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天智と天武-新説・日本書紀-(11)
天智と天武-新説・日本書紀-(11)
園村昌弘、中村真理子/小学館
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総合評価

4件)
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    行信による入鹿怨霊鎮魂、封印から第一回につながるところまで。 最終回が良い。 中大兄と大海人を描いているところは好き。 話全体のベースは、梅原猛、井沢元彦の流れの怨霊とその鎮魂、徳の諡。 勝者の歴史で敗者を鎮魂する。 法隆寺や聖徳太子の不思議な部分をうまく絡めて、扶桑略記などの話も盛り込んだ形。 でもやっぱり、中大兄と大海人の愛憎部分がいちばん面白かった。

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    投稿日: 2019.03.21
  • 狂気の行きつくところに……

    10巻・11巻で副題「新説・日本書紀」の意味が明らかになってくる。 9巻までのどこかで「何事!?」と挫折しかけた人も、最後まで読んで欲しい。 ラスト2巻で描かれるのは、今まで繰り広げられてきた「何事!?」な歴史が、我々の知る「歴史」へと書き換えられる過程(もちろんこれもフィクション)。 フィクションではありながら、歴史が勝者によって書き換えられていくことはしばしば行われることであるだけに、一定のリアリティを持つ。しかし、この兄弟の異常な熱気を伴う愛憎を、リアリティの枠組みに治めず、最後まで狂気を維持した(妙な言い方ではあるが)ところも圧巻。 そして、このタイトルで最終巻なので、もちろん、最後は「あの二人」が飾ってくれる。その演出も、ここまで読んできた人には涙ものだと思う。

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    投稿日: 2018.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    兄弟もツボなんですが…なんていうか…姉妹もかわいい。旦那一緒ってのもいいしそれで互いに嫉妬してるんじゃなくて一緒に寝てるんだぜこの姉妹ちょうかわ…。

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    投稿日: 2017.06.24
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    ついに完結。こう終わるのかあ。めっちゃよかった。帯がまた、いい。殺しあっても永遠の愛。くぅ〜、いいわあ。

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    投稿日: 2016.09.03