログ降り積もる雪の中をさ迷い歩く若者たち。下りか上りかも分からない。落伍者が出るのも時間の問題。そう諦めかけたその時、暗い雪景色の中に突如と浮かび上がる巨大な洋館「霧越邸」。 この導入がたまらなく好き。「きたよきたよ、雪に閉ざされた山荘で、不可解な連続殺人事件が起きちゃうんでしょ!」というワクワク感。たまらない。 犯人当てという部分では上巻で検討がついてしまうので少し残念だけど、こういう作品が世の中に溢れてくれたらすこぶる嬉しい。
0投稿日: 2021.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
休日を利用して上巻からの一気読みでした。 久々の綾辻作品、やっぱり凄いなぁ。 「吹雪の山荘」と「連続見立て殺人」、いやいやこれでもかぁ〜って感じの本格なんですが、舞台となる「霧越邸」の不思議な世界観との融合もあいまってお腹いっぱいです。 しかも、連続して起こる見立て殺人にもしっかりと謎が仕込まれていましたね。 連続殺人、しかも北原白秋の「雨」を再現した現場だと、当然同一犯って思うじゃないですか。 なんとビックリ、霧越邸での殺人犯は二人いた。 しかも、上巻で見抜けなかった「アリバイ・動機一覧表」に隠されていた謎が解明された時の「!!(゜ロ゜ノ)ノ 」って感じも最高に楽しめました。 (幕間の感じで槍中が...とは感じるものがあったのに、全く論理的に導き出せませんでした) 綾辻作品、読みたいものが多すぎるのが悩みの種ですが、他の作品も焦らず楽しんでいきたいと思います。 説明 内容紹介 本格ミステリの様式美を究め、突き抜ける――綾辻行人の記念碑的名作! 外界から孤立した「霧越邸」で続発する第二、第三の殺人…。執拗な“見立て”の意味は? 真犯人は? 動機は? すべてを包み込む“館の意志”とは? 緻密な推理と思索の果てに、驚愕の真相が待ち受ける! 内容(「BOOK」データベースより) 美の女神が司る“死の館”から、貴方はもう、出られない―。続発する第二、第三の殺人。執拗な“見立て工作”の意味は?真犯人は?動機は?邸内に潜む“何か”の正体とは…?『Another』の綾辻行人が智力の限りを尽くして構築した、もうひとつの代表作―『霧越邸』は本格ミステリの様式美を究め、突き抜け、そして永遠の伝説となる!!語り下ろしインタヴュー「霧越邸秘話」収録の“完全改訂版”。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 綾辻/行人 1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。これを引き金に巻き起こった「新本格ムーブメント」は、推理小説界の一大潮流となった。92年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
4投稿日: 2021.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 動機もトリックも犯人もどれも完璧だったが、最後の苗字の頭文字をならべたところは やりすぎやろ!と思った。 18歳の息子の存在を隠す意味がわからなかった。 それが火傷のあとなら そりゃないわ!と思った。
1投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログ本格と怪奇幻想のバランスが程よいミステリ。謎が謎のままでもモヤモヤ感なし。どこか懐かしく、不気味で、耽美的でもある独特な世界観にハマった。
1投稿日: 2020.03.13
powered by ブクログ見立て殺人、良くミステリーで見かけるけれども、こうきたか!とひねり具合に感心。 あの人にはもっと早くご登場いただきたかった。 結局、あの邸は何だったのか。そこの余韻が好き。
2投稿日: 2019.12.07
powered by ブクログ犯人は途中でわかったしどういう経過でもって犯行が成されたのかも大体は思っていた通りだったのだけれど、犯人の動機に関してはわかるようなわからないような、そんな私自身の感情を揺さぶるものがあった。確かに本格ミステリであるけれど幻想小説としても一級品である事に間違いはない。
1投稿日: 2019.10.05
powered by ブクログ遂に綾辻作品最高傑作ともされる霧越邸を読むことができて大変満足。 館シリーズのように霧越邸という建築物そのものが異常な存在感を放ち、そしてそこで起こる怪奇幻想色の強いある種の暗合はこの場でしか成立し得ない奇妙なロジックを展開していく。だがその一方で吹雪の山荘で起こる連続殺人においてはこの超常のロジックなしでしっかりと成立する。極めて精緻で段階的な検証の積み重ねで犯人やトリックを看破することができる。 本格そのものと言っても過言ではない状況、見立て、設定、論理は初期の館シリーズを経てここに大成したと言えるのかもしれない。
1投稿日: 2019.06.22
powered by ブクログほとんど覚えていない状況で読み進めた上巻と違って多少思い出した状態で突入した下巻では、視点の彼が自分は蚊帳の外と思い込んでいるのか恐怖感がまるでないのが少し気になってしまいましたがそれも元プロットが学生時代という若さゆえの勢いなのかなとも思います。本格好きでこのタイプを好まない人の言い分もわかりますが、私はやはり本格部分はしっかり本格だと思いますしこのボリュームをしっかりと楽しみました。「もう一人の中村青司氏」の意味など、最後に収録されている特別インタビューが大変興味深く、新装版を手に取ってよかったです。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ宮内悠介氏の解説にある「『すべてが合理的に解決できる世界』における『幻想』とはなんだろうか」という問いが本作の本質をよくついているなあ、と思いました。
1投稿日: 2019.01.31面白かった!!
まず世界観を作りあげる表現力がスゴいと思う。 大筋は本格ミステリー。 雪山の山荘。クローズドサークル。見立殺人。 けれども、それとは全く違う不思議な力が、現象が霧越邸では起こる。 その漂う不思議な世界観を読み手にきちんと表現というか体現させてくれる。 この世界観を作りあげるのに必要な情報を 白けさせない説得力を生む為に1行たりと無駄がない。 登場人物がその現象に対して、 読者と同じ疑いを感じつつ物語が進行し殺人が起こる。 一人殺される毎に起こる啓示、 この邸には本当に人が及ばない力が働いているのか? もしかしたら本当に殺したのは人ではないのかと疑いをもつまで引き込まれる… 面白かった! この本のいいところは犯人は生身の人間であるところ。 不思議さはあっても良い、不思議な力、現象、世界が確立できるならそれで良い。 ただミステリーにおいて犯罪は人間が犯す大前提がなくては。 そうじゃなければこの読後感は得られないと思う。
0投稿日: 2018.12.30
powered by ブクログ生への執着を描く本格ミステリと死への憧れを描く幻想小説の融合。混沌と調和。矛盾する二つの世界観を合わせた綾辻行人の幻想ミステリ。雪山の荘厳な館。来訪者の訪れとともに“動く”不思議な館。閉ざされた舘で起こる連続殺人事件。館が人を狂わせるのか…犯人の口から語られる動機は歪んでるし到底理解し難い。永遠の美へのこだわり?殺人を美化するなんてとんでもない。嫌悪感を覚える。館シリーズを読んでいても感じることだが、作者の作品は光というよりは闇に傾いている。光ではなく闇にこそ美しさを見出す、そんな描写が多い。全ての謎が明かされてすっきり爽快に終わるのではなく、最後に謎を残しつつ終わるのが良い。ミステリアスな館はそのまま霧を越えてまた彼方へと消えていくのか。偶然と捉えるか予言と捉えるかもその人次第。この幻想的な雰囲気に惑わされそうになる。
1投稿日: 2018.07.08
powered by ブクログ事件やトリックは、ミステリーとしてはオーソドックスなものだと思う。しかし、犯人はなかなか狂っている・・とは言え、何かそのような犯行動機も理解できるなぁ。 芸術的というか美しさを感じられるミステリー小説。
1投稿日: 2018.04.02
powered by ブクログ綾辻さん、 館シリーズ以外読んだのははじめてかも。 いわゆる新本格かと思いきや、幻想的な要素もありつつ。 それをどう受け取るのかはそのひと次第。 霧越邸での出来事の数々は、 果たして本当に偶然だったのか。 「霧越邸」だからこその雰囲気。 謎を解くためのヒントは きちんと読者にすべて示されてるところもよかった。 いやー 面白かった! 次は、長くて手を出さずにいた、暗黒館かな。
1投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 外界から孤立した「霧越邸」で続発する第二、第三の殺人…。執拗な“見立て"の意味は? 真犯人は? 動機は? すべてを包み込む“館の意志"とは? 緻密な推理と思索の果てに、驚愕の真相が待ち受ける! 【感想】
0投稿日: 2017.08.06クローズドサークル
典型的なミステリー、雪で外界から閉ざされた館。 綿密な描写に人物設定、さすがに綾辻先生です。 ただ、理屈が好きな読者にはちょっと判然としない内容だと思います。 また、アナザーは好きでしたが、アナザー程の余韻は感じられませんでした。
0投稿日: 2017.06.06
powered by ブクログ動機が歪んでますね。ラストの展開は予想外なところもあって面白かった。謎の人物が例の役割を担って登場する仕掛けや展開に、こうくるかと感服しました。
1投稿日: 2016.03.27少々肩透かし…かも。
本格ミステリ+幻想小説。語り手にも探偵役にも、少々冗長さを感じた。 止まぬ吹雪に孤立した「霧越邸」で、次々に起きる見立て殺人。ちょっとした(古典的とも思える)言動で真犯人はわかってしまったけれども、邸内に潜む何者か…が、かなり後半にならないと登場しないので、あれこれ考えずに素直に読んだ。が、その何者か…も予想通り。不可思議な現象は不可思議なまま。幻想的な雰囲気は良かったけれど、傑作という前評判に期待し過ぎると肩透かしを食らう感じかも。
8投稿日: 2016.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
のめり込んで読んでしまった。。。 ページを捲る手が止まらないと良く言うが、そんな感じの一冊。 自分なりに推理をしながら読み進めていくわけだが、 最初の殺人についてはある程度の予想はついたものの、 その後はダメダメでした(^-^; カナリアにも全く気付けなかった私。 上巻の巻頭に図面が添付されていた為 いつもの館シリーズの気分で読んでしまったが、 今回は隠し扉とかがあるわけでもなく(笑) それでもしっかり心掴まれてしまった。 綾辻先生のは、何を読んでも本当に面白いなぁ~。 でも館の偶然は、ちょっと偶然すぎるかなぁ? ってな気もした(^-^;
7投稿日: 2016.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうしても館シリーズのイメージで、気がつくと隠し部屋があるはずだから!と思ってる自分が(笑) 館の説明しきれない事象も含めて、楽しめました。 ただ、これは自分の知識量の問題なのかもしれないけど、「X」を「カイ」と読むなんてことを知らなかったので、真相を聞かされても全くピンと来なかったのが悔しい。 してやられた感をひとつ損した気になりました。 カナリヤの件は推理の途中で気付きました。 鈴藤が再度霧越邸を訪れようとする部分も含め、色々想像の余地がある作品だったなと思う。
1投稿日: 2015.08.04
powered by ブクログ立て続けに発生する殺人。そこには二重三重の構造を持った真相が隠されてており…しかしそれもまた館に予め啓示されていたのか… この館の持つ(と思われる)超常的な力の事件への関与の仕方が、物語が破綻しないギリギリにコントロールされてるところが凄い。 ど定番のラーメンだと思ってたらありえない食材で出汁取ってた、みたいなミステリー。
2投稿日: 2015.06.29
powered by ブクログ本格ミステリの王道を往く 大雪から逃れるために一行が逃げ込んだ豪邸には、貴重なコレクションの数々、意味ありげなメッセージが隠されていた。説明できない不可思議な現象には目をつむることとする。これもこの作品の一部分、必要な要素なのだから。犯人や殺人トリック等については、思ったよりも闇深いところに真相があった。館シリーズとはまた色合いが異なっており、左脳だけでなく右脳も程よく刺激してくれる。
1投稿日: 2015.06.17
powered by ブクログ雪山で閉ざされた荘厳な邸で起こる連続殺人。 話が長いので伏線とか見落としてたが、犯人の動機というか性格はユニーク。
2投稿日: 2015.04.24
powered by ブクログ次々と巻き起こる雪山山荘での殺人事件.オカルト的な雰囲気も相まって背中に冷たい汗をかいてしまう.典型的な推理小説.著者にちょっと不信感を抱いてしまうセリフがあり,個人的にはあまり好みではない. 以下あらすじ(巻末より) 1986年、晩秋。劇団「暗色天幕」の一行は、信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」を訪れる。冷たい家人たちの対応。邸内で発生する不可思議な現象の数々。見え隠れする何者かの怪しい影。吹雪で孤立した壮麗なる“美の館”で舞台に今、恐ろしくも美しき連続殺人劇の幕が上がる!日本ミステリ史上に無類の光芒を放ちつづける記念碑的傑作、著者入魂の“完全改訂版”!!
1投稿日: 2015.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一番興味深いのは、巻末の特別インタビュー402ページ。最初から本格ミステリと幻想小説のハイブリッドを書こうとしていたわけではなく、本格としての整合性や完成度を追及した結果、このようなジャンルの定形から逸脱したような形になってしまった、という箇所。どうやら本格の形式を突き詰めていくと、最終的には本格の壁を打ち破ってしまうらしい。それと本書の四六判オリジナルって、『暗闇坂~』と同じ年に出てるのね。これぞまさしくシンクロニシティ?
1投稿日: 2015.01.15
powered by ブクログかなり久しぶりの綾辻行人。 この改訂版は発売日に買っていたのですが、なんだかんだで今日まで読まずに来てしまったのです… さて、内容はというと… 一部に館シリーズとのリンクがあるらしい(時間が空きすぎて覚えていない)のだが、単独作品としても楽しめます。 巻頭の見取り図を見ているだけでワクワクするような館(邸)で見立て殺人が次々と起こるのですが、幻想的な雰囲気と相成ってどこか夢の中の物語を見ているような気分で読み進めました。 解決編は質、量ともに圧巻で、細かな伏線を元に繰り出されるロジックはかなりの説得力を持っています。 一見、意味のないように思える行為にも、館(邸)のもつ観念的なものをうまく組み込み必然性を生み出しているあたりも流石です。 館シリーズに見られる大胆なトリックこそありませんが、本格ミステリの醍醐味がこれでもかと詰まった良作でしょう。
1投稿日: 2014.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻の表紙を捲ると、まず舞台となる館「霧越邸」の見取り図があります。 湖に張り出した広大な館の見取り図を眺めるだけで、これからここで何が起こるのか期待で胸が高鳴るというもの。 隅々まで豪華絢爛な館の描写は謎めいていてとても美しいです。 吹雪で閉ざされた館で起こる連続殺人といういかにもな設定ですが、この館の神秘さがありきたりなストーリーにさせていません。 館を訪れる人々の運命を暗示するかのように「動き出す」館、その意志に沿うように起こる事件。ファンタジーかSFかと読者を惑わせますが、非論理的な現象を論理的な解釈に取り入れて幻想的な雰囲気のまま本格ミステリとして終着していくのが見事。 豪華な調度品が並び不思議なバランスで調和している霧越邸と同じように、非現実と現実が上手く調和された素晴らしい1冊でした。 ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最初に間取り図を見た時に「これは館を使った壮大な物理トリックがあるに違いない」と勝手にワクワクしたのですが、意外に理詰めの堅実な展開で、良い意味で予想外でした。 「館」をこういう風に使うのは新鮮。 予言するかのような現象が堅実か?という話もありますが、これはもう一人の犯人である槍中が現象の中に何かを見出したということが重要であり、館の現象が事実かどうかは関係ないのでこのあたりも上手く出来ていると思います。 4度の事件で、途中から槍中が便乗したことにより事件が重層的になっているところがおもしろいのですが、4度目の事件で介入し逆に槍中を惑わせたのが真の探偵役だったという事件の展開にはニヤリとします。 第一の事件の死亡推定時刻のごまかしがあそこまで上手くいくかは疑問ですが、見立て殺人の理由には納得です。 見立て殺人はちょっと無理があるんじゃ?という事が多いですが、その違和感が「雨」殺人事件→実は「童謡」殺人事件という真相に繋がっていくのもすごい。 登場人物一覧に丁寧に本名まで書いてあるので何かあるのだろうとは思っていましたが、槍中の名前には気づきませんでした。 作中内で名前が変わる、しかも霧越邸で変わることで槍中へも影響を与えるというのが憎い演出。 吹雪に閉じ込められた幻想的な館が、槍中の心理的な動揺に説得力を持たせています。 霧越邸の人々にとっては本当に迷惑な話だと思いました。
2投稿日: 2014.10.30
powered by ブクログ感想は上下合わせてのものです。 雪山の山荘で連続殺人で見立て殺人で怪異的なものもプラスという「全部盛り」なミステリ。こういうオーソドックスな鉄板ものは時々無性に読みたくなるw とはいっても、逆にいうと手垢がつきまくっているジャンルでもあるので残念ながら今作も読み終わって「奇想天外なトリック」とかそういうこともなかったんですが、まあそれも含めての鉄板ということで。 でもそもそも書かれたのは随分昔なんですね。改定版だからなのか、あんまり古さを感じませんでした。文章を読みやすく直してもどことない古臭さがでたりするもんなんですけどね。元々が「古典的」な分野だからなのか、綾辻行人の文章が昔から洗練されているのか・・・
1投稿日: 2014.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
しっとり、みっしり、込められた、偏執的ななにか。 館シリーズとは違った方向からの、館への狂気性。館そのものから受け取るなにかというよりも館が暗示するもの、見せるもの、用意された小道具に後押しされた犯罪。狂気といわれたらそうなのだろうけれども、一言で狂気とは片付けられない。 山奥の洋館、吹雪、見立て殺人、「本格」の要素がこれでもかというほどてんこ盛り。双子が出てこなかったのが不思議な感じ。 見立てに使う道具、要素も館自体も好きなんだけど、今一歩館シリーズに及ばないのは、犯人のラストが納得いかないからかもしれない。犯人の思考は好き。どちらかというと犯人よりの感覚を持ってるのだろうな、とも思う。死してこそなお、というつもりはないけれど、今この場で生を絶ってこその美、完成形がある、というのは分かる気がする。生きているものに興味がないからだろうね。生物は飽くまでも観察対象であって、鑑賞対象にはならないから。だから犯人の感性は好きなんだけど、最後がどうにもね。 態度があからさま過ぎるんだよなぁ。自分に都合の悪い話題が出たときと、都合のいい話題になったときと。それすらも隠してスマートに物事を運んだ上で、最期があれだったら賞賛する。悪あがきとか保身はよくないよ。かっこ悪いよ。 要するに、本格ミステリというものは、被害者、犯行方法、犯行動機はもちろんのこと、犯人自身も含めて一つの「芸術」足り得るものとして描かれてこそ至高なんだろうな、とね。その芸術性がこの話の真犯人には欠けていたので減点。だからっつって、どうしたら良かったのかとか、作品としてそっちのほうが良かったのかとかは分からないけど。 あ、ちなみにこれ、再再読くらいですが、全力で真犯人を忘れてました。 表紙が角川のこのシリーズに揃えてイラストなんだけど、上巻の深月嬢(だよねたぶん)が伏し目なのに対し、下巻だと視線が上がってる。作中の言葉で表せば「未来を見始めた」ってことなのかもしれないけど、伏し目のまま生きて天寿を全うするのと、この時、この場で美として完成して死ぬのと、どっちが良かったのかって話。問題は、「完成」だと思ったのが彼女自身ではなく無関係の第三者だったという点か。 抜粋は上巻より、物語に入る前、登場人物紹介の次の一文。 ――もう一人の中村青司氏に捧ぐ――
1投稿日: 2014.06.29
powered by ブクログ訪れる者の未来を写すという霧越邸。 幻想的な世界と永遠の美。 生々しい生への執着を描く本格ミステリと 浮世から乖離した死への憧れを描く幻想小説。 矛盾する二つを併せ持った綾辻行人の創作する世界。 彼の作風を決定づける一作。
2投稿日: 2014.06.19
powered by ブクログ完全改訂版再読。 館シリーズ番外編ともいえるような作品。変な仕掛けはないけれど、館自体が意志を持っているかのような「霧越邸」の魅力は随一かも。館が未来を予言し示唆するという幻想的要素が作品を支配してはいますが、事件の謎解きに関してはばりばりの本格です。 吹雪の山荘・見立て殺人という道具立ても万全。事件現場の光景もあまりに美しくて印象的。どこをとってもミステリ・幻想の魅力がいっぱいいっぱいに詰まった傑作です。
1投稿日: 2014.05.31
powered by ブクログえ、そんなところで終わっちゃう? っていう驚きで終わるはずもなく。 やっぱり綾辻さん、期待を裏切ることはないな、と。
1投稿日: 2014.05.12
powered by ブクログ下巻。 内容をすっかり忘れてしまったと思っていたが、流石に謎解きのキモはしっかり覚えていた。 新本格として世に出た作品だけあって、幻想はあくまでも『風味』に留まっている……と思うのだが、巻末の対談によると、これでも賛否両論あったらしい。そういうものなのか……? この巻末対談は、当時の時代背景や執筆の動機などが解りやすく纏められていて面白い。但し思いっきりトリックと犯人について語っているので、本編のあとに読んだ方がいい。
1投稿日: 2014.03.28
