Reader Store
世に棲む日日(二)
世に棲む日日(二)
司馬遼太郎/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

118件)
4.1
39
37
23
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吉田松陰の死への道、そして高杉晋作の登場などが描かれている。 久坂玄瑞や松下村塾での吉田松陰との出会い。 いやー、面白い。

    0
    投稿日: 2010.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この巻から高杉晋作登場!吉田松陰が獄中生活が始まる前後辺りの話。ほとんどは高杉晋作の話だが、吉田松陰とこの人の全く対象的な二人の運がすごくストーリーを劇的にしている。吉田松陰の不運と、高杉晋作の強運の違いはおおきい。しかし、のちの世に神と崇められたのは吉田松陰。ここらへんは日本人の判官びいきに通じるものがあるのであろうか?

    0
    投稿日: 2010.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    海外渡航を試みるという、大禁を犯した吉田松陰は郷里の萩郊外、松本村に蟄居させられる。そして安政ノ大獄で、死罪に処せられるまでの、わずか三年たらずの間、粗末な小屋の塾で、高杉晋作らを相手に、松陰が細々とまき続けた小さな種は、やがて狂気じみた、すさまじいまでの勤王攘夷運動に成長し、時勢を沸騰させてゆく。 吉田松陰が亡くなる描写があまりにもそっけない感じが・・・

    0
    投稿日: 2010.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    維新前夜の鼓動を描く全四巻の二巻目。 遂に吉田松陰が世を去る。そして、松陰の残した種を高杉晋作が狂気によって育むという流れ。 「思想を純度高くつきつめれば、その行動は狂人にならざるを得ない。そして、狂人になることこそが自分の理想だ。」とする吉田松陰は、実際のところ狂人というよりは思想家に過ぎず、自分で何かをするというよりは、教鞭を取るのに向いていたのではないかと思う。 そして、松陰が憧れた狂人の素質を持ちあわていたのが、高杉晋作であり、かれは狂としか言えない思想を行動に移していく。 そして、彼の影響が長州を激動へと連れ込み、その長州が日本を激動へと導く過程が書かれている巻。 単純に格好いいに尽きる。 全四巻を通じて書かれている、当時の長州人、薩摩人、土佐人、会津人の性格・性質が現在の日本にまったく当てはまっていないことに驚いた。 戦前・戦後の全体主義から、地方の特異性や文化が画一化されてしまったのが残念。 もう一度地方から日本を動かしていける時代が来るように、若い世代が頑張るしかない。

    0
    投稿日: 2010.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    松陰先生の比重が軽くなって、最後のほうとか完全に高杉に移行しちゃってた。 暗殺計画のあたり、もっと何考えてたのか知りたかったな。 あと、入江九一が全く出てこなかったのですがどういうことでしょうか?笑 入江九一さえ出てくれば文句なしに★★★★★なのに!

    0
    投稿日: 2010.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Kodama's review 『国ヲ治メ天下ヲ平ラカニス(治国平天下)というのは、これは単に道理をのべているに過ぎない。国ヲ救ヒ民ヲ済ウ(救国済民)と言えばおなじ意味でも電磁(エレキ)を帯びて電光を発する。思想とは電光を発するものでなければならぬ。…もし君(高杉)が、電光を発したくば、松本村にくることだ』久坂玄瑞 (09.12.12) お勧め度 ★★★★★

    0
    投稿日: 2009.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    松蔭に吸い寄せられるように入塾する晋作 「物事の原理に忠実であろうとすれば’狂’たらざるをえない」と 自ら狂の道を進みだす松蔭 獄中の松蔭に生きる道を尋ねる晋作 時代は彼を激動の渦の中に巻き込む 松蔭の教えを常に自問する晋作に深く感銘する

    0
    投稿日: 2009.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     と、いうわけで晋作さんのことが読みたくなって引っ張り出してきました。  晋作本人はもちろん、周囲の甘やかしっぷりが可愛らしくてたまらんのです。  「自身が高官の子息で藩主個人と面識がある晋作に対し、山縣有朋や伊藤博文にとっては藩というのは法人でしかない」というのに深く納得ー。  支配するものされるものが互いの顔をぱっと思い浮かべられるかどうかって、封建制の大切な要素だと思うの。  人間、名君でいられるのは顔の見える範囲までなんですってば。

    0
    投稿日: 2009.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    正直、面白い!! 最初の松陰先生が主人公の話は、ある意味、喜劇でしたよ。 なんなんですか!?あの、アイドルっぷりはッ!!! 長州の重臣どもは皆、寅ちゃんにメロメロでどんな悪いことをしても許しちゃってます。それで、いいんですか???と、ツッコミを入れたくなる。 主人公が代替わりして、晋作が登場。 自分の中にあったイメージより晋作がまともでした。ちょっと驚き。 もっと突飛でとんでもない考えのひとなのかと思っていたのですが、意外に普通の考えを持ってる優しいひとでしたね。 司馬さんの書かれる晋作だからかな?  朝起きて、「藩が潰れる」と不意に思いが込み上げて涙をこぼすシーンがすごく印象にあります。藩を、家族を、一番愛している晋作だから回天にかける想いの強さに説得力がありました。 聞多の癇癪が可愛いかったですね。 あと、三巻後半に出てきたガタの四巻での活躍にも注目です。P94、P95はガタ好きの私には珠玉のページでございます

    0
    投稿日: 2009.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第2巻は、 ついに松陰先生が黒船へと乗り込もうとする。 外国から日本を守るには、まず外国を知らないといけないという思いからである。 黒船まで乗り込むがアメリカ人になだめられ、下田倒海失敗後に投獄。 山口に強制送還された後に松下村塾を運営し、 安政の大獄に巻き込まれ松陰先生の一生が終わりをつげる。 しかし松陰先生の遺志はその後門下生に引き継がれる。 松陰先生亡きあと、門下生が続々と幕末の時代へはばたいていく。 高杉晋作を中心へ物語りは変わり、 晋作が上海留学へと旅たつところまでが描かれている。 ≪杉山のささった一文≫ 「実物、実景を見てから事態の真実を見きわめるべき、それはなにか、夷狄(外国)を見ることである。  五大州を探索して国家の舵の方角をさだめねばならぬ、そのためにはたれかが海を渡らねばならない、  海を渡ることは天下の大禁であり、犯せば死をもってむくいられる。しかし死をおそれては国家は  すくうべからざる危地におちる、さればあえて渡海をこころみた」

    0
    投稿日: 2008.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吉田松陰の死と高杉晋作の活躍が始まる第二巻。松陰はあくまで武士であり、武士である松陰の中には倒幕という明確な思想はなかった・・・松陰は武士としての理想を追い求めつつ死んでいったような気がします。

    0
    投稿日: 2008.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吉田松陰の播いた思想の火種を高杉晋作が受け継ぎ、ボッと点火させるあたりまでが書かれている。晋作が清国への視察団に選ばれて、そこで外側から見た日本や西洋の考え方に触れ、過激な攘夷行動によってしか日本を生き残らせる術がないことを悟る。過激な攘夷行動によって、海外との間に対日戦争を巻き起こし、徳川家を困らせ、戦乱の果てに倒幕、国内をまとめ上げようという着想である。次巻からは実際に倒幕への行動が描かれていくと思うので、晋作が志士達をどのように動かしどのような手を打っていくのか見てみたい。

    0
    投稿日: 2008.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    狂気って素晴らしいね!! 狂こそ美だよね、松蔭先生! 松下村塾生がなんか可愛いですv 時代の変動も見られておもろい。 『生涯を賭けるー』 晋作が松蔭から受け継いだもの

    0
    投稿日: 2007.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろきこともなき世をおもしろく         松陰が処刑され、晋作は熱烈な攘夷論者となっていきます。司馬さんの外国へ行った日本人の心情論が面白かった。

    0
    投稿日: 2006.09.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    吉田松陰が死んで主役は高杉晋作へと移っていく巻。 純粋すぎる松陰と比べると幾分安心してみていられる。 この時代の長州人は過激なのが多いねぇ。

    0
    投稿日: 2006.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    安政の大獄の余波でついに吉田松陰は処刑されます。松陰先生・・・、あなた純粋過ぎ。そして、ついに高杉晋作の登場です!

    0
    投稿日: 2006.09.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜馬がゆくに次いで、読みやすかったのは、「燃えよ剣」上下2巻なのですけど、主役は新撰組副長、土方歳三。「竜馬」と同じくらい面白くて、ある種マンガっぽく、ドラマチックで、泣きあり笑いあり別れあり、「竜馬」がゆっくり長編モノに対し、「歳三」はワンクール短期集中ストーリーで、展開が早く、グイグイ先へと惹きつけます。「竜馬」の8冊は大変だ、と思って手が出せない方は、「歳三」から読んでみてはどうでしょうか。きっと読書や幕末モノが好きになるのではないでしょうか。 で、今回がこちら「松陰と晋作」物語。全4巻、竜馬と歳三の間あたりの長さかなと思うのですが、これまた面白い。物語の展開が早く、内容も分かりやすい。というのは、幕末列伝を幾つか読んでいて、舞台情景が浮かぶから、というのが大きいのだと思いますが、それにしても、こりゃあ面白い。マンガティックであって、ドラマティックな長州の物語が今宵も続きます。

    0
    投稿日: 2006.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    明治維新の功績者といふと誰を思ひ出すだらうか。 私の場合は、薩摩の西郷隆盛、土佐の坂本龍馬、長州の桂小五郎、そして幕府では勝海舟といつたところか。 この作品では、吉田松陰とその弟子の一人高杉晉作の人生が描かれてゐる。 吉田松陰は「松下村塾」で維新の志士を育てた人物だし、高杉晉作は長州で奇兵隊といふ身分を問はぬ軍隊を作つた人物だ。 私はその程度の認識しか持つてゐなかつた。 吉田松陰は思想家である。 その思想とは、簡單に云つてしまへば、日本の國は天皇が治めるべきだといふことだ。 つまり倒幕派の思想的バックボーンである。 この當時、勤皇派はすなはち攘夷派であつた。 これは當然のことながら幕府の方針とは相いれない。 それゆゑ吉田松陰はいはゆる「安政の大獄」で處刑された。 そして、大老・井伊直弼は、幕府が天皇の意向に逆つてまで開國した爲に、攘夷派の志士達に殺されたのである。 その弟子はたくさんゐる。 そのなかで、最も思想的に松陰を受け繼いだのが久坂玄瑞であり、それを行動に昇華させたのが高杉晉作であつた。 長州はその當時、急進派と穩健派との間で搖れ動いてゐた。 高杉晉作の功績は、その長州に革命を起こしたことだ。 世界の中における日本といふ視點からものを考へ、日本を變革させる手段として長州を變革させた。 彼がいなければ長州は倒幕に團結することもなく、したがつて明治維新が實現したかどうかもわからない。 彼は、時代がその存在を求めた、一世一代の風雲兒であつた。 もし彼が結核で亡くなることがなく、明治政府のなかで重要な位置を占めてゐたら、日本はどのやうになつたのだらう。 そんなことを想像させられた。 高杉晉作に較べれば、桂小五郎(のちの木戸孝允)や伊藤博文は人物がひとまわり小さい。 山縣有朋にしても高杉のカリスマ性に較べれば小さい、小さい。 でも、もしかすると西郷隆盛のやうに政治からは彈き出されてゐたかもしれない。 さういふことまで想像すると、高杉晉作とは時代が與へた役割を果して、そのまま舞臺から退いたのだと云へるだらう。 辭世は、 「おもしろき こともなき世を おもしろく」で、 わづかに27歳8ヶ月の生涯であつた。 2004年12月21日讀了

    0
    投稿日: 2005.04.25