70~80年代の日本映画の雰囲気が濃厚
70~80年代の日本映画の雰囲気が濃厚な作品ですが、今読んでも、却って時代のもつ空気の差を楽しめるのではないでしょうか? 登場人物の動機付けに説得力が欠ける点や、ややご都合主義的な展開がマイナスポイントですが、主人公のストイックで非情な価値観など、登場人物のキャラクターは良く描き分けられているのではないでしょうか。 ご都合主義と書きましたが、その一方で物語りはさくさくと進み、読者を飽きさせないつくりとなっているので、読んで損は無いと思います。