
総合評価
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powered by ブクログナツイチ2014より。この小冊子がなければ読むことはなかったでしょう。 国語の授業で習った気がするけどどの部分だったのか覚えていない。 源氏の死の章「雲隠(くもがくれ)」についても書かれているが、そこが紫式部という女性を際立たせている。流し読みをしていたけどそこを読んで「源氏物語」に興味をそそられた。 たしか角田光代さんが現代語訳を執筆していたからいつか読んでみたい。
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ新しい視点で源氏物語を解釈した本 面白いけれど、三浦しをんさんの解説ありき、かなぁと思った。そこまで読んで、飲み込めた感じがするので… 感性の違いと言えばそれまでだが、そうかなぁ?という点も多かったし、逆に男性の視点だとどうなの?と考えたりした。
4投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ巻末の各帖のあらすじと人物相関図がとても分かりやすい。 源氏物語を作者の紫式部自身の欲望から読み解いていく面白い本。 “都会に住みたい”“専業主婦になりたい”という現実的なものや“娘に幸せになってほしい”という切実なもの、はたまた“いじめたい”“ブスを笑いたい”というド直球ストレート過ぎる欲望まで、全20のあらゆる欲望が酒井先生によって露にされている。この≪欲望≫、紫式部に限らずとも個人差はあれ全女性に備わっているものなのかも。
1投稿日: 2022.10.24
powered by ブクログ本屋さんでタイトルに目がとまり、思わず手に取りました。 紫式部の決して表に出すことができない心の内にある欲望や願望などを代弁させるがごとく描かれたのではないかと。でも、本著を読んで、私が思ったのは、紫式部同様に著者である酒井順子さんの欲望でもあるという事。 何度かトライするもいつも挫折してしまう源氏物語。大まかなあらすじがわかったところで、まずは現代語訳のでも読んでみようかなぁ。いろんな方が書かれてるけど、どなたのがいいだろう。
0投稿日: 2022.10.22
powered by ブクログめちゃくちゃ楽しかった。源氏物語読みたいなと思いつつ読まずにきてたけど、今すぐ読みたくなった。 すごい共感できるフレーズばっかりで原作に期待しか持たせないエッセイ。
0投稿日: 2022.06.15
powered by ブクログもう何度読んだかわかりませんが、再読。 源氏物語読んだけど難しかった、という人も、源氏物語って古くて難しそう、という人もぜひ読んでほしい本です。 全然難しくないじゃん、今と悩みは同じじゃんと思うはずです。 平安の時代と違って、人生を自分で選択できる時代に生きる私たちは、選択できる辛さも感じながら、選択できることを楽しんで自分だけの人生を歩んでいきたいものだと思ったところです。
2投稿日: 2019.04.29
powered by ブクログ紫式部は、どのような気持ちで、光源氏の人物設定を考え、動かしたのでしょうか。源氏物語が政治的に利用されていたことはよく知られていますが、紫式部自身が物語の筋をどのように考えたのかということは、想像にゆだねられる部分が大きいと思います。作者は、「紫式部は、自分自身の欲望を光源氏に行動に移させることで満たしていったのだ」という大胆な仮説を立て、源氏物語の様々な場面をエッセイ形式で紹介しています。 作者の、女性ならではの鋭い指摘やユーモアセンスに、思わず笑ってしまいます。
1投稿日: 2019.01.17
powered by ブクログなかなか筆者である紫式部がどのような欲望から源氏物語を書いたのか考えることはなかったので面白い視点から読めた。強引に迫られたい、出家したい、待っていてほしいはよくわかる。常々思っていたのは、紫式部が源氏に対して愛がないなぁということ。それも、もしも道長=源氏だとするとなんとなくわかる。愛も憎しみもあるということなのだろうか。最後の最後で源氏を1人取り残す形をとったのはつまり紫式部の愛と憎しみの結果だと思うわけです。
0投稿日: 2017.07.25
powered by ブクログ源氏物語をいろんな観点でみるのは、とても興味深いです。 紫式部の人生を辿ると、源氏物語がもっと奥行きのある作品になります。
0投稿日: 2017.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本の代表的古典「源氏物語」を「作者の欲望」という視点で解説。時代が変わっても女性の心の奥底にある欲望はあまりか変わらないのかも、と思わせてくれます。今まで影が薄く感じた朱雀帝の魅力を発見。たしかに一緒にいるなら光源氏より朱雀帝のほうがいいな。
0投稿日: 2016.01.30
powered by ブクログ酒井順子「紫式部の欲望」読了。「源氏物語」で描かれている事象は、作者である紫式部の欲望が反映されたものであると見て、論を展開。要するに作家論なわけです。「源氏物語」は作品論やテクスト論は数多あるけれど、作家論として紐解いたものを見た事がなかったので、非常に興味深かったᵋ̈⃝͚
0投稿日: 2015.12.19
powered by ブクログ源氏物語そそれぞれのエピソードをなんでもかんでも紫式部の欲望と絡めるのはどうかと思うけども、面白かった。 納得出来るものも出来ないものも、いちいち共感したりつっこんだりしながら、源氏物語の世界に触れることが出来る。 光源氏に対する世の女性陣の嫌悪批判憧れ含め、源氏物語はいつまでも色褪せることなく、読者を魅了する名作なんだと再認識した。
0投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログ私のような古典素人には、源氏物語を原文で読むというのはとてもハードルが高いのだけれど、幸いなことに、いくつもの現代語訳が出ている。 漫画もあるし。 それを読むと、平安時代も現代も、男女の有り様や、働く女性の有り様など、あまり変わっていない事が分かる。 そして、女流作家の有り様も。 創作活動というものは“書きたい!”という衝動があるから起こるのである。 何が書きたくて、紫式部はこのエピソードを書いたのか? そういう本。 源氏物語はよく分からない、という人にオススメしたい入門書の一つである。
1投稿日: 2015.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現代に生きる私たちからすれば、不可解に見える『源氏物語』でのあれそれも、その当時を生きた紫式部の視線から見れば理解できるのではと思った。 『いじめたい』の章に出てくる、田舎者の代名詞「近江の君」も、現代の感覚でいえば 素直で元気があって可愛い 近江弁も可愛い とうつってしまうんだよね……。 平安貴族って、実はかなり意地悪だったんじゃなかろうか。
0投稿日: 2015.01.02「読む」ということの中にも欲望は表れる
酒井順子は『負け犬の遠吠え』という本で有名になった人である。 どんなに美人で仕事ができても、30代で未婚・子なしの女は負け犬、という、あの話である。 著者自身が「負け犬」そのものであるので、自信の裏返しのような自虐、 そのベースとなる鋭い観察力と表現力を持った人だな、と感心した覚えあり。 そんな酒井順子が平安時代の才女・紫式部にざっくり斬り込んだのが本書。 からっとした気質の清少納言はエッセイという手段で自分を表現した。 が、じめじめした気質の紫式部は、フィクションというフィルターを通して 自分の欲望を表現した。では、その欲望とは?というのが内容。 「ブスを笑いたい」「頭がいいと思われたい」「専業主婦になりたい」 「秘密をばらしたい」「モテ男を不幸にしたい」 などなど、現代人も心の奥底にどこか持っているような見出しが目次に並ぶ。 確かに。源氏物語の登場人物は結構意地が悪いし、 物語の構成自体も意地が悪い。 が、それはとても慎重で上品(故に余計にたちが悪いかも)ないじめである。 著者はこう言う。 光があれば、必ずできるのが、影。 紫式部は、その影を描くのが上手な人でありました。 しかし、それと気付かれぬように対象をいじめるというのは、 さすが都人と言うしかない。 明らかに本人を傷つけながらいじめ行為に精を出す今の人々を見たら、 紫式部はきっと、「田舎者ね」と笑うことでしょう。 えーっと、そうなんでしょうけど、紫式部による巧妙ないじめに気付くことも、 その意地悪さを使って皮肉を言うところも、 酒井さんが意地悪じゃないか、と思う(←褒め言葉) 何度も何度も「出家する」と言いつつ、結局しなかった源氏。 酒井さんにかかると 「俺、会社を辞めようと思うんだよね・・・」 としょっちゅう口にしながらも絶対に辞めない人みたい、となる(笑) そして、周りの女性は潔く出家していく。 源氏だけ何かかっこ悪い(苦笑) 源氏を「取り残される男」にすることこそ、源氏に対する紫式部の最大の復讐である、 と考える酒井さん。なるほど-!ざまあみろってやつですね(笑) 読んでいて思ったのが、「紫式部の欲望」であり、「酒井順子の欲望」だな、と。 人間、ものを書くときも自分の欲望が現れるが、 その読み方にもやはり欲望が現れる。 小説の人物に共感したりざまあみろ、と思うこと自体が、欲望の表出なのだろう。 物語というのは、書き手の思った通りには読まれないもの。 100人の読み手がいれば100の物語ができる。 私は、源氏物語が好きなので、他の人がどんな風に読んでいるのかを知ること自体、楽しい。 酒井順子が好きな人にはもちろんだが、 自分とは違った源氏の読み方を求めている人にもおすすめする。
16投稿日: 2014.12.19
powered by ブクログすっごい面白かった。 紫式部の「欲望」に焦点を当てて、源氏物語を解説したもの。 あらすじは知っていても、なんとなく遠い存在だった源氏物語が、酒井順子の視点で、見事に私たち女子の身近になった感じ。「そういう見方で読むとこんなに面白かったのか!!」と目からウロコ。 そして三浦しをんの解説も素晴らしい。「そうそう、こういうことを言いたかったのよ!」って、ガンガンうなづく。作家やエッセイストって、視点だったり文章力だったり、ほんと一流だな……と思った本だった。
0投稿日: 2014.11.07
powered by ブクログ酒井順子の文体は正直言ってあまり好きではないのだけれど、彼女のエッセイは着眼点が面白いのでけっこう読んでいる。知ったかぶりで古典を評論しているのではなく、ちゃんと自分で原文を読む努力をしている姿勢は大いに買う。私なんか『源氏物語』の大ファンであるくせに、原文はほんのちょっとしか読んだことない(笑) 私が子供向け伝記シリーズで紫式部のことを知ったのは小学校2年生くらいの頃。実家にあった谷崎新々訳の『源氏物語』を読み始めたのが小4くらいの頃(谷崎訳を読了したのは25歳の時!)。実家にあった『源氏物語の謎』的なタイトルの新書を読んだのは小6くらいの頃。その新書で、『源氏物語』の作者が紫式部だというのは最も有力な仮説のひとつにすぎないということを知った。大多数の文学者や歴史家はその説を支持しているが、反対を唱える人々も根強くいたらしく、その理由の1つとして「千年前にはこれ以外、世界中のどこにもこんな大小説は存在していなかった。男にさえできなかった偉業が女の紫式部にできるわけがない」……ってなことをまことしやかに書いてあってドン引きしたことを鮮明に覚えている。王として君臨してピラミッドを建造したとか、他民族を征服したとかならいざ知らず、小説書くのに男と女の違いなんてあるもんか!!と、小学生の私にすら噴飯ものの意見に思えたのだが、その後そんな感じの評論をけっこう目にした覚えがある。今はもうそんなバカな根拠の意見をぶち上げるヤツはいないだろうが(内心そう思っていたとしても、フェミニストに突き上げられることはわかりきっているから言わないだろう)。 作者が本当に紫式部なのかどうかは、たぶん確定的な証拠はないのであろう。しかし『源氏物語』はどう考えても女の作品だ。男にこんな小説書けっこないって。その理由をこと細かに具体的に解説しているのが本書だと思う。
0投稿日: 2014.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書店で見かけてタイトルにぎょっとした本。でも読んでみると、さらっと読める。紫式部に関する文献や代表作「源氏物語」を読み解いて、紫式部の中にあった欲望を生々しく描いたエッセイ。生々しいのだけれど、笑える箇所が何か所もある。正直な感想は、「人っていつの時代も変わらないなぁ」という事。あと、個人的に紫式部みたいな人とは面倒くさくて付き合うのは無理そう(笑)。
0投稿日: 2014.10.18
powered by ブクログ日本の誇るべき文学である、源氏物語。 ものすごい、ものすごい話だな! いや学校で習った程度の知識はもっているつもりだったけど…しかしそれにしたって、こんな乱痴気騒ぎを知らずに誇っていたのかい私たち。 今度ちゃんと読んでみよう。
0投稿日: 2014.09.25
powered by ブクログ『源氏物語』に登場する様々なシチュエーションは作者である紫式部の秘めた欲望が描かせた、というのは面白い着眼点で納得できる点も多い。ただ好みかどうかは微妙な感じ。
0投稿日: 2014.09.08
powered by ブクログ酒井順子さん好きなので手にとったら、解説が三浦しをんさんという、何とも一粒で二度おいしい・・・ー冊でした。 三浦さんの解説で「ぶほっ」と吹き出し、酒井さんの「ブス責め」「出家プレイ」でまた「ぶほっ」と噴き出すという。 1000年前の人が身近に感じられる一冊です。
0投稿日: 2014.08.16
powered by ブクログ紫式部って清少納言と比較されては、みんなからじめじめっとした性格でちょっとな…て言われてた人でしょ、なーんて自分の考えが残念に思えた!知的で真面目な女性だったのだ。 そんな性格が息苦しかったひとりの女性が、文字通り、欲望を詰め込んだ物語が、源氏物語。ただのイケメン浮気物語ではない。まーた自分の勝手な考え方に、残念!
0投稿日: 2014.07.13
powered by ブクログ『本書を読むと、うなずきすぎて首がむちうちになる』 という帯の言葉につられて買って読んだが、正直そこまでではないかも。 作品から作者を紐解くっていうのはよくある手だし、源氏物語だけで紫式部の人格まで語って、尚且つそれを現代の女性に当てはめるっていうのも、面白いんだけど何か違う気がする。 というより、この手の話はもう尽くされてる感があるから、もうちょっと捻りが欲しかったなぁ。
0投稿日: 2014.07.03
powered by ブクログ共感する。 自分の欲望をストレート出さずに登場人物にさせてスッキリする手法に、改めて紫式部の凄さを感じる。 三浦しをんの解説もいい。
0投稿日: 2014.05.25
