
総合評価
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powered by ブクログ吉田松陰と高杉晋作という、幕末の最重要人物でもある師弟の物語。 正直ペリー来航まではかったるい本だったが、そこからは引き込まれるように読み切ってしまった。最近は坂の上の雲がクローズアップされてたけど、こちらの方が今の時代には合っているかもしれない。 自分はこの先どんな生き方ができるだらうか、そんなことを考えてしまう。男なら読むべし。 物語後半は緊張感のある場面が多いが、そんな中、戦艦の空砲を聞いて新作の母が鶏の世話に向かう場面はとてもあたたく、印象に残っている。
1投稿日: 2012.05.22
powered by ブクログ吉田松陰と高杉晋作のお話です。久しぶりに読み直しました。松陰の透き通るような佇まいが前から好きでした。以前に篠田三郎が演じた松陰の影響かな。高杉は何故か好きになれません。この人の奇兵隊を作ったクセに上士意識の抜けないところがド平民の私には合わないのかな? どんな人の人生にも、その長短に拘らず、春夏秋冬があると松陰は言ったけど、俺の季節は今何なんだろうと考えてしまいます。
0投稿日: 2012.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
動けば雷迅の如く発すれば風雨の如し。高杉晋作がいなかったら革命は起こらなかったのではないか、と思う。
0投稿日: 2012.05.05
powered by ブクログおもしろき こともなき世を おもしろく で終りたかったのかも。 どの人間の世にも春夏秋冬はある、少年でその生を終えたとしても。
0投稿日: 2012.04.23
powered by ブクログ約28年の生涯という時間の中で、これほど激動の人生を送った人間が 高杉晋作を除いてこの世にいるだろうか。 時代が彼を彼たらしめたとも言えなくないが、 激動の時代に生きることと、 激動の時代の中で激動の人生を送ることは当然ながら同義ではない。 彼をここまで駆り立てるものは何であろうか。 孝行、使命感、快楽 恐らくここに挙げられる全てが、 彼の原動力として、28年間の人生を動かしたのではないか。 一般的には”革命家”としての側面が強調されがちであるが、 その一面で語ろうとするのは余りに乱暴である。 現代では想像もつかない仕来りをもつ良家に生まれ、 忠孝と信義を何よりも重んじた高杉。 吉田松陰との出会いによって自分の使命を悟る高杉。 それらすべてを含めての高杉晋作である。 たまたま友人の薦めで手にとった1冊。 誰よりも人間らしい人間が、ここには描かれている。
0投稿日: 2012.04.15
powered by ブクログおもしろきこともなき世をおもしろく・・・高杉晋作の辞世の句はまさしく彼の人生を表してますね。27年と8カ月の人生、波乱に満ちています。あの時代に生まれたからこそ波乱に満ちてしまったのかもしれないけれど。 龍馬伝での高杉晋作とはだいぶ違うイメージですね。 文庫版あとがきでは、司馬先生の吉田松陰に対する印象なども語られていて面白いです。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログまさに太く、短く。 ドラマチックな人生を懸命に生き、夭折した、高杉晋作。 名前は知ってはいたものの、あまり詳しくは知りませんでした。 まさに天才という、物凄い生き様に感動です。
0投稿日: 2012.02.13
powered by ブクログ全4冊中、1.5巻分が吉田松陰で残り2.5巻分が高杉晋作の物語になっている。 晋作に関しては教科書では奇兵隊を作った人程度、新撰組関連の本ではあまり触れられず、竜馬でもそんなに頻繁に出て来ないが、維新においていかに重要な人物だったかがよくわかる。また完全に長州藩が舞台で描かれていて、それもまた個人的には新鮮だった。 二人とも30歳を前に最期を遂げるが、その人生の濃密さ、成し遂げたこと、影響を与えたこと、測り知れず。幕末好きなら絶対読んだ方が良い。
0投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログ全四巻。ようやく読了。 司馬遼太郎の描く幕末の英傑たちというのは不思議なもので、読むと、すぐに自分に照らし合わせて、「これは自分のことだ」と思い込めるようになっている気がしてならない。 『龍馬がゆく』を読めば、自分が坂本龍馬のように自由な思想を持ち、世の中を動かし得るのではないかと思い。 『燃えよ剣』を読めば、自分が土方歳三のように熱い魂の鼓動に準じて人身統率しながら理想を追い求める存在であると思い。 『坂の上の雲』を読めば、秋山兄弟と正岡子規の親交と友誼、そして事に当たって己自身のすべてを傾注する心根こそ自分であると思い。 その他もろもろの歴史上の英傑を、己と非常に近しい存在であると感じることができる。 一つには、歴史上の、いわゆる教科書に載っているような連中を、司馬遼太郎は、「人間離れした超人」「一般人とはかけ離れたヒーロー」「凡人とは違う」という描き方をせず、あくまでも「一介の人間。必死で生きて、生きた結果、死ぬ」存在として描いているからこそ、「ああ、この英傑たちもまた、自分たちと同じ、ただの人間なのだなあ」と読者に思い込ませ、結果、「非常に近しい存在」のように感じるのではないか、と思う。 人物を等身大に描く。 当たり前のようでいて当たり前でないこのことを、司馬遼太郎作品からは圧倒的なこだわりとして感じる。(もちろん、事実を元にした取材があり、それを元に描いた小説だからこそ、だということは重々承知) その意味で行くならば。 吉田松陰とその弟子・高杉晋作を描いたこの本作においては、驚くほどに、「吉田松陰も、高杉晋作も、自分には近しくない」と感じてしまう。 それは、この二人を等身大に描いていない、ということではない。 むしろ逆で、思想革命家としての松陰、行動革命家としての晋作を、それぞれ幕末の紛れもない英雄として描きながら、人間味のあふれる存在として、見事に描いていると思う。 特に晋作の、対幕府軍における戦闘の件は、実にあっさりと淡々と、あまりページ数をさかず、描かれている(むしろ、戦闘に関しては、四巻序盤の奇兵隊を率いた山県狂介の件の方が圧倒的に、面白い)くせに、妾であるおうのとの金比羅参りや生涯であまり一緒になることがなかった妻お雅とのエピソードの方にこそ、重点が置かれている。 戦いに生きた行動革命家としての晋作を描くよりも、その晋作の生の姿、いわゆるプライベートな姿を描くことにこそ、筆者が腐心したのである、ということが、よほどうかがえる。 にもかかわらず、自分は高杉晋作ではない、と思えてしまう。 吉田松陰では、もともと、ない。 思想革命家としての体現としては、吉田松陰の生涯、そしてその思想の境地は、遙かにレベルが高いところにあると感じられる。 既に、その思想は「常識」や「世間」といったものから乖離して、自由な世界を自由に羽ばたいていて、羽ばたき続けながら、止まり木を持たない。 そしてそれは、もしかすると高杉晋作も同様かもしれない。 行動し、立ち止まることをよしとしない、現状に甘んじることも、一つところに腰を落ち着けて未来の展望をただただ夢見ることも、何だったら、「十年後も同じような生活が続けばいいのになあ」などと安定を求めるような感覚とは、晋作は一切合切かけ離れている。 美しい妻も、優しい父母も、愛しい妾も、そして師も同志もその他もろもろも、晋作という「行動」を主体とした人間を、一つところに留めておくことができなかった。 止まる木(気)が、なかったのだろう。 その意味でこの二人は、思想家と行動家というタイプの違いはあれど、やはり同じく超人レベルの英傑であったのかもしれない。 それであればこそ、自分と同一視するような部分があるかないかではなく、自分が憧れる部分があるかどうかで、この二人を見ると、また違った味わいが、幕末という若者の命が散華していった時代ならではの面白味を感じることができるのではないか、と思う。 そして、このような二人にこそ出会い、そして、もし可能であるならば、非才なる我が身で以て、この二人のために力を尽くしたいと、そう願うものである。 松陰でも晋作でも、自分はない、だからこそ、松陰と晋作に、出会いたいと、切に願う。 おもしろき こともなきよを おもしろく ! 読んで、良かった。(次に司馬遼太郎を読むのがいつになるかはわからないけど、そのときには、『花神』を読む予定)
0投稿日: 2011.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高杉晋作の何が偉大であるか、を考える。行動力、構想力、求心力、明治維新の立役者としての実績。それら人並みはずれた能力・実績の数々はあくまで彼の人生を彩る表層にすぎないように思う。彼の根幹であり、彼を幕末にて一際輝かせた信念こそ、ありのままの己を貫き通した希有なまでの素直さ、ではなかろうか。 自分の行動で世界が変えられると本気で信じられる人間だけが、浮き世を浮き世として楽しむことが出来る。 まさしく「おもしろき こともなき世を おもしろく」生きられた、この男の29年間そのものこそが、他を圧倒する偉大さなのではないか。
0投稿日: 2011.12.10
powered by ブクログ1巻~2巻の主人公が吉田松陰、3巻~4巻の主人公が高杉晋作。性格は対照的だが共通しているのはその行動力。共に若くしてこの世を去ったのが惜しい。 本作を読んで、「竜馬がゆく」を読んで、「燃えよ剣」を読めば、幕末の大まかな流れはつかめるだろう。それは司馬遼太郎の世界で、史実とはズレてしまう部分もあるが(笑)
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログやりたい放題やったわけだ。 まぁ、それを補って余りあるものを残したというのは全巻を通して痛感するし、 不世出の逸材だったというのも頷ける。 う~ん。 でもやっぱこの後に出てくる大村益次郎みたいな仕事人タイプの人のほうが、俺は好きだな。 『花神』の前にこっち読むべきだった。
0投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログ司馬遼太郎は 竜馬がゆくでは土佐を。 先日読了した、翔ぶが如くでは薩摩を。 そして花神と世に棲む日日では長州を書ききった。 それにしても高杉はかっこいい。高杉が一人でイギリスと交渉するシーン等は圧巻だ。 どこかのネットでみた。 どこかの地域の遠いおばあちゃんのこの時代の感想 「それにしても当時の薩長は怖かった」 維新はこの一言に尽きるような気がする。
0投稿日: 2011.10.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい」 前半は吉田松陰、後半(大半?)は高杉晋作の話。 司馬さんがこの2人をすきなのが伝わる。 そして、これを読んだらきっと2人をすきになる。 そして日本人であることを誇りに思う。 私は時世の句よりも、この都都逸に晋作の性質が出てるような気もする。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログこの本を読むのは5回目ぐらい。 高杉晋作は長州藩を、日本を新たな方向に導き28年の短い生涯を終えた。この物語を読めば、彼の異常なまでの行動力、志の高さがうかがえる。まるで自分が短命であることを生まれる前から知っていたかのように、生涯を駆け抜けた 「おもしろき こともなき世を おもしろく」 高杉の辞世の句だが、高杉の人生をすごくよく表現していると思う。 人生の友とするに足りる作品の最終巻。 これからも何度も読むことになると思う。
1投稿日: 2011.10.01
powered by ブクログ唐突に読みたくなって、本棚から引っ張り出すのである。疲れて来た時には、晋作がいい。龍馬がいい人すぎて辛いし、隆盛はでかすぎる。 感性と行動力と茶目っ気が見事に溶け合った晋作になら、素直に憧れられる気がする。ああいう言葉を残して世を去る人間になれるならなりたいものだ。 おもしろきこともなき世をおもしろく…
0投稿日: 2011.06.27
powered by ブクログ高杉の生き方に驚き、また感動すら覚えた。松陰の言葉「人には春夏秋冬がある。」が響いた。高杉の辞世の句が後からジワッと胸を熱くした。
0投稿日: 2011.06.19
powered by ブクログ世に棲む日日、読了。松蔭から晋作までの思想の流れを少しは肌で感じられたかなぁ。ただ、やっぱり自分には花神の大村先生の考え方が肌に合う( ´゚д゚`) 自分は革命家でも思想家でもなく、合理的な技術者なんだなぁ、と再認識できた作品ですた。
0投稿日: 2011.05.30
powered by ブクログ【51/150】おもしろき こともなき世を おもしろく この辞世の句が象徴的。松陰や晋作はわずか28〜29歳で死んでいることをおもうと、彼らの1.5倍も生きているのに、おもしろき こともなき世ぞ、それなりに( ̄◇ ̄;)となってしまっている。すみませんヽ(´o`;
0投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログ過去に一度読んだことはあったけど、新年度が始まる前にどうしても読み返しておきたかったもの。 司馬遼太郎の描く歴史上の人物は、完璧じゃないから、親近感が湧く。
0投稿日: 2011.04.13
powered by ブクログとても面白かった。 松陰の子弟のなかで、高杉晋作という常人の理解できない(松陰もそうであったが)凄さがとても神憑り的で、ある種の滑稽感を思わせる部分もあるが「これが天才というものなのかもしれない」と感じた。 やっぱり司馬さんの作品は好きだなぁ。
0投稿日: 2011.03.18
powered by ブクログ高杉晋作カッコイイ! 男が男に惚れ込み、そして事を成していく物語。それにしても司馬遼太郎はタイムマシンに乗って幕末を見てきて書いてるよ。絶対。
0投稿日: 2011.01.21
powered by ブクログ松陰は「どの人間にも春夏秋冬がある」と言ったそうです。どんなに短い命でも春夏秋冬はある、まさに28年の短い命の中に春夏秋冬をはっきりと見せた高杉晋作の人生が終わりました。最後の言葉「吉田へ」はきっと「松陰のもとへ」という事だと思います。革命という言葉は日本史上一つもみあたりませんが、高杉晋作の目指したものは革命であり、奇兵隊の起こした革命は成り、そして革命とはよばれない革命、明治維新へと続いてゆく。
0投稿日: 2010.12.26
powered by ブクログ長州藩って、攘夷だったり、佐幕だったり、開国だったり、コロコロ藩の主論が変わってるんですね。 これは知らんかった。 高杉晋作はやっぱり死ぬの早過ぎですね。 もっといろいろできそうだったのに、日本史の中では存在感は物足りないわけです。 ていうか、不摂生すぎるだろ! 坂本龍馬や桂小五郎が名前だけで、絡み無しだったのがちょっと残念。 でも、こっちが事実ってこと??
0投稿日: 2010.10.03
powered by ブクログついに最終巻。吉田松陰をどう思うか、高杉晋作をどう思うか、司馬遼太郎はなぜこの2人を書いたのか、非常になどの多いストリーだった。この最終巻は、なんとなく司馬さん自身が高杉晋作が好きだったんじゃないかと思われる。しかし、実際に偉人になっているのは吉田松陰である。わたくしは、松陰と晋作を時期の違いで現して、歴史のなせる技と表現している点から感じた。 個人的には前から高杉晋作がすであり、何事も自分次第という考え方がいい。非常に奇想天外であるが、時期をみる筋は抜群だと思う。しかし、吉田松陰は神様になったが、高杉晋作は幕末の志士でおわっている。白石正一郎が、晩年高杉晋作が生きていたら明治は違っていただろうといったそうだが、あと30年長く生きたらどうだったろう?歴史にタラレバはいけませんがどうだろう?
0投稿日: 2010.07.23
powered by ブクログ動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し…。わずか八十人で兵を挙げた高杉晋作のクーデターは、きわどく成功する。幕府は、慶応二(1866)年、この長州藩を圧し潰そうと、天下の兵を糾合し、藩の四境から進攻するが、時運はすでに移り変っていた。維新の曙光を認めながら、しかし高杉はもはや死の床にあった。
0投稿日: 2010.06.06
powered by ブクログ維新前夜の鼓動を描いた全四巻の四巻目。 おもしろき こともなき世を おもしろく 山口が誇る偉人。狂人。高杉晋作が死ぬ間際に残したこの言葉は自分の座右の銘です。この言葉は、何時如何なるときでも楽しむか、楽しまないかは自分次第、という世間一般に言われている意味だけではないと思う。 ここで書くのは割愛させて頂くけれど、各々が自分なりの解釈で心に秘めておけば良いのではないかなと感じた。 ところで、このシリーズを読み終わった後に、吉田松陰か高杉晋作だったら自分はどちらだろうということを考えた。極論だけど、自分は間違いなく高杉晋作。 自分は吉田松陰程の徳も才もない。だから教育者になれるはずがないし、自分の様な糞みたいな人間が教鞭を取るべきではない。 しかし、行動から影響を与えることはできる。 高杉晋作がそうであった様に、狂人は狂人なりの行動を取れば、周囲の人間に影響を与えることができる。 そして、その流れ・ブームはどんどん大きくなる可能性がある。 今の日本を洗濯するのは、自分たちの世代がやるしかない。 その一因になれるよう、狂人になって高杉晋作に近づいていきたい。 動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、衆目駭然、敢て正視する者なし。これ我が東行高杉君に非ずや。
1投稿日: 2010.05.02
powered by ブクログ長州藩の藩主は、長州さんだと思ってたくらいの無知な私・・・。 勉強のため、幕末関連の本を読もうと手に取った1冊。 名前しか知らなかった、吉田松陰と高杉新作について、少しは理解できて、その後の読書におおいに役にたちました。
0投稿日: 2009.12.30
powered by ブクログ動けば雷電の如く発すれば風雨の如し 高杉晋作が生きたように、短くとも太く生きたい。 人生、長くとも短くとも同じように春夏秋冬があるということも心に残りました。
0投稿日: 2009.11.21
powered by ブクログちょこちょこと読んでいたら全部読むのに三週間もかかってしまいました。 吉田松陰と高杉晋作。 幕末の激動の時代の中を、まさに時代の激動の流れを自ら作り出すようにして生きた二人は29歳と28歳と、ともに若くしてその人生を終えた。 小説的な言い方をするなら、彼らは幕末という革命の劇の中で自らに与えられた役割を苛烈に演じきり、その役目を終えると早々に舞台を降り、彼らの人生の幕を下ろした。 短くても濃い人生だなぁ、なんてことは彼らの人生をストーリー、一つのお話として楽しめる自分たちには当然のように言える感想だけれども、そんな安い言葉じゃ語れないよな。 松陰は人の生には春夏秋冬があり、それは人生の長短とは関係がない、という考えを持っていたけれども、それは晩年、獄中で自分の人生の短さを悟ったときに生み出した人生観であって、彼らが日々を生きながら自分の短命を知っていたわけではないんだから。 高杉晋作はその人生の後半において「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」という活躍をしたけど、それは彼が何よりも行動することを欲したからだ。行動を欲するがために行動するのであって、行動の結果得られる成果や利得にはほとんど関心がない。 そんな彼だから、行動の目的や何をすべきか、といったことが自分自身分かるまでの期間は「自分は何者であろう」「自分は何ができるか」「自分は何をなすべきか」と迷いに迷っていた。 こういうところは、今まさに人生の節目、岐路になるべき時期にいる自分にはすごい共感できるし、何より自分は晋作のような行動家でありたい。 「おもしろきこともなき世をおもしろく」 と辞世の句を読んだ晋作の意図は、司馬遼太郎によれば、本来おもしろからぬ世の中をずいぶん面白くすごしてきた、もはやなんの悔いもない、というような意味だろうとのこと。確かに、辞世の句なんだからそういうことかもしれない。 でも、自分には「面白いこともないような世の中だけどそんな世の中を面白く生きてやろう、面白くしてやろう」というメッセージにも聞こえてしまいます。 それはやっぱり、自分がこれから社会に出て「何かできるだろうか」「どう生きてやろうか」なんて青臭いことを考えてる一「書生」だからでしょうかね。
0投稿日: 2009.10.18
powered by ブクログ正直、面白い!! 最初の松陰先生が主人公の話は、ある意味、喜劇でしたよ。 なんなんですか!?あの、アイドルっぷりはッ!!! 長州の重臣どもは皆、寅ちゃんにメロメロでどんな悪いことをしても許しちゃってます。それで、いいんですか???と、ツッコミを入れたくなる。 主人公が代替わりして、晋作が登場。 自分の中にあったイメージより晋作がまともでした。ちょっと驚き。 もっと突飛でとんでもない考えのひとなのかと思っていたのですが、意外に普通の考えを持ってる優しいひとでしたね。 司馬さんの書かれる晋作だからかな? 朝起きて、「藩が潰れる」と不意に思いが込み上げて涙をこぼすシーンがすごく印象にあります。藩を、家族を、一番愛している晋作だから回天にかける想いの強さに説得力がありました。 聞多の癇癪が可愛いかったですね。 あと、三巻後半に出てきたガタの四巻での活躍にも注目です。P94、P95はガタ好きの私には珠玉のページでございます。
0投稿日: 2009.03.13
powered by ブクログもう長州大御所小説ですよね。 松陰の遺志を受け継ぎつつも自分らしさを忘れない高杉が素敵です。 描写がいちいちかっこいいさすが司馬先生。 高杉の登場する小説はかなりあるので、それぞれの人がお気に入りの高杉像を持っていると思うのですが、私は原点はやはりこの高杉ですね〜。 ラストのあの、あああーその文で終わりなのかよーという感じが逆に好きでした。
0投稿日: 2009.01.08
powered by ブクログ二度挫折、三度目にようやく読破しました。 主人公は二人、前半は吉田松陰、後半が高杉晋作です。 松蔭は歴史の偉人となっているので老成した人物の感があったのですがこの小説の中では若々しい松蔭の姿が見られました。 高杉晋作は有名な幕末維新の人物なのにいま一つ何をした人かよくわからなかったのですが、これでようやく輪郭がつかめました。 長年の宿題を終えた気分です(笑)
0投稿日: 2008.10.27
powered by ブクログあー面白かった。 思想を極めに極め、それを行動に移すために、 あえて自ら「狂」となった人。 吉田松陰、もっと学者然とした人だと思ってた。 この本に描かれてる松蔭は純粋で不器用でなんか可愛い青年(*゜ー゜)v 何より驚きなのは、彼自身が弟子たちに教授していたのが、わずか2年ほどであったこと! そんな短い間に、幕末長州を、日本を動かすほどの影響を与えたなんてねー。 どんな人やったんやろ。会ってみたいなぁー。 後半は松蔭の弟子、高杉晋作のお話。 彼が面白いのは稀代の革命児でありながら 藩主とパパママには妙に忠誠心の大きいおぼっちゃまやったこと★ 忠孝と革命の板ばさみでながいこと彼は悩みます。 “動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し” とかなーかっこよすぎ((+_+)) 影響受けて萩まで旅するくらい面白かった本。 おすすめーっヾ(o・∀・o)ノ”
0投稿日: 2008.09.15
powered by ブクログ「おもしろき こともなき世を おもしろく」・・・高杉晋作のような人物を英雄と呼ぶのでしょうね。短い人生だからこそ、その輝きも増します。伊藤博文とは違い明治という時代に生きなかったからこそ、彼は英雄になりえたのだと思います。
0投稿日: 2008.07.13
powered by ブクログ「人間というのは、艱難は共にできる。しかし富貴は共にできない。」 人間の群れは、事をなすべく目標を鋭く持ち、それにむかって生死を誓いつつ突き進んでいるときは、どの人間の姿も美しい。 集団としての目標をうしなっていまえば、そのエネルギーは仲間同士の葛藤にむけられるという意味。 会社組織とかにも当てはまると思います。 2008/06/23
0投稿日: 2008.06.26
powered by ブクログ高杉晋作に端を発した長州藩内での佐幕政権に対するクーデター(革命戦争)の描写が素晴らしく格好よい。わずか100年余り前の日本人であるのに、現在からは想像できないほどの気概をもった人物ばかりが登場する。その中でも高杉晋作は英傑や鬼神と称されるように特別な存在として描かれている。「おもしろき こともなき世を おもしろく」という辞世の句に晋作の人生が凝縮されているなぁとしみじみと実感した。世に棲む日日は日本を知る上で恰好の作品です。
0投稿日: 2008.02.17
powered by ブクログ本当・・・時代の流れって無常だよね。 でもまぁ、明治維新を見ずに床に伏した高杉だけど、それはそれで良かったと思いました。 動けば雷電の如く発すれば風雨の如し・・・ってあの有名な謳い文句が生まれたけど、私はこれより最期の『おもしろきことも無き世をおもしろく』が印象深いです。 『革命の神が見た未来の風景とは』
0投稿日: 2007.07.08
powered by ブクログ「生とは我れを労するなり。死とは我れを安ずるなり。」 革命の使命を帯び、それをはたすなり死んでいった高杉晋作の峻烈な27年と8ヶ月
0投稿日: 2006.10.19
powered by ブクログ高杉の最期です。大島奪回では、高杉らしさが十二分に出てたかと。 「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。衆目駭然、あえて正視するなし。これわが東行高杉君にあらずや」 この一文が好き過ぎる。
0投稿日: 2005.04.28
powered by ブクログ最終巻は最高潮に盛り上がる功山寺挙兵から高杉の死まで。功山寺挙兵はどの高杉関係小説でも盛り上がる場面なんですが揺さぶられること間違いなし。最後の文章を読んで知らず知らずのうちに涙が出てきました。
0投稿日: 2004.10.17
