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スチームヘヴン・フリークス
スチームヘヴン・フリークス
伊崎喬助、凱/小学館
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総合評価

5件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭のエピソードが、読者に混乱を誘うばかりで、むしろ話に入りにくくさせてしまったようには感じた。最後まで読めば、けっこうべたなストーリーなんだけど、敵キャラやライバルキャラなども含め、スチームパンクの雰囲気はよく生かせていた。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    本格スチームパンク風のライトノベル。まず目を見張るのはその世界観の構築ぶりだろう。ピストンの音や歯車の軋みが聞こえてきそうなほどの描写力に加えて、専門用語は多いものの、その説明がストーリーに溶け込んでいるため説明臭さはほとんど感じなかった。雰囲気を盛り上げるための用語と、話に関わる設定としての用語を上手く切り分けて扱えていた感じがする。ストーリーテリングの力量も高く、伏線も丁寧に張っているのは好感が持てる。しかし冒頭で少女を助けるキャラクターが実は主人公ではないというミスリードは、ラノベ特有のイラストと人物紹介のせいで台無しになってしまったのが非常に残念。イラストも好みが分かれる上、いまいちイラスト化する場面と作中の盛り上がりが噛み合ってなかったように思える。また、キャラクターも平凡ではないものの、魅力は乏しく、設定による書き割りめいた感じは拭えなかった。総じて、ストーリー、世界観、構成力は群を抜いて素晴らしいものの、キャラクターとイラストという、ライトノベルのお家芸の所でかなり割りを食った作品であるといえよう。

    1
    投稿日: 2019.05.28
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    特殊な力でマッドサイエンティストとかの悪から街を守る活劇もの 部分ごとの描写はわるくないが 全体としてこれという売りがなく半端 すごくガガガ文庫らしいというかジャンプ掲載作品にはなれない二級感 緩急が足りない

    0
    投稿日: 2018.10.25
  • ワイワイと楽しいアクション

    新人賞応募作です。凄く良いです。おおまかな流れとしては、謎を抱えた男を二人組の荒事解決屋が追うのだけど、男を狙うマフィアとのバトルや、荒事解決屋と因縁のあるヒーローが乱入してきて大騒ぎになる、というストーリーです。 話がゴチャゴチャしていて不要なキャラもいっぱい出てくるので、整理されていない感があるんですが、逆にはまっています。色んなキャラが入り乱れるところが、スチームパンクの猥雑な町の印象にとても合っているんです。多分、意図的に狙ったことじゃなくて、新人賞応募作なのでとりあえず面白そうなものを全部ブチ込みましたという成り立ちが、スチームパンクの世界観にマッチしたんでしょうね。 それから、個々のキャラがテンプレながら生き生きしています。トライデントとかかなりありきたりな造形なんですが、一流料理人が我が家でメシをつくったら、ありふれた材料を使って普通の飯なのに衝撃的なうまさみたいな。 本作は、複数のサブプロットがポンポン切り替わりながら進行するのですが、キャラとサブプロットがなじみのあるテンプレなので、ストーリーに集中出来て悩むことがなく、よく出来たアニメのドタバタアクションをみているような爽快感があります。 ラノベアクション好きに無条件でオススメです。

    0
    投稿日: 2015.04.19
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    意外と話が小さくまとまってしまったな、というのが素直な感想。小さな出来事から大きなスケールの話が引き起こされるのは良くある展開だけれど、終わりまでそれに呼応して小さくなってしまったよう。

    0
    投稿日: 2014.09.26