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総合評価

83件)
3.4
11
23
31
12
0
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    樹齢千年のことりの木にまつわる連作短編集 子どもが神隠しにあうという都市伝説を持ち、子盗りの木とも呼ばれている 戦時中の淡い恋心とその孫娘の葛藤を描いた、バァバの石段がおもしろかった

    0
    投稿日: 2025.07.20
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    1000年もの間、世の中を見守り続けているクスノキ 物悲しい、切ない物語が綴られています。 「ばあばの石段」は良かった。

    1
    投稿日: 2025.01.29
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    あっという間に読めてしまった。荻原浩さんの本は本当に読みやすい。短編集ではあるものの、それぞれの話が時代を超えてくすの木でつながっているんだけど、全体を通してそこにある雰囲気というか印象は、私にとっては「なんとなく怖い」「寂しい」「切ない」「悲しい」だった。ということで全体を通して「暗い」という読後感。でも、こういう暗い話が嫌いではないので、とても楽しめた。本編とは別で、松永美穂さんの解説がすごくよかったし、共感した。

    0
    投稿日: 2024.04.12
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    1000 年もの間、めぐりめぐる哀しく切ない人々の営みを、くすの樹はどのような思いで見続けてきたのだろう。最後まで救われないこの気持ちをどこへ持っていけばいいのか...

    0
    投稿日: 2023.12.24
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    過去の時代はいつの時代も大変。 現代の平和さに幸せを感じる一冊でした。 そして人間の愚かさと、自分勝手さを感じました。 怖いけれど面白かった! 様々な時代の登場人物がいるけれど、 昔の人は大変、、、。 いつの時代も死が近くにあり、怖く、苦しくなるような話が多かったです。 そんな中でも大切な人を助けに行くシーンや、思いやる人々もいて心があたたまりました。 現代の自分は、平和に生きられているだけでもとても幸せなことだと改めて思いました。 私の悩みも昔の人に比べれば大した事ないように思います、。 怖い話が多い中、「ばあばの石段」はほっこり幸せを感じられるお話で好きでした!

    0
    投稿日: 2023.11.11
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    千年もの間生き続けた大樹の下で、浅はかな人がおりなす物語。 人間は小さなことに一喜一憂し、時には狂う。 なんとまあ、浅はかなこと。

    0
    投稿日: 2022.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    千年生き続けているクスノキが、 各時代の人々の生活をただ静かに見守っている話なのかと思っていたが、割とダークなストーリーだった。 辛い時代を生き抜いた人たちがこのクスノキに癒しをもらっているのかと思いきや、人間の人生はなかなかに厳しいぞと言わんばかりのストーリーだらけで、 読んでて落ち込むことが多かった。 千年樹と呼ばれるこのクスノキも、 街の人々の守り神などではなく、 人間の奥底に秘めてるドス黒い感情をさらに掻き立てようと挑発しているかのような気がした。 そして最後はあっけなく伐採される。 季節外れの青虫はクスノキの最後の抵抗だったのではないかと思った。

    1
    投稿日: 2022.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    千年という長い歳月を生きてきたと言われる巨大なくすの木の下で起こる数々の物語。 時代も人も移り変わっているはずなのに、繰り替えさえられる人間の過ちや愚かさの全てを、このくすの木は見続けています。 言葉を発することもできず、歴史を語ることもできず、ただ見続けているだけのはずのくすの木の存在感が圧倒的で、時には恐怖を感じ、時には暖かく見守られ、その時々でいろいろな表情を感じ取れるのがとっても不思議でした。

    0
    投稿日: 2022.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今まで読んだ連作短編小説の中で一番面白かった。 いきなり平安時代の話から始まるので、間違って時代小説を買ってしまったのかと思ってしまった。 全8話からなるそれぞれの話は、テーマや登場人物が共通する2つの時間軸が同時並行する形で進められる。過去と未来を行ったり来たりしながら話が進むのであるが、テーマや登場人物がリンクしているだけでなく、そこに必ず「大きなくすの木」が介在すると言っていいのか、大きな役割を果たすことで全体として一つの作品に仕上がってる感じが好きです。 個人的に気に入ったのは第2話の「瓶詰の約束」 くすの木をご神木とする日方神社の神主さんが経営する幼稚園の先生が園児のためにタイムカプセルを埋めようとする。くすの木の根元を掘っていると戦時中に空襲から逃れた少年が埋めた瓶詰めを発見する。瓶詰めの中には石ころの様な硬い塊があるのであるが、それが何か知っているのは火傷の跡がのこる園の用務員の敏三さんだけであった。 冒頭の平安時代の話は第一話「萌芽」の一節であり、くすの木生誕に にまつわる話になっていて物語全体のプロローグとなっています。

    1
    投稿日: 2022.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて―。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で…「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとして見つけたガラス瓶。そこに秘められた戦争の悲劇「瓶詰の約束」。祖母が戦時中に受け取った手紙に孫娘は…「バァバの石段」。など、人間たちの木をめぐるドラマが、時代を超えて交錯し、切なさが胸に迫る連作短編集* 樹齢千年を超える巨木くすの木が見守る中、過去と現在が交差しながら紡がれる物語たち。 読み応えはありますが・・・重いです。 特に過去のお話たちは、惨殺や飢餓や戦争と言った悲しくやるせない題材ばかりなので、いつものユーモア溢れる筆致の出番がない。荻原さんらしい、くすりと笑える表現や温かな希望や救いを求めている層には向きません。構成、展開はさすがですが・・・

    0
    投稿日: 2021.08.23
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    昔の話と現代の話が交互に書かれてるけど、昔の話が悲しいものばかり。 連作短編集ではあるけど登場人物が交錯するだけで、特におもしろみはない。 荻原浩は、元気なお仕事小説が好きだな。

    0
    投稿日: 2021.01.25
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    短編ではあるものの 千年生きた樹にまつわる物語であり どれも時を超えて繋がっている。 不思議ながらもホッコリしたりこわかったり

    0
    投稿日: 2020.08.21
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    スタートの話から悲しくなる話なのだが、最後まで続きが読みたくて仕方がない短編集であった。短編と言えどくすの樹を中心にいろんな話がつながっているのがさすが。でも、荻原浩でも笑いの少ない荻原浩です。

    0
    投稿日: 2018.11.26
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    1000年と遠い昔、父と母と一緒に山中に逃げ、最後は餓えと寒さの中で息絶えた小さな幼子。その幼子が口からこぼれた種が芽吹いて、クスの大樹となる。 そのクスの大樹のある風景の中で、現代と過去をオーバーラップさせながらたくさんの人間のドラマが語られる。 どの話も物悲しく切ない。この大樹は暖かく包み込むようなこともなく、祟り神のように悪さをするでもなく、ただただ静かに人間の営みに耳をすませている感じ。時々出てくる1000年前に亡くなったであろう幼子の化身も、人を助けるでもなく困らせるでもなく、ただ大樹の周りに吹く風のように無邪気だ。 それでも人々がこの大樹に大小様々な想いを持って、何となく頼っているような気がする。褒められたい、怒られたい、慰められたい・・・。 千年樹。私はこのクスの大樹に父と母のような偉大さを感じました。

    1
    投稿日: 2018.11.11
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    巨樹の周りで繰り広げる、時代も人も交差しながら進むストーリー。どんな人やことにもほんの少しづつ巨樹がからんできて、千年の歴史の中で周りの人間たちがどういう風に右往左往してきたか巨樹から見下ろすような一冊です。 少しづつ時代と人が交差してくるのがとっても面白いんだけど、ラスト綺麗に伏線回収して欲しかった。 綺麗に丸っと片付けてほしかったなぁ。っていう残念感だけ残りました。

    0
    投稿日: 2018.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    千年の昔、餓死した子どもの口から飢えて舐めていたクスの種がポロリと零れ、大地に根を張り巨樹になりました。この作品はその巨大なクスの樹の下で起こったあらゆる人々の悲喜こもごもの連作短編集です。命短し人間の愚かで悲しく美しい面々を淡々と見つめた巨樹には、小さな子どもの精霊が宿っています。木の下で局面を迎えた人々は樹の霊に翻弄され、救われたり死に導かれたりする。御神木となった巨樹は人々を助けたりしない。ただ高みから尊大に見下ろしているだけ。ドラマチックで悲しく少し怖い短編集でした。

    0
    投稿日: 2017.03.01
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    昔からある巨大な楠の木の周りで起こってきた出来事が、過去と現在を組み合わせた短編で語られる。それぞれの短編同士もまた登場人物が繋がっていたりする。 争い、貧しさ、虐め、恋愛。それらを覆う憎しみや哀しみ、愛しさ。 樹齢千年といわれる巨樹が見てきた長い長い時代。 そんな神木と呼ばれていた巨樹が人間の手によって最期を迎える。 今後、巨樹を見る度にこの話を思い出しそうな気がする。 2017.1.15

    1
    投稿日: 2017.01.15
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    短編集だけど、ほとんどが怖い話だった。 でも、こういうパターンじゃない本の方がこの人の持ち味が出て好きだなぁ。

    1
    投稿日: 2016.05.18
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    樹齢千年とも言われるくすの木が見守ってきた人々の短編集。 皆から親しまれているというよりも若干恐ろしがられ、おどろおどろしい木として扱われ、みんな近寄りたがらない。 近寄ったら何か愉快ではないことに巻き込まれそうな、そんな存在としての位置を占めている。 それぞれの話がもやもやしたものを抱えていて、さらなる悲劇が起こりそうな雰囲気を残して終わるのがちょっとやるせない。

    0
    投稿日: 2016.03.06
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    町のはずれの山の上に立つ巨木をめぐって長い時代をつなぎなら物語は作られていく。交錯するストーリーに混乱させられたり人間関係を見失いそうになりながら樹の魔力に引き寄せられる感じがした。最後まで読んでもう一度読み返して味わうべきかも知れない。

    2
    投稿日: 2015.10.12
  • 重いです。

    悲しい由来を持つくすの木をめぐる連作短編集。悲しい由来を持つがゆえに悲しい人々をひきつけるのか、1篇の中には必ず過去の話と現代の話、リンクしたりしなかったり、ただ根底に流れるテーマを合致させたものがこれでもかと悲劇的に襲い掛かります。唯一「ばあば」に救われるものの、くすの木は人々に復讐するかのように悪意を持って千年間、人々の悲しみの前に立ちはだかります。時に読み進めるのがつらく重い内容のものもありますがそれだけに読みごたえたっぷり。読み終えたあと、くすの木の一生を見届けた様な気がして少しだけほっとしました。

    1
    投稿日: 2015.06.18
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    樹齢千年と言われる大木と、その時代を共に生きた 過去から現代までの人々の人生を描いた話。 千年樹に呪いがあるという事? 現代と過去とがシンクロする意図は? 同じ幼稚園だった人物を現代でメインにする意図は? と疑問ばかり残った作品。 ストーリーよりもアイデア先行で書かれたのでしょうか。 登場人物と大木との繋がりの必要性が感じられないまま終了。 救われない話が多いんだから、呪いとか恨みとかにして貰った方が納得がいく。

    0
    投稿日: 2015.05.02
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    1本の巨樹の周りで起こる胸が痛くなるドラマの数々でした。 恐い夢をつぎつぎと見ているようでした。 登場人物が多く、 「もしかしたら別の話と繋がりがあるかも」と気にしているとその話自体が味わえなくなるなと反省。 再読するつもりで読み進めました。 ハチの話が悲しくて苦しくなりました。

    0
    投稿日: 2015.02.17
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    この人は最早、泣かせという点で浅田次郎を越えてしまったような気がする。本作では涙腺が緩みっぱなしだった。いじめや老人など現代の問題と、古い時代の生き様とを対比させているところも秀逸。普通の人びとが主人公であるところも感情移入しやすいと思う。

    3
    投稿日: 2014.11.14
  • 一本の樹から生まれる8つの物語

    各短編の登場人物や時代設定が変わるものの、一本の木にまつわる8つの物語が、収録されています。それぞれのドラマを読んでいくにつれ、切ない気持ちでいっぱいになっていきます。しかしただ切ないだけでなく、どこか前向きにさせてくれた作品でした。 荻原浩氏の作品の中で、私にとって一番好きな作品です。それぞれの物語の時代や人間模様をうまく描いた作品だと思います。展開も早いので、すぐに読み終わりました。 切ない気持ちになる事もありますが、他に大事なものはあるのだと気づかせてくれるストーリーが多いので、知識ではない何かを与えてくれる本を読んでみたい方にお勧めです。

    4
    投稿日: 2014.11.08
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    諦めて途中で売った。 好きなブロガーが、「これは怖い」といっていた章を読んで満足。 怖い、かも。

    0
    投稿日: 2014.09.17
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     長い年月を生きてきた樹と、樹とともに生きてきた人々の物語のモチーフを思い描いていたところ、この本に出会いました。  千年の時を生きてきた樹はその樹皮に人々の想いをまといます。 根は時に人々の悲しみや、涙を吸い取って来たかもしれません。木々の葉は周りで喜び遊び回る子供の声や、明るい陽の暖かさを感じていたかもしれません。恐ろしく長い時を、同じ場所で、繰り返す人々の人生を見てきたのでしょう。  手を広げても余りある、大きな樹を抱きかかえてみませんか。一目では見上げることのできない程の大きな樹形に囲まれると、樹と空気と土と木漏れ日、そして自分自身が一体となる感覚が湧いてきます。

    5
    投稿日: 2013.10.22
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    樹齢千年を誇る「楠木」。その木の根元では過去様々な人間が行きかっていた。物語はこの楠にまつわる8話のショートストーリで構成され,それぞれの時代まつわる人間模様が楠木の視点から淡々と描かれる描写が面白い。 その眼差しは人の傲慢さを「無機質」に描き出す反面、人と共に生き、人の手によって断たれる己の運命も受け入れる懐の広さは巨木を眺めた時に感じる貫録と畏怖に似て哀愁を漂わせる。 優しい文体で語る残酷な話は荻原浩の得意とするジャンルの一つであり風刺作家としての真面目でもある。

    1
    投稿日: 2013.08.31
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    ぶっ通しで読んだら伏線も明確に見えて 面白かったのかもしれないけど、 通勤電車で乗り換えの度に中断するので 同じ登場人物が複数の話に出ていることに しばらく気付かなかったし、2つの時代の話を 同時進行で読むのは正直しんどかった。 うまく出来てるなぁとは思うけど 人にオススメはできない作品。

    0
    投稿日: 2013.04.12
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    時代も超えた連作集。 でも行ったり来たりしすぎて 酔ってしまいそう。 人のつながりとか面白かったのに。

    0
    投稿日: 2013.03.17
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    梶井基次郎さんの 「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!」 を 思い出しました 大楠の樹 いろんな思いを吸い上げて 物語にすると こうなるのでしょう

    0
    投稿日: 2013.03.11
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    タイトル通り樹齢千年にも及ぶ木を中心とした物語の短編集。 短編同士がそれぞれリンクしてきて、一つの作品になっている。 荻原さんの本としては、ちょっと異質な気がする。 ただその分、この作家の幅の広さを感じられるような気もする。

    0
    投稿日: 2013.03.02
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    初の荻原作品。とても衝撃的でした。 読後感は鬱ですが、大きな樹を街中で見かけると、この樹はどんな歴史を見つめて来たのかな…なんて思うようになりました。 『瓶詰めの約束』が、どこで繋がっているのか分かった時…泣けました。

    1
    投稿日: 2013.02.27
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    樹齢千年といわれるのくすの木。その下で、時代を越えて起きた出来事をまとめた短編集。 短編といっても、登場人物が一部共通しており、ある話では子供だった人物が、別の話で大人になっていたりするなど、あくまで同じ場所を舞台としている。 残念なのは、基本、それらが悲劇だということ。かなりリアルな死の描写がなされており、ほのぼのハッピーエンドを愛する自分は盛大に鬱気分になった。 悲劇が好きな人には、この物語の先にある何かが理解できるのかも・・・?

    0
    投稿日: 2013.02.19
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    樹齢千年の楠の巨木の下で起こる様々なドラマ。 8つの連作短編ですが、うち6つはひたすら暗く重い。 裏切り、飢餓、いじめ、殺人、発狂、自殺、強殺、子殺し(間引き)。 帯には「切なさが胸に迫る連作短編集」とありますが、「切ない」と言うレベルでは無く、徹底的に陰惨な話ばかりです。わずかでも救いがあれば良いのですが、ここまで突き放されると読むのが辛くなってしまいます。 7篇目の「バァバの石段」くらいから、救いの物語を作って行く積りだったのでしょうか。しかし、それにしてはやや唐突な最終篇でした。

    0
    投稿日: 2013.02.16
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    千年の樹齢となったクスの木を軸にした短編集。1話の中で異なる時代の2人をクスの木を介して繋ぎ、さらには8話を多層的に紡ぐ。色々な受け取りができるが、まずは『人間の怖さ』か。

    0
    投稿日: 2013.02.15
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    その萌芽から落枝まで。 木は、すべてを見ていた一一。 千年という歳月のなか 時代を越えて繰り返される 人の喜びと悲しみ。 その月日はあまりに長く、 人間のそれはあまりに儚い。 時の重さと、巡り繰り返す人の想いに愛しささえ覚える連作短篇集。 *** 8つの作品からなる物語。 どの物語も時代を越えて、ひとつの木のもとで起こった2つのエピソードを繋ぎます。 たとえ一方の話が曖昧に終わっていても、もう一方が暗にその先を語っていたりする。うまいなあと思いました。 ただ話の性質からか、文章が妙に重く感じて少ししんどかったです。

    0
    投稿日: 2013.02.06
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    荻原浩 著「千年樹」を読みました。    一本のくすの大木をめぐり、時を超えた人間たちの悲しく、美しいドラマが交錯していく連作短編集です。  それぞれのお話は、くすの木が中心に描かれますが、一つ一つの話に登場する人物も実はどこかでつながっていたりするなど、連作短編の醍醐味を楽しむことができました。  人間の愚かで、不器用な生き方に比べ、永い時を変わることなく時代を見つめて生きてきた1本の木の生き方に強い憧れを感じてしまいました。  荻原浩の作品は今回はじめて読みましたが、これからも他の作品を読んでいきたいと思います。

    1
    投稿日: 2013.01.22
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    タイトルと裏書きから、温かく胸に沁みる話だと勝手に思い込んでしまった。胸に沁みてきたのは冷たいモノでした...。 冒頭から結構なダメージを喰らう。どこかにきっと救いがあるはずと縋るように読み進めたが、束の間ホッとしても すぐにまた覆される。人間に対する巨樹の冷ややかな視線が伝わってきて不気味。 樹齢○百年と言われる木って、単なる『木』ではない何かを感じさせるモノが確かにあるように思う。巨樹の悠久の時間からすれば人間の営みなんて、『足元で何をチマチマやってるんだか』ってくらいのもんなんだろうか。 この読後感はなんと表現したらいいのか。陰の気分にさせられるけど、嫌な気分っていうんじゃない。心がシーンとする感じ。

    0
    投稿日: 2013.01.09
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    タイトル間違いで買ってしまった、この本。ガッカリしながら読み始めてみた。が、! 短編集だけど、話の一つひとつがジワ~っと入ってきて、飽きがこない。短編集だとは思わせない。断片的に話は繋がっているからかもしれないけど。 子どもの口から落ちたクスの実が芽吹き、気が遠くなるような時間を経て根を深く、太く張る。いつしか樹齢千年の巨木となっていた。恐ろしいほど巨大な木。この木の周りでいろんな時代でいろんな事が起きる。この巨木の名前は「ことりの木」。 ゾッとする話もあるし、私は好きだな。これほどデカイ木を見てみたくなるし、そこら辺に生きてる木も、この本読んでからはなかなか面白く見える。

    1
    投稿日: 2013.01.09
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    短篇集です 各話ごとで昔と今がリンクしています 話は結構ダークですね 寒気とか走っちゃいました

    0
    投稿日: 2012.12.03
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    樹齢の古い木にはやっぱり神聖な空気が漂っている。 人間の小ささ、人間一人の人生の儚さが身にしみた作品。

    0
    投稿日: 2012.10.02
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    長い年月の間、人間の生き様と死に様を眺めてきた巨樹。時代を超えるドラマを時に冷たく、時に温かく見守る姿がとても神々しい。 それは作者の荻原氏の作風でもある。悲劇もどこか心穏やかになる文章のテクニックは、氏の懐の深さから生まれるのだろう。 BGMは中島美嘉「桜色舞うころ」。

    0
    投稿日: 2012.06.12
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    そこに植わっている楠木は、昔々から人間の歴史を見てきた。 争いの果てに死ぬ人間と争うことを決心して生き続けようとする人間。 戦争中にビンに大切な物をいれ保存していたものが 時が流れて小学校のタイムカプセルを埋める時に発見される。 男が来ないと分かっていても、自分のいいように考え待ち続ける女たち。 ヤクザな世界で生きる幼い男たち。 カッコウのような女たち。 昔と今と同じような人物たちを書き、 時代が変われど、人間のやることはさほど変わらないということ。 それをホラーっぽい感じ、ミステリーっぽい感じ 青春小説っぽい感じ、いろいろなテイストで書いてある。 荻原さんって、色がきまっていない。 読む本ごとに違う感じだ。 それっていいのか悪いのか分からないけど。 ( ・_ゝ・)<余韻を残す一つ一つの短編が集まり長編になる

    1
    投稿日: 2012.05.18
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    4月-10。3.5点。 神社内にあった、樹齢千年のくすの木。 この木にまつわる、連作短編。 過去と現在が交錯しながら、どっちかというと悲劇が中心。 読後感が良くないとのレビューもあったが、 読ませる力があると思った。

    0
    投稿日: 2012.04.19
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    のっぺりと田んぼが広がる風景の中 一か所だけこんもりと緑が盛り上がったところがある。 そこには小さな神社と、一本の大きな木がある。 そんな風景を見ると、和んでしまう。 日本人だなあ。 そんな、鎮守の森は、人の営みをやさしく見守っている というイメージが染みついている。 トトロもそのイメージの延長ですね。 でも、そんなイメージで読み始めると しっぺ返しを食らいますよ。 そんなものは人間側の勝手な解釈だって。

    0
    投稿日: 2012.04.15
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    荻原浩さんにしては、読後感がダークだと思った。 正直に言うと読後感があんまりよろしくない。それはまぁ、本に引っ張られての事だから、力のある本なのは間違い無し。ただ、好き嫌い分かれるかも。

    0
    投稿日: 2012.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子盗りの木の下で繰り広げられてきた人間模様が時代を超えて交錯し、悲しみをまとってずっしりと重く描かれている連作集。仄暗いという言葉がぴったり。なんともやるせない読後感。好き嫌い分かれそうだけど、私はそのダークさに曳き込まれた。面白かった!

    1
    投稿日: 2012.02.17
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    「荻原さんの作品を読むぞ。」-この意気込み無く読んだら☆3つだと思う。 けど、「あの荻原さんの作品だ!」という、とてつもなく大きな期待感を持って読んでしまったため、評価は厳しく☆2つです。 荻原さんらしくないというか、荻原さんに求めてるものが含まれてなかったんだよね…。 それはユーモアももちろんそうなんだけど、愚かな人間を描きながらも、その愚かさが人間らしくもあって、愛しく思えるような包み込むような描写。 今作はただ、いつの時代でも愚かな人間達の愚行を、千年も生きている大木が見て呆れてる、という風にしか読み取れなくて、あまり読後感が良くない。人間が愛しく見えなかった。ただ愚かに見えた。 「バァバの石段」だけ、とても好きでした。

    1
    投稿日: 2011.11.28
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    なんて言うのかな、重い作品! 内用が重いわけじゃなく、作りが重いというか 文脈が重いと言うか、そう感じた本でした

    0
    投稿日: 2011.11.18
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    <poka> ひとつの話に二つの時代が盛り込まれ、どこかでつながる…。実に巧妙なつくりに感動。でも、あまりに悲しすぎる。 だいこんまるにはちょっと無理かも。 <だいこんまる> じゃ、やめときますぅ。

    0
    投稿日: 2011.09.03
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    木の寿命は人間に比べて相当長い。人間の一生なんて、1000年以上生きる木に比べたら一瞬の事なのだろう。八つの短編で成り立っていて、それぞれに時代を隔てた2つの物語が展開する。1000年生きる木からみると全ての話しは繋がっているけれど、せいぜい100年程しか生きない人間の目にはそれが見えない。平安時代、東国へ遣わされた国司が逆賊に追われ山の中で親子3人が無念の死を遂げる。その子供の口からこぼれおちたクスの実が時を経て、目を見張る程の大樹となる。その木には、今でも子供の霊が宿っている。子供の霊はどうやら死へ連れ込もうとしている様だけれど、生きる命もあれば死に引き込まれる命もある。明るい話ではなく、大樹の下の暗く湿った空気を感じさせる。でもうっそうと茂る大樹の枝に覆われるように、物語に引き込まれる。

    0
    投稿日: 2011.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    くすの木の下で起こった過去と現代の人々の物語。 約千年、そこに立ち続け、人々の暮らしを見守るというよりも、人間の卑しさ、欲とか業、愚かさ、哀しさを見続けたような影の存在。くすの木の大木にくらべ、いつの時代も人間は同じことを繰り返す生き物なんだちっぽけさ感じる。

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    投稿日: 2011.07.02
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    なんだかスッキリしない読後感。 ひとつひとついい話だとは思うんだけど・・・。 くすの木の存在感がすごかったです。 「瓶詰の約束」が一番好き。というか感動。

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    投稿日: 2011.06.05
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    時代を超えて交錯するドラマとか、 儚い感じとか、悪くはないんだが… どうも残糞感があるというか、スッキリしないというか、 救われない感じが残るというか… 短篇集としてはこんな感じとも思うんだけど、 うーん…

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    投稿日: 2011.06.01
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    連作の短編集です。 昨日は有川浩のコトを書きまして、今日は荻原浩。書き始めて気付きました。 別に狙ったわけではないんですけどね。ただの偶然です。 萩原浩はも、結構揃えている作家です。 軽い文体と辛口のなかでもなかなか幸福な読後感が好きで読んでおります。 でも、この作品。 結構ハードでした。 ハッピーエンドじゃなくても、なんか良い読後感っていう作品もあります。 でもこの作品は、多分作者が狙ったんだと思いますが、ずっしりとした樹齢千年の木と、そのまわりで右往左往する人間を対比させるってコトで、人間の卑小感を描き出している関係上、読後感も、う~ん…、というかんじでした。 これはこれで考えさせられるとは思うのですが、萩原浩さんのウリとは違うので、まだ上手く描けてないかな?とも思うのでした。 もう少しこういうのにも慣れることが出来たら、この人の作風もまた一つ広がって良いかな?と思うのでした。 でも、この人、充分作風は広いんですけどね。 どんだけ欲張りやねん?!

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    投稿日: 2011.05.05
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    1本の楠を中心に時代を超えて巡る人間達の短編集。 中心って言っても楠は、ただただソコに立っていて、勝手に話が進んで行くんやけど、、、。 それでも、楠に意思があるように感じる。 切ない話。 ホッコリする話。 少しホラーな話。 短編集やけど、チラホラと他の話ともリンクしてて面白かった。 ☆萌芽 ☆瓶詰の約束 ☆梢の呼ぶ声 ☆蟬鳴くや ☆夜泣き鳥 ☆郭公の巣 ☆バァバの石段 ☆落枝

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    投稿日: 2011.04.21
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    1本のくすの木の周りで起こるドラマが連作短編で綴られているのだけど、一編の中でも2つの時代に渡って物語が繰り広げられるので、どうも一つ一つのエピソードが短く感じられてしまった。 こんなにたくさんのストーリーがなくてもいいから、もうちょっと一つ一つのエピソードが長くしっかりとあるといいなと思う。 「バァバの石段」が一番読後感が良くて好きです。

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    投稿日: 2011.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    約千年。 1本の木が生まれてから巨樹になって時を終えるまで、人の寿命の何十倍もの長い間、木が見つめてきた人間たちの物語。 木しか知らない、語られるはずのない人間の物語。 楽しいものも悲しいものも怖いものも、たくさん。 霊的な話という表現は間違ってるかもしれないけど、私はちょっと怖いと感じた話が多かった。

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    投稿日: 2011.03.03
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    東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて─。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で…「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとして見つけたガラス瓶。そこに秘められた戦争の悲劇「瓶詰の約束」。祖母が戦時中に受け取った手紙に孫娘は…「バァバの石段」。など、人間たちの木をめぐるドラマが、時代を超えて交錯し、切なさが胸に迫る連作短編集。

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    投稿日: 2011.02.19
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    わたしはどうやらこういう話に弱い模様です… ぞっとさせられたり考えさせられたりやるせない気持ちになったり。

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    投稿日: 2011.02.18
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    渡辺謙主演で映画になった「明日の記憶」で有名な萩原浩の作品です。 1000年にわたる1本の木をめぐる連作短編集ですが、作家のうまさにうなります。 哀しみと、しみじみとして情愛。 満足の一冊です。

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    投稿日: 2010.12.03
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    萩原浩さんは「さよならバースディ」以来です。 今回はある神木に関する短編小説。 ただその短編も所々話の繋がりはあります。 ボリュームがあって、読み応えがあります。 最初読みだした時、時代小説買ったんだっけ?と一瞬戸惑いましたが のちにその理由がわかります。 文庫本の解説に萩原さんは色々な引き出しを持っているんだなと書かれていますが、まさにおっしゃる通りでこの千年樹、色々な魅力が詰まってます。 個人的には後半にある「バァバの石段」が心に沁みました。

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    投稿日: 2010.11.20
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    千年の時を越えてその樹の周りにいた人間達の様子。 SFホラーと言ってしまうとすごい誤解をうけそうですが一応幽霊っぽいのも出てきます。あまりに悲しいお話で本を閉じる度に毎回暫く途方に暮れます。『重い』です。各章の主人公死亡率が高すぎて泣けた。泣けるホラーってそういう事か...でもすごく良い話もありました。面白かったです。

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    投稿日: 2010.11.11
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    村に千年生きているだろうというクスの樹の周りで起きる物語。 クスの樹が何かを語るわけではないが、人々にいろんな影響を与える。 数回、クスの樹の化身と思える白い童子が登場するが、はしゃぐだけ。読後、怖く感じる話もあり、氏の小説としては一興。

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    投稿日: 2010.10.02
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    樹齢千年といわれる、あるもみの木にまつわる連作短編集。 登場人物たちを通じて、千年もの時空を行き来しながら 現代と過去の出来事に思いを巡らす壮大な物語。切ない話も多い。

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    投稿日: 2010.09.15
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    読み終わった直後、再読していました。 千年の樹齢を持つくすの木を廻って、その周囲に息づく人たちの話。時代もばらばら、暮らしもばらばら、性格もばらばら、それでも一生懸命生きている人たちの話です。 いつの時代でも似たようなことが繰り返されたり、昔の話が要約されて現代に伝わっていたり、ばらばらなようで繋がっています。現代に生きる人たちは、同じ町だけあってどこかそれぞれ繋がっていたのが、読んでいて「この人こうなったのかー」と面白かったです。 樹は大きく人を包み込んでいるのだよ、というファンタジックな話かと思いきや、全く正反対、一生き物としての樹木の目から人を見ているので、かえって重いです。 最初のくすの木誕生にしてもそうですし、「萌芽」や「郭公の巣」などはぞっとするどころでは済まないです。 けれども、切なかったりじんときたりする悲劇も多く、ああ、人間ってこんなんだなあ、と思わされました。 それにしても、荻原さんの書くもののバリュエーションの豊富さには驚かされてばかりです。

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    投稿日: 2010.08.16
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    ぞっとしたり哀しかったり考えさせられたり。久々に読書で満腹感がきたわ。バァバの石段では人前なこと忘れて泣きました。

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    投稿日: 2010.08.10
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    いつの時代も、人間は愚かな面がある。 自分の欲望に従って、他人を蹴落としてでも突き進んでみたり。 心あたたまる話もあったのが良かった。 でも、元気がない時には読みたくないかも。

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    投稿日: 2010.07.29
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    すごく良かった。樹齢千年といわれる大樹にまつわる古今の物語が対になっている構成で、さらに同じ幼稚園たっだ子供が年代を経て各短編にリンクして出てくるので面白かった。時系列ではないので、ちょっと考えながら読まなくてはいけないが、それもまたいい感じだった。 「瓶詰の約束」が、一番心に残った。 太古の昔-戦国時代-凶作で我が子を手にかけなくてはいけなかった時代~等、懸命に生きた昔の人に想いを馳せないではいられない。

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    投稿日: 2010.07.27
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    それぞれの登場人物が他の話と繋がっていて面白かったけど、繋がりすぎている感じがした。 大きな木の前では人は小さな存在だけど、みんな一生懸命生きているんだって思えた。

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    投稿日: 2010.07.25
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    大きな木の周りで起こるできごとのお話 荻原さんの文章やっぱり好き 無駄なく美しく嫌味じゃない 素晴らしい〜わぁ〜 静かに流れる木の長い一生と いろんな時代の人間の激動の様子が 静と動って感じで良かったです 怖い話も感動する話もあります

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    投稿日: 2010.07.22
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    荻原浩さんの小説を初めて読みました。 一本の大樹にまつわるお話。短編ですが大樹がすべてのお話をつないでいます。 個人的には「バァバの石段」が一番すきです。

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    投稿日: 2010.07.01
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    短編としても読めるけれど、ページが進むほど前の話が繋がっていくストーリー。 最初は、もっと先が読みたいと思って読んでいましたが、次第に読むにつれて、先が怖くなってしまったので、星を1つ減らしました。(怖いのは苦手なので) 1番最後まで読むと、怖さや切なさなどが一緒くたになって鳥肌が立ちました。 ちょっぴり怖いですが、何度読んでも、その都度新しい発見が出来る、お勧めの話です。

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    投稿日: 2010.06.28
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    一本の巨木を通して人間たちを見つめる短編集。 荻原浩さんの作品何作か読んで好きだったので読んでみた。 なんかちょっと荻原さんの作品にしては理屈っぽい感じがして入り込めなかった。 個人的には「バァバの石段」が一番良かったかな。

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    投稿日: 2010.06.16
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    荻原さんはグロイことや怖いことを書いても最後はハッピーエンドだとおもいきや。おもったより黒い感じでした。こういうのもかけるのか。。。

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    投稿日: 2010.06.10
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    一本の大木と関わる、昔と今を絡めた小説。 特に昔の時代の人のとてもひもじい生活姿を見ると 心が痛むが、

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    投稿日: 2010.06.10
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    たくさんの人々の記憶が刻みつけられている木。関東地方に根を張る推定樹齢千年のクスノキ。平安時代から始まり、戦前、戦中、現代へとつながる長い時のなかで、この木にまつわる、時代や性別を超えた多数人の忘れがたい思い出が生まれている。これらをギュッと絞って凝縮した上、加工したような本書。深い味わいがある。人間の営みを感じる。壮大。 じいちゃんのじいちゃん、そのまたじいちゃんの時代でも、まだ千年には遠く及ばない。200年前くらいの出来事だろう。それでも、人間の価値観や生活様式などは大幅に変遷している。本書のなかで、危篤状態に陥ったおばあちゃんと孫娘の話(タイトル『バァバの石段』)があり、バァバとの会話を病室で思い出した孫娘は当時の心境を振り返る。 「親に決められた結婚。好きでもない男と、ある日突然、同じ家に住む。愛してなんかいないのに、その日からセックスをする。しかも子どもまで産んでしまう。何人も。ほとんどホラーだ。それが二十世紀の、つい数十年前の、自分がよく知っている人たちが経験してきた出来事だなんて、真樹の頭では理解できなかった」 数十年間でも大きく変わる。そんなこと前々から知っていたのに改めて驚かされるのは、本書の主人公・千年樹のせいだろう。毎年のように枝を伸ばして葉を茂らせ、冬になると不要な分だけ落葉、地下ではゆっくりとしっかりと根をはっていく。千年間、同じようなライフスタイルを繰り返す。限りなく静。木が不動の存在としてそこにあるからこそ、人々の“動”がよくみえる。千年樹が、登場人物たちを映す鏡、または優しい眼差しを投げかける母親の、役割を演じているように感じた。 本書は8つの短編を収録。1編につき2つの話が交錯しており、(登場人物の重複はあるが)計16個の人間ドラマが楽しめる。また時間を置いて読み返したくなる本だ。

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    投稿日: 2010.06.02
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    大木が見てきた歴史から繋ぐ8つの短編集。面白かったが、荻原浩は短編より長編の方が面白いかも。 とは言いつつも、一気に読ませる感じは文章が馴染みやすく上手いんだろうなと思う。 戦争、恋、貧困、イジメ、などいつの時代もある意味、人にとって変わらないテーマを繰り返し見る樹木ってどんな気分なんだろう…(木に気持ちがあれば、だけど)

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    投稿日: 2010.05.26
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    短編集ですが、物語の構成をすべて統一していて、それぞれの インパクトが強いので、全体的に印象を打ち消しあっている ような気がする。 但し、一編一編の物語はよく出来ていて深い。

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    投稿日: 2010.05.15
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     連作短編集。  山中に聳える大楠の巨木。樹齢千年を数えるといわれるその大楠は、人々の営みを見つめ続けていた。  地方に官吏として赴任し、地方豪族に裏切られて樹海をさまよう貴人。心中の相手を待っている女郎。空襲にあい、いままさに焼夷弾に焼かれようとしている少年。貧しい農村に産まれ、わが子を育てきれずに池に沈めようとする女。大楠を神木と祀る神社が経営する幼稚園で働く保育士。経営が立ち行かなくなり無人社となった神社の境内で、やってこない恋人を待つ女性……  千年前から現代にいたるまでの、大楠にまつわるさまざまな人々のエピソードが絡まりあい、時空を超えて出会う。  連作短編集の形式をとって、過去と現(近)代のエピソードを交互にいったりきたりしながら、徐々に全体の時系列が進んでいくという構成。それぞれの短編の中で、過去と未来のふたつのストーリーが絡み合い、対比をなしています。  荻原さんって、ハートフルな人情ものからどたばたコメディ、サラリーマン小説、ホラー、凄惨な事件にまつわる重たいミステリエトセトラ……と、本当に幅広いタッチをもつ作家さんなんですが、その中で本作はかなり重いほうで、ほろ苦くてやるせないエピソードが多かったです。

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    投稿日: 2010.05.01
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    うーん、もう一歩。 設定は好きだけど読みごたえがあまりなかった。 全部の話が盛り上がりかけて終わったようなかんじ。 あとからあれこれ想像が膨らむこともなく・・・。 好みの問題なんですかね。

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    投稿日: 2010.04.05
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    どこかの田舎にある、大きい木の下で 繰り返す人の営みのお話。 どこかで誰かと、時間を越えて絡み合ってます。 滑稽な場面ほど、どこか切なくて怖くなる場面になるのは なぜでしょう? ネットリとした感触がありました。

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    投稿日: 2010.04.04