昔少年チャンピオンで連載してたと思いますがその頃はまだ子供でこんなに面白いとは思いませんでした。

小学生の頃読んだ時は本当に怖かったです。そして同時に危険な漫画でもありました。 私は当時、この漫画と同作者の「うしろの百太郎」を読んで本気で幽霊の存在を信じてしまいました。本筋のストーリー部分を除く、枝葉の説明、解説部分については新聞記事や著名人の言葉、実際に作者本人がインタビューした目撃者の証言等を引用して、本当にあったことの如く描かれているからです。(作者本人が心霊研究家と名乗っていますので本人は研究した「事実」を描いているのかもしれません。) この手法はまず自分が信じる答えがあって、膨大な資料の中から妥当性や証言の真偽は無視し、自分にとって都合の良い箇所、都合のいい証言のみを切り出して、あたかも真実の如く創り出すという、どこかで聞いたことのある手段だということは、今でこそ理解できますが当時はそのまんま丸呑みしてしまいました。これこそ真の恐怖かもしれません。 幽霊のいるいないは別問題として、その点を十分理解したうえで読んでもらえると、読み物としてはたいへん面白いのでお勧めします。その他にも同作者の作品として「呪凶介PSI霊査室」、「メギドの火」等もお勧めです。色々書きましたが、結局好きなんです(笑)

未来を知ることができる新聞 それは呪いの新聞だった．．． 未来を知るための代償に寿命が100日縮むのです それにより即死の事故を回避できたりもできるんだけども．．． 読みたくなくても新聞は毎晩届く．．． 読みたくなくても新聞は毎日見せられる．．． 毎日が恐怖なのです．．．

これと、亡霊学級と百太郎と七不思議が6歳のころの私のトラウマです。 その中でも、この恐怖新聞はダントツで怖かったです。つのだ漫画の、ラストに行くにつれてカオスになっていくという展開も顕著だし……。 幻想怪奇とか耽美ちっくな雰囲気とは対極にある、徹底的に生理的嫌悪感をつくホラーとしてはよくできてると思います。 しかしいやだいやだと思いながらも、繰り返し見てしまうのはなんでだろう。